JP2008182826A - 半導体スイッチング素子の駆動回路 - Google Patents

半導体スイッチング素子の駆動回路 Download PDF

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Abstract

【課題】半導体スイッチング素子の異常検出機能を備えた駆動回路において、オフ指令からオン指令までのオフ期間が短い場合に異常を誤検出するのを防止する。
【解決手段】駆動回路500に、IGBT1のターンオン過渡期間内でサンプリング回路8からのパルス8a発生期間のみゲート電圧を検出して閾値を超えると異常を検出する異常検出回路7と、オン指令直後のゲート電圧が所定値(第2の閾値)を超えるとキャンセル信号を発生するキャンセル回路7とを備え、キャンセル信号が発生されるとパルス8a発生期間にてゲート電圧を検出せず異常検出回路7による異常検出を停止させる。
【選択図】図6

Description

この発明は、半導体スイッチング素子の駆動回路に関するもので、特に、電力用半導体スイッチング素子における異常の発生を検知する駆動回路に関するものである。
従来の電力用半導体素子(IGBT)の駆動回路として、サンプリング回路がゲート電圧の検出処理を許可する期間中、そのゲート電圧を検出して、そのゲート電圧が基準値を超えると、IGBTにおける異常の発生を検出する技術が示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−064930号公報
上記特許文献1に示された電力用半導体素子(IGBT)の駆動回路では、オフ指令からオン指令までのオフ期間が短くIGBTのゲート電圧が下がりきらない状態でオンした場合に、ゲート電圧が基準値を超え、異常を誤検出するという問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解消するために成されたものであって、半導体スイッチング素子の異常検出機能を備えた駆動回路において、オフ指令からオン指令までのオフ期間が短い場合に異常を誤検出するのを防止して異常検出の信頼性を向上することを目的とする。
この発明に係る第1の半導体スイッチング素子の駆動回路は、外部からの指令に基づいてオン、オフ指令を発生する制御回路を備えて、制御電極によりオンオフ動作が制御される。そして、上記制御回路からオン指令が発生された後、上記制御電極のターンオン過渡期間内の予め設定された期間中、上記制御電極の制御量が閾値範囲を外れると異常を検出する異常検出手段と、上記制御回路からのオン指令発生直後の上記制御電極の制御量に基づいて上記異常検出手段による異常検出を停止させる異常検出キャンセル手段とを備えたものである。
またこの発明に係る第2の半導体スイッチング素子の駆動回路は、外部からの指令に基づいてオン、オフ指令を発生する制御回路を備えて、制御電極によりオンオフ動作が制御される。そして、上記制御回路からオン指令が発生された後、上記制御電極のターンオン過渡期間内の予め設定された期間中、上記制御電極の制御量が閾値範囲を外れると異常を検出する異常検出手段と、上記制御回路からのオン指令発生前のオフ期間の長さに応じて上記異常検出手段による異常検出を停止させる異常検出キャンセル手段とを備えたものである。
この発明に係る第1の半導体スイッチング素子の駆動回路は、制御回路からのオン指令発生直後の制御電極の制御量に基づいて異常検出手段による異常検出を停止させるため、オフ指令からオン指令までのオフ期間が短い場合に異常を誤検出するのが防止でき、異常検出の信頼性が向上する。
またこの発明に係る第2の半導体スイッチング素子の駆動回路は、制御回路からのオン指令発生前のオフ期間の長さに応じて異常検出手段による異常検出を停止させるため、オフ期間が短い場合に異常を誤検出するのが防止でき、異常検出の信頼性が向上する。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1による半導体スイッチング素子の駆動回路を図について説明する。
図1は、半導体スイッチング素子として例えば、環流ダイオード9が逆並列に接続されたIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)を駆動する駆動回路500の構成を示すものである。
図に示すように、制御回路2は、外部からの指令に基づいて、IGBT1をターンオン、ターンオフさせるゲート指令(オン、オフ指令)をバッファ3に出力し、バッファ3は、ゲート抵抗4を介してIGBT1の制御電極であるゲートと接続され、制御回路2からのゲート指令にしたがってIGBT1を駆動する。
また、サンプリング回路8により決定される予め設定された期間で、IGBT1のゲート電圧の異常を検出する異常検出回路7と、異常検出時にIGBT1をターンオフさせる遮断速度を遅くする遮断速度調整回路5と、制御回路2からのオン指令発生直後のゲート電圧に基づいて異常検出回路7に異常検出を停止させるキャンセル信号を出力するキャンセル回路6とを備える。
図2は、IGBT1a、1bが適用されるハーフブリッジ回路を示す回路図である。図2において、還流ダイオード9a、9bが逆並列に接続されたIGBT1a、1bは直列に接続されており、その両端に直流電源10が接続されている。IGBT1a、IGBT1bの中点と直流電源10の正側との間に誘導負荷11が接続されている。各IGBT1a、1bは、それぞれ図1で示した駆動回路500を備えてオン、オフ制御される。
