JP2008188228A - 超音波洗浄方法および装置 - Google Patents

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学徳 鴫原
Toyotoshi Ueda
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Abstract

【課題】両手の洗浄と滅菌とを同時に効果的に行うこと。
【解決手段】両手が浸かるように洗浄液を収容するための洗浄槽16と、振動部が洗浄槽内に露出するように設けられた超音波振動部材14と、オゾンを含む空気を洗浄槽内に吐出するためのオゾン供給装置12と、洗浄液中に浸かるようにかつ洗浄槽とは電気的に絶縁された状態で配置された電極板53と、電極板と洗浄槽との間に電圧を印加して洗浄液中に銀イオンを溶出させるための電源装置56と、両手を洗浄槽内に挿入するために洗浄槽の上部を覆う蓋部材51に設けられた2つの挿入穴52a,52bとを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、超音波振動およびオゾンなどを利用して両手を洗浄するための洗浄装置に関する。
従来より、病院その他の医療機関または検査機関などにおいて、医療用器具や衣類などの洗浄と滅菌のために種々の装置が用いられている。また、病院での手術前や病室に出入りする際には手洗いが習慣づけられている。近年においては、特にMRSA(黄色ブドウ球菌多剤耐性)による院内感染を防止するために、医療従事者および面会者などの手洗いの重要性が一層高まっている。このような手洗い用の殺菌剤として、一般に、塩化ベンザルコニウムなどの逆性せっけんが使用されている。
ところで、大規模の病院などから排出される排出規制を超える医療排水は、BOD(生物化学的酸素要求量)を高める有機物を多量に含み、公共下水道や河川に放水する前に独自に処理する必要がある。医療排水の処理において、洗浄剤などの有機物を微生物に分解させる活性汚泥設備などによってBODを低下させる方法が用いられることが多い。しかし、微生物に分解させる医療排水に殺菌効果のある手洗いの廃水が多量に混入すると、活性汚泥中の微生物を死滅させるなどの問題を引き起こすおそれがある。
本願発明の発明者は、医療用器具等の洗浄および滅菌の同時処理が可能であって、消毒用の手洗いなどにも使用することができ、且つ廃水に対して特別の処理を必要としない洗浄装置を先に提案した(特許文献1)。
WO2006/001293A1
上に述べた特許文献1の装置によると、洗浄液である水に対して超音波振動を与えるとともに、オゾン殺菌と銀イオンによる電解殺菌とを併用することにより、「水と電気」によって被洗浄物の洗浄と滅菌とを同時に行うことができる。しかも、ほとんどの細菌やウィルスを滅菌することができ、ほぼ完全な消毒を行うことが可能である。したがって、この装置により例えば使用後の医療用器具を洗浄することにより、ほぼ完全な洗浄、消毒、および殺菌を行うことができ、しかも使用後の洗浄液を特別の処理を施すことなく水として廃水することが可能である。
また、それら器具の洗浄とともに重要なことは、上に述べたように手洗いの励行である。したがって、上に述べた「水と電気」による手洗いの励行が習慣付けられることができれば、衛生上極めて好ましい状況となる。
本発明は、上述の問題に鑑みてなされたもので、両手の洗浄と滅菌とを同時に効果的に行うことのできる洗浄装置を提供することを目的とする。
本発明に係る装置は、両手が浸かるように洗浄液を収容するための洗浄槽と、振動部が前記洗浄槽内に露出するように設けられた超音波振動部材と、オゾンを含む空気を前記洗浄槽内に吐出するためのオゾン供給装置と、前記洗浄液中に浸かるようにかつ前記洗浄槽とは電気的に絶縁された状態で配置された銀または銅からなる電極板と、前記電極板と前記洗浄槽との間に電圧を印加して前記洗浄液中に銀イオンを溶出させるための電源装置と、前記両手を前記洗浄槽内に挿入するために前記洗浄槽の上部を覆う蓋部材に設けられた2つの挿入穴と、を有して構成される。
