JP2008181597A - サーボライタ - Google Patents

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Abstract

【課題】磁気テープに予め記録するサーボ信号の直進性を格段に向上させることができるサーボライタを提供する。
【解決手段】サーボ信号記録部4が配設されるベースプレート1の特定区画部分1Aが石材を素材として構成されており、その制振特性の評価指標となる損失係数tanδが0.01>tanδ>0.001の範囲となっている。このため、磁気テープ繰出し部2を構成する繰出モータや磁気テープ巻取り部3を構成する巻取モータの振動がベースプレート1の特定区画部分1Aで制振され、サーボ信号記録部4のサーボライトヘッド4Aが磁気テープMTに予め記録するサーボ信号の直進性が格段に向上する。
【選択図】図1

Description

本発明は、磁気テープにサーボ信号を書き込むサーボライタに関するものである。
データを記録して再生するための記録媒体として、データ用の磁気テープが従来一般に使用されている。この種の磁気テープには、データを記録するデータトラックが幅方向に多数形成されている。そして、この磁気テープには、多数のデータトラックに沿って磁気ヘッドが正確にトレースできるように磁気ヘッドをトラッキング制御するためのサーボ信号が予め記録されている。
このようなサーボ信号を磁気テープに予め記録する装置は、一般にサーボライタと呼ばれており、このサーボライタは、ベースプレート上に配設された磁気テープ繰出し部から磁気テープ巻取り部へ向かって走行する磁気テープに対し、ベースプレート上に配設されたサーボライトヘッドによりサーボ信号を書き込むように構成されている(特許文献1参照)。
この種のサーボライタにおいて、ベースプレートは、一般にアルミニウム合金などの金属板で構成されている。そして、このベースプレートは、磁気テープの着脱操作などが容易に行えるように、通常、支持脚付き架台に略垂直の起立姿勢で固定されている。
特開2006−79739号公報
ここで、近年、データ用の磁気テープは、データの記録容量を増大できるようにデータトラックの本数が増加されて一層高密度化されてきている。これに対応するため、サーボライタにおいては、磁気テープに記録するサーボ信号の直進性を一層高める要求に迫られている。
ところで、従来のサーボライタのように、ベースプレートがアルミニウム合金などの金属板で構成されている場合には、磁気テープ繰出し部や磁気テープ巻取り部を構成する駆動モータの振動がベースプレートを介してサーボライトヘッドに伝わってしまう。このため、サーボライトヘッドが磁気テープに記録するサーボ信号の直進性を高めるにも限界があり、サーボ信号の直進性を一層高める要求に十分対応できないという問題がある。
本発明は、このような従来技術の問題点に対応してなされたものであり、磁気テープに予め記録するサーボ信号の直進性を格段に向上させることができるサーボライタを提供することを課題とする。
このような課題を解決する手段として、本発明に係るサーボライタは、ベースプレート上に配設された磁気テープ繰出し部から磁気テープ巻取り部へ向かって走行する磁気テープに対し、ベースプレート上に配設されたサーボライトヘッドによりサーボ信号を記録するサーボライタであって、前記ベースプレートを構成する素材の制振特性の評価指標となる損失係数をtanδとしたとき、損失係数が0.01>tanδ>0.001の範囲となる特定素材により前記ベースプレートが構成されていることを特徴とする。
本発明に係るサーボライタでは、ベースプレートを構成する素材が必要な剛性および制振特性を有する特定素材、すなわち、制振特性の評価指標となる損失係数tanδが0.01>tanδ>0.001の範囲となる特定素材により構成されているため、磁気テープ繰出し部および磁気テープ巻取り部を構成する駆動モータの振動がベースプレートにより制振される。その結果、サーボライトヘッドに伝わる振動が抑制され、サーボライトヘッドが磁気テープに予め記録するサーボ信号の直進性が格段に向上する。
