JP2008174542A - 口腔用組成物 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】(A)N−アシルサルコシン又はその塩と、(B)ベンジルイソチオシアネートとを含有し、(A)/(B)の質量比が0.5〜20であることを特徴とする口腔用組成物。
(A)N−アシルサルコシン又はその塩のアシル基が、ラウロイル基及び/又はミリストイル基である上記口腔用組成物。
【効果】本発明の口腔用組成物は、口腔疾患の原因である口腔バイオフィルムの抗菌効果及び歯肉炎改善効果に優れる。
【選択図】なし

Description

本発明は、口腔疾患の原因である口腔バイオフィルムに対する抗菌効果及び歯肉炎改善効果に優れた口腔用組成物に関する。
近年、デンタルプラークはバイオフィルムとして捉えられ(非特許文献1)、バイオフィルム中の細菌は、浮遊性細菌と比較すると細菌のタンパク質発現パターン(非特許文献2、3)や薬剤耐性(非特許文献4、5)が大きく異なり、これまでに提案された薬剤やその組合せがバイオフィルムに対して有効ではないことが明らかになってきた。
これまでに殺菌手段として、フェノール性殺菌剤(特許文献1)などが開発されてきたが、バイオフィルム中の細菌は強力な薬剤耐性メカニズムを有するため、これだけではバイオフィルム抑制効果は不十分であり、口腔疾患のリスクをゼロにすることは困難であった。
また、これらの殺菌力を増強するため、殺菌剤の滞留性向上技術(特許文献2)が提案されたが、バイオフィルムの薬剤浸透性の低さなどにより、著効は期待できなかった。このような現状から、バイオフィルム中の細菌に対しても有効なバイオフィルム抗菌組成物の開発が強く望まれていた。
近年、バイオフィルム抗菌組成物として、疎水性アミノ酸及びアンモニウム塩の配合(特許文献3)、歯垢構成微生物の細菌間情報伝達機構制御物質の配合(特許文献4)、ラクトン誘導体及び/又はフラン誘導体の配合(特許文献5)、グリセロールリン酸及びフェノール性殺菌剤の配合(特許文献6)、非イオン性抗菌剤及びジカルボン酸化合物の配合(特許文献7)、オフロキサシンやクロサンテルとフェノール性殺菌剤の配合(特許文献8)などが提案されている。
しかしながら、これらの技術は、満足な歯肉炎改善効果が確認されておらず未だ市場に導入されていないのが現状である。このような現状から、上記技術に代わる、優れた口腔バイオフィルム抗菌効果と歯肉炎改善効果の両方を併せ持つ組成物の開発が強く望まれている。
Costerton,J.W.,Stewart,P.S. and Greenberg,E.P.:Bacterial biofilms:a common cause of persistent infections.Science 284:1318−1322,1999. Costerton,J.W.,Lewandowski,Z.,Caldwell,D.E.,Korber,D.R. and Lappin−Scott,H.M.:Microbial biofilms.Annu.Rev.Microbiol.49:711−745,1995. Hudson,M.C.,Curtiss,R.III:Regulation of expression of Streptococcus mutans genes important to virulence.Infect.Immun.58:464−470,1990. Stewart,P.S.:Mechanisms of antibiotic resistance in bacterial biofilms.Int.J.Med.Microbiol.292:107−113,2002. Philip Marsh and Michael V.Martin著「Oral Microbiology」、Wright出版、2000年、p.58−81(Dental plaque) 特開平02−11511号公報 特開平04−139119号公報 特開2002−370953号公報 特開2003−128580号公報 特開2004−155681号公報 特開2005−047855号公報 