JP2008176022A - ヘッドアップディスプレイシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】 非常にコントラストの高い表示視認性を得つつ、くっきりとした視認性のよい表示を行い、且つ表示に奥行き感を持たせることができるヘッドアップディスプレイシステムを提供すること。
【解決手段】 フロントウインドシールド7の周縁を覆う着色部分を拡大して、フロントウインドシールド7におけるヘッドアップディスプレイの表示の反射部分を兼ねるマスキング拡大部2と、マスキング拡大部2に対してドライバ側に設けられ、照射された光により励起して発光することで、ヘッドアップディスプレイの虚像表示の手前側に重ねるように表示を行う蛍光塗料印刷部21,22と、蛍光塗料印刷部21,22へ光を照射する第2光源23、第3光源24と、第2光源23、第3光源24の駆動と停止を制御する制御部11を備えた。
【選択図】 図1
【解決手段】 フロントウインドシールド7の周縁を覆う着色部分を拡大して、フロントウインドシールド7におけるヘッドアップディスプレイの表示の反射部分を兼ねるマスキング拡大部2と、マスキング拡大部2に対してドライバ側に設けられ、照射された光により励起して発光することで、ヘッドアップディスプレイの虚像表示の手前側に重ねるように表示を行う蛍光塗料印刷部21,22と、蛍光塗料印刷部21,22へ光を照射する第2光源23、第3光源24と、第2光源23、第3光源24の駆動と停止を制御する制御部11を備えた。
【選択図】 図1
Description
本発明は、視認性を向上させたヘッドアップディスプレイシステムの技術分野に属する。
従来のヘッドアップディスプレイでは、インスト内に表示器を埋め込み、フロントウインドシールドまたは別体のコンバイナ上の略透明部分に表示器からの光を反射させ、背景とラップさせてドライバから表示が見える構造にしている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−35406号公報(第2−7頁、全図)
しかしながら、従来のヘッドアップディスプレイシステムにあっては、フロントウインドシールドまたは、コンバイナ上の略透明部分に反射した光は、背景景色とラップして見えるため、背景の明るさ(明暗)、色調等により視認性が大きく変わり、背景が明るい場合や背景色がHUDの表示色と同系色の場合は、視認性が低下し殆ど見えない場合があり問題であった。
そのため、従来のヘッドアップディスプレイシステムでは、表示の奥行き感を得ることができなかった。
そのため、従来のヘッドアップディスプレイシステムでは、表示の奥行き感を得ることができなかった。
本発明は、上記問題点に着目してなされたもので、その目的とするところは、非常にコントラストの高い表示視認性を得つつ、くっきりとした視認性のよい表示を行い、且つ表示に奥行き感を持たせることができるヘッドアップディスプレイシステムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明では、表示をフロントウインドシールドの位置付近で反射させ、ドライバに虚像で表示を行うヘッドアップディスプレイシステムにおいて、フロントウインドシールドの周縁を覆う着色部分を拡大して、フロントウインドシールドにおけるヘッドアップディスプレイの表示の反射部分を兼ねる拡大着色部と、前記拡大着色部に対してドライバ側に設けられ、照射された光により励起して発光することで、ヘッドアップディスプレイの虚像表示の手前側に重ねるように表示を行う固定表示部と、前記固定表示部へ光を照射する照射手段と、前記照射手段の駆動と停止を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
よって、本発明にあっては、非常にコントラストの高い表示視認性を得つつ、くっきりとした視認性のよい表示を行い、且つ表示に奥行き感を持たせることができる。
以下、本発明のヘッドアップディスプレイシステムを実現する実施の形態を、請求項1,2,3,4に係る発明に対応する実施例1に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は実施例1のヘッドアップディスプレイシステムの主要構成の説明断面図である。
図1は実施例1のヘッドアップディスプレイシステムの主要構成の説明断面図である。
