JP2008184993A - 外燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱部を複数個形成した外燃機関において、出力向上を図る。
【解決手段】作動媒体12が液体状態で流動可能に封入された容器11を備え、容器11には、作動媒体12の一部を加熱して作動媒体12の蒸気を発生させる加熱部17と、蒸気を冷却して液化させる冷却部19とが形成され、蒸気の発生と液化によって作動媒体12が体積変動し、作動媒体12の体積変動によって生じる作動媒体12の液体部分の変位を機械的エネルギに変換して出力する外燃機関であって、容器11のうち少なくとも加熱部17と連通する部位が複数本の管状部11cに分岐し、加熱部17は、複数本の管状部11cとそれぞれ連通するように複数個形成され、作動媒体12の蒸気を溜める蒸気溜め部22が、複数個の加熱部17とそれぞれ連通するように複数個形成され、複数個の蒸気溜め部22同士が連通している。
【選択図】図1

Description

本発明は、作動媒体の蒸気の発生と液化に伴う作動媒体の体積変動によって生じる作動媒体の液体部分の変位を機械的エネルギに変換して出力する外燃機関に関する。
従来、外燃機関の一つとして、作動媒体が液体状態で流動可能に封入された容器に、作動媒体の一部を加熱して作動媒体の蒸気を発生させる加熱部と、作動媒体の蒸気を冷却して液化させる冷却部を形成し、この作動媒体の蒸気の発生と液化によって作動媒体の体積を変動させ、作動媒体の体積変動によって生じる作動媒体の液体部分の変位を機械的エネルギとして取り出すように構成されたものが特許文献1にて開示されている。
この従来技術では、容器のうち加熱部及び冷却部と連通する部位を複数本の管状部に分岐するとともに、加熱部及び冷却部を複数本の管状部に対応して複数個形成することより、加熱部及び冷却部の伝熱面積を増大させている。これにより、作動媒体の加熱性能及び冷却性能を向上させて、外燃機関の出力を向上させるようになっている。
ここで、加熱部を複数本の管状部に対応して複数個形成すると、各管状部毎に作動媒体の蒸気発生タイミング(圧力上昇タイミング)がずれてしまう。そのため、蒸気発生タイミングの速い管状部の内部圧力が、蒸気発生タイミングの遅い管状部の内部圧力よりも高くなり、複数本の管状部間で圧力差が生じる。
このため、作動媒体の蒸気の体積が増加して作動媒体の液体部分が変位すると、作動媒体の液体部分の一部が蒸気発生タイミングの速い管状部から蒸気発生タイミングの遅い管状部側へ向かって変位してしまい、出力部に向かって変位しない。この結果、作動媒体の液体部分の変位の一部を機械的エネルギとして有効に取り出すことができず、外燃機関の効率が低下してしまうという問題が生じる。
この問題の対策として、従来技術では、複数個の加熱部同士を連通させている。これにより、複数本の管状部間で作動媒体の蒸気発生タイミングがずれても、複数本の管状部の内部圧力を同一圧力にすることができるので、複数本の管状部間で内部圧力差が生じることを回避できる。
このため、作動媒体の液体部分の一部が蒸気発生タイミングの速い管状部側から蒸気発生タイミングの遅い管状部側へ向かって変位してしまうことを防止できるので、外燃機関の効率の低下を抑制できる。
特開2005−330885号公報
ところで、本発明者の詳細な検討によると、この従来技術では、以下の点において外燃機関の出力を一層向上できる余地があることがわかった。すなわち、この従来技術では、複数個の加熱部同士を連通させているので、蒸気発生タイミングの速い管状部から蒸気発生タイミングの遅い管状部へと作動媒体の蒸気が移動する。
すると、蒸気発生タイミングの遅い管状部へと移動した作動媒体の蒸気は、蒸気発生タイミングの遅い管状部内において作動媒体の液体部分と混在して気泡状になる。このように、作動媒体の蒸気が作動媒体の液体部分と混在して気泡状になると、作動媒体の蒸気が作動媒体の液体部分によって冷やされて液化してしまうので、その分、作動媒体の液体部分の変位量が減少してしまい、外燃機関の出力が低下してしまうことがわかった。
本発明は、上記点に鑑み、複数本の管状部に対応して加熱部を複数個形成した外燃機関において、出力向上を図ることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、作動媒体(12)が液体状態で流動可能に封入された容器(11)を備え、
容器(11)には、作動媒体(12)の一部を加熱して作動媒体(12)の蒸気を発生させる加熱部(17)と、蒸気を冷却して液化させる冷却部(19)とが形成され、
蒸気の発生と液化によって作動媒体(12)が体積変動し、作動媒体(12)の体積変動によって生じる作動媒体(12)の液体部分の変位を機械的エネルギに変換して出力する外燃機関であって、
容器(11)のうち少なくとも加熱部(17)と連通する部位が複数本の管状部(11c)に分岐し、
加熱部(17)は、複数本の管状部(11c)とそれぞれ連通するように複数個形成され、