特開2005−015369号公報 特開2005−187377号公報 特開平8−332050号公報 特開2003−300811号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、上記の課題を解決し、優れた口腔バイオフィルム抗菌効果及び歯肉炎改善効果を有する口腔用組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意研究を重ねた結果、(A)N−アシルサルコシン又はその塩と、(B)ベンジルイソチオシアネートとを配合し、かつ(A)/(B)の質量比が0.5〜20であることにより、後述する実施例の実験結果から明らかなように、極めて高い口腔バイオフィルム抗菌効果及び歯肉炎改善効果を示すことを知見し、本発明をなすに至った。
なお、N−アシルサルコシン、ベンジルイソチオシアネートは、それぞれ特許文献9及び10に選択可能な成分として記載されてはいるが、これらの口腔バイオフィルムに対する抗菌効果及び歯肉炎改善効果については全く確認されておらず、N−アシルサルコシン又はその塩とベンジルイソチオシアネートとを特定の質量比で配合することにより、高い口腔バイオフィルム抗菌効果及び歯肉炎改善効果を示すことは、本発明者らが初めて見出したものである。なお、本発明のメカニズムの詳細は不明であるが、上記の質量比においてN−アシルサルコシン又はその塩とベンジルイソチオシアネートとの複合分子が形成され、N−アシルサルコシン又はその塩とベンジルイソチオシアネートのそれぞれの作用が相乗的に高まるために上記の優れた効果が得られると考えられる。
従って、本発明は、(A)N−アシルサルコシン又はその塩と、(B)ベンジルイソチオシアネートとを含有し、(A)/(B)の質量比が0.5〜20であることを特徴とする口腔用組成物を提供する。
本発明の口腔用組成物は、口腔疾患の原因である口腔バイオフィルムに対する抗菌効果及び歯肉炎改善効果に優れ、歯周病等の口腔疾患の予防又は治療に有用である。
以下、本発明につき更に詳細に説明すると、本発明の口腔用組成物は、(A)N−アシルサルコシン又はその塩と(B)ベンジルイソチオシアネートを含有する。
本発明における(A)N−アシルサルコシン又はその塩は、下記一般式(1)で示されるものである。
Figure 2008174542
(上記式中、Rはアシル基を、MはH、又はNa、K、トリエタノールアミン等の塩を示す。)
上記式中、Rはアシル基であり、特に限定されないが、炭素数が8〜18、特に12〜14のものが好ましく、炭素数が8未満であったり、18を超えると、満足な口腔バイオフィルム抗菌効果や歯肉炎改善効果が得られない場合がある。
具体的には、オレオイル、ラウロイル、ミリストイル、パルミトイル、ココイルなどの基を例示することができる。これらN−アシル基の中で、口腔バイオフィルム抗菌効果や歯肉炎改善効果の点から、ラウロイル、ミリストイル、ココイルから選ばれる基が好ましく、中でもラウロイル基、ミリストイル基が特に好ましい。
また、上記式中、Mとしては水素(原子)、又はナトリウム、カリウム、トリエタノールアミン等を例示することができるが、溶解性等の点からMがナトリウム、カリウム又はトリエタノールアミンであるN−アシルサルコシン塩を用いることが好ましい。
N−アシルサルコシン又はその塩としては、市販品を使用することができ、例えば日光ケミカルズ社からNIKKOL サルコシネート OH(オレオイルサルコシン)、NIKKOL サルコシネート PN(パルミトイルサルコシンナトリウム)、NIKKOL サルコシネート MN(ミリスルトイルサルコシンナトリウム)、NIKKOL サルコシネート LH(ラウロイルサルコシン)、NIKKOL サルコシネート LN(ラウロイルサルコシンナトリウム)、NIKKOL サルコシネート LN−30(30%ラウロイルサルコシンナトリウム水溶液)、NIKKOL サルコシネート LK−30(30%ラウロイルサルコシンカリウム水溶液)、NIKKOL サルコシネート CN−30(30%ココイルサルコシンナトリウム水溶液)、NIKKOL サルコシネート CT−30(30%ココイルサルコシントリエタノールアミン水溶液)などとして、川研ファインケミカル社からソイポン SLP(ラウロイルサルコシンナトリウム)、ソイポン SLA(ラウロイルサルコシン)、ソイポン SOA(オレオイルサルコシン)などとして、入手することができる。
