JP2008184753A - 横葺建築用材及びその横葺外囲体 - Google Patents

横葺建築用材及びその横葺外囲体 Download PDF

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Abstract

【課題】屋根,壁等を構成するときに、下地部との間に、ケーブル,配線,配管等に負担又は障害とならないような設置スペースを極めて容易に確保することができ、さらには下地部上に一旦装着されても、必要があれば簡易且つ迅速に取り外し交換することができる横葺建築用材及びその横葺外囲体とする。
【解決手段】主板1の水下側端から下方に形成された水下側嵌合部2と、前記主板1の水上側端の上方に形成された水上側嵌合部3と、前記主板1の裏面側且つ水上側端寄りから下方に向かって突出形成されたベース屈曲部4とからなり、前記ベース屈曲部4は、前記主板1の裏面側から略垂下状に形成された下部側片41が形成され、該下部側片41には開口部43が形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、屋根,壁等を構成するときに、下地部との間に、ケーブル,配線,配管等に負担又は障害とならないような設置スペースを極めて容易に確保することができ、さらには下地部上に一旦装着されても、必要があれば簡易且つ迅速に取り外し交換することができる横葺建築用材及びその横葺外囲体に関する。
従来、種々の横葺タイプの建築用板にて屋根又は壁等の外囲体が施工されている。さらに近年、省エネルギー,環境保護等の見地からソーラー屋根が普及しはじめている。その中で、ソーラー発電部材を横方向に長尺なる主板上に装着して構成した横葺建築用材も屋根(又は壁)等の外囲体の施工部材として使用されることが多くなっている。この横葺建築用材は、下地材(支持材)を平行に配列してなる下地部,または平坦状表面とした野地板上に配置し、それぞれの建築用板の水上,水下方向の連結及び横方向の連結を行ない、且つこれらを、吊子を介して下地部或いは野地板上に施工してゆく。
さらに、ソーラー部材を備えた横葺建築用材の構造としては、その裏面側にジャンクションボックスが設けられ、該ジャンクションボックスから出ているコネクタケーブル同士が連結され、全体として、横葺建築用材同士と共にソーラー部材同士の配線が行われている。そのソーラー部材付きの横葺建築用材を、下地材(野地板,構造材,支持材等を含む概念とする。)の上に配置する場合に、隣接する横葺建築用材同士の接合に伴い、コネクタケーブルの連結配線は、横葺建築用材と下地材との間において縦横に配線されることになる。
この場合に、横方向に隣接する横葺建築用材同士では、そのジョイント箇所と下地材との間に隙間が存在するので、コネクタケーブルがジョイント箇所の下面を容易に通過することができ、ソーラー部材同士の連結配線を容易に行なうことができる。しかし、水上,水下方向に隣接する横葺建築用材同士の接合では、該接合箇所が下地材の上に載置された状態となるために、その接合箇所と下地材の表面との間にコネクタケーブルが通過することができる隙間が存在しない。そのために、水上,水下方向に隣接する横葺建築用材同士の接合箇所と下地材との間にコネクタケーブルを通過させるためには、下地材の側になんらかの加工をしなければならない。
そこで、図8(A)に示すように、下地材aに水上,水下方向に沿って溝bを形成し、コネクタケーブルcをその溝bに収納し、コネクタケーブルcが下地材aの表面に突出しない構造とすることにより、水上,水下方向に隣接する横葺建築用材dの接合箇所にコネクタケーブルcを通過させることができるようになり、ソーラー部材同士の連結配線を行なっている。或いは、幅方向に連結されている横葺建築用材d,d同士のケーブル連結に限定されていた〔図8(B)参照〕。また、前述したように横葺建築用材を緑化屋根として使用した場合には、横葺建築用材の下部側に配水管等が配置されることになる。
特開2006―16883
しかし、上述したように、コネクタケーブルの配線がなされる形態のソーラー横葺外囲体或いは緑化屋根とした横葺外囲体では、下地材に溝を形成する構造であるか否かに関わらず、水上,水下方向に隣接する横葺建築用材同士の接合強度を十分得られる構造とすると共にケーブル又は配管等が適正な状態で配置されなければならない。そして、上下方向に隣接する横葺建築用材の連結部分が下地材と略接触又は近接状態であり、この横葺建築用材同士の連結部分の下部にケーブル,配管を通過させることは困難であるし、無理して通過させてもケーブルや配管に外的負荷をかけてしまうことになり、ケーブルの切断或いは配管の損傷をまねくおそれがあった。
