JP2008180462A - 冷凍サイクル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】運転停止時に膨張機の構成部品がダメージを受けにくく、かつ、冷媒音も発生しにくい冷凍サイクル装置を提供する。
【解決手段】冷凍サイクル装置100は、圧縮機11と、放熱器12と、膨張する冷媒から動力を回収する膨張機14と、蒸発器15とを備えている。蒸発器15に隣接する形で、蒸発器15で冷媒と熱交換するべき空気を蒸発器15に向けて送るファン18が設けられている。冷凍サイクル装置100の運転を停止させるための運転停止契機の発生に応じて、ファンコントローラ45は、ファン18による蒸発器15への送風量を増加させる。これにより、冷凍サイクルの低圧が上昇し、膨張機14の吸入側と吐出側との圧力差を縮小できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷凍サイクル装置に関し、特に、冷媒の膨張エネルギーを回収する膨張機を用いた冷凍サイクル装置の制御技術に関する。
膨張弁に代えて容積式の膨張機を用いることにより、冷媒の膨張エネルギーを動力として回収し、COP(coefficient of performance)の向上を試みた冷凍サイクル装置が知られている。特許文献1には、膨張機で回収した動力を電力に変換する発電機を備えた冷凍サイクル装置が記載されている。発電機で得られた電力は、圧縮機のモータに供給される。特許文献2には、シャフトで連結された圧縮機と膨張機とを有する流体機械を用いた冷凍サイクル装置が記載されている。膨張機で回収された動力は、シャフトを介して圧縮機に伝達される。
容積式の膨張機を用いた冷凍サイクル装置は、運転を停止しても膨張機の吸入側に高圧の冷媒が残り、吐出側に低圧の冷媒が残るという問題を抱えている。特許文献1に記載の冷凍サイクル装置の場合には、圧縮機と膨張機とが独立して回転可能であるため、運転停止契機の発生後、モータおよび発電機の駆動制御を直ちに終えてしまうと、冷媒の残存差圧が膨張機の過回転を引き起こし、膨張機の構成部品がダメージを受ける可能性がある。さらに、回生電力の消費先が無くなることによって電源ラインの電圧が過昇し、電気部品がダメージを受ける可能性もある。
特許文献2に記載の冷凍サイクル装置の場合、モータの駆動制御を終えると、圧縮機に設けられた逆止弁の働きにより、圧縮機および膨張機は直ちに停止する。しかしながら、冷媒の残存差圧により、膨張機の構成部品に過剰な力が加わり、ダメージを受ける可能性がある。
こうした問題を解決するために、膨張機をバイパスするバイパス回路を設け、そのバイパス回路に設けられたバイパス弁の開閉制御を行うことにより、信頼性を高めた冷凍サイクル装置が提案されている(特許文献2参照)。
特開2000−241033号公報 特開2006−258331号公報
特許文献2に記載の技術によれば、冷凍サイクル装置が停止状態になった後にバイパス弁を開放することにより、冷媒回路の高低圧差(冷凍サイクルの高低圧差)を迅速に解消することが可能である。ただし、冷媒回路の高低圧差が相当大きい状態で圧縮機および膨張機を止めてバイパス弁を開くと、冷媒の流れが急変し、冷媒音が大きくなる問題がある。冷媒音のような騒音は、商品価値低下につながるので好ましくない。
そこで、本発明は、運転停止時に膨張機の構成部品がダメージを受けにくく、かつ、冷媒音も発生しにくい冷凍サイクル装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は、
冷媒を圧縮する圧縮機と、
前記圧縮機で圧縮された冷媒を冷却する放熱器と、
前記放熱器で冷却された冷媒を膨張させるとともに、膨張する冷媒から動力を回収する膨張機と、
前記膨張機で膨張した冷媒を加熱して前記圧縮機に向けて供給する蒸発器と、
前記蒸発器で冷媒と熱交換するべき被冷却流体を前記蒸発器に向けて搬送する蒸発器側流体搬送装置と、
当該冷凍サイクル装置の運転を停止させるための運転停止契機の発生に応じて、前記蒸発器側流体搬送装置による前記蒸発器への前記被冷却流体の搬送量を増加させるコントローラと、
を備えた冷凍サイクル装置を提供する。
冷凍サイクル装置の運転停止時に蒸発器側流体搬送装置による被冷却流体の搬送量を増加させると、冷凍サイクルの低圧が上昇するので、膨張機の吸入側と吐出側との圧力差(=冷媒回路の高低圧差)を小さくできる。その結果、膨張機の構成部品がダメージを受ける可能性を減ずることができる。また、膨張機をバイパスするバイパス回路を有さない冷凍サイクル装置にも、本発明の構成を採用できるという利点がある。この場合は、バイパス弁を開放する際の冷媒音の問題が本質的に存在しないこととなる。なお、被冷却流体の搬送量を増加することによって冷凍サイクルの低圧が上昇する理由については後述する。
他の側面において、本発明は、
冷媒を圧縮する圧縮機と、
前記圧縮機で圧縮された冷媒を冷却する放熱器と、
前記放熱器で冷却された冷媒を膨張させるとともに、膨張する冷媒から動力を回収する膨張機と、
前記膨張機で膨張した冷媒を加熱して前記圧縮機に向けて供給する蒸発器と、
前記放熱器で冷媒と熱交換するべき被加熱流体を前記放熱器に向けて搬送する放熱器側流体搬送装置と、
当該冷凍サイクル装置の運転を停止させるための運転停止契機の発生に応じて、前記放熱器側流体搬送装置による前記放熱器への前記被加熱流体の搬送量を増加させるコントローラと、
を備えた冷凍サイクル装置を提供する。
冷凍サイクル装置の運転停止時に放熱器側流体搬送装置による被加熱流体の搬送量を増加させると、冷凍サイクルの高圧が低下するので、膨張機の吸入側と吐出側との圧力差(=冷媒回路の高低圧差)を小さくできる。その結果、膨張機の構成部品がダメージを受ける可能性を減ずることができる。また、膨張機をバイパスするバイパス回路を有さない冷凍サイクル装置にも、本発明の構成を採用できるという利点がある。この場合は、バイパス弁を開放する際の冷媒音の問題が本質的に存在しないこととなる。なお、被加熱流体の搬送量を増加することによって冷凍サイクルの高圧が低下する理由については後述する。
他の側面において、本発明は、
冷媒を圧縮する圧縮機と、
前記圧縮機で圧縮された冷媒を冷却する放熱器と、
前記放熱器で冷却された冷媒を膨張させるとともに、膨張する冷媒から動力を回収する膨張機と、
前記膨張機で膨張した冷媒を加熱して前記圧縮機に向けて供給する蒸発器と、
