JP2008178976A - 回転可能なヘッドを持つダイグラインダ - Google Patents

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Abstract

【課題】他の部材や構造により到達するのが困難な表面、及び/または部分的に邪魔されている表面を、使用者が加工しようとした時に、工具の握り方を変更しなければならず、この握り方を変更することは困難である。
【解決手段】ダイグラインダ10は長手方向の軸を有するボディ12と、動力駆動で回転可能な出力軸44を持つ研削ヘッド部14を含む。モータは出力軸44を回転するためのボディ12内に配置されている。ロッキング連結部16は、研削ヘッド部14をボディ12に取り付け、ボディ12の長手方向の軸の周りをボディ12に対する研削ヘッド部14の選択的な回転を可能としている。
【選択図】図1

Description

本発明は一般的なダイグラインダに関し、特に回転可能なヘッドを有するダイグラインダツールに関する。
動力駆動型ダイグラインダ、例えばニューマチックダイグラインダは、金属表面を滑らかにし、鋭くし、及び/又は磨くためにグラインダヘッドを伴う出力部を回転させる。一般的に、ニューマチックダイグラインダは、使用者に握持されるよう設計された円筒状のハウジングを有しており、このハウジングは使用者の指がハウジングの下側の部分に軸止されたトリガーレバーにかかるように設計されている。このように設計されているため、使用者は、指でトリガーレバーを引くことによりラチェットツールを簡単に操作することができる。
一般的に、トリガーレバーは、出力部と同じグラインダの側面に配置されている。出力部のグラインダヘッドが加工表面に接触できるようグラインダを操作するため、使用者は、工具が適切な位置となるように、手首、腕又は全身を移動させて調整しなければならない。しかしながら、例えば、他の部材や構造により到達するのが困難な表面、及び/又は部分的に邪魔されている表面を、使用者が加工しようとしたときに、手首、腕又は全身を移動させるのに十分な空間や余地がないかもしれない。このため、使用者は、工具の握り方を変更しなければならず、例えば指の代わりにトリガーレバーの上に手のひらを置くかもしれない。このように握り方を変更することは、ラチェットを制御することと、トリガーレバーを引くことの両方を行うことは更に困難な状況となる。
本発明の観点において、ダイグラインダツールは、長手方向の軸を有するボディと、動力駆動により回転可能な出力部を持つロータリー機構を有するダイグラインダヘッドとを具備する。ハウジング内に配置されたモータは、出力部を回転させるためのロータリー機構に駆動可能に接続されている。ダイグラインダヘッドをボディに取り付けるためのロッキング連結部は、ボディの長手方向の軸の周りでボディに対するヘッドの回転を可能とするよう構成されている。
本発明の他の観点において、ニューマチックダイグラインダツールは、長手方向の軸を有するボディと、動力駆動により回転可能な出力部を持つロータリー機構を含むダイグラインダヘッドとを具備する。ボディ内に配置されたエアーモータは、出力部を回転するためにロータリー機構に駆動可能に接続されている。エアー入口は、エアーモータを駆動するための圧縮空気のソースと連結するよう構成されている。ダイグラインダヘッドをボディに取り付けるためのカップリングは、ボディの長手方向の軸の周りでボディに対してダイグラインダヘッドを回転するよう構成されている。
本発明の更に他の観点において、動力駆動型ツールは、長手方向の軸を有するボディと、動力駆動により回転可能な出力部を持つロータリー機構を含むヘッドとを具備する。ボディ内に配置されたモータは、出力部を回転するためにロータリー機構に駆動可能に接続されている。ヘッドをボディに取り付けるためのロッキング連結部は、ボディの長手方向の軸の周りでボディに対するヘッドの選択的な回転を可能とするよう構成されている。
その他の目的と特徴は、以後の説明において、部分的に明白にし、部分的に指摘する。