実施例1のヘッドアップディスプレイシステムは、HUDユニット1、マスキング拡大部2を主要構成としている。
HUDユニット1は、図1に示すように、車両の車室内とエンジンルームを仕切る隔壁6より後方で、インストパネル3の前側の内部に設けられている。
この位置は、図1に示すように、メータ4、インストパネル3の内部のダクト5より前方位置となる。
HUDユニット1は、図1に示すように、車両の車室内とエンジンルームを仕切る隔壁6より後方で、インストパネル3の前側の内部に設けられている。
この位置は、図1に示すように、メータ4、インストパネル3の内部のダクト5より前方位置となる。
HUDユニット1は、制御部11、表示部12、第1光源13を主要な構成としている。
制御部11は、車両の各装置等から表示に関する情報を得て、表示部12への表示内容の制御と第1光源13の制御を行う。
表示部12は、制御部11の表示内容データから画像を生成して表示を行う。
具体例として液晶表示を挙げておく。
第1光源13は、表示部12のバックライトとして投光を行い、虚像表示に充分な輝度を持たせる。
制御部11は、車両の各装置等から表示に関する情報を得て、表示部12への表示内容の制御と第1光源13の制御を行う。
表示部12は、制御部11の表示内容データから画像を生成して表示を行う。
具体例として液晶表示を挙げておく。
第1光源13は、表示部12のバックライトとして投光を行い、虚像表示に充分な輝度を持たせる。
次に実施例1のヘッドアップディスプレイシステムのマスキング拡大部について説明する。
図2は実施例1のヘッドアップディスプレイシステムのマスキング拡大部の説明図である。図3は実施例1のヘッドアップディスプレイシステムのマスキング拡大部の説明断面図である。図4は実施例1のヘッドアップディスプレイシステムのマスキング拡大部及びマスキング部の説明図である。
図2は実施例1のヘッドアップディスプレイシステムのマスキング拡大部の説明図である。図3は実施例1のヘッドアップディスプレイシステムのマスキング拡大部の説明断面図である。図4は実施例1のヘッドアップディスプレイシステムのマスキング拡大部及びマスキング部の説明図である。
実施例1では、図4に示すように、フロントウインドシールド7の周縁部に、マスキング部2a及びマスキング拡大部2を設けている。
このマスキング拡大部2及びマスキング部2aは、図3に示すように、合わせガラス、つまり2枚のガラス71,72を合わせて構成されるフロントウインドシールドにおいて、ガラス71,72の間に例えば黒いセラミック塗装部分として、設けるものである。
なお、図2等図面上では、マスキング拡大部2の黒いセラミック塗装部分は、説明上、ハッチングで示すものとする。
このマスキング拡大部2及びマスキング部2aは、図3に示すように、合わせガラス、つまり2枚のガラス71,72を合わせて構成されるフロントウインドシールドにおいて、ガラス71,72の間に例えば黒いセラミック塗装部分として、設けるものである。
なお、図2等図面上では、マスキング拡大部2の黒いセラミック塗装部分は、説明上、ハッチングで示すものとする。
さらに、実施例1では、図3に示すように、マスキング拡大部2よりドライバ手前側となるガラス71,72の間にシートまたは印刷などで、もしくはマスキング拡大部2よりドライバ手前側となるガラス72に印刷等を施すようにして、蛍光(蓄光)塗料印刷部21を設ける。
蛍光塗料印刷部21,22の表示内容として実施例1では、異なる蛍光色の2種類の表示内容を、重ならない位置になるよう配列して印刷で設ける。具体的には、方向指示を示す矢印と燃料残量の注意を促す給油マークを印刷で設ける。
そして、図3に示すように、手前のガラス72の内部へ下方から、蛍光塗料印刷部21,22に対応する異なる2種類の色で投光する第2光源23、第3光源24を設ける。なお、この第2光源23、第3光源24は、制御部11により制御駆動する構成にする。また、第2光源23、第3光源24の例として、青色LED、赤色LEDを挙げておく。
蛍光塗料印刷部21,22の表示内容として実施例1では、異なる蛍光色の2種類の表示内容を、重ならない位置になるよう配列して印刷で設ける。具体的には、方向指示を示す矢印と燃料残量の注意を促す給油マークを印刷で設ける。
そして、図3に示すように、手前のガラス72の内部へ下方から、蛍光塗料印刷部21,22に対応する異なる2種類の色で投光する第2光源23、第3光源24を設ける。なお、この第2光源23、第3光源24は、制御部11により制御駆動する構成にする。また、第2光源23、第3光源24の例として、青色LED、赤色LEDを挙げておく。
