JP2008185572A - 原子炉等代替冷却設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】設計想定を超える地震や津波が発生して原子炉等冷却設備の冷却機能が喪失した場合にも、プラントから発生する熱を確実に除熱してプラント安全停止を確保できること。
【解決手段】原子炉停止時に発生する炉心の崩壊熱、使用済燃料プール内の崩壊熱、その他機器などから発生する熱を冷却して除去する原子炉等冷却設備10に接続され、代替冷却水を大気により冷却する空気式冷凍機21と、代替冷却水を循環させる代替冷却循環ポンプ22とを有し、原子炉等冷却設備の海水系14、16に替えて利用される原子炉等代替冷却設備20が、設計想定を超える地震に対して健全性が確保される耐震グレードに設計されると共に、非常用電源設備28から電源が供給されるよう構成され、且つ設計想定を超える津波に対して健全性が確保される構造に構成されたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、沸騰水型原子力発電プラントにおいて、原子炉停止時に発生する炉心の崩壊熱、使用済燃料プール内の崩壊熱、その他機器などから発生する熱を冷却して除去する原子炉等冷却設備の後備装置としての原子炉等代替冷却設備に関する。
沸騰水型軽水炉を利用した原子力発電プラントでは、原子炉停止時に発生する炉心の崩壊熱、使用済燃料プール内の崩壊熱、その他機器などから発生する熱を冷却して除去する原子炉等冷却設備を有し、この原子炉等冷却設備は、プラント非常時に稼動する非常用冷却設備と、プラント通常運転中に稼動する常用冷却設備とを備えて構成される。
非常用冷却設備は、プラントの安全停止機能を有する構築物、系統若しくは機器、または原子炉内燃料若しくは使用済燃料から発生または蓄積された熱を、最終的な熱の逃し場である海へ移送して除去するものである。また、常用冷却設備は、プラントの運転または停止期間中において利用される系統や機器などから発生または蓄積された熱を、同様に海へ移送して除去するものである。
図12及び図13に示すように、上述の原子炉等冷却設備10における非常用冷却設備11、常用冷却設備12では、非常用負荷1と常用負荷5とをそれぞれ独立して冷却するように構成された冷却設備、または、非常用負荷1と常用負荷5とを組み合わせて冷却するように構成された冷却設備となっている。
つまり、図12は、非常用負荷1と常用負荷5がそれぞれ独立した冷却設備から成る原子炉等冷却設備10を示している。具体的には、この原子炉等冷却設備10の非常用冷却設備11は、複数の非常用負荷1(例えば残留熱除去系、燃料プール冷却浄化系、原子炉離隔時冷却系等の熱交換器やポンプなど)と、これらの各非常用負荷1から発生する熱を熱交換する非常用熱交換器2と、非常用冷却水循環ポンプ3とにより循環経路(中間ループ)9を形成する非常用冷却系13と、海水を非常用冷却海水ポンプ4により非常用熱交換器2へ移送し、非常用冷却系13との熱交換を実施して、プラントから発生した熱を海へ移送する非常用冷却海水系14とにより構成される。
また、原子炉等冷却設備10の常用冷却設備12は、複数の常用負荷5(例えば原子炉冷却材浄化系、制御棒駆動機構等の熱交換器やポンプなど)と、これらの各常用負荷5から発生する熱を熱交換する常用熱交換器6と、常用冷却水循環ポンプ7とにより循環経路(中間ループ)9を形成する常用冷却系15と、海水を常用冷却海水ポンプ8により常用熱交換器6へ移送し、常用冷却系15との熱交換を実施して、プラントから発生した熱を海へ移送する常用冷却海水系16とを有して構成される。
他方、図13は、非常用負荷1と常用負荷5を非常用冷却設備11に組み入れた原子炉等冷却設備19を示しており、非常時には緊急閉鎖弁17により常用負荷5を切り離して運用している。
ここで、図12及び図13に示す上述の非常用冷却系13、常用冷却系15は、それぞれ同一種類の負荷を冷却する複数の冷却系(即ち、非常用冷却系13の場合には複数の非常用冷却系13A、13B、…、常用冷却系15の場合には複数の常用冷却系15A、15B、…)から構成されている。そして、各冷却系毎に異なった冷却海水系が設けられている。即ち、例えば、非常用冷却系13A、13Bのそれぞれに非常用冷却海水系14A、14Bが設けられ、常用冷却系15A、15Bのそれぞれに常用冷却海水系16A、16Bが設けられている。
ところで、沸騰水型軽水炉を利用した原子力発電プラントでは、定検(つまり定期点検、以下単に定検と称する)のために定期的にプラントを停止しており、この定検毎に、取水槽を含めた海水系(非常用冷却海水系14、常用冷却海水系16)の点検を実施する。この定検におけるプラント停止中にも、プラントから発生する熱を除熱する必要があるため、原子炉等冷却設備10、19は、定検中にも必要最低限の負荷、例えば残留熱除去系の熱交換器やポンプなどに対し運転を継続する必要がある。
このため、海水系14、16の点検を複数系統(非常用冷却海水系14A、14B、…;常用冷却海水系16A、16B、…)毎に区分して実施し、必要な系統の海水系14A、14B、…;16A、16B、…のみを運転させて残りの海水系を点検し、各海水系14A、14B、…;16A、16B、…の点検を交互に実施している。しかし、この海水系14A、14B、…;16A、16B、…の交互の点検実施は、定検工程を長期化させる等の影響をプラントに与える一要因となっている。
尚、非常用冷却設備11と常用冷却設備12の点検は、各海水系14A、14B、…;16A、16B、…の交互の点検実施に合わせて実施しているが、原子炉での発生熱量が高い時点からの海水系の早期点検や、海水系の点検期間を長く必要とする改造等が発生した場合の運用を目的として、同一種類の負荷を冷却する複数の非常用冷却系統13A、13B、…間、または常用冷却系統15A、15B、…間においてタイライン18(図12)を設置したものがある(例えば特許文献1参照)。これにより、点検中の海水系14A、14B、…;16A、16B、…に関連する負荷を稼動させることができないという点検の制限を緩和することが可能となる。
また、今日の沸騰水型軽水炉を利用した原子力発電プラントでは、プラントの稼働率向上による経済性向上、及び電力の安定供給を目指して、定検期間の短縮とプラントの長期サイクル運転(定検間隔の延長)が重要視されている。
