JP2017506192A5 - - Google Patents

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エアバッグインフレータパッド 発明の詳細な説明
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本出願は、2014年2月20日に出願された米国仮出願番号第61/942,195号の利益を主張するものである。本出願は、2006年3月30日に出願された米国特許出願第11/395,477号の一部継続出願であり、かつその利益を主張する、2008年9月29に出願された米国特許出願第12/286,430号の同時係属及び共同所有の一部継続出願である。
本発明は一般に、膨張式拘束装置用の火花点火式ガス発生器に関し、より詳細には内部に推進薬グレイン及び/またはタブレットの破損を防ぐために推進剤床への抵抗に付勢する推進剤クッションを有するガス発生器などに関する。自己点火式防振パッドは、関連するインフレータ内部の一端に供給され、それにより関連するガス発生剤の働きを妨害する振動を抑える。さらに、自己点火式パッドは、インフレータの外部の温度が上昇する時に自己点火する成分から作れる。
膨張式拘束システムまたは「エアバッグ」システムは、多くの新型車両において標準機能となっている。これらのシステムは自動車安全に大きく貢献しているが、しかしながら、任意の標準機能を追加することで、コスト、製造の複雑性及びほとんどの車両の重量が増加する。従ってこれらの懸念に対処する技術的進歩は産業界に歓迎される。特に、多くの乗員拘束システムに用いられるガス発生器またはインフレータは、最も重く、最も複雑な構成要素になりがちである。よって、最適な機能を維持しながらエアバッグインフレータの設計及び製造を簡素化することは、長きにわたって自動車技術者の目標であった。
典型的なインフレータは、細長い金属体を有して構成される。多くのインフレータが、関連するエアバッグ用の膨張ガスを生成するために点火式ガス発生剤化合物を利用するため、インフレータの構造は必然的に頑強となり、そのように作られたインフレータはそれ相応に重量がある。徐々に普及しつつある実用的なインフレータの形式は複数の個別活性化ガス発生剤炸薬を用いる。そういったシステムでは、インフレータ本体内に配置された複数の推進剤床が同時にまたは連続的に着火してもよい。特定の車両及び乗員のパラメータは、衝突の発生時に両方の推進剤床が点火することを正当化できる。他の概要は、推進剤炸薬のうちの1つのみを点火するかまたは2つの事象間の遅延でもって炸薬を連続的に点火することによって最も適切に対処できる。他の炸薬を点火する間のもう1つの炸薬の感応点火を防ぐために、燃焼室は一般的に流体的に独立していなければならない。点火剤の燃焼によって生成されるインフレータへの比較的大きな力のために、内部隔壁及び炸薬を流体的に独立するインフレータの他の構造部材を比較的強固にする必要があり、さらにインフレータに重量が追加される。
内部区画された複数室のインフレータを強固に構築するための様々な方法が開発されている。ある手法はインフレータの内部に隔壁を挿入し、その後インフレータ本体を圧縮またはロール成形して隔壁を保持することを含む。この手法は効果的であることが証明されているが、多くの状況において、圧縮及び/またはロール成形する工程に耐え得る、より重い本体/より厚いインフレータ本体が用いられる必要がある。こうしたインフレータ本体は非常に重く、かつ製造工程は内部隔壁を確かにするために必要な工程ステップによって比較的複雑である。
さらに他の懸念は、ガス発生器の動作の反復性である。推進剤バネまたはクッションは推進剤の破損を防ぐために採用され、それにより比較的一定的に続く推進剤表面部の燃焼