作動媒体(12)の蒸気を溜める蒸気溜め部(22)が、複数個の加熱部(17)とそれぞれ連通するように複数個形成され、
複数個の蒸気溜め部(22)同士が連通していることを第1の特徴とする。
これによると、蒸気溜め部(22)を介して複数本の管状部(11c)同士を連通させることができるので、複数本の管状部(11c)間で作動媒体(12)の蒸気発生タイミングがずれても複数本の管状部(11c)間で内部圧力差が生じることを回避でき、外燃機関の効率の低下を抑制できる。
また、蒸気溜め部(22)を介して複数本の管状部(11c)同士を連通するので、蒸気発生タイミングの速い管状部(11c)側の蒸気溜め部(22)内の作動媒体(12)の蒸気が蒸気発生タイミングの遅い管状部(11c)側の蒸気溜め部(22)内へ移動する。
つまり、複数個の加熱部(17)同士が直接連通しないので、蒸気発生タイミングの速い管状部(11c)側の作動媒体(12)の蒸気が、蒸気発生タイミングの遅い管状部(11c)側の加熱部(17)内へ移動することを回避できる。
このため、蒸気発生タイミングの速い管状部(11c)側から蒸気発生タイミングの遅い管状部(11c)側へ移動した作動媒体(12)の蒸気が、作動媒体(12)の液体部分と混在して気泡状になることを回避できる。この結果、作動媒体(12)の蒸気が作動媒体(12)の液体部分によって冷やされて液化してしまうことを抑制できるので、作動媒体(12)の液体部分の変位量が減少してしまうことを抑制でき、外燃機関の出力を向上できる。
本発明は、具体的には、加熱部(17)と蒸気溜め部(22)とを1つのブロック体(13)の内部に形成すれば、部品点数を削減でき、コストを低減できる。
また、本発明は、具体的には、複数個の加熱部(17)が水平方向に配置され、
複数個の蒸気溜め部(22)が複数個の加熱部(17)の上方に配置され、
複数個の蒸気溜め部(22)同士を連通する連通路(26)が、複数個の蒸気溜め部(22)同士の間において水平方向に延びている。
これにより、複数個の蒸気溜め部(22)同士の間の空間を利用して複数個の蒸気溜め部(22)同士を連通させることができるので、複数個の蒸気溜め部(22)同士を連通させることに伴って外燃機関の体格が大型化してしまうことを回避できる。
ところで、本出願人は先に、特願2006−74351号(以下、先願例という。)において、加熱部から作動媒体への熱伝達率の向上を図った外燃機関を提案している。この先願例では、作動媒体の蒸気の体積が減少して作動媒体の液体部分が冷却部側から加熱部側に向かって変位したときに作動媒体の液体部分が加熱部の内壁面(衝突面)に衝突するように加熱部が形成されている。
より具体的には、先願例の図4に示すように、加熱部を冷却部に近い側にて円管状に延びる第1通路部と、第1通路部のうち冷却部から離れる側の端部から第1通路部と直交する方向に環状に突き出す第2通路部とで構成し、第1通路部のうち冷却部から離れる側の端面が作動媒体の液体部分の衝突面を構成している。
これによると、作動媒体の液体部分が衝突面に衝突することによって作動媒体の液体部分が撹拌されて乱流が生じるので、加熱部内に形成される温度境界層が破壊されて、加熱部から作動媒体への熱伝達率が向上する。
しかしながら、この先願例では、作動媒体の蒸気を溜める蒸気溜め部が、加熱部のうち衝突面から離れた部位に連通している。より具体的には、蒸気溜め部が加熱部のうち第2通路部の外周部と連通している。
このため、加熱部の衝突面で発生した作動媒体の蒸気は、第2通路部を通過しなければ蒸気溜め部に溜まることができない。つまり、加熱部の衝突面で発生した作動媒体の蒸気が蒸気溜め部にスムーズに導かれるようになっていない。
この結果、加熱部の衝突面で発生した作動媒体の蒸気が作動媒体の液体部分と混在して気泡状になってしまい、作動媒体の液体部分によって冷やされて液化してしまうので、その分、作動媒体の液体部分の変位量が減少して外燃機関の出力が低下してしまうことがわかった。
この点に鑑みて、本発明は、作動媒体(12)が液体状態で流動可能に封入された容器(11)を備え、
容器(11)には、作動媒体(12)の一部を加熱して作動媒体(12)の蒸気を発生させる加熱部(17)と、蒸気を冷却して液化させる冷却部(19)とが形成され、
蒸気の発生と液化によって作動媒体(12)が体積変動し、作動媒体(12)の体積変動によって生じる作動媒体(12)の液体部分の変位を機械的エネルギに変換して出力する外燃機関であって、
加熱部(17)には、蒸気を溜める蒸気溜め部(22)が配置され、
加熱部(17)には、蒸気の体積が減少して作動媒体(12)の液体部分が冷却部(19)側から加熱部(17)側に向かって変位したときに作動媒体(12)の液体部分が衝突する衝突面(20a)が形成され、
蒸気溜め部(22)が加熱部(17)のうち衝突面(20a)の形成部位と連通していることを第2の特徴とする。