一般にIGBTの通常のスイッチング時において、オンする際のゲート電圧は図3の実線のようになる。直列接続された2つのIGBTが何らかの原因でアーム短絡を起こし、IGBTに大きな短絡電流が流れると、ゲート電圧は図中の破線のようになる。駆動回路500は、このようなIGBTの短絡異常を検出し、安全に遮断動作を行う。
ここでは、IGBTをハーフブリッジ回路に適用するものについて示しているが、他の回路に適用してもよい。
図4は、図1に示す駆動回路500の部分詳細図であり、バッファ3、ゲート抵抗4および遮断速度調整回路5の具体例を示している。バッファ3は2つの半導体スイッチング素子3a、3bにて構成され、ゲート抵抗4はオンゲート抵抗4aとオフゲート抵抗4bにて構成される。そして、バッファ3は、制御回路2からのオン指令によりIGBT1のゲートと制御電圧をオンゲート抵抗4aを介して接続し、オフ指令によりIGBT1のゲートとグランドをオフゲート抵抗4bを介して接続する。
遮断速度調整回路5は、速度調整オフゲート抵抗12と半導体スイッチング素子13とで構成され、速度調整オフゲート抵抗12は通常のオフゲート抵抗4bよりも抵抗値が大きくなっている。このため、通常のターンオフ動作に比べてIGBT1のゲート端子から引き抜かれる電流値が小さく、ターンオフ時の遮断速度が遅くなる。このように、遮断速度調整回路5は、異常検出回路7によりIGBT1の短絡異常が検出されたときに、正常時のターンオフよりも遮断速度を遅くしてターンオフさせる回路であり、大電流が流れている状態での遮断時に発生するサージ電圧を抑制してIGBT1の破損を防止し、安全に遮断する。
なお、図5に示すようにツェナーダイオード14を設けた遮断速度調整回路5aを用いても良く、この場合、ツェナーダイオード14のツェナー電圧は、IGBT1のゲートの閾値電圧Vthよりも小さい値に設定されている。この場合も、異常検出回路7によりIGBT1の短絡異常が検出されたときに、正常時のターンオフよりも遮断速度を遅くしてターンオフさせる。
図6は、キャンセル回路6と異常検出回路7との詳細構成例を駆動回路500の全体構成の中で示したものである。また、図7〜図9は、駆動回路500の動作を説明する各部の波形図をタイムチャートで示したものである。図7はIGBT1のオフ期間が長い場合、図8はIGBT1のオフ期間が短い場合を示す。また、図9はIGBT1に短絡異常が発生した場合を示す。
まず、オフ指令からオン指令までのオフ期間が充分長くIGBT1のゲート電圧が充分下がった状態でオンし、しかもIGBT1に異常がない場合の動作を図7に基づいて説明する。図7(a)に示す制御信号(オン、オフ指令)が制御回路2から出力されると、IGBT1のゲート電圧は図7(b)のようになる。
サンプリング回路8はパルス信号発生器で構成され、制御回路2からオン指令が入力されると、ターンオンの過渡期間内の予め設定された期間にパルス8aを出力する(図7(c))。パルス8aが出力されるタイミングとパルス幅は、IGBT1および駆動回路500の特性によるが、正常時と短絡異常時とでゲート電圧に差が発生する期間を含むようにIGBT1のターンオン過渡期間中に設定される。
異常検出回路7は、コンパレータ15を備え、サンプリング回路8からのパルス8aの期間のみ、抵抗17、18で分圧されたゲート電圧である第1のゲート電圧信号15aをコンパレータ15に入力し、コンパレータ15は、ゲート電圧信号15aが所定の第1の閾値電圧15bよりも高いときに異常信号を出力する。第1の閾値電圧15bは、ターンオン時のゲート電圧の短絡異常が検出可能な所定の電圧に設定する。この場合、第1のゲート電圧信号15aは第1の閾値電圧15b以下であり、コンパレータ15の出力はLow(異常なし)のままである(図7(h)、図7(i))。
異常検出回路7は、サンプリング回路8からのパルス8aの期間のみゲート電圧(第1のゲート電圧信号15a)を検出するものであるが、このゲート電圧の検出は、キャンセル回路7からキャンセル信号が発生されない場合のみ動作する。この場合、キャンセル回路7からのキャンセル信号を入力とするNOT回路21の出力は図7(f)に示すようにHighであり、このHigh信号とサンプリング回路8からのパルス8aとを入力とするNAND回路20の出力は、サンプリング回路8からのパルス8aの期間のみLowとなる(図7(g))。NAND回路20の出力によりスイッチ19が制御され、コンパレータ15の+端子の入力は、NAND回路20の出力High時に0となり、Low時に、抵抗17、18で分圧されたゲート電圧(第1のゲート電圧信号15a)となる。
キャンセル回路6は、パルス発生回路27、コンパレータ23およびパルス波形出力回路22を備える。パルス発生回路27は、制御回路2からのオン指令と同時に短いオンパルスを発生させる(図7(d))。パルス発生回路27の出力によりスイッチ25が制御され、オンパルスの期間だけ、ゲート電圧(第2のゲート電圧信号23a)はコンパレータ23の+端子に入力される。コンパレータ23は、第2のゲート電圧信号23aが所定の第2の閾値電圧23bよりも高いときにHigh信号をパルス波形出力回路22に出力する。パルス波形出力回路22は、High信号が入力されたときにキャンセル信号として一定の長さのHighパルス信号を出力する回路である。