本発明に係るサーボライタにおいて、ベースプレートは、サーボライトヘッドが配設される特定区画部分と他の区画部分とに区画して、特定区画部分のみを特定素材により構成してもよい。この場合、特定素材により構成された特定区画部分によってサーボライトヘッドに伝わる振動が抑制されるため、サーボライトヘッドが磁気テープに予め記録するサーボ信号の直進性が格段に向上する。
また、ベースプレートは、その全体を特定素材により構成しても良い。この場合、磁気テープを走行させるためのモータが配置される部分と、サーボライトヘッドが配置される部分の両方で振動を抑制するため、サーボ信号の直進性がさらに向上する。
すなわち、従来、サーボライトヘッドを設けるサブプレート(特定区画部分)をベース(他の区画部分)から分離することでモータの振動がサーボライトヘッドに伝わらないようにしていたが、この場合にはサブプレートとベースプレートが異なる動きをする可能性があった。ベースプレート全体を特定素材で構成した場合には、ベースとサブプレートを分離する必要がないため、これらの間での動き差が発生せず、かつ振動も抑制できサーボ信号の直進性を格段に向上させることができる。
ここで、前記ベースプレートは、磁気テープの着脱操作などが容易に行えるように、垂直または傾斜した起立姿勢で支持脚付き架台に固定されているのが好ましい。この場合、ベースプレートの重心が支持脚の内側面内に投影されるように支持脚付き架台の支持脚を配置すると、重量の嵩むベースプレートを確実に起立姿勢に支持できるので好ましい。
本発明に係るサーボライタによれば、磁気テープ繰出し部および磁気テープ巻取り部を構成する駆動モータの振動がベースプレートにより制振されるため、サーボライトヘッドに伝わる振動を抑制することができ、サーボライトヘッドが磁気テープに予め記録するサーボ信号の直進性を格段に向上させることができる。
以下、本発明に係るサーボライタの最良の実施形態を図面を参照しつつ説明する。ここで、図1は一実施形態に係るサーボライタの構成を模式的に示す正面図、図2は図1に示したベースプレートを起立姿勢で固定する支持脚付き架台の側面図である。
図1に示すように、一実施形態に係るサーボライタは、例えば右上部に配設された磁気テープ繰出し部2から左上部に配設された磁気テープ巻取り部3へ向かって走行する磁気テープMTに対し、ベースプレート1の中央部に配設されたサーボ信号記録部4のサーボライトヘッド4Aによりサーボ信号を記録する装置である。
ベースプレート1は、全体が例えば横長の長方形の厚板で構成されており、図2に示すように、垂直の起立姿勢で支持脚付き架台5に固定されている。この支持脚付き架台5は、ベースプレート1を固定する前面側が大きく切り欠かれた切欠き部を有するL字状の側面形状に形成されている。
支持脚付き架台5の底面の4隅には、それぞれ支持脚5Aが固定されている(片側の前後の2本のみ図示)。そして、ベースプレート1は、支持脚付き架台5の切欠き部の底面5Bとの間に隙間を開けた状態で切欠き部の縦壁面5Cに固定されており、ベースプレート1の重心が4本の支持脚5Aの内側面内に投影されるようになっている。このため、支持脚付き架台5は、ベースプレート1の重量が嵩む場合であっても、ベースプレート1を確実に垂直な起立姿勢で支持することができる。
図1に示すように、ベースプレート1には複数のガイドローラRが回転自在に支持されており、これらのガイドローラRにより、磁気テープMTが磁気テープ繰出し部2とサーボ信号記録部4と磁気テープ巻取り部3との間を所定の走行ラインで走行するように案内されている。
磁気テープMTの走行ラインにおいて、磁気テープ繰出し部2とサーボ信号記録部4との間、および、サーボ信号記録部4と磁気テープ巻取り部3との間には、磁気テープMTの張力を調整するための張力調整装置Tがそれぞれ配置されている。
磁気テープ繰出し部2には、未記録の磁気テープMTが大径のパンケーキとして巻かれた繰出リール2Aが着脱自在に装着される。この繰出リール2Aは、ベースプレート1側の図示しない繰出モータにより、磁気テープMTの走行速度が一定となるように回転駆動される。
磁気テープ巻取り部3には、サーボライトヘッド4Aによりサーボ信号が記録された磁気テープMTを大径のパンケーキとして順次巻き取るための巻取リール3Aが着脱自在に装着される。この巻取リール3Aは、ベースプレート1側の図示しない巻取モータにより、磁気テープMTの走行速度が一定となるように回転駆動される。