これによると、加熱部(17)と蒸気溜め部(22)とが蒸気通路(23)によって連通し、かつ、蒸気通路(23)のうち加熱部(17)側の端部が衝突面(20a)に配置されているので、衝突面(20a)で発生した作動媒体(12)の蒸気を蒸気通路(23)を通じて速やかに蒸気溜め部(22)へと逃がすことができる。
このため、衝突面(20a)で発生した作動媒体(12)の蒸気が作動媒体(12)の液体部分と混在して液化してしまうことを抑制できるので、作動媒体(12)の液体部分の変位量が減少してしまうことを抑制でき、外燃機関の出力を向上することができる。
本発明は、具体的には、加熱部(17)と蒸気溜め部(22)を、蒸気通路(23)によって連通させることができる。
また、本発明は、具体的には、加熱部(17)が、冷却部(19)側を向いて延びる第1通路部(20)と、第1通路部(20)のうち冷却部(19)と反対側の端部から第1通路部(20)が延びる方向と交差する方向に延びる第2通路部(21)とで形成され、
衝突面(20a)が、第1通路部(20)のうち冷却部(19)と反対側の端部に形成され、
蒸気溜め部(22)は、第1通路部(20)に対して冷却部(19)と反対側に配置され、
加熱部(17)と蒸気溜め部(22)とを連通する通路(23)が、衝突面(20a)と蒸気溜め部(22)との間において、第1通路部(20)が延びる方向と平行に延びている。
これにより、衝突面(20a)への作動媒体(12)の液体部分の衝突方向と、蒸気通路(23)の延びる方向とを同一方向にできるので、作動媒体(12)の蒸気を蒸気通路(23)を通じてより速やかに蒸気溜め部(22)へと逃がすことができる。この結果、衝突面(20a)で発生した作動媒体(12)の蒸気が作動媒体(12)の液体部分と混在してしまうことをより抑制できるので、外燃機関の出力をより向上することができる。
また、本発明は、具体的には、加熱部(17)と蒸気溜め部(22)とを連通する通路(23)の内径(d1)が第1通路部(20)の内径(D)よりも小さく設定されている。
これによると、蒸気通路(23)のうち加熱部(17)側の端部を衝突面(20a)に配置しても、衝突面(20a)を所定面積だけ確保することができるので、衝突面(20a)によって加熱部(17)から作動媒体(12)への熱伝達率を向上させる効果を問題なく発揮することができる。
また、本発明は、具体的には、加熱部(17)と蒸気溜め部(22)とを連通する通路(23)を多数個の細管で構成してもよい。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1および図2に基づいて説明する。本実施形態は、本発明による外燃機関を発電装置に適用したものである。
図1は本実施形態による発電装置の概略構成を表す構成図であり、図1中の上下の矢印は外燃機関の設置状態における上下方向を示している。
本実施形態による発電装置は外燃機関10及び発電機1からなる。発電機1は、永久磁石が埋設された可動子2が振動変位することによって起電力を発生するものであり、外燃機関10によって駆動される。
外燃機関10は、作動媒体(本例では水)12が液体状態で流動可能に封入された容器11を備えている。容器11は主として管状に形成された圧力容器であり、発電機1から下方に向かって延びる第1管状部11a、第1管状部11aの下端部から水平方向に延びる第2管状部11b、及び、第2管状部11bから分岐して上方に向かって延びる2本の第3管状部11cを有している。なお、2本の第3管状部11cは、本発明における複数本の管状部に該当するものである。
2本の第3管状部11cの上端部同士は、薄型直方体状のブロック体13によって連結されている。このブロック体13は容器11の一部を構成しており、熱伝導率に優れた銅又はアルミニウム等によって成形されている。本例では、成形上の都合により、ブロック体13を矩形平板状の第1〜第3分割体14〜16に分割して成形している。そして、これら第1〜第3分割体14〜16を積層した状態でネジ等の締結手段によって一体に締結するようになっている。
第1〜第3分割体14〜16のうち第3管状部11cの上端部に隣接配置される第1分割体14の外周部には、第2、第3分割体15、16の外周端面に当接する枠状部14aが形成されている。
ブロック体13の内部には、2本の第3管状部11cとそれぞれ連通する2つの中空部が形成されており、この中空部によって加熱部17が構成されている。加熱部17は、外部熱源により作動媒体12を加熱して作動媒体12の蒸気を発生させる役割を果たすものであり、詳細は後述する。
2本の第3管状部11cの長手方向の中間部18はそれぞれ、熱伝導率に優れた銅又はアルミニウムによって形成されており、この中間部18内空間によって冷却部19が構成されている。冷却部19は、加熱部17で発生した作動媒体12の蒸気を冷却して液化させる役割を果たすものである。
本例では、第3管状部11cの中間部18に冷却水が循環することによって、冷却部19にて作動媒体12の蒸気が冷却されるようになっている。冷却水の循環回路中には放熱器(図示せず)が配置されており、冷却水が作動媒体12の蒸気から奪った熱を放熱器によって大気中に放熱するようになっている。
