JP2008186261A - マザーボード,情報処理装置,設定方法,設定プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents

マザーボード,情報処理装置,設定方法,設定プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2008186261A
JP2008186261A JP2007019628A JP2007019628A JP2008186261A JP 2008186261 A JP2008186261 A JP 2008186261A JP 2007019628 A JP2007019628 A JP 2007019628A JP 2007019628 A JP2007019628 A JP 2007019628A JP 2008186261 A JP2008186261 A JP 2008186261A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
setting
information
setting information
processing apparatus
changing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007019628A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008186261A5 (ja
Inventor
Tasuke Hattori
太介 服部
Ichiro Yamamoto
一郎 山本
Atsushi Kobayashi
淳 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Fujitsu Frontech Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Fujitsu Frontech Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd, Fujitsu Frontech Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2007019628A priority Critical patent/JP2008186261A/ja
Priority to US12/021,695 priority patent/US20080256350A1/en
Publication of JP2008186261A publication Critical patent/JP2008186261A/ja
Publication of JP2008186261A5 publication Critical patent/JP2008186261A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/38Information transfer, e.g. on bus
    • G06F13/40Bus structure
    • G06F13/4063Device-to-bus coupling
    • G06F13/409Mechanical coupling
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F8/00Arrangements for software engineering
    • G06F8/60Software deployment
    • G06F8/65Updates
    • G06F8/654Updates using techniques specially adapted for alterable solid state memories, e.g. for EEPROM or flash memories

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)