原子力発電プラントの定検工程は、各海水系14A、14B、…;16A、16B、…の点検を交互に実施することを考慮して作成されていたが、この海水系の点検に影響を受けない原子炉等代替冷却設備(不図示)を原子炉等冷却設備10、19に設置することで、定検工程の期間を短縮するものが提案されている(例えば特許文献2及び3参照)。
つまり、これらの特許文献2及び3に記載の原子炉等代替冷却設備は、空気式冷凍機を用いて代替冷却水を冷却するものであり、原子力発電プラントの定検時に冷却が必要な非常用負荷1または常用負荷5を、非常用冷却海水系14または常用冷却海水系16に替えて上記代替冷却水により冷却するものである。これにより、定検時に非常用冷却海水系14、常用冷却海水系16をそれぞれ各系統毎に区分けして交互に点検する必要がなくなり、例えば一括して全台同時に点検することができるので、定検期間を短縮することが可能となる。
特開昭62−255892号公報 特開2001−74874号公報 特開2001−188094号公報
図12及び図13に示す原子炉等冷却設備10、19では、定検時に使用される上述の原子炉等代替冷却設備を備えたものも含めて、プラント安全停止時に非常用冷却設備11を稼働させて、プラント安全停止に必要な非常用負荷1を非常用冷却系13及び非常用冷却海水系14により冷却して、プラントの安全停止に必要な除熱を実施している。
ところが、このような原子炉等冷却設備10、19においては、設計想定を超える地震や津波が発生した場合のプラント安全停止時に、例えば引き津波によって冷却水源である海水が枯渇したり、寄せ津波によって水没したり、漂流物によって損壊して、特に非常用冷却海水系14の冷却機能が喪失する恐れが想定される。これは、近年の規制見直しによって対策が要請されているところである。
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、設計想定を超える地震や津波が発生して原子炉等冷却設備の冷却機能が喪失した場合にも、プラントから発生する熱を確実に除熱してプラント安全停止を確保できる原子炉等代替冷却設備を提供することにある。
本発明は、原子炉停止時に発生する炉心の崩壊熱、使用済燃料プール内の崩壊熱、その他機器などから発生する熱を冷却して除去する原子炉等冷却設備に接続され、代替冷却水を大気により冷却する空気式冷凍機と、代替冷却水を循環させる代替冷却循環ポンプとを有し、前記原子炉等冷却設備の海水系に替えて利用される原子炉等代替冷却設備において、設計想定を超える地震に対して健全性が確保される耐震グレードに設計されると共に、非常用電源設備から電源が供給されるよう構成され、且つ、設計想定を超える津波に対して健全性が確保される構造に構成されたことを特徴とするものである。
本発明によれば、原子炉等冷却設備の海水系に替えて利用される原子炉等代替冷却設備が、設計想定を超える地震に対して健全性が確保される耐震グレードに設計されると共に、非常用電源設備から電源が供給されるよう構成され、且つ、設計想定を超える津波に対して健全性が確保される構造に構成されたことから、設計想定を超える地震や津波が発生して原子炉等冷却設備の海水系が利用できなくなった場合にも、この海水系に替えて原子炉等代替冷却設備を利用することで、炉心や使用済燃料プール内の崩壊熱など、プラント安全停止に必要な負荷の熱を確実に除去でき、この結果、プラント安全停止を確実に実施できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面に基づき説明する。
[A]第1の実施の形態(図1)
図1は、本発明に係る原子炉等代替冷却設備の第1の実施の形態を、原子炉等冷却設備と共に示す系統図である。この第1の実施の形態において、前述の背景技術の原子炉等冷却設備と同様な部分は、同一の符号を付して説明を簡略化し、または省略する。
本実施の形態における原子炉等代替冷却設備20は、原子炉停止時に発生する炉心の崩壊熱、使用済燃料プール内の崩壊熱、その他機器などから発生する熱を冷却して除熱する原子炉等冷却設備10に接続され、定検期間短縮を目的として定検時に、または、プラント安全停止時において原子炉等冷却設備10の非常用冷却海水系14が利用不可能となって冷却機能が喪失した場合に、原子炉等冷却設備10の非常用冷却海水系14、常用冷却海水系16に替えて利用されるものである。尚、この原子炉等代替冷却設備20は、本実施の形態を含めた以下の各実施の形態において、原子炉等冷却設備10に適用されるものを述べるが、原子炉等冷却設備19に適用することも可能である。
上述の原子炉等代替冷却設備20は、空気式冷凍機21、代替冷却循環ポンプ22、代替冷却水供給ライン23、代替冷却水戻りライン24、冷却系分配弁25A及び25Bを有して構成され、代替冷却水供給ライン23及び代替冷却水戻りライン24の一端が空気式冷凍機21に接続される。これらの代替冷却水供給ライン23及び代替冷却水戻りライン24の他端は、原子炉等冷却設備10の非常用冷却系13または常用冷却系15において冷却水が循環する循環経路9(中間ループ)に接続される。また、冷却系分配弁25A及び25Bは、代替冷却水供給ライン23と代替冷却水戻りライン24の他端側に配設されて、代替冷却水供給ライン23及び代替冷却水戻りライン24を流れる代替冷却水を非常用冷却系13と常用冷却系15へ分配する。
ここで、非常用冷却系13及び常用冷却系15の循環経路9には、代替冷却水供給ライン23、代替冷却水戻りライン24が接続された箇所から非常用冷却海水系14側、常用冷却海水系16側に冷却水切替弁26が配設される。これにより、代替冷却水供給ライン23から循環経路9へ導かれる代替冷却水が非常用熱交換器2または常用熱交換器6へ導かれること、且つ非常用負荷1または常用負荷5にて熱交換された冷却水が非常用熱交換器2にまたは常用熱交換器6へ導かれることがそれぞれ防止される。更に、非常用冷却系13及び常用冷却系15の循環経路9には、非常用負荷1、常用負荷5のそれぞれの前後に負荷前後弁27が配設されて、冷却水(代替冷却水を含む)が供給されるべき負荷1、5が選択される。
代替冷却循環ポンプ22は、代替冷却水戻りライン24に配設されて、この代替冷却水戻りライン24内の代替冷却水を空気式冷凍機21へ導き、この空気式冷凍機21が代替冷却水を大気により冷却し、この空気式冷凍機21にて冷却された代替冷却水が代替冷却水供給ライン23へ導かれる。代替冷却循環ポンプ22は、非常用冷却系13または常用冷却系15の循環経路9、代替冷却水戻りライン24、空気式冷凍機21、代替冷却水供給ライン23間で代替冷却水を循環させる。
