JP2008188530A - 塗布装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板と塗布ノズル先端との距離を常時正確に測定することができる塗布装置を提供する。
【解決手段】測定手段を構成する距離センサ31は、光軸と直交する面におけるスポット形状が直線状のライン光Lの少なくとも一部が下基板W1の上面W1aに常時照射されるように、シール材Rを塗布するパターン及び塗布を開始する点の位置を考慮して設定される。そして、測定手段を構成する制御装置は、ライン光Lの反射光を受光する2次元撮像素子としてのCCDイメージセンサ35から電気信号として出力された画像データから下基板W1の上面W1aからの反射光のデータを抽出して、下基板W1の上面W1aと塗布ノズル先端との距離の測定をする。
【選択図】図2

Description

本発明は、基板と液体材料を吐出する塗布ノズルとを相対的に移動させることで該基板上に液体材料を所望のパターンに塗布する塗布装置に関するものである。
この種の塗布装置では、描画する対象となる基板に撓みが生じていると、基板と塗布ノズルとの相対的な移動に伴い該基板とノズル先端との距離が変動するため、液体材料の塗布液量、塗布形状(液体材料の幅)等に変動が生じて所望のパターンを描画することが困難となる。そこで、従来の塗布装置では、基板とノズル先端との間の距離を測定する距離センサを備え、この距離センサの測定結果に基づき塗布ノズルを昇降させることで、基板とノズル先端との距離を一定に保ちつつ液体材料を塗布している。
しかしながら、このような塗布装置において、既に塗布した液体材料等の既設物上で基板とノズル先端との距離が測定されると、その既設物の厚み分だけその測定に誤差が生じ、その誤差を含めて塗布ノズルを昇降させるために塗布液量、塗布形状等が変動してしまうという問題があった。
そこで、この問題点を解消する技術として、例えば特許文献1に開示されるものがある。特許文献1では、基板とノズル先端との相対移動軌跡中の少なくとも既知の1箇所で、予めの入力に基づく制御手段からの信号により距離センサによる測定を中断して塗布ノズルの昇降を行うアクチュエータを不作動状態となるようにしている。このため、上記相対移動軌跡中における既設物上に距離センサの測定点が重なる箇所で上記アクチュエータが不作動状態となるように予め入力することで、既設物上での測定を回避して塗布ノズルの不要な昇降を防止することが可能になっている。
特許第2774785号公報
しかしながら、上記特許文献1の塗布装置において、距離センサによる測定を中断して塗布ノズルの昇降を行うアクチュエータを不作動状態としている間は、基板の歪みに合わせて基板と塗布ノズル先端との距離を一定に保つことができない。また、測定を中断する箇所を予め設定しなければならないため、設定ミスが発生すると既設物と塗布ノズル先端との間の距離を測定してしまい、基板と塗布ノズル先端との距離を一定に保つことができない。このため、液体材料の塗布液量、塗布形状等に変動が生じて所望のパターンを描画することが困難となり、この点において、なお改善の余地を残すものとなっていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、基板と塗布ノズル先端との距離を常時正確に測定することができる塗布装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、上面に基板が固定されるステージと、前記基板の上方に配置され該基板と相対移動する塗布ノズルと、前記塗布ノズルと一体的に相対移動し前記基板と前記塗布ノズル先端との間の距離を測定する測定手段とを備え、前記塗布ノズルの先端から吐出させた液体材料を前記基板上に塗布するとともに前記測定手段の測定結果に基づく前記塗布ノズルの昇降変位により前記距離を一定に保ちつつ前記基板と前記塗布ノズルとを相対的に移動させて前記基板上面の液体材料を所望の形状に形成する塗布装置であって、前記測定手段は、光軸と直交する面におけるスポット形状が直線状であるライン光を前記基板に向けて照射するとともに前記基板との相対移動中において前記ライン光の少なくとも一部が前記基板上面に常時照射されるように設定された投光部と、前記基板における前記ライン光の反射光を受光しその受光位置に応じた画像データを電気信号として出力する2次元撮像素子と、を備え、前記画像データから前記基板上面に塗布された前記液体材料表面からの反射光のデータを除外し、前記基板上面からの反射光のデータを抽出して前記基板と前記塗布ノズル先端との間の距離を測定することをその要旨とする。
この発明では、測定手段の投光部は、光軸と直交する面におけるスポット形状が直線状であるライン光の少なくとも一部が基板上面に常時照射されるように、基板上面に液体材料で形成する所望の形状を考慮して設定される。そして、測定手段は、ライン光の反射光を受光する2次元撮像素子から電気信号として出力された画像データから基板上面からの反射光のデータを抽出して基板と塗布ノズル先端との間の距離を測定する。これにより、基板と塗布ノズルとの相対移動中において、ライン光が既に塗布した液体材料等の既設物上に照射されたとしても、その既設物からの反射光のデータは測定に反映されずに基板上面からの反射光のみのデータが抽出されるため、基板と塗布ノズル先端との距離を常時正確に測定することが可能である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の塗布装置において、前記基板と前記塗布ノズルとは、該基板上面と平行な面方向における互いに直交する2方向に相対移動し、前記測定手段は、前記基板上面に現れる前記ライン光のスポットの形状が前記2方向に対して斜めとなるように該ライン光を照射することをその要旨とする。