Abstract

【課題】異なる機種間で共通化されたマザーボードを実装する作業時において、BIOS設定を手作業により機種毎に行なう必要をなくす。
【解決手段】電子装置に関する設定処理を行なうための設定情報を保存する設定情報保存部13と、電子装置の機種を特定可能な識別情報を取得可能な識別情報取得部111と、電子装置の機種に応じて設定情報を変更するための変更情報を保存する変更情報保存部13と、識別情報と変更情報とに基づいて設定情報をマザーボードが取り付けられた電子装置の機種に応じて変更する設定情報変更部112と、設定情報変更部112によって変更された設定情報に基づいて、電子装置に関する設定処理を行なう設定処理部113とをそなえて構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えばPOS端末等の情報処理装置の起動時の設定手法に関し、構成が異なる複数種類の情報処理装置間において共通化されたマザーボードを、情報処理装置へ取り付ける際に用いて好適な設定手法に関する。
一般に、POS(Point Of Sales)システムに用いられるPOS端末の設計・製造においては、製造コストの低減等を目的として、異なる機種間で部品を共通化させることがある。例えば、下記特許文献1には、異なる機種の商品販売データ処理装置間で部品を共通化させることにより、製造コストを低減するとともに、組み立て作業を容易化する技術が開示されている。
また、POS端末は、一般的に、プロセッサ等を搭載したマザーボードを脱着可能に構成されており、このマザーボードを異なる機種間で共通素材として用いる場合もある。
特開2006−155515号公報
しかしながら、マザーボードを異なる機種間で共通化して使用する場合には、そのシステム構成に合わせて、マザーボードにおけるBIOS(Basic Input Output System)設定の変更が必要となる場合がある。
図14〜図16はそれぞれPOS端末の外観を示す斜視図であり、図14は一体型のPOS端末201aの外観を示す斜視図、図15,図16はいずれも分離型のPOS端末201bの外観を示す斜視図である。なお、図15は分離型のPOS端末201bをディスプレイ側から、図16は図15に示す分離型のPOS端末201bをその反対側からそれぞれ見た図である。
図14に示すPOS端末201aは、マザーボード202,電源ユニット203,冷却ファン205および温度センサ204をそなえて構成され、電源ユニット203とマザーボード202とが同一の筐体206に搭載された一体型として構成されている。
温度センサ204はマザーボード202に搭載されたCPU(図示省略)の温度を測定するものであり、冷却ファン205は、装置から排気を行ない、又、別に設けられた吸気口より吸気することによりCPUを含むマザーボード202,電源ユニット203を含む装置筐体内の冷却を行なう。
そして、このPOS端末201aにおいては、マザーボード202等にそなえられた、温度センサ204によりCPUの温度を測定し、この温度センサ204による測定結果に基づいて冷却ファン205の制御を行なうことにより、CPUの温度が所定値以上にならないよう制御が行なわれるようになっている。
そして、このPOS端末201aにおいては、CPUの温度が高温の時に冷却ファン205を高速回転させることでCPUの冷却も行なわれるのである。
図15および図16に示すPOS端末201bは、POS端末201aとは異なる機種であって、第1筐体206−1と第2筐体206−2との2つの筐体を連結して構成されるとともに、マザーボード202,電源ユニット203,冷却ファン205−1,205−2,温度センサ204−1,204−2をそなえて構成され、電源ユニット203と冷却ファン205−1とが第1筐体206−1に、又、マザーボード202と冷却ファン205−2とが第2筐体206−2にそれぞれ格納されている。
そして、このPOS端末201bにおいては、電源ユニット203等にそなえられた、温度センサ204−1により電源ユニット203内の温度を測定し、この温度センサ204−1の測定結果に基づいて冷却ファン205−1の制御を行なうとともに、マザーボード202等にそなえられた温度センサ204−2によりCPUの温度を測定し、この温度センサ204−2の測定結果に基づいて冷却ファン205−2の制御を行なうことにより、CPUや電源ユニット203の温度がそれぞれ所定値以上にならないよう制御が行なわれている。
そして、このPOS端末201bにおいては、温度センサ204−1により電源ユニット203の温度が高温であることが検出された時に冷却ファン205−1を高速回転させることで、電源ユニット203の冷却を行ない、又、温度センサ204−2によりCPUの温度が高温であることが検出された時に冷却ファン205−2を高速回転させることで、CPUの冷却を行なう。
上述の如く、POS端末201aとPOS端末201bとでは、ハードウェア構成が異なるのでBIOS設定も異なる。例えば、POS端末201bにおいては、CPUが高温となった時に、冷却ファン205−1を高速回転させてもCPUの温度が低下することはなく、かえって冷却ファン205の騒音が大きくなるという不都合が生じるおそれがある。
従って、上述の如く複数の機種間で共通化された従来のマザーボード202をPOS端末に実装する場合には、その実装後に、BIOS設定をそのPOS端末のシステム構成に合わせて変更して、冷却ファンの回転数の制御手法等をそのPOS端末に合わせる必要があり、BIOS設定の変更作業が煩雑である他、この変更作業に関する費用が発生するという課題もある。
また、BIOS設定の変更作業を行なう作業者がオペレーションミス等により誤設定するおそれもあり、このようにBIOS設定を誤設定してしまった場合には、POS端末が正常に動作しないという課題もある。
さらに、このような作業者による設定ミスを防止するために、作業手順書を作成することが有効であるが、POS端末のシステム構成毎に作業手順書を作成する必要があり煩雑である他、作成した作業手順書を管理する必要もあり煩雑である。
また、複数の機種で共通化された従来のマザーボードの管理に際して、マザーボードに対して、設定されるBIOS設定毎に異なる図番を付すことにより、便宜上、別のマザーボードとして管理することが一般的に行なわれているが、POS端末の製造拠点や保守拠点において、これらのマザーボードをそれぞれ持つ必要があるため、マザーボードの管理工数や保守部品費用が増大するという課題もある。
本発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、異なる機種間で共通化されたマザーボードを実装する作業時において、BIOS設定を手作業により機種毎に行なう必要をなくすことを目的とする。
このため、本発明のマザーボード(請求項1)は、構成が異なる複数の機種の電子装置のそれぞれに接続可能に構成されたマザーボードであって、該電子装置に関する設定処理を行なうための設定情報を保存する設定情報保存部と、該電子装置の機種を特定可能な識別情報を取得可能な識別情報取得部と、該電子装置の機種に応じて該設定情報を変更するための変更情報を保存する変更情報保存部と、該識別情報取得部によって取得された該識別情報と、該変更情報保存部に保存された該変更情報とに基づいて、該設定情報保存部に保存された設定情報を、当該マザーボードが取り付けられた該電子装置の機種に応じて変更する設定情報変更部と、該設定情報変更部によって変更された該設定情報に基づいて、該電子装置に関する該設定処理を行なう設定処理部とをそなえることを特徴としている。
また、本発明の情報処理装置(請求項2)は、装置本体と、該装置本体に取り付け可能に構成されるとともに、当該情報処理装置とは構成が異なる他の機種の情報処理装置の装置本体に対しても取り付け可能なマザーボードとをそなえた情報処理装置であって、該情報処理装置の機種を特定可能な識別情報を保持する識別情報保持部をそなえるとともに、該マザーボードが、該装置本体に取り付けられた状態で、該識別情報保持部から該識別情報を取得可能な識別情報取得部と、該情報処理装置の機種に応じて該設定情報を変更するための変更情報を保存する変更情報保存部と、該識別情報取得部によって取得された該識別情報と、該変更情報保存部に保存された該変更情報とに基づいて、該設定情報保存部に保存された設定情報を、当該マザーボードが取り付けられた該情報処理装置の機種に応じて変更する設定情報変更部と、該設定情報変更部によって変更された該設定情報に基づいて、該情報処理装置に関する該設定処理を行なう設定処理部とをそなえることを特徴としている。
さらに、本発明の設定方法(請求項3)は、装置本体と、該装置本体に取り付け可能に構成されるとともに、互いに構成が異なる複数の機種の情報処理装置の装置本体に対しても取り付け可能に構成されたマザーボードとをそなえて構成された情報処理装置における設定方法であって、該情報処理装置の機種を特定可能な識別情報を取得する識別情報取得ステップと、該識別情報取得ステップにおいて取得された該識別情報と、該情報処理装置の機種に応じて該設定情報を変更するための変更情報とに基づいて、設定情報保存部に保存された該情報処理装置の設定処理を行なうための設定情報を、当該マザーボードが取り付けられた該情報処理装置の機種に応じて変更する設定情報変更ステップと、該設定情報変更ステップにおいて変更された該設定情報に基づいて、該情報処理装置に関する該設定処理を行なう設定処理ステップとをそなえることを特徴としている。
また、本発明の設定プログラム(請求項4)は、装置本体と、該装置本体に取り付け可能に構成されるとともに、互いに構成が異なる複数の機種の情報処理装置の装置本体に対しても取り付け可能に構成されたマザーボードとをそなえて構成されたコンピュータに、設定機能を実行させるための設定プログラムであって、該情報処理装置の機種を特定可能な識別情報を取得する識別情報取得ステップと、該識別情報取得ステップにおいて取得された該識別情報と、該情報処理装置の機種に応じて該設定情報を変更するための変更情報とに基づいて、設定情報保存部に保存された該情報処理装置の設定処理を行なうための設定情報を、当該マザーボードが取り付けられた該情報処理装置の機種に応じて変更する設定情報変更ステップと、該設定情報変更ステップにおいて変更された該設定情報に基づいて、該情報処理装置に関する該設定処理を行なう設定処理ステップとを、該コンピュータに実行させることを特徴としている。
さらに、本発明のコンピュータ読取可能な記録媒体(請求項5)は、上述した設定プログラムを記録したものである。
本発明によれば、以下の少なくともいずれか1つの効果ないし利点が得られる。
(1)識別情報と変更情報とに基づいて、設定情報を、そのマザーボードが取り付けられた情報処理装置の機種に応じて自動的に変更することにより、オペレータが情報処理装置における設定作業を行なう必要がなく、作業工数を低減でき経済的である他、利便性が高く、更に、人為的な設定ミスの発生を防止することができ、システムの誤動作等を防止して信頼性の高い情報処理装置を提供することができる。
(2)ハードウェアやソフトウェアの構成が異なる複数の機種の情報処理装置間において、BIOS設定等の設定情報が異なる場合でも、マザーボードをそのまま使用(共用)することができるので、マザーボードの管理工数や保守部品費用を低減することができ、経済的であるとともに利便性が高い。
(3)マザーボードを、複数の異なる(複数種類の)情報処理装置において容易に使用することができるので、素材流用性を向上させることができ経済的である。
(4)設定情報の変更を行なう旨の設定が行なわれている場合にのみ、設定情報の変更を行なうことにより、設定情報の変更を行なうか否かを任意に設定することができ、柔軟性が高い。
(5)設定情報における個々の項目毎に、変更を行なうか否かの設定を行なうことにより、柔軟性が高く、又、利便性が高い。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(A)一実施形態の説明
