JP2008174288A - スタンドパウチ - Google Patents

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Abstract

【課題】ガセットタイプのパウチのような、パウチの自立時に広い底面で安定した自立性を有し、内容物が少なくなっても安定して自立可能とし、パウチの自立時に、パウチの胴部にシワや窪みが生じることのない、優れた意匠性を有する新しい形態のスタンドパウチを提供する。
【解決手段】自立可能な底部分を有するスタンドパウチにおいて、該スタンドパウチの左右それぞれの縦方向のシールと前記底部分との間に、斜めに傾斜した斜めシール部を有するスタンドパウチであって、斜めシール部は、複数段の斜めシールから構成されるスタンドパウチである。
【選択図】図1

Description

本発明は、自立可能な底部分を有するスタンドパウチに関し、特に、自立時のスタンドパウチの胴部にシワや窪みを生じることのない、自立性および意匠性の高いスタンドパウチに関する。
従来、液体洗剤やシャンプー、リンスなどの詰め替え用の液体や、食品や調味料等の固形、粉体などを内容物とする自立可能な包装体(スタンドパウチ)が知られている。この種のスタンドパウチは、内容物を収容することで、スタンドパウチの胴部や底部が膨らみ、特に、底部分が略平面形状の自立面を形成することにより、スタンドパウチの自立が可能となる構成である。
このようなスタンドパウチは、パウチを起立させた状態とすることができるため、販売時の陳列や、消費者が購入後の保管等に便利であり、さらには、使用時においても、内容物を、ボトル等の他の容器に移し替える手間を必要とせず、そのままの状態で使用することができるため、利便性に優れている。
しかしながら、前記スタンドパウチは、自立面である底部分が、図12(a)に示すような、舟底タイプのスタンドパウチや、図12(b)に示すような、ガセットタイプのスタンドパウチなどの、様々な底部分を有し、該底部分の形状によって、パウチの自立安定性、開口部の大きさ、内容物の充填量などに違いがある。
例えば、図12(a)に示すような、従来の船底タイプの底部分を有するスタンドパウチ20においては、内容物を取り出すための開口部を大きく形成することが可能であるが、内容物の充填量が少なく、また、パウチの自立部分が、底部のシール部分で線接触により自立するため、自立時の安定性が悪いという欠点がある。特に、内容物が少なくなると、パウチが倒れやすいという問題がある。また、パウチに印刷を施す際に、胴部と底部とのフィルム面に連続して印刷を施すことが困難である。
他方、図12(b)に示すような、従来のガセットタイプのスタンドパウチ30においては、広い自立面を形成することが可能であり、パウチの底面部分で面接触して自立するため自立時の安定性に優れており、さらには、内容物を最も多く充填することが可能であるが、パウチの側面部分に折込み部が形成されるため、開口部の大きさが小さく、内容物を取り出し難いという欠点がある。また、パウチに印刷を施す際に、パウチの側面部分が折り込まれているため、側面部分の印刷の見栄えが良くないという問題がある。
また、実際にこれらのスタンドパウチを使用する消費者に対して、ユーザビリティ評価をしたところ、以下のような問題点があることがわかった。
1、パウチの自立時に、安定感がなく、何度かパウチを倒してしまい、内容物をこぼしたことがある。
2、パウチの開け口(開口部)が狭く、スプーンを入れにくく、内容物を取り出しにくい。
3、内容物が多く入っているときはよいが、少なくなってくるとパウチの安定感がなくなり倒れそうになる。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたものであり、その課題は、主に、自立可能なスタンドパウチであって、ガセットタイプのパウチのような、パウチの自立時に広い底面で安定した自立性を有し、内容物が少なくなっても安定して自立可能とし、従来の舟底タイプのスタンドパウチに比べ内容物の充填量を向上し、さらには、パウチ使用時に、大きな開口部を形成して内容物を取り出しやすくするとともに、パウチの自立時に、パウチの胴部にシワや窪みが生じることのない、優れた意匠性を有する新しい形態のスタンドパウチを提供することである。さらには、スタンドパウチの使用性を向上して、様々な人が快適に使用可能なユニバーサルデザインに基づくスタンドパウチを提供することを課題とする。