なお、容器11のうちブロック体13及び第3管状部11cの中間部18以外の部位は、断熱性に優れたステンレスによって成形されている。
一方、容器11のうち第3管状部11cの上端部には、作動媒体12の液体部分から圧力を受けて変位するピストン3がシリンダ部3aに摺動可能に配置されている。なお、ピストン3は可動子2のシャフト2aに連結されており、可動子2を挟んでピストン3と反対側には、可動子2をピストン3側に押圧する弾性力を発生させる弾性手段をなすバネ4が設けられている。
次に、加熱部17の詳細について説明する。本例における2つの加熱部17は、高温ガスによって加熱されるようになっており、それぞれの内部に第1、第2通路部20、21を有している。
この第1、第2通路部20、21のうち冷却部19に近い側に配置される第1通路部20は、第3管状部11cと同軸上の円筒形状を有している。また、第1、第2通路部20、21のうち冷却部19から離れた側に配置される第2通路部21は、第1通路部20のうち冷却部19と反対側の端部(図1の上端部)から第1通路部20の径方向外側に環状に突き出す形状を有している。
これにより、第1通路部20の上端面20aは、作動媒体12の蒸気の体積が減少して作動媒体12の液体部分が冷却部19側(図1の下方側)から加熱部17側(図1の上方側)に向かって変位したときに作動媒体12の液体部分が衝突する衝突面を構成する。
本例では、第2通路部21の厚み寸法(図1の上下方向寸法)tは、第1通路部20の内径Dよりも小さく設定されている(t<D)。また、第2通路部21の厚み寸法tを熱浸透深さσ以下(t≦σ)に設定することによって、第2通路部21において作動媒体12を良好に加熱できるようにしている。
ここで、熱浸透深さσは、第2通路部21内の作動媒体12が周期的に温度変化する場合に、その温度変化が何処まで伝わるかを表す指標である。具体的には、熱浸透深さσは第2通路部21の厚み方向のエントロピー変動の分布を熱拡散率a(m/s)と角振動数ω(rad/s)で決定する指標であり、次の数式(1)で表される。
σ=√(2・a/ω)…(1)
なお、熱拡散率aは、作動媒体12の熱伝導率を作動媒体12の比熱と密度で除した値である。
ブロック体13の内部であって加熱部17よりも上方側には、加熱部17で発生した作動媒体12の蒸気を溜めるための空間である蒸気溜め部22が形成されており、この蒸気溜め部22と加熱部17は第1、第2蒸気通路23、24によって連通している。なお、第1蒸気通路23は、本発明における通路に該当するものである。
本例では、蒸気溜め部22は、加熱部17のうち第2通路部21と所定間隔だけ離れて対向する円板状の空間で構成されており、第2通路部21と同軸上に配置されている。また、蒸気溜め部22には、所定体積の付加媒体の気体25が封入されている。付加媒体としては、外燃機関の作動条件下では気体の状態を維持する媒体を選定することができる。気体25は、例えば、取り扱いのしやすい空気であってもよいし、作動媒体12の純粋な蒸気でもよい。
第1蒸気通路23は、加熱部17のうち第1通路部20の上端面20aに配置された1つの円形穴で構成されており、加熱部17のうち上端面20aの形成部位と蒸気溜め部22の中心部とを連通する。第1蒸気通路23の内径d1は、第1通路部20の内径D未満に設定されている(d1<D)。本例では、第1蒸気通路23を第1通路部20と同軸上に配置している。
第2蒸気通路24は、加熱部17のうち第2通路部21の外周部と蒸気溜め部22の外周部とを連通する複数個の円形穴である。本例では、複数個の第2蒸気通路24を第2通路部21及び蒸気溜め部22の円周方向に等間隔に配置している。
本例では、作動媒体12の蒸気の体積が最も減少して、作動媒体12の液面が最も上昇した場合においても、蒸気溜め部22に作動媒体12の液体部分が進入しないように、容器11に対する作動媒体12の封入体積が設定されている。
より具体的には、作動媒体12の液面は、最も上昇したときに第1通路部20の上端面20aまで到達するようになっている。このため、加熱部17内において作動媒体12の蒸気が発生すると、作動媒体12の蒸気が第1、第2蒸気通路23、24を通じて蒸気溜め部22に流入することができる。
蒸気溜め部22は加熱部17と同様にブロック体13の内部に形成されているので、蒸気溜め部22内の気体25は作動媒体12の蒸気の温度とほぼ同じ温度に加熱される。これにより、作動媒体12の蒸気が蒸気溜め部22に進入したときに、作動媒体12の蒸気が蒸気溜め部22内で冷やされて液化してしまうことを回避するようになっている。
2つの蒸気溜め部22、すなわち一方の加熱部17に対応する蒸気溜め部22と他方の加熱部17に対応する蒸気溜め部22同士は、ブロック体13内部に形成された連通路26によって連通している。本例では、2つの連通路26を、ブロック体13の長辺(図2の左右方向に延びる辺)と平行に、かつ、蒸気溜め部22の円板形状と接するように形成している。
