JP2012037570A - 車両用表示装置のバックライト - Google Patents

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哲也 杉山
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Abstract

【課題】サブ表示エリアを設ける車両用表示装置において、サブ表示エリアの混色、色にじみを防止すること、多色表示する場合に色フィルタ付き表示デバイスを用いなくてもエリアカラーを表示でき、大型化、コスト増を抑制すること、のできる車両用表示装置のバックライトを得る。
【解決手段】各種車両情報を表示する車両用表示装置のバックライト19であって、車両用表示装置は、主情報を表示するメイン表示部15とメイン表示部15の一部領域又はメイン表示部15に隣接した領域にメイン表示部15と異なる色で副情報を表示するサブ表示部17とを備え、サブ表示部17を照らすバックライト19として、メイン表示部15に適用されるバックライトと異なる別部材を用いた。異なる別部材は、基板23、発光ダイオード25、拡散板27、レンズ29のいずれか一つ、若しくはそれらの組み合わせ、又はそれらの全てとすることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、メイン表示部とサブ表示部が併用される車両用表示装置のバックライトに関する。
車両用表示装置の一つに車速表示、ウォーニング等の各種情報を運転者の視野内へ重ね表示するヘッドアップディスプレイ装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
図27に示すように、ヘッドアップディスプレイ装置501は、車両のウインドシールド503の投射エリア505に表示デバイス507から虚像を投射し、運転者のアイポイント509からウインドシールド503を透して車両の前景と投射した虚像とを重畳現認させる。
図28に示す表示デバイス507に液晶素子511を用いる場合、バックライトが必要である。表示デバイス507は、図29に示すように、基板515に実装された発光ダイオード517と、発光ダイオード517の光を集光して効率よく拡散板519に向かわせるレンズ521と、液晶素子511と、を備える。放熱が必要な場合、基板515の裏に伝熱シートを貼り付け、ヒートシンクを設ける場合もある。
この例による発光ダイオード517は、図30に示すように、ハウジング523の小室525にそれぞれ配置され、それぞれの発光ダイオード517が、液晶素子511の対応する部分をバックライト照明する。発光ダイオード517は、複数色を発光自在であり、発光ダイオード517を赤色、緑色及び青色の3原色の発光ダイオード517より構成し、任意の色をフルカラーで発光するようになっている。かかるフルカラー発光可能な発光ダイオード517としては、赤色、緑色及び青色のチップを一体的にモールドレンズ内に内装した単独でフルカラー発光自在なタイプ、又は単色の発光ダイオード517を最適配列して合成色を作るタイプとすることができる。
特開平10−35324号公報
ところで、車両用表示装置は、メイン表示以外にサブ表示エリア(エリアカラー)を設けたいとする要請がある。従来装置でエリアカラーを表示する場合、エリアカラーの直下の発光ダイオードを指定色にすれば良い。しかし、メイン表示色とエリアカラー色が近接していると、色が混ざって色にじみが生じるため、メインエリアとサブエリアはある程度、距離を離す必要がある。
ヘッドアップディスプレイ表示は、前方視界内に表示するため、あまり大きな表示は前方視界を遮り好ましくない。限られた小さな表示エリアに効率よく表示するためには、色にじみのために不表示エリアができるのは好ましくない。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、サブ表示エリアを設ける車両用表示装置において、サブ表示エリアの混色、色にじみを防止すること、多色表示する場合に色フィルタ付き表示デバイスを用いなくてもエリアカラーを表示でき、大型化、コスト増を抑制すること、のできる車両用表示装置のバックライトを提供することにある。