そのために下地材に水上,水下方向に沿って溝を形成し、コネクタケーブルをその溝に収納し、コネクタケーブルが下地材の表面に突出しない構造としたが、この溝を形成するための工程が増加し、また施工費用を上昇させる原因ともなるものであった。本発明が解決しようとする課題(技術的課題又は目的)は、横葺外囲体を構成する横葺建築用材の下部にケーブル,配管等になんら外的負荷がかからず、適正に配置することができる横葺外囲体を構成する横葺建築用材とすることにある。
そこで、発明者は上記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、請求項1の発明を、 主板の水下側端から下方に形成された水下側嵌合部と、前記主板の水上側端の上方に形成された水上側嵌合部と、前記主板の裏面側且つ水上側端寄りから下方に向かって突出形成されたベース屈曲部とからなり、該ベース屈曲部は、前記主板の裏面側から略垂下状に形成された下部側片が形成され、該下部側片には開口部が形成されてなる横葺建築用材としたことにより、上記課題を解決したものである。請求項2の発明を、前述の構成において、前記ベース屈曲部は、前記水上側嵌合部の上端より折り返し状に形成されてなる横葺建築用材としたことにより、上記課題を解決したものである。請求項3の発明を、前述の構成において、前記ベース屈曲部の下部側片下端には略直角状に折曲されたベース底片が形成されてなる横葺建築用材としたことにより、上記課題を解決したものである。
請求項4の発明を、前述の構成において、前記開口部は、前記下部側片の下方側が非連続となるように切除されてなることを特徴とする横葺建築用材としたことにより、上記課題を解決したものである。請求項5の発明は、主板の水下側端から下方に形成された水下側嵌合部と,前記主板の水上側端の上方に形成された水上側嵌合部と,前記主板の裏面側且つ水上側端寄りから下方に向かって突出形成されたベース屈曲部とから形成された横葺建築用材と、座板部の端縁から垂直支持部が形成され,該垂直支持部の上端箇所から水下嵌合支持部及び水上嵌合支持部が形成された吊子とからなり、下地部に水下側から水上側に沿って複数配置固着された適宜の吊子の水上側嵌合部に前記横葺建築用材の水上側嵌合部を回転中心として回転自在に嵌合され、水下側に隣接する吊子に前記水下側嵌合部が嵌合されてなる横葺外囲体としたことにより、上記課題を解決した。
請求項1の発明によって、第1に下地部との間に、ケーブル,配線,配管等に負担又は障害とならないような設置スペースを極めて容易に確保することができ、第2に下地部上に一旦装着されても、必要があれば簡易且つ迅速に取り外し交換することができる。横葺建築用材のベース屈曲部は、前記主板の裏面側且つ水上側端寄りから下方に向かって突出形成されたものであり、横葺建築用材を下地部上に配置して屋根,壁等の横葺外囲体を施工したときに、各横葺建築用材は、前記ベース屈曲部によって主板の水上側を下地部から持ち上げるようにして、主板の水上側を下地部から離間させ、前記下地部とは接触しないように略浮かべ上げた状態で支持することができるものである。
さらに、前記ベース屈曲部の下部側片には開口部が形成されているので、横葺建築用材の主板上等に装着されたソーラ部材の電源ケーブル或いはその他の種々の配線,配管等を、前記開口部を介して自由に通過させることができるものである。これによって、横葺建築用材と下地部には、配線,配管用の溝を加工する必要がなく、ケーブル或いはその他の種々の配線,配管等の設置スペースを極めて容易に確保することができ、横葺建築用材による横葺外囲体の施工等もより一層、簡単なものにでき、配線或いは配管等の工事も容易にできるものである。
また、さらに、また、ベース屈曲部は、前記主板の裏面側且つ水上側端寄りから下方に向かって突出形成されたものであり、前記水上側嵌合部よりも主板の水下側寄りに位置させることで、横葺建築用材を水上側端部を回転中心として回転させると、その水上側箇所では、前記ベース屈曲部が回転中心となり、前記主板の水上側端部が大きく下方に下がり水上側嵌合部を落下させて、その位置を大きく下げることができる。これによって、たとえば吊子に嵌合された水上側嵌合部は、容易に嵌合が解除されることができるものであり、横葺外囲体を構成する横葺建築用材において損傷したものを簡易且つ迅速に外すことができる。