このように、キャンセル回路6は、制御回路2からのオン指令直後のゲート電圧を検出してコンパレータ23に入力し、ゲート電圧(第2のゲート電圧信号23a)が所定の第2の閾値電圧23bよりも高いとき、パルス波形出力回路22により一定の長さのHighパルス信号をキャンセル信号として出力する。この場合、図7(e)に示すように、第2のゲート電圧信号23aは第2の閾値電圧23b以下であり、コンパレータ23の出力はLowのままで、キャンセル信号は発生されない。なお、便宜上、パルス波形出力回路22の出力およびコンパレータ23の出力の図示は省略した。
次に、オフ指令からオン指令までのオフ期間が短く、IGBTのゲート電圧が下がりきらない状態でオンした場合の動作を図8に基づいて説明する。図8(a)に示す制御信号(オン、オフ指令)が制御回路2から出力されると、IGBT1のゲート電圧は図8(b)のようになる。図7で示した場合と比較すると、オフ期間が短いため、ゲート電圧が0Vまで減少する前に再び上昇しているため、ターンオン時のゲート電圧が高くなっている。
サンプリング回路8は、制御回路2からオン指令が入力されると、ターンオンの過渡期間内の予め設定された期間にパルス8aを出力する(図8(c))。
また、パルス発生回路27は、制御回路2からのオン指令と同時に短いオンパルスを発生させ(図8(d))、該オンパルスの期間だけ、第2のゲート電圧信号23aはコンパレータ23の+端子に入力される。コンパレータ23は、第2のゲート電圧信号23aが所定の第2の閾値電圧23bよりも高いときにHigh信号をパルス波形出力回路22に出力する。この場合、図8(e)に示すように、第2のゲート電圧信号23aは第2の閾値電圧23bを超え、コンパレータ23の出力はHigh信号になり、これを受けてパルス波形出力回路22はキャンセル信号として一定の長さのHighパルス信号を出力する。このHighパルス信号は、サンプリング回路8のパルス8a発生期間を包含する期間で出力され、該Highパルス信号を入力とするNOT回路21の出力は、図8(f)に示すように、パルス8a発生期間を包含する期間でLowであり、このLow信号とサンプリング回路8からのパルス8aとを入力とするNAND回路20の出力は、Highとなる(図8(g))。NAND回路20の出力によりスイッチ19が制御されてコンパレータ15の+端子の入力は0となるため、+端子の入力は第1の閾値電圧15b以下であり、コンパレータ15の出力はLow(異常なし)のままである(図8(h)、図8(i))。
このように、キャンセル回路6は、制御回路2からのオン指令直後の第2のゲート電圧信号23aを検出してコンパレータ23に入力し、第2のゲート電圧信号23aが所定の第2の閾値電圧23bよりも高いとき、パルス波形出力回路22により一定の長さのHighパルス信号をキャンセル信号として出力する。この場合、IGBTのオフ期間が短く、ゲート電圧が下がりきらない状態でオンしているため、コンパレータ23に入力される第2のゲート電圧信号23aは第2の閾値電圧23bより高くなり、Highパルス信号をキャンセル信号として出力する。上述したように、異常検出回路7は、サンプリング回路8からのパルス8aの期間のみゲート電圧(第1のゲート電圧信号15a)を検出するものであるが、このゲート電圧の検出は、キャンセル回路7からのHighパルス信号によりキャンセルされる。この場合、IGBT1は短絡異常を発生していないが、オフ期間が短いためゲート電圧は正常時よりも過渡的に高くなり、仮にゲート電圧を検出すれば、コンパレータ15は異常信号を出力するものである。ここでは、キャンセル回路7からのHighパルス信号によりゲート電圧の検出をキャンセルし、即ち、異常検出をキャンセルするため、誤って異常検出するのが回避できる。
次に、IGBT1に短絡異常が発生した場合の動作を図9に基づいて説明する。図9(a)に示す制御信号(オン、オフ指令)が制御回路2から出力され、IGBT1がオンしたときに短絡異常が発生したとすると、ゲート電圧は図9(b)のようになる。
この場合、オフ期間は図7で示した場合と同様に充分長く、制御回路2からのオン指令直後のゲート電圧は正常時と同レベルである。このため、図9(a)〜図9(g)に示す各部の動作および波形は図7(a)〜図7(g)で示したものと同様となる。即ち、キャンセル回路6はキャンセル信号を発生せず、異常検出回路7は、サンプリング回路8からのパルス8aの期間のみ、抵抗17、18で分圧されたゲート電圧(第1のゲート電圧信号15a)をコンパレータ15に入力して第1の閾値電圧15bと比較する。この場合、短絡異常のため第1のゲート電圧信号15aは第1の閾値電圧15bより高く、コンパレータ15は異常信号15cを発生する(図9(h)、図9(i))。
以上のように、この実施の形態では、IGBT1のターンオン過渡期間内で、サンプリング回路8からのパルス8a発生期間のみゲート電圧を検出して閾値を超えると異常を検出する異常検出回路7と、制御回路2からのオン指令直後のゲート電圧が所定値(第2の閾値)を超えるとキャンセル信号を発生するキャンセル回路6とを備え、キャンセル信号が発生されるとパルス8a発生期間にてゲート電圧を検出せず異常検出回路7による異常検出が停止されるようにした。このため、IGBT1のオフ期間が短くゲート電圧が下がりきらない状態でオンした場合に、異常検出回路7による異常検出が停止され、誤って異常検出するのが回避でき、駆動回路500の信頼性が向上する。また、誤った異常検出によりIGBT1が遮断されることがないため、IGBT1を用いた回路の動作が安定する。