サーボ信号記録部4は、前記サーボライトヘッド4Aと、その左右両側に配置された一対のテープガイド4B,4Bとを備えており、これらはベースプレート1(後述する特定区画部分1A)上に固定されている。
テープガイド4B,4Bは、磁気テープMTを幅方向に位置決めしつつ磁気テープMTが半円状の走行ラインを描いてサーボライトヘッド4Aの表面上を走行するように案内している。そして、サーボライトヘッド4Aは、その表面に沿って通過する磁気テープMTに対し、例えばハの字形のサーボパターンをサーボ信号として記録する。
なお、図示省略したが、サーボ信号記録部4と磁気テープ巻取り部3との間の磁気テープMTの走行ライン上には、サーボライトヘッド4Aにより記録されたサーボ信号を検査するためのベリファイヘッド等が配設されている。
ここで、ベースプレート1は、サーボ信号記録部4が配設される特定区画部分1Aと、磁気テープ繰出し部2および磁気テープ巻取り部3が配設される他の区画部分1Bとに区画されている。
ベースプレート1の特定区画部分1Aは、例えば四角形の厚板で構成されており、一方、ベースプレート1の他の区画部分1Bは、四角形の特定区画部分1Aが嵌め込まれる四角形の穴が形成された厚板で構成されている。特定区画部分1Aおよび他の区画部分1Bは、全体でベースプレート1を構成するように同じ厚さに形成されており、図2に示した支持脚付き架台5の縦壁面5Cにそれぞれ固定されている。
ここで、ベースプレート1の他の区画部分1Bは、従来と同様のアルミニウム合金を素材として構成されている。一方、ベースプレート1の特定区画部分1Aは、特定素材で構成されている。すなわち、特定区画部分1Aは、火成岩などからなる石材、例えば、斑レイ岩、花崗岩、閃緑岩などの深成岩からなる石材を素材として構成されている。
ちなみに、斑レイ岩は、角閃石や輝石などの有色鉱物を多く含み、磁鉄鉱なども含んでいることもあり、全体が黒っぽい色を呈する。花崗岩は、石英と長石を主成分とし、黒雲母などの有色鉱物を10%程度含んでおり、全体が白っぽい色を呈する。閃緑岩は、無色の斜長石を主成分とし、角閃石や輝石などの有色鉱物を30%程度含んでいる。
なお、ベースプレート1の特定区画部分1Aが石材で構成され、他の区画部分1Bがアルミニウム合金で構成されているため、両者の間には熱膨張差が生じることがある。そこで、特定区画部分1Aと、この特定区画部分1Aが嵌め込まれる他の区画部分1Bの穴との間には、熱膨張差を吸収し得るクリアランスを設けるのが好ましい。
ここで、図3は、素材の制振特性の評価指標として従来一般に知られている損失係数(tanδ)により素材別の制振特性(振動吸収性)を比較した図であって、前述のような石材を素材としたベースプレート1の特定区画部分1Aの損失係数(tanδ)は、0.01>tanδ>0.001の範囲となっている。
損失係数(tanδ)は、振動応答系に減衰があるときのヒステリシスを描いて変化する応力(荷重)と歪み(変位)との関係線図である図4において、最大変位xにおける荷重fをf=Kx、ゼロ変位xにおける荷重fをf=Kxとした場合、図5に示すようにKを実数部Re、Kを虚数部Imで表した虚数グラフから、η=K/K=tanδとして求めるものである。
ここで、損失係数(tanδ)が0.01より大きい素材では、十分な硬度がなく高精度な加工が困難であるので、表面うねり精度を1mあたりの高低差40μm/m以下に抑えることが一般に困難である。一方、損失係数(tanδ)が0.001より小さい差材では、振動吸収性が低下して振動値(m/s)を2(m/s)以下とすることが一般に困難である。
これに対し、損失係数(tanδ)が0.01>tanδ>0.001の範囲にある石材は、表面うねり精度を高低差40μm/m以下に抑えることが可能であって、振動値(m/s)を2(m/s)以下とすることも可能である。
そこで、一実施形態のサーボライタにおいては、損失係数(tanδ)が0.01>tanδ>0.001の範囲にある石材によりベースプレート1の特定区画部分1Aが構成されると共に、損失係数(tanδ)が0.001より小さいアルミニウム合金によりベースプレート1の他の区画部分1Bが構成されており、ベースプレート1の表面全体が高低差40μm/m以下の表面うねり精度に仕上げられている。