流量調整弁を有し、前記放熱器を通過した冷媒の一部が前記膨張機をバイパスするように、前記膨張機の吸入管路に一端が接続され、前記膨張機の吐出管路に他端が接続されているバイパス回路と、
当該冷凍サイクル装置の運転を停止させるための運転停止契機の発生に応じて、前記流量調整弁の開度を拡大する弁コントローラとを備え、
前記運転停止契機の発生後も前記圧縮機および前記膨張機が動作し続ける一方、前記運転停止契機の発生に応じて前記圧縮機および前記膨張機の少なくとも一方の動作速度が低減され、さらに、所定の動作停止条件を満足した場合に、前記圧縮機および前記膨張機が動作停止に至る、冷凍サイクル装置を提供する。
冷凍サイクル装置の運転停止時に流量調整弁の開度を拡大すると、膨張機の吸入側と吐出側との圧力差を素早く縮小することができる。その結果、膨張機の構成部品がダメージを受ける可能性を減ずることができる。また、運転停止契機の発生後は、圧縮機および/または膨張機の動作速度が低減するように、圧縮機および膨張機の動作を継続させるので、冷媒の流れが急変する恐れもなく、流量調整弁の開度拡大によって冷媒音が大きな騒音となることを防止ないし抑制できる。
他の側面において、本発明は、
冷媒を圧縮する容積式の圧縮機構と、前記圧縮機構に連結されたモータと、を含む圧縮機と、
前記圧縮機で圧縮された冷媒を冷却する放熱器と、
冷媒を膨張させるとともに膨張する冷媒から動力を回収する容積式の膨張機構と、前記膨張機構に連結された発電機とを含む膨張機と、
前記膨張機で膨張した冷媒を加熱して前記圧縮機に向けて供給する蒸発器と、
当該冷凍サイクル装置の運転を停止させるための運転停止契機の発生後、前記運転停止契機の発生時よりも低い回転数で前記モータの駆動制御を行う一方、前記運転停止契機の発生から所定時間経過後、前記圧縮機が動作停止に至るように前記モータの駆動制御を終了するモータコントローラと、
前記運転停止契機の発生後、前記運転停止契機の発生時よりも低い回転数で前記発電機の駆動制御を行う一方、前記運転停止契機の発生から前記所定時間経過後、前記膨張機が動作停止に至るように前記発電機の駆動制御を終了する発電機コントローラと、
を備えた、冷凍サイクル装置を提供する。
運転停止契機の発生後、圧縮機および膨張機の動作速度が低減するようにモータおよび発電機の駆動制御を行うので、膨張機が過回転する問題が起こらない。圧縮機および膨張機の動作速度が低減することにより、運転停止契機の発生時よりも冷媒回路の高低圧差を小さくすることができる。したがって、冷媒回路の高低圧差が十分に減じられる所定時間経過後に、モータおよび発電機の駆動制御を終えたとしても、膨張機の過回転や電源ラインの電圧過昇といった問題の発生を回避することができる。すなわち、本発明によれば、膨張機の構成部品や電源ラインの電気部品がダメージを受けにくく、高信頼性の冷凍サイクル装置を提供することができる。
以上のように、本発明によれば、運転停止時に膨張機の構成部品がダメージを受けにくく、高信頼性の冷凍サイクル装置を提供することができる。また、運転停止時に大きな騒音を発生しにくい冷凍サイクル装置を提供することができる。
以下、添付の図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施形態にかかる冷凍サイクル装置の構成図であり、特に、給湯機に適用された例を示している。図1に示すように、冷凍サイクル装置100は、冷媒を圧縮する圧縮機11と、圧縮機11で圧縮された冷媒を冷却する放熱器12と、放熱器12で冷却された冷媒を膨張させるとともに、膨張する冷媒から動力を回収する膨張機14と、膨張機14で膨張した冷媒を加熱して圧縮機11に向けて供給する蒸発器15とを備えている。圧縮機11、放熱器12、膨張機14および蒸発器15は、この順番で冷媒が循環するように冷媒配管によって相互に接続されており、冷媒回路Aを構成している。この冷媒回路Aには、CO2などの冷媒が充填されている。被加熱流体である水は、放熱器12において加熱され、給湯回路Bに設けられた貯湯タンク17に貯められる。
本実施形態においては、放熱器12から流出し膨張機14に吸入されるべき冷媒、すなわち、高圧側冷媒流路13aを流れる冷媒と、蒸発器15から流出し圧縮機11に吸入されるべき冷媒、すなわち、低圧側冷媒流路13bを流れる冷媒とを熱交換させるための内部熱交換器13が設けられている。
圧縮機11は、冷媒を圧縮する容積式の圧縮機構11aと、圧縮機構11aにシャフト31で連結されたモータ32とを含む。膨張機14は、冷媒を膨張させる容積式の膨張機構14aと、膨張機構14aにシャフト33で連結された発電機34とを含むものである。圧縮機11の回転数はモータ32の回転数に一致し、膨張機14の回転数は発電機34の回転数に一致する。圧縮機構11aおよび膨張機構14aには、スクロール式、レシプロ式、ロータリ式などの公知の流体機構を採用できる。
冷凍サイクル装置100は、さらに、モータ32の駆動を制御するモータコントローラ41と、発電機34の駆動を制御する発電機コントローラ42とを備えている。これらのコントローラ41,42により、圧縮機11の回転数と膨張機14の回転数とを独立に制御可能となる。モータ32および発電機34は、それぞれ、誘導機または永久磁石型同期機でありうる。
図2に示すのは、冷凍サイクル装置100の電源回路を示す回路図である。モータコントローラ41は、スイッチング素子群305と、スイッチング素子群305をPWM(pulse width modulation)制御するマイクロコンピュータ307とを含むインバータユニットとして構成されうる。同様に、発電機コントローラ42は、スイッチング素子群309と、スイッチング素子群をPWM制御するマイクロコンピュータ310とを含むコンバータユニットとして構成されうる。電源301の交流は、ダイオードブリッジ302および平滑コンデンサ303を含む整流回路にて直流に変換される。スイッチング素子群305により、電源ライン306の直流が交流に変換され、モータ32に供給される。膨張機構14aで回収された動力は発電機34で交流電力に変換される。発電機34の交流が、スイッチング素子群309において直流に変換され、電源ライン306に回生される。こうして、発電機34で生成される電力がモータ32に供給される。
図1に戻って説明を続ける。放熱器12は、冷媒流路12aと水流路12bとを含む水熱交換器である。放熱器12と貯湯タンク17とを接続する水流路12b上には、ポンプ16が設けられている。ポンプ16は、放熱器12で冷媒と熱交換するべき水を放熱器12に向けて搬送する放熱器側流体搬送装置として機能する。さらに、ポンプ16の回転数を制御するコントローラとして、ポンプコントローラ44が設けられている。ポンプ16の回転数に応じて、放熱器12を流通する水の量が変化する。