尚、本実施の形態を含む各実施の形態において、弁の駆動方式としては手動方式と自動方式があり、自動方式の場合には空気作動または電動が用いられる。弁形式としては、バタフライ弁、ゲート弁、玉形弁であり、これらの弁に逆止弁が組み合わされたものでもよい。
上述のように構成された原子炉等代替冷却設備20は、更に、設計想定を超える地震に対して機器の健全性が確保される耐震グレード(例えば耐震グレードSS以上)に設計されると共に、非常用電源設備28から電源が供給されるよう構成されている。この非常用電源設備28は、非常用商用電源及び非常用ディーゼル発電設備を有するものであり、例えば原子炉等冷却設備10における非常用冷却設備11の非常用電源設備が用いられる。
更に、原子炉等代替冷却設備20は、設計想定を超える津波に対して機器の健全性が確保される構造に構成される。例えば、原子炉等代替冷却設備20は、設計想定を超える寄せ津波によっても機器が冠水されない高さ(レベル)以上の位置に設置され、または上記寄せ津波によっても機器が冠水しないような堰が設けられて構成される。尚、図1中の符号29Aは地盤を示し、符号29Bは海水を示す。
従って、本実施の形態によれば、次の効果(1)及び(2)を奏する。
(1)原子炉等冷却設備10の非常用冷却海水系14、常用冷却海水系16に替えて利用される原子炉等代替冷却設備20が、設計想定を超える地震に対して健全性が確保される耐震グレードに設計されると共に、非常用電源設備28から電源が供給されるように構成され、且つ、設計想定を超える津波に対して健全性が確保される構造に構成されたことから、設計想定を超える地震や津波が発生して原子炉等冷却設備10の非常用冷却海水系14が利用できなくなった場合にも、冷却系分配弁25Aを開操作し、冷却水切替弁26を閉操作し、代替冷却循環ポンプ22を起動し、空気式冷凍機21を動作させることで、原子炉等冷却設備10の非常用冷却海水系14に替えて原子炉等代替冷却設備20を利用することができる。これによって、炉心や使用済燃料プール内の崩壊熱など、プラント安全停止に必要な非常用負荷1(例えば残留熱除去系、燃料プール冷却浄化系などの熱交換器やポンプ)の熱を確実に除去でき、この結果、プラント安全停止を確実に実施できる。
(2)原子炉等代替冷却設備20の代替冷却水供給ライン23及び代替冷却水戻りライン24が非常用冷却系13または常用冷却系15の循環経路9に接続され、冷却水(代替冷却水)を供給すべき非常用負荷1、常用負荷5を負荷前後弁27の開閉により選択することから、原子炉等代替冷却設備20の代替冷却水供給ライン23、代替冷却水戻りライン24を非常用負荷1、常用負荷5にそれぞれ直接接続する場合に比べて配管構成を簡素化できる。しかも、負荷前後弁27の操作によって冷却すべき非常用負荷1、常用負荷5を容易に追加または削除することが可能になるので、融通性を高めることができる。
[B]第2の実施の形態(図2)
図2は、本発明に係る原子炉等代替冷却設備の第2の実施の形態を、原子炉等冷却設備と共に示す系統図である。この第2の実施の形態において、前記第1の実施の形態及び背景技術と同様な部分は、同一の符号を付して説明を簡略化し、または省略する。
本実施の形態の原子炉等代替冷却設備30が前記第1の実施の形態の原子炉等代替冷却設備20と異なる点は、同一種類の非常用負荷1を冷却する複数の非常用冷却系13A、13B、…のいずれかで、または同一種類の常用負荷5を冷却する複数の常用冷却系15A、15B、…のいずれかで、原子炉等代替冷却設備30からの代替冷却水を選択して供給可能に構成された点である。
つまり、原子炉等冷却設備10には、複数の非常用冷却系13、例えば非常用冷却系13Aと13Bのそれぞれの循環経路9間に、これらの循環経路9を連結する複数本のタイライン31、32が接続され、タイライン31に代替冷却水供給ライン23が接続され、タイライン32に代替冷却水戻りライン24が接続されている。そして、タイライン31には、複数の非常用冷却系13、例えば非常用冷却系13A、13Bに対応してタイライン切替弁33A、33Bが、タイライン32には、複数の非常用冷却系13、例えば非常用冷却系13A、13Bに対応してタイライン切替弁34A、34Bがそれぞれ設けられている。
タイライン切替弁33A及び34Aを開操作し、タイライン切替弁33B及び34Bを閉操作することにより、原子炉等代替冷却設備30の代替冷却水が非常用冷却系13A側へ選択して供給される。逆に、タイライン切替弁33B及び34Bを開操作し、タイライン切替弁33A及び34Aを閉操作することにより、原子炉等代替冷却設備30の代替冷却水が非常用冷却系13B側へ選択して供給される。
上述のタイライン31、32は、図示を省略しているが、複数の常用冷却系15(例えば常用冷却系15Aと15B)のそれぞれの循環経路9間にも同様に設けられて、これらのタイライン31、32に同様にしてタイライン切替弁33A、33B、34A及び34Bが設置されている。
更に、この原子炉等代替冷却設備30へ電源を供給する非常用電源設備は、複数のタイライン切替弁(例えばタイライン切替弁33A、33B、34A及び34B)により代替冷却水の供給が選択された非常用冷却系13A、13B、…にそれぞれ属する非常用電源設備28A、28B、…となるように、切替スイッチ35によって切り替えられる。例えば、タイライン切替弁33A、33B、34A及び34Bの操作により非常用冷却系13Aへ原子炉等代替冷却設備30の代替冷却水が供給される場合には、切替スイッチ35の操作によって、非常用冷却系13Aに属する非常用電源設備28Aから原子炉等代替冷却設備30へ電源が供給される。
従って、本実施の形態によれば、前記第1の実施の形態の効果(1)及び(2)と同様な効果を奏するほか、次の効果(3)を奏する。
(3)原子炉等冷却設備10の複数の非常用冷却系13の循環経路9間、または複数の常用冷却系15の循環経路9間にタイライン31、32が配設され、タイライン31が原子炉等代替冷却設備30の代替冷却水供給ライン23に、タイライン32が原子炉等代替冷却設備30の代替冷却水戻りライン24にそれぞれ接続される。更に、タイライン31、32に、複数の非常用冷却系13のいずれかへ、または複数の常用冷却系15のいずれかへ、原子炉等代替冷却設備30の代替冷却水を選択して供給可能なタイライン切替弁、例えばタイライン切替弁33A、33B、34A、34Bが設置されている。これらのことから、単一の原子炉等代替冷却設備30の代替冷却水を原子炉等冷却設備10の複数の非常用冷却系13のいずれかへ、または複数の常用冷却系15のいずれかへ選択して供給することができる。