本発明に係るダイグラインダ10は図1−17に示されている。図1に示されているように、ダイグラインダ10は、概ね円筒状のボディ12、研削ヘッド部14、及びボディ12に対して研削ヘッド部14の角度を新しい方向に向けるようにするためのロッキング連結部16を有する。そのため、図示実施例において、ダイグラインダ10は、ボディ12の内部に、エアーモータコンポネントを含んでおり、このエアーモータコンポネントは図示されているがここでは詳細には述べない(なぜなら、そのようなコンポネントは当業者が有する知識の範囲内であるためである。)。エアーモータコンポネントは、圧縮空気のソースに接続されるよう構成されたエアー入口18と、トリガ20とニューマチックバルブアセンブリ22と、そして圧縮空気の流れにより高速度で回転するようになるスピンドル24とを有している。しかし、当分野における技術を有するものにより理解されるように、ダイグラインダを駆動するための他の手段、例えば電気モータが本発明の範囲から外れることなく使用できることは理解されるであろう。
さらに、図1−5に表されているように、ダイグラインダ10の研削ヘッド部14は研削ヘッドハウジング26を有しており、研削ヘッドハウジング26は概ね円筒状の研削ヘッドハウジングボディ28と、この研削ヘッドハウジングボディ28に直角に交差する概ね円筒状の研削ヘッドカップリングチューブ30を含んでいる。研削ヘッドハウジングボディ28と研削ヘッドカップリングチューブ30は両方が中空であり、概ねL型の通路32が研削ヘッドハウジング26を通っており、そして、外ねじ33が研削ヘッドカップリングチューブ30の外面に形成されている。ツーピース構成の出力軸34は、研削ヘッドハウジングボディ28内で回転するように、例えばベアリング36及び38により保持されており、研削ヘッド40は適切な手段で出力軸34の末端部に配設されている。ベベルギア42は、また適切な手段により、概ね中間位置の出力軸34上でその周りに取り付けられている。
さらに、研削ヘッドカップリングチューブ30内に収納されたロータリーパワートランスミッション機構は、スピンドル24の回転が出力軸34の回転をもたらすように、スピンドル24を出力軸34に結合している。特に、駆動シャフト44(図1,2,6及び7)は、研削ヘッドカップリングチューブ30内で回転するように、例えばベアリング46及び48により保持されている。溝50は駆動シャフト44の基端に形成されており、スピンドル24を駆動シャフト44に連結するように、概ね長方形のスピンドル延長部52が溝50内部に嵌め込まれる。概ね円錐台状の駆動シャフトヘッド54は、駆動シャフト44の末端である反対側に形成されており、ベベルギア56は駆動シャフトヘッド54の外周に形成されている。第1の回転軸に関するスピンドル24及び駆動シャフト44の回転が、第1の回転軸に対して角度(例えば、90度)を有して配向された第2の回転軸に関する出力軸34と研削ヘッド40の回転をもたらすように、駆動シャフトヘッド54上のベベルギア56は、出力軸34の周りのベベルギア42と歯合しており、これは当分野における技術を有するものにより理解されるであろう。
上記のように、ロッキング連結部16は、ボディ12に対して研削ヘッド部14の角度が選択的に新しく変えられるよう構成されている。以下、その特徴を容易なものとする機構を図1,2,及び8−17を参照しつつ説明する。
図1及び2に示されているように、概ねカップ状のボディ閉鎖部58は、ボディ12の開口末端部内に収納されている。図8及び9の拡大した詳細図に示されているように、ボディ閉鎖部58は、環状端壁60、及びその端壁60から延びている円筒状チューブ62(広く言えば、捕獲部材)を含んでいる。端壁60は、スピンドル24が貫通する中心孔64を有しており、周囲の肩部66を形成するために、端壁60の外径は円筒状チューブ62の外径より大きくなっている。ボディ閉鎖部58のボディ12の開口末端部内への挿入位置は、エアーモータスリーブ68に対して端壁60の当接により規定される。