蒸発器15は、フィンチューブ型熱交換器に代表される空気熱交換器である。蒸発器15に隣接する形でファン18が設けられている。ファン18は、蒸発器15で冷媒と熱交換するべき空気(被冷却流体)を蒸発器15に向けて搬送する蒸発器側流体搬送装置として機能する。さらに、ファン18の回転数を制御するコントローラとして、ファンコントローラ45が設けられている。ファン18の回転数に応じて、蒸発器15を流通する空気の量が変化する。
これらポンプコントローラ44およびファンコントローラ45も、ポンプ16およびファン18の回転数をPWM制御しうるインバータユニットとして構成されていてもよい。
なお、空気調和装置に適用される冷凍サイクル装置の場合には、放熱器も空気熱交換器で構成され、放熱器に空気を送るファンと、ファンの回転数を制御するコントローラとが設けられる。
冷凍サイクル装置100は、さらに、放熱器12を通過した冷媒(内部熱交換器13の高圧側冷媒流路13aを通過した冷媒)の一部が膨張機14をバイパスするように、膨張機14の吸入管路に一端が接続され、膨張機14の吐出管路に他端が接続されているバイパス回路20を備えている。バイパス回路20は、開度を調整可能なバイパス弁21を有している。バイパス弁21の開度を制御するコントローラとして、バイパス弁コントローラ43が設けられている。
バイパス弁21は、バイパス回路20を流通する冷媒を断熱膨張させるとともに、開度を制御することによりバイパス回路20を流通する冷媒の量を増減できる流量調整弁でありうる。流量調整弁として、一般的な電動膨張弁を用いることができる。流量調整を要しない場合には、バイパス弁21として電磁弁を用いてもよい。発電機コントローラ42やバイパス弁コントローラ43により、冷凍サイクルの状態に応じて膨張機14を流れる冷媒流量を適切に変更し、冷凍サイクルの高圧、圧縮機12の吐出温度などを変更することができる。
上述した各コントローラ41,42,43,44,45は、当該冷凍サイクル装置100のメインコントローラ46に接続されている。メインコントローラ46は、冷凍サイクルの温度や圧力を検知するセンサ(図示せず)や、使用者が操作するリモートコントローラ(図示せず)などからの信号により、冷凍サイクル装置の状態を判定し、各コントローラ41,42,43,44,45に予め定められた指令を与える。
なお、図1においては、メインコントローラ46、モータコントローラ41、発電機コントローラ42、ポンプコントローラ44、ファンコントローラ45およびバイパス弁コントローラ43を別々のブロックで記述しているが、このことは、各コントローラが独立した部品であることを必ずしも意味しない。各コントローラが実現するべき機能は、複数のコントローラに兼用されるマイクロコンピュータまたはDSP(distal signal possessor)によって提供されるものであってもよい。つまり本明細書において、「コントローラ」という用語は、物理的な構成に限定解釈されるものではなく、コンピュータプログラムによって実現されるべき機能を特定するものとしても用いられる。また、場合によっては、マイクロコンピュータを含まない論理回路によって、各コントローラが構成されていてもよい。
次に、冷凍サイクル装置100の通常運転時の動作、すなわち、通常運転モードにおける動作について説明する。
CO2冷媒は、圧縮機11において臨界圧力を超える圧力まで圧縮される。メインコントローラ46は、各種制御パラメータを用いてモータ32の目標回転数を算出する。各種制御パラメータとしては、外気温度センサや入水温度センサ(図示せず)などが検知した外気温度や入水温度、利用者等が設定した目標沸上温度などを例示することができる。目標沸上温度は、給湯タンク17に貯めるべきお湯の温度、または、放熱器12の水流路12bの出口温度の目標値でありうる。メインコントローラ46で算出された目標回転数は、モータコントローラ41に与えられる。モータコントローラ41は、与えられた目標回転数でモータ32が動作するように、モータ32を制御する。
圧縮機11で圧縮された冷媒は高温高圧状態となり、放熱器12の冷媒流路12aを流れる際に、放熱器12の水流路12bを流れる水に放熱し、冷却される。放熱器12から流出した冷媒は、膨張機14に吸入される。バイパス弁21が開状態である場合には、一部の冷媒がバイパス回路20へと流れる。メインコントローラ46は、上述した制御パラメータを用いて冷凍サイクルの状態が最適となる圧縮機11の目標吐出温度を算出し、その目標吐出温度に基づいて、発電機34の目標回転数やバイパス弁21の開度を算出する。算出された目標回転数は発電機コントローラ42に与えられ、算出された開度はバイパス弁コントローラ43に与えられる。発電機コントローラ42は、与えられた目標回転数で発電機34が動作するように、発電機34を制御する。バイパス弁コントローラ43は、与えられた開度となるように、バイパス弁21を制御する。
通常運転モードにおいて、モータ32は、例えば、回転数がHzc0(Hz)となるように制御されている。発電機34は、例えば、回転数がHze0(Hz)となるように制御されている。バイパス弁21は、全閉状態か、全閉に近い状態であるBpls0(pls)となるように制御されている。このため、放熱器12から流出した冷媒の全部または大部分は、バイパス回路20に流れることなく、膨張機14に吸入される。冷媒は、膨張機14で減圧され低温低圧の気液二相となる。膨張機14で回収された冷媒の膨張時の圧力エネルギーは、シャフト33を介して発電機34に伝達され、電力に変換される。すなわち、膨張時の圧力エネルギーを動力として回収しCOPを向上させることができる。
膨張機14で減圧された冷媒は、蒸発器15に供給される。蒸発器15では、冷媒はファン18によって送り込まれた外気によって加熱され、乾き度の大きい気液二相または気相となる。ファン18は、上述した制御パラメータを用いてメインコントローラ46が算出した回転数で動作するように、ファンコントローラ45により制御されており、例えば、Frpm0(rpm)となるように制御されている。蒸発器15から流出した冷媒は、再び、圧縮機11に吸入される。