この発明では、測定手段は、基板と塗布ノズルとが相対的に移動可能な直交する2方向に対して、基板上面に現れるライン光のスポット形状が斜めとなるように該ライン光を照射する。これにより、該2方向に塗布された液体材料に対してライン光のスポット形状が斜めとなるため、基板と塗布ノズルとの相対移動中において確実にライン光の少なくとも一部を基板上面に常時照射することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の塗布装置において、前記測定手段は、前記2次元撮像素子から出力された前記ライン光の反射光の画像データに基づき、前記基板上面からの反射光のデータと前記基板上面に塗布された前記液体材料表面からの反射光のデータとを判別する判別手段を備えたことをその要旨とする。
この発明では、基板上面に向けて投光されたライン光が液体材料にも照射される場合に、判別手段が基板上面からの反射光のデータと液体材料表面からの反射光のデータとを判別することで、基板上面からの反射光のデータを抽出可能となっている。このため、自動的に基板上面からの反射光のデータを抽出することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の塗布装置において、前記判別手段は、前記ライン光の画像データと予め設定された閾値とを比較し、該比較結果に基づいて前記基板上面からの反射光のデータと前記基板上面に塗布された前記液体材料表面からの反射光のデータとを判別する、ことをその要旨とする。
この発明では、判別手段は、ライン光の反射光を受光した画像データと予め設定された閾値とを比較し、その比較結果に基づいて基板上面からの反射光のデータと液体材料表面からの反射光のデータとを判別するようになっている。このため、自動的に基板上面からの反射光のデータを抽出することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の塗布装置において、前記基板と前記塗布ノズルとは、該基板上面と平行な面方向における互いに直交する2方向に相対移動し、前記測定手段は、前記塗布ノズル先端を前記基板上面に対して垂直方向に投影した点を通り前記2方向にそれぞれ直線状に延びる2つの軸線のどちらか一方と前記基板上面に現れる前記ライン光のスポットとが互いに交差するように該ライン光を照射し、その交差部分によって分割される前記ライン光の第1照射領域及び第2照射領域の少なくとも一方からの反射光のデータに基づき前記基板と前記塗布ノズル先端との間の距離を測定することをその要旨とする。
この発明では、基板と塗布ノズルとの相対的な移動軌跡中の所定区間において、第1照射領域及び第2照射領域からの反射光のデータ(又は両方からの反射光のデータ)のいずれに基づいて基板と塗布ノズル先端との間の距離を測定するかを設定することで、基板上面からの反射光のデータを抽出することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の塗布装置において、前記測定手段は、前記基板と前記塗布ノズルとの相対的な移動方向に応じて前記第1照射領域及び前記第2照射領域の少なくとも一方からの反射光のデータに基づき前記基板と前記塗布ノズル先端との間の距離を測定することをその要旨とする。
この発明では、第1照射領域及び第2照射領域からの反射光のデータ(又は両方からの反射光のデータ)のいずれに基づいて前記基板と前記塗布ノズル先端との間の距離を測定するかは、基板と塗布ノズルとの相対的な移動方向に応じて設定される。このため、基板と塗布ノズルとの相対的な移動軌跡を考慮しなくても、自動的に基板上面からの反射光のデータを抽出することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は6に記載の塗布装置において、前記第1照射領域と前記第2照射領域との間には、塗布した前記液体材料の幅よりも大きい間隔が設定されたことをその要旨とする。
この発明では、ライン光の第1照射領域と第2照射領域との間には、塗布した前記液体材料の幅よりも大きい間隔が設定されるため、第1照射領域及び第2照射領域からの反射光のデータに液体材料表面からの反射光のデータが含まれることが防止され、基板と塗布ノズル先端との距離をより正確に測定することができる。
従って、上記記載の発明によれば、基板と塗布ノズル先端との距離を常時正確に測定することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を貼り合わせ基板製造装置のシール描画装置に具体化した第1実施形態を図面に従って説明する。
図1に示す本実施形態のシール描画装置1は、2種類の基板(下基板,上基板)の間に液晶を封入してアクティブマトリクス型液晶表示パネル等を製造する製造ライン(図示略)に備えられている。この貼り合わせ基板製造装置において、シール描画装置1は2枚の基板の対向面(本実施形態では、下基板W1の上面W1a)に光硬化性接着剤を含む液体材料としてのシール材Rを枠状に塗布するシール材塗布工程を行うものである。