を維持する。さらに、特定の推進剤は吸湿性がある場合があり、湿度及び/または水分の吸収は望ましい燃焼特性を妨げる場合があり、その結果、衝突の発生時に関連するエアバッグクッションの性能のばらつきが起きる。推進剤の破損を防ぐのに有用だとしても、推進剤バネまたはクッションが製造の複雑性及びコスト、及びインフレータ全体の重量を増加する。
特定のガス生成組成物または自己点火組成物は、過塩素酸カリウムまたは塩素酸カリウムといった塩素を含む成分を含む。これらの酸化剤は、粘土または生石灰といった各組成物内に含まれる成分によって一般的に扱われる塩素を含む種を長期間にわたって遊離させてもよい。粘土または生石灰を用いることの懸念は、金属を含む種を含まない組成物と比較すると、インフレータ作動後に放出される固体の相対的な量が増加することである。インフレータ内に存在する塩素を含む製品を各組成物内の金属を含む種を用いることなく扱うことは、当該技術にとって改善となり、それによりインフレータの性能を最適化する塩素を含む種を扱うことを続ける間、ガス発生剤のグラムあたりで生成されるガスの相対的なモルを増加させる。
イシダ等による米国特許第6,779,812号は、シリコンゴム及びシリコンフォームから作られるシリコーンクッション部材を含むインフレータを記載する。イシダは、自己点火組成物を高分子自己点火マトリックスのシリコーンと組み合わせる利点を発見できなかった。
フランプトンによる国際公開第97/29151号は、調合薬製品のキャッピング薬瓶用の様々な調合薬ストッパーを記載する。ストッパーは、乾燥剤を含むエラストマー材料から作られる。フランプトンは、自己点火組成物を高分子自己点火マトリックスのシリコ−ンと組み合わせる利点を発見しなかった。
本発明の目的は、関連するガス発生剤に対して付勢するときに、単に振動緩衝装置として機能するだけでなく、自己点火装置としても機能する推進剤クッションまたは自己点火パッドを有するガス発生器を提供することである。本発明に従う自己点火式防振パッドは、所定の温度で自己点火し、さらにそれに対する偏りを供給することで推進薬タブレットまたはグレインの動きを制限する。クッションは好ましくは、自己点火/推進剤組成物を形成する構成物を含む高分子マトリックスから形成される。
本発明に従って、適切なポリマーは、シリコーンベースの連鎖、ポリウレタンといったウレタン、エチレン・プロピレン・ジエン・モノマー(EDPM)といったゴム、及びセルロース誘導体から選択される。高分子マトリックス内に同伴する自己点火推進薬は、燃料、酸化剤、金属酸化物、及びそれらの混合物のうち少なくとも1つを含む。好適な燃料は、5アミノテトラゾールといったテトラゾール及びテトラゾールの塩、テトラゾール
の塩基性塩、及びそれらの混合物から選択される。好適な酸化剤は、アルカリ金属硝酸塩、アルカリ土類金属硝酸塩、遷移金属硝酸塩、金属過塩素酸塩及び非金属過塩素酸塩、及びそれらの混合物から選択される。触媒は、モリブデン酸塩から選択され、酸化物が供給される。自己点火推薬は、高分子/自己点火推薬マトリックスまたは自己点火パッド/クッション全体の約30〜70wt%を構成する。ポリマーはさらに高分子/自己点火推マトリックス全体の約30〜70wt%を構成する。燃料は、自己点火組成物全体の約20〜30wt%を構成する。酸化剤は、自己点火組成物全体の約60〜70wt%を構成する。モリブデンを含む触媒は、自己点火組成物全体の約0〜10wt%を構成する。
他の自己点火推進剤混合物はさらに、高分子マトリックスに適している。これはカルボキシル酸、還元糖、及びそれらの混合物から選択された燃料、及びアルカリ金属塩素酸塩及びアルカリ土類金属塩素酸塩及び過塩素酸塩、及びそれらの混合物といった酸化剤を含む混合物を含む。これらの燃料及び酸化剤は、前述のように同じ重さの割合で供給されてもよい。さらに、高分子マトリックスは、自己点火式防振パッド全体の約30〜70wt%であり、自己点火推進剤は、自己点火式防振パッド全体の約30〜70wt%である。本発明に従って、現在の自己点火式防振パッドは、燃焼の際に、燃焼前のクッションまたは保有物の総重量に対する重量%である最大50重量%のガスを作り出してもよい。従って、パッドは主な推進剤の燃焼率を調節するために合わせるかまたは補完してもよい。