ボディ閉鎖部58は、エンドキャップ70により適切な位置に保持される。図10及び11に示されているように、エンドキャップ70は、円筒状チューブ72、及びその円筒状チューブ72の末端にあるスカロップのフランジ74を有している。ボディ閉鎖部58の円筒状チューブ62にフィットするように内面寸法が決められている円筒状チューブ72は、その外面に外ねじ76を有しており、そしてボディ12の開口末端部には、その内面に内ねじ(符号無し)を有している。従って、エンドキャップ70は、ボディ12の開口末端部に、例えばスカロップのフランジ74によりねじ込まれ、そして、ボディ閉鎖部58をスペーサ部材68に固定するように、円筒状チューブ72の内側端部がボディ閉鎖部58の肩部66に押し付けられる。ボディ12の末端内にボディ閉鎖部58を固定するための他の手段、例えばクリッピングは、本発明の範囲から外れることなく可能である。
さらに、図8に示すように、複数の捕獲孔78がボディ閉鎖部58の円筒状チューブを通して広がっている。捕獲孔78の全ては円筒状チューブ62の端から等しい間隔を有しており、そして、円筒状チューブ62の円周の周りに等しい角度を有して形成されている。ダイグラインダ10は各図面に示されているように、円筒状チューブ62には4個の捕獲孔78が存在するが、本発明の範囲から外れることなく更に多くの、若しくは更に少ない捕獲孔を設けることができる。ボディ12に対する研削ヘッド部14の角度位置の数は、捕獲孔78の数と同じであり、以下の更なる開示を考慮して、更に容易に明らかになるであろう。
更に、図1及び2に示されているように、概ね管状の内側スリーブ82(広く言えば、台座部材)は、ボディ閉鎖部58の筒状チューブ62内に密接して配置されている。図12−14に拡大して詳細が示されているように、内側スリーブ82は概ね円筒状であり、その外表面に環状チャンネル83を有している。環状チャンネル83内には間隔を有して離れた位置に複数の台座凹み84が形成されている。台座凹み84は、チャンネル83の底部から内側に径方向に延びており、複数のロッキング球86のための台座表面を形成している(広く言えば、受け部)。この機能は以下に詳細に説明する。台座凹み84の数は、捕獲孔78と同じ数だけ有り、そして捕獲孔78のように、台座凹み84は、内側スリーブ82の外周でチャンネル83内に角度的に同じ間隔を有して配設されている。
更に、外ねじ88は内側スリーブ82の末端部でその外表面に形成されている。そして、内ねじ90は、内側スリーブ82の末端部近傍でその内側表面に形成されているが、内側スリーブ82の末端部から軸方向に少し内側に入った位置に配置されている。内側スリーブ82の末端部(特に、その内表面)及び研削ヘッドカップリングチューブ30(特に、その外表面)は、協同的に構成されており、内側スリーブ82の末端部で内ねじ90と螺合する研削ヘッドカップリングチューブ30の外ねじ33により、研削ヘッドカップリングチューブ30が内側スリーブ82の末端部にねじ込まれる。
更に、(ボディ12に対してロックされた研削ヘッド部14を有するダイグラインダ10を示す)図1及び2に表されているように、ロッキング球86はボディ閉鎖部58の円筒状チューブ62における捕獲孔78のそれぞれに配置されており、そして各ロッキング球86はそれぞれの捕獲孔78を通って全てが径方向内側に飛び出している。このため、各ロッキング球86が内側スリーブ82の外表面のそれぞれの台座凹み84内に配置されている。捕獲孔78はロッキング球86より直径を少し大きくすることが可能であるが、ロッキング球86はその中で動き回らない大きさである。
移動可能な外側スリーブ92(広く言えば、保持部材)は、図1及び2に示されているように、円筒状チューブ62を取り囲んでいる。図15及び16に拡大して詳細に示されているように、外側スリーブ92は、概ね中間の軸位置で内面から径方向の内側に延びているリッジ94を持つ概ね円筒状チューブである。リッジ94は、斜行したカミング表面を適切に有しており、その利点は以下に明白になるであろう。リッジ94の末端(即ち、図15に示されているリッジの左側)に配置されている部分の外側スリーブ92の直径は、第1の環状空間98が円筒状チューブ62と外側スリーブ92との間に形成されるように、円筒状チューブ62の外径より大きくなっている。同様に、リッジ94の基端(即ち、図15に示されているリッジの右側)に配置されている部分の外側スリーブ92の内径は、第2の環状空間100が円筒状チューブ62と外側スリーブ92との間に形成されるように、円筒状チューブ62の外径より大きくなっている。外側スリーブ92の末端部分は、その内径が外側スリーブ92の受け部の内径より大きくなるように、フレア状に少し広がっている。