特に、プラント安全停止時には、冷却機能を喪失した非常用冷却海水系14A、14B、…に替えて原子炉等代替冷却設備30を利用することで、冷却機能が喪失した非常用冷却海水系14A、14B、…に対応する非常用冷却系13A、13B、…が、プラント安全停止に必要な非常用負荷1を確実に冷却できるので、非常用冷却海水系14の冷却機能喪失に対する信頼性を向上させることができる。
[C]第3の実施の形態(図3)
図3は、本発明に係る原子炉等代替冷却設備の第3の実施の形態を、原子炉等冷却設備と共に示す系統図である。この第3の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付して説明を簡略化し、または省略する。
本実施の形態の原子炉等代替冷却設備40が前記第1の実施の形態の原子炉等代替冷却設備20と異なる点は、当該原子炉等代替冷却設備40が代替冷却水を供給すべき原子炉等冷却設備10の非常用冷却設備11における全ての非常用冷却系13が、常用冷却設備12における全ての常用冷却系15と共に、常圧化運用されている点である。
つまり、放射性流体の漏洩防止のために加圧運用されている非常用冷却系13を有する原子炉等冷却設備10に対し、その加圧運用されている非常用冷却系13の循環経路9に放射線監視装置としての放射線モニタ41を設置して、当該非常用冷却系13からの放射線の漏洩を監視することにより、当該非常用冷却系13を常圧化して運用する。この常圧化された元加圧運用の非常用冷却系13は、常圧化運用されている他の非常用冷却系13及び常用冷却系15と共に、原子炉等代替冷却設備40を共用化して構成される。
常用化された元加圧運用の非常用冷却系13は、非常用負荷1から循環経路9への放射線の漏洩が放射線モニタ41によって検出されたときに、漏洩箇所を特定して隔離処理されることにより、プラント外への放射線の漏洩が防止される。また、この常用化された元加圧運用の非常用冷却系13では、循環経路9内を加圧するための調圧タンク6が不要となり、他の常圧運用の非常用冷却系13または常用冷却系15と同様に、大気開放のサージタンク42を循環経路9に設置すれば足りる。
従って、本実施の形態によれば、前記第1の実施の形態の効果(1)及び(2)と同様な効果を奏するほか、次の効果(4)を奏する。
(4)強制的に加圧運用されている非常用冷却系13と、常圧運用されている非常用冷却系13または常用冷却系15において原子炉等代替冷却設備を共用化する場合、加圧運用される非常用冷却系13では、代替冷却水供給ライン23に系統加圧ポンプを設け、且つ代替冷却水戻りライン24に減圧弁を設けることで、加圧運用される非常用冷却系13の範囲のみを加圧する必要があり、原子炉等代替冷却設備の系統構成及び運用が煩雑となる。
これに対し、加圧運用されている非常用冷却系13に放射線モニタ41を設けて、この非常用冷却系13を常圧化し、常圧運用されている他の非常用冷却系13及び常用冷却系15と原子炉等代替冷却設備40を共用化することから、この原子炉等代替冷却設備40に加圧ポンプや減圧弁が不要となり、この原子炉等代替冷却設備40に調圧タンク及び調圧タンクを加圧するための設備が不要となる。この結果、原子炉等冷却設備10及び原子炉等代替冷却設備40の構成を簡素化できると共に、加圧ポンプなど、削除された機器の故障による原子炉等代替冷却設備40及び原子炉等冷却設備10の信頼性低下を未然に防止できる。
[D]第4の実施の形態(図4)
図4は、本発明に係る原子炉等代替冷却設備の第4の実施の形態を、原子炉等冷却設備と共に示す系統図である。この第4の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付して説明を簡略化し、または省略する。
本実施の形態の原子炉等代替冷却設備50が前記第1の実施の形態の原子炉等代替冷却設備20と異なる点は、単一の原子炉等代替冷却設備50からの代替冷却水を複数の原子力発電プラントのそれぞれの原子炉等冷却設備10へ供給可能に構成した点と、各原子炉等冷却設備10においてプラント安全停止時に原子炉等代替冷却設備50からの代替冷却水を供給する負荷を制限した点とである。
つまり、この原子炉等代替冷却設備50では、自プラントの原子炉等冷却設備10へ向かう代替冷却水供給ライン23、代替冷却水戻りライン24のそれぞれから、他プラントの原子炉等冷却設備110へ向かう代替冷却水供給ライン51、代替冷却水戻りライン52が延在され、代替冷却水供給ライン23及び代替冷却水戻りライン24にプラント切替弁53が、代替冷却水供給ライン51及び代替冷却水戻りライン52にプラント切替弁54がそれぞれ配設されている。これらのプラント切替弁53、54の操作により、原子炉等代替冷却設備50内の代替冷却水が自プラントの原子炉等冷却設備10と他プラントの原子炉等冷却設備110の少なくとも一方へ選定して供給される。
また、原子炉等冷却設備10または110(図4では原子炉等冷却設備10)においては、第1の実施の形態の原子炉等代替冷却設備20と同様に、定検時及びプラント安全停止時に利用する非常用冷却系13に属する非常用負荷1へ、原子炉等代替冷却設備50からの代替冷却水を供給するための冷却系分配弁25Aが、代替冷却水供給ライン23及び代替冷却水戻りライン24に配設されている。更に、原子炉等冷却設備10及び110においては、定検時のみ利用する常用冷却系15に属する常用負荷5へ原子炉等代替冷却設備50からの代替冷却水を供給するための冷却系分配弁25Bが、代替冷却水供給ライン23及び代替冷却水戻りライン24に配設されている。これらの冷却系分配弁25A及び25Bは、代替冷却水の供給に関して、非常用冷却系13側の非常用負荷1と常用冷却系15側の常用負荷5とを分離するものである。
更に、この原子炉等代替冷却設備50には、プラント安全停止時に原子炉等代替冷却設備50を利用する場合に、プラント切替弁53、54及び冷却系分配弁25Aを自動開または開許可する弁開閉関連インターロック回路55と、同じくプラント安全停止時に原子炉等代替冷却設備50を利用する場合に、冷却系分配弁25Bを自動閉または開不許可する弁開閉関連インターロック回路56とが設けられている。