本発明の第1の例示的な実施形態に従うインフレータの側面図である。 本発明の第2の例示的な実施形態に従うインフレータの側面図である。 本発明に従う例示的ガス発生システム、車両乗員保護システムの概略図である。
図1を参照すると、本発明の実施形態に従う例示的なガス発生器またはインフレータ10を示す。二室式インフレータが記載されているが、単一または他の複数室式インフレータも同様に本発明に従って用いられてもよい。インフレータ10は従来のエアバッグクッションの当該技術分野において既知の機能での膨張用の膨張ガスを供給する自動車における膨張式拘束システムに使用されるために設計される。インフレータ10は、本明細書に記述される隔離された燃焼室内で点火する2つの推進剤炸薬を利用してもよく、共通プレナム21を介して膨張ガスを送り出してもよい。例示的なインフレータ10はさらに、関連する推進剤炸薬を点火し、インフレータ用に利用可能な作動スキームに重要な変化を与えるために、独立して作動可能なイニシエータを提供する。例えば、関連するエアバッグの最適展開によって2つの炸薬の順次点火及び連続点火の両方が可能である。インフレータ10が助手席側エアバッグシステムにおいて大変有用であることがわかるが、他の適用が本発明の目的から逸脱せずに可能であると予想される。本発明の全ての構成要素は、市場で容易に入手でき、既知の方法で作られた既知の材料から形成される。
インフレータ10は、細長い圧力容器またはインフレータ本体11を備え、好ましくは中空の鋼鉄製シリンダである。インフレータ本体11は、第1端部15及び第2端部17により特徴付けられ、インフレータ本体の外部とプレナム21の間で流体的に連通できる複数の膨張開口部40を定義する。第1端部クロージャ13は、インフレータ本体11の第1端部15に配置され、それをもって流体封止を好ましく成形する。第2端部クロージャ34は、第2端部17に好ましく配置され、さらにインフレータ本体11との流体封止を好ましく成形する。封止13及び34は、好ましくは金属製である。しかしながら、それらはプラスチック、セラミック、または複合材料といった適切な材料から作られてもよい。第1端部15及び第2端部17は、第1封止13及び第2封止34を適所に保持するために内部方向に好ましく圧縮されるが、溶接またはインフレータ本体11上の接合ねじといったいくつかの他の適切な方法及びそれぞれのクロージャが用いられてもよい。さらに、ゴム製Oリングは、インフレータ本体11との封止を作り出すかまたは高めるためにクロージャ13及び34の周囲にスナップ嵌合してもよい。
インフレータ10は、多量のガス発生剤または第1推進剤炸薬28が置かれる第1燃焼室25を含む。好適な実施形態では、室25は、インフレータ本体11の縦長の壁によって一部分、及び第1端部クロージャ13によって一部分定義されたインフレータ本体11の内部の大部分を含む。プレナム21は、インフレータ本体11の領域であり、それにより膨張ガスが開口部40を通り抜ける。よって、室25及びプレナム21は少なくとも部分的に同じ空間に広がる。言い換えると、プレナム21はインフレータ本体11の内部の中間領域を占める室25の一部としておおよそ定義されてもよい。「少なくとも部分的に同じ空間に広がる」という表現は、本明細書に記述されるように、室25がフォイル、バーストシム等によって細分される設計、及びそういった特徴によって室25が分割されない設計を含むことが理解されるべきである。第1端部クロージャ13は、シリンダ状延長部16を好ましく含み、そこに室25を2つの副室25aと25bに分ける有孔ディスク18が配置される。イニシエータアセンブリ12は、第1端部15に配置され、かつ第1端部クロージャ13に好ましく取り付けられた従来の点火器または点火装置を好ましく含み、それにより室25内の組成物に点火できる。第2イニシエータアセンブリ9はさらに、第2端部17に配置された従来の点火器または点火装置を好ましく含む。
