JP2008180176A - 多気筒内燃機関の排気システム - Google Patents

多気筒内燃機関の排気システム Download PDF

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Abstract

【課題】バッテリの電圧の過剰な低下を抑制し、排気切換弁及びウエストゲートバルブの全閉又は全開状態での固着を抑制し、再始動時に排気切換弁及びウエストゲートバルブを所望開度に制御する。
【解決手段】多気筒内燃機関が停止時のバッテリの停止時電圧が第一所定電圧以上の時、切換弁及びウエストゲートバルブの開度を同時に制御して所定の中間開度とし、停止時電圧が第一所定電圧より低く且つ第二所定電圧以上の時、切換弁及びウエストゲートバルブの一方の開度を所定の中間開度に制御後、他の開度を所定の中間開度に制御し、停止時電圧が第二所定電圧以下の時、切換弁及びウエストゲートバルブの開度を制御する電流を停止時電圧が第二所定電圧以上の時、切換弁およびウエストゲートバルブの開度を所定の中間開度に制御する時より小さくし、切換弁及びウエストゲートバルブの一方の開度を所定の中間開度に制御後、他方の開度を所定の中間開度に制御する。
【選択図】図5

Description

本発明は、ターボチャージャを備えた多気筒内燃機関の排気システムに関する。
多気筒内燃機関では各気筒の燃焼サイクルの位相は相互に異なっている。そこで、ターボチャージャを備えた多気筒内燃機関の排気システムにおいては、各気筒から排出される排気の相互の干渉を避けるために、タービンに排気を導入する排気通路を二つの気筒群別排気通路に分割する場合がある。例えば、直列4気筒内燃機関では、第1気筒に対しては第4気筒が、第2気筒に対しては第3気筒が、燃焼サイクルの位相差が最も大きい気筒となっている。そこで、排気通路を、第1気筒および第4気筒からなる気筒群に対応した気筒群別排気通路と第2気筒および第3気筒からなる気筒群に対応した気筒群別排気通路とに分割する。これにより、第1気筒および第4気筒からの排気と第2気筒および第3気筒からの排気とが相互に干渉することを抑えることが出来る。
また、上記のような排気システムにおいては、開弁されると二つの気筒群別排気通路間が連通され閉弁されると二つの気筒群別排気通路間が遮断される排気切換弁を設ける技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。この場合、内燃機関の運転状態に応じて排気切換弁を開弁または閉弁する。
また、内燃機関と二次電池とを駆動源として併用したハイブリッド自動車において、二次電池の充電レベルに応じてターボチャージャのウエストゲートバルブを開弁するタイミングを制御する技術が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−330836号公報 特開2000−45817号公報
上述したような排気切換弁およびウエストゲートバルブを備えた多気筒内燃機関の排気システムにおいては、排気切換弁およびウエストゲートバルブを電動式とし、機関停止時にこれらの開度を所定の中間開度に制御する場合がある。これによれば、排気切換弁およびウエストゲートバルブの全閉または全開状態での固着を抑制することが出来、また、機関再始動時に排気切換弁およびウエストゲートバルブを所望の開度に制御することが容易となる。
しかしながら、機関が停止した後は、オルタネータによる発電が困難であるため、排気切換弁およびウエストゲートバルブの開度を制御するための電源はバッテリとなる。そのため、機関停止時に排気切換弁およびウエストゲートバルブを変更した場合、バッテリの電圧が過剰に低下する虞がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、バッテリの電圧の過剰な低下を抑制しつつ、排気切換弁およびウエストゲートバルブの全閉または全開状態での固着を抑制することが出来ると共に機関再始動時に排気切換弁およびウエストゲートバルブを所望の開度に容易に制御することが出来る技術を提供することを目的とする。