一方、流体回路Bでは、ポンプ16の働きにより給湯タンク17の底部から放熱器12の水流路12bへ送り込まれた水が、放熱器12の冷媒流路12aを流れる冷媒により加熱され、高温のお湯となる。お湯は、給湯タンク17の頂部から貯められる。ポンプ16は、上述した制御パラメータを用いてメインコントローラ46が算出した回転数で動作するように、ポンプコントローラ44により制御されており、例えば、Prpm0(rpm)となるように制御されている。
このようなサイクルを繰り返すことにより、本実施形態の冷凍サイクル装置100は、給湯機として利用できる。
次に、冷凍サイクル装置100の運転停止時の動作、すなわち、停止モード(運転を停止するための制御モード)における動作を説明する。図3は、本実施形態の停止手順を示すタイムチャートであり、ファン18、ポンプ16、圧縮機11および膨張機14の回転数の時間変化が示されている。
時刻t0において、予め定められた運転停止契機が発生すると、メインコントローラ46は、制御モードを通常運転モードから停止モードに切り替える。運転停止契機の発生とは、例えば、i)使用者が冷凍サイクル装置100の停止スイッチをオンして、停止信号がメインコントローラ46に入力された場合、ii)貯湯タンク17の貯湯量または貯湯温度が規定値に達した場合、である。
時刻t0にて停止モードに移行すると、メインコントローラ46は、ポンプ16の回転数を運転停止契機の発生時の回転数よりも増加させるべき旨の信号(指令)をポンプコントローラ44に送るとともに、ファン18の回転数を運転停止契機の発生時の回転数よりも増加させるべき旨の信号(指令)をファンコントローラ45に送る。当該信号を取得することに応じて、ポンプコントローラ44は、ポンプ16の回転数を直ちにPrpm1に増加させ、ファンコントローラ45は、ファン18の回転数を直ちにFrpm1に増加させる。ポンプ16の回転数増により、冷凍サイクルの高圧が低下し、ファン18の回転数増により、冷凍サイクルの低圧が上昇する。
ファン18の回転数増、つまり、単位時間あたりに蒸発器15を通過する空気の量を増加することによって、冷凍サイクルの低圧が上昇する理由について説明する。
一般に、蒸気圧縮冷凍サイクルにおいて、蒸発器15の空気側冷凍能力Qeaは、下記(1)式によって表される。また、蒸発器15の冷媒側冷凍能力Qerは、下記(2)式によって表される。
Qea=φe・Ca・Gea(Tea−Ter) ・・・(1)
ただし、φe:蒸発器温度効率
Ca:空気比熱
Gea:空気流量(質量流量)
Tea:吸い込み空気温度
Ter:冷媒温度
Qer=(ia−ic)・Vc/vs ・・・(2)
ただし、ia:蒸発器の出口における冷媒の比エンタルピー
ic:蒸発器の入口における冷媒の比エンタルピー
Vc:圧縮機の吸入量
vs:圧縮機の吸入冷媒の比容積
(1)式によれば、冷媒温度Terが低いほど、すなわち、冷凍サイクルの低圧が低いほど空気側冷凍能力Qeaは増大する。ところが、冷凍サイクルの低圧が低くなると圧縮機11の吸入冷媒の比容積が大きくなるため、冷媒流量が低下し、(2)式で表される蒸発器15の冷媒側冷凍能力Qerは低下する。したがって、冷凍サイクルの低圧PLは、図4に示すごとく、Qea=Qerとなる点でバランスする。
ここで、ファン18の回転数を増加すると、空気の流量Geaがファン18の回転数に概ね比例することから、図5に矢印で示すごとく、空気側冷凍能力Qeaが増加する(Qea→Q'ea)。これに伴い、バランス点が移動し、冷凍サイクルの低圧がPLからP'Lへと上昇する。
また、ポンプ16の回転数を増加すること、つまり、単位時間あたりに放熱器12を通過する水の量を増やすことによって、冷凍サイクルの高圧が低下する理由についても、ファン18の回転数増の場合と同様に説明できる。すなわち、図6に矢印で示すごとく、ポンプ16の回転数を増加すると放熱器12の水側加熱能力Qcwが増加する(Qcw→Q'cw)。これに伴い、バランス点が移動し、冷凍サイクルの高圧がPHからP'Hへと低下する。
上記理由により、ポンプ16および/またはファン18の回転数を増加すると、冷媒回路Aの高低圧差が縮小する。ポンプ16およびファン18のいずれか一方の回転数を増加した場合であっても、冷媒回路Aの高低圧差が縮小する効果は得られる。ただし、両者を併用することにより、高低圧差を縮小する効果をより十分に得ることが可能となる。
図3に戻って説明を続ける。時刻t0で運転停止契機が発生した後、ポンプ16およびファン18の回転数が増加される一方、圧縮機11および膨張機14の回転数は運転停止契機の発生時の回転数に維持される。
次に、運転停止契機の発生時から所定時間経過後の時刻t1において、メインコントローラ46は、モータ32の駆動制御(回転数制御)を終了するべき旨の信号(指令)をモータコントローラ41に送る。モータコントローラ41は、モータ32の駆動制御を終えて、この結果、圧縮機11(圧縮機構11a)が動作停止(0Hz)に至る。なお、所定時間は、メインコントローラ46のタイマで計測することができる(以下の実施形態においても同様)。
このように、モータコントローラ41は、運転停止契機の発生後も圧縮機11が動作し続けるようにモータ32の駆動制御を継続する一方、所定の動作停止条件を満足した場合に、圧縮機11が動作停止に至る(回転数がゼロになる)ようにモータ32の駆動制御を終了する。このようにすれば、発電機34からの回生電力をモータ32で消費できるようになるので、電源ライン306(図2参照)の電圧過昇を確実に防止でき、コンデンサ303のような電気部品の保護に資する。
また、時刻t1において、メインコントローラ46は、発電機34の駆動制御を終了するべき旨の信号(指令)を発電機コントローラ42に送る。発電機コントローラ42は、発電機34の駆動制御を終える。膨張機14は、冷媒回路Aの高低圧差が解消されるまで回転し、その後、停止する。
このように、発電機コントローラ42は、運転停止契機の発生後も膨張機14が動作し続けるように発電機34の駆動制御を継続する一方、所定の動作停止条件を満足した場合に、膨張機14が動作停止に至る(回転数がゼロになる)ように発電機34の駆動制御を終了する。つまり、ポンプ16およびファン18の回転数増によって、冷媒回路Aの高低圧差がある程度縮小するのを待ってから、発電機34の駆動制御を終了する。運転停止契機の発生後も発電機34の駆動制御を行うことにより、膨張機14の過回転が起きることを確実に防止でき、膨張機14の構成部品が保護される。
