JP2008174576A - 抗菌樹脂成型物及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】銀系無機抗菌剤、アルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属のハロゲン塩並びにポリオレフィン系樹脂を含む混合物を、溶融混合して樹脂組成物を形成し、前記樹脂組成物に水処理を施し、該樹脂組成物を微細多孔としたことによって水棲菌の増殖を抑制する抗菌樹脂成型物を製造する。
【選択図】なし
Description
また、特許文献2には、多孔性で吸着容量の大きい天然ゼオライトに各種金属イオンを含有させた浄水器用浄化剤により、水中のミネラル成分の濃度を調整し、また、銀ゼオライトにより水棲菌の増殖を抑制することについて記載されている。
さらに、特許文献3には、銀ゼオライトとアルカリ土類金属の炭酸塩を含む混合物を作り、該混合物を用いて、抗菌性を向上させた水の抗菌処理に用いるセラミック材料について記載されている。
また、特許文献4には、熱可塑性樹脂にアルカリ金属酢酸塩等のカルボン酸塩と銀系無機抗菌剤とハイドロタルサイトとを含有した、抗菌性を向上させた熱可塑性樹脂組成物にについて記載されている。
また、特許文献1及び特許文献4に記載の方法では、手に触れる物品等に抗菌性を付与することを目的とされており、水中における水棲菌の増殖を抑制させることについては、全く記載されていない。
さらに、特許文献2に記載の方法も、前記特許文献3と同様に、初期においてセラミックから溶出する銀イオン濃度が高くなり、その後、長期に亘り一定した銀イオンを放出できないので、水棲細菌の増殖を抑制することができなくなる虞がある。また、水中でセラミックスの微粉末が懸濁し、飲料水と一緒に体内に摂取する虞がある。
本発明は、上記実情に鑑み、長期に亘り、水棲菌の増殖を抑制する抗菌樹脂成型物の製造方法を提供することを課題とする。
斯かる抗菌樹脂成型物の製造方法においては、前記樹脂組成物が微細多孔とされているため、樹脂組成物内部に存在する銀系抗菌剤も有効に活用でき、長期に亘り、水中における水棲菌等の増殖を抑制でき、衛生的な飲料水を提供することができる。
上記のような銀系無機抗菌剤を貯留水に用いることで、長期に亘り、水棲菌の増殖を抑制できる。
上記のようなアルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属のハロゲン塩を用いることで、一層、樹脂組成物表面を微細多孔とすることができ、かつ、銀イオンの溶出速度を貯留時間に応じてコントロールできるため、長期に亘り、水棲菌の増殖を抑制できる。
上記のような樹脂組成物中に(A)銀系無機抗菌剤及び(B)アルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属のハロゲン塩を配合することで、貯留水の抗菌性に有効な濃度の銀イオンを長期に維持できるため、一層長期に亘り、水棲菌の増殖を抑制できる。
メルトインデックスが、上記のような範囲のポリオレフィン系樹脂を用いることで、樹脂組成物の成型性が向上すると共に溶融混合時におけるポリオレフィン系樹脂の混合流動性が改善されるため、ポリオレフィン系樹脂中に銀系無機抗菌剤と、アルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属のハロゲン塩とが均一に混合しやすくなる。
銀ゼオライトは、イオン交換容量が大きく、また多くの結晶水を含有しているので抗菌樹脂成型物である固相内部での銀イオンの移動が容易である。そのため抗菌樹脂成型物表面部位の銀イオンが水中に移動しても内部から迅速に銀イオンが表面に移動し、銀イオンの不足分を補充する点において長期に抗菌性が発揮される利点がある。