エンドリング102がさらに設けられている。図17に示すように、エンドリング102は中心孔104を有する概ね平べったい帽子形状部材であり、内ねじ106は中心孔104の周りに形成されている。エンドリング102は、内側スリーブ82の末端部で外ねじ88と螺合する内ねじで、内側スリーブ82の末端部分にねじ込まれている。エンドリング102は、内側スリーブ82の末端表面と当接して位置決めされる。エンドリング102は移動可能な外側スリーブ92の移動できる量を限定している。ロッキング球86が抜け落ちるかもしれないので、外側スリーブ92が研削ヘッド部14の方向へ移動することができないように、研削ヘッド部14の後側のねじ108は、エンドリング102と移動可能な外側スリーブ92との間の空間を維持するために、エンドリング102と係合している。そのような最大空間を維持するための他の方法は、本発明の範囲から外れるものではない。
ヘリカルスプリング112は、ボディ閉鎖部58の円筒状チューブ62を取り囲むように、第1の環状空間98内に設けられている。ヘリカルスプリング112は、エンドリング102の一端と、外側スリーブ92の反対の端部でその内部のリッジ94上のベアリング表面104との間に配置され、保持されている。このため、ヘリカルスプリング112は、移動可能な外側スリーブ92を基部方向に押圧しており(即ち、図1及び2に示されている図の右側に)、外側スリーブ92の基部方向への移動は、エンドキャップ70のフランジ74への外側スリーブ92の当接により限定されている。
図1及び2に示されている外側スリーブ92の位置は、そのロック位置であり、外側スリーブ92がロック位置のとき、リッジ94がロッキング球86に対して取り囲んで支持するように、各種部材は互いの寸法が決められ構成されている。この位置において、リッジ94は台座凹み84の中にロッキング球86を固定している。このため、ロッキング球86は、内側スリーブ82が―そして内側スリーブ82の末端部分にねじ込まれる研削ヘッドカップリングチューブ32が−ダイグラインダ10の長手方向の軸の周りにボディ閉鎖部58の円筒状チューブ62内で回転することを防止する。
研削ヘッド部14の角度方向を変更するために(即ち、ダイグラインダ10の長手方向の軸の周りを回転するために)、外側スリーブ92がヘリカルスプリング112の押圧力に抗して末端方向(即ち、図1及び2に示されている図の左側に)の解放位置に移動される。外側スリーブ92の末端方向への移動は、エンドリング102に対する外側スリーブ92のフレア状の末端部の当接と位置決めにより限定される。外側スリーブ92のそのような末端方向への移動は、リッジ94をロッキング球86との重なりから外している。この点において、研削ヘッド部14はダイグラインダ10の長手方向の軸の周りを回転することができ、その回転が内側スリーブ82を円筒状チューブ62内で回転するようになる。内側スリーブ82が円筒状チューブ62内で回転するので、台座凹み84の周りの内側スリーブ82の本体部分は、−捕獲孔78により外周方向の移動に対して拘束された−ロッキング球86を径方向に移動させ、台座凹み84から持ち上げ、そして、外側スリーブ92と円筒状チューブ62との間の第2の環状空間100の中に少し突出させるように、ロッキング球86に力を加える。第2の環状空間100は、ロッキング球86を完全に持ち上げ、そして台座凹み84から完全に外れるように十分大きく、ロッキング球86を溝83又は捕獲孔78から軸方向に完全に抜け落ちないように十分小さく設定されることが理解されるであろう。従って、外側スリーブ92が末端側に移動されているとき、内側スリーブ82はロッキング球86の真下で回転するように解放される。
研削ヘッド部14が望ましい角度位置に回転されると、外側スリーブ92は解放され、ヘリカルスプリング112がロック位置の方向に向かって外側スリーブ92を戻す。リッジ94のカミング表面96がロッキング球86に対して支えており、そのためロッキング球86を第2の環状空間100から押出し、そして台座凹み84の中に戻している。従って、研削ヘッド部14はその新しい角度位置において再びロックされる。前述から明らかなように、研削ヘッド部14が解放されそして固定される機構は、実質的にはロッキング戻り止め機構であることが理解されるであろう。