なお、半導体スイッチング素子はIGBTに限るものではなく、例えば、MOSFETなどの電圧駆動型半導体素子であってもよく、短絡異常時の検出を必要とする半導体スイッチング素子であればよい。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2による半導体スイッチング素子の駆動回路について説明する。図10は、この発明の実施の形態2によるIGBT1の駆動回路500aの構成を示す。
図10において、前述した実施の形態1の図6と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。この場合、異常検出回路7aは、ゲート抵抗4の両端電圧を差動増幅回路30に入力してゲート電流を検出してコンパレータ15の−端子に入力し、このゲート電流を閾値と比較することで短絡異常の検出を行う。
図11〜図13は、駆動回路500aの動作を説明する各部の波形図をタイムチャートで示したものである。図11はIGBT1のオフ期間が長い場合、図12はIGBT1のオフ期間が短い場合を示す。また、図13はIGBT1に短絡異常が発生した場合を示す。
まず、オフ指令からオン指令までのオフ期間が充分長くIGBT1のゲート電圧が充分下がった状態でオンし、しかもIGBT1に異常がない場合の動作を図11に基づいて説明する。図11(a)に示す制御信号(オン、オフ指令)が制御回路2から出力されると、IGBT1のゲート電流は図11(b)のようになる。
サンプリング回路8は、制御回路2からオン指令が入力されると、ターンオンの過渡期間内の予め設定された期間にパルス8aを出力する(図11(c))。
また、パルス発生回路27は、制御回路2からのオン指令と同時に短いオンパルスを発生させ(図11(d))、該オンパルスの期間だけ、第2のゲート電圧信号23aはコンパレータ23の+端子に入力される。コンパレータ23は、第2のゲート電圧信号23aが所定の第2の閾値電圧23bよりも高いときにHigh信号をパルス波形出力回路22に出力し、パルス波形出力回路22は、High信号が入力されたときにキャンセル信号として一定の長さのHighパルス信号を出力する。この場合、図11(e)に示すように、第2のゲート電圧信号23aは第2の閾値電圧23b以下であり、コンパレータ23の出力はLowのままで、キャンセル信号は発生されない。なお、便宜上、パルス波形出力回路22の出力およびコンパレータ23の出力の図示は省略した。
異常検出回路7aにおいて、キャンセル回路7からのキャンセル信号を入力とするNOT回路21の出力は図11(f)に示すようにHighであり、このHigh信号とサンプリング回路8からのパルス8aとを入力とするNAND回路20の出力は、サンプリング回路8からのパルス8aの期間のみLowとなる(図11(g))。NAND回路20の出力によりスイッチ19が制御され、コンパレータ15の+端子の入力は、NAND回路20の出力High時に0となり、Low時に、抵抗28、29で分圧された制御電圧である閾値信号15eとなる。またコンパレータ15の−端子には、上述したように差動増幅回路30からのゲート電流信号15dが入力される。即ち、サンプリング回路8からのパルス8aの期間のみ、閾値信号15eをコンパレータ15の+端子に入力し、コンパレータ15は、ゲート電流信号15dが閾値信号15eよりも低いときに異常信号を出力する。この場合、ゲート電流信号15dは閾値信号15e以上であり、コンパレータ15の出力はLow(異常なし)のままである(図11(h)、図11(i))。
次に、オフ指令からオン指令までのオフ期間が短く、IGBTのゲート電圧が下がりきらない状態でオンした場合の動作を図12に基づいて説明する。図12(a)に示す制御信号(オン、オフ指令)が制御回路2から出力されると、IGBT1のゲート電流は図12(b)のようになる。図11で示した場合と比較すると、オフ期間が短いため、ゲート電流が0Aまで上昇して戻る前にオン指令により上昇するため、ターンオン時のゲート電流が低くなる。
サンプリング回路8は、制御回路2からオン指令が入力されると、ターンオンの過渡期間内の予め設定された期間にパルス8aを出力する(図12(c))。
また、パルス発生回路27は、制御回路2からのオン指令と同時に短いオンパルスを発生させ(図12(d))、該オンパルスの期間だけ、第2のゲート電圧信号23aはコンパレータ23の+端子に入力される。コンパレータ23は、第2のゲート電圧信号23aが所定の第2の閾値電圧23bよりも高いときにHigh信号をパルス波形出力回路22に出力する。この場合、図7で示した場合と同様に、オフ期間が短いためターンオン時のゲート電圧が高めになる。このため、図12(e)に示すように、第2のゲート電圧信号23aは第2の閾値電圧23bを超え、コンパレータ23の出力はHigh信号になり、これを受けてパルス波形出力回路22はキャンセル信号として一定の長さのHighパルス信号を出力する。このHighパルス信号は、サンプリング回路8のパルス8a発生期間を包含する期間で出力され、該Highパルス信号を入力とするNOT回路21の出力は、図12(f)に示すように、パルス8a発生期間を包含する期間でLowであり、このLow信号とサンプリング回路8からのパルス8aとを入力とするNAND回路20の出力は、Highとなる(図12(g))。
