JP2008179347A - ハイブリッドばねを有するガス生成装置 - Google Patents

ハイブリッドばねを有するガス生成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】自動車中の膨張可能な拘束システム用のインフレータ内のプロペラントウエハーハスタックのどちらか端または両端に、ばね/クッションの組み合わせを有するガス生成装置を提供する。
【解決手段】インフレータ10は、複数の膨張開口部40を有し、第1のプロペラントチャージ28が配置される第1のコンバスションチャンバー25を画定するインフレータボディ11を含む。クッションを含む少なくとも1つの環状のばね32が、プロペラントチャージ28bの形状の完全性を維持するために提供される。
【選択図】図1

Description

関連出願との相互参照
本出願は、2006年12月15日に出願された米国仮出願番号60/875,302の利益を要求する。
技術分野
本発明は一般に膨張可能な拘束装置のための火工品のガス生成装置に関し、より詳細には、少なくとも1つの環状のばね、および該環状のばねの内に含まれるクッションを有するガス生成装置に関する。
発明の背景
膨張可能な拘束システムまたは「エアバッグ」システムは多くの新しい乗り物における標準機能となった。これらのシステムは、自動車の安全性への著しい寄与をした。しかし、任意の標準機能の追加により、それらはほとんどの乗り物コスト、製造の複雑さおよび重量を増加させる。そのため、これらの課題を解決する技術的進歩は、産業界によって歓迎される。多くの乗員拘束システムの中で使用されるガス生成装置またはインフレータは、最も重く、最も複雑な成分であるので、特にその傾向がある。したがって、最適の機能を保持しながらのエアバッグインフレータのデザインおよび製造の単純化は、長い間自動車のエンジニアのゴールだった。
典型的なインフレータは細長い形状、ディスクまたは他の賦形された金属のボディを有して構成される。多くのインフレータが、組み合わせるエアバッグのための膨張ガスを生成するために火工品のガス生成物質化合物を利用するので、インフレータ構造は必ず丈夫であり、そのようなインフレータは相応して重くなる。近年、一般的で有用となっているインフレータのスタイルは、複数の、選択的に活性化されるガス生成物質チャージを使用する。そのようなシステムでは、インフレータボディ内に配置された複数のプロペラントベッドは同時にまたは連続的に点火されることがある。ある乗り物および乗員パラメーターは衝突の際に両方のプロペラントベッドを点火することを正当化することがある。他のシナリオでは、2つの点火の間に遅れを有し、1つのみのプロペラントチャージを点火するか、または順次チャージを点火することにより最もよく解決される場合がある。他方の燃焼の間における、1つのチャージの同調的な点火を回避するために、コンバスションチャンバーは一般に流体的に隔離されなければならない。内部の火工品の燃焼によって生成されたインフレータへの比較的大きな力は、より頑丈にするために内部のパーティションまたはチャージを流体的に分離する他の構造要素を必要とし、さらにインフレータの重量を増す。
様々なスキームが、頑丈な、内部が分割されたマルチチャンバーインフレータの構成のために開発された。1つのアプローチはインフレータの内部に、パーティションを挿入し、ついでクリンピングにより、またはロール成形によりインフレータボディを形成し、パーティションを保持することを含む。このアプローチは、有効であると分かった。しかし、多くの状況では、クリンピングおよび/またはロール成形プロセスに耐える、より頑丈な/厚いインフレータボディが使用されなければならない。そのようなインフレータボディはかなり重く、製造工程は、内部のパーティションをしっかりと取り付ける必要がある比較的複雑なプロセスである。
他の課題は単一のチャンバーインフレータ内のプロペラントチャージの一体性の保証、あるいはマルチチャンバーインフレータ内のプロペラントチャージの完全性の保証に関する。インフレータボディ内のプロペラントチャージにクッションを当てることによって、関連する1つ又は複数のプロペラントチャージの表面領域は一層よく制御することができ、それにより、インフレータ作動およびガス生成力学に関する性能の再現性を提供する。
本発明の要約
本発明の目的は、インフレータ内のプロペラントウェーハスタックのどちらか端または両端に、ばね/クッションの組み合わせを有するガス生成装置を提供し、それにより現在エアバッグシステムの仕様に含まれる、要求された落下試験に関して有効なクッションを提供することである。ばね/クッションの組み合わせは、ガス生成物質チャージを含むすべてのガス生成装置に組み入れられることができる。環状のばね/クッションの組み合わせの高められたクッション効果により、チャージの形状の完全性は保存されるかまたは、よりよく保持される。