推進剤炸薬28は、当該技術分野において既知の任意の適切なガス生成組成物であってもよく、好ましくは相安定化硝酸アンモニウムを含む非アジド組成物であってもよい。ガス発生器内に収容される他のガス生成組成物または自己点火組成物は、当該技術分野において既知の酸化剤を含む過塩素酸塩及び塩素酸塩を含んでもよい。限定はされないが、模範的には配合は米国特許第5,872,329号、第5,756,929号及び第5,386,775号に記載され、かつ参照文献として本明細書に援用される。好適な実施形態では、推進剤炸薬28は、タブレット28a及びウエハ28b両方の形状で供給され、両方とも図1に図示される。タブレット28a及びウエハ28bは、異なる組成物であってもよいが、好ましくは異なる形状で市販の同じ材料である。好適な実施形態では、保持ディスク32は、タブレット28aとウエハ28bを分ける。ディスク32は、火炎面またはタブレット28aの点火による熱がウエハ28bに点火できるように比較的多孔質の材料から作られてもよく、またはタブレット28aの燃焼からの熱対流によってウエハ28bに点火できる既知の材料から作られてもよい。多量のブースター推進剤14は、副室25a内に好ましく配置され、イニシエータ12を介して点火し、第1推進剤炸薬28a及び28bの燃焼特性を高めるための従来の方法で点火可能である。
本発明に従えば、ブースター組成物14または38の使用を排除し、代わりに防振パッド33aまたはクッションが適所に挿入されることが望ましい。従って、図1の実施形態はクロージャ34に隣接するブースター化合物または組成物38の代わりにクッション33aを含むよう修正されてもよい。組成物38の代わりに自己点火パッド33aがブースター組成物を供給し、自己点火組成物として機能することがわかる。特に、端部クロージャ34は、パッド33と熱力学的に連通する。
本発明にさらに従えば、自己点火式防振パッドまたはクッション33は、推進剤タブレット28bとキャップ29(またはベース)の間に好ましく配置され、それによりタブレット28bの破損を防ぎ、筐体11及び端部クロージャ34とさらに熱力学的に連通するキャップ29の大きな表面積との接触を維持する。クッション33はさらにインフレータ10内のどこに配置されてもよく、そこで必要な際にどこでも弾発性のある支持を提供してもよい。従って、クッション33の形状は、示された例示的構造に限定されない。
クッション33は、望ましい量の自己点火構成要素をシリコーンといった望ましい未硬化ポリマーに混合することで形成されてもよい。ポリマーまたはシリコーンはその後、最終的に実質的均一混合物へと混合されてもよく、製造業者の指示に従って硬化される。シリコーンは容易に入手でき、かつ例えば日本の信越化学工業といった会社によって提供されてもよい。
さらに、パッド33を形成する代替方法では、以下に記載されるような自己点火構成要素は、最初に既知の方法で均一に混合され、その後シリコーンといった未硬化エラストマー内へと振り入れられる。エラストマーは、製造業者の指示に従ってその後硬化される。
分割アセンブリ26は第2端部17の近くに配置され、実質的にシリンダ状のベース部材27とキャップ29を好ましく含む。ベース部材27及びキャップ29は、好ましくは