NAND回路20の出力によりスイッチ19が制御されてコンパレータ15の+端子の入力は0となる。またコンパレータ15の−端子には、差動増幅回路30からのゲート電流信号15dが入力され、ゲート電流信号15dは0以上であり、コンパレータ15の出力はLow(異常なし)のままである(図12(h)、図12(i))。
この実施の形態においても、上記実施の形態1と同様のキャンセル回路6を備えて、制御回路2からのオン指令直後の第2のゲート電圧信号23aを検出してコンパレータ23に入力し、第2のゲート電圧信号23aが所定の第2の閾値電圧23bよりも高いとき、パルス波形出力回路22により一定の長さのHighパルス信号をキャンセル信号として出力する。異常検出回路7aは、ゲート電流信号15dをコンパレータ15で検出して、サンプリング回路8からのパルス8aの期間のみ閾値信号15eと比較して異常検出を行うものであるが、この閾値信号15eは、キャンセル回路7からのHighパルス信号によりキャンセルされる。図12の場合、IGBT1は短絡異常を発生していないが、オフ期間が短いため、ゲート電流は正常時よりも過渡的に低くなり、閾値信号15eよりも低くなるものである。ここでは、キャンセル回路7からのHighパルス信号により閾値信号15eをキャンセルし、即ち、異常検出をキャンセルするため、誤って異常検出するのが回避できる。
次に、IGBT1に短絡異常が発生した場合の動作を図13に基づいて説明する。図13(a)に示す制御信号(オン、オフ指令)が制御回路2から出力され、IGBT1がオンしたときに短絡異常が発生したとすると、ゲート電流は図13(b)のようになる。短絡異常が発生すると、図に示すように、ターンオン時のゲート電流は過渡的に小さくなる。この場合、オフ期間は図11で示した場合と同様に充分長く、制御回路2からのオン指令直後のゲート電圧は正常時と同レベルである。
このため、図13(a)〜図13(g)に示す各部の動作および波形は図11(a)〜図11(g)で示したものと同様となる。即ち、キャンセル回路6はキャンセル信号を発生せず、異常検出回路7aは、ゲート電流信号15dをコンパレータ15で検出して、サンプリング回路8からのパルス8aの期間のみ閾値信号15eと比較して異常検出を行う。この場合、短絡異常のためゲート電流信号15dは閾値信号15eより低く、コンパレータ15は異常信号15fを発生する(図13(h)、図13(i))。
以上のように、この実施の形態では、IGBT1のターンオン過渡期間内で、サンプリング回路8からのパルス8a発生期間のみゲート電流を閾値と比較して異常を検出する異常検出回路7aと、制御回路2からのオン指令直後のゲート電圧が所定値(第2の閾値)を超えるとキャンセル信号を発生するキャンセル回路6とを備え、キャンセル信号が発生されるとパルス8a発生期間にてゲート電流の閾値を発生させず異常検出回路7aによる異常検出が停止されるようにした。このため、IGBT1のオフ期間が短くゲート電圧が下がりきらない状態でオンした場合に、異常検出回路7aによる異常検出が停止され、誤って異常検出するのが回避でき、駆動回路500aの信頼性が向上する。また、誤った異常検出によりIGBT1が遮断されることがないため、IGBT1を用いた回路の動作が安定する。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3による半導体スイッチング素子の駆動回路について説明する。図14は、この発明の実施の形態3によるIGBT1の駆動回路500cの構成を示す。
図14において、前述した実施の形態1の図6と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。この場合、キャンセル回路6の替わりに、異常検出回路7に異常検出を停止させるキャンセル信号を出力する異常検出キャンセル手段としてタイマ回路31を備える。タイマ回路31は、制御回路2からのオフ指令が発生された時点から、所定の一定期間、キャンセル指令となるパルス信号を出力する。
図15は、IGBT1のオフ期間が短い場合における駆動回路500cの動作を説明する各部の波形図をタイムチャートで示したものである。
図15(a)に示す制御信号(オン、オフ指令)が制御回路2から出力されると、IGBT1のゲート電圧は図15(b)のようになる。オフ期間が短いため、ゲート電圧が0Vまで減少する前に再び上昇しているため、ターンオン時のゲート電圧が高くなっている。
サンプリング回路8は、制御回路2からオン指令が入力されると、ターンオンの過渡期間内の予め設定された期間にパルス8aを出力する(図15(c))。
タイマ回路31は、制御信号の立ち下がりエッジ、即ちオフ指令をトリガとして、一定のパルス幅でキャンセル指令パルス31aを出力する。図16に示すように、このキャンセル指令パルス31aのパルス幅は、IGBT1が、ゲート電圧が0Vまで低下してすぐに上昇するように動作した場合において、ゲート電圧が低下し始めるときから、ターンオンの過渡期間中の所定の期間に設定される。
この場合、キャンセル指令パルス31aは、サンプリング回路8のパルス8a発生期間を包含する期間で出力され、該パルス31aを入力とするNOT回路21の出力は、図15(e)に示すように、パルス8a発生期間を包含する期間でLowであり、このLow信号とサンプリング回路8からのパルス8aとを入力とするNAND回路20の出力は、Highとなる(図15(f))。NAND回路20の出力によりスイッチ19が制御されてコンパレータ15の+端子の入力は0となるため、+端子の入力は第1の閾値電圧15b以下であり、コンパレータ15の出力はLow(異常なし)のままである(図15(g)、図15(h))。