モータ32および/または発電機34の駆動制御を終了する契機となる所定の動作停止条件としては、a)運転停止契機の発生時(時刻t0)から所定時間(t1−t0)が経過すること、b)発電機34に流れる電流の大きさが所定値以下となること、および、c)冷媒回路Aの高低圧差が所定値以下となること、からなる群より選ばれる少なくとも1つの条件とすることができる。これらの条件を動作停止条件として設定することにより、膨張機14の過回転や電源ライン306の電圧過昇を確実に防止できる。なお、図3に示す手順では、a)の条件を動作停止条件として採用している。
発電機コントローラ42による発電機34の駆動制御の終了は、具体的には、発電機34の作り出す交流を直流に変換するためのスイッチング素子群309(図2参照)のPWM制御を行わないことを意味する。モータコントローラ41の場合は、電源から供給される直流を交流に変換するためのスイッチング素子群305のPWM制御を行わないことを意味する。発電機34側のスイッチング素子群309の制御を停止すると、スイッチング素子に逆並列接続されたフライバックダイオード(図示省略)を介して、発電機34の三相交流が電源ライン306に直接回生されうる。一方、モータ32側のスイッチング素子群305の制御を停止すると、モータ32への給電は止まる。したがって、冷媒回路Aの高低圧差が非常に大きい状態でモータ32および発電機34の駆動制御(回転数制御)を終えた場合には、電源ライン306の電圧過昇を招来する可能性がある。
これに対し、本実施形態による停止手順によれば、運転停止契機の発生後、まずポンプ16およびファン18の回転数を増やして冷媒回路Aの高低圧差を縮小させ、その後、モータ32および発電機34の駆動制御を終了する。このような手順は、電源ライン306の電圧過昇の防止に寄与する。
なお、時刻t1におけるモータ32の駆動制御を終了するステップに、モータ32の目標回転数をゼロに設定するステップおよび直流制動を掛けるステップが含まれていてもよい。このようにすれば、モータ32をより迅速に停止させることができる。同様に、発電機34の駆動制御を終了するステップに、発電機34の目標回転数をゼロに設定するステップおよび直流制動を掛けるステップが含まれていてもよい。このようにすれば、発電機34をより迅速に停止させることができる。これらの事項は、他の実施形態でも共通である。
図3に戻って説明を続ける。時刻t1から所定時間経過後の時刻t1’において、メインコントローラ46は、ポンプコントローラ44およびファンコントローラ45に信号(指令)を送り、ポンプ16およびファン18を停止させる。これにより、冷凍サイクル装置100が停止に至る。
つまり、メインコントローラ46は、モータ32および/または発電機34の駆動制御の終了時よりも遅れて、水の搬送量がゼロとなるようにポンプ16を停止させるとともに、外気の搬送量がゼロとなるようにファン18を停止させる。具体的には、ポンプ16の停止信号がポンプコントローラ44に与えられ、ファン18の停止信号がファンコントローラ45に与えられる。このようにすれば、圧縮機11を停止した後に残る高低圧差をより迅速に解消することができ、膨張機14が自由に回転する時間を短縮する、言い換えれば、冷凍サイクル装置100が完全停止に至るまでの時間を短縮することができる。
もちろん、モータ32および/または発電機34の駆動制御の終了とともに、水および外気の搬送量がゼロとなるようにポンプ16およびファン18を停止させてもよい。
以上のように、圧縮機11や膨張機14を停止させる前に、ポンプ16やファン18の回転数を増加させることで、冷凍サイクルの高圧は低下し、低圧は上昇する。したがって、膨張機14の吸入側と吐出側との圧力差を小さくできる。これにより、膨張機14の過回転が起きて膨張機14の構成部品がダメージを受けることを防止できる。さらに、発電機34を流れる電流を速やかに低下させることができるので、電源ライン306の電圧過昇が防止され、ひいては電源ライン306に設けられたコンデンサ303のような電気部品を保護できる。また、ポンプ16やファン18の回転数を増加させない従来の停止手順を採用する場合に比べ、より短時間で冷凍サイクル装置100を停止させることが可能となる。
次に、実施形態1のいくつかの変形例を図7〜図11のタイムチャートを用いて説明する。
図7に示すごとく、運転停止契機の発生後、直ちに膨張機14の回転数を低減するようにしてもよい。すなわち、時刻t0において運転停止契機が発生した後、発電機コントローラ42は、メインコントローラ46からの指令を受け、運転停止契機の発生時よりも低い回転数(目標回転数)で発電機34の駆動制御を行う。このようにすれば、膨張機14の冷媒流量が低減するので、発電機34を流れる電流を速やかに低下させることが可能となる。したがって、電源ライン306の電圧過昇を防止することが可能となる。
膨張機14の回転数は、図7に示す手順のように、複数段階で低減させてもよい。このようにすれば、冷媒音も発生しにくくなる。一方、図8に示すように、運転停止契機発生時から所定時間経過するまでの期間(時刻t0〜時刻t1)において、一定の割合で膨張機14の回転数を低減するようにしてもよい。膨張機14を一定の割合で減速することにより、トルク変動に基づく騒音も発生しにくくなる。
また、図9に示すごとく、運転停止契機の発生後、直ちに圧縮機11の回転数を低減することが望ましい。すなわち、時刻t0において運転停止契機が発生した後、モータコントローラ41は、運転停止契機の発生時よりも低い回転数(目標回転数)でモータ32の駆動制御を行う。これにより、圧縮機11の回転数が低減するので、冷媒回路Aの高低圧差をより縮小することが可能である。また、膨張機14の冷媒流量が減少するので、発電機34を流れる電流を速やかに低下させることが可能となる。
運転停止契機発生時から所定時間経過するまでの期間(時刻t0〜時刻t1)において、圧縮機11の回転数は、複数段階で低減させてもよいし(図9参照)、一定の割合で低減させてもよい。このようにすれば、冷媒音やトルク変動に基づく騒音が発生しにくくなる。
さらに、図10に示すごとく、運転停止契機の発生後、圧縮機11および膨張機14の回転数を直ちに低減するようにしてもよい。図10に示す手順によれば、図7に示す手順と、図9に示す手順との両方の効果を重畳的に得ることができる。好ましくは、圧縮機11の回転数と、膨張機14の回転数とが同期して低減するように、運転停止契機発生後のモータ32および発電機34の回転数制御を行うことである。