好ましくは、前記蓋部材を、前記洗浄槽の本体に対して着脱可能とし、前記電極板を、前記蓋部材の裏面側の左右のほぼ中央部に取り付けらる。
また、前記各挿入穴は、前記蓋部材の中央に近い側の幅が大きく、両端に近い側の幅が小さくなるように形成してもよい。
また、前記電極板と前記洗浄槽との間に印加する電圧の極性を反転するための極性反転スイッチを設けてもよい。
また、前記超音波振動部材の駆動および前記オゾン供給装置の駆動をオンオフするためのフットスイッチを接続するための接続端子を設けてもよい。
また、前記洗浄槽に収容された洗浄液を排水するための管路が設けてもよい。前記超音波振動部材は、超音波振動を断続的(間欠的)に発生させるように駆動してもよい。
また、本発明の他の形態によると、洗浄槽の上部は蓋部材で覆われており、前記蓋部材には、両手を前記洗浄槽内に挿入するための2つの挿入穴が設けられ、前記各挿入穴は、前記蓋部材の中央に近い側の幅が大きく、両端に近い側の幅が小さくなるように形成される。
本発明によると、両手の洗浄と滅菌とを同時に効果的に行うことのできる洗浄装置が提供される。
図1は本発明に係る洗浄装置1の使用状態を示す斜視図、図2は洗浄装置1の全体の構成を示す図、図3は蓋部材をその裏面から見た斜視図、図4は蓋部材の平面図、図5は挿入穴の形状を説明する図、図6は洗浄槽の内側を見た平面図、図7は洗浄槽の断面図、図8は超音波振動トランスデューサの正面断面図、図9は制御パネルの正面図、図10は超音波振動トランスデューサの出力する超音波波形を説明する図である。
図1および図2において、洗浄装置1は、ハウジング10、コンプレッサ11、オゾン生成装置12、超音波トランスデューサ14a,14b、駆動部(駆動回路)15、および洗浄槽16などからなる。これら、洗浄装置1を構成する各部は、ハウジング10の内部または外表面上に組み込まれている。
つまり、洗浄液を収容する洗浄槽16は、ハウジング10内の上部に配置されており、その上部の開口部が蓋体51によって覆われている。超音波トランスデューサ14a,14bは、浄槽16の底面において、その振動部が洗浄槽内に露出するように取り付けられている。コンプレッサ11、オゾン生成装置12、その他の部品は、ハウジング10内の洗浄槽16の下方に収納されている。コンプレッサ11、オゾン生成装置12、および超音波トランスデューサ14のそれぞれの間は、オゾンを含んだ空気を送るための耐オゾン性のシリコンチューブ18a,18bによって接続されており、その途中に、洗浄液の逆流を防止するためのチェック弁18cが設けられている。ハウジング10の側面には、制御パネル68が、外部から操作可能に設けられている。
蓋体51は、プロポリピレン、アクリル、フッ素系の合成樹脂、その他の合成樹脂などの電気絶縁材料からなり、洗浄槽16に対して着脱可能である。本実施形態では、蓋体51を洗浄槽16の上に載せることにより取り付けられるが、適当な嵌め込み部や係合部を設けておいてもよく、また、蝶番などによって連結しておいてもよい。また、蓋体51をハウジング10と一体的に形成してもよい。
蓋体51には、両手TEを洗浄槽16内に挿入するための2つの挿入穴52a,52bが設けられている。
すなわち、図4によく示されるように、挿入穴52a,52bは、蓋体51の中央に近い側の幅が大きく、両端に近い側の幅が小さくなるように形成されている。具体的には、図5に示されるように、挿入穴52bの中央側の縁は(2R/2)の半径の円弧を描き、端側の縁はその半分の(R/2)の半径の円弧を描いている。
このように、挿入穴52a,52bを、開放窓としてデザイン化した形状とする。これによって、手を洗おうとするユーザに、「どなたでも安心して両手を入れて洗って下さい」との心理的安心感を与える。つまり、挿入穴52a,52bは、誰でも手を入れたくなる「手洗窓」として機能し、挿入穴52a,52bの存在によって、洗浄装置1が、手を入れて洗うことによって衛生上の安心を得る一種の「安全フィルタ」であることを強調できる。