本発明は、内燃機関が停止したときのバッテリの電圧に応じて、排気切換弁およびウエストゲートバルブの開度を所定の中間開度に制御するタイミングおよびそれらを制御する
ためにバッテリによって供給する電流の値を変更するものである。
より詳しくは、本発明に係る多気筒内燃機関の排気システムは、
ターボチャージャと、
多気筒内燃機関における二つの気筒群それぞれに対応して設けられており各気筒群から排出される排気を前記ターボチャージャのタービンに導入する二つの気筒群別排気通路と、
開弁されると前記二つの気筒群別排気通路間が連通され閉弁されると前記二つの気筒群別排気通路間が遮断される電動式の排気切換弁と、
電動式のウエストゲートバルブと、
前記排気切換弁および前記ウエストゲートバルブの電源となるバッテリと、
前記多気筒内燃機関が停止したときに、前記バッテリを電源として前記ウエストゲートバルブおよび前記排気切換弁の開度を所定の中間開度に制御する制御手段と、を備え、
前記制御手段は、
前記多気筒内燃機関が停止したときの前記バッテリの電圧である停止時電圧が第一所定電圧以上のときは、前記排気切換弁および前記ウエストゲートバルブの開度を同時に制御して前記所定の中間開度とし、
前記停止時電圧が前記第一所定電圧より低く且つ第二所定電圧以上のときは、前記排気切換弁および前記ウエストゲートバルブのうちいずれか一方の開度を前記所定の中間開度に制御した後、他方の開度を前記所定の中間開度に制御し、
前記停止時電圧が前記第二所定電圧より低いときは、前記排気切換弁および前記ウエストゲートバルブの開度を制御するための電流を前記停止時電圧が前記第二所定電圧以上のときに前記排気切換弁および前記ウエストゲートバルブの開度を前記所定の中間開度に制御する場合よりも小さくしつつ、前記排気切換弁および前記ウエストゲートバルブのうちいずれか一方の開度を前記所定の中間開度に制御した後、他方の開度を前記所定の中間開度に制御することを特徴とする。
ここで、所定の中間開度とは、排気切換弁およびウエストゲートバルブが全閉または全開状態とはならない開度である。この所定の中間開度は排気切換弁とウエストゲートバルブとで異なる開度に設定されてもよい。
第一所定電圧は、排気切換弁およびウエストゲートバルブの開度を同時に制御してもバッテリの電圧が過剰に低下する可能性は低いと判断出来る閾値以上の値である。また、第二所定電圧は第一所定電圧よりも低い値である。そして、該第二所定電圧は、排気切換弁およびウエストゲートバルブの開度を制御するための電流を、これらを同時に制御する場合と同様の値とすると、排気切換弁とウエストゲートバルブとの開度を順番に所定の中間開度に制御したとしてもバッテリの電圧が過剰に低下する虞があると判断出来る閾値よりも高い値である。
本発明によれば、機関停止時に、バッテリの電圧の過剰な低下を抑制しつつ排気切換弁およびウエストゲートバルブの開度を所定の中間開度に制御出来る。従って、バッテリの電圧の過剰な低下を抑制しつつ、排気切換弁およびウエストゲートバルブの全閉または全開状態での固着を抑制することが出来ると共に機関再始動時に排気切換弁およびウエストゲートバルブを所望の開度に容易に制御することが可能となる。
本発明によれば、多気筒内燃機関の排気システムにおいて、バッテリの電圧の過剰な低下を抑制しつつ、排気切換弁およびウエストゲートバルブの全閉または全開状態での固着を抑制することが出来ると共に機関再始動時に排気切換弁およびウエストゲートバルブを所望の開度に容易に制御することが出来る。
以下、本発明に係る多気筒内燃機関の排気システムの具体的な実施形態について図面に基づいて説明する。
<内燃機関とその吸排気系および制御系の概略構成>
図1は、本実施例に係る内燃機関とその吸排気系および制御系の概略構成を示す図である。内燃機関1は、図示しない4つの気筒を有する多気筒内燃機関である。この内燃機関1には冷却水の温度を検出する水温センサ33が設けられている。
内燃機関1には吸気枝管8が接続されている。吸気枝管8の上流側は吸気管9と接続されている。吸気管9には内燃機関1に流入する吸入空気量を制御するスロットル弁10が設けられている。また、吸気管9におけるスロットル弁10よりも上流側には、ターボチャージャ15のコンプレッサ15aが設けられている。