好ましい実施態様の説明
図1を参照する。第1の実施態様によるガス生成装置またはインフレータ10が示される。インフレータ10は、その機能はよく知られているところの公知のエアバッグクッションを膨張するための膨張ガスを供給するために、自動車中の膨張可能な拘束システムに使用されるように設計される。本明細書に記載される例示的なインフレータ10は、2つのプロペラントチャージを利用する。それは個別のコンバスションチャンバー内で点火され、共通のプラナム21を介して膨張ガスが排出される。インフレータ10はさらに、それぞれのプロペラントチャージに点火するための独立して操作可能なインフレータを提供し、インフレータのための利用可能な操作スキームに顕著な多様性を与える。たとえば、組み合わされるエアバッグの最適の展開に応じて、2つのチャージの連続または順次の点火が可能である。インフレータ10は、助手席側エアバッグシステムで最も大きな用途を見出すであろう。しかしながら、本発明の範囲を逸脱せずに、他の用途での使用も可能である。本発明の要素はすべて、容易に商業上利用可能な公知の物質から形成されることができ、また公知のプロセスによって作ることができる。
インフレータ10は圧力容器またはインフレータボディ11を含み、これは好ましくは中空鋼製シリンダーである。インフレータボディ11は、第1の端15および第2の端17を有し、インフレータボディの外部とプラナム21の間の流体連絡を許容する、複数の膨張開口部40を画定する。第1の端閉塞部13はインフレータボディ11の第1の端15に配置され、好ましくはそれらの間に流体シールを作成する。第2の端閉塞部34は、好ましくは第2の端17に配置され、好ましくはインフレータボディ11と流体シールを作成する。蓋13および34は好ましくは金属である。しかし、それらはプラスチック、セラミックまたは複合材料のような別の適当な物質から作られることができる。第1の端15および第2の端17は好ましくは内側にクリンプされ、第1および第2の蓋13および34を所定位置に保持する。しかし、溶接またはインフレータボディ11およびそれぞれの対応する蓋上の噛み合いねじのような他の適当な方法が使用されることができる。さらに、ゴムOリングが閉塞部13および34のまわりにスナップフィットされ、インフレータボディ11とのシールを生成し、またはシールを向上することができる。
インフレータ10は第1のコンバスションチャンバー25を有し、その内部には所定量のガス生成物質または第1のプロペラントチャージ28が配置される。好ましい実施態様では、チャンバー25はインフレータボディ11の内部の有意の割合を構成し、一部分はインフレータボディ11の長さ方向の壁によって画定され、一部分は第1の端閉塞部13によって画定される。プラナム21はインフレータボディ11の領域であり、それを介して膨張ガスが開口部40に通される。したがって、チャンバー25およびプラナム21は、少なくとも部分的に同一空間に広がる。別の言い方をすれば、概略的には、プラナム21は、インフレータボディ11の内部の中央の領域を占領するチャンバー25の部分として定義することができる。「少なくとも、部分的に同一空間に広がる」との表現は、本明細書に記載されたような、チャンバー25がホイル、破裂シムなどにより細分される設計、並びにチャンバー25がそのような機能によって中断されない設計を含むものとして理解されるべきである。第1の端閉塞部13は、好ましくは円筒状の伸張部16を含み、ここに穿孔されたディスク18が配置され、チャンバー25を2つのサブ−チャンバー25aおよび25bに分離する。イニシエーターアセンブリー12は、好ましくは公知のイグナイタまたは爆管を含み、第1の端15に配置され、第1の端閉塞部13に好ましくはマウントされ、チャンバー25内の組成物に点火することができるようにする。
プロペラントチャージ28は公知の任意の適当なガス生成組成物であることができ、好ましくは硝酸アンモニウムのような非アジド組成物である。非制限的な例示として、配合物は米国特許番号5,872,329、5,756,929および5,386,775に記載されている。好ましい実施態様では、プロペラントチャージ28は、タブレット28aおよびウェーハ28bの形状の両方で提供される。それらの両方は図1の中で例証される。タブレット28aおよびウェーハ28bは異なる組成物であることができるが、好ましくは商業上利用可能な異なる形状の同じ物質である。好ましい実施態様では、リテーナディスク32はウェーハ28bからタブレット28aを分離する。ディスク32は比較的多孔質な材料から作られることができ、タブレット28aの点火からのフレームフロントまたは熱がウェーハ28bに点火することができるようにされる。またはそれは、タブレット28aの燃焼からの熱対流によってウェーハ28bを点火できる公知の物質から作られることができる。所定量のブースタープロペラント14は、サブ−チャンバー25a内に好ましくは置かれ、公知の方法によりイニシエーター12を介して点火可能であり、点火して第1のプロペラントチャージ28aおよび28bの燃焼特性を高める。
