JP2008180486A - 熱交換器 - Google Patents
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Abstract
【課題】よりコンパクトな構成で、かつより簡単に製造することが可能な、第1冷媒と第2冷媒との熱交換を行う熱交換器を得る。
【解決手段】サブラジエータ4およびコンデンサ5の間に、サブラジエータ4に接続されて前記第1冷媒が流通する穴23と、コンデンサ5に接続されて第2冷媒が流通する穴23とが形成されて当該第1冷媒と前記第2冷媒との熱交換を行う水冷コンデンサ6を設けた。
【選択図】図4
【解決手段】サブラジエータ4およびコンデンサ5の間に、サブラジエータ4に接続されて前記第1冷媒が流通する穴23と、コンデンサ5に接続されて第2冷媒が流通する穴23とが形成されて当該第1冷媒と前記第2冷媒との熱交換を行う水冷コンデンサ6を設けた。
【選択図】図4
Description
本発明は、第1冷媒を冷却する第1熱交換ユニットおよび第2冷媒を冷却する第2熱交換ユニットを備えた車両用の熱交換器に関する。
従来、交互に積層される複数組の放熱フィンおよびチューブと、当該チューブの両端がそれぞれ連結される一対のタンクとを有して車両駆動装置用の冷却水を空気で冷却する第1熱交換ユニット、および前記の冷却水と空調用冷媒との熱交換を行う第2熱交換ユニットを備えるとともに、第1熱交換ユニットのタンク内に、前記の空調用媒体の流体通路を設けて、この流体通路を流通する高温の空調用冷媒を、前記のタンク内を流通する低温の冷却水により冷却した後、空調用冷媒を第2熱交換ユニットで二次的に冷却する熱交換器が提案されている。(例えば特許文献1)。
特開2006−162176号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載されている従来技術では、第1熱交換ユニットのタンク内に空調用媒体の流体通路が内蔵されているため、前記のタンクが前後、左右、および上下のいずれかの方向、もしくは全ての方向に大型化し、これに伴って、例えばエンジン室内で隣接して配置される空調用コンデンサ、ラジエータ等の他の熱交換器との間の隙間を拡大する必要があり、レイアウトの面で不利になるという問題があった。また、第1熱交換ユニットのタンクの構造が複雑になるため、組立て性や接合部のロウ付け性が劣るという問題もあった。
そこで、本発明は、よりコンパクトな構成で、かつより簡単に製造することが可能な、第1冷媒と第2冷媒との熱交換を行う熱交換器を得ることを目的とする。
請求項1の発明は、第1冷媒を冷却する第1熱交換ユニット(4,4A)および第2冷媒を冷却する第2熱交換ユニット(5,5A)を備えるとともに、これらの第1熱交換ユニット(4,4A)および第2熱交換ユニット(5,5A)が、それぞれ積層される複数の放熱フィン(7,12)およびチューブ(8,13)と、該チューブ(8,13)の両端がそれぞれ連結される一対のタンク(20f,20i,20h,20j)とを有する熱交換器において、前記第1熱交換ユニット(4,4A)に接続されて前記第1冷媒が流通する第1流路(22,32)と前記第2熱交換ユニット(5,5A)に接続されて前記第2冷媒が流通する第2流路(23,33)とを有して当該第1冷媒と前記第2冷媒との熱交換を行う細長い第3熱交換ユニット(6,6A)を、前記第1熱交換ユニット(4,4A)と第2熱交換ユニット(5,5A)との間に設け、前記第3熱交換ユニット(6,6A)には、その長手方向に沿って相互に並行して伸びる複数の穴(22,23,32,33)が形成され、それら複数の穴(22,23,32,33)が前記第1流路(22,32)および第2流路(23,33)として用いられることを特徴とする。
請求項2の発明は、前記第1熱交換ユニット(4,4A)のタンク(20f,20i)および前記第2熱交換ユニット(5,5A)のタンク(20h,20j)を、管状部材(20a,20b)を隔壁(24,25,26,36)で仕切ることで形成したことを特徴とする。