また、抗菌樹脂成型物表面の微細多孔の形成過程や銀イオンの溶出速度をコントロールするために水に対する溶解度が、22g/100ml〜60g/100mlの範囲であるアルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属のハロゲン塩が好ましい。
水に対する溶解度が上記範囲内にあれば、前記樹脂組成物に水処理を施した際に、アルカリ金属等のハロゲン塩が水中に溶出しやすくなり、且つ溶出後に樹脂組成物表面に微細な孔が形成され、樹脂組成物内部にある銀系無機抗菌剤から銀イオンが溶出しやすくなる。
これらのことより、アルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属のハロゲン塩としては、
塩化ナトリウム、塩化カルシウムが好ましく、塩化ナトリウムがより好ましい。
なお、アルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属の溶解度は、0℃〜80℃における飽和溶液100mlに含まれる溶質のグラム数を示すものである。
低密度ポリエチレン(LDPE)を用いると、銀系無機抗菌剤とアルカリ金属等のハロゲン化塩との相溶性がよく、高分散性が可能となるばかりでなく、抗菌樹脂組成物の加工性が向上する。
また、飲料水関連分野で使用するため、安全性等の観点からも実績のある低密度ポリエチレン(LDPE)が好ましい。
メルトインデックスが、上記範囲内であれば、一層成型性が向上すると共に、ポリオレフィン系樹脂中に銀系無機抗菌剤と、アルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属のハロゲン塩とを均一に混合しやすくなる。
なお、メルトインデックスは、一定時間に一定温度、一定圧力によって、規定の直径及び長さの細孔(オリフィス、ノズル)から押し出されるポリマーの量で示されるポリマーの融液の流動しやすさを示す量である。たとえば、メルトインデックス9という射出成型用ポリエチレンは、メルトインデックス1という押し出し成型用ポリエチレンより流動しやすい(片山将道著「高分子概論」p.288(日刊工業新聞社、1991年刊行))。
まず、所定量の銀系無機抗菌剤と、所定量のアルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属のハロゲン塩と、所定量のポリオレフィン系樹脂とを予備混合し、これを例えば、所定の成型温度に調整した2軸成型押し出し機ホッパーに投入し、穴径1.6〜3.1mmのダイス穴から溶融樹脂を上水を満たした水槽中に押し出し、該溶融樹脂を冷却するとともに水処理が施される。
冷却固化した樹脂の表面水滴を除去し、例えば、ギロチンカッター等にて連続的に3.1mm〜6.0mm長のペレットに切断することで抗菌樹脂成型物を得ることができる。
前記成型温度は、用いたポリオレフィン系樹脂の溶融温度より、20℃〜30℃高く設定する。なお、樹脂組成物を製造する際に、滑剤、離型剤として例えばステアリン酸マグネシウム等を添加することもできる。
ここで、説明した抗菌樹脂成型物の製造方法は、具体的な一例であり、この例に記載された方法に限定されるものではない。
上記のように、樹脂組成物内部に空孔が形成されることで、樹脂組成物内部に存在する銀系無機抗菌剤より、銀イオンが水中に溶出することとなる。
水処理時の水温、水への浸漬時間等については、適宜調整することができる。
ここで、水処理を施すとは、樹脂組成物を水に浸漬させることを意味し、例えば、上記製造方法での溶融樹脂を水槽に押し出すことも水処理に該当するし、また、溶融樹脂を空冷後、所定の大きさに切断した後に、水に浸漬させることも水処理に該当する。
上記範囲内であれば、長期にわたり、水棲菌等の増殖を抑制することができる。