(A)N−アシルサルコシン又はその塩の配合量は、組成物全体に対して好ましくは0.03〜1%(質量%、以下同様。)、より好ましくは0.1〜0.5%、更に好ましくは0.1〜0.3%である。配合量が0.03%未満の場合は十分な口腔バイオフィルム抗菌効果や歯肉炎改善効果が得られない場合があり、1%を超えると歯肉炎改善効果に悪影響を与える場合がある。
本発明における(B)ベンジルイソチオシアネートは、アブラナ科特有の辛味成分として知られているもので、下記式で示される。
Figure 2008174542
上記(B)ベンジルイソチオシアネートは、市販品を用いることができる。例えば、東洋化成工業社、MATRIX SCIENTIFIC社、ChromaDex,Inc.、MP Biomedicals,Inc.、ACROS ORGANICS社などから入手することができる。
(B)ベンジルイソチオシアネートの配合量は、組成物全体に対して好ましくは0.01〜0.3%、より好ましくは0.03〜0.25%、更に好ましくは0.05〜0.1%である。配合量が0.01%未満の場合は十分な口腔バイオフィルム抗菌効果や歯肉炎改善効果が得られない場合があり、0.3%を超えると歯肉炎改善効果に悪影響を与える場合がある。
本発明においては、(A)N−アシルサルコシン又はその塩と(B)ベンジルイソチオシアネートとを、特定の質量比で配合することが必須である。その質量比は、口腔バイオフィルム抗菌効果や歯肉炎改善効果などの面から、(A)/(B)が0.5〜20であることが必須であり、好ましくは1〜15、より好ましくは1〜5である。質量比が0.5未満であったり、20を超えると、満足な口腔バイオフィルム抗菌効果や歯肉炎改善効果が得られない。
本発明の口腔用組成物は、固体、固形物、液体、液状、ゲル体、ペースト状、ガム状等の形態に調製でき、練歯磨、液体歯磨、液状歯磨、潤製歯磨等の歯磨類、洗口剤、ガム、口中清涼剤、歯間ケア剤などの剤型、好ましくは練歯磨として常法により調製されるが、その形態や剤型に応じ、上述した成分に加えて、更にその目的、組成物の種類等に応じた適宜な成分を配合することができる。
例えば、研磨剤として第2リン酸カルシウム・2水和物及び無水物、第1リン酸カルシウム、第3リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、無水ケイ酸、ケイ酸アルミニウム、不溶性メタリン酸ナトリウム、第3リン酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、硫酸カルシウム、ポリメタクリル酸メチル、ベントナイト、ケイ酸ジルコニウム等の1種以上を配合し得る(配合量は通常5〜90%、練歯磨の場合には10〜60%)。
界面活性剤としては、N−アシルサルコシン又はその塩に加えて、他の界面活性剤として陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤及び両性イオン界面活性剤から選ばれる1種以上を配合し得る。陰イオン界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウムなどのアルキル硫酸ナトリウム、水素添加ココナッツ脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、N−パルミトイルグルタミン酸ナトリウムなどのN−アシルグルタミン酸塩、N−メチル−N−アシルタウリンナトリウム、N−メチル−N−アシルアラニンナトリウム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム等が用いられる。