シール描画装置1を構成する直方体状の基台11上には、直方体状をなすステージ12が載置されている。このステージ12の上面12aは水平に形成されている。下基板W1はステージ12内に設けられた吸着装置(図示略)にてステージ12との間に介在する気体が吸引されることで発生する真空吸着力によりステージ12上に固定される。
ステージ12が載置された基台11には、ステージ12を跨ぐガントリ13が設けられている。ガントリ13は、基台11から上方に向かって互いに平行に延びる一対の支持脚13aと、2つの支持脚13a間に掛け渡され該支持脚13aの上端同士を連結する連結部13bとによりコ字状をなしている。一対の支持脚13aの基端部は、基台11の上面においてステージ12の両側に該ステージ12に沿って平行に形成された一対の案内溝11a内にそれぞれ挿入されている。そして、ガントリ13は、基台11内に一対の支持脚13aにそれぞれ対応して設けられたy軸アクチュエータ14により、案内溝11aに沿ってy方向(図1における紙面垂直方向)に移動される。
ガントリ13の連結部13bには、x軸アクチュエータ15の駆動力により該連結部13bに沿ってx方向に移動するx軸ベース16が設けられるとともに、該x軸ベース16には、z軸アクチュエータ17の駆動力によりz方向に沿って移動するz軸ベース18が設けられている。尚、x方向はy方向と直交する方向であるとともに、z方向はy方向及びx方向の両方向と直交する方向である。そして、図1においては、左右方向がx方向、上下方向がz方向となっている。このz軸ベース18には、略円筒状のシリンジ21が該z軸ベース18と一体移動可能に取り付けられるとともに、該シリンジ21内には下基板W1に塗布するためのシール材Rが充填されている。シリンジ21の下端部は、下端に向かうに連れてその直径が小さくなる円錐形状に形成されるとともに、その下端にはシール材Rを吐出する塗布ノズル22が取着されている。即ち、z軸ベース18、シリンジ21及び塗布ノズル22は、上記各アクチュエータ14,15,17の駆動によりx方向、y方向及びz方向に移動可能となっている。即ち、下基板W1と塗布ノズル22とは、x方向及びy方向で相対的に移動可能となっている。
シリンジ21が取り付けられたz軸ベース18には、ステージ12上に配置された下基板W1の上面W1aと塗布ノズル22の先端との距離を測定するための測定手段を構成する距離センサ31が固定されている。このため、距離センサ31は同じくz軸ベース18に設けられたシリンジ21(塗布ノズル22)と一体的に移動する。
上記したy軸アクチュエータ14、x軸アクチュエータ15、z軸アクチュエータ17及び距離センサ31は、測定手段を構成する判別手段としての制御装置41と電気的に接続されている。制御装置41は、下基板W1の上面W1aに塗布ノズル22の先端から吐出されるシール材Rにて所望のパターンを描画すべく、各アクチュエータ14,15,17を制御する。また、制御装置41は、前記距離センサ31からの出力信号に基づいて、下基板W1の上面W1aと塗布ノズル22の先端との間の距離を算出する。
図2は距離センサ31を示す模式図である。この図2に示すように、距離センサ31は、レーザ光源32と、投光レンズユニット33と、受光レンズユニット34と、2次元撮像素子としてのCCDイメージセンサ35とからなる。尚、本実施形態では、レーザ光源32と投光レンズユニット33とで投光部を構成している。レーザ光源32から出射されたレーザ光は、投光レンズユニット33により光軸と直交する面におけるスポット形状が直線状のライン光Lに成形された後、下基板W1の上面W1aに向けて照射される。尚、図2では一例として、ライン光Lはその幅方向から見て下基板W1の上面W1aに対して斜めに照射され、その照射された箇所に現れる直線状のスポット52の一部が下基板W1の上面W1aに塗布されたシール材Rと重なっている。
ライン光Lは下基板W1の上面W1aにて反射され、その反射光は受光レンズユニット34を介してCCDイメージセンサ35の受光面35aに受光される。CCDイメージセンサ35は、受光面35aの画素の上下方向(縦方向)の並びが下基板W1の上面W1aの垂直方向に対応するように、且つ、画素の左右方向(横方向)の並びが該上面W1aと平行な面方向に対応するように設けられている。このため、下基板W1の上面W1aと塗布ノズル22先端(距離センサ31)との距離が変動すると、受光面35aにおいて下基板W1の上面W1aで反射されたライン光Lを受光する受光位置は上下方向に移動するようになっている。従って、その反射光の上下方向の受光位置を検出することによって、その上下方向の受光位置に対応する下基板W1の上面W1aと塗布ノズル22先端との距離を測定することが可能となっている。