本発明に係る上記目的は、下記構成により達成される。
(1) 各種車両情報を表示する車両用表示装置のバックライトであって、前記車両用表示装置は、主情報を表示するメイン表示部と該メイン表示部の一部領域又は前記メイン表示部に隣接した領域に該メイン表示部と異なる色で副情報を表示するサブ表示部とを備え、前記サブ表示部を照らすバックライトとして、前記メイン表示部に適用されるバックライトと異なる別部材を用いたことを特徴とする車両用表示装置のバックライト。
この車両用表示装置のバックライトによれば、メイン表示部に近接してサブ表示エリアが設けられる車両用表示装置において、少なくとも発光ダイオード、導光手段がメイン表示部の構成部材と別部材となることで、メイン表示部からの光の入射によってサブ表示部に、混色や表示色のにじみが生じなくなる。色フィルタ付き表示デバイスを用いなくても限られた小さな表示エリアに効率よく表示され、小さな表示エリアにおいても視認性に優れたカラー表示が可能となる。
(2) (1)の車両用表示装置のバックライトであって、前記サブ表示部は、基板実装された発光ダイオードの光を導光手段及び拡散板を通して液晶素子に当てることで副情報をライン表示することを特徴とする車両用表示装置のバックライト。
この車両用表示装置のバックライトによれば、サブ表示部への光路が導光手段によって独立し、メイン表示部からの光がサブ表示部へ進入したり、サブ表示部からの光がメイン表示部へ進入したりする迷光がなくなり、混色、表示色のにじみが発生しなくなる。
(3) (1)の車両用表示装置のバックライトであって、前記サブ表示部は、基板実装された発光ダイオードの光を導光手段を通して直接表示することで副情報をライン表示することを特徴とする車両用表示装置のバックライト。
この車両用表示装置のバックライトによれば、液晶素子を透過させずに導光手段からの光が直接視認されるので、液晶素子の透過率に光の利用効率が左右されなくなり、輝度の確保が容易となる。
(4) (1)の車両用表示装置のバックライトであって、前記サブ表示部は、基板実装された発光ダイオードの光を拡散板に直接当てることで副情報をライン表示することを特徴とする車両用表示装置のバックライト。
この車両用表示装置のバックライトによれば、導光手段が不要となり、構造が簡素になるとともに、導光手段による光の吸収、損失が生じないのでサブ表示部の高輝度化、又は発光ダイオードの発光強度の低減が可能となる。
(5) (2)〜(4)のいずれか1つの車両用表示装置のバックライトであって、前記ライン表示に合わせて複数個の発光ダイオードを基板に配列したことを特徴とする車両用表示装置のバックライト。
この車両用表示装置のバックライトによれば、導光手段が一枚の場合、端からの点灯により導光手段の内部での光の吸収、拡散によって生じる減衰を利用し、ライン方向に区切りのない、敢えて曖昧な色表現としたカラーグラデーション表示が可能となる。
(6) (5)の車両用表示装置のバックライトであって、前記発光ダイオードとして、同一色を発光する複数個の発光ダイオードまたは異なる色を発光する複数個の発光ダイオードを用いていることを特徴とする車両用表示装置のバックライト。
この車両用表示装置のバックライトによれば、ライン表示を導光手段の端から点灯していくのではなく、ライン表示の全体をOFF表示から徐々に輝度を上げていく状態表示が可能となる。この場合においても異なる色を発光する発光ダイオードを備えることで同時に色変えも可能となる。
本発明に係る車両用表示装置のバックライトによれば、サブ表示エリアを設ける車両用表示装置において、サブ表示エリアの混色、による色にじみを防止すること、多色表示する場合に色フィルタ付き表示デバイスを用いずにエリアカラーを表示でき、大型化、及びコスト増を抑制することができる。