そこで、これらの課題を解決するため、本発明の請求項1記載の発明は、自立可能な底部分を有するスタンドパウチにおいて、該スタンドパウチの左右それぞれの縦方向のシールと前記底部分との間に、斜めに傾斜した斜めシール部を有するスタンドパウチであって、前記斜めシール部は、複数段の斜めシールから構成されることを特徴とする、スタンドパウチである。
また、請求項2記載の発明は、前記複数段の斜めシールは、ヒートシールの内側部分にのみ形成されることを特徴とする、スタンドパウチである。
また、請求項3記載の発明は、前記複数段の斜めシールは、上段の斜めシールと下段の斜めシールとの、2段階の斜めシールからなることを特徴とする、スタンドパウチである。
また、請求項4記載の発明は、前記ヒートシールの内側部分に形成された前記斜めシール部の形状と、ヒートシールの外側部分のシール形状とが、異なる形状であることを特徴とする、スタンドパウチである。
本発明の請求項1記載の発明は、自立可能な底部分を有するスタンドパウチにおいて、該スタンドパウチの左右それぞれの縦方向のシールと前記底部分との間に、斜めに傾斜した斜めシール部を有するスタンドパウチであって、前記斜めシール部は、複数段の斜めシールから構成されることを特徴とするから、優れた自立性と使用性を有するスタンドパウチを提供することが可能である。特に、斜めシール部に工夫を施すことにより、スタンドパウチの自立時に、スタンドパウチの胴部にシワや窪みが生じることなく、パウチの安定した膨らみと、優れた自立性とを奏することが可能である。
また、請求項2記載の発明は、前記複数段の斜めシールは、ヒートシールの内側部分にのみ形成されることを特徴とするから、スタンドパウチの外側シール形状をそのままに、パウチの自立性、膨らみ性を向上することが可能である。さらには、パウチの自立安定性や胴部保型性が向上する効果がある。
また、請求項3記載の発明は、前記複数段の斜めシールは、上段の斜めシールと下段の斜めシールとの、2段階の斜めシールからなることを特徴とする簡単な構成により、スタンドパウチの自立時に、スタンドパウチの胴部にシワや窪みが生じることなく、パウチの安定した膨らみと優れた自立性および保型性を有するスタンドパウチを提供することが可能である。
また、請求項4記載の発明は、前記シールの内側部分に形成された斜めシールの形状と、シールの外側部分のシール形状とを、異ならせたことを特徴とする簡単な構成により、パウチのシール部分の強度が高まり、パウチの自立安定性および胴部保型性が向上する効果がある。
本発明に係るスタンドパウチ10(パウチ10)の一例としては、図1に示すように、1枚のフィルムを折り込み表裏の面を形成するとともに、底部分5のフィルムを内側へと折り込んだ状態で、フィルムの上部分と、左右部分と、底部分の両側を斜めにヒートシールしてなる、ワンピーススタンドパウチ10であって、内容物の充填に伴いパウチ10の底部分5が膨らんで、胴部と自立面とが連続したフィルムからなる底部分5を形成する。よって、胴部3から底部分5にかけて、フィルムが連続して滑らかに繋がり、底部分5に大きな平面部分からなる自立面5が形成されることにより、パウチ10の安定した自立が可能である。
特に、スタンドパウチ10の縦方向のシールS(サイドシールS)と、底部分5との間には、複数段の斜めシールN1、N2からなる斜めシール部Nが形成されており、パウチ10の胴部3にシワや窪みが形成されることなく、パウチ10の膨らみを良好とする胴部保型効果を奏することが可能である。
本発明のスタンドパウチ10は、詳しくは、図2に示すように、パウチ10の中央部分に、予め所定の方法により内容物が充填される未シール部分からなる胴部3を有し、該胴部3の上部シールT(トップシールT)と、左右のサイドシールSと、サイドシールの下方から底部分にかけて斜めに傾斜した斜めシール部Nと、にそれぞれヒートシールが施されスタンドパウチ10を形成している。そして、前記サイドシールSの上方には、開封方向へと凸形状の切り込みからなるノッチ4が形成されており、該ノッチ4を起点に、胴部3を横切り水平方向へとトップシールTを切り取ることにより、パウチ10の開封を行なう構成である。