請求項2の発明によって、前記ベース屈曲部は、前記水上側嵌合部の上端より折り返し状に形成されているので、ベース屈曲部は主板及び水上側嵌合部と共に一体的に形成され、且つ極めて強固にできるものである。請求項3の発明によって、前記ベース屈曲部の下部側片下端には略直角状に折曲されたベース底片が形成されたことにより、ベース屈曲部は、下地部に対してより一層安定した状態で設置されることができる。請求項4の発明によって、前記開口部は、前記下部側片の下方側が非連続となるように切除されたことにより、開口部へのケーブル及び配管の通過を行い易くすることができる。
次に、請求項5の発明は、水上側端部の水上側嵌合部を略回転中心として回転させることにより、前記吊子の水上側嵌合部内において、前記ベース屈曲部が略回転中心となりながら、前記吊子内で前記水上側嵌合部が回転運動を行うことになる。これによって、前記主板の水上側端部が次第に下地部側に下がり、水上側嵌合部も大きく下地部側に落下するように下げることで、吊子に嵌合された水上側嵌合部は、容易に嵌合が解除される。
したがって、前記横葺外囲体から、任意の一つの横葺建築用材を簡単に取り外すことが出来るので、たとえば、横葺外囲体を構成する複数の横葺建築用材の一部が損傷したり、又は該横葺建築用材に装着された太陽電池(ソーラパネル)が故障したとき等に、該当する横葺建築用材を容易に交換することができるものであり、交換修理作業の効率化を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。まず、本発明において、横葺建築用材Aには、図3,図4に示すように水下側と水上側とが存在し、該横葺建築用材Aが下地材上に配置されたときに、屋根勾配に沿って、各横葺建築用材Aの傾斜下方側を水下側とし、傾斜上方側を水上側とする。前記横葺建築用材Aは、主板1と,水下側嵌合部2と,水上側嵌合部3と,ベース屈曲部4とから構成されている。
前記主板1の一側端(水下側)に水下側嵌合部2が形成され、他端側(水上側)に水上側嵌合部3が形成されている。前記主板1は、図3,図7に示すように、平面的に見て、略長方形状であり、幅(横)方向(水上から水下方向に向かう方向と直交する方向)が長尺に形成され、且つ平坦面状に形成されている〔図3(A)参照〕。該主板1上には、太陽電池(ソーラパネル材)11が装着され、主板1の裏面側にはジャンクションボックス12が装着されている〔図3(A),図4(A)参照〕。該ジャンクションボックス12には、ケーブル5が連結されている。その水下側嵌合部2は、図3,図4に示すように、まず主板1の水下側の端縁より下方に向かって、前記主板1に対して略直角に近い鋭角状に前端側片21が形成され、該前端側片21の下端から主板1側に向かって略水平状に上向き傾斜片22が屈曲形成されている。
該上向き傾斜片22の他端側、即ち前記前端側片21との折曲連結箇所と反対位置となる端縁から折返し端縁23が形成されている。該折返し端縁23は、前記前端側片21とは平行ではなく相対的に傾斜している〔図4(B)参照〕。前記折返し端縁23は、断面略U字形状をなすように屈曲形成されたものである。次に、水上側嵌合部3については、図4(A),(C)に示すように、前記主板1の水上側端縁に形成されたものであり、立上り側片31と頂片32から形成されたものである。
その立上り側片31は、前記主板1に対して略直角状であるが、具体的には、主板1に対して直角よりも少し鋭角に形成される。即ち、前記主板1と、前記前端側片21と、前記立上り側片31とで略偏平N字形状を構成している〔図4(A)参照〕。また、その立上り側片31の上端には、頂片32が形成されている。具体的には、頂片32は、前記立上り側片31の上端から内方(前記主板1側)に向かって略水平面状に突出形成されたものである〔図4(C)参照〕。
次に、ベース屈曲部4は、図3,図4(A),(C)に示すように、前記主板1の裏面側で、且つ該主板1の水上側寄りの位置から該主板1の下方に向かって突出形成されたものである。前記ベース屈曲部4は、前記主板1の裏面側から略垂下状に形成されたものである。或いは、前記主板1に対して略直角状に形成されている。前記ベース屈曲部4は、前記主板1に対して略垂下状の下部側片41を有するものであり、該下部側片41は、前記水上側嵌合部3の立上り板片31よりも前記主板1の水下側寄りに位置するように形成されている。即ち、前記下部側片41の形成位置は、前記主板1の水上側端縁から僅かに水下側に向かった適宜の位置となるように形成されたものである。