本発明の実施の形態に係る車両用表示装置の表示デバイスの斜視図。 図1の断面図である。 (a)メイン表示部とサブ表示部を分けた構造例の断面図、(b)はその斜視図である。 (a)は導光手段が一枚の表示デバイスの正面図、(b)はその側面図である。 導光手段に左側又は右側から点灯した場合によるサブ表示部の表示例を表す正面図である。 左端を緑、右端を赤で点灯した場合のサブ表示部の表示例を表す正面図である。 ハイブリッド車での表示デバイスの表示例を表す正面図である。 サブ表示部に目盛りを表示させた表示デバイスの正面図である。 それぞれの発光ダイオードに独立の導光手段を設けた構造例の側面図である。 図9の構造例によりサブ表示部を仕切り表示した表示デバイスの正面図である。 導光手段を用いずに発光ダイオードを別の基板に設けた構造例の側面図である。 拡散板の溝に仕切壁を設けた構造例の側面図である。 導光手段に代えて導光ケースを設けた構造例の側面図である。 導光ケースを発光ダイオードごとに設けた構造例の側面図である。 メイン表示部の上下にサブ表示部を設けた表示デバイスの正面図である。 メイン表示部の左右にサブ表示部を設けた表示デバイスの正面図である。 メイン表示部の全周にサブ表示部を設けた表示デバイスの正面図である。 メイン表示部の全周に設けられたサブ表示部が仕切表示される表示デバイスの正面図である。 図18の構造例においての異なる点灯順を(a)(b)で表した表示デバイスの正面図である。 メイン表示部とサブ表示部を近接させた表示デバイスの正面図である。 封止部が広くメイン表示部とサブ表示部が離れた比較例の正面図である。 図21の封止部にサブ表示部を重ねた表示デバイスの正面図である。 (a)は導光手段を屈曲させてサブ表示部を重ねた表示デバイスの側面図、(b)はその導光手段先端の拡大図である。 導光手段又は導光ケースを用いてサブ表示部を重ねた表示デバイスの側面図である。 導光手段をレンズ形状に形成してサブ表示部を重ねた表示デバイスの側面図である。 (a)は導光ケースを屈曲させてサブ表示部を重ねた表示デバイスの側面図、(b)は内部に反射面が設けられたその導光手段先端の拡大図である。 ヘッドアップディスプレイ装置の概念図である。 従来の表示デバイスの斜視図である。 図28に示した表示デバイスの断面図である。 図29の構造を模式的に表した斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る車両用表示装置の表示デバイスの斜視図、図2は図1の断面図である。
本実施の形態では、車両用表示装置がヘッドアップディスプレイ装置である場合を例に説明するが、車両用表示装置はこの他、カーナビゲーション装置等の表示装置であってもよい。ヘッドアップディスプレイ装置は、ウインドシールドの下方のインストルメントパネル、あるいはインストルメントパネル上に設置され、ウインドシールドの投射エリアに表示光を投射し、投射エリアに表示情報の虚像を形成するもので、運転者のアイポイントからウインドシールドを透して車両の前景と虚像とを運転者に重畳視認させる。
ヘッドアップディスプレイ装置は、車両のウインドシールドの下方に位置するインストルメントパネル内に表示デバイス11が設けられ、表示デバイス11には表示光を照射するバックライト付き液晶素子13が用いられる。液晶素子13には主情報を表示するメイン表示部15とメイン表示部15の一部領域又はメイン表示部15に隣接した領域にメイン表示部15と異なる色で副情報を表示するサブ表示部17とが設けられている。なお、後述するようにサブ表示部17は液晶素子13と別体に設けられてもよい。
図2に示すように、表示デバイス11は、サブ表示部17を照らすバックライト19として、メイン表示部15に適用されるバックライトと異なる別部材を用いている。表示デバイス11は、筐体21(図1参照)と、基板23に実装された発光ダイオード25と、発光ダイオード25の光を集光して効率よく拡散板27に向かわせるレンズ29と、液晶素子13と、基板23に設けられたサブ表示用発光ダイオード31と、サブ表示用発光ダイオード31からの光を拡散板27に向かわせる導光手段33と、を備える。放熱が必要な場合、基板23の裏に伝熱シートを貼り付け、ヒートシンクを設けてもよい。ここで、異なる別部材とは、基板23、導光手段33、拡散板27、レンズ29のいずれか一つ、若しくはそれらの組み合わせ、又はそれらの全てとすることができる。