次に、本実施形態の加熱部17、蒸気溜め部22、第1、第2蒸気通路23、24及び連通路26の成形方法について簡単に説明すると、ブロック体13の第1〜第3分割体14〜16に、加熱部17、蒸気溜め部22、第1、第2蒸気通路23、24及び連通路26に対応する形状を切削加工したのちに、第1〜第3分割体14〜16を一体に締結することによって、ブロック体13の内部に加熱部17、蒸気溜め部22、第1、第2蒸気通路23、24及び連通路26を成形することができる。
より具体的には、第1分割体14には、加熱部17の第1通路部20に対応する貫通穴を加工する。第2分割体15には、加熱部17の第2通路部21に対応する円形の窪み形状と、第1、第2蒸気通路23、24に対応する貫通穴とを加工する。第3分割体16には、蒸気溜め部22に対応する円形の窪み形状と、連通路26に対応する溝形状を加工したのちに、第1〜第3分割体14〜16を一体に締結する。
次に、上記構成における作動を簡単に説明する。まず加熱部17内の作動媒体(水)12が加熱されて気化すると、蒸気溜め部22内及び加熱部17内に高温・高圧の作動媒体12の蒸気が蓄積されて、第3管状部11c内の作動媒体12の液面を押し下げる。すると、作動媒体12の液体部分が第1管状部11a側に変位して、発電機1側のピストン3を押し上げる。
次に、第3管状部11c内の作動媒体12の液面が冷却部19まで下がり、冷却部19内に作動媒体12の蒸気が進入すると、作動媒体12の蒸気が冷却部19により冷却されて液化する。このため、作動媒体12の液面を押し下げる力が消滅し、作動媒体12の液面が上昇し、作動媒体12の液体部分も上昇する。この結果、作動媒体12の蒸気の膨張によって一旦押し上げられた発電機1側のピストン3は下降する。
このような動作が繰り返し実行されることによって、容器11内の作動媒体12の液体部分が周期的に変位(いわゆる自励振動)して、発電機1の可動子2を周期的に上下動させる。
つまり、作動媒体12の蒸気の発生と液化によって作動媒体12が体積変動し、作動媒体12の体積変動によって生じる作動媒体12の液体部分の変位を機械的エネルギに変換して出力することができる。なお、ここでいう「作動媒体12の体積」とは、作動媒体12の液体部分の体積と作動媒体12の蒸気の体積の合計のことを意味している。
本実施形態では、第3管状部11cを2本の管状部で構成し、2本の第3管状部11cに対応して加熱部17及び冷却部19を2個ずつ形成しているので、加熱部17及び冷却部19の伝熱面積を増大させることができる。これにより、作動媒体12の加熱性能及び冷却性能を向上させて、外燃機関の出力を向上させることができる。
また、2つの加熱部17同士を第1、第2蒸気通路23、24、蒸気溜め部22及び連通路26を介して連通させているので、2つの加熱部17間、換言すれば2つの第3管状部11c間で作動媒体12の蒸気発生タイミングがずれても、2つの第3管状部11cの内部圧力を同一圧力にすることができるので、2つの第3管状部11c間で圧力差が生じることを回避できる。
このため、2つの第3管状部11c間で作動媒体12の蒸気発生タイミングがずれたときに、作動媒体12の液体部分の一部が蒸気発生タイミングの速い第3管状部11c側から蒸気発生タイミングの遅い第3管状部11c側へ向かって変位してしまうことを防止できるので、外燃機関の効率の低下を抑制できる。
ここで、本実施形態では、2つの加熱部17同士を直接連通させず、第1、第2蒸気通路23、24、蒸気溜め部22及び連通路26を介して連通させている。このため、2つの第3管状部11c間で作動媒体12の蒸気発生タイミングがずれると、蒸気発生タイミングの速い第3管状部11c側の蒸気溜め部22から蒸気発生タイミングの遅い第3管状部11c側の蒸気溜め部22へと作動媒体12の蒸気が移動する。
すると、蒸気発生タイミングの速い第3管状部11c側の蒸気溜め部22から蒸気発生タイミングの遅い第3管状部11c側の蒸気溜め部22へと移動した作動媒体12の蒸気は、蒸気発生タイミングの遅い第3管状部11c側の蒸気溜め部22内に封入された気体25と混在する。
換言すれば、蒸気発生タイミングの速い第3管状部11c側の蒸気溜め部22から蒸気発生タイミングの遅い第3管状部11c側の蒸気溜め部22へと移動した作動媒体12の蒸気が、蒸気発生タイミングの遅い第3管状部11c側の蒸気溜め部22内において作動媒体12の液体部分と混在して気泡状になることを抑制できる。
このため、作動媒体12の蒸気が作動媒体12の液体部分によって冷やされて液化してしまうことを抑制できるので、上記従来技術のように作動媒体の蒸気が液化する分だけ作動媒体の変位量が減少して外燃機関の出力が低下してしまうことを抑制できる。つまり、上記従来技術と比較して、外燃機関の出力を向上できる。
