JP2008534268A - ガス生成装置 - Google Patents

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Abstract

ガス生成装置(10)が提供される。該ガス生成装置(10)はプロペラントクッションを有し、それらに対してバイアスをかけることによりプロペラントタブレットまたは粒(28b)の動きを防止する。さらに、該クッション(35)は乾燥剤物質から構成され、それにより湿分を除去し、プロペラント(28b)による湿分の吸収を防止する。したがって、破壊されたプロペラントおよび/またはプロペラント内の湿分のような変動が最低限にされるかまたは取り除かれ、それによりインフレーター性能の再現性が向上される。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2005年3月31日出願の米国出願番号60/666,965の利益を要求する。
技術分野
本発明は、膨張可能な拘束装置のための火工品のガス生成装置に関する。より具体的にはプロペラントベット内のプロペラント粒および/またはタブレットの破砕を防止するために、プロペラントベットに対する抵抗にバイアスをかけるために、プロペラントクッションを有するガス生成装置に関する。
発明の背景
膨張可能な拘束システムあるいは「エアバッグ」システムは多くの新しい乗り物において標準的な物になった。これらのシステムは、自動車の安全性への著しい寄与をした。しかし、任意の標準機能へ追加されるので、それらはほとんどの乗り物において製造時の複雑さおよび重量を増し、コストを増加させる。したがって、これらの課題に取り組む技術的進歩は、産業に歓迎される。特に多くの乗員拘束システムにおいて使用されるガス生成装置またはインフレータは、最も重く、最も複雑な要素である傾向がある。したがって、最適の機能を保持しつつ、エアバッグインフレータの設計および製造を単純化することは、長い間自動車のエンジニアのゴールであった。
典型的なインフレータは細長い金属のボディを有して構成される。多くのインフレータは、組み合わされるエアバッグのための膨張ガスを生成するために火工品のガス生成物質化合物を利用するので、インフレータ構造は丈夫にする必要があり、そのようなインフレータは相応して重くなる。一般的になりつつある有用なインフレータのスタイルは、複数の、選択的に活性化されるガス生成物質チャージを使用する。そのようなシステムでは、インフレータボディ内に配置された複数のプロペラントベッドは同時にまたは連続的に点火されることができる。ある乗り物および乗員パラメーターは、衝突の際に両方のプロペラントベッドを点火することを正当化することがある。他のシナリオでは、プロペラントチャージの1つのみが点火され、または2つの点火の間に遅れを設けてプロペラントチャージを順次点火することにより最適に解決されることがある。他方を点火する間に、1つのチャージが同期して点火されることを回避するために、一般に流体的にコンバスションチャンバーを分離しなければならない。その内部の火工品の燃焼によって生成されるインフレータへの比較的大きな力は、内部分割、およびさらに頑丈にするために流体的にチャージを分離するインフレータのさらなる構造部材を要求し、これはインフレータの重量をさらに大きくする。
様々なスキームが、頑丈な、内部が分割された多重チャンバーインフレータの構築のために開発された。1つのアプローチは、インフレータの内部にパーティションを挿入し、ついでインフレータボディをクリンピングまたはロール成形してパーティションを保持することを含む。このアプローチは、有効であることが示された。しかし、多くの状況では、クリンピングおよび/またはロール成形プロセスに耐えるように、より重厚な/厚いインフレータボディが使用されなければならない。そのようなインフレータボディはかなり重くなりえる。また、製造工程は内部のパーティションをしっかりと取り付けられるのに必要な工程を与えられてより複雑になる。
さらに別の課題はガス生成装置の性能の再現性である。プロペラントスプリングまたはクッションがプロペラントの破砕を防ぐために使用される。それにより比較的一定な燃焼のプロペラント表面積を維持する。さらに、ある種のプロペラントは吸湿性の場合があり、湿分および/または水の吸収が期待される燃焼特性を妨害することがあり、したがって、衝突の際に組み合わされるエアバッグクッションの性能の変化に帰着することがある。プロペラントの破砕を防ぐのに役立っても、プロペラントスプリングまたはクッションは生産の複雑さおよびコスト、および全体のインフレータの重量を増す。