本実施の形態において、液晶素子13は、白黒表示となる。基板23に設けられた図示しない液晶駆動回路に、画像信号が入力されることによって表示が制御される。また、基板23には、発光ダイオード25、サブ表示用発光ダイオード31を駆動制御する図示しない発光ダイオード駆動回路が設けられている。これら液晶駆動回路と発光ダイオード駆動回路は、図示しない表示制御装置によって同期して駆動制御される。TFT液晶素子のように液晶素子側に色フィルタがある表示装置での色変えは容易であるが、色フィルタ透過率が悪く、高輝度な発光ダイオード25が必要となる。また、TFT液晶素子はコストが高いなどの問題がある。これに対し本構成例によれば、TFT液晶素子を使用しないので、部材コストを安価にできる。
この構成例では、基板実装されたサブ表示用発光ダイオード31の光が、導光手段33及び拡散板27を通して、液晶素子13に当てられることでサブ表示部17に副情報がライン表示される。光源であるサブ表示用発光ダイオード31からの光は、透明な樹脂で成形された導光手段33に入射する。導光手段33の光入射端面に入射した光は、導光手段33を媒質として伝播し、光出射端面から出射される。
サブ表示部17への光路が導光手段33によって独立し、メイン表示部15からの光がサブ表示部17へ進入したり、サブ表示部17からの光がメイン表示部15へ進入したりする迷光がなくなる。すなわち、導光手段33を用いて拡散板27まで光を導くことで、色にじみが発生しない。また、サブ表示用発光ダイオード31からの光を導光手段33を介して液晶素子13に照明することで、メイン表示部15とサブ表示部17の色を変えることができる。
この構成例によれば、メイン表示部15に近接してサブ表示エリア35が設けられる車両用表示装置において、サブ表示用発光ダイオード31、導光手段33がメイン表示部15の構成部材と別部材となることで、メイン表示部15からの光の入射によってサブ表示部17に、混色や表示色のにじみが生じなくなる。色フィルタ付き表示デバイス11を用いなくても限られた小さな表示エリア35に効率よく表示され、小さな表示エリア35においても視認性に優れたカラー表示が可能となる。
以下にバックライト19の種々の変形例を説明する。
図3(a)メイン表示部15とサブ表示部17を分けた構造例の断面図、(b)はその斜視図である。なお、以下の各構成例において、図1,図2に示した部材と同一の部材には同一の付し重複する説明は省略する。
この構成例は、サブ表示用発光ダイオード31からの光が液晶素子13を照明しない。サブ表示部17は、基板実装されたサブ表示用発光ダイオード31の光を導光手段33を通して直接表示することで副情報をライン表示する。したがって、導光手段33の前方には拡散板27が別体で設けられる。
この構成例によれば、液晶素子13を透過させずに導光手段33からの光が直接視認されるので、液晶素子13の透過率に光の利用効率が左右されなくなり、サブ表示部17における輝度の確保が容易となる。
図4(a)は導光手段33が一枚の表示デバイス11の正面図、(b)はその側面図、図5は導光手段33に左側又は右側から点灯した場合によるサブ表示部17の表示例を表す正面図、図6は左端を緑、右端を赤で点灯した場合のサブ表示部17の表示例を表す正面図である。
この構成例は、ライン表示に合わせて複数個のサブ表示用発光ダイオード31を基板23に配列している。導光手段33が一枚型の場合である。サブ表示部17は、区切りなくカラー表示されることとなる。導光手段33の左端、あるいは右端からサブ表示用発光ダイオード31を点灯していくと、図5に示すように、先端に輝度変化がある。つまり、輝度が落ちる。これにより、例えば図6に示すように、左端は緑色、右は赤色で点灯すると中央では、合成色のアンバー色にできる。
この構成例によれば、導光手段33が一枚の場合、端からの点灯により導光手段33の内部での光の吸収、拡散によって生じる減衰を利用し、ライン方向に区切りのない、敢えて曖昧な色表現としたカラーグラデーション表示が可能となる。