特に、前記サイドシールSと、底部分5との間には、前記サイドシールSに連設する上段の斜めシールN1と、前記底部分5と連設する下段の斜めシールN2とが互いに連設して2段階の斜めシール部Nを形成している。このように、底部分5から、左右のサイドシールSにかけて、複数段の斜めシールN1、N2を形成することにより、内容物を充填した際に、パウチ10の胴部3にシワや窪みBが形成されることなく、胴部3のフィルムを良好に膨らませることが可能となる。
例えば、パウチの前記斜めシール部Nが、一段の斜めシールNの場合では、図3に示すように、内容物の充填に伴い、パウチ20の胴部が膨らみ自立面5を形成するが、内容物の詰り具合によっては、胴部下方3の左右部分にシワや窪みBが生じやすく(図中点線円)、パウチ20の意匠性のみならず自立性を低下してしまう恐れがある。
よって、前記斜めシール部Nを、複数段の斜めシールN1,N2とすることにより、図4に示すように、胴部3にシワや窪みが形成されることなく、パウチ10を良好に膨らませることが可能であり、優れた胴部保型性および安定した自立性を奏することが可能である。すなわち、スタンドパウチ10の底部分5は、斜めシール部Nと、サイドシールSとで囲まれた不連続な面を有するが、斜めシール部Nを、複数段とすることにより、サイドシールSと底部分5との間に生じるフィルムの撓みを抑え、斜めシール部Nのフィルムを良好に膨らませることが可能である。
このように、本発明のスタンドパウチ10は、自立可能な底部分を有するスタンドパウチにおいて、該スタンドパウチの左右それぞれの縦方向のシールと前記底部分との間に、斜めに傾斜した斜めシール部を有するスタンドパウチであって、前記斜めシール部は、複数段の斜めシールからなる簡単な構成により、良好な胴部保型性を有し、かつ安定した自立性を有するスタンドパウチ10を提供することが可能である。よって、優れた意匠性、使用性を有するスタンドパウチを提供することが可能である。
本発明のスタンドパウチ10は、上記例に限定されることはなく、例えば、以下の実施例1〜5に示すような工夫を講じることにより、さらに使用性(リクローズ性、注出性、開封性)を向上したユニバーサルデザインに基づくスタンドパウチを提供することが可能である。
(実施例1)
例えば、複数段の前記斜めシールN1、N2は、パウチ10の内側部分にのみ形成してもよく、例えば、図5に示すように、縦シールSと自立面5との間に形成された斜めシール部Nの、内側シール部分にのみ、複数段の斜めシールN1、N2を形成してもよい。
この場合、斜めシール部Nの内側シール部分に、2段階の異なる角度からなる上段斜めシールN1および下段斜めシールN2をそれぞれ形成する。そして、外側シール部分を略円弧形状のシール形状とすることにより、底部分5の内側シール形状と外側シール形状とのそれぞれのシール形状を異ならせる。
これにより、図6に示すように、スタンドパウチ10の胴部3を良好に膨らませることが可能であるとともに、内側シール部分のシール形状と外側シール部分のシール形状とを異ならせることにより、斜めシール部分Nの強度を向上させることが可能である。よって、さらなるシワ防止の効果があり、パウチの胴部保型性、自立安定性をさらに向上することが可能である。
(実施例2)
また、上記構成のスタンドパウチ10に加えて、図7に示すように、開閉封自在なジッパJをパウチの内側に一体形成してもよく、パウチ10の再封(リクローズ)が可能となる。特に、本発明のスタンドパウチは、開口部にジッパJを形成した際にも、図8に示すように、大きな開口部Kを形成することが可能であり、スプーン等を用いて、内容物を容易かつ安定して取り出すことが可能である。
(実施例3)
また、本発明のスタンドパウチ10は、図9に示すように、ヒートシールパターンに工夫を講じてパウチの一隅に注出部Fを形成してもよく、これにより、内容物をボトル等に移し替えることなく、スタンドパウチから直に内容物を注出することが可能であり、使用性を向上したスタンドパウチを提供することが可能である。
(実施例4)
さらには、図10に示すように、スタンドパウチの開口部に、熱可塑性樹脂からなるスパウトP等の別部材を取り付けて、スタンドパウチ10の注出性のみならず携帯性をも向上した、使用性に優れたスタンドパウチを提供することが可能である。
(実施例5)