以下、図1のダイグラインダ10に類似したダイグラインダ210の断片部分が示されている図18を参照する。ダイグラインダ210の対応する部品は、ダイグラインダ10と同じ参照符号を付与している。更に、ダイグラインダ10の部品として実施例において表示されたものと同じであるダイグラインダ210の多くの部品の構成は、再度説明は行わない。ダイグラインダ210とダイグラインダ10との間の主要な相違は、ロッキング連結部の構成である(216及び16)。グラインダ210とグラインダ10の間の他の違いは本発明の範囲を外れることなく設けることができることは理解できるであろう。
ロッキング連結部216は、ボディ閉鎖部258の円筒状チューブ262における捕獲孔278のそれぞれの中に配置されたロッキング球286を有しており、そして各ロッキング球286は各捕獲孔を通って内側の径方向に突出している。このため、各ロッキング球286は内側スリーブ282の外側表面の各台座凹み284の中に配置されている。この点に関して、構成はダイグラインダ10のものと略等しいものである。
移動可能な保持リング292(広く言えば、保持部材)は、円筒状チューブ262を取り囲んでいる。図19に拡大して詳細に示すように、保持リング292は、概ね中間の軸の位置でその内面から内側の径方向に延びるリッジ294を有している。リッジ294は、リッジ294の直に隣接する斜行したカミング表面296を有しており、その利点は以下に明白になるであろう。保持リング292の内径部分、即ちリッジ294の基端側(即ち、図19に示されているリッジ294の右側)は、環状空間300(図18)が円筒状チューブ262と保持リング292との間に形成されるように、円筒状チューブ262の外径より大きくなっている。保持リング292は、リッジ94のスリーブ末端の構造が保持リングの中に存在していないという点で、移動可能な外側スリーブ92と異なっていることが理解されるであろう。さらに、より詳細に述べるならば、保持リング292は使用者により握持され動かせる(外側の)位置に配置されていない。
ダイグラインダ10のエンドリング102の代わりに、ダイグラインダ210は円筒状の解放キャップ302を有している。図20に示すように、解放キャップ302は中心孔304を持つ概ね伏せたカップ形状を有しており、内ねじ306が中心孔の周りに形成されている。解放キャップ302は、内側スリーブ282の末端の外ねじ288に螺合する内ねじ306により、内側スリーブ282の末端でねじ込まれている。解放キャップ302は、環状空間298を規定するために、閉鎖部258の円筒状チューブ262より大きな径である内部空隙を有している。
環状空間298内に設けられたヘリカルスプリング312は、解放キャップ302の一端と、保持リング292のベアリング表面305との間に配置され保持されている。このため、ヘリカルスプリング312は保持リング292を基端側へ(即ち、図18に示す図の右側へ)押圧している。この構成において、保持リング292は、リッジ294がロッキング球286を取り囲み、支えているロック位置である。このロック位置において、リッジ294はロッキング球286を台座凹み284の中に固定する。このため、ロッキング球286は、内側スリーブ282が、−そして内側スリーブ282の末端にねじ込まれている研削ヘッドカップリングチューブ232が−、ダイグラインダ210の長手方向の軸の周りにボディ閉鎖部258の円筒状チューブ262内で回転することを防止する。
研削ヘッド部214の角度方向を変更するために(即ち、ダイグラインダ210の長手方向の軸の周りに回転するために)、解放キャップ302は、保持リング292に対して遠ざかる方向に(図18において左に)動かしてねじが緩められる。この動きは、スプリング312が存在する空間298の軸長を増大させる。このため、保持リング292に対してスプリング312により作用するバネ力は、減じられている。ヘッド232を回転するためにトルクが続けて加えられるとき、ロッキング球286は捕獲孔278及び凹み284から径方向の外側への力を受ける。ロッキング球286は保持リング292に支えられている。スプリング312の弱められた力は、保持リング292を末端側への移動が可能となっている。この動きは、カミング表面296とロッキング球286との係合により補助されている。