請求項3の発明は、前記第3熱交換ユニット(6,6A)において、その長手方向に沿って第1冷媒と前記第2冷媒を相互に対向する方向に流通させたことを特徴とする。
請求項4の発明は、前記第1冷媒は、車両走行用電動機(2)を冷却する冷却水であって、前記第2冷媒は、車室内空調装置で用いられる空調用冷媒であることを特徴とする。
請求項5の発明は、前記第1冷媒は、内燃機関の過給空気を冷却する冷却水であって、前記第2冷媒は、車室内空調装置で用いられる空調用冷媒であることを特徴とする。
請求項6の発明は、第3熱交換ユニット(6,6A)では、第1熱交換ユニット(4,4A)から排出された後の第1冷媒と、第2熱交換ユニット(5,5A)に導入される前の第2冷媒とを熱交換させることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、第3熱交換ユニットが第1熱交換ユニットと第2熱交換ユニットの間に介在する構成としたため、第1熱交換ユニットのタンク内で第1媒体と第2媒体の熱交換を行う構成を有する従来例と比べて、当該タンク、ひいては全体的に小型化を図ることができる。また、一般に、この種の熱交換器では、放熱フィンおよびチューブに沿う方向が積層方向よりも長いから、かかる構成によれば、第3熱交換ユニットが放熱フィンおよびチューブに沿う方向に延設することになって、その分、従来のように第1熱交換ユニットのタンク内で熱交換を行わせる場合に比べて、所要の熱交換区間を確保しやすくなり、ひいては、第3熱交換ユニットの断面積が拡大するのを抑制できて、この点でも、より小型化することが可能となる。
また、第3熱交換ユニットに、その長手方向に沿って相互に並行して伸びる複数の穴を形成し、それら複数の穴を第1流路および第2流路として用いるため、一体化されて剛性の高い第3熱交換ユニットを容易に得ることができて、製造コストを抑制しながら熱交換器の信頼性を向上することができる。
請求項2の発明によれば、第1熱交換ユニットのタンクおよび第2熱交換ユニットのタンクを、管状部材を隔壁で仕切ることで形成したため、第1熱交換ユニットと第2熱交換ユニットとでタンクを構成する部材を一つにした分、部品点数が減る上、熱交換器全体として剛性を高くできて、製造コストを抑制しながら熱交換器の信頼性を向上することができる。
請求項3の発明によれば、冷媒を相互に対向する方向に流通させることで、冷媒同士の最大温度差を高めて、熱交換効率を高めることができる。
請求項4の発明によれば、本発明にかかる熱交換器を電動機と空調装置とを備える車両に適用することができる。
請求項5の発明によれば、本発明にかかる熱交換器を内燃機関の過給機と空調装置とを備える車両に適用することができる。
請求項6の発明によれば、冷媒同士の最大温度差を高めて、熱交換効率を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態にかかる熱交換器を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)図1は、本発明の第1実施形態にかかる熱交換器を示すブロック図、図2は、熱交換器の斜視図、図3は、熱交換器の正面図、図4は、熱交換器の縦断面図、図5は、第3熱交換ユニットの断面図、図6は、熱交換器の一部の分解斜視図である。
図1および図2に示すように、本実施形態にかかる熱交換器1は、例えば図示しない内燃機関および電動機2を車両駆動装置として備えたハイブリット電気自動車等に設けられるものであって、内燃機関用の冷却水を空気で冷却するラジエータ3と、電動機2や電子部品用および内燃機関の過給空気の冷却水(第1冷媒)を空気で冷却するサブラジエータ(第1熱交換ユニット)4と、空調用冷媒(第2冷媒)を冷却するコンデンサ(第2熱交換ユニット)5と、冷却水で空調用冷媒を冷却する水冷コンデンサ(第3熱交換ユニット)6とを備えている。具体的には、図2に示すように、ラジエータ3の冷却風方向の上流側で、下側から、コンデンサ5、水冷コンデンサ6、およびサブラジエータ4の順に設けられている。