このように、タイマ回路31は、制御回路2からのオフ指令をトリガとして、一定のパルス幅でキャンセル指令パルス31aをキャンセル信号として出力する。このキャンセル指令パルス31aは、オフ期間の長さに応じてサンプリング回路8のパルス8a発生期間と重なる。オフ期間が長くゲート電圧が0Vまで低下してから上昇する場合は、キャンセル指令パルス31aの終了後にサンプリング回路8のパルス8aが発生され、図15で示すようにオフ期間が短い場合は、キャンセル指令パルス31aは、パルス8a発生期間を包含する期間で出力される。
上述したように、異常検出回路7は、サンプリング回路8からのパルス8aの期間のみゲート電圧(第1のゲート電圧信号15a)を検出するものであるが、パルス8aがキャンセル指令パルス31aと重なると、その重なり期間で、ゲート電圧の検出がキャンセルされる。この場合、オフ期間が短いためゲート電圧は正常時よりも過渡的に高くなるが、ゲート電圧の検出をキャンセルして異常検出をキャンセルするため、誤って異常検出するのが回避できる。
なお、オフ期間が長い場合のタイムチャートは便宜上省略したが、キャンセル指令パルス31aの終了後にサンプリング回路8のパルス8aが発生され、IGBT1が正常時および短絡異常時における異常検出回路7の動作は、図7、図9で示したものと同様である。
上記実施の形態3では、タイマ回路31を用いてキャンセル指令となるキャンセル指令パルス31aを発生させたが、図17に示す駆動回路500cのように、マイコンのCPU32で同様のキャンセル指令32aを作成して、異常検出回路7のNOT回路21に入力しても良い。
実施の形態4.
次に、この発明の実施の形態4による半導体スイッチング素子の駆動回路について説明する。図18は、この発明の実施の形態4によるIGBT1の駆動回路500dの構成を示す。この実施の形態は、上記実施の形態3におけるタイマ回路31を上記実施の形態2に適用したものである。即ち、タイマ回路31は、制御回路2からのオフ指令をトリガとして、一定のパルス幅でキャンセル指令パルス31aをキャンセル信号として出力する。また異常検出回路7aは、ゲート抵抗4の両端電圧を差動増幅回路30に入力してゲート電流を検出してコンパレータ15の−端子に入力し、このゲート電流を閾値と比較することで短絡異常の検出を行う。
図19は、IGBT1のオフ期間が短い場合における駆動回路500dの動作を説明する各部の波形図をタイムチャートで示したものである。
なお、オフ期間が長い場合のタイムチャートは便宜上省略したが、キャンセル指令パルス31aの終了後にサンプリング回路8のパルス8aが発生され、IGBT1が正常時および短絡異常時における異常検出回路7aの動作は、図11、図13で示したものと同様である。
図19(a)に示す制御信号(オン、オフ指令)が制御回路2から出力されると、IGBT1のゲート電流は図19(b)のようになる。オフ期間が短いため、ゲート電流が0Aまで上昇して戻る前にオン指令により上昇するため、ターンオン時のゲート電流が低くなる。
サンプリング回路8は、制御回路2からオン指令が入力されると、ターンオンの過渡期間内の予め設定された期間にパルス8aを出力する(図19(c))。
タイマ回路31は、制御信号の立ち下がりエッジ、即ちオフ指令をトリガとして、一定のパルス幅でキャンセル指令パルス31aを出力する。
この場合、キャンセル指令パルス31aは、サンプリング回路8のパルス8a発生期間を包含する期間で出力され、該パルス31aを入力とするNOT回路21の出力は、図19(e)に示すように、パルス8a発生期間を包含する期間でLowであり、このLow信号とサンプリング回路8からのパルス8aとを入力とするNAND回路20の出力は、Highとなる(図19(f))。
NAND回路20の出力によりスイッチ19が制御されてコンパレータ15の+端子の入力は0となる。またコンパレータ15の−端子には、差動増幅回路30からのゲート電流信号15dが入力され、ゲート電流信号15dは0以上であり、コンパレータ15の出力はLow(異常なし)のままである(図19(g)、図19(h))。
この実施の形態においても、タイマ回路31が出力するキャンセル指令パルス31aは、オフ期間の長さに応じてサンプリング回路8のパルス8a発生期間と重なり、図19で示すようにオフ期間が短い場合は、キャンセル指令パルス31aは、パルス8a発生期間を包含する期間で出力される。異常検出回路7aは、ゲート電流信号15dをコンパレータ15で検出して、サンプリング回路8からのパルス8aの期間のみ閾値信号15eと比較して異常検出を行うものであるが、パルス8aがキャンセル指令パルス31aと重なると、その重なり期間で、閾値信号15eがキャンセルされる。この場合、オフ期間が短いためゲート電流は正常時よりも過渡的に低くなるが、閾値信号15eをキャンセルして異常検出をキャンセルするため、誤って異常検出するのが回避できる。
なお、この場合も、図20に示す駆動回路500eのように、マイコンのCPU32でキャンセル指令パルス31aと同様のキャンセル指令32aを作成して、異常検出回路7aのNOT回路21に入力しても良い。
実施の形態5.
