JP2008182576A - 電子機器及びその組立方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】カバー部材の筐体への組み込みが容易で、且つ、筐体からの引き抜き性を損なうことなく確実に筐体に組み込ませることができる電子機器及びその組立方法を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明における電子機器は、外部機器を挿脱可能な挿脱部と、挿脱部が露出される第1開口部と、第1開口部の近傍に形成される第2開口部と、を有するケース部材と、挿脱部を被覆するカバー本体と、カバー本体の一端から延出し、第2開口部に挿入される腕部と、腕部の先端に設けられ腕部の外径よりも大きな外径である被係止部と、を有するカバー部材と、ケース部材とは異なる所定の部材にケース部材の内面側に突出するよう形成される係止部材と、を備え、腕部は、ケース部材と係止部材との間に配置され、係止部材は、被係止部の移動を規制するように配置され、第2開口部は、被係止部の外径よりも大きな内径を有するよう形成されることを特徴とする。
【選択図】図8

Description

本発明は、外部機器の挿脱部を覆うカバー部材を備えた電子機器及びその組立方法に関する。
近年、携帯電話機や簡易型携帯電話機(PHS(登録商標))、或いはPDA(Personal Digital Assistants)や小型のノート型パソコンといった電子機器は、ユーザの幅広い要求に応えるために、デジタルカメラやモバイルツール等を適宜接続して使用できるようになっている。
また、このような電子機器においては、画像データや音楽データ等、取り扱うデータ量も増大するため、メモリーカード等の着脱可能な記憶媒体を利用可能な機種も多くなってきている。
ところで、これらの電子機器は、筐体の内部に記憶媒体等の外部機器を接続するための挿脱部を備えると共に、この筐体には、外部機器接続用の開口部が形成される。そして、この開口部には、挿脱部を覆うように配置される防塵対策用のカバー部材が取り付けられている(例えば、特許文献1から4参照)。
このような電子機器に使用されるカバー部材は、筐体の開口部に対する容易な開閉と確実な密閉とを両立し得るために、可撓性を有する弾性材料により形成される場合が多い。また、カバー部材を筐体に組み込んだ後、カバー部材が筐体から容易に抜け落ちることを防止するために、電子機器等のケース部材に設けられる差込用の開口部よりも大きな凸部を設け、この凸部を開口部に押し込むことにより凸部と開口部とを係止させ、カバー部材が抜け落ちることを抑制していた。
特開2002−190349号公報 特開2003−283157号公報 特開2004−140166号公報 特開2004−214969号公報
しかしながら、従来の電子機器に使用されるカバー部材は、ケース部材に設けられる開口部よりも大きく形成される凸部を開口部に押し込むことによりカバー部材に組み付けるため、凸部が開口部に入りにくく、組み付け性が悪かった。
また、カバー部材に用いられる弾性材料は、耐久性が高くないうえ、繰り返しの開閉操作等により破損する可能性が高いため、カバー部材は、交換が容易であることも求められていた。
本発明は、カバー部材の筐体への組み込みが容易で、且つ、筐体からの引き抜き性を損なうことなく確実に筐体に組み込ませることができる電子機器及びその組立方法を提供することを目的とする。
本発明の電子機器は、外部機器を挿脱可能な挿脱部と、前記挿脱部が露出される第1開口部と、前記第1開口部の近傍に形成される第2開口部と、を有するケース部材と、前記挿脱部を被覆するカバー本体と、前記カバー本体に一端から延出し、前記第2開口部に挿入される腕部と、前記腕部の先端に設けられ前記腕部の外径よりも大きな外径である被係止部と、を有するカバー部材と、前記ケース部材とは異なる所定の部材に前記ケース部材の内面側に突出するよう形成される係止部材と、を備え、前記腕部は、前記ケース部材と前記係止部材との間に配置され、前記係止部材は、前記被係止部の移動を規制するように配置され、前記第2開口部は、前記被係止部の外径よりも大きな内径を有するよう形成されることを特徴とする。
ここで、外部機器とは、電子機器と接続可能な機器をいい、例えば、メモリーカード等のような記憶媒体を含む。また、外部機器を直接接続するものの他に、例えば、イヤホンや充電器のようにコネクタを用いて接続するものも含むものとする。