また、非イオン界面活性剤としては、ショ糖脂肪酸エステル、マルトース脂肪酸エステル、ラクトース脂肪酸エステルなどの糖脂肪酸エステル、マルチトール脂肪酸エステル、ラクチトール脂肪酸エステルなどの糖アルコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレートなどのポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油などのポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ラウリン酸モノ又はジエタノールアミド、ミリスチン酸モノ又はジエタノールアミドなどの脂肪酸ジエタノールアミド、ソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセライド、ポリオキシエチレン高級アルコールエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン脂肪酸エステル等が用いられる。両性イオン界面活性剤としては、N−ミリスチルジアミノエチルグリシンなどのN−アルキルジアミノエチルグリシン、N−アルキル−N−カルボキシメチルアンモニウムベタイン、2−アルキル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリンベタインナトリウムなどが用いられる。(A)N−アシルサルコシン以外の界面活性剤の配合量は好ましくは0.1〜3.0%である。
粘結剤としてカラギーナン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルヒドロキシエチルセルロースナトリウムなどのセルロース誘導体、アルギン酸塩、アルギン酸プロピレングリコールエステル、キサンタンガム、トラガカントガム、カラヤガム、アラビヤガムなどのガム類、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルピロリドンなどの合成粘結剤等の有機粘結剤、シリカゲル、アルミニウムシリカゲル、ビーガム、ラポナイトなどの無機粘結剤等の1種以上が配合され得る(配合量通常0.3〜10%)。
粘稠剤としては、ソルビット、グリセリン、キシリトール、マルチトール、ラクチトール等の1種以上を配合し得る(配合量通常10〜70%)。
アルコールとしては、一価アルコールとしてエタノール、イソプロパノール、ブタノール、プロパノールなどを、多価アルコールとしてエチレングリコール、ジエチレングリコール、ヘキシレングリコール、ブチレングリコール、ペンタンジオール、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール200〜20000、ポリプロピレングリコール300〜4000などを挙げることができ、1種又は2種以上を配合し得る。アルコールの合計配合量は、純分換算して通常0.1〜20%である。
香料として、ペパーミント油、スペアミント油、アニス油、ユーカリ油、ウィンターグリーン油、カシア油、クローブ油、タイム油、セージ油、レモン油、オレンジ油、ハッカ油、カルダモン油、コリアンダー油、マンダリン油、ライム油、ラベンダー油、ローズマリー油、ローレル油、カモミル油、キャラウェイ油、マジョラム油、ベイ油、レモングラス油、オリガナム油、パインニードル油、ネロリ油、ローズ油、ジャスミン油、イリスコンクリート、アブソリュートペパーミント、アブソリュートローズ、オレンジフラワー等の天然香料、及び、これら天然香料の加工処理(前溜部カット、後溜部カット、分留、液液抽出、エッセンス化、粉末香料化等)した香料や、メントール、カルボン、アネトール、シネオール、サリチル酸メチル、シンナミックアルデヒド、オイゲノール、3−l−メントキシプロパン−1,2−ジオール、チモール、リナロール、リナリールアセテート、リモネン、メントン、メンチルアセテート、N−置換−パラメンタン−3−カルボキサミド、ピネン、オクチルアルデヒド、シトラール、プレゴン、カルビールアセテート、アニスアルデヒド、エチルアセテート、エチルブチレート、アリルシクロヘキサンプロピオネート、メチルアンスラニレート、エチルメチルフェニルグリシデート、バニリン、ウンデカラクトン、ヘキサナール、イソアミルアルコール、ヘキセノール、ジメチルサルファイド、シクロテン、フルフラール、トリメチルピラジン、エチルラクテート、エチルチオアセテート等の単品香料、更に、ストロベリーフレーバー、アップルフレーバー、バナナフレーバー、パイナップルフレーバー、グレープフレーバー、マンゴーフレーバー、バターフレーバー、ミルクフレーバー、フルーツミックスフレーバー、トロピカルフルーツフレーバー等の調合香料等、口腔用組成物に用いられる公知の香料素材を使用することができ、実施例の香料に限定されない。
また、配合量も特に限定されないが、上記の香料素材は、製剤組成中に0.000001〜1%使用するのが好ましい。また、上記香料素材を併用した賦香用香料としては、製剤組成中に0.1〜2.0%使用するのが好ましい。
有効成分として、クロルヘキシジン、ベンゼトニウムクロライド、ベンザルコニウムクロライド、セチルピリジニウムクロライド、デカリニウムクロライドなどの陽イオン性殺菌剤、トリクロサン、ヒノキチオール等のフェノール性化合物、デキストラナーゼ、ムタナーゼ、リゾチーム、アミラーゼ、プロテアーゼ、溶菌酵素、スーパーオキサイドなどの酵素、モノフルオロリン酸ナトリウム、モノフルオロリン酸カリウムなどのアルカリ金属モノフルオロホスフェート、フッ化ナトリウム、フッ化第1錫などのフッ化物、トラネキサム酸、イプシロンアミノカプロン酸、アルミニウムクロルヒドロキシルアラントイン、ジヒドロコレスタノール、グリチルリチン酸類、グリチルレチン酸、ビサボロール、グリセロホスフェート、クロロフィル、塩化ナトリウム、水溶性無機リン酸化合物等の有効成分を1種以上配合し得る。なお、これら有効成分の配合量は、本発明の効果を妨げない範囲で有効量とすることができる。
以下、実験例、実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない。なお、以下の例において配合量はいずれも質量%である。
〔実験例1〕
表1に示す試験組成物を下記方法で調製し、その次に示す方法でバイオフィルム抗菌効果及び歯肉炎改善効果を評価した。結果を表1に示す。
試験組成物の調製法:
100mLの三角フラスコ(ハリオグラス社製)にベンジルイソチオシアネート、エタノール(アルコール添加群のみ)を加え混合した後、N−アシルサルコシン又はその塩と、その他の物質を添加し、蒸留水を添加することで全量が50gになるように調製した。その後、容器ごと超音波洗浄機(28kHzの周波数で30分間)中で分散・溶解させ、更に60℃で1時間振とう(200往復/分)させたものを、直ちに実験に用いた。
[バイオフィルム抗菌効果の測定]
ライオン株式会社オーラルケア研究所において継代保存(凍結保存)してあったストレプトコッカス ミュータンス(Streptococcus mutans) ATCC 25175株,アクチノマイセス ナイスランディー(Actinomyces naeslundii) ATCC 51655株,フゾバクテリウム ニュークレアタム(Fusobacterium nucleatum) ATCC 10953株,ポルフィロモーナス ジンジバリス(Porhyromonas gingivalis) ATCC 33277株,ストレプトコッカス サングイニス(Streptococcus sanguinis) ATCC 10556株の各菌液40μLをそれぞれ、121℃で15分間オートクレーブした5mg/L ヘミン(シグマ アルドリッチ社製)及び1mg/L ビタミンK(和光純薬工業社製)を含むトッドへーウィットブロース(Becton and Dickinson社製)培養液(THBHM*1)4mLに添加し、37℃で一晩嫌気培養(80vol%窒素、10vol%二酸化炭素、10vol%水素)した。