内燃機関とラジエータ3との間では、ポンプ(図示せず)の作動によって冷却水が循環する。また、電動機2とサブラジエータ4との間では、他のポンプPの作動によって冷却水が循環し、流入管4aを介してサブラジエータ4に冷却水が流入するとともに、排出管4bを介してサブラジエータ4から冷却水が流出する。
一方、車室内空調装置(図示せず)、水冷コンデンサ6、およびコンデンサ5の間では空調用冷媒が循環し、車室内空調装置の圧縮機(コンプレッサ)から吐出された高圧高温の冷媒が、入口部5aから水冷コンデンサ6を経てコンデンサ5に導入され、冷却された冷媒が出口部5bを介して空調装置のエバポレータへ向けて流出する。
サブラジエータ4は、上下方向へ交互に積層される複数組の放熱フィン7および扁平チューブ(チューブ)8と、該扁平チューブ8の両端がそれぞれ連結される一対の管状部材20a,20bと、放熱フィン7および扁平チューブ8の積層方向の上端部を補強する補強部材10とを備えている。
コンデンサ5は、上下方向へ積層される複数の放熱フィン12および扁平チューブ(チューブ)13と、該扁平チューブ13の両端がそれぞれ連結される一対の管状部材20a,20bと、放熱フィン12および扁平チューブ13の積層方向の下端部を補強する補強部材15とを備えている。
上述したように、サブラジエータ4およびコンデンサ5は管状部材20a,20bを共用しているが、管状部材20a,20bは、その長手方向中間部において、隔壁24,25,26で仕切られており、これにより、管状部材20a,20bの内部に、サブラジエータ4用のタンク20f,20iと、コンデンサ5用のタンク20h,20jとが形成されている。
水冷コンデンサ(第3熱交換ユニット)6は、サブラジエータ4とコンデンサ5との間で、放熱フィン7,12および扁平チューブ8,13の長手方向に沿って横架されている。
この水冷コンデンサ6の本体部21は、長手方向に沿って相互に並行して伸びる複数の穴22,23を有している。本実施形態では、図5に示すように、水冷コンデンサ6の本体部21の内部には、断面中央部に円筒壁21aによって囲まれる断面略円形の穴23と、当該円筒壁21aから外周壁21cまで放射状に伸びる放射壁21bによって仕切られた複数(四つ)の穴22とが形成されており、このうち穴22が冷却水(第1冷媒)が流通する第1流路として用いられ、穴23が空調用冷媒(第2冷媒)が流通する第2流路として用いられている。
本体部21の軸方向両端部では、外周壁21cおよび放射壁21bが切除されて、円筒壁21aのみが長手方向に突出しており、穴23の長手方向一端部が入口部5aに連通し、他端部は連通路20kに連通している。一方、穴22は、管状部材20aの管内に臨み、隔壁24,25,26によって仕切られた部分に連通している。具体的には、穴22の長手方向一方側(管状部材20b側)は、サブラジエータ4のタンク20iに連通しており、他方側(管状部材20a側)は、隔壁24,25によって上下のタンク20f,20hの双方と隔絶された排出タンク20gに連通している。
この第1実施形態にあっては、横方向の両端部で上下方向に伸びる管状部材20a,20bの側壁には、水冷コンデンサ6の本体部21用の差込孔20d、および扁平チューブ8,13用の差込孔20eが形成されており、扁平チューブ8,13および本体部21をこれら差込孔20d,20eに嵌入することで、仮組みされる。
各部材の接合部分については、少なくとも一方に、ロウ材を皮材とするクラッド材を使用するか、または、あらかじめペースト状のロウ材などを塗布しておき、サブラジエータ4、コンデンサ5、および水冷コンデンサ6を積層方向へ適宜な圧縮力で圧縮した状態で、各接合部をロウ付けして一体化される。
電動機2を冷却した比較的高温の冷却水は、流入管4aを介してサブラジエータ4の一方のタンク20fに流入して各扁平チューブ8内を図4の左方向へ流通し、その際に冷却風により冷却される。当該冷却水は、扁平チューブ8から他方のタンク20iに流入し、当該タンク20iからは第1流路としての穴22を経由して排出タンク20gに流入し、排出管4bから排出される。