タブレットとウエハの両方の形状で第2の量の推進剤38を少なくとも部分的に包む第2燃焼室35を定義する。ベース部材27及び第2端部クロージャ34は、1つの好適な実施形態のように同じ部品であってもよく、または複数の分割して取り付けられた部品が用いられてもよい。好適な実施形態では、分割アセンブリ26は、インフレータ本体11から構造的に独立して形成される。分割アセンブリ26は、インフレータ本体11の細長い側壁に物理的取付のない独立した部品である。インフレータ10の組み立ての際、分割アセンブリ26はインフレータ本体11内の位置に滑り込み、そこにアセンブリ26を固定するために第2端部17は内部方向に圧縮されるかもしくは分割アセンブリ26の周りに形成されてもよい。同じ方法で、第1端部15は同様に、内部方向に圧縮されるかもしくは端部クロージャ13の周りに形成されてもよく、それにより同様の方法で第1端部15を封止する。よって第2燃焼室35を定義する構成要素を収容するかもしくは確保するためにインフレータ本体11に施す修正は第2端部クロージャ34を固定すること以外にない。
キャップ29は第2室35をプレナム21(プレナム21と室25が流体的に連通し、部分的に同じ空間に広がるので、第1室25も同様に)と繋ぐことのできる複数の開口部30を好ましくは含む。好適な実施形態では、フォイルまたはバーストシム(図示せず)は、2つの室間で流体的連通をブロックするために、開口部30にわたって配置される。しかしながら、内部方向、すなわち室25内の推進剤の燃焼中に第2端部17の方向に燃焼しないように、フォイルまたはバーストシムが配置されるか及び/または加工されることがわかる。一方で第2室35内の推進剤の燃焼は、フォイルまたはバーストシムを外側に吹き飛ばすことができ、室35内の燃焼物をプレナム21/第1室25へ逃がし、それによりインフレータ本体11から送り出す。好ましいフォイル及びシム、及びそれらを取り付ける記載された方法は当該技術分野において既知である。本明細書に記載されるように、第1室25及び第2室35を流体的に独立することで、室25内の推進剤の燃焼中に室35内の推進剤の感応点火を防ぐことができる。ベース部材27の外周は、インフレータ本体11の内周と等しいのが好ましく、それによりベース部材27がそこに入れ子になる(すなわち比較的ぴったりとフィットする)。第2端部クロージャ34とインフレータ本体11の両方が好ましく実質的にシリンダ状であるので、2つの構成要素は好ましく軸方向に整列する。1つ以上の自己点火タブレット50は、インフレータ10内に配置され、当該技術分野において既知の方法で外部熱によってガス発生剤材料に点火できる。
1つの実施形態では、ウエハ28bは、プレナム21内に積み重ねられて配置される。さらに、クッション33は積み重ねられた28bに隣接して配置され、積み重ねられた28bの全てを第1端部15へ向けて偏らせる。ウエハ28bは順番に、タブレット28aに対してディスク32を好ましく付勢し、それによりインフレータが長期間動作していない間にタブレット28a及び/またはウエハ28bが激突するのを防ぎ、よってタブレット28a及び/またはウエハ28bの潜在的な機械的崩壊を軽減する。
本明細書に記載されるインフレータ10は、必要な適用に応じて設計を変更してもよい。しかしながら、本発明に従うクッションまたは推進剤拘束物33は、任意のインフレータ設計に提供され、かつ少なくとも1つの推進剤に対して付勢し、それにより例えば金属製クッションによって外見的にわかるようなクッション効果を提供する。
典型的な膨張式拘束システム設計では、インフレータ10は、多くの既知の適切なタイプがある衝突センサを含む電気的起動システムに接続する。さらに、シート重量センサ、乗員検知システム等を含む様々なセンサシステムは、車両エレクトロニクス内に組み込まれる。典型的な展開シナリオの間、衝撃または急な車両の減速の際に、起動信号は内蔵車両コンピュータからインフレータ10へ送られる。信号は、インフレータ10に収容されたイニシエータアセンブリの一方もしくは両方に送られてもよい。室25が大きな主炸薬