図3に示されるように、蓋体51の裏面側の左右のほぼ中央部には、支持板54によって電極板53が支持されて取り付けられている。電極板53は、銀または銅銀合金(例えば、銅80%、銀20%)などからなり、支持板54の端部に電極板53の一縁部がネジで固定されることによって電気的に接続されている。
電極板53は、多数の円形の穴があけられた網目状の板であり、その体積の割りには表面積を大きくして拡散性の向上が図られている。図7に示すように、電極板53は、蓋体51を洗浄槽16の上部の開口部を覆う正規の位置に取り付けたときに、洗浄槽16内の洗浄液に十分に浸かる程度の位置に取り付けられている。
そして、蓋体51の支持板54の取り付け位置に近い部分に、電極板53への配線を行うための端子55が取り付けられている。この端子55を利用して電線57が接続され、電極板53に所定の電圧が印加される。
すなわち、電極板53と洗浄槽16との間には、電源装置56からの直流電圧V1が、電線57,58を介して印加される。電源装置56は、10分の数ボルト〜10数ボルト程度の直流電圧を出力可能であり、また、数mA〜数A程度の直流電流を負荷に流すことが可能である。電源装置56によって、電極板53が正極となり洗浄槽16が負極となるように電圧V1が加えられ、それらの間に数mAから数10mA程度、例えば60mA程度の電流を流すようになっている。電源装置56の動作は、図9に示すスイッチ71によってオンオフ可能であり、電流の大きさは調整器71によって調整可能であり、電流計72によって表示される。スイッチ71のオンによって表示灯74が点灯する。
また、電極板53と洗浄槽16との間に印加する電圧V1の極性を反転するためのスイッチ59が設けられている。洗浄装置1の通常の使用時には、電極板53が正極となるようにスイッチ59が切り替えられ、これによって電極板53が電気分解され、洗浄液中に銀イオンが析出する。洗浄装置1の使用後には、電極板53が負極となるようにスイッチ59を切り替え、洗浄液中の銀イオンを電極板53に付着させ、これによって洗浄液および洗浄装置1の清掃と銀の回収を行う。
このように、本実施形態の洗浄装置1では、電極板53と洗浄槽16との間で直流電流を流し、洗浄液(水道水)中に銀(Ag)イオンを溶出させる。超音波振動によるマイクロバブルとオゾン殺菌と銀による電解殺菌とにより、ほとんどの細菌やウィルスを滅菌することができ、ほぼ完全な消毒を行うことが可能である。なお、電極板53として銅板を用いることも可能である。
コンプレッサ11は、大気から空気を吸入し、これを圧縮してオゾン生成装置12に送り出す。圧縮された空気は、シリコンチューブ18a,18bおよびチェック弁18cを経由して超音波トランスデューサ14の中に送り込まれ、超音波トランスデューサ14の振動部27に設けられた放出口40より洗浄槽16内に吐出される。コンプレッサ11の吸入側には、塵を除去するためのフィルタ19が取り付けられている。
オゾン生成装置12は、コンプレッサ11により送り込まれた空気からオゾンを生成するためのものである。図2に示されるように、オゾン生成装置12は、空気入口20とオゾン出口21とを有するケース22の中にオゾンランプ23が設けられたものである。インバータ装置12aから供給される直流電圧によって、オゾンランプ23から紫外線が放射される。
なお、図9に示すように、制御パネル68には、コンプレッサ11のオンオフのためのスイッチ76、インバータ装置12aのオンオフのためのスイッチ77が設けられている。
コンプレッサ11から送り出された空気は空気入口20よりオゾン生成装置12の内部に入り、オゾン生成装置12の内部を流れる際にオゾンランプ23から紫外線を照射されて酸素の一部がオゾンに転化する。なお、コンプレッサ11から吐出される空気の脈動を軽減するために、バッファ槽を設けてもよい。