図1は本発明の一実施形態としてのマザーボードをそなえたPOS端末(情報処理装置,電子装置)の構成例を模式的に示す図、図2〜図4はそれぞれPOS端末の外観を示す斜視図である。なお、図2は一体型のPOS端末の外観を示す斜視図、図3,図4はいずれも分離型のPOS端末の外観を示す斜視図であり、又、図3は分離型のPOS端末をディスプレイ側から、又、図4は図3に示す分離型のPOS端末101bをその反対側からそれぞれ見た図である。
本発明の一実施形態のマザーボード102は、POS(Point Of Sales;販売時点情報管理)システムにおいて店舗等に設置されて用いられるPOS端末101a,101bに取り付けられる電子部品であって、構成が異なる機種であるPOS端末101a(図2参照)とPOS端末101b(図3,図4参照)とのいずれに対しても取り付けて使用できるようになっている。すなわち、マザーボード102は、POS端末101aとPOS端末101bとの間で共通化され、これらの複数の機種(本実施形態では2種類)のPOS端末101a,101bのそれぞれに取り付け可能に構成されている。
このマザーボード102は、図1に示すように、CPU11,チップセット12およびCMOSメモリ13をそなえて構成され、CPU11がCMOSメモリ13や他の記憶装置(図示省略)に格納されたプログラムやOS(Operating System)を実行することにより、POS端末101a,101bにおける種々の機能を実現させるようになっている。
ここで、図2に示すPOS端末101aは、マザーボード102,電源ユニット103,電源ファン105−1および温度センサ104−1をそなえて構成され、電源ユニット103とマザーボード102とが同一の筐体106に搭載された一体型として構成されている。
このPOS端末101aにおいては、温度センサ104−1はマザーボード102に搭載されたCPU11(図1参照)付近の温度を測定するようになっており、電源ファン105−1はモータおよびファン(いずれも図示省略)をそなえて構成され、モータによりファンを回転駆動することにより、装置から排気および吸気口から吸気を行なって、CPU,電源を含む装置の冷却を行なう。
また、電源ファン105−1は、CPU11による制御に基づいてそのモータの回転数を制御することができるようになっており、POS端末101aの起動時等に、BIOS(Basic Input Output System)プログラムが電源ファン回転数制御機能を有効に設定することにより、温度センサ104−1の検出結果に基づいて電源ファン105−1の回転数が制御される。この電源ファン回転数制御機能においては、例えば、CPU11が高温時に、電源ファン105−1が高速回転するように制御が行なわれるようになっている。
そして、このPOS端末101aにおいては、温度センサ104−1によりマザーボード102に搭載されたCPU11付近の温度を測定し、この温度センサ104−1による測定結果に基づいてCPUファン105−2の制御を行なうことにより、CPU11の温度が所定値以上にならないよう制御が行なわれるようになっている。
すなわち、POS端末101aにおいては、電源ファン105−1のモータの回転数制御を行なうことによりCPU11の冷却を行なう電源ファン回転数制御が行なわれ、例えば、CPU11の温度が高温の時に電源ファン105−1を高速回転させることでCPU11の冷却が行なわれる。
図3および図4に示すPOS端末101bは、POS端末101aとは異なる構成をそなえた機種であって、第1筐体106−1と第2筐体106−2との2つの筐体を連結されて構成されるとともに、マザーボード102,電源ユニット103,電源ファン105−1,CPUファン105−2,温度センサ104−1,104−2をそなえて構成され、電源ユニット103,温度センサ104−2および電源ファン105−1が第1筐体106−1に、又、マザーボード102,温度センサ104−1およびCPUファン105−2が第2筐体106−2にそれぞれ格納されている。
なお、以下、図中、既述の符号と同一の符号は同一もしくは略同一の部分を示しているので、その詳細な説明は省略する。
温度センサ104−1はマザーボード102に搭載されたCPU11付近の温度を、又、温度センサ104−2は電源ユニット103内の温度をそれぞれ測定するものである。電源ファン105−1はモータによりファンを回転駆動することにより電源ユニット103に対して送風を行ない、この電源ユニット103の冷却を行なうようになっている。又、CPUファン105−2はモータおよびファン(いずれも図示省略)をそなえて構成され、モータによりファンを回転駆動することによりCPU11に対して送風を行ない、このCPU11の冷却を行なうようになっている。
また、電源ファン105−1およびCPUファン105−2は、それぞれCPU11による制御に基づいてそのモータの回転数を制御することができるようになっている。
なお、このPOS端末101bにおいては、CPU11と電源ユニット103とは異なる筐体に格納されているので、CPU11の温度に応じて電源ファン105−1を制御する電源ファン回転数制御機能は無効に設定されるようになっている。
そして、このPOS端末101bにおいては、温度センサ104−1によりマザーボード102に搭載されたCPU11付近の温度を測定し、この温度センサ104−1による測定結果に基づいてCPUファン105−2の制御を行なうことによりCPU11の冷却を行なう。又、温度センサ104−2により電源ユニット103内の温度を測定し、この温度センサ104−2による測定結果に基づいて電源ファン105−1の制御を行なうことにより電源ユニット103の冷却を行なうようになっている。
なお、以下、POS端末を示す符号としては、複数のPOS端末のうち1つを特定する必要があるときには符号101a,101bを用いるが、任意のPOS端末を指すときには符号101を用いる。
また、図1に示すように、POS端末101は、マザーボード102と装置本体20とをコネクタ30を介して通信可能に接続することにより構成されており、装置本体20には個別ID設定部(識別情報保持部)21がそなえられており、本実施形態においては、POS端末101a,101bのいずれにおいても、装置本体20が個別ID設定部21をそなえて構成されているのである。この個別ID設定部21は、POS端末101の機種に対応する個別ID(識別情報)を設定・保持するものである。
本実施形態においては、POS端末101の機種として、一体型(POS端末101a)および分離型(POS端末101b)の2種類のPOS端末101が用いられるようになっており、一体型のPOS端末101aには個別ID=0が、又、分離型のPOS端末101bには個別ID=1がそれぞれ識別情報として予め設定されていて、これらの個別IDにより、POS端末101の2つの機種を特定することができるようになっている。
図5および図6はそれぞれ本発明の一実施形態としてのマザーボード102をそなえたPOS端末101における個別ID設定部21の構成例を模式的に示す図であって、図5は個別ID=0である一体型のPOS端末101aの装置本体20にそなえられる個別ID設定部21の構成を示す図、図6は個別ID=1である分離型のPOS端末101bの装置本体20にそなえられる個別ID設定部21の構成を示す図である。
図5に示す個別ID設定部21は、端子をグラウンド接続することにより“0(LO)”を個別IDとして保持するように構成されており、図6に示す個別ID設定部21は、端子を電源(図6に示す例では5V電源)に接続することにより“1(HI)”を個別IDとして保持するように構成されている。
すなわち、本実施形態においては、個別ID設定部21が、プリント基板上に固定された個別IDとして構成されている。
コネクタ30は、マザーボード102と装置本体20とを通信可能に接続するものであって、例えば、GPIO(General Purpose Input Output)のインターフェースとして構成されている。
また、この装置本体20の個別ID設定部21に設定された個別IDは、後述するチップセット12を介してCPU11(識別情報取得部111)によって取得されるようになっている。
CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)メモリ13は、種々のプログラムやデータを読み取り可能に格納する不揮発性のメモリであって、CMOS設定情報(設定情報)131および変更情報132をその所定の領域に格納するようになっている。
CMOS設定情報131は、BIOSプログラムによってPOS端末101の起動時に使用される設定情報(BIOS設定情報)であり、例えば、種々のBIOS設定項目について、それぞれ設定値を対応付けることにより構成されている。
そしてCMOSメモリ13は、POS端末101の設定処理を行なうための設定情報を保存する設定情報保存部として機能するのである。
変更情報132は、POS端末101の機種に応じてCMOS設定情報131を変更するための情報であって、例えば、CMOS設定情報131におけるPOS端末101の機種に応じて変更が必要なBIOS設定項目と、そのBIOS設定項目における変更後の情報とをPOS端末101の機種を特定するための情報(例えば、個別ID)に対応させることにより構成されている(図10,図11参照)。
すなわち、変更情報132は、少なくとも、POS端末101の複数の機種間で異なるBIOS設定項目について、POS端末101の機種に対応させて、その設定値(変更すべき値)を設定することにより構成されている。
例えば、POS端末101aとPOS端末101bとでは、上述の如く、電源ファン回転数制御機能において異なっているので、POS端末101a(個別ID=1)は電源ファン回転数制御機能を“有効”にする一方で、POS端末101b(個別ID=0)は電源ファン回転数制御機能を“無効”にする旨の情報が、変更情報132として用いられる。電源ファン回転数制御機能とは、CPU温度による電源ファンの回転数を制御する機能をいう。POS端末101bにおいては電源温度により電源ファンの回転数は制御されるようになっている。
なお、変更情報132として、上述の如き情報をどのような形式で保存するかは、既知の手法を用いて任意に実施することができる。
そしてCMOSメモリ13は、POS端末101の機種に応じて設定情報を変更するための変更情報を保存する変更情報保存部として機能するのである。
CPU11は、ROMやRAM,HDD等の記憶装置(いずれも図示省略)から読み出したプログラムやOS(Operating System)を実行することにより、POS端末101に種々の機能を実現させるものであって、POS端末101の起動時においては、BIOSプログラム(設定プログラム)を実行することにより、識別情報取得部111,設定情報変更部112および設定処理部113として機能するようになっている。
なお、BIOSプログラムは、POS端末101における種々の設定を行なうためのプログラムであり、一般に、BIOS ROMや不揮発性メモリ等における所定の領域に格納されるようになっている。
また、識別情報取得部111,設定情報変更部112および設定処理部113としての機能を実現するためのBIOSプログラム(設定プログラム)は、例えばフレキシブルディスク,CD(CD−ROM,CD−R,CD−RW等),DVD(DVD−ROM,DVD−RAM,DVD−R,DVD+R,DVD−RW,DVD+RW等),磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。そして、POS端末101(情報処理装置,コンピュータ)はその記録媒体からプログラムを読み取ってBIOSメモリ等の内部記憶装置に転送し格納して用いる。又、そのBIOSプログラムを、例えば磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスク等の記憶装置(記録媒体)に記録しておき、その記憶装置から通信経路を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。