図5は実施例1のヘッドアップディスプレイシステムの制御ブロック構成を示す図である。
つまり、実施例1では、制御部11により、表示部12、第1光源13、第2光源23、第3光源24を制御する構成となる。
つまり、実施例1では、制御部11により、表示部12、第1光源13、第2光源23、第3光源24を制御する構成となる。
次に、図4に示すように、フロントウインドシールド7の周縁部に設けるマスキング部2aの一部の高さを大きくして、マスキング拡大部2を設ける。
そして、マスキング拡大部2を設けた部分に相当するインストパネル3の部分を下方へ凹ませるようにして、図2に示す横長の略六角形状のマスキング拡大部2を設けるようにする。図2に凹部3aとして示す。
この際に、インストパネル3の凹部3a以外の上面部分、つまり一般面は、可能な限り上方に設定し、HUDの反射表示を行う部分のみを凹ませる形状の凹部3aとする。
そして、マスキング拡大部2を設けた部分に相当するインストパネル3の部分を下方へ凹ませるようにして、図2に示す横長の略六角形状のマスキング拡大部2を設けるようにする。図2に凹部3aとして示す。
この際に、インストパネル3の凹部3a以外の上面部分、つまり一般面は、可能な限り上方に設定し、HUDの反射表示を行う部分のみを凹ませる形状の凹部3aとする。
次に、作用を説明する。
[表示制御処理]
図6に示すのは、実施例1のヘッドアップディスプレイシステムの制御部11で実行される表示制御処理の流れを示すフローチャートで、以下各ステップについて説明する。
[表示制御処理]
図6に示すのは、実施例1のヘッドアップディスプレイシステムの制御部11で実行される表示制御処理の流れを示すフローチャートで、以下各ステップについて説明する。
ステップS1では、IGNがONになることにより、この制御が開始する。
ステップS2では、表示部12、第1光源13を駆動してヘッドアップディスプレイの表示を行う。
ステップS3では、車両異常の発生があるかどうかを制御部11で判断し、異常が発生しているならばステップS4へ進み、異常が発生していないならばステップS6へ進む。
ステップS4では、表示部12、第1光源13を駆動したヘッドアップディスプレイの表示に加えて、第2光源23を駆動した蛍光塗料印刷部21による表示、または第3光源24を駆動した蛍光塗料印刷部22による表示を行う。
ステップS5では、蛍光表示を行ってから、所定時間が経過したかどうかを判断し、経過したならばステップS6に進み、経過していないならばステップS4へ戻る。
ステップS6では、表示部12、第1光源13を駆動したヘッドアップディスプレイの表示を行う。
[視認性を非常に向上させる作用]
実施例1のヘッドアップディスプレイシステムでは、制御部11の制御により表示内容を表示した表示部12を背面から光源13で投光することにより、表示光は、光路100によりマスキング拡大部2の位置のガラス72で反射して、ドライバの目線へむかう。これにより、ドライバからは、図1に示す虚像20の位置に表示が見えることになる。また、この表示の背景は、マスキング拡大部2となる。
[視認性を非常に向上させる作用]
実施例1のヘッドアップディスプレイシステムでは、制御部11の制御により表示内容を表示した表示部12を背面から光源13で投光することにより、表示光は、光路100によりマスキング拡大部2の位置のガラス72で反射して、ドライバの目線へむかう。これにより、ドライバからは、図1に示す虚像20の位置に表示が見えることになる。また、この表示の背景は、マスキング拡大部2となる。
反射された虚像による表示の背景が周辺の景色に関わらず常に黒となるため、周辺環境に左右されることなく、非常にコントラストの高い表示視認性を得ることができる。
また、背景が黒い部分に反射表示させるため、略透明部に反射表示させるタイプに比べ、表示部12の輝度が低くても視認性のよい表示を得ることができる。
このことは、消費電流の低減につながる。
また、背景が黒い部分に反射表示させるため、略透明部に反射表示させるタイプに比べ、表示部12の輝度が低くても視認性のよい表示を得ることができる。
このことは、消費電流の低減につながる。
つまり、表示部12からの光をフロントウインドシールド7または別体のコンバイナ上の略透明部に反射表示させる従来のHUD(ヘッドアップディスプレイ)に比べ、表示部12の輝度を明るくしなくてすむため、表示部12または光源13の負荷を軽減することができる。