また、前記ケース部材には、該ケース部材の内側に形成され前記腕部側に突出するように形成される補助係止部材が設けられることが好ましい。
また、前記腕部には、前記被係止部側であって前記ケース部材側に形成される第1凹状部と、前記カバー本体側であって前記ケース部材側とは反対側に形成される第2凹状部と、が形成されることが好ましい。
また、本発明の電子機器は、外部機器を挿脱可能な挿脱部と、前記挿脱部が露出される第1開口部と、前記第1開口部の近傍に形成される第2開口部と、を有するケース部材と、前記挿脱部を被覆するカバー本体と、前記カバー本体の一端から延出し、前記第2開口部に挿入される腕部と、前記腕部の先端に設けられ前記腕部の外径よりも大きな外径である被係止部と、を有するカバー部材と、前記ケース部材とは異なる所定の部材に前記ケース部材の内面側に突出するよう形成される係止部材と、を備え、前記腕部は、前記ケース部材と前記係止部材との間に配置され、前記係止部材は、前記被係止部の移動を規制するように配置され、前記第2開口部が、前記被係止部の外径よりも大きな内径を有し、前記第2開口部に前記被係止部を挿入する工程と、前記被係止部が挿入された前記ケース部材に前記所定の部材を嵌装することにより、前記被係止部と前記係止部材とを係合させる工程と、を含む組立方法により組み立てられることを特徴とする。
本発明によれば、カバー部材の筐体への組み込みが容易で、且つ、筐体からの引き抜き性を損なうことなく確実に筐体に組み込ませることができる電子機器及びその組立方法を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。なお、以下、電子機器として携帯電話機について説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、PHS(Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、ポータブルナビゲーション装置、ノートパソコン等であってもよい。
図1から図3により、携帯端末装置としての携帯電話機1における基本構造を説明する。図1は、携帯端末装置としての携帯電話機1を開いた状態(第1開状態)における正面図を示す。図2は、携帯電話機1を開いた状態における背面図を示す。また、図3(A)は、携帯電話機1を開いた状態における右側面図を示し、図3(B)は、携帯電話機1を開いた状態における左側面図を示す。
図1に示すように、本実施形態に係る携帯電話機1は、表示部側筐体3と、操作部側筐体2と、を備える。表示部側筐体3と操作部側筐体2とは、2軸ヒンジ機構を備える連結部4を介して連結されている。これにより、携帯電話機1は、開状態及び閉状態に折り畳み自在に変形可能となると共に、開状態及び閉状態のそれぞれにおいて表示部側筐体3を表状態及び裏状態のそれぞれに切り替えることができる。
ここで、閉状態とは、両筐体が互いに重なるように配置された状態であり、開状態とは、両筐体が互いに重ならないように配置された状態をいう。そして、開状態における表状態とは、後述する表示部側筐体3における表面3Aに配置されるディスプレイ30と、操作部側筐体2における表面2Aに配置される操作キー群11とが同じ側を向くように配置された状態であり、裏状態とは、表示部側筐体3におけるディスプレイ30と操作部側筐体2における操作キー群11とが反対側を向くように配置された状態をいう。また、閉状態における表状態とは、表示部側筐体3におけるディスプレイ30が操作部側筐体2における操作キー群11に対向するように配置された状態であり、閉状態における裏状態とは、表示部側筐体3におけるディスプレイ30が操作部側筐体2における操作キー群11と対向せずに表出した状態である。
表示部側筐体3は、外面がフロントケース3aとリアケース3bにより構成される。表示部側筐体3におけるフロントケース3aには、各種情報を表示するための所定形状のディスプレイ30と、通話の相手側における音声を出力するレシーバーとしての音声出力部31とが露出するように配置される。ここで、音声出力部31は、表示部側筐体3の長手方向における連結部4とは反対の外端部側に配置される。つまり、音声出力部31は、携帯電話機1が開状態において他方の端部側に配置される。
また、表示部側筐体3のリアケース3bには、各種情報を表示するためのサブディスプレイ32が露出して配置される。ディスプレイ30及びサブディスプレイ32それぞれは、液晶パネルと、この液晶パネルを駆動する駆動回路と、この液晶パネルの背面側から光を照射するバックライト等の光源部とから構成される。