図6および図7に示されるように、超音波トランスデューサ14は、洗浄槽16の底部45に取り付けられて、洗浄槽16の中に収容された洗浄液および被洗浄物に対して超音波振動を与える。しかも、オゾンを含む空気は、振動部27に設けられた細い穴である放出口40を通って洗浄槽16内に吐出されるので、気液2相の流体力学的剪断作用によってマイクロバブル化し、洗浄液中に吐出する。
図8に示されるように、超音波トランスデューサ14は、振動子26と振動部27とが連結されたボルト締め振動子である。
振動子26は、軸方向に並んだリング状の2つの電歪型の圧電セラミック素子28a,bが、絶縁シート36a,bを介して2つのブロック部材29a,bに挟み込まれて形成される。圧電セラミック素子28a,bおよびブロック部材29a,bは、一方のブロック部材29aの軸心を貫通する連結ボルト30が他方のブロック部材29bの端部の雌ネジ31に螺合され締め付けられて一体化される。他方のブロック部材29bのもう一方の端部には、振動部27を連結するための雌ネジ32が設けられている。ブロック部材29bの2つの雌ネジ31,32の穴は通気孔33により連通している。連結ボルト30は、軸心を貫通する貫通穴34を有し、ブロック部材29bの雌ネジ31に螺合された状態で、貫通穴34がブロック部材29bの通気孔33に連通する。連結ボルト30の頭部側には、貫通穴34が開口し、シリコンチューブなどに差し込むための取付部35が設けられている。
2つの圧電セラミック素子28a,bは、互いに逆極性となるように配置され、これらの間とこれらを外側から挟むようにして、合計3つのリング状の電極板50a〜cが配置されている。外側の電極板50a,50cは、電気的に互いに接続され、共通の電位が印加される。電極板50a,50cおよび電極板50bは、それぞれ独立した駆動回路15a,bを有する駆動部15に接続されている。また、3つの電極板50a〜cの間を絶縁するために、連結ボルト30と電極板50a〜cとの間に絶縁リング36cが設けられている。
つまり、電極板50a〜cおよび圧電セラミック素子28a,bは、絶縁シート36a,bおよび絶縁リング36cによって、ブロック部材29a,bおよび連結ボルト30から電気的に絶縁されており、これによって洗浄槽16およびハウジング10から電気的に隔離されている。
超音波トランスデューサ14の振動部27は、頭部37および雄ネジ部38からなる。頭部37は、略円錐形状を有し、その軸心は雄ネジ部38の軸心と共通する。振動部27には、雄ネジ部38の軸心を通り、頭部37の内部で軸心に直交する6方向に分岐する通気路41が設けられている。分岐した通気路41は、それぞれが頭部37のテーパ面39に開口する放出口40を有している。通気路41は、雄ネジ部38が雌ネジ32に螺合されたときに、ブロック部材29bの通気孔33および連結ボルト30の貫通穴34とともに、取付部35を起点とし放出口40に至る連通路42を形成する。頭部37の下面には、Oリング43を嵌め込むための環状の溝44が設けられている。超音波トランスデューサ14が洗浄槽16に取り付けられたときに、振動部27は、溝44に嵌め込まれたOリング43を介して洗浄槽16の底部45に接する。そのため、振動部27から底部45への超音波振動の伝播が弱められ、底部45のエロージョンの発生が防止される。
超音波トランスデューサ14は、洗浄槽16の底部45に設けられた取付穴47に雄ネジ部38を挿入し、雄ネジ部38とブロック部材29bの雌ネジ32とを螺合させ締め付けることにより洗浄槽16に取り付けられる。この取り付けの際に、洗浄槽16の底部45と振動子26との間に補助板48が挟み込まれる。補助板48は、振動子26の外径のほぼ3倍の外径を有する金属製の円盤状の板である。補助板48の中心には、取付穴47の径にほぼ等しい径の挿通穴49が設けられている。補助板48を使用することなく、超音波トランスデューサ14を洗浄槽16に取り付けてもよい。なお、超音波トランスデューサ14は、洗浄槽16の側壁にも取り付けることができる。