一方、空調装置の圧縮機から吐出された高圧高温の冷媒は、ガスの状態で入口部5aを介して水冷コンデンサ6の第2流路としての穴23を経由してコンデンサ5のタンク20jに流入し、扁平チューブ13内を図5の右方向へ流通して、その際に冷却風により冷却される。当該冷媒は、扁平チューブ13から他方のタンク20hに流入し、出口部5bから排出される。冷却水と冷媒は、水冷コンデンサ6を流通する際に相互に熱交換することになる。
以上の第1実施形態によれば、水冷コンデンサ6がコンデンサ5とサブラジエータ4との間に介在する構成としたため、コンデンサあるいはサブラジエータのタンク内で冷却水と冷媒との熱交換を行う従来例と比べて、当該タンク、ひいては熱交換器1全体の小型化を図ることができる。また、一般に、この種の熱交換器では、放熱フィン12および扁平チューブ13に沿う方向が積層方向よりも長いから、かかる構成によれば、水冷コンデンサ6が放熱フィン7,12および扁平チューブ8,13に沿う方向に延設することになって、その分、従来のようにコンデンサあるいはサブラジエータのタンク内で熱交換を行わせる場合に比べて、所要の熱交換区間を確保しやすくなり、ひいては、水冷コンデンサ6の断面積が拡大するのを抑制できて、この点でも小型化に資することになる。
また、コンデンサあるいはサブラジエータのタンクを上記従来技術に比べて小さくできる分、当該タンクに隣接して設けられる放熱フィン7,12および扁平チューブ8,13を長くすることができ、熱交換効率を高めることができる。
さらに、サブラジエータ4が冷却風の下流側に突出していないので、冷却風の下流側に隣接するラジエータ3との距離を減少でき、さらに、サブラジエータ4の高さ寸法も比較的小さく、下方で隣接するコンデンサ5との距離を減少できるので、この点でもレイアウト上、有利である。
また、第1実施形態にあっては、車両走行用電動機2を冷却する冷却水をサブラジエータ4で冷却し、ラジエータ3と併用するので、これらのラジエータ3およびサブラジエータ4をそれぞれ小型化することができる。同様に、車室内空調装置で用いられる空調用冷媒を水冷コンデンサ6およびコンデンサ5で冷却するので、水冷コンデンサ6およびコンデンサ5をそれぞれ小型化することができる。
また、第1実施形態にあっては、サブラジエータ4で冷却された比較的低温の冷却水が水冷コンデンサ6の第1流路としての穴23に流入するとともに、この水冷コンデンサ6の第2流路としての穴22に車室内空調装置の圧縮機より吐出された高温高圧の空調用冷媒が流入するので、これらの冷却水と空調用冷媒との温度差を高めることができ、水冷コンデンサ6における熱交換効率を高めることができる。かかる効果は、冷却水と空調用冷媒との流通方向を相互に対向させることで、より一層高めることができる。
なお、一般に空冷型より水冷型の熱伝達が大幅に良く、その分、小型化できるが、冷媒凝縮温度と冷却水との温度差が比較的小さいため、冷却水にて冷媒を完全に凝縮させる場合、冷却水を冷却するサブラジエータ4を大型にする必要がある。しかし、本実施形態では、上述したように水冷コンデンサ6で冷却水と空調用冷媒との温度差を大きくして効率を良くするとともに、コンデンサ5を併用することで、小型化を可能としている。
また、水冷コンデンサ6に、その長手方向に伸びる複数の穴22,23を形成し、それら複数の穴22,23を第1流路および第2流路として用いるため、一体化されて剛性の高い水冷コンデンサ6を容易に得ることができて、製造コストを抑制しながら熱交換器1の信頼性を向上することができる。
さらに本実施形態によれば、サブラジエータ4のタンク20f,20iおよびコンデンサ5のタンク20h,20jを、管状部材20a,20bを隔壁24,25,26で仕切ることで形成したため、サブラジエータ4とコンデンサ5とでタンク20f,20i,20h,20jを構成する部材を一つにした分、部品点数が減る上、熱交換器1全体として剛性を高くできて、製造コストを抑制しながら熱交換器1の信頼性を向上することができる。