を好ましく含むので、起動信号は一般的に第1室25に関連して動作するイニシエータアセンブリへ最初に送られる。あるシナリオでは、例えば体の大きな乗員、または車両内の通常の着座位置を外れた乗員では、推進剤炸薬の両方を同時に起動することが望ましい場合がある。他のシナリオでは、異なる起動スキームが要求されてもよい。例えば、特定の状況では、第1推進剤炸薬のみを点火すること、または2つの事象間で遅延の時間変化を持たせて両方の炸薬を連続で点火することが望ましい場合がある。一旦電気的起動信号が第1室25に関連するイニシエータに送られると、ブースター推進剤14の燃焼または副室25a内の自己点火式防振パッド33の代替燃焼が始まる。ブースター14または自己点火式防振パッド33からの火炎面及び/または高温燃焼ガスは、続いてディスク18を通過し、室25b内の推進剤のタブレット28aの燃焼を開始する。タブレット28aの燃焼は、膨張ガスを生成し、膨張ガスは膨張開口部40から急速に流れ出て、関連するエアバッグを膨らませ始める。シリンダ状の金属製メッシュフィルタ23は、インフレータ本体11内に好ましく配置され、化合物の燃焼により生成されたかすを濾し取り、さらに膨張ガスの温度を削減するためのヒートシンクとしての機能も持つ。タブレット28aの燃焼は、タブレット28aと同じかまたは類似の材料から好ましく作られたウエハ28bの燃焼を開始し、プレナム21及び開口部40を介して関連するエアバッグへ比較的一定的にガスを供給する持続した燃焼を提供する。必要な際には、室25内の組成物に好ましく類似したガス生成組成物38を含み、または本明細書に記載されるように構成または形成されたパッド33を含むガス発生剤38の代わりにまたは同時に、電気的起動信号が第2室35と動作的に関連するイニシエータに送られる。室35内におけるガスの急速な生成は、そこにおけるガス圧力を急速に高め、キャップ29の開口部30をカバーするフォイルまたはシム(図示せず)を外側に吹き飛ばす。ガスはその後、プレナム21及び開口部40を介してインフレータ10から排出される。室35内のガス発生剤の起動は、室25に動作的に関連して、起動信号がイニシエータアセンブリ12へ送られる前、最中、または後に起こる。
室25及び35の両方がプレナム21を通じて膨張ガスを排出するので、本発明は、分割したプレナムが各燃焼室に用いられる、多くの旧式設計に比べて有用である異なる動作を提供する。プレナム21を通じて燃焼室25及び35の両方から膨張ガスを排出することで、関連するエアバッグの長さ及び幅にわたる膨張プロファイル特性が、燃焼室が分割プレナムを介して排出する旧式の複数室設計に比べて向上できる。さらに、インフレータ本体側壁から構造的に独立した分割アセンブリの使用は、インフレータ本体自体を圧縮もしくは修正することなくインフレータを構築できる。さらに、インフレータ10が燃焼室の最初と同じ空間に広がるプレナムを利用するので、インフレータ10は、両方とも一般的なプレナムから分けられた燃焼室を利用する複数室インフレータよりもシンプルな設計である。インフレータ本体11は取り付けられた内部隔壁を利用しないため、隔壁取付により起こる弱化を相殺するための強化を必要とせず製造できる。これらの利点及び他の利点はコスト、製造の複雑性、インフレータのサイズ及び重量を削減する。
図2を参照すると、本発明のインフレータの第2の例示的な実施形態が示されている。図2に見られるように、パッド33はベース39またはキャップ41に支えられ、それによりインフレータ筐体11aと接触するパッドまたはエラストマー系保有物33の表面を最大化する。筐体11a及び様々な室が助手席側インフレータ(図1)よりもドライバー側インフレータ(図2)として形成されているが、図2における様々な構成要素は、図1のものと類似することがわかる。図2を再度参照すると、筐体11aは第1端部15a及び第2端部17aを含んでいる。この実施形態では、第1点火器または点火装置37aは、第1燃焼室25cと点火可能に連通する第2端部17a内に固定される。第1ガス生成組成物または推進剤28aは、それらの点火及び燃焼時にガスを生成するために第1室25c内に格納される。同じ方法で、第2点火器または点火装置37bは、第2燃焼またはブースター室25dと点火可能に連通する第2端部17a内に固定される。ブースター