前記下部側片41は、主板1の幅方向(水下側から水上側に向かう方向に直交する方向)に沿って壁板状に形成されたものである。該下部側片41は、図1(A),(B),(D),図2に示すように横葺建築用材Aの水上側端部を後述する下地部8から適宜の間隔をおいて離間させて支持する役目をなすものである。すなわち、前記ベース屈曲部4は、前記主板1の水上側端縁を下地部8から持ち上げて浮き上がらせる役目をなすものであるといえる。
そして、前記下部側片41下端には略直角状に折曲されたベース底片42が形成されている。該ベース底片42は、前記下部側片41の下端から前記主板1の水上側端に向かって突出形成されている。前記ベース屈曲部4は、前記水上側嵌合部3の上端で且つ頂片32の先端から水上側に向かって折り返され、前記立上り側片31に略接触状態で沿って、該立上り側片31の下端から前記主板1の裏面側に略接触密状態で形成され、前記水上側嵌合部3の頂片32先端よりも水下側となる位置から前記下部側片41が形成される〔図4(A),(C)参照〕。
前記下部側片41及びベース底片42は、前記水上側嵌合部3の頂片32の端縁から折り返し状に形成されたものである。具体的には、図4(C)に示すように前記水上側嵌合部3を構成する頂片32及び立上り側片31と前記主板1の裏面側に略密着状態又は近接状態で折返し成形片40が形成されつつ、該折返し成形片40を介して前記下部側片41及びベース底片42が形成されるものである。
特に、前記折返し成形片40において、前記主板1の裏面側に沿って密着状又は近接状に沿った部位を補助折返し片401とすると、該補助折返し片401と前記下部側片41及び前記ベース底片42とが略コ字形状を構成することになり〔図4(C)参照〕、前記補助折返し片401は主板1に沿って形成されているので、ベース屈曲部4の補強としての役目をなし、ベース屈曲部4を極めて強固なものにすることができる。また、該ベース屈曲部4は、前記主板1とは別部材として、スポット溶接等の固着手段によるものであってもかまわない。
前記下部側片41には、図1(C),図2,図3(B)に示すように、開口部43が形成されている。該開口部43は、横葺建築用材Aによって屋根等の横葺外囲体を構成したときに、ソーラ部を構成する発電ケーブル5,或いは配管6等を通過させる役目をなす部位である〔図1(B),図2参照〕。前記開口部43は、略長方形等の開口部であり、具体的には前記ベース底片42を含めて下部側片41に略長方形状(正方形も含む)の開口が形成されるように切除された部位である。
すなわち、前記開口部43は、図1(C),(D),図2等に示すように前記下部側片41の下方側が非連続となるように切除されたものである。すなわち、前記下部側片41の下方側が完全に切除されて、肉部(横葺建築用材Aを形成する金属薄板部分)が一切存在しない状態である〔図1(C),図3(B)参照〕。そして、その非連続に切除された状態によって、前記横葺建築用材Aが下地部8に設置された状態で、前記開口部43の下部箇所に直接,下地部8が位置するようにして略門形状の開口として形成されたものである〔図1(D)参照〕。また、前記開口部43は、前記下部側片41の幅方向に沿って一つのみではなく、複数形成されることもある。さらに、下部側片41の両側のみを残して、その中間が全て開口部43とすることもある〔図5(E)参照〕。このような構造にすることで、前記開口部43内のスペースが有効に活用され、またケーブル5及び配管6が下地部8上に安定された状態で載置され、前記ケーブル5及び配管6の通過する箇所(位置)がほとんど限定されないものにできる。
さらに、前記開口部43は、図5(F)に示すように、前記横葺建築用材Aの幅方向の両端箇所に形成されることもある。この場合には、前記開口部43は、横葺建築用材Aの下部側片41の幅方向両端縁の一部が開放されるようにして略方形状等の切欠き(又は切除部)が形成されたものである。すなわち、前記下部側片41の幅方向の両端箇所も一部が切除された形状である。この実施形態では、幅方向に隣接する前記横葺建築用材A,Aの接続箇所において、略門形状の開口部43が形成されることになる。