弁開閉関連インターロック回路55の動作によって、点検時及びプラント安全停止時に利用される非常用冷却系13に属する非常用負荷1へ、プラント安全停止時に、原子炉等代替冷却設備50の代替冷却水が供給される。このとき、非常用冷却系13の負荷前後弁27を開閉操作することで、非常用冷却系13のうち必要な非常用負荷1へ上記代替冷却水を選択して供給することが可能となる。
また、弁開閉関連インターロック回路56の動作によって、定検時のみに利用する常用冷却系15に属する常用負荷5へ、プラント安全停止時に、原子炉等代替冷却設備50の代替冷却水が供給されないことから、このプラント安全停止時に、定検時及びプラント安全停止に利用される非常用負荷1のみへ上記代替冷却水が供給されることになる。
尚、弁開閉関連インターロック回路56を用いて冷却系分配弁25Bを遠隔操作する代わりに、冷却系分配弁25Bを手動操作弁とし、プラント安全停止時に冷却系分配弁25Bを手動で閉操作してもよい。
従って、本実施の形態によれば、前記第1の実施の形態の効果(1)及び(2)と同様な効果を奏する他、次の効果(5)を奏する。
(5)プラント安全停止時に弁開閉関連インターロック回路55によってプラント切替弁53、54及び冷却系分配弁25Aが開操作または開許可されることから、複数の原子力発電プラント間で原子炉等代替冷却設備50からの代替冷却水を利用することができる。更にこのとき、弁開閉関連インターロック回路56によって冷却系分配弁25Bが閉操作または開不許可され、非常用冷却系13側の負荷前後弁27が開操作されることで、各原子力発電プラントにおいて、原子炉等代替冷却設備50からの代替冷却水を利用する負荷を選定または制限することが可能となる。このため、プラント安全停止に必要な負荷のみへ原子炉等代替冷却設備50の代替冷却水を確実に供給できるので、原子炉等代替冷却設備50の合理的な運用を実現できる。
[E]第5の実施の形態(図5)
図5は、本発明に係る原子炉等代替冷却設備の第5の実施の形態を、原子炉等冷却設備とともに示す系統図である。この第5の実施の形態において、前記第1及び第4の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付して説明を簡略化し、または省略する。
本実施の形態の原子炉等代替冷却設備が前記第1及び第4の実施の形態の原子炉等代替冷却設備20及び50と異なる点は、複数の原子力発電プラントの原子炉等冷却設備10、110毎に原子炉等代替冷却設備60、61が設置され、定検時には定検中の原子炉等冷却設備10または110に対して複数の原子炉等代替冷却設備60及び61が共用化され、プラント安全停止時には各原子炉等冷却設備10、110毎にそれぞれ原子炉等代替冷却設備60、61が分離されて独立に構成された点である。
つまり、原子炉等代替冷却設備60及び61は同様に構成され、原子炉等代替冷却設備61は空気式冷凍機65から原子炉等冷却設備110へ向かって代替冷却水供給ライン63及び代替冷却水戻りライン64が延び、この代替冷却水戻りライン64に代替冷却循環ポンプ62が配設される。これらの代替冷却水供給ライン63及び代替冷却水戻りライン64には、空気式冷凍機65側にプラント切替弁54が配設されると共に、原子炉等冷却設備110側に図示しない冷却系分配弁が配設されている。
そして、原子炉等代替冷却設備60の代替冷却水供給ライン23と原子炉等代替冷却設備61の代替冷却水供給ライン63が、プラント分離弁67を備えた代替冷却設備共用ライン68にて連結されている。更に、原子炉等代替冷却設備60の代替冷却水戻りライン24と原子炉等代替冷却設備61の代替冷却水戻りライン64とが、プラント分離弁67を備えた代替冷却設備共用ライン69にて連結されている。
定検時にはプラント分離弁67が開操作されている。これにより、定検中のプラントの原子炉等冷却設備10または110、例えば原子炉等冷却設備10に対して原子炉等代替冷却設備60及び61が共用化される。このとき、定検中の例えば原子炉等冷却設備10側のプラント切替弁53が開操作されて、原子炉等代替冷却設備60及び61からの代替冷却水が、定検中の原子炉等冷却設備10へ供給される。
また、プラント安全停止時にはプラント分離弁67が閉操作されて、各原子炉等代替冷却設備60、61が原子炉等冷却設備10、110毎に独立に分離される。このとき、プラント切替弁53及び54の開操作により、原子炉等代替冷却設備60の代替冷却水が原子炉等冷却設備10へ、原子炉等代替冷却設備61の代替冷却水が原子炉等冷却設備110へそれぞれ供給される。このプラント安全停止時にプラント分離弁67を閉操作、または開不許可する信号が、プラント分離弁開閉関連インターロック回路66から出力されて、プラント分離弁67が制御される。
従って、本実施の形態によれば、前記第1及び第4の実施の形態の効果(1)、(2)及び(5)と同様な効果を奏する他、次の効果(6)を奏する。
(6)複数の原子力発電プラントのそれぞれの原子炉等冷却設備10、110毎に原子炉等代替冷却設備60、61が設置され、プラント安全停止時にプラント分離弁67の閉操作によって、各原子炉等代替冷却設備60、61が原子炉等冷却設備10、110毎に独立して構成される。このことから、原子炉等代替冷却設備60、61のいずれか1つの冷却機能が万一喪失した場合にも、全ての原子力発電プラントへ影響が及ぶことを回避でき、プラント安全停止に対する信頼性を向上させることができる。また、定検時にはプラント分離弁67が開操作されて、定検中の原子炉等冷却設備10または110に対して原子炉等代替冷却設備60及び61が共用化されるので、定検中の原子炉等冷却設備10または110に対する冷却能力に十分な余裕度を確保できる。
[F]第6の実施の形態(図6)
図6は、本発明に係る原子炉等代替冷却設備の第6の実施の形態を、原子炉等冷却設備と共に示す系統図である。この第6の実施の形態において、前記第1及び第4の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付して説明を簡略化し、省略する。
本実施の形態の原子炉等代替冷却設備70が前記第1及び第4の実施の形態の原子炉等代替冷却設備20及び50と異なる点は、原子炉等冷却設備10、110に対し独立した専用の電源として、専用発電設備71を備えた点である。従って、原子炉等代替冷却設備70の代替冷却循環ポンプ22や代替冷却設備関連動作機器類72へは、専用発電設備71から電源が供給される。
従って、本実施の形態によれば、前記第1及び第4の実施の形態の効果(1)、(2)及び(5)と同様な効果を奏する他、次の効果(7)を奏する。