組成物28bといった第2組成物は、それらの燃焼及び点火時に燃焼生成物を生成するために第2燃焼またはブースター室25d内に格納される。第3燃焼室35cは、筐体11aの内部によって定義され、既知の方法で選択的に動作する場合、室25d及び室25cと流体的に連通する。ガス生成組成物38cといった第3組成物は、推進剤28aと同じかまたは異なるものでもよく、インフレータ10の作動時に、さらに詳細には、既知の方法で室25c及び/または25dを作動させることによって点火する。
図2のインフレータは、図1に例示されたインフレータと実質的に類似して作動する。図2及び図3を参照すると、本発明に従うガス発生器11または11aを例示的に動作するために、所定の信号が衝突発生センサ210によって受信されてもよく、それにより、制御ユニット内に含まれるアルゴリズムによって、かつアルゴリズムを通じて既知の方法で点火器37bが起動される。ブースター(または他の)組成物28bは、燃焼生成物及び高められた圧力を燃焼し生成するために点火される。組成物38cは、その後点火され燃焼し、結果として室25c及び/または25dから室35cへ移送される燃焼熱、圧力、炎、ガス、及びより一般的には燃焼生成物を生じる。ガス発生剤38cが燃焼すると、結果として得られるガスは、フィルタ23及び筐体11aのキャップ41内に配置されたガス発生剤開口部43を通じて移動する。
図3を参照すると、前述の例示的インフレータ10は、エアバッグシステム200内に同様に組み込まれてもよい。概略的に表されるエアバッグシステム200は、少なくとも1つのエアバッグ(図示せず)及び本発明に従ってガス生成組成物12をクッションで和らげるためのパッド33を含むインフレータ10を含む。インフレータ10は、エアバッグの内部と流体連結できるよう自動車のハンドル内でエアバッグ(図示せず)に連結される。エアバッグシステム200は、衝突発生センサ210をさらに含む(または衝突発生センサ210と接続する)。衝突発生センサ210は、例えば、衝突が発生した際にエアバッグインフレータ10の作動を介して、エアバッグシステム200の作動を伝える既知の衝突センサアルゴリズムを含む。
エアバッグシステム200及び、さらに広く言うと、車両乗員保護システム180が例示されているが、本発明に従って考慮されたガス発生システムに限定されない。本開示は説明的な目的のみのためのものであり、他の実施形態は本発明に従って同様に形成されてもよい。よって、当業者は、本発明が意図する目的を逸脱することなく様々な修正を本明細書に開示の実施形態に加えることができる。

Claims (20)

  1. ガス発生器であって、
    第1端部及び第2端部を有し、前記ガス発生器の外部と熱力学的に連通する筐体と、
    前記ガス発生器が作動すると点火可能な、前記筐体内に収容されるガス生成組成物と、
    前記筐体内に収容されるエラストマーパッドであって、エラストマー系ポリマー、及び前記ガス生成組成物の点火温度未満の自己点火温度を有する自己点火材料含み、前記筐体と熱力学的に連通するエラストマーパッドと、
    備える、ガス発生器。
  2. 前記エラストマーパッドが150〜210範囲自己点火可能である、請求項1に記載のガス発生器。
  3. 請求項1に記載のガス発生器を含むガス発生システム。
  4. 請求項1に記載のガス発生器を含む、車両乗員保護システム。
  5. 前記エラストマーパッドがシリコーン及び前記自己点火材料から形成される、請求項1又は2に記載のガス発生器。
  6. 前記エラストマーパッドが燃料及び酸化剤を含む自己点火材料を含み、前記燃料がテトラゾール、テトラゾールの塩、テトラゾールの塩基性塩、及びそれらの混合物から選択され、前記酸化剤がアルカリ金属硝酸塩、アルカリ土類金属硝酸塩、遷移金属硝酸塩、金属及び非金属過塩素酸塩、及びそれらの混合物から選択される、請求項1、2、及び5のいずれか一項に記載のガス発生器。