次に、この発明の実施の形態5による半導体スイッチング素子の駆動回路について説明する。図21は、この発明の実施の形態5によるIGBT1の駆動回路500fの構成を示す。
図21において、前述した実施の形態2の図10と同一符号は同一または相当部分を示す。この場合、異常検出回路7bは、上記実施の形態2と同様に、ゲート抵抗4の両端電圧を差動増幅回路30に入力してゲート電流を検出してコンパレータ15の−端子に入力し、このゲート電流を閾値と比較することで短絡異常の検出を行う。ここで、コンパレータ15の−端子に入力するゲート電流信号15dをキャンセル回路6のコンパレータ23の+端子にも入力し、異常検出におけるキャンセルの要否を判定させる。
図22は、駆動回路500fの動作を説明する各部の波形図をタイムチャートで示したもので、ある。
オン指令が制御回路2から出力されると、IGBT1のゲート電流は図22(a)のようになる。(i)は、オフ指令からオン指令までのオフ期間が長く、しかもIGBT1に異常がない場合、(ii)はオフ期間が短い場合、(iii)はオフ期間が長くIGBT1に短絡異常(アーム短絡)が発生した場合である。
パルス発生回路27は、制御回路2からのオン指令と同時に短いオンパルスを発生させ(図22(b))、該オンパルスの期間だけ、ゲート電流信号15dはコンパレータ23の+端子に入力される。コンパレータ23は、ゲート電流信号15dが所定の閾値よりも高いときにHigh信号をパルス波形出力回路22に出力し、パルス波形出力回路22は、High信号が入力されたときに一定の長さのHighパルス信号を出力する。
(i)、(iii)のオフ期間が長い場合に、パルス波形出力回路22はHighパルス信号を出力する(図22(c))。
サンプリング回路8は、制御回路2からオン指令が入力されると、ターンオンの過渡期間内の予め設定された期間にパルス8aを出力する(図22(d))。
異常検出回路7bにおいて、キャンセル回路6内のパルス波形出力回路22からのHighパルス信号とサンプリング回路8からのパルス8aとを入力とするNAND回路600の出力は、サンプリング回路8からのパルス8aの期間のみLowとなる(図22(e))。NAND回路600の出力によりスイッチ19が制御され、コンパレータ15の+端子の入力は、NAND回路600の出力High時に0となり、Low時に、抵抗28、29で分圧された制御電圧である閾値信号15eとなる。またコンパレータ15の−端子には、上述したように差動増幅回路30からのゲート電流信号15dが入力される。即ち、サンプリング回路8からのパルス8aの期間のみ、閾値信号15eをコンパレータ15の+端子に入力し、コンパレータ15は、ゲート電流信号15dが閾値信号15eよりも低いときに異常信号を出力する。
ここでは、キャンセル回路6から出力されるHighパルス信号は反転キャンセル信号として用いられ、Highパルス信号が発生されずLowのままであれば閾値信号15eは発生されない。
以上のように、この実施の形態では、IGBT1のターンオン過渡期間内で、サンプリング回路8からのパルス8a発生期間のみゲート電流を閾値と比較して異常を検出する異常検出回路7bと、制御回路2からのオン指令直後のゲート電流が閾値を超えると反転キャンセル信号を発生するキャンセル回路7とを備え、反転キャンセル信号が発生されずLowのままのとき、パルス8a発生期間にてゲート電流の閾値を発生させず異常検出回路7bによる異常検出が停止されるようにした。このため、IGBT1のオフ期間が短くゲート電圧が下がりきらない状態でオンした場合に、異常検出回路7bによる異常検出が停止され、誤って異常検出するのが回避でき、駆動回路500fの信頼性が向上する。また、誤った異常検出によりIGBT1が遮断されることがないため、IGBT1を用いた回路の動作が安定する。
この発明の実施の形態1によるIGBTの駆動回路の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1によるIGBTが適用されるハーフブリッジ回路の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1によるIGBTのスイッチング時のゲート電圧波形を示す図である。 この発明の実施の形態1によるIGBTの駆動回路の部分詳細図である。 この発明の実施の形態1によるIGBTの駆動回路の別例による部分詳細図である。 この発明の実施の形態1によるIGBTの駆動回路の詳細構成を示す図である。 この発明の実施の形態1によるIGBTの駆動回路の動作を説明する波形図である。 この発明の実施の形態1によるIGBTの駆動回路の動作を説明する波形図である。 