分割アセンブリー26は第2の端17の近傍に配置することができ、好ましくは実質的に円筒状のベースメンバー27およびキャップ29を含む。ベースメンバー27およびキャップ29は第2のコンバスションチャンバー35を画定し、好ましくはタブレットおよびウェーハ形状の両方であるプロペラント38を、第2の量で、少なくとも部分的に囲む。1つの好ましい実施態様においては、ベースメンバー27および第2の端閉塞部34は同じ部分であることができ、または複数の別々の取り付けられた部分が使用されることができる。好ましい実施態様では、パーティションアセンブリー26はインフレータボディ11から構造上独立して形成される。パーティションアセンブリー26は、インフレータボディ11の長さ方向の側壁と物理的な結合のない独立した部品である。インフレータ10のアセンブリー中に、パーティションアセンブリー26はインフレータボディ11中の所定位置に滑り込まされる。また、第2の端17は内側にクリンプされ、アセンブリー26がその内部にしっかりと取り付けられる。したがって、第2の端閉塞部34をしっかりと取り付けること以外に、第2のコンバスションチャンバー35を画定する要素を収容または他の方法でしっかりと取り付ける以外に、インフレータボディ11に何の改良も行われない。
キャップ29は好ましくは複数の開口部30を含み、該開口は第2のチャンバー35をプラナム21、並びに第1のチャンバー25と接続することができる。なぜならプラナム21とチャンバー25が流体的に接続され、部分的に同一空間に広がるからである。好ましい実施態様では、ホイルまたは破裂シム(図示されない)が開口部30にわたって配置され、2つのチャンバー間の流体連絡を防止する。しかしながら、ホイルまたは破裂シムは、チャンバー25内でのプロペラントの燃焼の間に内側、すなわち第2の端17の方向に向けて破裂しないように配置されおよび/または製造される。一方、第2のチャンバー35内のプロペラントの燃焼は、ホイルまたはシムを外側へ破裂させることができ、チャンバー35内の燃焼生成物がプラナム21/第1チャンバー25へ逃げ、インフレータボディ11から放出されることを可能にする。好ましいホイルおよびシム、およびそれらをマウントする記載された方法はすべて、当該技術分野において公知である。第1および第2のチャンバー25および35を流体的に隔離することによって、本明細書に記載されたように、チャンバー25内のプロペラントの燃焼の間のチャンバー35内のプロペラントの同調的な点火を回避することができる。ベースメンバー27の外径は、好ましくはインフレータボディ11の内側の直径と実質的に等しく、ベースメンバー27がその内部に入れ子にされる、すなわち比較的ぴったりとはまるようにされる。第2の端閉塞部34およびインフレータボディ11の両方が好ましくは、実質的に円筒状であるので、2つの要素は好ましくは同軸に並べられる。1つ以上の自己発火タブレット50が、インフレータ10内に置かれることができ、当該技術分野において公知の方法での外部からの加熱に際して、ガス生成物質の点火を許容する。
1つの実施態様では、ウェーハ28bはプラナム21に詰め込まれて配置される。ばね32、好ましくは公知のベルスプリングが詰め込まれたものに隣接して配置され、詰め込まれたものの全体を第1の端に向けて付勢する。ウェーハ28bは、好ましくはタブレット28aに対してディスク32を付勢し、タブレット28aが押し合うことを防ぎ、インフレータが使用されていない長い期間においてのタブレット28aの機械的な低下を回避するのを支援する。
本発明の別の態様では、ばね32は「ウェーブ」スプリングとして形成されることができる。設計に応じて変わることがあるが、そこではばね32は内側直径(ID)が外側直径(OD)よりも典型的に4から6ミリメートル小さい。内側直径ID内へプレス加工したセラミックのクッションが、IDの内に入れ子にされる。ばねの設計が変わることがあることは認識されるべきである。しかし、ばねは最初の圧縮中に荷重に耐えるべきである。また、クッションは高い圧縮力中での荷重を支持するべきである。図3は、ばね32およびクッション33がどのようにインフレータの片端または両端、およびウェーハまたはプロペラントチャージ28bの詰め込まれたものの片端または両端に配置され、それによりばね/クッション組み合わせによって与えられる保護を増加させるかを例証する。ばね32は、たとえば、アンダーソン スプリングにより提供される。