操作部側筐体2は、外面がフロントケース2aとリアケース2bにより構成される。この操作部側筐体2は、フロントケース2a側に、操作キー群11と、携帯電話機1の使用者が通話時に発した音声が入力されるマイクとしての音声入力部12とがそれぞれ露出するように構成される。ここで、操作キー群11としては、各種設定や電話帳機能やメール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作キー13、電話番号の数字やメール等の文字等を入力するための入力操作キー14aからなる入力操作キー群14、各種操作における決定や上下左右方向のスクロール等を行う操作部材としての決定操作キー15等を例示することができ、本実施形態に係る操作キー群11は、機能設定操作キー13、入力操作キー群14及び決定操作キー15により構成されている。また、音声入力部12は、操作部側筐体2の長手方向における連結部4側とは反対の外端部側に配置される。つまり、音声入力部12は、携帯電話機1が開状態において一方の外端部側に配置される。
操作キー群11を構成する各キーそれぞれには、操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉状態や表裏状態等の変形状態、或いは起動されているアプリケーション等の種類に応じて所定の機能が割り当てられている(キー・アサイン)。そして、使用者が各キーを押圧することにより、各キーに割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
操作部側筐体2のリアケース2bには、図2に示すように、被写体を撮像するカメラ部23と、被写体に光を照射するライト部24とが露出して配置される。このカメラ部23とライト部24とは、操作部側筐体2における連結部4側の内端部側に配置される。また、操作部側筐体2におけるリアケース2bには、バッテリー収容部92にバッテリー93を装着するための開口92aが形成されると共に、該開口92aを塞ぐようにバッテリーリッド25が配置される。
また、操作部側筐体2の上端部と表示部側筐体3の下端部とは、図1から図3に示すように、2軸ヒンジ機構を備える連結部4を介して連結されている。連結部4における一方の面(裏面)には、図2に示すように、副操作キー群33が該携帯電話機1の幅方向(短手方向)において一列に並んで配置される。この副操作キー群33を構成する各キーそれぞれには、操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉状態や表裏状態等の変形状態、起動されているアプリケーション等の種類に応じて所定の機能が割り当てられている(キー・アサイン)。そして、使用者により、操作キー群11を構成する各キーが押圧されることで、各キーに割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
図3(A)に示すように、操作部側筐体2における一方の側面には、一対のサイドキー20と、撮像時に使用される操作キー21と、電波の受信角度を調整可能な放送波受信用のアンテナ22とが配置される。このサイドキー20には、操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉状態や表裏状態等の変形状態や、起動されているアプリケーションの種類に応じて所定の機能が割り当てられている(キー・アサイン)。ここで、上述と同様に、使用者がサイドキー20を押圧することにより、携帯電話機1におけるサイドキー20に割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
また、図3(B)に示すように、操作部側筐体2における他方の側面には、外部機器(例えば、ホスト装置)とデータの送受信を行うためのインターフェース16と、ヘッドホン/マイク端子17と、メモリーカード等の外部メモリが着脱可能なインターフェース18と、バッテリーを充電するための充電端子19とが設けられている。なお、インターフェース16は、不使用時において着脱可能な防塵対策用のキャップ200で覆われており、ヘッドホン端子/マイク端子17は、不使用時において着脱可能な防塵対策用のキャップ201で覆われている。同様に、インターフェース18は、カバー部材であるカバー100で覆われている。