  7. 前記エラストマーパッドが、モリブデンを含む塩及び酸化物から選択される触媒をさらに含む、請求項1、2、及び6のいずれか一項に記載のガス発生器。
  8. 前記エラストマーパッドが燃料及び酸化剤を含む自己点火材料を含み、前記燃料がカルボキシル酸、糖、及びそれらの混合物から選択され、かつ前記酸化剤がアルカリ金属硝酸塩、アルカリ金属過塩素酸塩、アルカリ土類金属硝酸塩、アルカリ土類金属過塩素酸塩、及びそれらの混合物から選択される、請求項1、2、及び5のいずれか一項に記載のガス発生器。
  9. 前記自己点火材料が約30〜70重量%で供給され、かつ前記エラストマー系ポリマーが約30〜70重量%で供給され、前記重量%前記エラストマーパッドの総重量に対する割合である、請求項1、2、及び5〜8のいずれか一項に記載のガス発生器。
  10. 前記自己点火材料が約20〜30重量%の燃料と、約60〜70重量%の酸化剤と、約10〜20重量%のモリブデン三酸化物を含む、請求項1、2、及び5〜9のいずれか一項に記載のガス発生器。
  11. 前記エラストマーパッドが前記ガス生成組成物に対して付勢される、請求項1、2、及び5〜10のいずれか一項に記載のガス発生器。
  12. 前記エラストマーパッドが前記筐体の第1または第2端部に隣接する、請求項1、2、及び5〜11のいずれか一項に記載のガス発生器。
  13. 前記エラストマー系ポリマーがウレタン、シリコーン、ゴム、セルロース誘導体、及びそれらの混合物から選択される、請求項1、2、及び5〜12のいずれか一項に記載のガス発生器。
  14. 前記エラストマー系ポリマーがシリコーン、ポリウレタン、エチレン・プロピレン・ジエン・モノマー、及びそれらの混合物から選択される、請求項1、2、及び5〜12のいずれか一項に記載のガス発生器。
  15. ガス発生器であって、
    前記ガス発生器の外部に隣接する筐体と、
    前記ガス発生器が作動すると点火可能な、前記筐体内に収容されるガス発生剤と、
    前記筐体内に収容され、かつ、前記筐体と熱力学的に連通し、かつ、前記ガス発生に対して付勢される、防振自己点火式パッドと、
    備え、前記パッドは約150〜210の範囲の温度で自己点火する、ガス発生器。
  16. 前記パッドが、自己点火組成物が混合されたエラストマー系ポリマーから形成される、請求項15に記載のガス発生器。
  17. 前記パッドが燃焼の際に該パッドの最大50重量%のガスを生成し、前記重量%は燃焼前の前記パッドの総重量に対する割合である、請求項15又は16に記載のガス発生器。
  18. ガス発生器であって、
    前記ガス発生器の外部に隣接する筐体と、
    前記ガス発生器が作動すると燃焼可能な、前記筐体内に収容されるガス発生剤と、
    前記筐体内に収容され、かつ前記筐体と熱力学的に連通する、エラストマー自己点火可能パッドと、
    備え、前記パッドは燃焼時に該パッドの最大50重量%のガスを生成し、前記重量%は燃焼前の前記パッドの総重量によって決定される、ガス発生器。
  19. 前記パッドが燃料及び酸化剤を含む自己点火材料を含み、前記燃料がテトラゾール及びトリアゾール、それらの誘導体及び塩、ならびにそれらの混合物から選択され、前記酸化剤がアルカリ金属硝酸塩、アルカリ土類金属硝酸塩、遷移金属硝酸塩、金属及び非金属過塩素酸塩、及びそれらの混合物から選択される、請求項18に記載のガス発生器。
  20. 前記パッドがウレタン、シリコーン、ゴム、セルロース誘導体、及びそれらの混合物から選択されるエラストマー系ポリマーを含む、請求項18又は19に記載のガス発生器。
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