また、本実施形態にあっては、従来の組付け順序、組付け方法、およびロウ付け時の拘束方法をほとんど変更することなくサブラジエータ4、コンデンサ5、および水冷コンデンサ6の組付けを行うことができるとともに、各接合部も従来の構造とほぼ同様であることから、接合部のロウ付け性を損なうことなくより確実にシールを確保できる。
(第2実施形態)図7は、本発明の第2実施形態にかかる熱交換器を示す縦断面図、図8は、第3熱交換ユニットの断面図(図7のVIII-VIII断面図)、図9は、熱交換器の一部の分解斜視図である。なお、本実施形態にかかる熱交換器1Aは、上記第3実施形態にかかる熱交換器1と同様の構成要素を備えている。よって、それら同様の構成要素には共通の符号を付すとともに、重複する説明を省略する。
本実施形態でも、サブラジエータ4とコンデンサ5との間に、第3熱交換ユニットとしての水冷コンデンサ6Aが介在している。この水冷コンデンサ6Aも、サブラジエータ4Aおよびコンデンサ5Aの放熱フィン7,12および扁平チューブ8,13の長手方向に沿って細長い形状を有している。
水冷コンデンサ6Aの本体部31には、その長手方向に沿って複数の穴32,33が形成されており、穴32は冷却水が通る第1流路として用いられ、穴33は冷媒が通る第2流路として用いられる。
ただし、図8,9に示すように、本実施形態では、第1流路としての穴32は、上下に長い扁平な断面形状を有しており、前後方向に一定間隔で複数設けられる一方、穴33は、断面略円形を有して、相互に隣接する穴32,32間の隙間で、上下方向に複数並べて設けられている。
図9に示すように、穴32の長手方向両端部は、プラグ34によって封止される一方、図8にも示すように、本体部31の上端面には端面と平行に伸びる切欠溝35が形成される。このとき、切欠溝35は、穴32が露出する深さに形成し、切欠溝35の底面に穴32の開口部32aが形成されるようにしてある。
そして、図9に示すように、本体部31の長手方向両端部には、本体部31の長手方向端部を嵌入する切欠36aが形成された薄板状の隔壁36が装着される。この隔壁36は、一方の管状部材20b内を仕切って、当該管状部材20b内にタンク20i,20jを形成するとともに、他方の管状部材20a内を仕切って、当該管状部材20a内に冷却水の流出タンク30aおよび冷媒の流入タンク30bを形成している。
かかる構成では、電動機2を冷却した比較的高温の冷却水は、サブラジエータ4で冷却風により冷却された後、タンク20iから開口部32aを介して穴32内に流入する。穴32内に流入した冷却水は、図7の右方向へ流動して、開口部32aを介して冷却水の流出タンク30aに流入し、排出管4bから流出する。
一方、空調装置の圧縮機から吐出された高圧高温の冷媒は、入口部5aから流入し、流入タンク30bを経由して穴33内に流入する。穴33内に流入した冷媒は、図7の左方向へ流動して、タンク20j内に流入する。その後冷媒は、タンク20jから扁平チューブ13内を流動して、他方側のタンク20h内へ流入し、図示しない出口部から排出される。冷却水と冷媒は、水冷コンデンサ6Aを流通する際に相互に熱交換することになる。
また、本実施形態によれば、穴33の数を多くするとともに、その両側に穴32を隣接して配置した分、穴32からの放熱面積(穴32の内壁の表面積)ならびに穴33による吸熱面積(穴33の内壁の表面積)を上記第1実施形態より大きくできて、熱交換効率を高めることができる。
また、本体部31の熱容量が小さくなる分、周辺部品との熱容量差が減り、ロウ付け性が向上するという利点もある。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、水冷コンデンサの扁平な断面を有する穴の姿勢は、幅方向が水平であってもよいし鉛直であってもよい。