本発明の要約
本発明の目的は、プロペラントタブレットまたは粒に対してバイアスをかけることによってプロペラントタブレットまたは粒の動きを防ぐプロペラントクッションを有するガス生成装置を提供することである。更に、クッションは乾燥剤物質から形成され、それにより湿気を除去し、プロペラントが湿気を吸収することを防止する。
本発明のさらなる目的にしたがって、膨張可能な拘束システム内の乾燥剤物質から形成される軽量のプロペラントクッションを有する例示的なインフレータが提供される。例示的なインフレータは、第1および第2の端、および複数の膨張開口部を有する細長いインフレータボディを好ましくは有する。インフレータボディは、第1のプロペラントチャージが配置される第1のコンバスションチャンバーを画定する。パーティションアセンブリーは、インフレータボディ内で入れ子にされ、第2の端の近くに配置され、該パーティションは第2のコンバスションチャンバーを画定し、その内部に第2のプロペラントチャージが配置される。例示的なインフレータは、さらに第1および第2のイニシエーターを含む。このイニシエーターは、それぞれ第1および第2のプロペラントチャージに作動可能に組み合わされる。イニシエーターはプロペラントチャージに点火するのに選択的に作動可能であり、それにより、第1のチャンバーを経由して膨張可能な拘束クッションに膨張ガスを供給する。
好ましい実施態様の説明
図1を参照する。本発明の実施態様による例示的なガス生成装置またはインフレータ10が示される。インフレータ10は自動車中の膨張可能な拘束システムでの使用のために設計され、公知のエアバッグクッションの膨張のために膨張ガスを供給し、その機能は公知である。インフレータ10は本明細書に記載される、2つのプロペラントチャージを利用する、それは個別のコンバスションチャンバー内で点火され、共通のプレナム21を介して膨張ガスを排出する。例示的なインフレータ10はそれぞれのプロペラントチャージに点火するためにさらに別々に作動可能なイニシエーターを提供する。これはインフレータの利用可能な作動のスキームに重要な変化を与える。たとえば、組み合わされるエアバッグの最適な展開に応じて、2つのチャージの順次の連続する点火が可能である。インフレータ10は、助手席側エアバッグシステムで最も大きな有用性を見出すだろう。しかしながら、本発明の範囲を離れずに、他の用途での使用も可能である。本発明の要素はすべて、容易に、商業上利用可能な公知の物質から、公知のプロセスによって作られる。
インフレータ10は細長い圧力容器またはインフレータボディ11を有し、好ましくは鋼製の中空のシリンダーを含んでいる。インフレータボディ11は、第1の端15および第2の端17によって特徴づけられ、インフレータボディの外部とプレナム21の間の流体連絡を許容する複数のインフレーション開口部40を画定する。第1の端クロージャー13がインフレータボディ11の第1の端15に配置され、好ましくはインフレータボディとともに流体シールを作成する。第2の端クロージャー34が第2の端17に配置され、好ましくはインフレータボディ11とともに流体シールを作成する。端クロージャー13および34は好ましくは金属である。しかし、それらはプラスチック、セラミックまたは複合材料のような別の適当な物質から作られることができる。第1の端15および第2の端17は、好ましくは内側にクリンプされ第1および第2のクロージャー13および34を所定の場所に保持する。しかし、たとえば溶接、またはインフレータボディ11およびそれぞれのクロージャー上のかみ合いねじのような他の適当な方法が使用されることもできる。さらに、ゴムOリングをクロージャー13および34のまわりにのスナップフィットさせ、インフレータボディ11とシールを作り、またはシールを向上させることができる。