CCDイメージセンサ35は、その反射光の受光位置に応じた画像データを電気信号として前記制御装置41に出力し、制御装置41はその画像データから下基板W1の上面W1aからの反射光のデータだけを抽出して、下基板W1の上面W1aと塗布ノズル22先端との距離を測定する。詳述すると、制御装置41はその画像データに基づいて、受光面35aの上下方向(縦)に並ぶ画素の列(以下、縦ライン)毎に上下方向の受光位置を検出し、その各縦ラインにおける上下方向の受光位置と予め設定された閾値としての上下方向の所定位置とをそれぞれ比較する。尚、この所定位置は適宜設定可能なものであり、本実施形態では下基板W1の上面W1aに塗布されたシール材Rの高さを考慮して設定される。制御装置41は、その所定位置よりも下側で受光した縦ラインにおける上下方向の受光位置の平均的な位置(平均位置)を検出し、その平均位置に基づいて下基板W1の上面W1aと塗布ノズル22先端との距離を算出する。つまり、制御装置41は所定位置よりも上側で受光した縦ラインからの反射光のデータをシール材R表面からの反射光として除外し、所定位置よりも下側で受光した縦ラインからの反射光のデータを下基板W1の上面W1aからの反射光のデータとして抽出する。尚、この所定位置は下基板W1の上面W1aからの反射光のデータだけを抽出するように設定されるのが望ましい。このようにして、制御装置41はCCDイメージセンサ35から出力されたライン光Lの画像データから、下基板W1の上面W1aからの反射光のデータとシール材R表面からの反射光のデータとを判別し、下基板W1の上面W1aからの反射光のデータに基づいて下基板W1の上面W1aと塗布ノズル22先端との距離を測定する。
上記のようなシール描画装置1によるシール材Rの塗布工程について、図3(a)(b)に従って説明する。
図3(b)には、下基板W1の上面W1aに設定された開始点Aから時計回りに下基板W1の外縁に沿って長方形状に1周してシール材Rを塗布する場合を示す。また、長方形状の実線は塗布ノズル22先端の移動軌跡53を示し、シール材Rはこの移動軌跡53上に塗布される。塗布ノズル22及び距離センサ31の一体移動中においてライン光Lの少なくとも一部が下基板W1の上面W1aに常時照射されるように、塗布するパターン及び塗布を開始する点の位置を考慮してライン光Lが照射する箇所(スポット52)が適宜設定される。詳述すると、塗布ノズル22先端を下基板W1の上面W1aに対して垂直方向に投影した点(以下、塗布点51)に対するスポット52の相対的位置及び、塗布ノズル22及び距離センサ31の移動方向に対するスポット52の角度が適宜設定される。図3(a)には、移動軌跡53上にシール材Rを塗布する場合のスポット52の設定における一例を示す。
図3(a)には、(0,0)を前記塗布点51として示す。前記ライン光Lは、スポット52が塗布点51の右側(+x側)でx軸線に対して略45°傾斜するように照射される。図3(a)(b)のx方向、y方向及びz方向(図3(a)(b)における紙面垂直方向)は全て図1のものと対応しており、塗布点51とスポット52とは前記x軸アクチュエータ15及びy軸アクチュエータ14の駆動によってx方向及びy方向に一体移動する。尚、塗布ノズル22は、下基板W1の上面W1aに塗布されたシール材Rの幅が約20〜50μmとなるように設定され、スポット52の長さ(ライン光Lの幅)はそのシール材Rの幅に比べて十分に大きい約10mmに設定されている。また、スポット52はその長さ方向中央でx軸線と交わっている。従って、塗布点51及びスポット52を−x方向に一体移動させてシール材Rを塗布する場合、スポット52は常に塗布点51の進行方向とは反対側(+x側)に位置するため、スポット52はその中央部で塗布されたシール材Rと重なってしまう。しかし、ライン光Lは光軸と直交する面におけるスポット形状が直線状の光であり、且つ、塗布点51とスポット52とが上記したような位置関係であるため、スポット52の中央部以外の部分は常に下基板W1の上面W1aにあるようになっている。尚、シール材Rを+x方向に塗布する場合、スポット52は常に塗布点51の進行方向側(+x側)に位置するため、スポット52と塗布されたシール材Rとが重なることはなく、スポット52はその全体に亘って常に下基板W1の上面W1aにある。
また、スポット52はy軸線と交わっていないため、塗布点51及びスポット52をy方向に一体移動させてシール材Rを塗布する場合、スポット52と塗布されたシール材Rとが重なることはなく、スポット52はその全体に亘って常に下基板W1の上面W1aにある。つまり、シール材Rをx方向、y方向のどちらに塗布する場合においても、スポット52は常に下基板W1の上面W1aにある、即ち、ライン光Lの少なくとも一部が下基板W1の上面W1aに常時照射されるようになっている。
次に、図3(b)に示す移動軌跡53上にシール材Rを塗布する場合について説明する。
まず、制御装置41は、塗布ノズル22先端を開始点A上に配置するとともに、塗布ノズル22をz方向に昇降させて下基板W1の上面W1aと塗布ノズル22先端との距離を所定の基準距離に合わせる。尚、この「所定の基準距離」は、予め設定された値であり、下基板W1の上面W1aに塗布するシール材Rが所望の高さ且つ幅となるように考慮して設定された距離である。
次に、制御装置41は、塗布ノズル22及び距離センサ31を移動軌跡53に沿って一体移動させつつ、下基板W1の上面W1aと塗布ノズル22の先端との距離の測定及び、下基板W1の上面W1aへのシール材Rの塗布を同時に行う。
まず、開始点AからコーナーC1,C2を経てコーナーC3まで塗布するときについて説明する。塗布点51及びスポット52は、開始点AからコーナーC1までは+y方向に、コーナーC1からコーナーC2までは+x方向に、コーナーC2からコーナーC3までは−y方向に移動する。従って、この開始点AからコーナーC3までの塗布では、上記したようにスポット52はその全体に亘って常に下基板W1の上面W1aにある。そして、制御装置41は、スポット52からの反射光を受光したCCDイメージセンサ35から出力された画像データに基づいて、その受光面35aの各縦ラインにおける上下方向の受光位置の平均位置を検出し、その平均位置に基づいて下基板W1の上面W1aと塗布ノズル22先端との距離を算出する。