また、前記開口部43は、前記下部側片41に周囲が囲まれた貫通孔431として形成されたものであっても構わない。この場合には、前記貫通孔431は、長方形又は正方形等の方形(矩形)状に形成されたり〔図5(A),(B)参照〕、円形状,長孔等の丸孔に形成されても構わない〔図5(C),(D)参照〕。さらに、前記開口部43は、横葺建築用材Aが工場にて製造されるときに形成されたものであるが、工事現場にて、ケーブル5又は配管6等の太さ、個数等の条件に応じて形成されるものであっても構わない。現場で開口部43が形成される場合には、ドリル、鉄鋏等の工具が使用される。
次に、吊子7は、前記横葺建築用材Aを下地部8に載置固定するための役目をなすものであり、その構造は、図1(B),図2,図3(C)に示すように、座板部71,垂直支持部72,水下嵌合支持部73及び水上嵌合支持部74とから構成されている。前記座板部71の端縁から垂直支持部72が立上り形成されている。前記水下嵌合支持部73は、前記垂直支持部72の上端箇所から前方に向かって突出する前方突起片731と、該前方突起片731の先端から前方下向きの傾斜状に形成された嵌合端縁732から形成されたものである。前述した「前方」とは、前記吊子7が下地部8上に適正に固着されたときに、水下側に向かう方向である。
次に、水上嵌合支持部74は、図1(B),図2,図3(C)に示すように、前記垂直支持部72の上端で且つ前記水下嵌合支持部73と共に一体的に形成されている。具体的には、包持片741と,該包持片741の先端から略垂下状に形成された嵌合端縁742とから構成されている。前記座板部71は、吊子7を下地部8に固定するときに、下地部8上に載置されるもので、長方形或いは正方形等の方形状に形成された平板状のものであり、その略中央には、固着具用の貫通孔711が穿孔形成されている。
次に、前記横葺建築用材Aと吊子7とから構成される横葺外囲体の構造について説明する。その下地部8は、主に母屋,胴縁等の構造材,垂木及び下地板等から構成されたものである。該下地部8上に前記吊子7が所定間隔をおいて配置され、座板部71の前記貫通孔711にドリルビス,ボルト等の固着具9が挿し込まれて締付固着されてゆく〔図1(B)参照〕。次に横葺建築用材Aが下地部8上に載置され、その水上側嵌合部3が吊子7の水上嵌合支持部74にて覆うようにして包持固定される。また、その水下側嵌合部2は、前記水上側嵌合部3を回転中心とするようにして横葺建築用材Aを回転させながら水下嵌合支持部73に嵌合固定させるものである。
そして、横葺建築用材Aが下地部8に設置されるときに、隣接する横葺建築用材A,A同士のジャンクションボックス12が前記ケーブル5によって連結される。該ケーブル5は、横葺建築用材Aのベース屈曲部4に形成された開口部43を通過するようにセットされる。このようにして、図7に示すように、水下側と水上側を結ぶ方向における上下に隣接する横葺建築用材A,A同士のジャンクションボックス12がケーブル5によって接続されるものである。
図6は、本発明における横葺建築用材Aにて施工された横葺外囲体から、任意の一つの横葺建築用材Aを簡単且つ迅速に取り外すことが出来ることを示したものである。この工程を説明すると前記ベース屈曲部4は、前記主板1の裏面側且つ水上側端寄りから下方に向かって突出形成されたものである。即ち、ベース屈曲部4の下部側片41は、前記水上側嵌合部3よりも主板1の水下側寄りに位置している。そして、前記横葺建築用材Aは、図6(A)に示すように、前記吊子7の水下嵌合支持部74に嵌合されている水上側端部の水上側嵌合部3を略回転中心として回転させる。
このようにすると、前記横葺建築用板Aの水上側箇所では、前記ベース屈曲部4が吊子7の水上嵌合支持部74内で略回転中心となりながら、前記水上嵌合支持部74内で前記水上側嵌合部3が回転運動を行う〔図6(C),(D)参照〕。そして、前記主板1の水上側端部が次第に下地部8側に下がり、水上側嵌合部3の位置が大きく下地部8側に落下するように下げることができる〔図6(D)参照〕。これによって、前記吊子7の水上嵌合支持部74に覆うようにして嵌合された水上側嵌合部3は、前記水上嵌合支持部74から覆い状態が外れ、相互の嵌合状態が容易に解除されることができるものである。