インフレータ10は第1のコンバスションチャンバー25を含み、その内部に所定量のガス生成物質または第1のプロペラントチャージ28が配置される。好ましい実施態様では、チャンバ25はインフレータボディ11の内部の有意の割合を占め、インフレータボディ11の長さ方向の壁によって一部が画定され、第1の端クロージャー13によって一部が画定される。プレナム21はインフレータボディ11の領域であり、それを通って膨張ガスが開口40へ通過する。したがって、チャンバ25およびプレナム21は少なくとも、部分的に空間的に同一の広がりを有する。別の言い方をすれば、プレナム21は、インフレータボディ11の内部の中央の領域を占めるチャンバ25の部分として概略的に定義されることができる。「少なくとも、部分的に空間的に同一の広がりを有する」とのフレーズは、本明細書に記述されるように、チャンバ25がホイル、バーストシムなどによりさらに分割された設計、並びにチャンバ25がそのような構成によって中断されない設計を含むものと解されるべきである。第1の端クロージャー13は円筒状の拡張部16を好ましく含み、その内部に穿孔されたディスク18が配置されたサブチャンバ25aおよび25bに、チャンバ25を分割する。イニシエータアセンブリ12は、公知の点火装置または爆管を好ましくは含み、第1の端15に配置され、好ましくは第1の端クロージャー13にマウントされ、チャンバ25内の組成物に点火することができるようにする。好ましくは従来の点火装置または爆管を含む第二のイニシエータアセンブリー9は、第二の端17に配置される。プロペラントチャージ28は公知の任意の適切なガス生成組成物であることができ、好ましくは硝酸アンモニウムのような非アジ化組成物である。非制限的な例示配合物としては米国特許番号5,872,329、5,756,929および5,386,775に記載されるものがあげられる。好ましい実施態様では、プロペラントチャージ28は、タブレット28aおよびウェハ28b形式の両方で提供されることができる。それらの両方は図1の中で例証される。タブレット28aおよびウェハ28bは異なる組成であることができるが、好ましくは商業的に利用可能な異なる形態の同じ物質である。好ましい実施態様では、リテイナーディスク32はウェハ28bとタブレット28aを分ける。ディスク32は比較的多孔質な材料から作られ、タブレット28aの点火からのフレームフロントまたは熱がウェハ28bに点火できるようにすることができる。またはそれは、タブレット28aの燃焼からの熱対流によってウェハ28bを点火することができる公知の物質から作られることができる。所定量のブースタープロペラント14が、サブチャンバ25a内に好ましくは置かれる。また、そのプロペラントは公知の方法により点火可能であり、第1のプロペラント チャージ28aおよび28bに点火し、その燃焼特性を向上させる。
本発明によれば、クッション33は、プロペラントタブレット28bとキャップ29の間に配置され、それによって、タブレット28bの破砕を禁じる。本発明によればさらに、クッション33は、シリコーン、および乾燥剤、たとえば、合成ゼオライト、酸化カルシウムおよび/または硫酸カルシウムを含む組成物から形成される。クッション33の組成は、10/90〜90/10の範囲のシリコーン対乾燥剤の比率を有し、より好ましくは20/80〜50/50の範囲のシリコーン対乾燥剤の比率を有する。クッション33もインフレータ10内の任意の場所に配置することができ、必要な場所には弾性の支持体を提供することができる。従って、クッション33の形状は示された構造に制限されない。別の利点としては、クッションはさらに他の不適当なガスを吸収し、それによりガスジェネレータが活性化した際のガスの流出物の質を改善する。別の利点は、シリコーンマトリックス内に混合されることにより、乾燥剤の吸着が遅くなるということである。それによって、ガス生成装置のアセンブリー中における湿気の過剰な吸着を防ぐ。別の利点は、例えば、不適当なガスの吸着が、二酸化塩素のようなガスの過剰な蓄積により生ずる主ガス生成物質の自己触媒分解が防止されるということである。さらなる利点としては、クッションは典型的なワイヤーメッシュ材料ではなく軽量の素材から作られ、それにより組み合わされるガス生成装置10あるいはガス生成システム10の全重量を低減することである。
クッション33は、たとえば、Johnson Matthey、www.jmgpt.comまたはGRACE Davison、www.gracedavison.comのような会社によって提供される、所望の量の乾燥剤、たとえば合成ゼオライトを所望の量の未硬化シリコーンと混合することにより形成することができる。
他の乾燥剤は、アルドリッチまたはフィッシャーのような既知のサプライヤーによって提供されることができる。ゼオライトについては、107℃で400時間での、熱エージングにおいて良好な結果を示すという観点から特に望ましいことが見いだされた。その後、シリコーンは、本質的に均一な混合物となるまで最終的に混合され、またメーカー指示にしたがって硬化される。シリコーンは容易に利用可能であり、例えば日本の信越化学株式会社によって提供される。