ここで、図4により、カバー100について説明する。図4(A)は、カバー100を上方から見た斜視図を示し、図4(B)は、カバー100を下方から見た斜視図を示し、図4(C)は、カバー100の外形を表す側面図を示す。
本実施形態の携帯電話機1におけるカバー100は、可撓性を有する弾性材料により形成され、記憶媒体用のインターフェース18の挿脱口18aを覆うカバー本体である蓋部110と、蓋部110の一端に蓋部110と一体的に形成され、操作部側筐体2のリアケース2bに設けられた開口部27に挿入されて、操作部側筐体2内に配置される腕部120及び被係止部である爪部121と、を備える。
蓋部110は、リアケース2bの外表面の一部を構成する外面部110aと、リアケース2bに設けられた嵌脱部26に嵌合されると共に、外面部110aの内部を形成する内面部110bとを備える。蓋部110の外面部110aは、リアケース2bの嵌脱部26を覆うと共に、リアケース2bの外表面に沿うように形成されている。
一方、内面部110bは、複数のリブが外面部110aと一体に形成されると共に、リアケース2bの嵌脱部26に嵌合可能に形成される。また、内面部110bには、リアケース2bの嵌脱部26に設けられた係合部28と係合する係合爪111が設けられており、この係合爪111と係合部28とを係合させることにより、カバー100は、リアケース2bに嵌合された状態で保持される。また、この保持状態は、外面部110aに設けられた不図示の切り欠き部に爪などを差し込んで、外面部110aを引き上げることにより解除可能となり、カバー100を係合部28から取り外すことができる。
腕部120は、略縦長の板状であって、蓋部110一端側から延びるように形成されると共に、蓋部110と一体に形成される。腕部120の蓋部110とは反対側の端部には、被係止部である爪部121が設けられる。爪部121は、リアケース2b側である一方の面120aに形成される第1爪部121aと、リアケース2b側と反対側である他方の面120bに形成される第2爪部121bと、を備える。
腕部120のリアケース2b側の面である一方の面120aにおける爪部121側には、一対の第1傾斜部123a、127aと一対の第2傾斜部124a、126aと平面部125aとからなり、他方の面120b側に窪む凹状に形成される第1凹状部122が設けられる。言い換えると、第1凹状部122は、腕部120の一方の面120aにおいて、腕部120が延びる方向と直交する方向に溝状に延びたものであって、一方の第1傾斜部123a及び第2傾斜部124aと、他方の第1傾斜部127a及び第2傾斜部126aとが側壁を形成し、平面部125aが溝底を形成する。
同様に、腕部120のリアケース2b側とは反対側である他方の面120bにおける蓋部110側には、一対の第1傾斜部123b、127bと一対の第2傾斜部124b、126bと平面部125bとからなり、一方の面120a側に窪む凹状に形成される第2凹状部123が形成される。言い換えると、第2凹状部123は、腕部120の他方の面120bにおいて、腕部120が延びる方向と直交する方向に溝状に延びたものであって、一方の第1傾斜部123b及び第2傾斜部124bと他方の第1傾斜部127b及び第2傾斜部126bとが側壁を形成し、平面部125bが溝底を形成する。なお、第1凹状部122は、腕部120における爪部121が形成される側に設けられ、第2凹状部123は、腕部120における蓋部110と連結する側に設けられる。
このように、腕部120に第1凹状部122及び第2凹状部123を設けることにより、腕部120を開口部27に挿入させる場合において、第1凹状部122と第2凹状部123のそれぞれが折れ起点となり得るため、腕部120を容易に挿入させることが可能になる。また、第1凹状部122及び第2凹状部123に第1傾斜部123a、127a及び第2傾斜部124a、126aと、第1傾斜部123b、127b及び第2傾斜部124b、126bと、を設けることにより、腕部120の挿入時において、第1傾斜部123a、127a及び第2傾斜部124a、126aと、第1傾斜部123b、127b及び第2傾斜部124b、126bのそれぞれが開口部27の縁端部と接触するため、クリック感を向上させることが可能になる。