一般に、図3に示されるように、第1の環状のばね要素32aは、インフレータ10の第1の端とプロペラントチャージ28bの間に配置される。環状の領域35は環状のばね要素32aによって画定される。第1のクッション33a、好ましくはセラミックのクッションは、プロペラントチャージ28bにさらにクッションを当てるために第1の環状のばね要素32aの内に配置される。もし望まれれば、第2の環状のばね要素32bが提供されることができる。第2の環状のばね要素32bは、インフレータ10の第2の端とプロペラントチャージ28bの間に配置される。第2のクッション33bも、プロペラントチャージ28bにさらにクッションを当てるために第2の環状のばね要素32bの内に提供され配置されることができる。セラミックのクッションが例証されるが、ゴム(EPDMまたは他のエラストマー)クッションのような他のタイプのクッションも同様に使用されることができる。セラミックのクッションは、高温で機能を維持し続ける能力のために望ましい。
ばね32およびクッション33を一緒に組み合わせることによって、ガス生成物質チャージに対して付勢された時、ばねが振動の間にプロペラントを支持し、プロペラントとの接触による劣化からクッション33を守ることができる。落下試験または落下条件において、クッション33はプロペラント28bへの損傷を最小限にする。ばね32およびクッション33の組み合わせは、落下試験後のインフレータ/プロペラントシステムの耐久性を改善する。セラミックのクッション33はセラミック生成物の供給者によって提供されることができる。クッションはサーマルセラミックス社のような公知の供給者によって提供されることができる。
典型的な膨張可能な拘束システム設計では、インフレータ10は、多くの公知である適当なタイプのクラッシュセンサーを含む電気的な起動システムに接続される。さらに、様々なセンサーシステム、たとえば座席重量センサー、乗員検出システムなどが乗り物電子機器に組み入れられることができる。典型的な展開シナリオの間、衝撃または突然の乗り物の減速中に、乗り物に搭載されたコンピューターから起動信号がインフレータ10へ送られる。信号は、インフレータ10に収容されたイニシエーターアセンブリーのどちらかまたは両方に送られることができる。チャンバー25が好ましくはより大きな主チャージを含んでいるので、起動信号は、第1のチャンバー25に作動可能に組み合わされたイニシエーターアセンブリーに典型的に最初に導かれる。例えばより多い乗員が乗っている場合、または乗員が乗り物の中の正常な着席した位置にいない場合のようなシナリオにおいては、両方のプロペラントチャージを同時に活性化することは望ましいことがある。他のシナリオは異なる起動スキームを要求することがある。例えば、ある条件では、第1のプロペラントチャージだけを燃焼し、または両方のチャージを、2つの事象の間に変化する時間遅れを有しつつ順次に燃焼することが望ましいことがある。一旦電気的な起動信号が、第1のチャンバー25に組み合わされたイニシエーターに送られると、サブ−チャンバー25a中のブースタープロペラント14の燃焼が始められる。ブースター14からの熱い燃焼ガスおよび/またはフレームフロントは続いてディスク18を横切り、チャンバー25bの中のプロペラントタブレット28aの燃焼を始める。タブレット28aの燃焼は、急速に膨張開口部40から外に流れる膨張ガスを生成し、組み合わせられるエアバッグを充満し始める。
円筒状の金属のメッシュフィルター16は、好ましくはインフレータボディ11内に配置され、その内部の化合物の燃焼によってその内部に形成されるスラグをろ過し、またヒートシンクとして作用して膨張ガスの温度を減じるために役立つ。タブレット28aの燃焼は、好ましくはタブレット28aと同じか又は類似する物質から形成されるウェーハ28bの燃焼を始め、継続する燃焼を提供し、プラナム21および開口部40を介して組み合わされるエアバッグへ比較的一定のガスを供給する。所望の場合には、電気的な起動信号が第2のチャンバー35に作動可能に組み合わされたイニシエーターに送られる。該第2のチャンバーは好ましくはチャンバー25内の組成物に類似するガス生成組成物38を含む。チャンバー35内のガスの迅速な生成は、その内部のガス圧力の急激な上昇を引き起こし、キャップ29内の開口部30をカバーするホイルまたはシム(図示されない)を外側に破裂させる。ガスは、プラナム21および開口部40を介してインフレータ10から続いて放出される。チャンバー35内のガス生成物質の起動は、チャンバー25に作動可能に組み合わされたイニシエーターアセンブリー12に起動信号が送信される前、送信中、または送達後に起こることができる。