なお、本例では、2つの加熱部17が水平方向に配置され、2つの蒸気溜め部22が2つの加熱部17の上方に配置され、連通路26が2つの蒸気溜め部22同士の間において水平方向に延びているので、2つの蒸気溜め部22同士の間の空間を利用して2つの蒸気溜め部22同士を連通させることができる。
これにより、2つの蒸気溜め部22同士を連通させることに伴って外燃機関の体格が大型化してしまうことを抑制できる。
ところで、本実施形態では、加熱部17を、第3管状部11cと同軸状の第1通路部20と、第1通路部20の径方向外側に環状に突き出す第2通路部21とで構成している。
このため、作動媒体12の蒸気が冷却部19により冷却されて液化されて作動媒体12の液面が上昇すると、まず作動媒体12の液体部分が加熱部17のうち第1通路部20に真っ直ぐに進入し、第1通路部20の上端面20aに衝突したのちに、変位方向を水平方向に変化させて第2通路部21に進入する。
このように、作動媒体12の液体部分が第1通路部20の上端面20aに衝突すると、作動媒体12の液体部分が撹拌されて乱流が生じる。この結果、加熱部17内に形成される温度境界層を破壊することができるので、加熱部17から作動媒体12への熱伝達率を向上できる。
また、本実施形態では、第2通路部21が水平方向に延びているので、撹拌された作動媒体12の液体部分が重力に逆らうことなく第2通路部21に進入できる。このため、作動媒体12の液体部分が撹拌された状態を維持しつつ第2通路部21に進入することが容易になるので、加熱部17から作動媒体12への熱伝達率をより効果的に向上できる。
ここで、加熱部17と蒸気溜め部22とを第2蒸気通路24のみによって連通させる場合、つまり、第1蒸気通路23を設けない場合には、第2蒸気通路24が第2通路部21の外周部に配置されている関係上、第1通路部20の上端面20a近傍で発生した作動媒体12の蒸気は第2通路部21を通過しなければ蒸気溜め部22に溜まることができない。つまり、第1通路部20の上端面20a近傍で発生した作動媒体12の蒸気を蒸気溜め部22にスムーズに導くことができない。
このため、作動媒体12の蒸気が第2通路部21を通過する際に第2通路部21内の作動媒体12の液体部分と混在して気泡状になり、作動媒体12の液体部分によって冷やされて液化してしまうので、その分、作動媒体12の変位量が減少して外燃機関の出力が低下してしまう。
この点に鑑み、本実施形態では、加熱部17と蒸気溜め部22とを第2蒸気通路24のみならず、第1通路部20の上端面20aに配置した第1蒸気通路23によっても連通させているので、図1の矢印bのように第1通路部20の上端面20a近傍で発生した作動媒体12の蒸気を第1蒸気通路23を通じて速やかに蒸気溜め部22へと逃がすことができる。
このため、作動媒体12の蒸気が作動媒体12の液体部分と混在して気泡状になってしまうことを抑制できるので、外燃機関の出力を向上できる。
さらに、本実施形態では、第1蒸気通路23を第1通路部20と同軸上に配置しており、第1蒸気通路23が第1通路部20の延びる方向と平行になるので、上端面20aへの作動媒体12の衝突方向と第1蒸気通路23の延びる方向とを同一方向にすることができる。
このため、第1通路部20の上端面20a近傍で発生した作動媒体12の蒸気を蒸気通路23を通じてより速やかに蒸気溜め部22へと逃がすことができる。この結果、衝突面20aで発生した作動媒体12の蒸気が作動媒体12の液体部分と混在して気泡状になってしまうことをより抑制できるので、外燃機関の出力をより向上することができる。
なお、本実施形態では、第1蒸気通路23の内径d1を第1通路部20の内径D未満に設定しているので(d1<D)、第1通路部20の上端面に第1蒸気通路23を設けても、作動媒体12を第1通路部20の上端面に良好に衝突させることができる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、第1蒸気通路23を1つの円形穴で構成しているが、本第2実施形態では、図3に示すように、第1蒸気通路23を多数個の細孔で構成している。
この多数個の細孔の内径d2は、第2通路部21の厚み寸法tより大きく設定されている(d2>t)。これにより、多数個の細孔における流路抵抗を第2通路部21における流路抵抗よりも小さくできるので、第1通路部20の上端面近傍で発生した作動媒体12の蒸気は、第2通路部21側よりも第1蒸気通路23側に導かれるようになる。
この結果、第1通路部20の上端面近傍で発生した作動媒体12の蒸気を第1蒸気通路23を通じて速やかに蒸気溜め部22へと逃がすことができるので、上記第1実施形態と同様の効果を発揮できる。
(第3実施形態)
本第3実施形態は、上記第1実施形態に対して、蒸気溜め部22の形状を変更している。図4(a)は本実施形態における加熱部17の縦断面図を示し、図4(b)は図4(a)のC−C断面図を示している。
本実施形態では、蒸気溜め部22を、第1蒸気通路23の上方にブロック体13の長辺方向と平行に延びる帯状に形成された帯状蒸気溜め部22aと、加熱部17の第2通路部21の外周側に環状に形成された環状蒸気溜め部22bとで構成している。