次いで、図5から図7により、連結部4の構造及び携帯電話機1における変形状態について説明する。図5は、携帯電話機1を開いた状態(第1開状態)における斜視図を示す。図6は、携帯電話機1の表示部側筐体3を、連結部4の回動軸Yを中心にして所定角度回動した状態の斜視図を示す。図7は、携帯電話機1の表示部側筐体3を、連結部4の回動軸Yを中心にして180°回動した状態(ターン状態、第2開状態)の斜視図を示す。
図5に示すように、連結部4は、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを、開閉軸Xを中心にして任意の角度で開閉自在に連結すると共に、回動軸Yを中心に任意の角度で回動自在に連結する2軸ヒンジ機構を備える。
連結部4は、一方端4a側において図示しない開閉連結部材により操作部側筐体2の上端部と連結されており、他方端4b側において図示しない回動連結部材により表示部側筐体3の下端部と連結されている。
連結部4の一方端4aには、該連結部4における表面から垂直に突出するように形成される凸形状の開閉部4cが形成される。そして、操作部側筐体2の上端部には、この凸形状の開閉部4cが挿嵌される凹形状の切り欠き部5が形成される。
この開閉部4cの開閉軸X方向における両側それぞれには、図示しない孔部Aが形成される。また、操作部側筐体2の切り欠き部5における両内側面には、図示しない孔部Bが形成される。そして、凸形状の開閉部4cが、凹形状の切り欠き部5に挿嵌された状態において、孔部Aと孔部Bとは互いに近接して対向するよう配置されると共に、孔部Aと孔部Bとの双方に円筒状の開閉連結部材が挿通される。これにより、操作部側筐体2と表示部側筐体3とは、開閉可能に連結される。なお、開閉部4cは、操作部側筐体2の上端部に挿嵌される形状であればよく、特に凸形状に限られず、また、操作部側筐体2の上端部の形状も凹形状に限られない。
また、連結部4の他方端4b側と表示部側筐体3の下端部とは、図示しない回動連結部材により回動自在に連結される。連結部4における表示部側筐体3側の側面には、図示しない孔部Cが形成される。また、表示部側筐体3における連結部4側の側面には、図示しない孔部Dが形成される。そして、孔部Cと孔部Dとの双方に回動連結部材が挿通されることで、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが回動軸Yを中心に回動可能に連結される。つまり、操作部側筐体2と表示部側筐体3とは、表示部側筐体3の表裏状態を切り替え可能に連結される。
上述したように、携帯電話機1は、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが連結部4により開閉及び回動可能に連結される。これにより、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを、開閉軸Xを中心にして開閉させたり、回動軸Yを中心にして回動をさせたりすることで携帯電話機1を様々な状態に変形させることができる。
例えば、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが互いに重なる状態である閉状態(以下、第1閉状態という。)の携帯電話機1を、操作部側筐体2及び表示部側筐体3それぞれにおける開閉軸Xと反対側の端部が、互いに離間するよう開閉軸Xを中心にして開くように変形させることで、図1から図3に示す操作部側筐体2と表示部側筐体3とが互いに重ならない状態(以下、第1開状態という。)にすることができる。
逆に、図1から図3に示す第1開状態の携帯電話機1を、操作部側筐体2及び表示部側筐体3それぞれの開閉軸Xと反対側の端部が、互いに近づくよう開閉軸Xを中心にして閉じるように変形させることで、閉状態(以下、第1閉状態という。)にすることができる。
また、図1から図3に示す第1開状態において、例えば、図6に示すように、表示部側筐体3を、回動軸Yを中心に回動させることができる。さらには、表示部側筐体3を図6の状態からさらに回動軸Yを中心に回転させることで、図7に示すように、表示部側筐体3における表裏状態を切り替えることができる。具体的には、図1から図3に示す表示部側筐体3における表面3Aに配置されるディスプレイ30と、操作部側筐体2における表面2Aに配置される操作キー群11とが同じ側を向く第1開状態から、表示部側筐体3が回動軸Yを中心に180度回転されて表示部側筐体3における表面3Aに配置されるディスプレイ30と、操作部側筐体2における表面2Aに配置される操作キー群11とが反対側を向く開状態(以下、第2開状態という。)にすることができる。