内燃機関1には第一および第二排気枝管14、16が接続されている。第一排気枝管14は第1気筒および第4気筒に接続されており、第二排気枝管16は第2気筒および第3気筒に接続されている。また、第一排気枝管14の下流側は第一排気管18に接続されており、第二排気枝管16の下流側は第二排気管20に接続されている。
第一排気管18と第二排気管20とは、図1に示すように、壁面の一部を共有しつつ並列に並んで配置されている。そして、第一排気管18および第二排気管20の下流側がターボチャージャ15のタービン15bに接続されている。つまり、本実施例に係るターボチャージャ15はツインエントリー型のターボチャージャとなっている。
また、第一排気管18と第二排気管20とが共有する壁面には排気切換弁21が設けられている。この排気切換弁21が開弁すると第一排気管18と第二排気管20との間が連通され、この排気切換弁21が閉弁すると第一排気管18と第二排気管20との間が遮断される。排気切換弁21は電動モータ22によって駆動する電動式のバルブである。
また、タービン15bには排気管19が接続されている。さらに、本実施例においては、タービン15bをバイパスして排気が流れる第一および第二バイパス通路11、12が設けられている。第一バイパス通路11の一端は第一排気管18に接続されており他端は排気管19に接続されている。第二バイパス通路12の一端は第二排気管20に接続されており他端は排気管19に接続されている。
第一および第二バイパス通路11、12を流れる排気の流量は共に一つのウエストゲートバルブ25によって調整される。ウエストゲートバルブ25によって第一および第二バイパス通路11、12を流れる排気の流量が調整されることで過給圧が制御される。本実施例に係るウエストゲートバルブ25は電動モータ26によって駆動する電動式のバルブである。排気管19における第一および第二バイパス通路11、12との接続部より下流側には三元触媒28が配置されている。
内燃機関1には、二つの電動モータ22、26の電源となるバッテリ17が併設されている。
さらに、内燃機関1には、該内燃機関1を制御するための電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)35が併設されている。ECU35には、水温センサ33やアクセルポジションセンサ36などのセンサ類、さらに、内燃機関1を搭載した車両のイグニッションスイッチ27が電気的に接続されている。そして、これらの出力信号がEC
U35に入力される。
また、ECU35には、図示しない内燃機関1の燃料噴射弁やスロットル弁10、各電動モータ22、26が電気的に接続されている。ECU35によってこれらが制御される。
尚、本実施例においては、第一および第二排気管18、20が本発明に係る気筒群別排気通路に相当する。
<排気切換弁制御>
内燃機関1においては、第1気筒に対しては第4気筒が、第2気筒に対しては第3気筒が、燃焼サイクルの位相差が最も大きい気筒となっている。つまり、第1気筒からの排気と第4気筒からの排気とは干渉し難く、また、第2気筒からの排気と第3気筒からの排気とは干渉し難くなっている。そのため、第一および第二排気枝管14、16と第一および第二排気管18、20とを上記のように構成することにより、排気切換弁21が閉弁された状態(全閉状態)の場合、各排気枝管14、15および各排気管18、20において排気の脈動が生じ難い。そのため、効率的に過給を行うことが可能となる。その結果、過給圧を上昇させる過渡運転時の応答性が向上するため、車両の加速性能が向上する。
一方、排気切換弁21が開弁された状態の場合、第一排気管18を流れる排気と第二排気管20を流れる排気とが混合されることになる。この場合、排気の脈動が生じ易くなるために、排気切換弁21を閉弁した状態に比べて過給の効率は低下する。しかしながら、排気切換弁21より上流側の背圧が上昇するために、内燃機関1から排出された未燃燃料の後燃え効果が増大する。その結果、未燃燃料の大気中への排出が抑制される。