同様に保存してあったベイヨネラ パービューラ(Veillonella parvula) ATCC 17745株菌液80μLを、121℃で15分間オートクレーブした1.26%乳酸ナトリウム(シグマ アルドリッチ社製)を含むトッドへーウィットブロース(Becton and Dickinson社製)培養液(THBL*2)4mLに添加し、同様に培養した。培養後、ベイヨネラ パービューラを除く5菌種の菌液から各300μLを採取し、それぞれ30mLのTHBHMに添加し、更に一晩培養した。ベイヨネラ パービューラの菌液から同様に300μLを採取し、30mLのTHBLに添加し、一晩培養した。
再培養後、各菌液を遠心分離(10,000rpm、10min)し、上清を廃棄した。各沈渣(細菌)に対して121℃で15分間オートクレーブしたベイサルメディウムムチン培養液(BMM*3)を添加し、再懸濁した後、予めBMM 1,000mLを入れた培養槽(直径140mm×高さ200mm)に、上記各菌数がそれぞれ1×107個/mLになるように接種し、スターラーで攪拌(約100rpmで回転)しながら、37℃、嫌気条件下(95vol%窒素、5vol%二酸化炭素)で一晩培養した。その後、BMMを100mL/hの速度で供給するとともに、同速度で培養液を排出した。上記培養槽から排出された培養液は、液量が300mLに保たれる別の培養槽(直径90mm×高さ190mm)に連続的に供給した。この培養槽内の回転盤(約80rpmで回転)には、付着担体であるハイドロキシアパタイトディスク(直径7mm×高さ3.5mm)を装着し、その表面にバイオフィルムを形成させた。
上記方法による培養は14日間行い、後半の7日間は次に示す薬剤処置を行った。すなわち、1日1回、バイオフィルムが付着したハイドロキシアパタイトディスクを培養槽から取り出し、シャーレ(直径35mm×高さ14mm)に移し、試験組成物5g(実施例及び比較例)に30秒間浸漬させた。その後、生理食塩水(大塚製薬社製)5gで3回洗浄後、再び培養槽内に戻した。同操作は総計7回実施した。
培養終了時には、試験組成物のバイオフィルム抗菌効果を評価するため、バイオフィルムを4mLのTHBHMを添加した試験管(直径13mm×100mm)に移した。直ちに超音波破砕(200μAの出力で10秒間)、段階希釈(10倍希釈を6段階)を行い、血液寒天平板培地*4に各菌溶液を塗沫した。同平板培地は、肉眼でコロニーが確認できるまで嫌気培養(80vol%窒素、10vol%二酸化炭素、10vol%水素)した。各平板培地のコロニー数をカウント後、生菌数を算出した。結果は、下式より比較例1を対照とした試験組成物の効果を算出した後、下記の評価基準で求めた。
Figure 2008174542
評価基準:
×:比較例1を対照とした試験組成物の効果が、−4以上0以下
△:比較例1を対照とした試験組成物の効果が、0を超え2以下
○:比較例1を対照とした試験組成物の効果が、2を超え4以下
◎:比較例1を対照とした試験組成物の効果が、4を超え7以下
*1 THBHMの組成:1リットル中の質量で表す。
トッドへーウィットブロース
(Becton and Dickinson社製): 30g/L
ヘミン(シグマ アルドリッチ社製): 5mg/L
ビタミンK(和光純薬工業社製): 1mg/L
蒸留水: 残
(全量が1Lになるようにメスアップした。)
*2 THBLの組成:1リットル中の質量で表す。
トッドへーウィットブロース
(Becton and Dickinson社製): 30g/L
60%乳酸ナトリウム水溶液(シグマ アルドリッチ社製): 21g/L
蒸留水: 残
(全量が1Lになるようにメスアップした。)
*3 BMMの組成:1リットル中の質量で表す。
プロテオースペプトン
(Becton and Dickinson社製): 2g/L
トリプトン(Becton and Dickinson社製):1g/L
イーストエキストラクト
(Becton and Dickinson社製): 1g/L
ムチン(シグマ アルドリッチ社製): 2.5g/L
ヘミン(シグマ アルドリッチ社製): 1mg/L
ビタミンK(和光純薬工業社製): 0.2mg/L
KCl(和光純薬工業社製): 0.5g/L
システイン(和光純薬工業社製): 0.1g/L
蒸留水: 残
(全量が1Lになるようにメスアップした。)
*4 血液寒天平板培地の組成:1リットル中の質量で表す。