識別情報取得部111,設定情報変更部112および設定処理部113としての機能を実現する際には、内部記憶装置(BIOS ROMや不揮発性メモリ等)に格納されたBIOSプログラムがコンピュータのマイクロプロセッサ(本実施形態ではCPU11)によって実行される。
なお、本実施形態において、コンピュータとは、ハードウェアとオペレーティングシステムとを含む概念であり、オペレーティングシステムの制御の下で動作するハードウェアを意味している。又、オペレーティングシステムが不要でアプリケーションプログラム単独でハードウェアを動作させるような場合には、そのハードウェア自体がコンピュータに相当する。ハードウェアは、少なくとも、CPU11等のマイクロプロセッサと、記録装置に記録されたBIOSプログラム(コンピュータプログラム)を読み取るための手段とをそなえており、本実施形態においては、POS端末101がコンピュータとしての機能を有しているのである。
さらに、本実施形態における記録媒体としては、上述したフレキシブルディスク,CD(CD−ROM,CD−R,CD−RW等),DVD(DVD−ROM,DVD−RAM,DVD−R,DVD+R,DVD−RW,DVD+RW等),磁気ディスク,光ディスク,光磁気ディスクのほか、ICカード,ROMカートリッジ,磁気テープ,パンチカード,コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ),外部記憶装置等や、バーコードなどの符号が印刷された印刷物等のコンピュータ読取可能な種々の媒体を利用することができる。
識別情報取得部111は、装置本体20に取り付けられた状態で、この装置本体20から、そのPOS端末101の機種を特定可能な個別IDを取得するものであって、装置本体20の個別ID設定部21に設定された個別IDを取得するようになっている。
具体的には、識別情報取得部111は、GPIO等のチップセット12の機能を用いて、コネクタ30を介して個別ID設定部21から個別IDを取得するようになっている。なお、チップセット12の機能を用いて装置本体20に設定された情報を取得することは、既知の種々の手法を用いて実現することができるものであり、その詳細については省略する。
設定情報変更部112は、識別情報取得部111によって取得された個別IDと、CMOSメモリ13に保存された変更情報132とに基づいて、CMOSメモリ13に保存されたCMOS設定情報131を、そのマザーボード102が取り付けられたPOS端末101の機種に応じて自動的に変更するものである。
具体的には、設定情報変更部112は、CMOSメモリ13に格納された変更情報132を参照して、CMOS設定情報131における少なくとも一部のBIOS設定項目を、そのPOS端末101の機種に合わせて、変更(書き換え)するようになっている。
なお、この設定情報変更部112によって変更されたCMOS設定情報131は、CMOSメモリ13に保存(上書き保存)してもよく、又、CMOSメモリ13に保存することなく、BIOSプログラムにより使用された後に廃棄してもよく、種々変形して実施することができる。
設定処理部113は、CMOS設定情報131に基づいて、POS端末101におけるハードウェアおよびソフトウェアに関する種々の設定を行なうものであり、設定情報変更部112によって変更されたCMOS設定情報131に基づいて、POS端末101に関する設定処理を行なうようになっている。
上述の如く構成された、本発明の一実施形態としてのマザーボード102をそなえたPOS端末101における起動時の処理を、図7に示すフローチャート(ステップA10〜A80)に従って説明する。
POS端末101において電源投入やシステムリセット、もしくはシステムの再起動が行なわれると、BIOSプログラムが実行・起動され(ステップA10)、CMOSメモリ13から、POS端末101の起動に必要な各種データ(CMOSデータ)が読み込まれる(ステップA20)。
そして、識別情報取得部111が、装置本体20の個別ID設定部21から個別IDを取得(リード)し(ステップA30;識別情報取得ステップ)、この個別IDの確認が行なわれる(ステップA40)。
ここで、個別IDが“0”である場合には(ステップA40のYESルート参照)、そのマザーボード102がPOS端末101aに取り付けられているので、設定情報変更部112が、CMOS設定情報131(CMOSデータ)を取得するとともに、CMOSメモリ13に格納された変更情報132を参照して、CMOS設定情報131におけるBIOS設定情報における、電源ファン回転数制御機能を“有効”に上書きする(ステップA50;設定情報変更ステップ)。
その後、設定処理部113が、この設定情報変更部112によって変更されたCMOS設定情報101により、各種BIOS機能の設定を行なう(ステップA70;設定処理ステップ)。
一方、個別IDが“1”である場合には(ステップA40のNOルート参照)、そのマザーボード102がPOS端末101bに取り付けられているので、設定情報変更部112が、CMOS設定情報131(CMOSデータ)を取得するとともに、CMOSメモリ13に格納された変更情報132を参照して、CMOS設定情報131におけるBIOS設定情報における、電源ファン回転数制御機能を“無効”に上書きする(ステップA60;設定情報変更ステップ)して、ステップA70に移行する。
そして、BIOSプログラムによる処理が終了した後に(ステップA80)、OSや各種プログラムが起動されることにより起動プロセスが完了し、その後、POS端末101としての各種機能が実現される。
このように、本発明の一実施形態としてのマザーボード102をそなえたPOS端末101によれば、設定情報変更部112が、識別情報取得部111によって取得された個別IDと、CMOSメモリ13に保存された変更情報132とに基づいて、CMOS設定情報131を、そのマザーボード102が取り付けられたPOS端末101の機種に応じて自動的に変更することにより、オペレータがPOS端末101におけるBIOS設定作業を行なう必要がなく、作業工数を低減でき経済的である他、利便性が高く、更に、人為的な設定ミスの発生を防止することができ、システムの誤動作等を防止して信頼性の高いPOSシステムを提供することができる。
また、ハードウェアやソフトウェアの構成が異なる複数の機種のPOS端末101の間において、温度・電圧等にかかるハードウェアの異常監視条件等、BIOS設定が異なる場合でも、マザーボード102をそのまま使用(共用)することができるので、マザーボード102の管理工数や保守部品費用を低減することができ、経済的であるとともに利便性が高い。
さらに、マザーボード102を、複数の異なる(複数種類の)POS端末101において容易に使用することができるので、素材流用性を向上させることができ経済的である。
(B)変形例の説明
次に、本発明の一実施形態のマザーボード102の変形例として、POS端末101におけるディスプレイの設定変更を行なう例について説明する。
図8は本発明の一実施形態としてのマザーボード102をそなえたPOS端末101の変形例の構成を模式的に示す図である。
なお、図中、既述の符号と同一の符号は同一もしくは略同一の部分を示しているので、その説明は省略する。
本変形例においては、マザーボード102上にジャンパスイッチ221がそなえられ、このジャンパスイッチ221が、POS端末101の機種を特定可能な個別ID(識別情報)を保持する識別情報保持部として機能するようになっている。
そして、オペレータ等が、このマザーボード102におけるジャンパスイッチ221を、POS端末101の機種に合わせて設定した後に、POS端末101の装置本体に取り付けるようになっている。
具体的には、例えば、ジャンパスイッチ221は少なくとも1番〜3番の3本の信号ピン(以下、これらの信号ピンをそれぞれ1番ピン,2番ピンもしくは3番ピンという)をそなえて構成され、図2に示した一体型のPOS端末101aにマザーボード102を取り付ける場合には、ジャンパスイッチ221において1番ピンと2番ピンとを結線(ショート)させ、又、図3および図4に示した分離型のPOS端末101bにマザーボード102を取り付ける場合には、ジャンパスイッチ221において2番ピンと3番ピンとを結線(ショート)させる。
なお、本変形例においてマザーボード102にそなえられるジャンパスイッチ221に既知の種々のジャンパスイッチを用いることができ、又、このジャンパスイッチ221における設定値の取得は、例えば、チップセット12の機能によって実現可能であり、既知の種々の手法により実現することができるものである。
また、本変形例においては、ジャンパスイッチ221によって設定される個別IDの有効にするか否かを任意に設定することができるようになっており、更に、CMOS設定情報における個々の項目毎に、この個別IDの有効/無効を任意に設定することができるようになっている。
例えば、CMOSメモリ13における所定位置に、予め規定しておいた種々の値を設定し、この値に基づいて、種々の項目について個別IDの有効/無効を任意に設定することができる。
図9は本発明の一実施形態の変形例のマザーボードをそなえたPOS端末における、ブートディスプレイに関するCMOS設定情報の例を示す図である。
この図9に示す例においては、CMOSメモリ13における0x41のビット7〜5に、ブートディスプレイに関する種々の設定を行なっており、0x41のビット7〜5のビット列が0x11の場合にのみ、ブートディスプレイに関する個別IDが有効となるようになっている。
そして、本変形例においては、CMOSメモリ13(0x41のビット7〜5の領域)が、設定情報変更部112により設定情報の変更を行なうか否かを設定可能な設定部として機能するようになっている。
また、本変形例においては、CMOSメモリ13における0x41のビット7〜5に、CMOS設定情報の項目の一つとしてブートディスプレイに関する種々の設定を行なう例について説明するが、CMOS設定情報における他の項目(設定項目;例えば、入力装置に関する設定)に関して、CMOSメモリ13における他の領域(例えば、0x42のビット7〜5等)に、設定情報の変更を行なうか否か、すなわち、個別IDを有効にするか否か等の設定を行なってもよく、設定部において、CMOS設定情報における個々の項目毎に、変更を行なうか否かの設定を行なってもよいのである。
なお、「0x」は16進数表記を示すプレフィックスであって、整数リテラルの頭に付すことで、その値を16進数と見なすものとする。
この図9に示す例においては、CMOSメモリ13の0x41のビット7〜5からなるビット列が、“000”である場合には“VBIOS default(VBIOSの初期設定値)”が、“001”である場合には“CRT”が、“010”である場合には“LVDS”が、“011”である場合には“CRT+LVDS”が、“100”である場合には“EFP”が、“101”である場合には“CRT+EFP”が、“111”である場合には“HW setting”が、それぞれ設定されていることを示している。なお、CMOSメモリ13の0x41のビット7〜5からなるビット列が“110”の場合に対しては定義が行なわれていない(NOT define)。
そして、CMOSメモリ13の0x41のビット7〜5からなるビット列が、“111”である場合に対して設定されている“HW setting”が、ジャンパスイッチ221によって設定される個別IDが有効であり、この個別IDと変更情報132とに基づいて、設定情報変更部112がCMOS設定情報131の変更を行なうことを示している。すなわち、個別IDに基づくCMOS設定情報131の自動変更処理が行なわれる(有効である)ことを示しているのである。
さて、本変形例においては、POS端末101の機種(個別ID)により、CMOS設定情報における「CPU FAN alarm」と「PSU FAN alarm」とからなる2つのBIOS設定項目と、VBIOS(Video BIOS)の設定(「VBIOS setting」)の変更を行なう場合について説明する。