次に、コーナーC3からコーナーC4まで−x方向にシール材Rを描画するときについて説明する。このコーナーC3からC4までの描画では、塗布点51及びスポット52は−x方向に移動する。塗布点51及びスポット52は−x方向に移動する。従って、スポット52は常に塗布点51の進行方向とは反対側(+x側)に位置するため、コーナーC2からコーナーC3まで塗布したシール材R及びコーナーC3からコーナーC4まで塗布したシール材R上を通過することとなる。しかし、塗布点51とスポット52とは図3(a)に示した位置関係にあるため、コーナーC3からコーナーC4までの移動中において、スポット52の少なくとも一部は下基板W1の上面W1aにある。特に、スポット52の中央部よりも下側(−y側)は常に下基板W1の上面W1aにある。そして、制御装置41は、CCDイメージセンサ35から出力された画像データから下基板W1の上面W1aからの反射光のデータを抽出して、下基板W1の上面W1aと塗布ノズル22先端との距離を測定する。
コーナーC4から開始点Aまで+y方向にシール材Rを描画するとき、スポット52の下側(−y側)はコーナーC3からコーナーC4まで塗布したシール材R上を横切ることとなる。しかし、上記したようにスポット52がy軸線と交わっていない(図3(a)参照)ため、スポット52は、コーナーC4から開始点Aまでの移動中において、スポット52の少なくとも一部は常時下基板W1の上面W1aにある。特に、スポット52の中央部よりも上側(+y側)は常に下基板W1の上面W1aにある。この場合においても上記コーナーC3からC4までの描画と同様に、制御装置41は、CCDイメージセンサ35から出力された画像データから下基板W1の上面W1aからの反射光のデータを抽出して、下基板W1の上面W1aと塗布ノズル22先端との距離を測定する。
このように、塗布したシール材Rとスポット52とが重なった場合においても、下基板W1の上面W1aからの反射光のデータを抽出して、下基板W1の上面W1aと塗布ノズル22先端との距離を測定することで、常時正確に測定することができる。そして、その測定結果に基づいて該距離が一定となるようにシリンジ21(塗布ノズル22)を昇降させて、下基板W1の上面W1aに対してシール材Rが所望のパターンに塗布される。
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)測定手段を構成する距離センサ31は、光軸と直交する面におけるスポット形状が直線状のライン光Lの少なくとも一部が下基板W1の上面W1aに常時照射されるように、シール材Rを塗布するパターン及び塗布を開始する点の位置を考慮して設定される。そして、測定手段を構成する制御装置41は、ライン光Lの反射光を受光する2次元撮像素子としてのCCDイメージセンサ35から電気信号として出力された画像データから下基板W1の上面W1aからの反射光のデータを抽出して、下基板W1の上面W1aと塗布ノズル22先端との距離の測定をする。これにより塗布ノズル22のx方向及びy方向への移動中において、ライン光Lが既に塗布したシール材R上に照射された場合でも、そのシール材Rからの反射光のデータは測定に反映されずに下基板W1の上面W1aからの反射光のデータが抽出されるため、下基板W1の上面W1aと塗布ノズル22先端との距離を常時正確に測定することができる。
(2)距離センサ31は、下基板W1の上面W1aと平行な面方向において塗布ノズル22と距離センサ31とが一体移動可能な2方向(x方向及びy方向)に対して、下基板W1の上面W1aに現れるライン光Lのスポット52の形状が斜めとなるように該ライン光Lを照射するようになっている。これにより、x方向及びy方向に塗布されたシール材Rに対してスポット52が斜めとなるため、塗布ノズル22と距離センサ31との一体移動中において確実にライン光Lの少なくとも一部を下基板W1の上面W1aに照射することができる。
(3)判別手段としての制御装置41は、ライン光Lの反射光を受光した画像データと予め設定された閾値としての所定位置とを比較し、その比較結果に基づいて下基板W1の上面W1aからの反射光のデータとシール材R表面からの反射光とを判別するようになっている。このため、自動的に基板上面からの反射光のデータを抽出することができる。
(第2実施形態)
以下、本発明を具体化した第2実施形態を図面に従って説明する。
本実施形態のシール描画装置は、前記第1実施形態のシール描画装置1と比べて、塗布点51とライン光Lのスポット61との位置関係及び、画像データから下基板W1の上面W1aからの反射光のデータを抽出する方法が中心に変更されている。従って、以下には、それらについて中心に説明し、前記第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付して詳細な説明を省略する。
図4(a)に示すように、本実施形態のシール描画装置における測定手段を構成する距離センサ31は、下基板W1の上面W1aに現れるライン光Lのスポット61がシール材Rの塗布点51の右側(+x側)に、且つy軸線に平行になるようにライン光Lを照射する。スポット61はその長さが約10mmに設定されるとともに、長さ方向中央でx軸線と交差している。スポット61にて反射されたライン光Lは、2次元撮像素子としてのCCDイメージセンサ35の受光面35aにて受光され(図2参照)、その反射光の受光量に応じた画像データを制御装置41に出力する。