そこで、本実施例では、内燃機関1の冷間始動時には、排気切換弁21を開弁することによって未燃燃料の大気中への排出を抑制する。一方、内燃機関1の暖機後の通常運転時には、排気切換弁21を閉弁することによって過給圧を上昇させる過渡運転時の応答性を向上させる。このように、排気切換弁21は内燃機関1の運転状態に応じて制御される。
<ウエストゲートバルブ制御>
内燃機関1の冷間始動時にはウエストゲートバルブ25を開弁する。これにより、排気が第一および第二バイパス通路11、12を通って、即ち、タービン15bをバイパスして三元触媒28よりも上流側の排気管19に導入されることになる。その結果、三元触媒28を速やかに昇温することが出来る。
そして、内燃機関1の暖機後、即ち、排気の温度が充分に上昇した後の通常運転時には、ウエストゲートバルブ25を閉弁する(全閉状態とする)ことで、タービン15bに流入する排気の流量を増加させる。その後、過給圧が所定圧力以上に達したときには、過給圧の過剰な上昇を抑制すべくウエストゲートバルブ25を開弁する。
<機関停止時の排気切換弁およびウエストゲートバルブの開度制御>
本実施例においては、排気切換弁21およびウエストゲートバルブ25は、バッテリ17を電源として電動モータ22、26によって駆動することが可能となっている。そのため、内燃機関1が停止した状態であってもECU35がONとなっていれば排気切換弁21およびウエストゲートバルブ25の開度を制御することが出来る。
そこで、本実施例では、内燃機関1を停止させるべくイグニッションスイッチ27がOFFとされた後、ECU35をOFFとするまでの間に所定の遅延期間を設ける遅延制御が行われる。そして、内燃機関1が停止された場合、この遅延制御中に、排気切換弁21
およびウエストゲートバルブ25の開度が所定の中間開度に制御される。
ここで、所定の中間開度とは、排気切換弁21およびウエストゲートバルブ25が全閉または全開状態とはならない開度である。この所定の中間開度は排気切換弁21およびウエストゲートバルブ25それぞれに対して予め定められている。
これにより、内燃機関1が停止している間に排気切換弁21およびウエストゲートバルブ25が全閉または全開状態で固着することを抑制することが出来る。また、内燃機関1の再始動時に排気切換弁21およびウエストゲートバルブ25を所望の開度に容易に制御することが可能となる。
さらに、本実施例においては、内燃機関1が停止したときのバッテリ17の電圧である停止時電圧に応じて、排気切換弁21およびウエストゲートバルブ25を所定の中間開度に制御する方法を変更する。以下、内燃機関1が停止したときに排気切換弁21およびウエストゲートバルブ25を所定の中間開度に制御する方法について図2から4に示すタイムチャートに基づいて説明する。図2から4は、遅延制御が行われているときにおける、バッテリ17の電圧Vbおよび排気切換弁21の開度Rc、ウエストゲートバルブ25の開度Rwの推移を示すタイムチャートである。
図2はバッテリ17の停止時電圧Vbsが第一所定電圧Vb1以上である場合を示している。イグニッションスイッチ(IG SW)27がOFFとなると、遅延制御が開始される。また、イグニッションスイッチ27がOFFとなると内燃機関1が停止されるため機関回転数(Ne)が低下して零となる。
そして、バッテリ17の停止時電圧Vbsが第一所定電圧Vb1以上である場合、図2に示すように、遅延制御の実行中に二つの電動モータ22、26を同時に作動させて、排気切換弁21の開度Rcを所定の中間開度Rc1に制御すると共にウエストゲートバルブ25の開度Rwを所定の中間開度Rw1に制御する。尚、このとき、排気切換弁21の開度Rcを制御するために電動モータ22に供給する電流Icを第一切換電流Ic1とし、ウエストゲートバルブ25の開度Rwを制御するために電動モータ26に供給する電流Iwを第一ゲート電流Iw1とする。
排気切換弁21の開度Rcが所定の中間開度Rc1に制御されウエストゲートバルブ25の開度Rwが所定の中間開度Rw1に制御された後、遅延制御の開始時点から所定の遅延期間Δtdが経過した時点で、この遅延制御が停止されてECU35がOFFとなる。