駆動部15には、各超音波トランスデューサ14a,bの圧電セラミック素子28a,bを超音波振動させるための駆動回路15a,bが組み込まれている。駆動回路15a,bは、それぞれの超音波トランスデューサ14a,bについて個別独立に設けられている。超音波トランスデューサ14ごとに駆動回路を独立させ、全ての超音波トランスデューサ14a,bの出力を50W以下に制限することにより、洗浄装置1に起因する不要輻射やラインノイズを軽減している。
各駆動回路15a,bによって、超音波トランスデューサ14a,14bに、20〜100kHz程度の周波数の超音波振動電力が供給される。超音波振動電力の出力のモードとして、連続モードと間欠モードとがあり、これらのモードは図9に示すスイッチ78によって切り替え可能である。
連続モードでは、図10(A)に示すように、超音波振動電力が連続的に出力される。間欠モードでは、図10(B)に示すように、超音波振動電力が、例えば60Hz程度のサイクルでオンオフを繰り返すように間欠的に出力される。
なお、図9において、制御パネル68には、洗浄装置1の全体の電源をオンオフするスイッチ79、全体の電源のオン時間を設定するためのタイマー80、全体の電源のオンオフをフットスイッチによって制御するための接続端子81が設けられている。
洗浄槽16は、ステンレス鋼で製作され、ハウジング10に対して図示しないゴムのシートを介して取り付けられている。ゴムのシートは、洗浄槽16の振動を遮断する働きをする。洗浄槽16の外周面を、超音波振動を緩和して騒音を軽減させるための布テープ、ゴム、樹脂、その他の弾性材料で被覆してもよい。
洗浄槽16の底部45には、洗浄液を排水するための穴71が設けられている(図1および図6参照)。穴71には管路72が接続され、管路72の先端はハウジング10の側面に配置された手動の開閉弁73に接続されている。開閉弁73に適当なホースなどを接続しておくことによって、開閉弁73の簡単な操作のみで洗浄液を排出することができる。
次に、洗浄装置1の使用方法について説明する。
洗浄では、洗浄液として水を用いる。洗浄装置1を適当なテーブルの上に設置し、洗浄槽16の中に水を適度に満たし、蓋体51を被せる。全てのスイッチ71,76,77,79をオンにし、超音波トランスデューサ14、オゾン生成装置12、コンプレッサ11、銀電解用の電源装置56を動作状態とする。スイッチ59は、電極板53が正極となるように切り替えておく。
この状態で、洗浄装置1のユーザは、挿入穴52a,52bから両手TEを挿入て洗浄液に浸す。洗浄槽16内の水に吐出される空気には、オゾンが数ppm〜数十ppm〜数百ppm含まれる。放出口40から吐出された空気は、一部が上昇し、一部がマイクロバブルとなる。洗浄装置1による洗浄では、汚れの主成分である有機物はヒドロキシラジカルによって二酸化炭素と水にほぼ完全に分解され、両手TEの洗浄、滅菌、および消毒が同時に10秒程度で行われる。洗浄槽16に収容する水(洗浄液)が5リットル程度の場合に、20人程度のユーザの両手TEを洗浄することができる。
洗浄後の水にはBODを高める有機物は殆ど残存せず、水中のオゾンおよびヒドロキシラジカルは短時間で酸素や水に変化するので、洗浄後の水は特別な排水処理を行うことなく、下水道に排出することが可能で、環境への二次汚染を抑えることができる。
なお、洗浄後の水を排出する前に、スイッチ59を切り替えて電極板53を負極とし、水の洗浄を行ってもよい。
上に述べたように、本実施形態によると、ユーザの両手TEの洗浄と滅菌とを同時に効果的に行うことができ、しかも廃水に対して特別の処理を必要としない。また、両手TEを洗浄槽16内に挿入するための2つの挿入穴52a,52bが設けられ、その中間に電極板53が取り付けられているので、両手TEを挿入したときに各手に銀イオンが均等に行き渡り、殺菌がムラなく効果的に行われる。