また、圧縮機11を停止させるタイミングと、膨張機14を停止させるタイミングとを相違させてもよい。例えば、図11に示す手順では、時刻t0(運転停止契機の発生時)から時刻t1までの所定期間において、段階的に膨張機14の回転数を低減する。時刻t1において、モータ32の駆動制御を終了し、圧縮機11を停止させる。発電機34の駆動制御は、時刻t1から所定時間経過後の時刻t1’まで継続する。時刻t1’において、発電機32の駆動制御を終え、膨張機14を停止させる。ポンプ16およびファン18も時刻t1’で停止させる。このように、先に圧縮機11を停止させ、やや遅れて膨張機14を停止させるようにすれば、膨張機14の吸入側と吐出側との圧力差をスムーズかつ速やかに縮小でき、冷媒音も発生しにくくなる。
以上、図7〜図11に示す手順のいずれを採用する場合であっても、圧縮機11や膨張機14を停止する前に、ポンプ16やファン18の回転数を増加させる。これにより、冷凍サイクルの高圧は低下し、低圧は上昇する。冷媒回路Aの高低圧差を十分に縮小させてから圧縮機11および膨張機14を停止させることにより、膨張機14の構成部品がダメージを受けたり、電源回路306の電圧過昇が起きたりすることを防ぐことができる。
なお、図7、図8および図11に示す停止手順は、圧縮機11の回転数を維持したまま膨張機14の回転数だけを低減している。この場合、冷媒回路Aの高低圧差が増加するのではないかという疑問もあるが、ポンプ16およびファン18の回転数増による高低圧差の減少分が、膨張機14の回転数減による高低圧差の増加分を上回るのであれば、これらの手順も採用可能である。
また、図2や図10に示す停止手順であれば、圧縮機と膨張機とがシャフトで連結されている流体機械を用いた冷凍サイクル装置にも好適に採用することができる。
(実施の形態2)
図12は、実施の形態2における停止手順を示すタイムチャートである。本実施形態では、運転停止時にバイパス弁21を開放することにより、冷媒回路Aの高低圧差を低減する。
時刻t0で運転停止契機が発生すると、メインコントローラ46は、制御モードを通常運転モードから停止モードに切り替える。停止モードに移行すると、メインコントローラ46は、バイパス弁21の開度を運転停止契機の発生時よりも拡大するべき旨の信号(指令)をバイパス弁コントローラ43に送る。当該信号を取得することに応じて、バイパス弁コントローラ43は、バイパス弁21の開度をBpls1へと直ちに拡大する。
さらに、メインコントローラ46は、発電機コントローラ42に対し、運転停止契機の発生時よりも低い回転数(目標回転数)で発電機34の駆動制御を行うべき旨の指令を与える。これにより、発電機34の目標回転数が低減され、膨張機14の回転数も低減する。膨張機14の回転数は、時刻t0から時刻t1までの期間において、段階的に低減させるとよい。
このように、圧縮機11や膨張機14を停止する前に、バイパス弁21の開度を拡大すると、冷凍サイクルの高圧は低下し、低圧は上昇する。これにより、膨張機14の吸入側と吐出側との圧力差が縮小し、膨張機14の構成部品がダメージを受けることを防止できる。また、膨張機14の回転数減により、発電機34を流れる電流を速やかに低下させることができるとともに、運転停止契機の発生後もモータ32の駆動制御をしばらく継続することで、回生電力を確実に消費できる。圧縮機11の回転数を維持したまま膨張機14の回転数を減じた場合であっても、バイパス弁21の働きにより、冷媒回路Aの高低圧差が拡大することはない。また、膨張機14の回転数を段階的に低減することにより、冷媒音も発生しにくくなる。
また、図13に示すごとく、運転停止契機の発生後、直ちに圧縮機11の回転数を低減することが望ましい。このようにすれば、冷媒回路Aの高低圧差を迅速に縮小することが可能となる。また、膨張機14の冷媒流量が減少するので、発電機34を流れる電流を速やかに低下させることが可能となる。
運転停止契機発生時から所定時間経過するまでの期間(時刻t0〜時刻t1)において、圧縮機11の回転数は、複数段階で低減させてもよいし(図13)、一定の割合で低減させてもよい。このようにすれば、冷媒音やトルク変動に基づく騒音が発生しにくくなる。
また、図14に示すごとく、運転停止契機発生時から所定時間経過するまでの期間(時刻t0〜時刻t1)において、バイパス弁21の開度を徐々に(段階的に)増加させてもよい。バイパス弁21の開度が規定値Bpls1に設定される時刻t1で、圧縮機11および膨張機14を停止させる。このようにすれば、冷媒の流れが急に変化することに基づく冷媒音が発生しにくくなる。
また、圧縮機11を停止させるタイミングと、膨張機14を停止させるタイミングとを相違させてもよい。例えば、図15に示す手順では、運転停止契機発生時から所定時間経過するまでの期間(時刻t0〜時刻t1)において、バイパス弁21の開度を段階的に拡大するとともに、膨張機14の回転数を段階的に低減する。バイパス弁21の開度が規定値Bpls1に到達する時刻t1において、モータ32の駆動制御を終えて圧縮機11を停止させる。発電機34の駆動制御は、モータ32の駆動制御を終える時刻t1から所定時間経過後の時刻t1’まで継続する。時刻t1’において、発電機32の駆動制御を終了し、膨張機14を停止させる。このように、先に圧縮機11を停止させ、やや遅れて膨張機14を停止させるようにすれば、膨張機14の吸入側と吐出側との圧力差をスムーズかつ速やかに縮小でき、冷媒音も発生しにくくなる。
以上のように、運転停止契機の発生後も圧縮機11および膨張機14が動作し続ける一方、運転停止契機の発生に応じて圧縮機11および膨張機14の少なくとも一方の動作速度(回転数)が低減され、さらに、所定の動作停止条件を満足した場合に、圧縮機11および膨張機14が動作停止に至る。所定の動作停止条件としては、先の実施形態で説明したa)、b)およびc)からなる群より選ばれる少なくとも1つの条件を設定することができる。図12〜図15に示す手順では、a)の条件を動作停止条件として採用している。
さらに、本実施形態のように、バイパス弁21の助けを借りる場合には、冷媒回路Aの高低圧差を相当早く縮小することが可能であり、その場合、膨張機14に連結された発電機34が力行運転を行う可能性が出てくる。したがって、時刻t0で運転停止契機が発生した後は、発電機34を流れる電流値に基づき、発電機34が回生運転を行っているか力行運転を行っているかをモニタし、回生運転から力行運転に切り替わることに応じて発電機34の駆動制御を終え、膨張機14を停止させるようにしてもよい。このようにすれば、消費電力の節約にも資する。