そして、図7に示す第2開状態における表示部側筐体3を開閉軸Xを中心にして閉じるよう変形させることで、携帯電話機1を閉状態(以下、第2閉状態という。)にすることができる。つまり、携帯電話機1は、表示部側筐体3におけるディスプレイ30が、操作部側筐体2における操作キー群11に対向するよう配置された第1閉状態から、表示部側筐体を回動させることにより、表示部側筐体3におけるディスプレイ30が、操作部側筐体2に対向せずに表出した状態の第2閉状態(ターンクローズ状態)に変形させることができる。
次いで、図8から図10により、カバー100の係止状態について説明する。図8は、操作部側筐体2における内部部材の一部を省略した分解斜視図を示す。図9は、カバー100を嵌装した操作部側筐体の断面を表す模式図を示す。図10は、図9における爪部121が係止凸部91により係止される状態を表す模式図を示す。
図8に示すように、操作部側筐体2は、フロントケース2aと、リアケース2bと、を備え、フロントケース2aとリアケース2bとは、互いの凹状の内側面が向き合うように配置されており、互いの外周縁が重なり合うようにして結合される。
また、フロントケース2aとリアケース2bとの間には、不図示のキーシートと、不図示のフレキシブルプリント配線基板と、不図示のシールドケースと、不図示の回路基板と、メモリーカード等の外部メモリが着脱可能なインターフェース18を備える嵌装部材90と、不図示のアンテナ部とが、フロントケース2a側から前記順番において収納配置される。なお、バッテリー93は、リアケース2bの外側から装脱可能に収容されており、収納後は、開口92aを塞ぐようにバッテリーリッド25が配置される。
リアケース2bには、外部メモリを着脱するインターフェース18の着脱口18aが内部に配置されると共に、カバー100が嵌脱される嵌脱部26が設けられている。嵌脱部26は、操作部側筐体2における他方の側面を構成するリアケース2bの側面に設けられており、側面における断面が略L字状になるように形成されている。断面略L字状に形成される嵌脱部26の一方の面には、インターフェース18の着脱口18aが露出する第1開口部である露口部18bが配置されており、断面略L字状の他方の面には、カバー100に形成される係合爪111と係合する係合部28とが設けられている。
嵌脱部26の内部における連結部4側であって露口部18bの近傍には、カバー100の腕部120が挿入される第2開口部である開口部27が形成される。
開口部27は、前述の嵌脱部26における他方の面と略平行に形成される横開口と、この横開口に連結する他方の面と前述の一方の面との両方に略垂直に形成される縦開口とから形成されている。また、縦開口と横開口とにより形成される開口部27は、爪部121の外径よりも大きな内径を有するように形成される。言い換えると、開口部27は、爪部121及び腕部120が挿入される方向と直交する平面における面積が爪部121の前記挿入される方向と直交する平面おける最大の断面積よりも大きくなるように形成されている。すなわち、前述の爪部121の最大断面積は、前述の開口面の断面積よりも小さくなるように形成されている。
また、リアケース2bの内部には、図9に示すように、嵌装部材90に形成される係止凸部91と対向する位置において、係止凸部91側に突出する補助係止部材である補助係止部29が設けられている。
図10に示すように、第1爪部121aは、リアケース2bの内部に形成され、腕部121側に突出する補助係止部29と係合可能となる。爪部121は、補助係止部29と係止凸部91とにより係止される。そして、補助係止部29は、係止凸部91とともにカバー100がリアケース2bから外れることを規制する。この補助係止部29は、爪部121を係止凸部91とにより係止可能な位置に配置される。好ましくは、補助係止部29は、係止凸部91と対向する位置に配置される。
第2爪部121bは、爪部121及び腕部120がリアケース2bに収納された状態でリアケース2bに所定の部材である嵌装部材90が嵌装されると、嵌装部材90に設けられる係止凸部91が腕部120に当接するように配置されることで係合可能となる。
このように、第2爪部121bと係止凸部91とが係合し、第2爪部121bが係止凸部91に係止されることにより、カバー100は、リアケース2bから抜け難くなる。なお、係止凸部91は、カバー100の腕部120の移動は実質的に規制しないが、爪部121の移動は規制するように配置される。