そのような保持リング292の末端側への移動は、リッジ294をロッキング球286との重なりから外すものである。この点において、研削ヘッド部214は、ダイグラインダ210の長手方向の軸の周りを回転でき、その回転が内側スリーブ282を円筒状チューブ262内での回転をもたらす。内側スリーブ282が円筒状チューブ262内を回転するため、台座凹み286の周りの内側スリーブ282の本体構成が−捕獲孔278により円周方向の動きが抑制されている−ロッキング球286を、径方向へ移動させ、台座凹み286から持ち上げ、従って外側スリーブ292と円筒状チューブ262との間の環状空間300に少し突出するように、押圧する。環状空間300の大きさは、ロッキング球286が台座凹み284から完全に持ち上がり、外れるのに十分に大きく、またロッキング球286が補角孔278から完全に径方向に通りすぎないように十分に小さく設定されていることが、理解されるであろう。従って、保持リング92が末端側へ移動したとき、内側スリーブ282はロッキング球286の真下で自由に回転する。
研削ヘッド部214が所望の角度位置に回転されると、解放キャップ302は図18に示された位置に戻るよう(基端側へ)ねじ込まれる。これは、空間298の軸長を短くし、ロック位置へ保持リング292を押し戻し、保持リング292に対してスプリング312を押し付ける。リッジ294のカミング表面296がロッキング球286を支えており、それらを環状空間300から押出し、そして各台座凹み284の中に戻している。このため、研削ヘッド部214は、回転に抗して新しい角度位置にロックされる。スプリング312のバネ力は、大き過ぎて、保持リング292をヘッド部214に加わえられたトルクにより末端方向へ移動するようには許可しないものである。
本発明又はその好ましい実施例の要素を導入するとき、その数量を特定しない場合の物品は1つ若しくはそれ以上の数量の要素が存在することを意味している。用語「具備する」、「含む」及び「有する」は、包括的な意味で用いられており、これらは明細書に記載した要素の他に別の要素を付加するかもしれないことを意味している。
本発明の範囲から外れることなしに上記の構成において各種変更は可能であり、上記の明細書に含まれている全ての事項及び添付の図面に示された全ての事項は、説明上のものとして解釈されるべきであり、本発明を限定するものでない。
本願は、2005年10月14日に出願された米国仮出願番号60/727,074の非仮出願である2006年4月10日に出願された米国一部継続出願番号11/279,180であり、その全体がここに参照により組み込まれる。
本発明に係るダイグラインダの実施例の長手方向の断面図である。 図1に示されたダ研削ヘッド部及びイグラインダのロッキング連結部を示す図1の拡大した断片図である。 ダイグラインダにおいて使用される研削ヘッドハウジングの断面図である。 研削ヘッドハウジングの側面図である。 研削ヘッドハウジングの平面図である。 ダイグラインダの駆動シャフトの側面図である。 駆動シャフトの端面図である。 ダイグラインダのボディ閉鎖部の断面図である。 ボディ閉鎖部の端面図である。 ダイグラインダにおいて使用されたエンドキャップの断面図である。 エンドキャップの端面図である。 ダイグラインダに使用された内側スリーブの側面図である。 内側スリーブの端面図である。 図12の円形部分を拡大した詳細図である。 ダイグラインダの外側スリーブの断面図である。 図15の円形部分を拡大した詳細図である。 ダイグラインダのエンドリングの一部断面の側面図である。 図2と同様に拡大した断片図であるが、異なるロッキング連結部を有するダイグラインダを示す。 図18のダイグラインダの保持リングの断面図である。 図18のダイグラインダの解放キャップの断面図である。なお、図面を通して対応する参照符号は対応する部分を示す。

Claims (19)

  1. 長手方向の軸を有するボディ、
    動力駆動で回転可能な出力部を持つロータリー機構を含む研削ヘッド、
    前記ボディ内に配置され、前記出力部を回転するために前記ロータリー機構に駆動可能に接続されたモータ、及び