図3はバッテリ17の停止時電圧Vbsが第一所定電圧Vb1より低く且つ第二所定電圧Vb2以上である場合を示している。この場合、遅延制御の実行中に、図3に示すように、排気切換弁21の開度Rcとウエストゲートバルブ25の開度Rwとを順番に制御する。つまり、先ず電動モータ22を作動させて排気切換弁21の開度Rcを所定の中間開度Rc1に制御し、その後、電動モータ26を作動させてウエストゲートバルブ25の開度Rwを所定の中間開度Rw1に制御する。尚、このとき、バッテリ17の停止時電圧Vbsが第一所定電圧Vb1以上である場合と同様、排気切換弁21の開度Rcを制御するために電動モータ22に供給する電流Icを第一切換電流Ic1とし、ウエストゲートバルブ25の開度Rwを制御するために電動モータ26に供給する電流Iwを第一ゲート電流Iw1とする。
このように、排気切換弁21の開度Rcとウエストゲートバルブ25の開度Rwとを順番に制御することで、これらを同時に制御した場合に比べてバッテリ17の電圧の低下量を抑制することが出来る。
図4はバッテリ17の停止時電圧Vbsが第二所定電圧Vb2より低い場合を示している。この場合、遅延制御の実行中に、バッテリ17の停止時電圧Vbsが第一所定電圧Vb1より低く且つ第二所定電圧Vb2以上であると同様、先ず電動モータ22を作動させて排気切換弁21の開度Rcを所定の中間開度Rc1に制御し、その後、電動モータ26を作動させてウエストゲートバルブ25の開度Rwを所定の中間開度Rw1に制御する。このときに、排気切換弁21の開度Rcを制御するために電動モータ22に供給する電流Icを第一切換電流Ic1の半分の値である第二切換電流Ic2とし、ウエストゲートバルブ25の開度Rwを制御するために電動モータ26に供給する電流Iwを第一ゲート電流Iw1の半分の値である第二ゲート電流Iw2とする。
このように、排気切換弁21の開度Rcとウエストゲートバルブ25の開度Rwとを制御するために各電動モータ22、23に供給する電流Ic、Iwを第二切換電流Ic2および第二ゲート電流Iw2に減少させることで、これらを第一切換電流Ic1および第一ゲート電流Iw1とした場合に比べてバッテリ17の電圧の低下量を抑制することが出来る。
尚、本実施例に係る第一および第二所定電圧Vb1、Vb2は、バッテリ17および各電動モータ22、26等に応じて予め定められている。第一所定電圧Vb1は、排気切換弁21およびウエストゲートバルブ25の開度を同時に制御してもバッテリ17の電圧Vbが過剰に低下する可能性は低いと判断出来る閾値以上の値である。また、第二所定電圧Vb2は第一所定電圧Vb2よりも低い値である。そして、該第二所定電圧Vb2は、排気切換弁21およびウエストゲートバルブ25の開度を制御するための電流を、これらを同時に制御する場合と同様の値とすると、排気切換弁21とウエストゲートバルブ25との開度を順番に所定の中間開度Rc1、Rw1に制御したとしてもバッテリ17の電圧Vbが過剰に低下する虞があると判断出来る閾値よりも高い値である。
また、第一切換電流Ic1および第一ゲート電流Iw1と第二切換電流Ic2および第二ゲート電流Iw2も、バッテリ17および各電動モータ22、26等に応じて予め定められている。
図3および4においては、遅延制御の実行中に、電動モータ22をOFFとした後、電動モータ26をONとするまでの間に時間的な間隔が置かれているが、電動モータ22をOFFとすると同時に電動モータ26をONとしてもよい。また、遅延制御の実行中に排気切換弁21の開度Rcとウエストゲートバルブ25の開度Rwとを順番に制御する場合、先ずウエストゲートバルブ25の開度Rwを所定の中間開度Rw1に制御し、その後、排気切換弁21の開度Rcを所定の中間開度Rc1に制御してもよい。
以下、本実施例に係る機関停止時の排気切換弁およびウエストゲートバルブの開度制御のルーチンについて図5に示すフローチャートに基づいて説明する。本ルーチンはECU35に予め記憶されており、内燃機関1の運転中、所定の間隔で繰り返し実行されるルーチンである。