[奥行きのある表示作用]
図7は実施例1のヘッドアップディスプレイシステムにおける表示制御のタイムチャートである。図8は実施例1のヘッドアップディスプレイシステムにおける表示例を示す説明図である。図9は実施例1のヘッドアップディスプレイシステムにおける表示例を示す説明図である。
実施例1のヘッドアップディスプレイシステムでは、ヘッドアップディスプレイの表示の際に黒い背景となるマスキング拡大部2より、ドライバ側、つまり手前側に、蛍光塗料印刷部21,22を設けている。
この蛍光塗料印刷部21は、固定パターンであり、実施例1では、矢印の表示50と給油の表示60を示す。
図7は実施例1のヘッドアップディスプレイシステムにおける表示制御のタイムチャートである。図8は実施例1のヘッドアップディスプレイシステムにおける表示例を示す説明図である。図9は実施例1のヘッドアップディスプレイシステムにおける表示例を示す説明図である。
実施例1のヘッドアップディスプレイシステムでは、ヘッドアップディスプレイの表示の際に黒い背景となるマスキング拡大部2より、ドライバ側、つまり手前側に、蛍光塗料印刷部21,22を設けている。
この蛍光塗料印刷部21は、固定パターンであり、実施例1では、矢印の表示50と給油の表示60を示す。
例えば、通常の状態では、制御部11は、表示部12、第1光源13を駆動し、ヘッドアップディスプレイの表示を良好なコントラストで行う(ステップS6、図8(a)参照、図9(a)参照)。
この状態は、図7のタイムチャートでは、HUDがONの状態である。
なお、この通常の状態では、ヘッドアップディスプレイには、例えば車速、経路誘導等を表示するものとする。
この状態は、図7のタイムチャートでは、HUDがONの状態である。
なお、この通常の状態では、ヘッドアップディスプレイには、例えば車速、経路誘導等を表示するものとする。
そして、例えば、ナビゲーションの必要性等により、左折を示す表示を強調して表示させたい場合(ステップS3→S4)に、第2光源23を駆動させる。
すると、蛍光塗料印刷部21に対応した色、例えば青色LEDを点灯させる。すると、図3に示すように、その光は、ガラス72の内部を導光されて、蛍光塗料印刷部21へ照射される。これにより、蛍光塗料印刷部21が輝度を得て、左折を示す矢印の表示50が、表示部12、第1光源13によるヘッドアップディスプレイの表示(虚像20)の手前側に表示される(図8(b)参照)。
すると、蛍光塗料印刷部21に対応した色、例えば青色LEDを点灯させる。すると、図3に示すように、その光は、ガラス72の内部を導光されて、蛍光塗料印刷部21へ照射される。これにより、蛍光塗料印刷部21が輝度を得て、左折を示す矢印の表示50が、表示部12、第1光源13によるヘッドアップディスプレイの表示(虚像20)の手前側に表示される(図8(b)参照)。
この場合には、表示部12、第1光源13によるヘッドアップディスプレイの表示は、矢印の表示50と重ねて、お互いが目立つ色が望ましい。また、矢印の表示50に合わせて、表示部12、第1光源13によるヘッドアップディスプレイの表示色を切り替えるようにしてもよい。
図7のタイムチャートでは、この状態は、中段の「光源1のON」の状態である。なお、ステップS5の処理により、所定時間の経過により点灯、表示は終了する。
図7のタイムチャートでは、この状態は、中段の「光源1のON」の状態である。なお、ステップS5の処理により、所定時間の経過により点灯、表示は終了する。
次に、制御部11が車両異常の発生として、燃料残量不足とし、ウォーニングランプを点灯させる際には、第3光源24を点灯させる。
すると、蛍光塗料印刷部22に対応した色、例えば赤色LEDを点灯させる。すると、図3に示すように、その光は、ガラス72の内部を導光されて、蛍光塗料印刷部22へ照射される。これにより、蛍光塗料印刷部22が輝度を得て、給油を促す表示60が、表示部12、第1光源13によるヘッドアップディスプレイの表示(虚像20)の手前側に表示される(図9(b)参照)。
すると、蛍光塗料印刷部22に対応した色、例えば赤色LEDを点灯させる。すると、図3に示すように、その光は、ガラス72の内部を導光されて、蛍光塗料印刷部22へ照射される。これにより、蛍光塗料印刷部22が輝度を得て、給油を促す表示60が、表示部12、第1光源13によるヘッドアップディスプレイの表示(虚像20)の手前側に表示される(図9(b)参照)。