帯状蒸気溜め部22aは第1蒸気通路23を介して加熱部17と連通しており、帯状蒸気溜め部22aは、2つの第1通路部20の中心同士を結ぶ方向(図4(b)の左右方向)と平行に配置されている。
本実施形態では、第2蒸気通路24を帯状蒸気溜め部22aと環状蒸気溜め部22bとの間に2つ配置し、第2蒸気通路24によって帯状蒸気溜め部22aと環状蒸気溜め部22bとを連通させている。
また、本実施形態では、連通路26が2つの帯状蒸気溜め部22aの隣り合う端部同士を連通するように1つのみ配置されている。これにより、2つの帯状蒸気溜め部22a及び連通路26は、全体として1つの帯状になっている。
本実施形態においても、上記第1実施形態と同様の効果を発揮できる。
さらに、本実施形態によると、帯状蒸気溜め部22aは上方から見たときに第2通路部21の一部のみと重合している。このため、上記各実施形態のように蒸気溜め部22が上方から見たときに第2通路部21の全体と重合する場合と比較して、熱源(高温ガス)のもつ熱を上方から第2通路部21へと伝達しやすい。このため、第2通路部21にて作動媒体12を効果的に加熱できる。
また、本実施形態では、2つの帯状蒸気溜め部22a及び連通路26は、全体として1つの帯状になっているので、ブロック体13を第1、第2分割体21、22の2分割によって成形することができる。
より具体的には、第2分割体15にその長辺方向と平行に延びる矩形貫通穴を成形することによって2つの帯状蒸気溜め部22a及び連通路26を構成することができ、また、第2分割体15に、環状蒸気溜め部22bに対応する環状の窪み形状と、第2蒸気通路24に対応する穴を加工すれば、ブロック体13内部に加熱部17及び蒸気溜め部22等を成形することができる。
このため、ブロック体13の構造を簡素化でき、コストを低減できる。
(第4実施形態)
上記各実施形態では、第2通路部21を第1通路部20の径方向外側に突き出す環状に形成し、蒸気溜め部22を第1通路部20と対向する円板状に形成しているが、本第4実施形態では、図5に示すように、第2通路部21を第1通路部20の軸方向と直交する方向に延びる帯状に形成し、蒸気溜め部22を第1通路部20と対向する帯状に形成している。
本実施形態においても、第2通路部21の厚み寸法tを、第1通路部20の内径Dよりも小さく、かつ、熱浸透深さσ以下に設定し(t<Dかつt≦σ)、これにより、第2通路部21において作動媒体12を良好に加熱できるようにしている。
第2蒸気通路24は、第2通路部21のうち第1通路部20と反対側の端部と蒸気溜め部22のうち第1通路部20と反対側の端部とを連通するように、1つのみ形成されている。
連通路26は、2つの蒸気溜め部22のうち隣り合う端部同士を連通するように、1つのみ配置されている。
本実施形態においても、上記第1実施形態と同様の効果を発揮できる。
(他の実施形態)
(1)上記各実施形態では、第1通路部20の軸方向と第2通路部21の突き出す方向とが直交しているが、これに限定されるものではなく、第1通路部20の軸方向と第2通路部21の突き出す方向とが交差するようにすればよい。
(2)上記各実施形態では、第1通路部20を円筒面によって構成しているが、これに限定されるものではなく、例えば、角筒状の面によって構成してもよい。
(3)上記各実施形態における第2通路部21の形状(環状、帯状)は一例を示したものであり、種々変形が可能である。例えば、第1通路部20から多数本放射状に突き出す形状にしてもよい。また、第1通路部20から断面円形状に突き出す形状してもよい。
(4)上記各実施形態では、2本の第3管状部11cを第2管状部11bから上方に向かって延びるように形成し、加熱部17を冷却部19よりも上方に配置しているが、2本の第3管状部11cを第2管状部11bから下方に向かって延びるように形成し、加熱部17を冷却部19よりも下方に配置してもよい。
(5)上記各実施形態では、第3管状部11cを2本配置し、2本の第3管状部11cに対応して加熱部17及び冷却部19を2つずつ形成しているが、第3管状部11cを3本以上配置し、3本以上の第3管状部11cに対応して加熱部17及び冷却部19を3つ以上ずつ形成するようにしてもよい。
(6)上記各実施形態では、冷却部19を第3管状部11cの中間部18に形成しているが、冷却部19を第2管状部11bに形成してもよい。
(7)上記各実施形態では、加熱部17が高温ガスによって加熱されるようになっているが、加熱部17を電気ヒータで加熱するようにしてもよい。
(8)上記各実施形態は、本発明を発電装置の駆動源に適用した例を示しているが、これに限定されるものではなく、本発明の外燃機関を発電装置以外の駆動源に適用できることはもちろんである。