制御装置41は、CCDイメージセンサ35からの画像データから受光面35aの縦ライン毎に上下方向の受光位置を検出する。また、制御装置41は、ライン光Lのスポット61のx軸線よりも上側(+y側)の第1照射領域61aで反射された反射光と、ライン光Lのスポット61のx軸線よりも下側(−y側)の第2照射領域61bで反射された反射光とで区別して、縦ラインにおける下基板W1の上面W1aの高さを検出することが可能となっている。詳述すると、ライン光Lの反射光をCCDイメージセンサ35の受光面35aで受光した際、その受光面35aにおける受光した光の左右方向幅の中央から右半分及び左半分が第1照射領域61a及び第2照射領域61bからの反射光に対応している。そして、制御装置41は、その受光した反射光の右半分又は左半分における縦ラインでの該反射光が受光された上下方向の受光位置に基づいて縦ラインにおける下基板W1の上面W1aの高さを検出する。尚、受光面35aにおける受光した光の左右方向幅の中央には、所望のパターンの幅(上記第1実施形態と同様に約20〜50μm)に対応する幅よりも大きい間隔が設定されている。
塗布点51(塗布ノズル22)とスポット61(距離センサ31)とがy方向に一体移動する場合、制御装置41は第1照射領域61a及び第2照射領域61bのうち進行方向側の領域からの反射光のデータに基づいて下基板W1の上面W1aと塗布ノズル22先端との距離を測定する。詳述すると、制御装置41は、塗布点51とスポット52とが+y方向(図4中、上方)に移動するときは第1照射領域61aからの、−y方向(図4中、下方)に移動するときは第2照射領域61bからの反射光のデータに基づいて測定するようになっている。また、y方向への移動からx方向への移動に移行する場合、y方向での測定形態がそのまま継続される。つまり、+y方向への移動から移行してx方向に移動するときは第1照射領域61aからの、−y方向への移動から移行してx方向に移動するときは、第2照射領域61bからの反射光のデータに基づいて測定するようになっている。
次に、本実施形態のシール描画装置が、図4(b)に示すように、開始点Aから時計回りに下基板W1の外縁に沿って略長方形状にシール材Rを塗布する場合を一例として説明する。また、長方形状の実線は塗布ノズル22先端の移動軌跡53を示し、シール材Rはこの移動軌跡53上に塗布される。
開始点AからコーナーC1までの塗布では、塗布点51とスポット61とは+y方向に移動するため、制御装置41はスポット61の第1照射領域61aからの反射光のデータに基づいて下基板W1の上面W1aと塗布ノズル22の先端との距離を順次算出する。スポット61はy軸線とは交差していないため、この区間において第1照射領域61aが塗布したシール材Rと重なることはない。
コーナーC1からコーナーC2までの塗布では、直前の開始点AからコーナーC1までの塗布と同様に、制御装置41はスポット61の第1照射領域61aからの反射光のデータに基づいて下基板W1の上面W1aと塗布ノズル22の先端との距離を順次算出する。この区間において、スポット61は塗布点51に対して進行方向側(+x側)に位置しているため、第1照射領域61aが塗布したシール材Rと重なることはない。
コーナーC2からコーナーC3までの塗布では、塗布点51とスポット61とは−y方向に移動するため、制御装置41はスポット61の第2照射領域61bからの反射光のデータに基づいて下基板W1の上面W1aと塗布ノズル22の先端との距離を順次算出する。スポット61はy軸線とは交差していないため、この区間において第1照射領域61aが塗布したシール材Rと重なることはない。
コーナーC3からコーナーC4までの塗布では、直前のコーナーC2からコーナーC3までの塗布と同様に、制御装置41はスポット61の第2照射領域61bからの反射光のデータに基づいて下基板W1の上面W1aと塗布ノズル22の先端との距離を順次算出する。この区間において、第1照射領域61aは、コーナーC2からC3に亘って塗布されたシール材Rを横切るが、第2照射領域61bはx軸線よりも−y側に位置しているため、そのシール材Rを横切らない。また、第1照射領域61aと第2照射領域61bとの間には塗布したシール材Rの幅を考慮した間隔が設定されているため、第2照射領域61bはコーナーC3からコーナーC4に塗布したシール材Rと重ならない。
コーナーC4から開始点Aまでの塗布においては、開始点AからコーナーC1までの塗布と同様に、制御装置41はスポット61の第1照射領域61aからの反射光のデータに基づいて下基板W1の上面W1aと塗布ノズル22の先端との距離を順次算出し、この区間において第1照射領域61aが塗布したシール材Rと重なることはない。
上記のように、制御装置41は塗布点51とスポット61の移動方向に応じて第1照射領域61a又は第2照射領域61bからの反射光のデータに基づいて測定することにより、下基板W1の上面W1aからの反射光のデータのみを抽出することができ、下基板W1の上面W1aと塗布ノズル22先端との距離を常時正確に測定することができる。
本実施形態のシール描画装置は、前記第1実施形態のシール描画装置1と比べて若干の変更点はあるが、前記第1実施形態で記載した作用効果(1)を有している。これに加え、本実施形態では、下記の作用効果(4)(5)を有している。