ここで、「CPU FAN alarm」はCPUファン105−2の異常を検出した際における処理を示す情報であって、具体的には、分離型のPOS端末101bにおいては、CPUファン105−2の異常が検出された際には、システムの電源断(Shutdown)が行なわれる。又、一体型のPOS端末101aにはCPUファン105−2はそなえられていないので無効(Disable)が設定される。
また、「PSU FAN alarm」は電源ファン105−1の制御手法を示す情報であって、“Pattern#1”は、CPU11や電源ユニット103等にそれぞれそなえられた温度センサ104−1,104−2等の各検出結果に基づいて電源ファン105−1の制御を行なうことを示し、“Pattern#2”は、電源ユニット103にそなえられた温度センサ104−2の検出結果に基づいて電源ファン105−1の制御を行なうことを示している。
「VBIOS setting」はブートディスプレイの設定を示し、例えば、“2画面モード”もしくは“1画面モード”が選択されるようになっている。
図10は本発明の変形例としてのマザーボード102をそなえたPOS端末101における変更情報132の例を示す図であり、個別ID有効時におけるCMOS設定情報131のBIOS設定項目の設定例を示している。
この図10に示す例においては、個別IDが有効の場合に、1番ピンと2番ピンとが結線されている場合(一体型のPOS端末101aの場合)には、CMOS設定情報における「CPU FAN alarm」を“Disable”にするとともに、「PSU FAN alarm」を“Pattern#1”に設定することを示しており、又、2番ピンと3番ピンとが結線されている場合(分離型のPOS端末101bの場合)には、「CPU FAN alarm」を電源断(Shutdown)にするとともに、「PSU FAN alarm」を“Pattern#2”に設定することを示している。
また、図11は本発明の変形例としてのマザーボードをそなえたPOS端末における変更情報132の例を示す図であり、個別ID有効時におけるCMOS設定情報のVBIOSの設定例を示す図である。
この図11に示す例においては、個別IDが有効の場合に、1番ピンと2番ピンとが結線されている場合(一体型のPOS端末101aの場合)には、VBIOSの設定を“2画面モード”にし、2番ピンと3番ピンとが結線されている場合(分離型のPOS端末101bの場合)には、VBIOSの設定を“1画面モード”に設定することを示している。
本発明の一実施形態の変形例としてのマザーボードをそなえたPOS端末における起動時の処理を、図12に示すフローチャート(ステップB10〜B120)に従って説明する。
POS端末101において電源投入やシステムリセット、もしくはシステムの再起動が行なわれると、BIOSプログラムが実行・起動され(ステップB10)、CMOSメモリ13から、POS端末101の起動に必要な各種データ(CMOSデータ)が読み込まれる(ステップB20)。
そして、CPU11は、CMOSメモリ13における0x41のビット7〜5のビット列が“111”であるか否かを確認し(ステップB30;確認ステップ)、このビット7〜5のビット列が“111”である場合には(ステップB30のYESルート参照)、個別IDに基づくCMOS設定情報131の自動変更処理が有効であると判断して、次に、識別情報取得部111が、ジャンパスイッチ221の設定を確認する(ステップB40;識別情報取得ステップ)。
ここで、ジャンパスイッチ221において、1番ピンと2番ピンとが結線されている場合には(ステップB40の“1-2 short”ルート参照)、設定情報変更部112は、本マザーボード102が一体型のPOS端末101aに取り付けられたと判断して、変更情報132に従って、CMOS設定情報131における「VBIOS setting」を“2画面モード”に設定する(ステップB50;設定情報変更ステップ)。なお、ここでCMOS設定情報131において“HW setting”は維持され、変更は行なわれない。
そして、CPU11は、ハードウェア監視モードが有効であるか否かを確認し(ステップB60)、ハードウェア監視モードが有効である場合には(ステップB60の“有効”ルート参照)、設定情報変更部112が、変更情報132を参照して、BIOS設定情報における「CPU FAN alarm」を“Disable”にするとともに、「PSU FAN alarm」を“Pattern#1”に設定する(ステップB70;設定情報変更ステップ)。
その後、設定処理部113が、この設定情報変更部112によって変更されたCMOS設定情報101により、各種BIOS機能の設定を行ない(ステップB110;設定処理ステップ)、BIOSプログラムによる処理が終了した後に(ステップB120)、OSや各種プログラムが起動されることにより起動プロセスが完了し、その後、POS端末101としての各種機能が実現される。
また、ジャンパスイッチ221において、2番ピンと3番ピンとが結線されている場合には(ステップB40の“2-3 short”ルート参照)、設定情報変更部112は、本マザーボード102が分離型のPOS端末101bに取り付けられたと判断して、変更情報132に従って、CMOS設定情報131における「VBIOS setting」を“1画面モード”に設定する(ステップB80;設定情報変更ステップ)。なお、ここでCMOS設定情報131において“HW setting”は維持され、変更は行なわれない。
そして、CPU11は、ハードウェア監視モードが有効であるか否かを確認し(ステップB90)、ハードウェア監視モードが有効である場合には(ステップB90の“有効”ルート参照)、設定情報変更部112が、変更情報132を参照して、BIOS設定情報における「CPU FAN alarm」を“Shutdown”にするとともに、「PSU FAN alarm」を“Pattern#2”に設定し(ステップB100;設定情報変更ステップ)、ステップB110に移行する。
一方、CMOSメモリ13における0x41のビット7〜5のビット列が“111”ではない場合や(ステップB30のNOルート参照)、ハードウェア監視モードが無効である場合には(ステップB60の“無効”ルートおよびステップB90の“無効”ルート参照)、それ以上のCMOS設定情報131の変更を行なうことなく、ステップB110に移行するのである。
このように、本発明の一実施形態の変形例としてのマザーボード102をそなえたPOS端末101においても、上述した一実施形態と同様の作用効果を得ることができる他、CMOSメモリ13における所定の領域(例えば、0x41のビット7〜5)に、ブートディスプレイに関する種々の設定を行ない、この0x41のビット7〜5のビット列が0x11の場合にのみ、ブートディスプレイに関する個別IDが有効とすることにより、この個別IDに基づくCMOS設定情報131の自動変更処理を有効にすることができる。従って、CMOS設定情報131の自動変更を行なうか否かを任意に設定することができ、柔軟性が高い。
また、CMOS設定情報131における個々の項目毎に、個別IDの有効/無効を任意に設定することができるので、柔軟性が高く、又、利便性が高い。
(C)その他
そして、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
例えば、上述した実施形態においては、変更情報132が、POS端末101の複数の機種間において異なるBIOS設定項目についてのみ変更後の設定値をそなえて構成され、設定情報変更部112が、POS端末101の機種に合わせて、CMOS設定情報131における一部のBIOS設定項目を変更しているが、これに限定されるものではなく、POS端末101の複数の機種のそれぞれに対して、全てのBIOS設定項目にかかるBIOS設定情報をCMOS設定情報131としてそれぞれ用意しておき、変更情報132が、POS端末101の各機種に対応するCMOS設定情報131をそれぞれ特定してもよく、これにより、設定情報変更部112が、POS端末101の機種に合わせてCMOS設定情報131全体を変更してもよく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更することができる。
また、上述した実施形態においては、装置本体20にそなえられた個別ID設定部21が、プリント基板上に固定された個別IDとして構成されているが、これに限定されるものではなく、個別ID設定部21を、例えば、ディップスイッチ等の設定値を変更可能に構成された機器を用いて構成することにより、個別IDを変更可能にすることができ、これにより、システムをより柔軟に構成することができる。
同様に、マザーボード102にそなえられた個別ID設定部21についても、ディップスイッチ等の設定値を変更可能に構成された機器を用いて構成することができ、これにより、個別IDを変更可能にすることができ、システムをより柔軟に構成することができる。
また、上述した変形例においては、CMOSメモリ13における所定位置(0x41のビット7〜5)の値が0x11の場合にのみ個別IDが有効となるようになっているが、これに限定されるものではなく、個別IDが有効であるか否かを示す設定を、CMOSメモリ13における0x41以外の位置に格納してもよく、又、0x11以外の設定値の場合に個別IDを有効としてもよい。
さらに、個別IDが有効であるか否かを示す設定を、上述の如きソフトウェア的手法によって実現するだけでなく、例えば、ジャンパスイッチやディップスイッチ等の種々のスイッチ等を用いて設定することにより、ハードウェアによって実現することもできる。
また、上述した変形例においては、マザーボード102にそなえられたジャンパスイッチ221により個別IDを設定しているが、これに限定されるものではなく、他の種々のスイッチ等を用いて個別IDを設定してもよい。
さらに、上述した実施形態およびその変形例においては、2つの機種のPOS端末101a,101bにおいてマザーボード102を共通化して使用する例について説明したが、これに限定されるものではなく、マザーボード102を3種類以上のPOS端末101で共通化して使用してもよい。
このように、マザーボード102を3種類以上のPOS端末101で共通化して使用する場合には、個別IDのビット数を増やすことにより対応することができる。
図13(a),(b),(c),(d)は本発明の一実施形態としてのマザーボード102をそなえたPOS端末101における個別ID設定部21の他の構成例を模式的に示す図である。これらの図13(a),(b),(c),(d)にそれぞれ示す個別ID設定部21は、それぞれ2つの端子(2ビット)をそなえて構成され、これらの2つの端子のいずれか一方をグラウンド接続するとともに他方を電源に接続したり、両方の端子を同時にグラウンドもしくは電源に接続することにより、“01”,“10”,“11”および“00”の4種類のうちいずれかに設定することにより、これらのうちいずれかの構成を重複することなく選択的に採用することにより、4つの機種のいずれかを表わすことができる。
このように、個別ID設定部21においてビット数を適宜増やすことにより、任意の数の機種について、本願発明を適用することができる。
また、上述した実施形態およびその変形例においては、マザーボード102をPOS端末101の装置本体20に接続し、このPOS端末101の設定を行なう例について説明しているが、これに限定されるものではなく、POS端末101に代えてLCD(Liquid Crystal Display),キーボード,プリンタ等の各種の電子装置であってもよく、マザーボード102にこれらの電子装置を接続する際の設定処理を行なってもよい。
これにより、これらの電子装置の接続時に、オペレータが設定作業を行なう必要がなく、作業工数を低減でき経済的である他、利便性が高く、更に、人為的な設定ミスの発生を防止することができ、システムの誤動作等を防止して信頼性の高いPOSシステムを提供することができる。