したがって、横葺外囲体から、任意の一つの横葺建築用材Aを簡単に取り外すことが出来るので、たとえば、横葺外囲体を構成する複数の横葺建築用材A,A,…のひとつが損傷したり、又は該横葺建築用材Aに装着された太陽電池(ソーラパネル材)11が故障したとき等に、該当する横葺建築用材Aを容易に交換することができるものであり、交換修理作業の効率化を図ることができる。
本発明の横葺建築用材Aにおいて、前記ベース屈曲部4は、前記主板1の裏面側から略垂下状に形成された下部側片41が形成され、該下部側片41には開口部43が形成されたものであり、横葺建築用材Aが下地部8に配置された状態で、図7に示すように水下側と水上側における傾斜方向で上下に隣接する横葺建築用材A,A同士のケーブル配線が可能となり、太陽電池(ソーラパネル材)11が装着された横葺建築用材Aの配線工事が極めて効率的にできるものである。以上述べた横葺建築用材Aは、屋根板材として使用されたり、又は壁板材として使用される。そして、複数の横葺建築用材A,A,…によって構成された横葺外囲体は、屋根及び壁として使用されたり、或いは屋根と壁とが一体となった建築物にも使用される。
(A)は本発明の横葺建築用材によって施工された横葺外囲体の側面略示図、(B)は(A)の(ア)部拡大図、(C)は横葺建築用材の水上側を裏面側より見た要部斜視図、(D)は(B)のX―X矢視断面図である。 本発明の横葺建築用材によって施工された上下方向に隣接する横葺外囲体の接続箇所の一部切除した斜視図である。 (A)は横葺建築用材の一部切除した斜視図、(B)は横葺建築用材の水上側の要部斜視図、(C)は吊子の斜視図である。 (A)は横葺建築用材の略示縦断側面図、(B)は(A)の(イ)部拡大図、(C)は(A)の(ウ)部拡大図である。 (A)は方形状の貫通孔とした開口部を備えた横葺建築用材の水上側の斜視図、(B)は(A)における横葺建築用材の開口部にケーブルが挿通した状態の要部正面図、(C)は円形状の貫通孔とした開口部を備えた横葺建築用材の水上側の斜視図、(D)は(B)における横葺建築用材の開口部にケーブルが挿通した状態の要部正面図、(E)は幅方向に亘って大型の開口部が形成された横葺建築用材の水上側斜視図、(F)は幅方向両端に開口部が形成された横葺建築用材の水上側斜視図である。 (A)は横葺外囲体から任意の横葺建築用材を外す状態を示す略示図、(B)乃至(D)は吊子から横葺建築用材の水上側嵌合部が順次外れる状態の行程図である。 本発明の横葺建築用材によって施工された横葺外囲体のケーブルの配線構造を示す略示図である。 (A)は従来技術を示す構造図、(B)は従来技術を示すケーブル配線構造を示す略示図である。
符号の説明
1…主板、2…水下側嵌合部、3…水上側嵌合部、4…ベース屈曲部、
41…下部側片、43…開口部、7…吊子、71…座板部、72…垂直支持部、
73…水下嵌合支持部、74…水上嵌合支持部。

Claims (5)

  1. 主板の水下側端から下方に形成された水下側嵌合部と、前記主板の水上側端の上方に形成された水上側嵌合部と、前記主板の裏面側且つ水上側端寄りから下方に向かって突出形成されたベース屈曲部とからなり、該ベース屈曲部は、前記主板の裏面側から略垂下状に形成された下部側片が形成され、該下部側片には開口部が形成されてなることを特徴とする横葺建築用材。
  2. 請求項1において、前記ベース屈曲部は、前記水上側嵌合部の上端より折り返し状に形成されてなることを特徴とする横葺建築用材。
  3. 請求項1又は2において、前記ベース屈曲部の下部側片下端には略直角状に折曲されたベース底片が形成されてなることを特徴とする横葺建築用材。
  4. 請求項1,2又は3において、前記開口部は、前記下部側片の下方側が非連続となるように切除されてなることを特徴とする横葺建築用材。
  5. 主板1の水下側端から下方に形成された水下側嵌合部と,前記主板の水上側端の上方に形成された水上側嵌合部と,前記主板の裏面側且つ水上側端寄りから下方に向かって突出形成されたベース屈曲部とから形成された横葺建築用材と、座板部の端縁から垂直支持部が形成され,該垂直支持部の上端箇所から水下嵌合支持部及び水上嵌合支持部が形成された吊子とからなり、下地部に水下側から水上側に沿って複数配置固着された適宜の吊子の水上側嵌合部に前記横葺建築用材の水上側嵌合部を回転中心として回転自在に嵌合され、水下側に隣接する吊子に前記水下側嵌合部が嵌合されてなることを特徴とする横葺外囲体。
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