(4)制御装置41が第1照射領域61a及び第2照射領域61bのいずれの反射光のデータに基づいて測定するかは塗布点51とスポット61の移動方向に応じて設定されるため、シール材Rを塗布する所望のパターンを考慮しなくても自動的に下基板W1の上面W1aからの反射光のデータを抽出することができる。
(5)第1照射領域61aと第2照射領域61bとの間には、塗布したシール材Rの幅を考慮してその幅よりも大きな間隔が設定される。このため、第1照射領域61a及び第2照射領域61bからの反射光のデータにシール材R表面からの反射光のデータが含まれることが防止され、下基板W1の上面W1aと塗布ノズル22先端との距離をより正確に測定することができる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記各実施形態では、下基板W1に対して塗布ノズル22が移動したが、これ以外にも例えば、塗布ノズル22に対して下基板W1が移動する構成としてもよい。
・上記各実施形態では、距離センサ31の2次元撮像素子としてCCDイメージセンサ35を用いたが、これ以外に例えば、CMOSイメージセンサを用いてもよい。
・上記各実施形態では、距離センサ31の光源にレーザ光源32を用いたが、これ以外に例えば、一般の光を出射する光源を用いてもよい。
・上記各実施形態では、距離センサ31はライン光Lをその幅方向から見て下基板W1の上面W1aに対して斜めに照射するようになっているが、これ以外に例えば、下基板W1の上面W1aに対して垂直に該ライン光Lを照射してもよい。
・上記各実施形態では、CCDイメージセンサ35は、受光面35aの画素の上下方向(縦方向)の並びが下基板W1の上面W1aに対する垂直方向に対応するように、且つ、画素の左右方向(横方向)の並びが該上面W1aに対する水平方向に対応するように設けられた。しかし、これとは反対に、上下方向の並びが下基板W1の上面W1aに対する水平方向に、左右方向の並びが該上面W1aに対する水平方向に対応するように設けてもよい。
・上記各実施形態では、各アクチュエータ14,15,17の制御を行う制御装置41が下基板W1の上面W1aと塗布ノズル22先端との距離の算出も行ったが、これ以外にも例えば、CCDイメージセンサ35に制御装置を設け、その制御装置が距離の算出を行ってもよい。
・上記第1実施形態では、スポット52はx方向及びy方向に対して斜めに設定されたが、特にこれに限定されるものではなく、所望のパターンを描画する際に照射線の少なくとも一部が常に下基板W1の上面W1aにあれば、例えばx方向(又はy方向)に対して平行に設定してもよい。
上記第1実施形態では、スポット52はx軸線のみと交差したが、これ以外に例えば、y軸線のみと交差してもよく、またx軸線及びy軸線の両方と交差してもよい。
・上記第1実施形態では、判別手段としての制御装置41は、下基板W1の上面W1aに塗布されたシール材Rの高さを考慮して設定された所定位置によって下基板W1の上面W1aからの反射光とシール材R表面からの反射光とを判別するようになっているが、これ以外にも例えば、図5や図6に示すような方法で判別してもよい。図5(a)は、ライン光Lがシール材R表面に照射されたときにCCDイメージセンサ35の受光面35aで受光されたライン光Lの反射光の画像データを示し、図5(b)はそのライン光Lのスポットに沿うシール材R及び下基板W1の断面図である。制御装置41は画像データからピークPを検出し、そのピークPの値と所望のシール材Rの高さを考慮して設定された閾値と比較する。ピークPの値がその閾値を越えたとき、このピークPを中心として所望のシール材Rの幅に対応する左右方向の幅b1の反射光のデータをシール材R表面からの反射光のデータとし、幅b1を除いた幅b2の画像データを下基板W1の上面W1aからの反射光のデータとする。こうして、制御装置41は下基板W1の上面W1aからの反射光とシール材R表面からの反射光とを判別する。
また、図6(b)に示すように、下基板W1の上面W1aに塗布されたシール材Rの表面は一般に断面円弧状をなすため、シール材Rにおける幅方向両縁部付近からの反射光の受光量は、シール材Rの頂点付近の表面からの反射光及び下基板W1の上面W1aからの反射光の受光量に比べて少ない。この性質を利用して、2次元撮像素子の受光感度を好適に設定することで、図6(a)に示すような、シール材Rにおける幅方向両縁部付近からの反射光のデータが抜けた不連続的な反射光の画像データを得ることができる。このような反射光のデータに基づいて下基板W1の上面W1aからの反射光を抽出(判別)する。
・上記第2実施形態では、スポット61はy軸線に平行になるように設定されたが、これ以外にも例えば、x方向及びy方向に対して斜めに設定してもよい。
・上記第2実施形態では、スポット61は長さ方向中央でx軸線と交差しているが、これ以外に例えば、y軸線と交差してもよく、また長さ方向中央以外でx軸線又はy軸線と交差してもよい。
・上記第2実施形態では、制御装置41は第1照射領域61a及び第2照射領域61bのいずれか一方からの反射光のデータに基づいて測定するようになっている。しかし、スポット61が塗布点51に対して進行方向側(+x側)に位置する区間(本実施形態ではコーナーC1からコーナーC2)においては、第1照射領域61a及び第2照射領域61bの両方からの反射光に基づいて測定するようにしてもよい。