両方のチャンバー25および35がプラナム21を介して膨張ガスを放出するので、この実施態様は個別のプラナムが各コンバスションチャンバーのために使用されるという、多くの初期の設計に対して異なる操作上の利点を備える。プラナム21を介して両方のコンバスションチャンバー25および35から膨張ガスを放出することによって、組み合わせるエアバッグの長さおよび幅をにわたる膨張プロフィル特性は、コンバスションチャンバーが個別のプラナムを介して放出する初期のマルチチャンバー設計と比較して、改善される。さらに、インフレータボディ側壁から構造上独立したパーティションアセンブリーの使用は、クリンピングまたは他の方法でインフレータボディ自体を変えずにインフレータを構成することを可能にする。さらに、インフレータ10が第1のコンバスションチャンバーと同一空間に広がるプラナムを利用するので、インフレータ10は両方とも共通のプラナムから分割されるコンバスションチャンバーを利用するマルチチャンバーインフレータより簡単な設計を有している。インフレータボディ11は取り付けられた内部パーティションを利用せず、そのためパーティションアタッチメントにより引き起こされる脆弱化を補うために強する必要なしに製造することができる。これらおよび他の利点はインフレータのコスト、製造の複雑さ、サイズおよび重量を減じる。
図2を参照する。本発明の第2の実施態様によるインフレータ110が示される。インフレータ110は先に記載されたインフレータ10が備える多くの機能を共有するが、顕著な相違がある。特にインフレータ110の端領域117にはパーティションアセンブリー126が含まれる。パーティションアセンブリー126は、端閉塞部134上に好ましくはプレスフィットされ、インフレータボディ111に次にしっかりと取り付けられるキャップ129を含む。キャップ129および端閉塞部134は両方とも好ましくは金属である。しかし、それらは本発明の範囲を逸脱しないで、他のある物質、例えばポリマーから形成されることができる。キャップ129の外径は好ましくはインフレータボディ110の内側の直径よりも小さく、本明細書に記載されたように、ガスが2つの間のギャップを通って流れることができるようにする。キャップ129は、第1の直径を有している実質的に円筒状の第1の部分131、および前記の第1の直径よりも小さい第2の直径を有している実質的に円筒状の第2の部分132を好ましくは含む。
1つの実施態様では、公知の金属のメッシュフィルター116アセンブリーがキャップ129と係合し、第2の部分132はその内側がフィルター116の内側にはまり、第1の部分131はフィルター116の端領域に接する。キャップ129および端閉塞部134は、好ましくは流体的に、インフレータボディ111の内部121からコンバスションチャンバー135を隔離する。図1の実施態様と同様、インフレータボディ11の内部121は、それぞれのコンバスションチャンバーからの膨張ガスの放出用の共通のプラナムとして作用し、121で示されるように、第1のコンバスションチャンバーと少なくとも部分的に同一空間に広がる。チャンバー135内のガス生成物質の点火に際して、ガス圧力の急激な増大は端閉塞部134との係合からキャップ129をずらし、部分的に金属のメッシュフィルター116を変形する。キャップ129は好ましくは、実質的に円筒状で、インフレータボディ111の内側の直径よりもわずかに小さい外径を有する。そのため、キャップ129が端閉塞部134との係合からはずれるように強要される時に、ガスは、キャップ129の外側円周とインフレータボディ111の内壁間のギャップを通って流れることができる。続いて、インフレータボディ111の内部121の中へガスは流れ、ついで複数の開口部140を通り組み合わされるエアバッグ内へ流れる。好ましい実施態様では、インフレータ10の操作と同様、チャンバー135内のプロペラントは、チャンバー121内のプロペラントと連動して、同時にまたは順次に点火される。
図4を参照する。上記の例示的なインフレーター10は、エアバッグシステム200内に組み込まれることができる。エアバッグシステム200は少なくとも1つのエアバッグ202、および本発明のガス生成物質組成物12を含むインフレータ10を含み、該インフレータはエアバッグの内部と流体連絡可能にエアバッグ202と組み合わされる。エアバッグシステム200は、衝突センサー210を含むか、またはこれと接続される。衝突センサー210は既知のクラッシュセンサーアルゴリズムを含み、衝突の場合に例えばエアバッグインフレーター10の活性化によってエアバッグシステム200の起動の信号を送る。