また、冷却水や冷媒の流量等は、第3熱交換ユニットにおける熱交換特性や流路抵抗によって適宜に決定されるべきであることは言うまでもない。
1,1A 熱交換器
2 電動機(車両駆動装置)
3 ラジエータ
4,4A サブラジエータ(第1熱交換ユニット)
5,5A コンデンサ(第2熱交換ユニット)
6,6A 水冷コンデンサ(第3熱交換ユニット)
7,12 放熱フィン
8,13 扁平チューブ(チューブ)
20a,20b 管状部材
20f,20i (第1熱交換ユニットの)タンク
20h,20j (第2熱交換ユニットの)タンク
22,32 穴(第1流路)
23,33 穴(第2流路)
24,25,26,36 隔壁
2 電動機(車両駆動装置)
3 ラジエータ
4,4A サブラジエータ(第1熱交換ユニット)
5,5A コンデンサ(第2熱交換ユニット)
6,6A 水冷コンデンサ(第3熱交換ユニット)
7,12 放熱フィン
8,13 扁平チューブ(チューブ)
20a,20b 管状部材
20f,20i (第1熱交換ユニットの)タンク
20h,20j (第2熱交換ユニットの)タンク
22,32 穴(第1流路)
23,33 穴(第2流路)
24,25,26,36 隔壁
Claims (6)
- 第1冷媒を冷却する第1熱交換ユニット(4,4A)および第2冷媒を冷却する第2熱交換ユニット(5,5A)を備えるとともに、これらの第1熱交換ユニット(4,4A)および第2熱交換ユニット(5,5A)が、それぞれ積層される複数の放熱フィン(7,12)およびチューブ(8,13)と、該チューブ(8,13)の両端がそれぞれ連結される一対のタンク(20f,20i,20h,20j)とを有する熱交換器において、
前記第1熱交換ユニット(4,4A)に接続されて前記第1冷媒が流通する第1流路(22,32)と前記第2熱交換ユニット(5,5A)に接続されて前記第2冷媒が流通する第2流路(23,33)とを有して当該第1冷媒と前記第2冷媒との熱交換を行う細長い第3熱交換ユニット(6,6A)を、前記第1熱交換ユニット(4,4A)と第2熱交換ユニット(5,5A)との間に設け、
前記第3熱交換ユニット(6,6A)には、その長手方向に沿って相互に並行して伸びる複数の穴(22,23,32,33)が形成され、それら複数の穴(22,23,32,33)が前記第1流路(22,32)および第2流路(23,33)として用いられることを特徴とする熱交換器。 - 前記第1熱交換ユニット(4,4A)のタンク(20f,20i)および前記第2熱交換ユニット(5,5A)のタンク(20h,20j)を、管状部材(20a,20b)を隔壁(24,25,26,36)で仕切ることで形成したことを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
- 前記第3熱交換ユニット(6,6A)において、その長手方向に沿って第1冷媒と前記第2冷媒を相互に対向する方向に流通させたことを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換器。
- 前記第1冷媒は、車両走行用電動機(2)を冷却する冷却水であって、前記第2冷媒は、車室内空調装置で用いられる空調用冷媒であることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一つに記載の熱交換器。
- 前記第1冷媒は、内燃機関の過給空気を冷却する冷却水であって、前記第2冷媒は、車室内空調装置で用いられる空調用冷媒であることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一つに記載の熱交換器。
- 第3熱交換ユニット(6,6A)では、第1熱交換ユニット(4,4A)から排出された後の第1冷媒と、第2熱交換ユニット(5,5A)に導入される前の第2冷媒とを熱交換させることを特徴とする請求項4に記載の熱交換器。
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