上述の種々の実施形態において、電極板53の取り付け方法は上に述べた以外の種々の方法を採用できる。超音波トランスデューサ14の個数、配列数、配置場所などは、種々変更することができる。
その他、コンプレッサ、オゾン生成装置、超音波トランスデューサ、駆動部、洗浄槽、架台、電解殺菌装置、電極板、電源装置、超音波ユニット、または超音波洗浄装置の全体または各部について、その構造、形状、寸法、個数、材質、配置、位置などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
本発明に係る洗浄装置の使用状態を示す斜視図である。 洗浄装置の全体の構成を示す図である。 蓋部材をその裏面から見た斜視図である。 蓋部材の平面図である。 挿入穴の形状を説明する図である。 洗浄槽の内側を見た平面図である。 洗浄槽の断面図である。 超音波振動トランスデューサの正面断面図である。 制御パネルの正面図である。 超音波振動トランスデューサの出力する超音波波形を説明する図である。1 洗浄装置11 コンプレッサ12 オゾン生成装置(オゾン供給装置)14a,14b 超音波トランスデューサ(超音波振動部材)15a,15b 駆動回路16 洗浄槽51 蓋体(蓋部材)52a,52b 挿入穴53 電極板56 電源装置59 スイッチ(極性反転スイッチ)

Claims (8)

  1. 両手が浸かるように洗浄液を収容するための洗浄槽と、
    振動部が前記洗浄槽内に露出するように設けられた超音波振動部材と、
    オゾンを含む空気を前記洗浄槽内に吐出するためのオゾン供給装置と、
    前記洗浄液中に浸かるようにかつ前記洗浄槽とは電気的に絶縁された状態で配置された銀または銅からなる電極板と、
    前記電極板と前記洗浄槽との間に電圧を印加して前記洗浄液中に銀イオンを溶出させるための電源装置と、
    前記両手を前記洗浄槽内に挿入するために前記洗浄槽の上部を覆う蓋部材に設けられた2つの挿入穴と、
    を有することを特徴とする両手を洗浄するための洗浄装置。
  2. 前記蓋部材は、前記洗浄槽の本体に対して着脱可能であり、前記電極板は、前記蓋部材の裏面側の左右のほぼ中央部に取り付けられている、
    請求項1記載の両手を洗浄するための洗浄装置。
  3. 前記各挿入穴は、前記蓋部材の中央に近い側の幅が大きく、両端に近い側の幅が小さくなるように形成されている、
    請求項1または2記載の両手を洗浄するための洗浄装置。
  4. 前記電極板と前記洗浄槽との間に印加する電圧の極性を反転するための極性反転スイッチが設けられてなる、
    請求項1ないし3のいずれかに記載の両手を洗浄するための洗浄装置。
  5. 前記超音波振動部材の駆動および前記オゾン供給装置の駆動をオンオフするためのフットスイッチを接続するための接続端子が設けられてなる、
    請求項1ないし4のいずれかに記載の両手を洗浄するための洗浄装置。
  6. 前記洗浄槽に収容された洗浄液を排水するための管路が設けられている、
    請求項1ないし5のいずれかに記載の両手を洗浄するための洗浄装置。
  7. 前記超音波振動部材は、超音波振動を断続的に発生させるように駆動される、
    請求項1ないし6のいずれかに記載の両手を洗浄するための洗浄装置。
  8. 両手が浸かるように洗浄液を収容するための洗浄槽と洗浄液に超音波振動を与える超音波振動部材とが備えられた、両手を洗浄するための洗浄装置であって、
    前記洗浄槽の上部は蓋部材で覆われており、
    前記蓋部材には、両手を前記洗浄槽内に挿入するための2つの挿入穴が設けられ、
    前記各挿入穴は、前記蓋部材の中央に近い側の幅が大きく、両端に近い側の幅が小さくなるように形成されている、
    ことを特徴とする両手を洗浄するための洗浄装置。
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