トッドへーウィットブロース
(Becton and Dickinson社製): 30g/L
寒天(Becton and Dickinson社製): 15g/L
ヘミン(シグマ アルドリッチ社製): 5mg/L
ビタミンK(和光純薬工業社製): 1mg/L
蒸留水: 残
(全量が1Lになるようにメスアップした。)
羊脱繊維血液: 50mL添加
(上記組成1リットルを121℃で15分間オートクレーブした後、45℃に冷却後、添加。)
[歯肉炎改善効果の評価方法]
歯肉炎を有する被験者*5に試験組成物10g(実施例及び比較例)を30秒間含嗽させ、試験液を吐出させた後、3分間ブラッシングさせた。同操作を1日2回継続させ(各群10名)、4週間後に代表歯(16番、12番、24番、36番、32番、44番)の6歯それぞれの舌側面の近心部、遠心部及び頬側面の近心部、遠心部の4部位、すなわち総部位数24(6歯×4部位)に対してそれぞれを下記の評点で歯肉炎の程度を測定した[評点の合計は0(評点0×24部位)〜72(評点3×24部位)]。なお、全ての被験者は試験開始直前に同一の評点にて歯肉炎の程度を測定した。
評点:
0:炎症は認められない。
1:軽度の炎症。わずかな色調変化があるが、プロービングにより出血なし。
2:中度の炎症。発赤、浮腫、腫脹があり、プロービングにより出血が認められる。
3:高度な炎症。著しい発赤、自然出血が認められる。
更に、下式により、各被験者の試験組成物の効果を求めた後、10名の平均値を算出した。結果は、下記の評価基準にて求めた。
算出式:
各被験者の試験組成物の効果=(試験前の評点の合計)−(試験後の評点の合計)
評価基準:
×:被験者の試験組成物の効果の平均値が−52点*6以上0点以下
△:被験者の試験組成物の効果の平均値が0点を超え5点以下
○:被験者の試験組成物の効果の平均値が5点を超え15点以下
◎:被験者の試験組成物の効果の平均値が15点を超え30点*7以下
*5歯肉炎を有する被験者:試験開始直前に上記歯肉炎程度を測定し、その評点合計が20〜30点の者。
*6最小値は−52である(試験前の評点合計が20点の被験者が試験後72点になった場合)。
*7最大値は30である(試験前の評点合計が30点の被験者が試験後0点になった場合)。
Figure 2008174542
1)日光ケミカルズ社製(NIKKOL サルコシネート MN、LN、CN−30又はOHを使用)
2)MATRIX SCIENTIFIC社製
3)和光純薬工業社製(分散・可溶化剤として使用)
4)日光ケミカルズ社製
5)和光純薬工業社製
6)和光純薬工業社製
7)和光純薬工業社製の水酸化ナトリウム(可溶化剤として使用)
上記の結果より、N−アシルサルコシン又はその塩/ベンジルイソチオシアネートの質量比が0.5未満や20を超える場合や、N−アシルサルコシンもしくはその塩又はベンジルイソチオシアネートとテレビン油、ラウロイルメチルアラニン、アリルイソチオシアネート等との組合せ(比較例1〜7)では、口腔バイオフィルム抗菌効果と歯肉炎改善効果の両方を満足することはできなかった。これに対して、N−アシルサルコシン又はその塩とベンジルイソチオシアネートを配合し、N−アシルサルコシン又はその塩/ベンジルイソチオシアネートの質量比が0.5〜20の場合(実施例1〜19)は、相乗的な効果が発現し、口腔バイオフィルム抗菌効果と歯肉炎改善効果の両方で良好な結果が得られ、本発明の有効性が認められた。
本発明のメカニズムの詳細は不明であるが、上記の質量比において複合分子が形成されるためこれらの効果が得られると考えられる。
なお、エタノールは単独配合では(比較例8)、本発明効果が認められず、また、N−アシルサルコシン又はその塩とベンジルイソチオシアネート配合組成にエタノールを加えても加えなくても(実施例6と7)、明確な効果の差は認められなかった。
更に、N−アシルサルコシン又はその塩のアシル基がラウロイル基及び/又はミリストイル基である場合は、他のN−アシルサルコシン又はその塩を用いた場合と比較して特に効果が高いことが確認された。
〔実験例2〕