(7)原子炉等代替冷却設備70に原子炉等冷却設備10、110に対し独立した専用の専用発電設備71が設置されたことから、代替冷却水を供給すべき原子炉等冷却設備10または110の非常用電源設備28が喪失している場合にも、専用発電設備71によって原子炉等代替冷却設備70を起動させることができ、この原子炉等代替冷却設備70を用いて原子炉等冷却設備10、110を機能させることで、プラント安全停止を確実に実施できる。更に、原子炉等冷却設備10または110の機能喪失した非常用電源設備28へ、冷却水を供給した状態で当該非常用電源設備28を復旧できるので、この非常用電源設備28の過熱による機能喪失を防止できる。
[G]第7の実施の形態(図7)
図7は、本発明に係る原子炉等代替冷却設備の第7の実施の形態を示す系統図である。この第7の実施の形態において、前記第1及び第4の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付して説明を簡略化し、または省略する。
本実施の形態の原子炉等代替冷却設備80が前記第1及び第4の実施の形態の原子炉等代替冷却設備20及び50と異なる点は、当該原子炉等代替冷却設備80から原子炉等冷却設備10、110へ代替冷却水を供給する前に、原子炉等代替冷却設備80が原子炉等冷却設備10、110と分離された状態において、当該原子炉等代替冷却設備80内で代替冷却水を循環させておく点である。
つまり、図7(A)に示すように、代替冷却水戻りライン24には、代替冷却循環ポンプ22の上流側と代替冷却水供給ライン23とを連結する代替冷却設備循環ライン81が設けられ、この代替冷却設備循環ライン81に循環弁82が配設されると共に、代替冷却水戻りライン24の代替冷却循環ポンプ22下流側に流量計83が配設される。更に、代替冷却水供給ライン23及び代替冷却水戻りライン24には封水設備84が設けられて、代替冷却水循環ポンプ22の停止時にも代替冷却水供給ライン23及び代替冷却水戻りライン24内に必要量の水が保持される。また、図7(B)に示すように、代替冷却水戻りライン24の代替冷却循環ポンプ22の下流側に圧力計85が設置される場合もある。
冷却系分配弁25A、プラント切替弁53及び54が閉操作されて、原子炉等代替冷却設備80が原子力発電プラントの原子炉等冷却設備10及び110から分離されている状態では、循環弁82が開操作されている。この状態で、代替冷却循環ポンプ22がプラント安全停止信号などにより起動され、または手動により起動されると、代替冷却水は代替冷却水戻りライン24、空気式冷凍機21、代替冷却水供給ライン23及び代替冷却設備循環ライン81間で循環する。このときの循環弁82の開度は、代替冷却循環ポンプ22の起動信号(または圧力計85からの圧力信号)と流量計83からの信号とによって、代替冷却循環ポンプ22の最小流量が確保されるように調整される。
その後、冷却系分配弁25A、プラント切替弁53及び54が開操作され、且つ循環弁82が閉操作されることによって、原子炉等代替冷却設備80内で循環していた代替冷却水が原子炉等冷却設備10、110へ供給される。
従って本実施の形態によれば、前記第1及び第4の実施の形態の効果(1)、(2)及び(5)と同様な効果を奏する他、次の効果(8)を奏する。
(8)原子炉等代替冷却設備86が原子炉等冷却設備10及び110から分離された状態で、代替冷却水を原子炉等代替冷却設備80内で循環させるよう構成されたことから、特にプラント安全停止時に、冷却系分配弁25A、プラント切替弁53及び54の開操作と循環弁82及び冷却水切替弁26の閉操作とを略同時に実施して、非常用冷却系13への冷却水の供給をほぼ継続した状態で、原子炉等代替冷却設備80から当該非常用冷却系13へ代替冷却水を迅速に供給することができる。
[H]第8の実施の形態(図8、図9)
図8は、本発明に係る原子炉等代替冷却設備の第8の実施の形態を、原子炉等冷却設備と共に示す系統図である。図9は、図8の原子炉等代替冷却設備の切替シーケンス図である。この第8の実施の形態において、前記第1、第5及び第7の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付して説明を簡略化し、または省略する。
本実施の形態は、第5及び第7の実施の形態の原子炉等代替冷却設備60、61及び80を組み合わせた系統構成の原子炉等代替冷却設備90、91に制御回路が設けられて構成され、この制御回路は、プラント安全停止時に通常利用される原子炉等冷却設備10、110が非常用冷却海水系14の停止に伴い冷却機能を喪失した場合に、非常用負荷1への冷却水の供給を原子炉等代替冷却設備90、91に移行するための制御を実施する。
この制御回路は、プラント安全停止に移行する信号を受けて、原子炉等代替冷却設備90、91内の代替冷却水を循環させる代替冷却設備起動待機制御回路としての代替冷却設備起動待機インターロック回路92と、原子炉等冷却設備10、110の非常用冷却海水系14の停止信号を受けて、原子炉等代替冷却設備90、91の代替冷却水を当該原子炉等冷却設備10、110へ導くための弁及びポンプを動作させる代替冷却設備利用開始制御回路としての代替冷却設備利用開始インターロック回路93とを有してなる。
具体的には、代替冷却設備起動待機インターロック回路92は、プラント安全停止に移行する信号(原子炉スクラム信号または非常用ディーゼル発電設備起動信号など)を例えば原子炉等冷却設備10から受けて、プラント分離弁67を閉操作し、原子炉等代替冷却設備90、91のそれぞれの空気式冷凍機21、65及び代替冷却循環ポンプ22、62を起動させて、各原子炉等代替冷却設備90、91内で代替冷却水を循環運転状態とする。また、代替冷却設備利用開始インターロック回路93は、原子炉等代替冷却設備90、91、例えば原子炉等代替冷却設備90の非常用冷却海水ポンプ4の停止信号を受けて、原子炉等代替冷却設備90の冷却系分配弁25A及びプラント切替弁53を開操作し、非常用冷却水循環ポンプ3を停止させ、且つ冷却水切替弁26及び循環弁82を閉操作する。
尚、図8では、代替冷却設備起動待機インターロック回路92及び代替冷却設備利用開始インターロック回路93は、原子炉等代替冷却設備90に属する弁及びポンプを制御するものを示すが、実際には原子炉等代替冷却設備91に属する弁及びポンプをも制御する。