なお、実施の形態1で説明したように、ポンプ16および/またはファン18の回転数を増加させる制御と、バイパス弁21の開度を拡大する制御とを並行して実施してもよいことはもちろんである。その場合には、冷媒回路Aの高低圧差をより迅速に縮小することが可能となる。
(実施の形態3)
図16は、実施の形態3の停止手順を示すタイムチャートである。
運転停止契機発生時(時刻t0)から時刻t1までの第1の所定期間において、段階的にバイパス弁21の開度を増加させるとともに、膨張機構14の回転数を段階的に低減する。次に、バイパス弁21の開度が規定値Bpls1に達する時刻t1から、時刻t2までの第2の所定期間において、圧縮機11の回転数を段階的に低減する。第2の所定期間において、膨張機14の回転数は、時刻t1の時点の回転数に維持してもよい。次に、第2の所定期間の経過後の時刻t2で圧縮機11を停止させる。そして、時刻t2から時刻t2’までの第3の所定期間の経過後、膨張機14を停止させる。
このように、圧縮機11や膨張機14を停止する前に、バイパス弁21の開度を拡大すると、冷凍サイクルの高圧は低下し、低圧は上昇する。これにより、膨張機14の吸入側と吐出側との圧力差が縮小し、膨張機14の構成部品がダメージを受けることを防止できる。また、膨張機14の回転数減により、発電機34を流れる電流を速やかに低下させることができるとともに、運転停止契機の発生後もモータ32の駆動制御をしばらく継続することで、回生電力を確実に消費できる。圧縮機11の回転数を維持したまま膨張機14の回転数を減じた場合であっても、バイパス弁21の働きにより、冷媒回路Aの高低圧差が拡大することはない。また、膨張機14の回転数を段階的に低減することにより、冷媒音も発生しにくくなる。
(実施の形態4)
図17は、実施の形態4の停止手順を示すタイムチャートである。
時刻t0にて停止モードに移行すると、メインコントローラ46は、モータコントローラ41および発電機コントローラ42に信号(指令)を送る。運転停止契機発生時(時刻t0)から時刻t1までの所定期間において、圧縮機11および膨張機14の回転数が段階的に低減し、時刻t1で圧縮機11および膨張機14が停止する。
モータコントローラ41は、運転停止契機の発生後、圧縮機11の回転数が段階的に低減するように、運転停止契機の発生時(時刻t0)よりも低い回転数(目標回転数)でモータ32の駆動制御を行う一方、運転停止契機の発生から所定時間経過後の時刻t1において、圧縮機11が動作停止に至るようにモータ32の駆動制御を終える。同様に、発電機コントローラ42は、運転停止契機の発生後、膨張機14の回転数が段階的に低減するように、運転停止契機の発生時(時刻t0)よりも低い回転数(目標回転数)で発電機34の駆動制御を行う一方、運転停止契機の発生から所定時間経過後の時刻t1で、膨張機14が動作停止に至るように発電機34の駆動制御を終える。好ましくは、圧縮機11の回転数と、膨張機14の回転数とが同期して低減するように、運転停止契機発生後のモータ32および発電機34の回転数制御を行うことである。
このようにすれば、冷媒回路Aの高低圧差がスムーズに縮小する。冷媒回路Aの高低圧差が十分に縮小した後に、モータ32および発電機34の駆動制御を終了し、圧縮機11および膨張機14を停止させる。このような手順を採用することにより、膨張機14の過回転、電源ライン306の電圧過昇、冷媒音の発生を防止することができる。
また、図18に示すごとく、モータ32および発電機34の駆動制御を終える時刻t1にて、バイパス弁21の開度を拡大するようにしてもよい。すなわち、バイパス弁コントローラ43は、モータコントローラ41によるモータ32の駆動制御の終了および発電機コントローラ42による発電機34の駆動制御の終了後に、バイパス弁21(流量調整弁)の開度を拡大する制御を行う。このようにすれば、時刻t1の時点における冷媒回路Aの高低圧差がある程度大きい場合であっても、膨張機14の過回転等の問題が生じないので好ましい。
本発明の実施形態における冷凍サイクル装置を示す構成図 冷凍サイクル装置の電源回路を示す回路図 実施形態1の停止手順を示すタイムチャート 冷媒側冷凍能力と、空気側冷凍能力と、冷凍サイクルの低圧との関係を示す模式図 ファンの回転数増加による冷凍サイクルの低圧上昇を示す模式図 ポンプの回転数増加による冷凍サイクルの高圧低下を示す模式図 実施形態1の第1変形例の停止手順を示すタイムチャート 実施形態1の第2変形例の停止手順を示すタイムチャート 実施形態1の第3変形例の停止手順を示すタイムチャート 実施形態1の第4変形例の停止手順を示すタイムチャート 実施形態1の第5変形例の停止手順を示すタイムチャート 実施形態2の停止手順を示すタイムチャート 実施形態2の第1変形例の停止手順を示すタイムチャート 実施形態2の第2変形例の停止手順を示すタイムチャート 実施形態2の第3変形例の停止手順を示すタイムチャート 実施形態3の停止手順を示すタイムチャート 実施形態4の停止手順を示すタイムチャート 実施形態4の変形例の停止手順を示すタイムチャート
符号の説明
11 圧縮機
11a 圧縮機構
12 放熱器
14 膨張機
14a 膨張機構
15 蒸発器
16 ポンプ
17 給湯タンク
18 ファン
20 バイパス回路
21 バイパス弁
32 モータ
34 発電機
41 モータコントローラ
42 発電機コントローラ
43 バイパス弁コントローラ
44 ポンプコントローラ
45 ファンコントローラ
100 冷凍サイクル装置

Claims (14)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機と、
    前記圧縮機で圧縮された冷媒を冷却する放熱器と、
    前記放熱器で冷却された冷媒を膨張させるとともに、膨張する冷媒から動力を回収する膨張機と、
    前記膨張機で膨張した冷媒を加熱して前記圧縮機に向けて供給する蒸発器と、
    前記蒸発器で冷媒と熱交換するべき被冷却流体を前記蒸発器に向けて搬送する蒸発器側流体搬送装置と、
    当該冷凍サイクル装置の運転を停止させるための運転停止契機の発生に応じて、前記蒸発器側流体搬送装置による前記蒸発器への前記被冷却流体の搬送量を増加させるコントローラと、
    を備えた冷凍サイクル装置。
  2. 前記放熱器で冷媒と熱交換するべき被加熱流体を前記放熱器に向けて搬送する放熱器側流体搬送装置をさらに備え、