次に、下記組成の口腔用組成物を常法により調製し、実験例1と同様に評価したところ、いずれも口腔バイオフィルム抗菌効果と歯肉炎改善効果の両方で良好な結果が得られた。
〔実施例20〕 練歯磨
第2リン酸カルシウム 47.0%
無水ケイ酸 2.5
70%ソルビット液 24.0
プロピレングリコール 3.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.0
アルギン酸ナトリウム 0.2
ラウリル硫酸ナトリウム 1.5
サッカリンナトリウム 1.0
パラオキシ安息香酸エチル 0.1
香料A 1.0
パルミトイルサルコシンナトリウム
(日光ケミカルズ社製NIKKOL サルコシネート PN) 0.1
ベンジルイソチオシアネート
(MATRIX SCIENTIFIC社製) 0.1
精製水 残
計 100.0%
(N−アシルサルコシン又はその塩/ベンジルイソチオシアネートの質量比=1.0)
〔実施例21〕 練歯磨
ジルコノシリケート 25.0%
無水ケイ酸 2.0
70%ソルビット液 40.0
ポリエチレングリコール400 5.0
ポリアクリル酸ナトリウム 1.0
ラウリル硫酸ナトリウム 1.0
サッカリンナトリウム 0.1
香料B 1.2
パラオキシ安息香酸メチル 0.1
パラオキシ安息香酸ブチル 0.1
ラウロイルサルコシンカリウム*
(日光ケミカルズ社製NIKKOL サルコシネート LK−30) 0.1
ベンジルイソチオシアネート(ChromaDex, Inc.製) 0.1
精製水 残
計 100.0%
*ラウロイルサルコシンカリウムは、純分換算した配合量を示す(実際の配合量は30%ラウロイルサルコシンカリウム水溶液を0.333%配合)。
(N−アシルサルコシン又はその塩/ベンジルイソチオシアネートの質量比=1.0)
〔実施例22〕 練歯磨
炭酸カルシウム 40.0%
プロピレングリコール 3.0
グリセリン 20.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.5
酸化チタン 0.5
ラウリル硫酸ナトリウム 0.2
サッカリンナトリウム 0.1
パラオキシ安息香酸エチル 0.1
香料A 1.0
ラウロイルサルコシンナトリウム
(川研ファインケミカル社製ソイポン SLP) 0.3
ベンジルイソチオシアネート
(MP Biomedicals, Inc.製) 0.06
精製水 残
計 100.0%
(N−アシルサルコシン又はその塩/ベンジルイソチオシアネートの質量比=5.0)
〔実施例23〕 洗口剤
エタノール 10.0%
グリセリン 20.0
ポリオキシエチレン(100)硬化ヒマシ油 1.0
サッカリンナトリウム 0.3
香料B 0.5
ミリストイルサルコシンナトリウム
(日光ケミカルズ社製NIKKOL サルコシネート MN) 0.3
ベンジルイソチオシアネート (ACROS ORGANICS社製) 0.06
精製水 残
計 100.0%
(N−アシルサルコシン又はその塩/ベンジルイソチオシアネートの質量比=5.0)
〔実施例24〕 ガム
キシリトール 30%
マルチトール 30
リゾチーム 0.1
香料A 1.5
ミリストイルサルコシンナトリウム
(日光ケミカルズ社製NIKKOL サルコシネート MN) 0.2
ベンジルイソチオシアネート
(MATRIX SCIENTIFIC社製) 0.1
ガムベース 残
計 100.0%
(N−アシルサルコシン又はその塩/ベンジルイソチオシアネートの質量比=2.0)
なお、香料A、Bは下記表2の通りである。
Figure 2008174542
Figure 2008174542

Claims (2)

  1. (A)N−アシルサルコシン又はその塩と、(B)ベンジルイソチオシアネートとを含有し、(A)/(B)の質量比が0.5〜20であることを特徴とする口腔用組成物。
  2. (A)N−アシルサルコシン又はその塩のアシル基が、ラウロイル基及び/又はミリストイル基である請求項1記載の口腔用組成物。
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