分割アセンブリー26は第2の端17の近傍に配置され、好ましくは実質的に円筒状のベースメンバー27およびキャップ29を含む。ベースメンバー27およびキャップ29は第二のコンバスションチャンバー35を画定し、少なくとも部分的に第二の量のプロペラント38を中に含み、好ましくはタブレットおよびウェハの両方の形態のものを含む。1つの好ましい実施態様においては、ベースメンバー27および第二の端クロージャー34は、好ましい実施態様では同じ部品であることができるが、多くの別々の取り付けられた部品が使用されることもできる。好ましい実施態様では、インフレータボディ11から構造上独立して分割アセンブリー26が形成される。分割アセンブリー26は、インフレータボディ11の長さ方向の側壁と物理的な取付部分のない独立した部品であることができる。インフレータ10のアセンブリー中に、分割アセンブリー26はインフレータボディ11中の位置に滑り込まされる。また、第二の端17は内側にクリンプされ、アセンブリー26をその内部にしっかりと保持する。したがって、第二のコンバスションチャンバー35を画定するコンポーネントを組み合わせるか、またはしっかりと取り付けるために、第二の端クロージャー34をしっかりと保持すること以外には何の修正もインフレータボディ11になされない。
キャップ29は好ましくは複数の開口30を含み、これは第二のチャンバ35をプレナム21、並びに第1のチャンバ25と接続する。なぜなら、プレナム21およびチャンバ25は流体的に接続され、部分的に空間的に同一の広がりを持つからである。好ましい実施態様では、開口30を横切ってホイルまたは爆発シム(図示されない)が配置され、2つのチャンバ間の流体連絡を阻む。しかしながら、ホイルまたは爆発シムが、チャンバ25内のプロペラントの燃焼の間に、内側方向、すなわち第2の端17の方向に破裂しないように配置および/または製造されることが認識されるべきである。第二のチャンバ35内のプロペラントの燃焼は、一方、ホイルまたは爆発シムの外側方向への破裂を可能にし、チャンバ35内の燃焼生成物がプレナム21/第1のチャンバ25へ流れ出て、それによりインフレータボディ11から排出されることを可能にする。好ましいホイルまたは爆発シム、およびそれらをマウントする方法はすべて、当該技術分野において公知である。第1および第二のチャンバ25および35を流体的に分離することによって、本明細書に記述されるように、チャンバ25内のプロペラントの燃焼の間の、チャンバ35内のプロペラントの同期した点火を回避することができる。ベースメンバー27の外側直径は、好ましくはインフレータボディ11の内側直径と実質的に同じにされ、ベースメンバー27がその内部に入れ子にされる、すなわち、比較的ぴったりとはまるようにされる。第二の端クロージャー34およびインフレータボディ11の両方は、好ましくは本質的に円筒状であるので、2つのコンポーネントは好ましくは軸方向に並べられる。1つ以上の自己発火タブレット50がインフレータ10内に置かれ、当該技術分野において公知の方法で、外部から加熱された際にガス生成物質を点火することができる。
1つの実施態様において、ウェハ28bは、プレナム21中に積み重ねて配置されることができる。再び、クッション33はスタック28bに隣接して配置され、28bの第1のスタック全体に対して、第1の端15の方向にバイアスをかける。ついでウェハ28bは、好ましくはディスク32に対して、タブレット28aに向けてバイアスをかけ、タブレット28aが押されるのを防いで、インフレータが長い間使用されていない間にタブレット28aが機械的に劣化されることを回避するのを支援する。
本明細書に記述されたインフレータ10は、用途に応じた設計の必要に応じて変更されることができる。しかしながら、本発明にかかるクッションまたはプロペラントレストレイント33は、任意のインフレータ設計の中で提供され、少なくとも1つのプロペラントに対してバイアスをかけ、たとえば金属のクッションによって形式的に実現されていたようなクッション効果を提供する。