なお、マザーボード102とこれらの電子装置とを、例えば、USB(Universal Serial Bus)を介して接続することにより、電子装置に種々の手法で設定された個別IDをマザーボード102(識別情報取得部112)が容易に取得することができる。
また、上述した実施形態においては、温度制御に関する電源ファン回転数制御機能について説明するとともに、その変形例においては、ブートディスプレイに関する設定について説明しているが、これらの例に限定するものではなく、情報処理装置に関する種々の機能や設定(CMOS設定)について、適用することができる。
なお、本発明の各実施形態が開示されていれば、本発明を当業者によって実施・製造することが可能である。
(D)付記
(付記1) 構成が異なる複数の機種の電子装置のそれぞれに接続可能に構成されたマザーボードであって、
該電子装置に関する設定処理を行なうための設定情報を保存する設定情報保存部と、
該電子装置の機種を特定可能な識別情報を取得可能な識別情報取得部と、
該電子装置の機種に応じて該設定情報を変更するための変更情報を保存する変更情報保存部と、
該識別情報取得部によって取得された該識別情報と、該変更情報保存部に保存された該変更情報とに基づいて、該設定情報保存部に保存された設定情報を、当該マザーボードが取り付けられた該電子装置の機種に応じて変更する設定情報変更部と、
該設定情報変更部によって変更された該設定情報に基づいて、該電子装置に関する該設定処理を行なう設定処理部とをそなえることを特徴とする、マザーボード。
(付記2) 該電子装置が該識別情報保持部をそなえ、
該識別情報取得部が、当該マザーボードが該電子装置に取り付けられた状態で、該電子装置から該識別情報を取得することを特徴とする、付記1記載のマザーボード。
(付記3) 該識別情報を保持する識別情報保持部をそなえ、
該識別情報取得部が、該識別情報保持部から該識別情報を取得することを特徴とする、付記1記載のマザーボード。
(付記4) 該設定情報変更部により該設定情報の変更を行なうか否かを設定可能な設定部をそなえ、
該設定情報変更部が、該設定情報の変更を行なう旨の設定が該設定部において行なわれている場合にのみ、前記設定情報の変更を行なうことを特徴とする、付記1〜付記3のいずれか1項に記載のマザーボード。
(付記5) 該設定部において、該設定情報における個々の項目毎に、前記変更を行なうか否かの設定を行なうことを特徴とする、付記4記載のマザーボード。
(付記6) 装置本体と、該装置本体に取り付け可能に構成されるとともに、当該情報処理装置とは構成が異なる他の機種の情報処理装置の装置本体に対しても取り付け可能なマザーボードとをそなえた情報処理装置であって、
該情報処理装置の機種を特定可能な識別情報を保持する識別情報保持部をそなえるとともに、
該マザーボードが、
該装置本体に取り付けられた状態で、該識別情報保持部から該識別情報を取得可能な識別情報取得部と、
該情報処理装置の機種に応じて該設定情報を変更するための変更情報を保存する変更情報保存部と、
該識別情報取得部によって取得された該識別情報と、該変更情報保存部に保存された該変更情報とに基づいて、該設定情報保存部に保存された設定情報を、当該マザーボードが取り付けられた該情報処理装置の機種に応じて変更する設定情報変更部と、
該設定情報変更部によって変更された該設定情報に基づいて、該情報処理装置に関する該設定処理を行なう設定処理部とをそなえることを特徴とする、情報処理装置。
(付記7) 該装置本体が該識別情報保持部をそなえることを特徴とする、付記6記載の情報処理装置。
(付記8) 該識別情報取得部が、当マザーボードが該装置本体に取り付けられた状態で、該装置本体から該識別情報を取得することを特徴とする、付記7記載の情報処理装置。
(付記9) 該マザーボードが該識別情報保持部をそなえることを特徴とする、付記6記載の情報処理装置。
(付記10) 該識別情報取得部が、該識別情報保持部から該識別情報を取得することを特徴とする、付記9記載の情報処理装置。
(付記11) 該設定情報変更部により該設定情報の変更を行なうか否かを設定可能な設定部をそなえ、
該設定情報変更部が、該設定情報の変更を行なう旨の設定が該設定部において行なわれている場合にのみ、前記設定情報の変更を行なうことを特徴とする、付記6〜付記10のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(付記12) 該設定部において、該設定情報における個々の項目毎に、前記変更を行なうか否かの設定を行なうことを特徴とする、付記11記載の情報処理装置。
(付記13) 装置本体と、該装置本体に取り付け可能に構成されるとともに、互いに構成が異なる複数の機種の情報処理装置の装置本体に対しても取り付け可能に構成されたマザーボードとをそなえて構成された情報処理装置における設定方法であって、
該情報処理装置の機種を特定可能な識別情報を取得する識別情報取得ステップと、
該識別情報取得ステップにおいて取得された該識別情報と、該情報処理装置の機種に応じて該設定情報を変更するための変更情報とに基づいて、設定情報保存部に保存された該情報処理装置の設定処理を行なうための設定情報を、当該マザーボードが取り付けられた該情報処理装置の機種に応じて変更する設定情報変更ステップと、
該設定情報変更ステップにおいて変更された該設定情報に基づいて、該情報処理装置に関する該設定処理を行なう設定処理ステップとをそなえることを特徴とする、設定方法。
(付記14) 該設定情報変更ステップにおいて該設定情報の変更を行なうか否かを確認する確認ステップをそなえ、
該確認ステップにおいて、該設定情報の変更を行なう旨の設定が該設定ステップにおいて行なわれていることを確認された場合にのみ、設定情報変更ステップにおいて前記設定情報の変更を行なうことを特徴とする、付記13記載の設定方法。
(付記15) 該設定ステップにおいて、該設定情報における個々の項目毎に、前記変更を行なうか否かの設定を行なうことを特徴とする、付記14記載の設定方法。
(付記16) 装置本体と、該装置本体に取り付け可能に構成されるとともに、互いに構成が異なる複数の機種の情報処理装置の装置本体に対しても取り付け可能に構成されたマザーボードとをそなえて構成されたコンピュータに、設定機能を実行させるための設定プログラムであって、
該情報処理装置の機種を特定可能な識別情報を取得する識別情報取得ステップと、
該識別情報取得ステップにおいて取得された該識別情報と、該情報処理装置の機種に応じて該設定情報を変更するための変更情報とに基づいて、設定情報保存部に保存された該情報処理装置の設定処理を行なうための設定情報を、当該マザーボードが取り付けられた該情報処理装置の機種に応じて変更する設定情報変更ステップと、
該設定情報変更ステップにおいて変更された該設定情報に基づいて、該情報処理装置に関する該設定処理を行なう設定処理ステップとを、該コンピュータに実行させることを特徴とする、設定プログラム。
(付記17) 該設定情報変更ステップにおいて該設定情報の変更を行なうか否かを確認する確認ステップを該コンピュータに実行させるとともに、
該確認ステップにおいて、該設定情報の変更を行なう旨の設定が行なわれていることを確認された場合にのみ、設定情報変更ステップにおいて前記設定情報の変更を行なうように該コンピュータに実行させることを特徴とする、付記16記載の設定プログラム。
(付記18) 該設定ステップを該コンピュータに実行させる際において、該設定情報における個々の項目毎に、前記変更を行なうか否かの設定を行なうことを特徴とする、付記16又は付記17記載の設定プログラム。
(付記19) 装置本体と、該装置本体に取り付け可能に構成されるとともに、互いに構成が異なる複数の機種の情報処理装置に対しても取り付け可能に構成されたマザーボードとをそなえて構成されたコンピュータに、設定機能を実行させるための設定プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体であって、
該設定プログラムが、
該情報処理装置の機種を特定可能な識別情報を取得する識別情報取得ステップと、
該識別情報取得ステップにおいて取得された該識別情報と、該情報処理装置の機種に応じて該設定情報を変更するための変更情報とに基づいて、設定情報保存部に保存された該情報処理装置の設定処理を行なうための設定情報を、当該マザーボードが取り付けられた該情報処理装置の機種に応じて変更する設定情報変更ステップと、
該設定情報変更ステップにおいて変更された該設定情報に基づいて、該情報処理装置に関する該設定処理を行なう設定処理ステップとを、該コンピュータに実行させることを特徴とする、設定プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
(付記20)
該設定プログラムが、
該設定情報変更ステップにおいて該設定情報の変更を行なうか否かを確認する確認ステップを該コンピュータに実行させるとともに、
該確認ステップにおいて、該設定情報の変更を行なう旨の設定が行なわれていることを確認された場合にのみ、設定情報変更ステップにおいて前記設定情報の変更を行なうように該コンピュータに実行させることを特徴とする、付記19記載の設定プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
例えば、パソコン,サーバ,ATM(Automated Teller Machine;現金自動預入れ支払い機)等、マザーボードを搭載する、POS端末以外の種々の情報処理装置における、種々の設定処理にも適用できる。
本発明の一実施形態としてのマザーボードをそなえたPOS端末の構成例を模式的に示す図である。 POS端末の外観を示す斜視図である。 POS端末の外観を示す斜視図である。 POS端末の外観を示す斜視図である。 本発明の一実施形態としてのマザーボードをそなえたPOS端末における個別ID設定部の構成を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態としてのマザーボードをそなえたPOS端末における個別ID設定部の構成を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態としてのマザーボードをそなえたPOS端末における起動時の処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の一実施形態としてのマザーボードをそなえたPOS端末の変形例を説明するための図である。 本発明の一実施形態の変形例のマザーボードをそなえたPOS端末における、ブートディスプレイに関するCMOS設定情報の例を示す図である。 本発明の変形例としてのマザーボードをそなえたPOS端末における変更情報の構成例を示す図である。 本発明の変形例としてのマザーボードをそなえたPOS端末における変更情報132の例を示す図である。 本発明の一実施形態の変形例としてのマザーボードをそなえたPOS端末における起動時の処理を、説明するためのフローチャートである。 (a),(b),(c),(d)は本発明の一実施形態としてのマザーボードをそなえたPOS端末における個別ID設定部の他の構成例を模式的に示す図である。 POS端末の外観を示す斜視図である。 POS端末の外観を示す斜視図である。 POS端末の外観を示す斜視図である。
符号の説明
11 CPU
12 チップセット
13 CMOSメモリ(設定情報保存部,変更情報保存部)
20 装置本体
21 個別ID設定部(識別情報保持部)
30 コネクタ
101,101a,101b POS端末(電子装置,情報処理装置,コンピュータ)
102 マザーボード
103 電源ユニット
104−1,104−2 温度センサ
105−1 電源ファン
105−2 CPUファン
106 筐体
106−1 第1筐体
106−2 第2筐体
221 ジャンパスイッチ(識別情報設定部)
111 識別情報取得部
112 設定情報変更部
113 設定処理部
131 CMOS設定情報(設定情報)
132 変更情報