図7はハイブリッド車での表示デバイス11の表示例を表す正面図である。
この構成例は、近年のハイブリッド車でのメイン表示部15とサブ表示部17の表示例で、ECO表示である。サブ表示部17の目盛り、タイトルなどをメイン表示部15の液晶素子13で表示している。CHGはバッテリーチャージ状態、PWRはエンジン走行状態のインジケータ表示である。図6の色表現を利用すると、あえてあいまいに色表現(緑、アンバー、赤)で情報を伝えることで、前方視界内にあるヘッドアップディスプレイ表示で、運転中、情報を確実に読ませるのではなく、色で車両の状態を伝える表示を提供できる。ドライバーは、周辺視野内で、色で状態を知ることとなる。勿論、視線を表示に移動して、状態を知ることもできる。
図8はサブ表示部17に目盛りを表示させた表示デバイス11の正面図である。
この構成例は、バー表示を横から点灯していくのではなく、輝度で表現する。サブ表示部17のバー全体をOFF表示から、徐々に輝度を上げていき、状態を表現する。サブ表示用発光ダイオード31を2色、または、独立した色のサブ表示用発光ダイオード31を配置することで、色変えも可能である。つまり、サブ表示用発光ダイオード31として、同一色を発光する複数個のサブ表示用発光ダイオード31、又は異なる色を発光する複数個のサブ表示用発光ダイオード31を用いている。
この構成例によれば、ライン表示を導光手段33の端から点灯していくのではなく、ライン表示の全体をOFF表示から徐々に輝度を上げていく状態表示が可能となる。この場合においても異なる色を発光するサブ表示用発光ダイオード31を備えることで同時に色を変えることも可能となる。
図9はそれぞれのサブ表示用発光ダイオード31に独立の導光手段33を設けた構造例の側面図、図10は図9の構造例によりサブ表示部17を仕切り表示した表示デバイス11の正面図である。
この構成例は、隣接するサブ表示用発光ダイオード31ごとに導光手段33を独立させて配置している。つまり、サブ表示用発光ダイオード31ごとの独立した光導波路が形成されている。
この構成例によれば、それぞれのサブ表示用発光ダイオード31からの光がそれぞれの導光手段33を通して図10に示すように、ライン表示の長手方向で独立して利用され、異なる色の視認性に優れた段階表示が可能となる。なお、導光手段33による光導波路を形成することで光伝搬方向の変更が任意に可能となる。例えば表示色の間隔Pを自由に変えたり、表示色ごとの高さHも自由に変えたりすることも可能となる。
図11は導光手段33を用いずにサブ表示用発光ダイオード31を別の基板37に設けた構造例の側面図である。
この構成例は、サブ表示部17が、基板実装されたサブ表示用発光ダイオード31の光を拡散板27に直接当てることで副情報をライン表示する。すなわち、導光体を用いず、サブ表示部17のサブ表示用発光ダイオード31が、基板23とは別体のサブ表示用基板37に設置されている。
この構成例によれば、導光手段33が不要となり、構造が簡素になるとともに、導光手段33による光の吸収、損失が生じないのでサブ表示部17の高輝度化、又はサブ表示用発光ダイオード31の発光強度の低減が可能となる。
図12は拡散板27の溝に仕切壁39を設けた構造例の側面図である。
この構成例は、隣接するサブ表示用発光ダイオード31の間を区画する仕切壁39を装備している。拡散板27は、カラーグラデーション表示の場合、一枚となるが、この構成例では拡散板27に溝を形成し、サブ表示用発光ダイオード31のそれぞれに対して、独立にしている。
この構成例によれば、それぞれのサブ表示用発光ダイオード31からの光が導光手段33を使用せずに、仕切壁39によって遮られることでライン表示の長手方向で独立して利用され、小さな表示スペースであっても、異なる色の視認性に優れた段階表示が省スペースで可能となる。
図13は導光手段33に代えて導光ケース41を設けた構造例の側面図、図14は導光ケース41をサブ表示用発光ダイオード31ごとに設けた構造例の側面図である。