典型的な膨張可能な拘束システム設計では、インフレータ10は、クラッシュセンサー(多くの公知の適切なタイプがある)を含む電気的な活性化システムに接続される。さらに、様々なセンサーシステムは、座席重量センサー、乗客検出システムなどをはじめとする乗り物の電子機器に組み入れられることができる。典型的な展開シナリオの間、衝撃あるいは突然の乗り物の減速中に、搭載された乗り物コンピューターからインフレータ10へ活性化信号が送られる。信号は、インフレータ10内に収容されたイニシエータアセンブリーのどちらかあるいは両方に送られることができる。チャンバ25が好ましくはより多量の主なチャージを含んでいるので、典型的には、活性化信号は、第1のチャンバ25を作動するように組み合わされたイニシエータアセンブリーに最初に向けられる。例えばより多くの乗客がいる特定のシナリオにおいて、あるいは乗客が乗り物の中の正常な着席した位置にいない場合、両方のプロペラント チャージを同時に活性化することが望ましいことがある。他のシナリオは異なる活性化スキームを要求することがある。例えば、ある条件では、最初のプロペラント チャージだけを燃焼することが望ましく、または連続して、2つの事象の間に変化する時間遅れを有して、両方のチャージを燃焼することが望ましい場合がある。一旦電気的な活性化信号が、第1のチャンバ25に組み合わされたイニシエータに送られれば、サブチャンバ25aの中のブースタープロペラント14の燃焼が始められる。ブースター14からのフレームフロントおよび/または熱い燃焼ガスは、ディスク18を横断し、チャンバ25bの中のプロペラントタブレット28aの燃焼を開始する。タブレット28aの燃焼は膨張ガスを生成し、これは急速にインフレーション開口40から外に流れ出て、組み合わされたエアバッグへの充填を開始する。円筒状の金属メッシュフィルタ16が、好ましくは、インフレータボディ11内に配置され、その内部の化合物の燃焼により生じたスラッグをろ過し、また膨張ガスの温度を低下させるためのヒートシンクとして作用する。タブレット28aの燃焼はウェハ28bの燃焼を開始し、継続した燃焼を提供し、プレナム21および開口40を介して、比較的一定したガスを組み合わされたエアバッグへ提供する。好ましくは、ウェハ28bはタブレット28aと同じか又は類似する物質から作られる。所望であれば、電気的な活性化信号は第二のチャンバ35を作動させるように組み合わされたイニシエータに送られる。第二のチャンバ35はガス生成物質38を含む。ガス生成物質38は、好ましくはチャンバ25内の組成物と類似する物質から作られる。チャンバ35内のガスの迅速な生成は、その内部のガス圧力の急速な上昇を引き起こし、キャップ29の開口30をカバーするホイルまたはシム(示されない)を外側に破裂させる。ガスは、引き続いてプレナム21および開口40を介してインフレータ10から放出される。チャンバ35内のガス生成物質の活性化は、活性化信号が、チャンバ25に作動可能に組み合わされたイニシエータアセンブリー12に送信される前、送信中、または送信後に行われることができる。
両方のチャンバ25および35がプレナム21を介して膨張ガスを放出するので、本発明は個別のプレナムが各コンバスションチャンバーのために使用される多くの公知の設計に対して異なる操作上の利点を備える。プレナム21を介して両方のコンバスションチャンバー25および35から膨張ガスを放出することによって、コンバスションチャンバーが個別のプレナムを介して放出する従来の多重チャンバ設計と比較して、組み合わされるエアバッグの長さおよび幅の断面方向での膨張プロフィール特性が改善されることができる。さらに、インフレータボディ側壁から構造上独立した分割アセンブリーの使用は、クリンピングなしにインフレータを構成することを可能とし、またはインフレータボディそれ自体を他の方法で修正することなしに構成することを可能にする。さらに、インフレータ10が第1のコンバスションチャンバーと空間的に同一の広がりを持つプレナムを利用するので、いずれも共通のプレナムから分割されるコンバスションチャンバーを利用する多重チャンバインフレータよりも、インフレータ10は単純な設計となる。インフレータボディ11は付属の内部分割を利用せず、したがって、分割のための付属品によって引き起こされる脆弱化を補うために強靱化する必要なく製造することができる。これらおよび他の利点は、製造コスト、製造時の複雑さ、インフレータのサイズおよび重量の低減である。
図2を参照する。上記の例示的なインフレーター10は、エアバッグシステム200内に組み込まれることができる。エアバッグシステム200は少なくとも1つのエアバッグ202、および本発明のガス生成物質組成物12を含むインフレータ10を含み、該インフレータはエアバッグの内部と流体連絡可能にエアバッグ202と組み合わされる。エアバッグシステム200は、衝突センサー210を含むか、またはこれと接続される。衝突センサー210は既知のクラッシュセンサーアルゴリズムを含み、衝突の場合に例えばエアバッグインフレーター10の活性化によってエアバッグシステム200の起動の信号を送る。