Claims (5)

  1. 構成が異なる複数の機種の電子装置のそれぞれに接続可能に構成されたマザーボードであって、
    該電子装置に関する設定処理を行なうための設定情報を保存する設定情報保存部と、
    該電子装置の機種を特定可能な識別情報を取得可能な識別情報取得部と、
    該電子装置の機種に応じて該設定情報を変更するための変更情報を保存する変更情報保存部と、
    該識別情報取得部によって取得された該識別情報と、該変更情報保存部に保存された該変更情報とに基づいて、該設定情報保存部に保存された設定情報を、当該マザーボードが取り付けられた該電子装置の機種に応じて変更する設定情報変更部と、
    該設定情報変更部によって変更された該設定情報に基づいて、該電子装置に関する該設定処理を行なう設定処理部とをそなえることを特徴とする、マザーボード。
  2. 装置本体と、該装置本体に取り付け可能に構成されるとともに、当該情報処理装置とは構成が異なる他の機種の情報処理装置の装置本体に対しても取り付け可能なマザーボードとをそなえた情報処理装置であって、
    該情報処理装置の機種を特定可能な識別情報を保持する識別情報保持部をそなえるとともに、
    該マザーボードが、
    該装置本体に取り付けられた状態で、該識別情報保持部から該識別情報を取得可能な識別情報取得部と、
    該情報処理装置の機種に応じて該設定情報を変更するための変更情報を保存する変更情報保存部と、
    該識別情報取得部によって取得された該識別情報と、該変更情報保存部に保存された該変更情報とに基づいて、該設定情報保存部に保存された設定情報を、当該マザーボードが取り付けられた該情報処理装置の機種に応じて変更する設定情報変更部と、
    該設定情報変更部によって変更された該設定情報に基づいて、該情報処理装置に関する該設定処理を行なう設定処理部とをそなえることを特徴とする、情報処理装置。
  3. 装置本体と、該装置本体に取り付け可能に構成されるとともに、互いに構成が異なる複数の機種の情報処理装置の装置本体に対しても取り付け可能に構成されたマザーボードとをそなえて構成された情報処理装置における設定方法であって、
    該情報処理装置の機種を特定可能な識別情報を取得する識別情報取得ステップと、
    該識別情報取得ステップにおいて取得された該識別情報と、該情報処理装置の機種に応じて該設定情報を変更するための変更情報とに基づいて、設定情報保存部に保存された該情報処理装置の設定処理を行なうための設定情報を、当該マザーボードが取り付けられた該情報処理装置の機種に応じて変更する設定情報変更ステップと、
    該設定情報変更ステップにおいて変更された該設定情報に基づいて、該情報処理装置に関する該設定処理を行なう設定処理ステップとをそなえることを特徴とする、設定方法。
  4. 装置本体と、該装置本体に取り付け可能に構成されるとともに、互いに構成が異なる複数の機種の情報処理装置の装置本体に対しても取り付け可能に構成されたマザーボードとをそなえて構成されたコンピュータに、設定機能を実行させるための設定プログラムであって、
    該情報処理装置の機種を特定可能な識別情報を取得する識別情報取得ステップと、
    該識別情報取得ステップにおいて取得された該識別情報と、該情報処理装置の機種に応じて該設定情報を変更するための変更情報とに基づいて、設定情報保存部に保存された該情報処理装置の設定処理を行なうための設定情報を、当該マザーボードが取り付けられた該情報処理装置の機種に応じて変更する設定情報変更ステップと、
    該設定情報変更ステップにおいて変更された該設定情報に基づいて、該情報処理装置に関する該設定処理を行なう設定処理ステップとを、該コンピュータに実行させることを特徴とする、設定プログラム。
  5. 装置本体と、該装置本体に取り付け可能に構成されるとともに、互いに構成が異なる複数の機種の情報処理装置に対しても取り付け可能に構成されたマザーボードとをそなえて構成されたコンピュータに、設定機能を実行させるための設定プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体であって、
    該設定プログラムが、
    該情報処理装置の機種を特定可能な識別情報を取得する識別情報取得ステップと、
    該識別情報取得ステップにおいて取得された該識別情報と、該情報処理装置の機種に応じて該設定情報を変更するための変更情報とに基づいて、設定情報保存部に保存された該情報処理装置の設定処理を行なうための設定情報を、当該マザーボードが取り付けられた該情報処理装置の機種に応じて変更する設定情報変更ステップと、
    該設定情報変更ステップにおいて変更された該設定情報に基づいて、該情報処理装置に関する該設定処理を行なう設定処理ステップとを、該コンピュータに実行させることを特徴とする、設定プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
JP2007019628A 2007-01-30 2007-01-30 マザーボード,情報処理装置,設定方法,設定プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体 Pending JP2008186261A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007019628A JP2008186261A (ja) 2007-01-30 2007-01-30 マザーボード,情報処理装置,設定方法,設定プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
US12/021,695 US20080256350A1 (en) 2007-01-30 2008-01-29 Motherboard, information processor, setting method and computer-readable recording medium in which setting program is stored