この構成例は、導光手段33を使用せず、その代わりに導光ケース41が用いられている。導光ケース41は、サブ表示用発光ダイオード31からの出射光を伝搬させる空気空間を画成する。
この導光ケース41は、それぞれのサブ表示用発光ダイオード31に応じて導光ケース41を設けることで、上記した仕切壁39と同様の作用となり、サブ表示用発光ダイオード31からの光を独立して照明することができる。
図15はメイン表示部15の上下にサブ表示部17を設けた表示デバイス11の正面図、図16はメイン表示部15の左右にサブ表示部17を設けた表示デバイス11の正面図、図17はメイン表示部15の全周にサブ表示部17を設けた表示デバイス11の正面図である。
この構成例は、上記したいずれかのサブ表示部17、或いはそれらを組み合わせたものをメイン表示部15の周囲に配置している。メイン表示部15の周囲は、図15に示すように上下配置、図16に示す左右配置、図17に示す全周配置とすることができる。
この構成例によれば、例えば図16に示す左右配置の例では、左側のサブ表示部17に燃料の残量表示、右側のサブ表示部17に温度表示を表示分けできる。
図18はメイン表示部15の全周に設けられたサブ表示部17が仕切表示される表示デバイス11の正面図、図19は図18の構造例においての異なる点灯順を(a)(b)で表した表示デバイス11の正面図である。
この構成例は、メイン表示部15の全周に設けた枠状のサブ表示部17が、所定の間隔ごとに仕切られている。この仕切られた個別表示部45は、個々に点灯表示が可能であるとともに、表示色の変更も可能となる。
この構成例によれば、図19(a)に示すように、各辺部におけるサブ表示部17の個別表示部45を異なる順番でカラーグラデーション表示させたり、図19(b)に示すように、個別表示部45を順次点灯して全周を一周させてカラーグラデーション表示させたり、半周表示させたりすることができる。
図20はメイン表示部15とサブ表示部17を近接させた表示デバイス11の正面図、図21はメイン表示部15を形成する封止部が広くメイン表示部15とサブ表示部17が離れた比較例の正面図、図22は図21の封止部にサブ表示部17を重ねた表示デバイス11の正面図である。
図20に示すように、メイン表示部15とサブ表示部17とは近接していることが好ましい。一方、従来のメイン表示部15に単に別体のサブ表示部17を設ければ、図21に示すように、メイン表示部15の封止部である縁部47の分だけサブ表示部17が離れてしまうことになる。
この構成例は、図22に示すように、メイン表示部15の縁部47の上に重ね合わせてサブ表示部17を配置している。
この構成例によれば、サブ表示部17がメイン表示部15の縁部47に重なることで、表示のなされない封止部が除外されて、メイン表示部15の表示領域にサブ表示部17の表示領域を近接させることができる。これにより、小さな表示エリアにおいても視認性に優れたカラー表示が可能となる。
なお、封止部は、液晶を一対のガラス板の間に封印するためのものである。
図23(a)は導光手段33を先端側で屈曲させてサブ表示部17を重ねた表示デバイス11の側面図、(b)はその導光手段先端の拡大図である。
この構成例は、導光手段33を屈曲させることで、光導波路を曲げ、サブ表示用発光ダイオード31からの光を、縁部47の前方で重ねて出射させている。導光手段33を用いているので、導光手段33そのものを屈曲することができる。
この構成例によれば、同一の基板23を使用してサブ表示部17をメイン表示部15の縁部47に重ねて配置することができる。
図24は導光手段又は導光ケースを用いてサブ表示部17を重ねた表示デバイス11の側面図、図25は導光手段をレンズ形状に形成してサブ表示部17を重ねた表示デバイス11の側面図である。
この構成例は、導光手段、導光ケース、又はサブ表示用レンズを用いて、縁部47にサブ表示部17を重ねている。
図24に示すサブ表示用導光手段51、又はサブ表示用導光ケース53をメイン表示部15の縁部47にオーバーハングさせて配置し、別体のサブ表示用基板37に設けたサブ表示用発光ダイオード31からの光をサブ表示用導光手段51、又はサブ表示用導光ケース53に入射させている。また、図25に示すサブ表示用レンズ49をメイン表示部15の縁部47にオーバーハングさせて配置し、別体のサブ表示用基板37に設けたサブ表示用発光ダイオード31からの光をサブ表示用レンズ49に入射させている。