    前記研削ヘッドを前記ボディに取り付けるために設けられ、前記ボディの長手方向の軸の周りに前記ボディに対して前記研削ヘッドの選択的な回転を可能にするロッキング連結部、
    を具備する研削ツール。
  2. 前記ロッキング連結部は、ロッキング戻り止め機構を具備する請求項1に記載の研削ツール。
  3. 前記ロッキング戻り止め機構は、高速解放に適合した構成を有する請求項2に記載の研削ツール。
  4. 前記ロッキング戻り止め機構は、その上に台座凹みが形成された台座部材、前記台座部材を取り囲み貫通して形成された捕獲孔を有する捕獲部材、前記捕獲孔の内部に配置される止め具、及び前記捕獲部材を取り囲む保持部材を具備する請求項2に記載の研削ツール。
  5. 前記保持部材は、ロック位置と解除位置との間を軸方向にスライドする請求項4に記載の研削ツール。
  6. 前記保持部材は、前記ロック位置の方向に向かって押圧される請求項5に記載の研削ツール。
  7. 前記止め具はロッキング球を具備する請求項4に記載の研削ツール。
  8. 前記保持部材は、その内側表面に形成された径方向内側に突出したリッジを持つ管状スリーブを具備する請求項4に記載の研削ツール。
  9. 解放キャップ、及び前記保持部材を押圧するために、前記解放キャップと前記保持部材との間に配置されたスプリングをさらに具備する請求項4に記載の研削ツール。
  10. 前記解放キャップは、前記研削ツールに螺着され、前記スプリングにより前記保持部材に加えられる力を選択的変更するために配置される請求項9に記載の研削ツール。
  11. 前記ツールは、ニューマチックグラインダであり、前記モータはエアーモータを具備し、前記グラインダは前記エアーモータから前記ロッキング連結部を介して前記出力部に延びる動力伝達部を更に具備する請求項1に記載の研削ツール。
  12. 前記出力部は、前記ボディの長手方向の軸に対して、一致せず、平行ではない軸の周りを回転する請求項1に記載の研削ツール。
  13. 長手方向の軸を有するボディ、
    動力駆動で回転可能な出力部を持つロータリー機構を含む研削ヘッド、
    前記ボディ内に配置され、前記出力部を回転するために前記ロータリー機構に駆動可能に接続されたエアーモータ、
    前記エアーモータを動力駆動するために圧縮されたエアーのソースに接続するためのエアー入口、及び
    前記研削ヘッドを前記ボディに取り付けるために設けられ、前記ボディの長手方向の軸の周りに前記ボディに対して前記研削ヘッドの選択的な回転を可能にするロッキング連結部、
    を具備するニューマチック研削ツール。
  14. 前記ロッキング連結部は、ロッキング戻り止め機構を具備する請求項13に記載のニューマチック研削ツール。
  15. 前記ロッキング戻り止め機構は、高速解放に適合した構成を有する請求項14に記載のニューマチック研削ツール。
  16. 前記ロッキング戻り止め機構は、その上に台座凹みが形成された台座部材、前記台座部材を取り囲み貫通して形成された捕獲孔を有する捕獲部材、前記捕獲孔の内部に配置される止め具、及び前記捕獲部材を取り囲む保持部材を具備する請求項14に記載のニューマチック研削ツール。
  17. 解放キャップ、及び前記保持部材を押圧するために、前記解放キャップと前記保持部材との間に配置されたスプリングをさらに具備する請求項16に記載のニューマチック研削ツール。
  18. 前記解放キャップは、前記研削ツールに螺着され、前記スプリングにより前記保持リングに加えられる力を選択的変更するために配置される請求項17に記載のニューマチック研削ツール。
  19. 長手方向の軸を有するボディ、
    動力駆動で回転可能な出力部を持つロータリー機構を含むヘッド、
    前記ボディ内に配置され、前記出力部を回転するために前記ロータリー機構に駆動可能に接続されたモータ、及び
    前記ヘッドを前記ボディに取り付けるために設けられ、前記ボディの長手方向の軸の周りに前記ボディに対して前記ヘッドの選択的な回転を可能にするロッキング連結部、
    を具備する動力駆動型ツール。
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