嵌装部材90には、外部メモリを着脱するインターフェース18が配置されると共に、リアケース2b側に延びる係止凸部91が設けられる。係止凸部91は、開口部27から挿入された腕部120の端部に設けられる爪部121を係止させるためのものであり、腕部120と係合可能とするために開口部27の近傍に配置されるように嵌装部材90に設けられる。
次いで、図11及び図12により、カバー100を備えた携帯電話機1の組立方法について説明する。図11は、カバー100をリアケース2bに装着する状態を表す模式図を示す。図12は、カバー100をリアケース2bに装着後、リアケース2に嵌装部材を備えるフロントケース2aを装着する状態を表す模式図を示す。
まず、カバー100の腕部120の端部に設けられた爪部121を図11に示す方向である挿脱方向に沿って、リアケース2bに設けられた開口部27に挿入させる。ここで、リアケース2bの開口部27における爪部121の挿入方向と直交する平面における面積が、爪部121の挿入方向と直交する断面積の面積よりも大きく形成されているため、爪部121は、リアケース2bの開口部27により変形されることなく挿入される。言い換えると、爪部121は、開口部27と係合することなく挿入される。
そして、腕部120及び爪部121を開口部27から挿入させた状態で、リアケース2aに嵌装部材90を嵌装させる。これにより、図12に示すように、嵌装部材に設けられた係止凸部91は、リアケース2bの内面に形成された補助係止部29と対向する位置に設けられているため、腕部120は、係合凸部91と補助係止部29との間に配置される。そして、蓋部110を挿脱方向に沿って引き出すように移動させた場合、第1爪部121aと第2爪部121bとが補助係止部29と係止凸部91に係合されるため、カバー100は、リアケース2bから抜け難くなる。
このように、本実施形態にかかる携帯電話機1は、開口部27は、爪部121の外径よりも大きな内径になるように形成されるため、腕部120の挿脱が容易となる。また、嵌装部材90の組み込み後においては、腕部120は、リアケース2bと嵌装部材90のそれぞれに、それぞれが対向する位置に形成される補助係止部29と係止凸部91とに挟持されるとともに、爪部121の第1爪部121a及び第2爪部121bが補助係止部29及び係止凸部91に係合するため、引き抜き防止性が向上する。
さらに、カバー100を交換する場合においては、嵌装部材90を取り外すことにより、容易に取り外すことが可能となるためカバー100が破損等した場合においても交換が容易となる。
さらに、腕部120には、折れ起点となる第1凹状部122が設けられているため、嵌装部材90をリアケース2bに嵌装した後においても、カバー100は、第1凹状部122において折り曲がり、カバー100の挿入方向を維持し易くなる。また、第1凹状部122を設けることにより、係合部に応力が集中することを防止することができる。
また、腕部120の第1凹状部122及び第2凹状部123のそれぞれには、第1傾斜部123a、127a及び第2傾斜部124a、126aと、第1傾斜部123b、127b及び第2傾斜部124b、126bと、が設けられているため、挿入時において、第1傾斜部123a、127a及び第2傾斜部124a、126aと、第1傾斜部123b、127b及び第2傾斜部124b、126bのそれぞれが開口部27の側縁と順次接触するため、クリック感が向上する。
なお、本実施形態においては、爪部121は、第1爪部121aと第2爪部121bとを設けたが、第2爪部121bのみの構成としても係止凸部91が第2爪部121bと係合可能であり、爪部121は係止凸部91により係止可能となるため、第2爪部121bのみの構成としてもよい。
また、本実施形態においては、リアケース2bの内部に係止凸部91側に延びる補助係合部29を設けたが、補助係合部29を設けない構成としても爪部121は係止凸部91により係止可能となるため、補助係合部を設けない構成としてもよい。
また、本実施形態においては、補助係合部29は、係止凸部91と対向する位置に設けたが、爪部121を係止可能な位置であればよい。
また、本実施形態においては、開口部27は、爪部121と係合することなく挿入可能な大きさに形成したが、爪部121が容易に挿入可能な大きさであればよい。例えば、弾性材料により形成される爪部121の端部において、開口部との接触による変形が少ないものであってもよく、挿入にあたり、腕部120が変形しない程度のものであってもよい。