この構成例によれば、サブ表示部17をメイン表示部15の縁部47に重ねて配置することができるとともに、サブ表示用発光ダイオード31を拡散板27に近接配置できるので、高輝度を得ることができる。
図26(a)は導光ケース41を屈曲させてサブ表示部17を重ねた表示デバイス11の側面図、(b)は内部に反射面が設けられたその導光手段先端の拡大図である。
この構成例は、導光ケース41の先端形状を屈曲させることで、光導波路を曲げ、サブ表示用発光ダイオード31からの光を、メイン表示部15の縁部47の前方で重ねて出射させている。図26(b)に示すように、導光ケース41を用いた場合には、導光ケース41の先端内面に、反射面55を蒸着等によって形成してもよい。また、この場合、図示は省略するが反射面55に代えて複数のプリズムを組み合わせて屈曲する光導波路を形成してもよい。
この構成例によれば、サブ表示部17をメイン表示部15の縁部47に重ねて配置することができる。
したがって、本実施の形態に係る車両用表示装置のバックライト19によれば、サブ表示エリア35を設ける車両用表示装置において、サブ表示エリア35の混色、色にじみを防止すること、多色表示する場合に色フィルタ付き表示デバイスを用いずにエリアカラーを表示でき、大型化、及びコスト増を抑制することができる。
そして、バックライト19は、車両のウインドシールドに表示光を投射して虚像を形成させるヘッドアップディスプレイ装置に適用されれば、混色や色にじみ回避のための不表示エリアの確保が不要となるので、特に大表示が前方視界を遮り好ましくないヘッドアップディスプレイ表示に採用されることで、小さな表示エリアとしつつ、視認性に優れたカラー表示が可能となる。
13 液晶素子
15 メイン表示部
17 サブ表示部
19 バックライト
23 基板
25 発光ダイオード
27 拡散板
31 サブ表示用発光ダイオード
33 導光手段
39 仕切壁
47 縁部

Claims (6)

  1. 各種車両情報を表示する車両用表示装置のバックライトであって、
    前記車両用表示装置は、主情報を表示するメイン表示部と該メイン表示部の一部領域又は前記メイン表示部に隣接した領域に該メイン表示部と異なる色で副情報を表示するサブ表示部とを備え、
    前記サブ表示部を照らすバックライトとして、前記メイン表示部に適用されるバックライトと異なる別部材を用いたことを特徴とする車両用表示装置のバックライト。
  2. 請求項1記載の車両用表示装置のバックライトであって、
    前記サブ表示部は、基板実装された発光ダイオードの光を導光手段及び拡散板を通して液晶素子に当てることで副情報をライン表示することを特徴とする車両用表示装置のバックライト。
  3. 請求項1記載の車両用表示装置のバックライトであって、
    前記サブ表示部は、基板実装された発光ダイオードの光を導光手段を通して直接表示することで副情報をライン表示することを特徴とする車両用表示装置のバックライト。
  4. 請求項1記載の車両用表示装置のバックライトであって、
    前記サブ表示部は、基板実装された発光ダイオードの光を拡散板に直接当てることで副情報をライン表示することを特徴とする車両用表示装置のバックライト。
  5. 請求項2〜請求項4のいずれか1項記載の車両用表示装置のバックライトであって、
    前記ライン表示に合わせて複数個の発光ダイオードを基板に配列したことを特徴とする車両用表示装置のバックライト。
  6. 請求項5記載の車両用表示装置のバックライトであって、
    前記発光ダイオードとして、同一色を発光する複数個の発光ダイオードまたは異なる色を発光する複数個の発光ダイオードを用いていることを特徴とする車両用表示装置のバックライト。
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