この場合には、表示部12、第1光源13によるヘッドアップディスプレイの表示は、給油を促す表示60と重ねて、お互いが目立つ色が望ましい。また、給油を促す表示60に合わせて、表示部12、第1光源13によるヘッドアップディスプレイの表示色を切り替えるようにしてもよい。
図7のタイムチャートでは、この状態は、下段の「光源2のON」の状態である。なお、ステップS5の処理により、所定時間の経過により点灯、表示は終了する。
図7のタイムチャートでは、この状態は、下段の「光源2のON」の状態である。なお、ステップS5の処理により、所定時間の経過により点灯、表示は終了する。
このように実施例1のヘッドアップディスプレイシステムでは、矢印の表示50及び給油を促す表示60を、表示部12、第1光源13によるヘッドアップディスプレイの表示(虚像20)の手前側に見せることができ、奥行き感のある表示を行うことができる。
また、この奥行きのある表示は、奥側が虚像による表示、手前側が実像による表示となるため、非常に視認性のよい表示を見せることができ、実施例1で示すような左折に対する緊急度の高い表示や、警告表示に特に適している。
また、この奥行きのある表示は、奥側が虚像による表示、手前側が実像による表示となるため、非常に視認性のよい表示を見せることができ、実施例1で示すような左折に対する緊急度の高い表示や、警告表示に特に適している。
また、第2光源23、第3光源24の消灯時には、蛍光体が励起されないため、黒い背景表示の一部となり目立つことがない。また、蛍光塗料印刷部21,22は、その外側に黒いマスキング拡大部2が配置されるために、外光の影響を受け難くなる。そのため、第2光源23、第3光源24の消灯時に外光により表示がされたり、外光による早期の劣化を防止することができる。
次に、効果を説明する。
実施例1のヘッドアップディスプレイシステムにあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
実施例1のヘッドアップディスプレイシステムにあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1)表示をフロントウインドシールド7の位置付近で反射させ、ドライバに虚像で表示を行うヘッドアップディスプレイシステムにおいて、フロントウインドシールド7の周縁を覆う着色部分を拡大して、フロントウインドシールド7におけるヘッドアップディスプレイの表示の反射部分を兼ねるマスキング拡大部2と、マスキング拡大部2に対してドライバ側に設けられ、照射された光により励起して発光することで、ヘッドアップディスプレイの虚像表示の手前側に重ねるように表示を行う蛍光塗料印刷部21,22と、蛍光塗料印刷部21,22へ光を照射する第2光源23、第3光源24と、第2光源23、第3光源24の駆動と停止を制御する制御部11を備えるため、非常にコントラストの高い表示視認性を得つつ、くっきりとした視認性のよい表示を行い、且つ表示に奥行き感を持たせることができる。
(2)蛍光塗料印刷部21,22は、緊急状態、異常状態を示す固定された表示内容であり、制御部11は、蛍光塗料印刷部21,22の表示内容に相当する車両状態になると第2光源23、第3光源24を駆動させるため、虚像表示に対して、手前側に重なる奥行きのある表示により強調された表示で、車両の緊急状態、異常状態を示す表示を見ることができ、車両の緊急状態、異常状態に、より気付きやすくさせることができる。
(3)マスキング拡大部2は、2枚構造のフロントウインドシールド7(ガラス71,72)で挟むようにして設けられるものであり、蛍光塗料印刷部21,22は、2枚構造のフロントウインドシールド7のドライバ側シールド(ガラス72)に設けたものであり、照射手段は、2枚構造のフロントウインドシールド7のドライバ側シールド(ガラス72)内部で、第2光源23、第3光源24の光を導光させて、蛍光塗料印刷部21,22を照射する構成であるため、本来、2枚構造のフロントウインドシールド7の間に設けられる周縁印刷部分を拡大することで、表示背景として利用でき、そのドライバ側のガラスに設けることで、既存の構成から特段の変更なく、蛍光塗料印刷部21,22を設けることができる。
(4)固定表示部は、蛍光体を含むインクで表示内容を印刷したものであるため、第2光源23、第3光源24の光により蛍光体を励起させて、発光させ、コストを抑制して表示を行うことができる。