上記のような製造方法で製造した抗菌樹脂成型物を、例えば、ポリオレフィン系のネット、或いはポリオレフィン系やポリエステル系不織布で成形された通水性に優れた袋に、50g〜100g入れて封をして、ウォーターサーバー等の装置内部の貯留水の部位に浸漬させる。又は、ウォーターサーバー等の装置内部の貯留水接触部位を構成する素材として、前記樹脂組成物を用いることもできる。
水中に溶出される銀イオン濃度は、難溶解性塩であるハロゲン化銀の解離平衡に支配されることになる。そのため、水中の銀イオン濃度がほぼ一定となり、長期に亘って、水棲菌の増殖を抑制することができる。
抗菌樹脂成型物中に埋もれて抗菌に寄与しない銀系無機抗菌剤であっても、次第にこの微細な空孔が内部に進行してくるに従い、銀イオンは該空孔を通して外部へと拡散する。 その結果、表面と同様に空孔内部でも銀系無機抗菌剤から放出した銀イオンは空孔内に共存するハロゲンイオンと反応し、ハロゲン化銀となり、析出する。
このように本発明の中心となる技術は、従来、ハロゲン化銀(例えば、塩化銀)は抗菌性能がないと考えられていたが、難溶解性であるハロゲン化銀程度の解離濃度でも飲料水のような貧栄養環境にある水棲菌の増殖を抑制するに十分であることを見出し、ハロゲン化銀生成による銀イオン溶出量制御と抗菌樹脂成型物の微細多孔化現象を組み合わせた点に特徴を有する。なお、本実施形態における抗菌作用は、主にハロゲン化銀から溶出した銀イオンであるが、銀系無機抗菌剤から溶出した銀イオンも抗菌作用に貢献していると考えられる。
本発明の製造方法で得られた抗菌樹脂成型物は、浄水器やウォーターサーバーの水貯留部に発生する水棲菌を長期に亘り抑制できることから、浄水器、ウォーターサーバーに用いることができる。
ここで、MI値はメルトインデックス値を示し、MI値が大きい方が溶融樹脂の流れ性が大きいことを示す。また、以下合成例等で用いる%表示は重量%を示す。
銀系無機抗菌剤として[(株)シナネンゼオミック社製、商品名「ゼオミックAJ10D」(銀2.5%含有A型ゼオライト)]2.0kgと、塩化ナトリウム1.0kgと、成型樹脂として[東ソー(株)製、低密度ポリエチレン:商品名「ペトロセン207R」(MI値8)]17.0kgと、滑剤としてステアリン酸マグネシウム0.02kgとを使用して樹脂組成物を製造した。前記各化合物をバンバリーミキサーで予備混合し、2軸押し出し成型機に投入し260℃で成型し、水中にて冷却(ストランド成型法)し、且つ水に浸漬して抗菌樹脂ペレットを得た。
なお、使用した塩化ナトリウムの溶解度(飽和溶液100gに含まれる溶質のグラム数を示す。丸善「理科年表CD−ROM2000」より)は26.3g(0℃)〜27.5g(80℃)である。
銀系無機抗菌剤として[(株)シナネンゼオミック社製、商品名「ゼオミックAJ10D」(銀2.5%含有A型ゼオライト)]4.0kgと、塩化ナトリウム2.0kgと、成型樹脂として[東ソー(株)製、低密度ポリエチレン:商品名「ペトロセン207R」(MI値8)]14.0kgと、滑剤としてステアリン酸マグネシウム0.02kgとを使用して前記合成例1と同様の方法を用いて抗菌樹脂ペレットを得た。
銀系無機抗菌剤として[(株)シナネンゼオミック社製、商品名「ゼオミックAJ10D」(銀2.5%含有A型ゼオライト)]0.6kgと、塩化ナトリウム6.0kgと、成型樹脂として[東ソー(株)製、低密度ポリエチレン:商品名「ペトロセン202」(MI値24)]13.4kgと、滑剤としてステアリン酸マグネシウム0.02kgとを使用したこと及び220℃で成型したこと以外は、前記合成例1と同様の方法を用いて抗菌樹脂ペレットを得た。