以上のように構成された一実施形態のサーボライタでは、ベースプレート1の他の区画部分1Bに配設された磁気テープ巻取り部3の巻取モータ(図示省略)が巻取リール3Aを回転駆動し、これに協働してベースプレート1の他の区画部分1Bに配設された磁気テープ繰出し部2の繰出モータ(図示省略)が繰出リール2Aを回転駆動することにより、磁気テープMTが所定の走行速度でサーボ信号記録部4のサーボライトヘッド4Aの表面に沿って通過する。
すると、サーボライトヘッド4Aがその表面に沿って通過する磁気テープMTに対し、例えばハの字形のサーボパターンをサーボ信号として順次記録してゆく。その際、巻取モータおよび繰出モータ(図示省略)の回転に伴い振動が発生し、その振動がベースプレート1の他の区画部分1Bから特定区画部分1Aに配設されたサーボ信号記録部4のサーボライトヘッド4Aに伝わる。
ここで、この巻取モータおよび繰出モータが発生する振動は、その回転数の上昇に応じて上昇し、回転数の上昇に伴い磁気テープMTの走行速度が増大すると、図6に示す曲線のように変化する。すなわち、磁気テープMTの走行速度が4(m/s)のときの振動比を1とすると、走行速度が15(m/s)付近では振動比が800、走行速度が16(m/s)付近では振動比が1000程度に上昇する。
この場合、磁気テープMTの走行速度(m/s)の増大に伴って上昇する振動がサーボ信号記録部4のサーボライトヘッド4Aに伝わる振動値(m/s)は、ベースプレート1を構成する素材、特に、特定区画部分1Aを構成する素材の損失係数(tanδ)によって大幅に変化する。
例えば、損失係数(tanδ)が0.001より小さいアルミニウム合金などの金属材料でベースプレート1の特定区画部分1Aが構成されている場合、磁気テープMTの走行速度(m/s)に対応した振動値(m/s)は、図7に黒丸のポイントで示すような値となる。すなわち、磁気テープMTの走行速度が4(m/s)では振動値が1.5(m/s)前後となり、6(m/s)では2.0(m/s)前後、12(m/s)では3.4(m/s)前後、16(m/s)では4.1(m/s)前後となる。
一方、損失係数(tanδ)が0.01>tanδ>0.001の範囲にある石材でベースプレート1の特定区画部分1Aが構成されている場合、磁気テープMTの走行速度(m/s)に対応した振動値(m/s)は、図7に黒四角のポイントで示すような値となる。すなわち、磁気テープMTの走行速度が4(m/s)では振動値が0.9(m/s)前後となり、6(m/s)では1.1(m/s)前後、8(m/s)では1.4(m/s)前後、16(m/s)では0.8(m/s)前後となる。すなわち、石材でベースプレート1の特定区画部分1Aが構成されている場合、磁気テープMTの走行速度が高くなっても、振動値が低く抑えられることが分かる。
ここで、図8はサーボライタの性能として要求されるサーボライトヘッド4Aと磁気テープMTとの相対位置の誤差、すなわち、位置誤差信号PES(Position Error Signal)と、振動値(m/s)との関係を示している。
図8に示すように、PESを1(μm)以下とするには、振動値を2(m/s)以下に低減させる必要があり、PESを0.5(μm)以下とするには、振動値を1(m/s)以下に低減させる必要がある。
ここで、本実施形態のサーボライタにおいては、損失係数(tanδ)が0.01>tanδ>0.001の範囲にある石材でベースプレート1の特定区画部分1Aが構成されているため、図7に黒四角のポイントで示すように、磁気テープMTの走行速度が16(m/s)に上昇した場合にも、振動値を0.8(m/s)前後に低減することができる。その結果、図8に示すように、PESを0.5(μm)以下の0.1(μm)以下まで低下させることができる。
すなわち、本実施形態のサーボライタによれば、磁気テープ巻取り部3を構成する巻取モータ(図示省略)および磁気テープ繰出し部2を構成する繰出モータ(図示省略)が発生する振動がベースプレート1の特定区画部分1Aで制振されるため、磁気テープMTの走行速度が16(m/s)に上昇した場合にも、サーボ信号記録部4のサーボライトヘッド4Aに伝わる振動値(m/s)を0.8(m/s)前後に大幅に低減することができる。