本ルーチンでは、ECU35は、先ずS101において、遅延制御の実行中であるか否かを判別する。S101において、肯定判定された場合、ECU35はS102に進み、否定判定された場合、ECU35は本ルーチンの実行を終了する。
S102において、ECU35は、バッテリ17の停止時電圧Vbsが確定したか否かを判別する。遅延制御の実行中においては、排気切換弁21およびウエストゲートバルブ25の開度制御以外の制御(例えば、スロットル弁10の開度制御等)もバッテリ17を
電源として実行される場合がある。このようなバッテリ17を電源として実行されるその他の制御が終了するとバッテリ17の停止時電圧Vbsが確定する。S102において、肯定判定された場合、ECU35はS103に進み、否定判定された場合、ECU35はS102を繰り返す。
S103において、ECU35は、バッテリ17の停止時電圧Vbsが第一所定電圧Vb1以上であるか否かを判別する。S103において、肯定判定された場合、ECU35はS104に進み、否定判定された場合、ECU35はS108に進む。
S104に進んだECU35は、排気切換弁21の開度Rcを制御するために電動モータ22に供給する電流Icを第一切換電流Ic1に設定し、ウエストゲートバルブ25の開度Rwを制御するために電動モータ26に供給する電流Iwを第一ゲート電流Iw1に設定する。
次に、ECU35は、S105に進み、バッテリ17から各電動モータ22、26へ電流を供給することで、排気切換弁21の開度Rcを所定の中間開度Rc1とする制御とウエストゲートバルブ25の開度Rwを所定の中間開度Rw1とする制御とを同時に実行する。
次に、ECU35は、S106に進み、排気切換弁21の開度Rcが所定の中間開度Rc1となり、ウエストゲートバルブ25の開度Rwが所定の中間開度Rw1となったか否かを判別する。S106において、肯定判定された場合、ECU35はS107に進み、否定判定された場合、ECU35はS106を繰り返す。
S107において、ECU35は、排気切換弁21の開度Rcの制御およびウエストゲートバルブ25の開度Rwの制御を停止する。その後、ECU35は本ルーチンの実行を終了する。
一方、S108に進んだECU35は、バッテリ17の停止時電圧Vbsが第二所定電圧Vb2以上であるか否かを判別する。S108において、肯定判定された場合、ECU35はS109に進み、否定判定された場合、ECU35はS116に進む。
S109に進んだECU35は、排気切換弁21の開度Rcを制御するために電動モータ22に供給する電流Icを第一切換電流Ic1に設定し、ウエストゲートバルブ25の開度Rwを制御するために電動モータ26に供給する電流Iwを第一ゲート電流Iw1に設定する。
次に、ECU35は、S110に進み、バッテリ17から電動モータ22へ電流を供給することで、排気切換弁21の開度Rcを所定の中間開度Rc1とする制御を実行する。
次に、ECU35は、S111に進み、排気切換弁21の開度Rcが所定の中間開度Rc1となったか否かを判別する。S111において、肯定判定された場合、ECU35はS112に進み、否定判定された場合、ECU35はS111を繰り返す。
S112において、ECU35は、排気切換弁21の開度Rcの制御を停止する。
次に、ECU35は、S113に進み、バッテリ17から電動モータ26へ電流を供給することで、ウエストゲートバルブ25の開度Rwを所定の中間開度Rw1とする制御を実行する。
次に、ECU35は、S114に進み、ウエストゲートバルブ25の開度Rwが所定の中間開度Rw1となったか否かを判別する。S114において、肯定判定された場合、ECU35はS115に進み、否定判定された場合、ECU35はS114を繰り返す。
S115において、ECU35は、ウエストゲートバルブ25の開度Rwの制御を停止する。その後、ECU35は本ルーチンの実行を終了する。
また、S116に進んだECU35は、排気切換弁21の開度Rcを制御するために電動モータ22に供給する電流Icを第二切換電流Ic2に設定し、ウエストゲートバルブ25の開度Rwを制御するために電動モータ26に供給する電流Iwを第二ゲート電流Iw2に設定する。その後、ECU35はS110に進む。