また、本発明のスタンドパウチ10は、パウチの初期開封時にフィルムの一端を切除する際の開封性を向上するために、図11に示すように、初期開封時に切除されるトップシールTの左右に、幅広なシール部分かなる把持部Hを形成するとともに、サイドシールSの内側シール部分を、開口部にかけて斜めに傾斜したシール形状とすることにより、ノッチ4直下のサイドシールSに、幅広なシール部分かなる把持部Hを形成してもよい。これにより、パウチの初期開封時に、幅広なシール部分からなる前記把持部Hをつまみ、力を加えてパウチのフィルムを開封切除することが可能である。
よって、シャンプーや洗剤等を内容物としたパウチ10の場合、たとえ濡れた手でパウチの開封操作を行なっても、幅広なシール部分からなる把持部Hを強固につまんで、フィルムをつまむ指先が滑ることなく、容易にパウチ10を開封することが可能である。
以上のように、本発明のスタンドパウチ10は、パウチ自立時にシワや窪みが生じることを防ぎ、胴部の安定した膨らみを維持することが可能な胴部保型性を有し、優れた自立性、意匠性を有するスタンドパウチ10を提供することが可能である。さらには、該スタンドパウチに様々な工夫を講じることにより、使用性(リクローズ性、注出性、開封性)をも向上したユニバーサルデザインに基づくスタンドパウチを提供することが可能であ
る。
特に、本発明のスタンドパウチ10は、従来の舟底タイプのパウチと違って、底部分に沿ったヒートシール部分が形成されないため、従来の舟底タイプのスタンドパウチと比較して、フィルムの使用を5パーセント程度削減することが可能である。また、底部分へのピッチ印刷が容易であり、容積率も30パーセント程アップする効果がある。
本発明のスタンドパウチの製造に用いるフィルムは、主にプラスチックを主体とする積層フィルムが用いられるが、特に限定はされず、各種パウチに用いられている公知の積層フィルムは、いずれも使用できる。これらの中から、包装する内容物の種類や充填後の加熱処理の有無など使用条件に応じて適するものを自由に選択して使用することができる。好ましく使用できる積層フィルムの構成の具体例として、以下のようなものが挙げられる。
(1) ONフィルム/接着剤/L・LDPEフィルム(シーラント層)
(2)ONフィルム/接着剤/一軸延伸HDPEフィルム/接着剤/L・LDPEフィルム(シーラント層)
(3) ONフィルム/接着剤/一軸延伸PPフィルム/接着剤/L・LDPEフィルム(シーラント層)
(4)ONフィルム/接着剤/一軸延伸PPフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤/L・LDPEフィルム(シーラント層)
(5)ONフィルム(シリカ蒸着層)/接着剤/一軸延伸HDPEフィルム/接着剤/L・LDPEフィルム(シーラント層)
(6)ONフィルム/アンカーコート層/共押し出しコート層(HDPE層/L・LDPE層)(シーラント層はL・LDPE層)
(7)ONフィルム/アンカーコート層/共押し出しコート層(HDPE層/LDPE層)/接着剤/L・LDPEフィルム(シーラント層)
(8)PETフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤/ONフィルム/接着剤/L・LDPEフィルム(シーラント層)
(9)PETフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤/ONフィルム/接着剤/CPPフィルム(シーラント層)
(10)PETフィルム/接着剤/ONフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤/L・LDPEフィルム(シーラント層)
(11)PETフィルム/接着剤/ONフィルム/接着剤/アルミニウム箔/接着剤/CPPフィルム(シーラント層)
(12)PETフィルム/接着剤/EVOHフィルム/接着剤/ONフィルム/接着剤/CPPフィルム(シーラント層)
などが挙げられるが、これらに限定されるものではなく様々な組み合わせの積層フィルムを使用することができる。