従って、サーボライトヘッド4Aが磁気テープMTに予め記録するサーボ信号の直進性を格段に向上させることができ、磁気テープMTの走行速度を16(m/s)としても、なおPESを0.5(μm)以下とし、高記録密度に対応した磁気テープを製造することができる。また、磁気テープの走行速度を高めることができるので、生産性を向上させることができる
本発明に係るサーボライタは、前述した一実施形態に限定されるものではない。例えば、図2に示した支持脚付き架台5は、図9に示すように、若干後傾する傾斜壁面5Dにベースプレート1を固定するように形状を変更してもよい。
また、本発明では、サーボライトヘッド4Aでサーボ信号を記録する部分で制振されていることが重要であるので、ベースプレート1は、少なくともサーボライトヘッド4Aとその両脇に隣接するテープガイド4B,4Bを取り付ける部分が前記した特定素材で構成されていれば良く、その他の部分をいかなる素材で構成するかは任意である。すなわち、前記した実施形態のように、サーボライトヘッド4Aの周囲を特定区画部分1Aとしてその部分のみを特定素材で構成しても良いし、特定区画部分1Aを他の区画部分1Bとに区画することなく一体にして、ベースプレート1の全体を特定素材で構成してもよい。この場合、特定区画部分1Aと他の区画部分1Bとの間での動き差が発生せず、かつ振動も抑制できるのでサーボ信号の直進性を格段に向上させることができる。
また、特定素材は、必ずしも石に限られず、損失係数が0.01>tanδ>0.001の範囲となる素材であれば、ガラス、セラミックス、樹脂またはコンクリートなどを用いることも可能である。
本発明の一実施形態に係るサーボライタの構成を模式的に示すベースプレートの正面図である。 図1に示したサーボライタのベースプレートを起立姿勢で固定する支持脚付き架台の側面図である。 図1に示したベースプレートの特定区画部分を構成する素材の制振特性(振動吸収性)をその評価指標である損失係数により他の素材と比較した図である。 図3に示した損失係数を求めるための素材の応力(荷重)と歪み(変位)との関係を示す線図である。 図3に示した損失係数を求めるための虚数グラフである。 図1に示した磁気テープの走行速度と、巻取モータおよび繰出モータが発生する振動との関係を示す曲線グラフである。 図1に示した磁気テープの走行速度と、ベースプレートの特定区画部分に伝わる振動値との関係を示す図である。 図1に示したサーボライタの性能を示すPESと図7に示した振動値との関係を示す図である。 図2に示した支持脚付き架台の変形例を示す側面図である。
符号の説明
1 ベースプレート
1A 特定区画部分
1B 他の区画部分
2 磁気テープ繰出し部
2A 繰出リール
3 磁気テープ巻取り部
3A 巻取リール
4 サーボ信号記録部
4A サーボライトヘッド
4B テープガイド
5 支持脚付き架台
5A 支持脚
5B 底面
5C 縦壁面
5D 傾斜壁面
MT 磁気テープ
R ガイドローラ
T 張力調整装置

Claims (4)

  1. ベースプレート上に配設された磁気テープ繰出し部から磁気テープ巻取り部へ向かって走行する磁気テープに対し、ベースプレート上に配設されたサーボライトヘッドによりサーボ信号を記録するサーボライタであって、
    前記ベースプレートを構成する素材の制振特性の評価指標となる損失係数をtanδとしたとき、
    損失係数が0.01>tanδ>0.001の範囲となる特定素材により前記ベースプレートが構成されていることを特徴とするサーボライタ。
  2. 前記ベースプレートは、前記サーボライトヘッドが配設される特定区画部分と他の区画部分とに区画されており、前記特定区画部分のみが前記特定素材により構成されていることを特徴とする請求項1に記載のサーボライタ。
  3. 前記ベースプレートは、全体が前記特定素材により構成されていることを特徴とする請求項1に記載のサーボライタ。
  4. 前記ベースプレートが垂直または傾斜した起立姿勢で支持脚付き架台に固定されており、
    前記支持脚付き架台は、前記ベースプレートの重心が支持脚の内側面内に投影されるように構成されたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のサーボライタ。
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