なお、本実施形態においては、開口部27は縦開口と横開口とからなるものを形成したが、開口部27は、爪部121の外径よりも大きな内径になるように形成されることにより、上述の効果が得られるため、縦開口若しくは横開口のいずれかからなるものであってもよい。
携帯端末装置としての携帯電話機1を開いた状態(第1開状態)における正面図を示す。 携帯電話機1を開いた状態における背面図を示す。 (A)携帯電話機1を開いた状態における右側面図を示し、(B)携帯電話機1を開いた状態における左側面図を示す。 (A)カバー100を上方から見た斜視図を示し、(B)カバー100を下方から見た斜視図を示し、(C)カバー100の外形を表す側面図を示す。 携帯電話機1を開いた状態における斜視図を示す。 携帯電話機1の表示部側筐体3を、連結部4の回動軸Yを中心にして所定角度回動した状態の斜視図を示す。 携帯電話機1の表示部側筐体3を、連結部4の回動軸Yを中心にして180°回動した状態の斜視図を示す。 操作部側筐体2における内部部材の一部を省略した分解斜視図を示す。 カバー100を嵌装した操作部側筐体の断面を表す模式図を示す。 図9における爪部121が係止凸部91により係止される状態を表す模式図を示す。 カバー100をリアケース2bに装着する状態を表す模式図を示す。 カバー100をリアケース2bに装着後、リアケース2に嵌装部材を備えるフロントケース2aを装着する状態を表す模式図を示す。
符号の説明
1 携帯電話機
2 操作部側筐体
2a フロントケース
2b リアケース
3 表示部側筐体
4 連結部
18 メモリーカード用インターフェース
18a 挿脱口
26 嵌脱部
27 開口部
29 補助係止部
90 嵌装部材
91 係止凸部
100 カバー
110 蓋部
120 腕部
121 爪部

Claims (4)

  1. 外部機器を挿脱可能な挿脱部と、
    前記挿脱部が露出される第1開口部と、前記第1開口部の近傍に形成される第2開口部と、を有するケース部材と、
    前記挿脱部を被覆するカバー本体と、前記カバー本体の一端から延出し、前記第2開口部に挿入される腕部と、前記腕部の先端に設けられ前記腕部の外径よりも大きな外径である被係止部と、を有するカバー部材と、
    前記ケース部材とは異なる所定の部材に前記ケース部材の内面側に突出するよう形成される係止部材と、を備え、
    前記腕部は、前記ケース部材と前記係止部材との間に配置され、
    前記係止部材は、前記被係止部の移動を規制するように配置され、
    前記第2開口部は、前記被係止部の外径よりも大きな内径を有するよう形成されることを特徴とする電子機器。
  2. 前記ケース部材には、該ケース部材の内側に形成され前記腕部側に突出するように形成される補助係止部材が設けられることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記腕部には、
    前記被係止部側であって前記ケース部材側に形成される第1凹状部と、
    前記カバー本体側であって前記ケース部材側とは反対側に形成される第2凹状部と、が形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 外部機器を挿脱可能な挿脱部と、
    前記挿脱部が露出される第1開口部と、前記第1開口部の近傍に形成される第2開口部と、を有するケース部材と、
    前記挿脱部を被覆するカバー本体と、前記カバー本体の一端から延出し、前記第2開口部に挿入される腕部と、前記腕部の先端に設けられ前記腕部の外径よりも大きな外径である被係止部と、を有するカバー部材と、
    前記ケース部材とは異なる所定の部材に前記ケース部材の内面側に突出するよう形成される係止部材と、を備え、
    前記腕部は、前記ケース部材と前記係止部材との間に配置され、
    前記係止部材は、前記被係止部の移動を規制するように配置され、
    前記第2開口部が、前記被係止部の外径よりも大きな内径を有する電子機器の組立方法であって、
    前記第2開口部に前記被係止部を挿入する工程と、
    前記被係止部が挿入された前記ケース部材に前記所定の部材を嵌装することにより、前記被係止部と前記係止部材とを係合させる工程と、を含む電子機器の組立方法。
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