    前記コントローラは、前記運転停止契機の発生に応じて、前記放熱器側流体搬送装置による前記放熱器への前記被加熱流体の搬送量を増加させる、請求項1記載の冷凍サイクル装置。
  3. 冷媒を圧縮する圧縮機と、
    前記圧縮機で圧縮された冷媒を冷却する放熱器と、
    前記放熱器で冷却された冷媒を膨張させるとともに、膨張する冷媒から動力を回収する膨張機と、
    前記膨張機で膨張した冷媒を加熱して前記圧縮機に向けて供給する蒸発器と、
    前記放熱器で冷媒と熱交換するべき被加熱流体を前記放熱器に向けて搬送する放熱器側流体搬送装置と、
    当該冷凍サイクル装置の運転を停止させるための運転停止契機の発生に応じて、前記放熱器側流体搬送装置による前記放熱器への前記被加熱流体の搬送量を増加させるコントローラと、
    を備えた冷凍サイクル装置。
  4. 前記圧縮機は、冷媒を圧縮する容積式の圧縮機構と、前記圧縮機構に連結されたモータとを含むものであり、
    前記膨張機は、冷媒を膨張させる容積式の膨張機構と、前記膨張機構に連結された発電機とを含むものであり、
    前記モータの駆動を制御するモータコントローラと、前記発電機の駆動を制御する発電機コントローラとをさらに備え、
    前記圧縮機の回転数と前記膨張機の回転数とを独立に制御可能であり、前記発電機で得られた電力が前記モータに供給される、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  5. 前記発電機コントローラは、前記運転停止契機の発生後も前記膨張機が動作し続けるように前記発電機の駆動制御を継続する一方、所定の動作停止条件を満足した場合に、前記膨張機が動作停止に至るように前記発電機の駆動制御を終了する、請求項4記載の冷凍サイクル装置。
  6. 前記運転停止契機の発生後、前記発電機コントローラは、前記運転停止契機の発生時よりも低い回転数で前記発電機の駆動制御を行う、請求項5記載の冷凍サイクル装置。
  7. 前記モータコントローラは、前記運転停止契機の発生後も前記圧縮機が動作し続けるように前記モータの駆動制御を継続する一方、所定の動作停止条件を満足した場合に、前記圧縮機が動作停止に至るように前記モータの駆動制御を終了する、請求項4ないし請求項6のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  8. 前記運転停止契機の発生後、前記モータコントローラは、前記運転停止契機の発生時よりも低い回転数で前記モータの駆動制御を行う、請求項7記載の冷凍サイクル装置。
  9. 前記動作停止条件が、a)前記運転停止契機の発生時から所定時間が経過すること、b)前記発電機に流れる電流の大きさが所定値以下となること、および、c)冷媒回路の高低圧差が所定値以下となること、からなる群より選ばれる少なくとも1つの条件である、請求項5または請求項7記載の冷凍サイクル装置。
  10. 前記コントローラは、前記モータおよび/または前記発電機の駆動制御の終了時よりも遅れて、前記流体の搬送量がゼロとなるように前記搬送装置を停止させる、請求項4ないし請求項9のいずれか1項に記載の冷凍サイクル装置。
  11. 冷媒を圧縮する圧縮機と、
    前記圧縮機で圧縮された冷媒を冷却する放熱器と、
    前記放熱器で冷却された冷媒を膨張させるとともに、膨張する冷媒から動力を回収する膨張機と、
    前記膨張機で膨張した冷媒を加熱して前記圧縮機に向けて供給する蒸発器と、
    流量調整弁を有し、前記放熱器を通過した冷媒の一部が前記膨張機をバイパスするように、前記膨張機の吸入管路に一端が接続され、前記膨張機の吐出管路に他端が接続されているバイパス回路と、
    当該冷凍サイクル装置の運転を停止させるための運転停止契機の発生に応じて、前記流量調整弁の開度を拡大する弁コントローラとを備え、
    前記運転停止契機の発生後も前記圧縮機および前記膨張機が動作し続ける一方、前記運転停止契機の発生に応じて前記圧縮機および前記膨張機の少なくとも一方の動作速度が低減され、さらに、所定の動作停止条件を満足した場合に、前記圧縮機および前記膨張機が動作停止に至る、冷凍サイクル装置。
  12. 前記圧縮機は、冷媒を圧縮する容積式の圧縮機構と、前記圧縮機構に連結されたモータとを含むものであり、
    前記膨張機は、冷媒を膨張させる容積式の膨張機構と、前記膨張機構に連結された発電機とを含むものであり、
    前記モータの駆動を制御するモータコントローラと、前記発電機の駆動を制御する発電機コントローラとをさらに備え、
    前記圧縮機の回転数と前記膨張機の回転数とを独立に制御可能であり、前記発電機で得られた電力が前記モータに供給される、請求項11記載の冷凍サイクル装置。
  13. 冷媒を圧縮する容積式の圧縮機構と、前記圧縮機構に連結されたモータとを含む圧縮機と、
    前記圧縮機で圧縮された冷媒を冷却する放熱器と、
    冷媒を膨張させるとともに膨張する冷媒から動力を回収する容積式の膨張機構と、前記膨張機構に連結された発電機とを含む膨張機と、
    前記膨張機で膨張した冷媒を加熱して前記圧縮機に向けて供給する蒸発器と、
    当該冷凍サイクル装置の運転を停止させるための運転停止契機の発生後、前記運転停止契機の発生時よりも低い回転数で前記モータの駆動制御を行う一方、前記運転停止契機の発生から所定時間経過後、前記圧縮機が動作停止に至るように前記モータの駆動制御を終了するモータコントローラと、
    前記運転停止契機の発生後、前記運転停止契機の発生時よりも低い回転数で前記発電機の駆動制御を行う一方、前記運転停止契機の発生から前記所定時間経過後、前記膨張機が動作停止に至るように前記発電機の駆動制御を終了する発電機コントローラと、
    を備えた、冷凍サイクル装置。
  14. 流量調整弁を有し、前記放熱器を通過した冷媒の一部が前記膨張機をバイパスするように、前記膨張機の吸入管路に一端が接続され、前記膨張機の吐出管路に他端が接続されているバイパス回路と、
    前記流量調整弁の開度を制御する弁コントローラとをさらに備え、
    前記弁コントローラは、前記モータコントローラによる前記モータの駆動制御および前記発電機コントローラによる前記発電機の駆動制御の終了後に、前記流量調整弁の開度を拡大する制御を行う、請求項13記載の冷凍サイクル装置。
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