銀系無機抗菌剤として[東亞合成(株)社製、商品名「ノバロンAG300」(銀3.5%含有リン酸ジルコニウム)]2.0kgと、塩化カルシウム3.0kgと、成型樹脂として[東ソー(株)社製、低密度ポリエチレン:商品名「ペトロセン209」(MI値45)]15.0kgと、滑剤としてステアリン酸マグネシウム0.02kgとを使用したこと及び220℃で成型したこと以外は、前記合成例1と同様の方法を用いて抗菌樹脂ペレットを得た。
なお、使用した塩化カルシウムの溶解度(飽和溶液100gに含まれる溶質のグラム数を示す。丸善「理科年表CD−ROM2000」より)は37.3g(0℃)〜59.5g(80℃)である。
銀系無機抗菌剤として[興亜硝子(株)社製、商品名「ミリオンキラーPG701」(銀1.5%含有溶解性銀ガラス)6.0kgと、塩化カリウム1.0kgと、成型樹脂として[東ソー(株)社製、低密度ポリエチレン:商品名「ペトロセン209」(MI値45)]13.0kgと、滑剤としてステアリン酸マグネシウム0.02kgとを使用したこと及び220℃で成型したこと以外は、前記合成例1と同様の方法を用いて抗菌樹脂ペレットを得た。
なお、使用した塩化カリウムの溶解度(飽和溶液100gに含まれる溶質のグラム数を示す。丸善「理科年表CD−ROM2000」より)は21.9g(0℃)〜33.9g(80℃)である。
銀系無機抗菌剤として[(株)シナネンゼオミック社製、商品名「ゼオミックAJ10D」(銀2.5%含有A型ゼオライト)4.0kgと、成型樹脂として[東ソー(株)社製、低密度ポリエチレン:商品名「LDPEペトロセン207R」(MI値8)]16.0kgとを使用した以外、前記合成例1と同様の方法を用いて抗菌樹脂ペレットを得た。
銀系無機抗菌剤として[(株)シナネンゼオミック社製、商品名「ゼオミックAJ10D」(銀2.5%含有A型ゼオライト)4.0kgと、成型樹脂として[三菱エンジニアリングプラスチック(株)社製、ポリアミド樹脂:商品名「ノバミッド1010C2」]16.0kgとを使用したこと及び280℃で成型したこと以外は、前記合成例1と同様の方法を用いて抗菌樹脂ペレットを得た。
銀系無機抗菌剤として[東亞合成(株)社製、商品名「ノバロンAG300」(銀3.5%含有リン酸ジルコニウム)4.0kgと、成型樹脂として[日本ポリプロ(株)社製、ポリプロピレン:商品名「ノバテックMG05ES」(MI値45)]16.0kgとを使用したこと及び220℃で成型したこと以外は、前記合成例1と同様の方法を用いて抗菌樹脂ペレットを得た。
銀系無機抗菌剤として[興亜硝子(株)社製、商品名「ミリオンキラーPG701」(銀1.5%含有溶解性銀ガラス)]2.0kgと、成型樹脂として[東ソー(株)社製、低密度ポリエチレン:商品名「ペトロセン209」(MI値45)]18.0kgとを使用したこと及び220℃で成型したこと以外は、前記合成例1と同様の方法を用いて抗菌樹脂ペレットを得た。
銀系無機抗菌剤として[関東化学(株)社製、塩化銀:試薬特級]133gと、成型樹脂として[東ソー(株)社製、低密度ポリエチレン:商品名「ペトロセン202」(MI値24)19.9kgとを使用したこと及び220℃で成型したこと以外は、前記合成例1と同様の方法を用いて抗菌樹脂ペレットを得た。
1Lポリエチレン容器に前記合成例で製造した抗菌樹脂ペレット50g(不織布の袋に入れる)を充填し、イオン交換水を1L加えた。室温(25℃)で2日間放置し、処理水100mlを採取し、フレームレス原子吸光光度計を使用し、検量線法にて銀イオン濃度(ppb)を測定した。一方、測定を終えた抗菌樹脂ペレットは一旦容器中の水を全て排出し、新たに水を1L充填し、上記と同じ操作を行い銀イオン濃度を測定した。以後これと同じ操作を20回繰り返した。
結果を表2に示した。