図2を参照する。エアバッグシステム200は、安全ベルトアセンブリー150のような追加の要素を含む、より広範な、より包括的な乗り物乗員拘束システム180に組み入れられることができる。図2は、そのような拘束システムの1つの典型的な実施態様の概略図を示す。安全ベルトアセンブリー150は、安全ベルトハウジング152および、ハウジング152から伸びる安全ベルト100を含む。安全ベルトリトラクタメカニズム154(例えば、ばね式のメカニズム)は、ベルトの端部分に連結されることができる。さらに、衝突の際にリトラクタメカニズムを始動させるために、プロペラント12を含む安全ベルトプリテンショナー156がベルトリトラクターメカニズム154に連結されることができる。本発明の安全ベルト実施態様と共に使用されることができる典型的なシートベルトリトラクタメカニズムは、米国特許番号5,743,480、5,553,803、5,667,161、5,451,008、4,558,832および4,597,546に開示されている。これらの特許は参照され、本明細書の一部として組み込まれる。本発明の安全ベルトの実施態様が組み合わされることができる典型的なプリテンショナーの例は、米国特許番号6,505,790および6,419,177に開示されている。これらの特許は参照され、本明細書の一部として組み込まれる。
安全ベルトアセンブリ150は、例えばプリテンショナーに組み入れられた火工品イグナイタ(図示せず)の起動によって、ベルトプリテンショナー156の起動の信号を発生する既知のクラッシュセンサーアルゴリズムを含む、衝突センサ158(例えば慣性センサあるいは加速度計)を含むか、またはこれと接続されることができる。先に参照され、本明細書の一部として組み込まれた米国特許番号6,505,790および6,419,177は、そのような方法で始動するプリテンショナーの例を提供する。
安全ベルトアセンブリ150、エアバッグシステム200、およびより広範な乗り物乗員保護システム180が例示されるが、本発明により意図されるガス生成システムはこれらに限定されるものではない。
本発明の実施態様の先の記述が例示の目的だけのためにあり、本発明の範囲を何ら制限しないことはさらに理解されるだろう。そのため、ここに示された様々な構造操作上の特徴は、当該技術分野における当業者により、特許請求の範囲により規定される本発明の技術範囲を逸脱することなく多くの改良を行うことができる。本発明の他の態様および利点は図面および特許請求の範囲の記載から明らかであろう。
図1は、本発明の好ましい構成の実施態様によるインフレータの部分的な側面図である。 図2は、本発明の例示的なガス生成システム、乗り物乗員保護システムについての概要図である。

Claims (7)

  1. 第1の端と第2の端を有するハウジング;
    該ハウジング内に収容され、ガス生成装置の活性化に際して点火可能なガス生成物質;および
    該ガス生成物質と物理的な連絡を有するガス生成物質リテイナーを含むガス生成装置であって、
    該ガス生成物質リテイナーは該ガス生成物質に対してバイアスをかけ、ガス生成物質の動きを制限し、該リテイナーは乾燥剤物質から構成され、それによりハウジング内の湿分を減少させる、ガス生成装置。
  2. 請求項1記載のガス生成装置を含むガス生成システム。
  3. 請求項1記載のガス生成装置を含む乗り物乗員保護システム。
  4. 該ガス生成物質リテイナーがシリコーンおよび乾燥剤物質から形成される、請求項1記載のガス生成装置。
  5. 該ガス生成物質リテイナーがシリコーン並びに、ゼオライト、酸化カルシウム、硫酸カルシウムおよびそれらの混合物から選択される乾燥剤物質から形成される、請求項1記載のガス生成装置。
  6. 該ガス生成物質リテイナーがシリコーンおよびゼオライトから形成され、シリコーン対ゼオライトが重量パーセント比率で10/90から90/10で提供される、請求項1記載のガス生成装置。
  7. 該ガス生成物質リテイナーがシリコーンおよびゼオライトから形成され、シリコーン対ゼオライトが重量パーセント比率で20/80から50/50で提供される、請求項1記載のガス生成装置。
JP2008504425A 2005-03-31 2006-03-31 ガス生成装置 Pending JP2008534268A (ja)

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