尚、本実施例においては、上記ルーチンを実行するECU35が、本発明に係る制御手段に相当する。
本実施例においては、上述したように、バッテリ17の停止時電圧Vbsに応じて、排気切換弁21およびウエストゲートバルブ25の開度Rc、Rwを所定の中間開度Rc1、Rw1に制御するタイミングおよびそれらを制御するためにバッテリ17によって各電動モータ22、26に供給する電流の値を変更する。これにより、内燃機関1の停止時に、バッテリ17の電圧の過剰な低下を抑制しつつ排気切換弁21およびウエストゲートバルブ25の開度Rc、Rwを所定の中間開度Rc1、Rw1に制御出来る。従って、バッテリ17の電圧の過剰な低下を抑制しつつ、排気切換弁21およびウエストゲートバルブ25の全閉または全開状態での固着を抑制することが出来ると共に機関再始動時に排気切換弁21およびウエストゲートバルブ25を所望の開度に容易に制御することが可能となる。
実施例に係る内燃機関とその吸排気系および制御系の概略構成を示す図。 遅延制御が行われているときにおける、バッテリの電圧および排気切換弁の開度、ウエストゲートバルブの開度の推移を示す第一のタイムチャート。 遅延制御が行われているときにおける、バッテリの電圧および排気切換弁の開度、ウエストゲートバルブの開度の推移を示す第二のタイムチャート。 遅延制御が行われているときにおける、バッテリの電圧および排気切換弁の開度、ウエストゲートバルブの開度の推移を示す第三のタイムチャート。 本実施例に係る機関停止時の排気切換弁およびウエストゲートバルブの開度制御のルーチンを示すフローチャート。
符号の説明
1・・・内燃機関
8・・・吸気枝管
9・・・吸気管
10・・・スロットル弁
11・・・第一バイパス通路
12・・・第二バイパス通路
14・・・第一排気枝管
15・・・ターボチャージャ
15a・・・コンプレッサ
15b・・・タービン
16・・・第二排気枝管
17・・・バッテリ
18・・・第一排気管
19・・・排気管
20・・・第二排気管
21・・・排気切換弁
22・・・電動モータ
25・・・ウエストゲートバルブ
26・・・電動モータ
27・・・イグニッションスイッチ
28・・・三元触媒
35・・・ECU

Claims (1)

  1. ターボチャージャと、
    多気筒内燃機関における二つの気筒群それぞれに対応して設けられており各気筒群から排出される排気を前記ターボチャージャのタービンに導入する二つの気筒群別排気通路と、
    開弁されると前記二つの気筒群別排気通路間が連通され閉弁されると前記二つの気筒群別排気通路間が遮断される電動式の排気切換弁と、
    電動式のウエストゲートバルブと、
    前記排気切換弁および前記ウエストゲートバルブの電源となるバッテリと、
    前記多気筒内燃機関が停止したときに、前記バッテリを電源として前記ウエストゲートバルブおよび前記排気切換弁の開度を所定の中間開度に制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記多気筒内燃機関が停止したときの前記バッテリの電圧である停止時電圧が第一所定電圧以上のときは、前記排気切換弁および前記ウエストゲートバルブの開度を同時に制御して前記所定の中間開度とし、
    前記停止時電圧が前記第一所定電圧より低く且つ第二所定電圧以上のときは、前記排気切換弁および前記ウエストゲートバルブのうちいずれか一方の開度を前記所定の中間開度に制御した後、他方の開度を前記所定の中間開度に制御し、
    前記停止時電圧が前記第二所定電圧より低いときは、前記排気切換弁および前記ウエストゲートバルブの開度を制御するための電流を前記停止時電圧が前記第二所定電圧以上のときに前記排気切換弁および前記ウエストゲートバルブの開度を前記所定の中間開度に制御する場合よりも小さくしつつ、前記排気切換弁および前記ウエストゲートバルブのうちいずれか一方の開度を前記所定の中間開度に制御した後、他方の開度を前記所定の中間開度に制御することを特徴とする多気筒内燃機関の排気システム。
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