・上記第2実施形態では、第1照射領域61a及び第2照射領域61bのいずれの反射光のデータに基づいて測定するかは、塗布点51とスポット61の移動方向に応じて設定されたが、塗布ノズル先端の移動軌跡53の所定区間毎に予め設定してもよい。この構成によっても、下基板W1の上面W1aからの反射光のデータを抽出することができる。
・上記第2実施形態では、第1照射領域61aと第2照射領域61bとは、略長さに設定されたが、それぞれ異なる長さとしてもよい。
・上記第2実施形態では、第1照射領域61a及び第2照射領域61bの両方にライン光Lが照射されたが、ライン光Lの光路途中でシャッタ等によって第1照射領域61a及び第2照射領域61bのいずれか一方にライン光Lが照射されないように構成してもよい。
シール描画装置を示す概略構成図である。 距離センサを示す概略構成図である。 (a)は第1実施形態における下基板上の塗布点と照射線との位置関係を示す平面図であり、(b)はシール描画装置の塗布工程を説明するための平面図である。 (a)は第2実施形態における下基板上の塗布点と照射線との位置関係を示す平面図であり、(b)はシール描画装置の塗布工程を説明するための平面図である。 (a)(b)は、別例における判別手段の判別方法を説明するための図である。 (a)(b)は、別例における判別手段の判別方法を説明するための図である。
符号の説明
W1…下基板、W1a…下基板の上面、12…ステージ、22…塗布ノズル、31…測定手段を構成する距離センサ、32…投光部を構成するレーザ光源、33…投光部を構成する投光レンズユニット、35…2次元撮像素子としてのCCDイメージセンサ、41…測定手段を構成する判別手段としての制御装置、51…塗布点、52,61…スポット、61a…第1照射領域、61b…第2照射領域。

Claims (7)

  1. 上面に基板が固定されるステージと、
    前記基板の上方に配置され該基板と相対移動する塗布ノズルと、
    前記塗布ノズルと一体的に相対移動し前記基板と前記塗布ノズル先端との間の距離を測定する測定手段と
    を備え、前記塗布ノズルの先端から吐出させた液体材料を前記基板上に塗布するとともに前記測定手段の測定結果に基づく前記塗布ノズルの昇降変位により前記距離を一定に保ちつつ前記基板と前記塗布ノズルとを相対的に移動させて前記基板上面の液体材料を所望の形状に形成する塗布装置であって、
    前記測定手段は、光軸と直交する面におけるスポット形状が直線状であるライン光を前記基板に向けて照射するとともに前記基板との相対移動中において前記ライン光の少なくとも一部が前記基板上面に常時照射されるように設定された投光部と、前記基板における前記ライン光の反射光を受光しその受光位置に応じた画像データを電気信号として出力する2次元撮像素子と、を備え、前記画像データから前記基板上面に塗布された前記液体材料表面からの反射光のデータを除外し、前記基板上面からの反射光のデータを抽出して前記基板と前記塗布ノズル先端との間の距離を測定する、ことを特徴とする塗布装置。
  2. 請求項1に記載の塗布装置において、
    前記基板と前記塗布ノズルとは、該基板上面と平行な面方向における互いに直交する2方向に相対移動し、
    前記測定手段は、前記基板上面に現れる前記ライン光のスポットの形状が前記2方向に対して斜めとなるように該ライン光を照射する、ことを特徴とする塗布装置。
  3. 請求項1又は2に記載の塗布装置において、
    前記測定手段は、前記2次元撮像素子から出力された前記ライン光の反射光の画像データに基づき、前記基板上面からの反射光のデータと前記基板上面に塗布された前記液体材料表面からの反射光のデータとを判別する判別手段を備えた、
    ことを特徴とする塗布装置。
  4. 請求項3に記載の塗布装置において、
    前記判別手段は、前記ライン光の反射光を受光した画像データと予め設定された閾値とを比較し、該比較結果に基づいて前記基板上面からの反射光のデータと前記基板上面に塗布された前記液体材料表面からの反射光のデータとを判別する、
    ことを特徴とする塗布装置。
  5. 請求項1に記載の塗布装置において、
    前記基板と前記塗布ノズルとは、該基板上面と平行な面方向における互いに直交する2方向に相対移動し、
    前記測定手段は、前記塗布ノズル先端を前記基板上面に対して垂直方向に投影した点を通り前記2方向にそれぞれ直線状に延びる2つの軸線のどちらか一方と前記基板上面に現れる前記ライン光のスポットとが互いに交差するように該ライン光を照射し、その交差部分によって分割される前記ライン光の第1照射領域及び第2照射領域の少なくとも一方からの反射光のデータに基づき前記基板と前記塗布ノズル先端との間の距離を測定する、
    ことを特徴とする塗布装置。
  6. 請求項5に記載の塗布装置において、
    前記測定手段は、前記基板と前記塗布ノズルとの相対的な移動方向に応じて前記第1照射領域及び前記第2照射領域の少なくとも一方からの反射光のデータに基づき前記基板と前記塗布ノズル先端との間の距離を測定する、
    ことを特徴とする塗布装置。
  7. 請求項5又は6に記載の塗布装置において、
    前記第1照射領域と前記第2照射領域との間には、塗布した前記液体材料の幅よりも大きい間隔が設定された、ことを特徴とする塗布装置。
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