合成例1で製造した抗菌樹脂ペレットを用いた前記処理水の試料100mlに、リン酸緩衝液(0.5molリン酸緩衝液を生理食塩水にて800倍希釈したもの)にて1〜5×105個/mlに調製した大腸菌(NBRC3972)懸濁液1mlを接種し、24時間培養した。所定時間(24時間)後に菌溶液1mlを採取し、上記リン酸緩衝液9.0mLの入った試験管に加え、十分に混合した。
さらに、この試験管から1mlを新しいピペットで採取し、同様の操作を繰り返し、10倍希釈系列液を作った。各試料から1mLを滅菌済みシャーレに分注し、これに46℃に保温した標準寒天培地15〜20mLを加えよく混合した。培地が固まった後、シャーレを転倒し36℃のインキュベーターで48時間培養した。その後、インキュベーターから取り出してシャーレのコロニー数を数えてもとの原水中の菌数を算定した。
合成例2〜合成例10で製造した抗菌樹脂ペレットを用いた処理水を用いて前記実施例と同様の操作を行い水中の菌数を算定した。
なお、合成例2〜合成例10は、各々、実施例2〜比較例5に対応する。
(ミネラルウォーターサーバーを用いた実地試験)
市販ミネラルウォーターサーバーを2台用意して、本発明に係る抗菌樹脂ペレットを使用して実地試験を行った。ミネラルウォーターサーバー装置は(株)北栄製、商品名「YWC−704H」を用いた。合成例2で得た抗菌樹脂ペレット50gをポリプロピレン製不織布の袋に充填し、ミネラルウォーターボトル容器下の水槽に浸漬した。他の1台は対照の無加工装置とした。工場事務所1階に設置し、平均一日2L程度冷却部取り出し口からミネラルウォターを飲用した。なお、ボトルの交換は装置部材を洗浄することなく、単にボトル交換作業のみにとどめた。試験は2006年5月8日(月)より始めた。菌数測定は朝一番の水を500ml採取し、実施例1で用いた方法と同様の混釈平板法によりインキュベーター中で48時間培養した後の一般細菌の菌数測定を行った。
その結果を表4に示した。
Claims (7)
- (A)銀系無機抗菌剤、(B)アルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属のハロゲン塩並びに(C)ポリオレフィン系樹脂を含む混合物を、溶融混合して樹脂組成物を形成し、前記樹脂組成物に水処理を施し、該樹脂組成物を微細多孔としたことを特徴とする水棲菌の増殖を抑制する抗菌樹脂成型物の製造方法。
- 前記銀系無機抗菌剤が、銀ゼオライト、リン酸ジルコニウム銀、銀ガラス、銀アパタイト及び銀含有粘土鉱物からなる群より選ばれた1種又は2種以上であることを特徴とする請求項1記載の水棲菌の増殖を抑制する抗菌樹脂成型物の製造方法。
- 前記アルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属のハロゲン塩の水に対する溶解度が、22g/100ml〜60g/100mlであることを特徴とする請求項1又は2に記載の水棲菌の増殖を抑制する抗菌樹脂成型物の製造方法。
- 樹脂組成物中における銀系無機抗菌剤の配合量が、3〜40重量%であり、樹脂組成物中におけるアルカリ金属及び/又はアルカリ土類金属のハロゲン塩の配合量が、5〜40重量%であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の水棲菌の増殖を抑制する抗菌樹脂成型物の製造方法。
- 前記ポリオレフィン系樹脂のメルトインデックスが、8〜45であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の水棲菌の増殖を抑制する抗菌樹脂成型物の製造方法。
- 請求項1〜5の何れか1項に記載の製造方法で得られた水棲菌の増殖を抑制する抗菌樹脂成型物。
- 請求項6記載の抗菌樹脂成型物が用いられたウォーターサーバー。
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