以上、本発明のヘッドアップディスプレイシステムを実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
例えば、蛍光塗料印刷部の表示内容は、実施例1に示した以外のものであっても文字、図形、パターン、形状のように固定されたものであればよい。
また、例えば、蛍光塗料印刷部による表示内容は、実施例1では、2つの表示を示したが、一つであってもよいし、また、さらに複数の表示であってもよい。
蛍光塗料印刷部により2つの表示を示す際、第2光源23、第3光源24、及び蛍光塗料印刷部21,22の表示色としては、波長の離れた色、例えば、赤またはオレンジと青または緑にすることが望ましい。
蛍光塗料が紫外線に反応するタイプにした場合は、フロントガラスに印刷するパターンは、マスターウォーニングのマークとし、UV−LEDを点灯することにより、マスターウォーニングのマークを発光させるようにすればよい。
また、例えば、蛍光塗料印刷部による表示内容は、実施例1では、2つの表示を示したが、一つであってもよいし、また、さらに複数の表示であってもよい。
蛍光塗料印刷部により2つの表示を示す際、第2光源23、第3光源24、及び蛍光塗料印刷部21,22の表示色としては、波長の離れた色、例えば、赤またはオレンジと青または緑にすることが望ましい。
蛍光塗料が紫外線に反応するタイプにした場合は、フロントガラスに印刷するパターンは、マスターウォーニングのマークとし、UV−LEDを点灯することにより、マスターウォーニングのマークを発光させるようにすればよい。
1 HUDユニット
11 制御部
12 表示部
13 第1光源
2 マスキング拡大部
2a マスキング部
21 蛍光塗料印刷部
22 蛍光塗料印刷部
23 第2光源
24 第3光源
3 インストパネル
3a 凹部
4 メータ
5 ダクト
6 隔壁
7 フロントウインドシールド
71 ガラス
72 ガラス
9 ステアリングホイール
20 虚像
50 (矢印の)表示
60 (給油の)表示
100 光路
11 制御部
12 表示部
13 第1光源
2 マスキング拡大部
2a マスキング部
21 蛍光塗料印刷部
22 蛍光塗料印刷部
23 第2光源
24 第3光源
3 インストパネル
3a 凹部
4 メータ
5 ダクト
6 隔壁
7 フロントウインドシールド
71 ガラス
72 ガラス
9 ステアリングホイール
20 虚像
50 (矢印の)表示
60 (給油の)表示
100 光路
Claims (4)
- 表示をフロントウインドシールドの位置付近で反射させ、ドライバに虚像で表示を行うヘッドアップディスプレイシステムにおいて、
フロントウインドシールドの周縁を覆う着色部分を拡大して、フロントウインドシールドにおけるヘッドアップディスプレイの表示の反射部分を兼ねる拡大着色部と、
前記拡大着色部に対してドライバ側に設けられ、照射された光により励起して発光することで、ヘッドアップディスプレイの虚像表示の手前側に重ねるように表示を行う固定表示部と、
前記固定表示部へ光を照射する照射手段と、
前記照射手段の駆動と停止を制御する制御手段と、
を備えることを特徴とするヘッドアップディスプレイシステム。 - 請求項1に記載のヘッドアップディスプレイシステムにおいて、
前記固定表示部は、
緊急状態、異常状態を示す固定された表示内容であり、
前記制御手段は、前記固定表示部の表示内容に相当する車両状態になると前記照射手段を駆動させる、
ことを特徴とするヘッドアップディスプレイシステム。 - 請求項1または請求項2に記載のヘッドアップディスプレイシステムにおいて、
前記拡大着色部は、
2枚構造のフロントウインドシールドで挟むようにして設けられるものであり、
前記固定表示部は、2枚構造のフロントウインドシールドのドライバ側シールドに設けたものであり、
前記照射手段は、2枚構造のフロントウインドシールドのドライバ側シールド内部で、光源の光を導光させて、前記固定表示部を照射する構成である、
ことを特徴とするヘッドアップディスプレイシステム。 - 請求項1〜請求項3に記載のヘッドアップディスプレイシステムにおいて、
前記固定表示部は、蛍光体を含むインクで表示内容を印刷したものである、ことを特徴とするヘッドアップディスプレイシステム。
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