本発明の第1実施形態を示す発電装置の概略構成図である。 図1のA−A断面図である。 (a)は本発明の第2実施形態を示す発電装置の概略構成図であり、(b)は(a)のB−B断面図である。 (a)は本発明の第3実施形態を示す発電装置の概略構成図であり、(b)は(a)のC−C断面図である。 (a)は本発明の第4実施形態を示す発電装置の概略構成図であり、(b)は(a)のE−E断面図である。
符号の説明
11…容器、11c…第3管状部(複数本の管状部)、12…作動媒体、
13…ブロック体、17…加熱部、19…冷却部、22…蒸気溜め部、
23…第1蒸気通路(通路)、26…連通路。

Claims (8)

  1. 作動媒体(12)が液体状態で流動可能に封入された容器(11)を備え、
    前記容器(11)には、前記作動媒体(12)の一部を加熱して前記作動媒体(12)の蒸気を発生させる加熱部(17)と、前記蒸気を冷却して液化させる冷却部(19)とが形成され、
    前記蒸気の発生と液化によって前記作動媒体(12)が体積変動し、前記作動媒体(12)の体積変動によって生じる前記作動媒体(12)の液体部分の変位を機械的エネルギに変換して出力する外燃機関であって、
    前記容器(11)のうち少なくとも前記加熱部(17)と連通する部位が複数本の管状部(11c)に分岐し、
    前記加熱部(17)は、前記複数本の管状部(11c)とそれぞれ連通するように複数個形成され、
    前記作動媒体(12)の蒸気を溜める蒸気溜め部(22)が、前記複数個の加熱部(17)とそれぞれ連通するように複数個形成され、
    前記複数個の蒸気溜め部(22)同士が連通していることを特徴とする外燃機関。
  2. 前記加熱部(17)と前記蒸気溜め部(22)とが1つのブロック体(13)の内部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の外燃機関。
  3. 前記複数個の加熱部(17)が水平方向に配置され、
    前記複数個の蒸気溜め部(22)が前記複数個の加熱部(17)の上方に配置され、
    前記複数個の蒸気溜め部(22)同士を連通する連通路(26)が、前記複数個の蒸気溜め部(22)同士の間において水平方向に延びていることを特徴とする請求項1または2に記載の外燃機関。
  4. 前記加熱部(17)には、前記蒸気の体積が減少して前記作動媒体(12)の液体部分が前記冷却部(19)側から前記加熱部(17)側に向かって変位したときに前記作動媒体(12)の液体部分が衝突する衝突面(20a)が形成され、
    前記蒸気溜め部(22)が前記加熱部(17)のうち前記衝突面(20a)の形成部位と連通していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の外燃機関。
  5. 作動媒体(12)が液体状態で流動可能に封入された容器(11)を備え、
    前記容器(11)には、前記作動媒体(12)の一部を加熱して前記作動媒体(12)の蒸気を発生させる加熱部(17)と、前記蒸気を冷却して液化させる冷却部(19)とが形成され、
    前記蒸気の発生と液化によって前記作動媒体(12)が体積変動し、前記作動媒体(12)の体積変動によって生じる前記作動媒体(12)の液体部分の変位を機械的エネルギに変換して出力する外燃機関であって、
    前記加熱部(17)には、前記蒸気を溜める蒸気溜め部(22)が配置され、
    前記加熱部(17)には、前記蒸気の体積が減少して前記作動媒体(12)の液体部分が前記冷却部(19)側から前記加熱部(17)側に向かって変位したときに前記作動媒体(12)の液体部分が衝突する衝突面(20a)が形成され、
    前記蒸気溜め部(22)が前記加熱部(17)のうち前記衝突面(20a)の形成部位と連通していることを特徴とする外燃機関。
  6. 前記加熱部(17)が、前記冷却部(19)側を向いて延びる第1通路部(20)と、前記第1通路部(20)のうち前記冷却部(19)と反対側の端部から前記第1通路部(20)が延びる方向と交差する方向に延びる第2通路部(21)とで形成され、
    前記衝突面(20a)が、前記第1通路部(20)のうち前記冷却部(19)と反対側の端部に形成され、
    前記蒸気溜め部(22)は、前記第1通路部(20)に対して前記冷却部(19)と反対側に配置され、
    前記加熱部(17)と前記蒸気溜め部(22)とを連通する通路(23)が、前記衝突面(20a)と前記蒸気溜め部(22)との間において、前記第1通路部(20)が延びる方向と平行に延びていることを特徴とする請求項4または5に記載の外燃機関。
  7. 前記加熱部(17)と前記蒸気溜め部(22)とを連通する通路(23)の内径(d1)が前記第1通路部(20)の内径(D)よりも小さく設定されていることを特徴とする請求項4または5に記載の外燃機関。
  8. 前記加熱部(17)と前記蒸気溜め部(22)とを連通する通路(23)が多数個の細管で構成されていることを特徴とする請求項4または5に記載の外燃機関。
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