従って、本実施の形態によれば、第1、第5及び第7の実施の形態の効果(1)、(2)、(6)及び(8)と同様な効果を奏する他、次の効果(9)を奏する。
(9)プラント安全停止時に通常利用される原子炉等冷却設備10、110が非常用冷却海水系14の停止に伴って冷却機能を喪失した場合に、非常用負荷1への冷却水の供給を原子炉等代替冷却設備90、91に移行する代替冷却設備起動待機インターロック回路92及び代替冷却設備利用開始インターロック回路93が設けられたことから、上述の移行を速やかに実施でき、プラント安全停止の信頼性を向上させることができる。
[I]第9の実施の形態(図10、図11)
図10は、本発明に係る原子炉等代替冷却設備の第9の実施の形態を、原子炉等冷却設備と共に示す系統図である。図11は、図10の原子炉等代替冷却設備の切替シーケンス図である。この第9の実施の形態において、前記第1、第5、第6及び第7の実施の形態と同様な部分は、同一の符号を付して説明を簡略化し、または省略する。
本実施の形態は、第5、第6及び第7の原子炉等代替冷却設備60、61、70及び80を組み合わせた系統構成の原子炉等代替冷却設備95、96に制御回路が設けられて構成され、この制御回路は、プラント安全停止時に通常利用される原子炉等冷却設備10、110が非常用冷却海水系14の停止に伴い冷却機能を喪失する場合に、非常用負荷1への冷却水の供給を原子炉等代替冷却設備95、96に移行するための制御を実施する。
この制御回路は、プラント安全停止時冷却系喪失信号を受けて原子炉等冷却設備10、110を停止し、冷却水の切替準備をさせる冷却設備停止制御回路としての冷却設備停止インターロック回路97と、冷却水の切替準備完了信号を受けて、原子炉等代替冷却設備95、96内の代替冷却水を原子炉等冷却設備10、110へ供給するための弁及びポンプを動作させる代替冷却設備利用開始制御回路としての代替冷却設備利用開始インターロック回路98とを有してなる。
具体的には、冷却設備停止インターロック回路97は、プラント安全停止時冷却系喪失信号(例えば原子炉スクラム信号及び非常用冷却海水ポンプ4の全台停止信号など)を例えば原子炉等冷却設備10から受けて、この原子炉等冷却設備10の非常用冷却循環ポンプ3を停止し、冷却水切替弁26を閉操作して、原子炉等代替冷却設備95の代替冷却水供給ライン23及び代替冷却水戻りライン24内に速やかに水を張り、原子炉等冷却設備10側の冷却水切替準備を迅速に実施する。
代替冷却設備利用開始インターロック回路98は、例えば原子炉等冷却設備10から冷却水切替準備完了信号を受けて、専用発電設備71を稼働し、代替冷却設備関連動作機器類72へ電源を供給し、原子炉等代替冷却設備95の冷却系分配弁25A及びプラント切替弁53を開操作すると共に、プラント分離弁67及び原子炉等代替冷却設備95の循環弁82を閉操作し、原子炉等代替冷却設備95の空気式冷凍機21及び代替冷却循環ポンプ22を起動させて、原子炉等代替冷却設備95からの代替冷却水を原子炉等冷却設備10の非常用冷却系13へ供給する。更に、原子炉等冷却設備10の非常用電源設備28において非常用ディーゼル発電設備がトリップしている場合には、この非常用ディーゼル発電設備を再起動する。
尚、図10では、冷却設備停止インターロック回路97及び代替冷却設備利用開始インターロック回路98は、原子炉等代替冷却設備95に属するポンプ及び弁を制御するものを示すが、実際には、原子炉等代替冷却設備96に属するポンプ及び弁をも制御する。
従って、本実施の形態によれば、第1、第5、第6及び第7の実施の形態の効果(1)、(2)、(6)、(7)及び(8)と同様な効果を奏する他、次の効果(10)を奏する。
(10)プラント安全停止時に通常利用される原子炉等冷却設備10、110が非常用冷却海水系14の停止に伴い冷却機能を喪失した場合に、非常用負荷1への冷却水の供給を原子炉等代替冷却設備95、96へ移行する冷却設備停止インターロック回路97及び代替冷却設備利用開始インターロック回路98が設けられたことから、上述の移行を速やかに実施でき、プラント安全停止の信頼性を向上させることができる。
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図10に記載の系統の原子炉等代替冷却設備95、96に、図8に示す代替冷却設備起動待機インターロック回路92及び代替冷却設備利用開始インターロック回路93を適用して制御してもよい。
本発明に係る原子炉等代替冷却設備の第1の実施の形態を、原子炉等冷却設備と共に示す系統図。 本発明に係る原子炉等代替冷却設備の第2の実施の形態を、原子炉等冷却設備と共に示す系統図。 本発明に係る原子炉等代替冷却設備の第3の実施の形態を、原子炉等冷却設備と共に示す系統図。 本発明に係る原子炉等代替冷却設備の第4の実施の形態を、原子炉等冷却設備と共に示す系統図。 本発明に係る原子炉等代替冷却設備の第5の実施の形態を、原子炉等冷却設備とともに示す系統図。 本発明に係る原子炉等代替冷却設備の第6の実施の形態を、原子炉等冷却設備と共に示す系統図。 本発明に係る原子炉等代替冷却設備の第7の実施の形態を示す系統図。 本発明に係る原子炉等代替冷却設備の第8の実施の形態を、原子炉等冷却設備と共に示す系統図。 図8の原子炉等代替冷却設備の切替シーケンス図。 本発明に係る原子炉等代替冷却設備の第9の実施の形態を、原子炉等冷却設備と共に示す系統図。 図10の原子炉等代替冷却設備の切替シーケンス図。 従来の原子炉等冷却設備を示す系統図。 従来の他の原子炉等冷却設備を示す系統図。
符号の説明
10 原子炉等冷却設備
11 非常用冷却設備
12 常用冷却設備
13 非常用冷却系
14 非常用冷却海水系
15 常用冷却系
16 常用冷却海水系
19 原子炉等冷却設備
20 原子炉等代替冷却設備
21 空気式冷凍機
22 代替冷却循環ポンプ
23 代替冷却水供給ライン
24 代替冷却水戻りライン
25A、25B 冷却系分配弁
28 非常用電源設備
30 原子炉等代替冷却設備
31、32 タイライン
33A、33B、34A、34B タイライン切替弁
35 切替スイッチ
40 原子炉等代替冷却設備
41 放射線モニタ(放射線監視装置)
50 原子炉等代替冷却設備
53、54 プラント切替弁
60、61 原子炉等代替冷却設備
67 プラント分離弁
68、69 代替冷却設備共用ライン
70 原子炉等代替冷却設備
71 専用発電設備
80 原子炉等代替冷却設備
81 代替冷却設備循環ライン
82 循環弁
90、91 原子炉等代替冷却設備