この発明の実施の形態1によるIGBTの駆動回路の動作を説明する波形図である。 この発明の実施の形態2によるIGBTの駆動回路の詳細構成を示す図である。 この発明の実施の形態2によるIGBTの駆動回路の動作を説明する波形図である。 この発明の実施の形態2によるIGBTの駆動回路の動作を説明する波形図である。 この発明の実施の形態2によるIGBTの駆動回路の動作を説明する波形図である。 この発明の実施の形態3によるIGBTの駆動回路の詳細構成を示す図である。 この発明の実施の形態3によるIGBTの駆動回路の動作を説明する波形図である。 この発明の実施の形態3によるタイマ回路の出力パルス幅を示す図である。 この発明の実施の形態3の別例によるIGBTの駆動回路の詳細構成を示す図である。 この発明の実施の形態4によるIGBTの駆動回路の詳細構成を示す図である。 この発明の実施の形態4によるIGBTの駆動回路の動作を説明する波形図である。 この発明の実施の形態4の別例によるIGBTの駆動回路の詳細構成を示す図である。 この発明の実施の形態5によるIGBTの駆動回路の詳細構成を示す図である。 この発明の実施の形態5によるIGBTの駆動回路の動作を説明する波形図である。
符号の説明
1,1a,1b IGBT、2 制御回路、6 キャンセル回路、
7,7a,7b 異常検出回路、8 サンプリング回路、
15a 第1のゲート電圧信号、15b 第1の閾値、15c,15f 異常信号、
15d ゲート電流信号、15e 閾値信号、23a 第2のゲート電圧信号、
23b 第2の閾値、31 異常検出キャンセル手段としてタイマ回路、
31a キャンセル指令パルス、32 CPU、32a キャンセル指令、
500,500a〜500f 駆動回路。

Claims (7)

  1. 外部からの指令に基づいてオン、オフ指令を発生する制御回路を備えて、制御電極によりオンオフ動作が制御される半導体スイッチング素子の駆動回路において、
    上記制御回路からオン指令が発生された後、上記制御電極のターンオン過渡期間内の予め設定された期間中、上記制御電極の制御量が閾値範囲を外れると異常を検出する異常検出手段と、上記制御回路からのオン指令発生直後の上記制御電極の制御量に基づいて上記異常検出手段による異常検出を停止させる異常検出キャンセル手段とを備えたことを特徴とする半導体スイッチング素子の駆動回路。
  2. 上記異常検出キャンセル手段は、上記制御回路からのオン指令発生直後の上記制御電極の制御量としての制御電圧を検出し、該制御電圧が所定値よりも高いとき、上記異常検出手段による異常検出を停止させることを特徴とする請求項1記載の半導体スイッチング素子の駆動回路。
  3. 上記異常検出キャンセル手段は、上記制御回路からのオン指令発生直後の上記制御電極の制御量として該制御電極に流れる電流を検出し、該電流が所定値よりも低いとき、上記異常検出手段による異常検出を停止させることを特徴とする請求項1記載の半導体スイッチング素子の駆動回路。
  4. 外部からの指令に基づいてオン、オフ指令を発生する制御回路を備えて、制御電極によりオンオフ動作が制御される半導体スイッチング素子の駆動回路において、
    上記制御回路からオン指令が発生された後、上記制御電極のターンオン過渡期間内の予め設定された期間中、上記制御電極の制御量が閾値範囲を外れると異常を検出する異常検出手段と、上記制御回路からのオン指令発生前のオフ期間の長さに応じて上記異常検出手段による異常検出を停止させる異常検出キャンセル手段とを備えたことを特徴とする半導体スイッチング素子の駆動回路。
  5. 上記異常検出キャンセル手段は、上記制御回路からオフ指令が発生された時点から所定の一定期間、キャンセル指令を発生し、該キャンセル指令の発生期間は、オフ期間の長さに応じて上記異常検出手段が異常を検出する上記予め設定された期間と重なり、該重なる期間にて上記異常検出手段による異常検出を停止させることを特徴とする請求項4記載の半導体スイッチング素子の駆動回路。
  6. 上記異常検出手段は、上記制御電極の制御量として制御電圧を検出して該制御電圧が閾値を超えると異常を検出することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の半導体スイッチング素子の駆動回路。
  7. 上記異常検出手段は、上記制御電極の制御量として該制御電極に流れる電流を検出して該電流が閾値未満であるとき異常を検出することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の半導体スイッチング素子の駆動回路。
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