なお、上記において、ONフィルムは2軸延伸ナイロンフィルム、L・LDPEは直鎖状低密度ポリエチレン、HDPEは高密度ポリエチレン、LDPEは低密度ポリエチレン、PPフィルムはポリプロピレンフィルム、PETフィルムは2軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、EVOHフィルムはエチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物フィルム、CPPフィルムは無延伸ポリプロピレンフィルムを指すものである。また、アンカーコートは、押し出しコーティングで樹脂を積層する際、接着性を向上させるために基材フィルム側に予めコーティング前記の積層フィルムの構成において、ONフィルム、PETフィルムは、基材フィルムとしてパウチに機械的強度や印刷適性を付与し、一軸延伸HDPEフィルム、一軸延伸PPフィルムは、その延伸方向がパウチを開口させる際の引き裂き方向と一致するように用いることにより、引き裂きの方向性を一層安定化させることができる。そして、アルミニウム箔、シリカ蒸着層、EVOHフィルムなどは、ガスバリヤー性を付与するために積層するものである。また、シーラント層としては、L・LDPEフィルムとCPPフィルムの2種類の例を挙げたが、L・LDPEフィルムは、ヒートシールの安定性や耐内容物性、例えば界面活性剤に対する耐ストレスクラッキング性などに優れ、CPPフィルムは、耐熱性、低臭性に優れており、これらの性能を必要とする内容物の包装用に適している。
シーラント層には上記のほか、充填される内容物に応じて、エチレン・αオレフィン共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体、アイオノマー、ポリエステル系樹脂なども適宜選択して使用することができる。特に、エチレン・αオレフィン共重合体でメタロセン系触媒を用いて重合したものは、分子量分布の幅が狭く、共重合比も安定しているため、低温ヒートシール性や、熱間シール性に優れており、ガセットパウチ、スタンディングパウチなどヒートシール部にフィルムの重なりの差による段差のあるパウチのシーラント層にはシール抜けによるピンホールの発生を防止できる点で適している。更に、該共重合体にオレフィン系エラストマーをブレンドしたものを用いることにより、シーラント層の熱流動性が改善され、前記段差によるピンホールの発生も一層効果的に防止することができる。
本発明のスタンドパウチ10に充填する内容物の一例としては、例えば、粉末状の調味料やインスタントコーヒー等の粉末飲料類、さらには、詰め替え用のシャンプーや洗剤、流動食などが挙げられる。また、スタンドパウチ10の形状は特に限定されるものではなく、本発明のスタンドパウチの底部分形状を適宜用いて、スタンドパウチ10の「胴部保型性」および「自立安定性」、さらには「意匠性」や「使用性」を向上したスタンドパウチを提供することが可能である。
本発明のスタンドパウチの一例を示す図である。 本発明のスタンドパウチを示す正面図である。 スタンドパウチを示す説明図である。 本発明のスタンドパウチを示す説明図である。 本発明のスタンドパウチの別の例を示す正面図である。 本発明のスタンドパウチを示す説明図である。 本発明のスタンドパウチのさらに別の例を示す図である。 本発明のスタンドパウチを示す説明図である。 本発明のスタンドパウチのさらに別の例を示す図である。 本発明のスタンドパウチのさらに別の例を示す図である。 本発明のスタンドパウチのさらに別の例を示す図である。 (a)(b)従来のスタンドパウチを示す図である。
符号の説明
3 胴部
4 ノッチ
5 底部分(自立面)
10 スタンドパウチ
S サイドシール(縦方向のシール)
T トップシール(横方向のシール)
N 斜めシール部
N1 斜めシール(上段斜めシール)
N2 斜めシール(下段斜めシール)
B シワ(窪み)
K 開口部
P スパウト
F 注出部
H 把持部

Claims (4)

  1. 自立可能な底部分を有するスタンドパウチにおいて、該スタンドパウチの左右それぞれの縦方向のシールと前記底部分との間に、斜めに傾斜した斜めシール部を有するスタンドパウチであって、前記斜めシール部は、複数段の斜めシールから構成されることを特徴とする、スタンドパウチ。
  2. 前記複数段の斜めシールは、ヒートシールの内側部分にのみ形成されることを特徴とする、請求項1記載のスタンドパウチ。
  3. 前記複数段の斜めシールは、上段の斜めシールと下段の斜めシールとの、2段階の斜めシールからなることを特徴とする、請求項1乃至2記載のスタンドパウチ。
  4. 前記ヒートシールの内側部分に形成された前記斜めシール部の形状と、ヒートシールの外側部分のシール形状とが、異なる形状であることを特徴とする、請求項1乃至3記載のスタンドパウチ。
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