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007019628A JP2008186261A (ja) 2007-01-30 2007-01-30 マザーボード,情報処理装置,設定方法,設定プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008186261A true JP2008186261A (ja) 2008-08-14
JP2008186261A5 JP2008186261A5 (ja) 2009-09-24

Family

ID=39729254

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007019628A Pending JP2008186261A (ja) 2007-01-30 2007-01-30 マザーボード,情報処理装置,設定方法,設定プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20080256350A1 (ja)
JP (1) JP2008186261A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016021111A (ja) * 2014-07-14 2016-02-04 Necプラットフォームズ株式会社 冷却制御装置及び冷却制御方法、サーバシステム、並びにコンピュータ・プログラム
CN106019665A (zh) * 2015-03-27 2016-10-12 发那科株式会社 显示单元
JP2020009024A (ja) * 2018-07-04 2020-01-16 東芝テック株式会社 処理端末
JP2022123426A (ja) * 2021-02-12 2022-08-24 Necプラットフォームズ株式会社 コンピュータシステムにおけるbiosの設定変更システム及び設定変更方法

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8717729B2 (en) * 2008-02-12 2014-05-06 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Computing devices having fail-safe mechanical shut-off switch
TWI396135B (zh) * 2009-02-12 2013-05-11 Inventec Corp 基本輸入/輸出系統之設定方法
US9417672B2 (en) * 2012-03-30 2016-08-16 Lenovo (Singapore) Pte. Ltd. Separate customizable thermal control table
US11068035B2 (en) * 2019-09-12 2021-07-20 Dell Products L.P. Dynamic secure ACPI power resource enumeration objects for embedded devices
CN113627110B (zh) * 2021-08-25 2023-11-07 深圳市同泰怡信息技术有限公司 双基本输入输出系统可信度量的方法、装置、计算机设备

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05340592A (ja) * 1992-06-08 1993-12-21 Toshiba Corp 空気調和装置
JPH08226704A (ja) * 1995-02-23 1996-09-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 給湯装置
JPH10289009A (ja) * 1997-04-17 1998-10-27 Hitachi Ltd 電気機器の機種設定装置
JP2006127105A (ja) * 2004-10-28 2006-05-18 Fujitsu Peripherals Ltd 電子機器にファームウエアをインストールする方法およびプリント基板

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4622633A (en) * 1983-12-06 1986-11-11 Tri Sigma Corporation Object building method for self configuring computer network
US5504905A (en) * 1994-05-17 1996-04-02 International Business Machines Corporation Apparatus for communicating a change in system configuration in an information handling network
US6572384B1 (en) * 2001-02-08 2003-06-03 3Com Corporation Method and apparatus for interconnecting circuit cards
US7281125B2 (en) * 2001-08-24 2007-10-09 Lenovo (Singapore) Pte. Ltd. Securing sensitive configuration data remotely
US7493438B2 (en) * 2001-10-03 2009-02-17 Intel Corporation Apparatus and method for enumeration of processors during hot-plug of a compute node
US20030135418A1 (en) * 2002-01-11 2003-07-17 Swetank Shekhar Point-of-sale (POS) systems that use a peripheral device for point-of-sale applications and methods of operating the same
US7363392B2 (en) * 2003-07-30 2008-04-22 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Automatic maintenance of configuration information in a replaceable electronic module
US7827063B2 (en) * 2004-05-24 2010-11-02 Digipos Store Solutions Group Limited Point of sale systems and methods
US20090254857A1 (en) * 2006-07-11 2009-10-08 Christopher Romine Wireless communication device pre-purchase personalization

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05340592A (ja) * 1992-06-08 1993-12-21 Toshiba Corp 空気調和装置
JPH08226704A (ja) * 1995-02-23 1996-09-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 給湯装置
JPH10289009A (ja) * 1997-04-17 1998-10-27 Hitachi Ltd 電気機器の機種設定装置
JP2006127105A (ja) * 2004-10-28 2006-05-18 Fujitsu Peripherals Ltd 電子機器にファームウエアをインストールする方法およびプリント基板

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016021111A (ja) * 2014-07-14 2016-02-04 Necプラットフォームズ株式会社 冷却制御装置及び冷却制御方法、サーバシステム、並びにコンピュータ・プログラム
CN106019665A (zh) * 2015-03-27 2016-10-12 发那科株式会社 显示单元
JP2016186521A (ja) * 2015-03-27 2016-10-27 ファナック株式会社 表示ユニット
US9837041B2 (en) 2015-03-27 2017-12-05 Fanuc Corporation Display unit
CN106019665B (zh) * 2015-03-27 2018-08-24 发那科株式会社 显示单元
JP2020009024A (ja) * 2018-07-04 2020-01-16 東芝テック株式会社 処理端末
JP7408758B2 (ja) 2018-07-04 2024-01-05 東芝テック株式会社 処理端末
JP2022123426A (ja) * 2021-02-12 2022-08-24 Necプラットフォームズ株式会社 コンピュータシステムにおけるbiosの設定変更システム及び設定変更方法
JP7260191B2 (ja) 2021-02-12 2023-04-18 Necプラットフォームズ株式会社 コンピュータシステムにおけるbiosの設定変更システム及び設定変更方法

Also Published As

Publication number Publication date
US20080256350A1 (en) 2008-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008186261A (ja) マザーボード,情報処理装置,設定方法,設定プログラムおよび同プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
US9594641B2 (en) Techniques for updating memory of a chassis management module
US9680712B2 (en) Hardware management and control of computer components through physical layout diagrams
US20110126043A1 (en) Operating System-Firmware Interface Update Recovery
TW201510867A (zh) 伺服器系統
JP3629517B2 (ja) 情報処理装置のブートデバイス切替方法。
US20080282113A1 (en) Failure information management method and apparatus, failure detection method and apparatus, electronic apparatus, information processing apparatus and computer-readable storage medium
US8140836B2 (en) Information processing apparatus and program
US20060026462A1 (en) Apparatus for recovering BIOS in computer system
US20120191965A1 (en) Boot systems and methods, and related devices
US8286093B2 (en) Replacement motherboard configuration
JP6036222B2 (ja) デバイス制御装置、ホスト装置およびホスト装置の制御方法
US6954358B2 (en) Computer assembly
US20090210589A1 (en) Dynamic Vital Product Data Update Based on an Installed Feature Card
JP2007018049A (ja) 記憶制御システム
US20180113833A1 (en) Board management controller peripheral card, host system with the same, and method for managing host peripheral member by the same
JP5430221B2 (ja) 画像形成装置、その制御方法及びプログラム
Intel
Intel Intel® Desktop Board D845GVSH Technical Product Specification
JP2012216112A (ja) コンピュータシステムおよび周辺機器の情報取得方法
JP2009015604A (ja) 情報処理装置のインストールシステム
US7210028B2 (en) Hardware management apparatus
US20070242570A1 (en) Alarm information display unit
JP2008117415A (ja) 情報受付装置
TWI286323B (en) Memory module installation configuration inspection method and system

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090806

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090806

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20100330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110412

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110613

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20111115