図4を参照する。エアバッグシステム200は、安全ベルトアセンブリー150のような追加の要素を含む、より広範な、より包括的な乗り物乗員拘束システム180に組み入れられることができる。図2は、そのような拘束システムの1つの典型的な実施態様の概略図を示す。安全ベルトアセンブリー150は、安全ベルトハウジング152および、ハウジング152から伸びる安全ベルト100を含む。安全ベルトリトラクタメカニズム154(例えば、ばね式のメカニズム)は、ベルトの端部分に連結されることができる。さらに、衝突の際にリトラクタメカニズムを始動させるために、プロペラント12を含む安全ベルトプリテンショナー156および自動点火装置14がベルトリトラクターメカニズム154に連結されることができる。本発明の安全ベルト実施態様と共に使用されることができる典型的なシートベルトリトラクタメカニズムは、米国特許番号5,743,480、5,553,803、5,667,161、5,451,008、4,558,832および4,597,546に開示されている。これらの特許は参照され、本明細書の一部として組み込まれる。本発明の安全ベルトの実施態様が組み合わされることができる典型的なプリテンショナーの例は、米国特許番号6,505,790および6,419,177に開示されている。これらの特許は参照され、本明細書の一部として組み込まれる。
安全ベルトアセンブリ150は、例えばプリテンショナーに組み入れられた火工品イグナイタ(図示せず)の起動によって、ベルトプリテンショナー156の起動の信号を発生する既知のクラッシュセンサーアルゴリズムを含む、衝突センサ158(例えば慣性センサあるいは加速度計)を含むか、またはこれと接続されることができる。先に参照され、本明細書の一部として組み込まれた米国特許番号6,505,790および6,419,177は、そのような方法で始動するプリテンショナーの例を提供する。
安全ベルトアセンブリ150、エアバッグシステム200、およびより広範な乗り物乗員保護システム180が例示されるが、本発明により意図されるガス生成システムはこれらに限定されるものではない。
本発明の実施態様の先の記述が例示の目的だけのためにあり、本発明の範囲を何ら制限しないことはさらに理解されるだろう。そのため、ここに示された様々な構造操作上の特徴は、当該技術分野における当業者により、特許請求の範囲により規定される本発明の技術範囲を逸脱することなく多くの改良を行うことができる。たとえば、ガス生成物質を有する他のガス生成装置、たとえば、単一段階の運転手側サイドインフレータ(図示されない)にも、本明細書に記載されたような環状のばねと組み合わされたクッションが提供されることができる。他の態様および特徴および効果は、添付の図面から明らかであろう。
図1は、本発明の好ましい構成の実施態様によるインフレータの部分的な側面図である。 図2は、本発明の好ましい構成の実施態様による別のインフレータの部分的な側面図である。 図3は、例示的なインフレータのどちらかの端または両端で使用される組み合わせられたばね/クッションの図である。 図4は本発明の乗り物乗員保護システムについての概要図である。

Claims (8)

  1. 以下を含むガス生成装置:
    第1の端および第2の端を有するインフレータボディであって、内部に第1のプロペラントチャージが配置される第1のチャンバーを画定するインフレータボディ;
    前記プロペラントチャージと第2の端の間に、プロペラントチャージにクッションを当てるために配置された、第1の環状のばね要素;および
    プロペラントチャージにクッションを当てるために前記環状のばね要素内に配置された第1のクッション。
  2. 第1のクッションがセラミック製のクッションである、請求項1記載のインフレータ。
  3. インフレータがさらに以下を含む請求項1記載のインフレータ:
    プロペラントチャージにクッションを当てるために、プロペラントチャージと第1の端との間に配置された第2の環状のばね要素;および
    プロペラントチャージにクッションを当てるために前記環状のばね要素内に配置された第2のクッション。
  4. 環状のばねがウェーブスプリングである、請求項1記載のインフレータ。
  5. 以下を含むガス生成装置:
    ハウジング;
    ハウジング内のプロペラントチャージ;
    プロペラントチャージにクッションを当てるために、プロペラントチャージに対して付勢され、環状の領域を画定する環状のばね;および
    プロペラントチャージをさらに保護するために、該環状のばねの環状の領域の内側に固定されたクッション。
  6. クッションがセラミック製である、請求項5記載のガス生成装置。
  7. ばねがウェーブスプリングである、請求項5記載のガス生成装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項記載のガス生成装置を含む乗り物乗員保護システム。
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