92 代替冷却設備起動待機インターロック回路(代替冷却設備起動待機制御回路)
93 代替冷却設備利用開始インターロック回路(代替冷却設備利用開始制御回路)
95、96 原子炉等代替冷却設備
97 冷却設備停止インターロック回路(冷却設備停止制御回路)
98 代替冷却設備利用開始インターロック回路(代替冷却設備利用開始制御回路)
110 原子炉等冷却設備

Claims (13)

  1. 原子炉停止時に発生する炉心の崩壊熱、使用済燃料プール内の崩壊熱、その他機器などから発生する熱を冷却して除去する原子炉等冷却設備に接続され、
    代替冷却水を大気により冷却する空気式冷凍機と、代替冷却水を循環させる代替冷却循環ポンプとを有し、前記原子炉等冷却設備の海水系に替えて利用される原子炉等代替冷却設備において、
    設計想定を超える地震に対して健全性が確保される耐震グレードに設計されると共に、非常用電源設備から電源が供給されるよう構成され、且つ、設計想定を超える津波に対して健全性が確保される構造に構成されたことを特徴とする原子炉等代替冷却設備。
  2. 前記原子炉等冷却設備における非常用冷却系または常用冷却系の冷却水が循環する循環経路に、代替冷却水供給ライン及び代替冷却水戻りラインが接続されたことを特徴とする請求項1に記載の原子炉等代替冷却設備。
  3. 前記原子炉等冷却設備には、同一種類の負荷を冷却する複数の非常用冷却系間または常用冷却系間にタイラインが配設され、このタイラインに代替冷却水供給ライン及び代替冷却水戻りラインが接続されると共に、
    前記タイラインには、前記非常用冷却系または前記常用冷却系の複数の系統のいずれかを選択して代替冷却水を供給するためのタイライン切替弁が設置されたことを特徴とする請求項1または2に記載の原子炉等代替冷却設備。
  4. 前記タイライン切替弁により選択された非常用冷却系に属する非常用電源設備から、原子炉等代替冷却設備へ電源が供給されるよう構成されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の原子炉等代替冷却設備。
  5. 放射性流体の漏洩防止のために加圧運用されている非常用冷却系を有する原子炉等冷却設備に対し、加圧運用される前記非常用冷却系に放射線監視装置を設置して、当該非常用冷却系からの放射性流体の漏洩を監視することにより当該非常用冷却系を常圧化して運用し、
    この常圧化された非常用冷却系が、常圧運用されている他の非常用冷却系及び常用冷却系と共に、原子炉等代替冷却設備を共用化するよう構成されたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の原子炉等代替冷却設備。
  6. 前記原子炉等冷却設備において定検時にのみ利用する負荷と、プラント安全停止に関連する負荷とを分離する冷却系分配弁が、代替冷却水供給ライン及び代替冷却水戻りラインに配設され、プラント安全停止時に前記冷却系分配弁を操作することで、原子炉等代替冷却設備の代替冷却水を前記プラント安全停止に関連する負荷へ選択して供給するよう構成されたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の原子炉等代替冷却設備。
  7. 前記代替冷却水供給ライン及び代替冷却水戻りラインには、複数のプラントのそれぞれの原子炉等冷却設備へ原子炉等代替冷却設備の代替冷却水を選定して供給するためのプラント切替弁が配設されたことを請求項1乃至6のいずれかに記載の原子炉等代替冷却設備。
  8. 複数のプラントのそれぞれの原子炉等冷却設備毎に原子炉等代替冷却設備が設置され、これら複数の原子炉等代替冷却設備における代替冷却水供給ライン同士と代替冷却水戻りライン同士とが、プラント分離弁を備えた代替冷却設備共用ラインにてそれぞれ接続され、
    定検時に前記プラント分離弁が開操作されて、複数の前記原子炉等代替冷却設備から定検中の前記原子炉等冷却設備へ代替冷却水が供給され、また、プラント安全停止時に前記プラント分離弁が閉操作されて、各プラントの前記原子炉等冷却設備へ、対応する前記原子炉等代替冷却設備から代替冷却水が供給されるよう構成されたことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の原子炉等代替冷却設備。
  9. 前記非常用電源設備は、原子炉等代替冷却設備に専用の発電設備であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の原子炉等代替冷却設備。
  10. 前記代替冷却水供給ラインと代替冷却水戻りラインとの間に、循環弁を備えた代替冷却設備循環ラインが配設され、原子炉等代替冷却設備が原子炉等冷却設備から分離された状態で、前記代替冷却水供給ライン、前記代替冷却設備循環ライン、前記代替冷却水戻りライン及び空気式冷凍機間で代替冷却水が循環可能に構成されたことを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の原子炉等代替冷却設備。
  11. プラント安全停止時に通常利用される前記原子炉等冷却設備が、海水系の停止に伴い冷却機能を喪失した場合に、冷却水の供給を原子炉等代替冷却設備へ移行するための制御回路が設けられたことを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の原子炉等代替冷却設備。
  12. 前記制御回路は、プラント安全停止に移行する信号を受けて、原子炉等代替冷却設備内で代替冷却水を循環させる代替冷却設備起動待機制御回路と、
    原子炉等冷却設備の海水系の停止信号を受けて、前記原子炉等代替冷却設備の代替冷却水を当該原子炉等冷却設備へ導くための弁及びポンプを動作させる代替冷却設備利用開始制御回路と、を有することを特徴とする請求項11に記載の原子炉等代替冷却設備。
  13. 前記制御回路は、プラント安全停止時冷却系喪失信号を受けて、原子炉等冷却設備を停止し、冷却水の切替準備を実施させる冷却設備停止制御回路と、
    冷却水切替準備完了信号を受けて、原子炉等代替冷却設備内の代替冷却水を前記原子炉等冷却設備へ供給するための弁及びポンプを動作させる代替冷却設備利用開始制御回路と、を有することを特徴とする請求項11に記載の原子炉等代替冷却設備。
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