JP2008173626A - ハニカム構造体の製造方法、及び、ハニカム構造体 - Google Patents

ハニカム構造体の製造方法、及び、ハニカム構造体 Download PDF

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Abstract

【課題】 強度に優れ、比表面積の大きいハニカム構造体を製造することができるハニカム構造体の製造方法を提供すること。
【解決手段】 少なくとも無機粒子と無機繊維及び/又はウィスカと無機バインダとを含む原料組成物を用いて、多数のセルがセル壁を隔てて長手方向に並設された柱状のハニカム成形体を作製する成形工程と、上記ハニカム成形体に焼成処理を施して、ハニカム焼成体を作製する焼成工程とを含むハニカム構造体の製造方法であって、上記無機バインダの平均粒子径は、10〜50nmであることを特徴とするハニカム構造体の製造方法。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ハニカム構造体の製造方法、及び、ハニカム構造体に関する。
従来、車両の排ガス浄化用に用いられるハニカム構造体に触媒成分を担持したハニカム触媒は、一体構造で低熱膨張性のコージェライト質ハニカム構造体の表面に活性アルミナ等の高比表面積材料と白金等の触媒金属とを担持することにより製造されている。また、このようなハニカム触媒は、リーンバーンエンジンおよびディーゼルエンジンのような酸素過剰雰囲気下におけるNOx処理のために、NOx吸蔵剤としてBa等のアルカリ土類金属を担持している。ところで、浄化性能をより向上させるためには、排ガスと触媒貴金属およびNOx吸蔵剤との接触確率を高くする必要がある。そのためには、担体をより高比表面積にして、貴金属の粒子サイズを小さく、かつ高分散させる必要がある。そこで、例えば、高比表面積材料からなるハニカム構造体として、無機粒子及び無機繊維を無機バインダとともに押出成形したハニカム構造体が知られている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特開2005−218935号公報 特開2005−349378号公報 特開平5−213681号公報
しかしながら、特許文献1〜3に開示されたハニカム構造体では、触媒担体等として使用するのに充分な比表面積や強度を確保することができないことがあった。
そして、このようなハニカム構造体では、比表面積が充分でないことに起因して、貴金属等の触媒を担持させた際に、触媒の分散性が悪く、充分な浄化性能を享受することができないことや、強度が充分でないことに起因して、容易に破壊されてしまうことがあった。
本発明者らは、上述した課題を解決すべく鋭意検討を行った結果、強度を確保しつつ、比表面積の大きいハニカム構造体を製造するには、原料組成物に、所定の平均粒子径を有する無機バインダを使用すれば良いことを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明のハニカム構造体の製造方法は、少なくとも無機粒子と無機繊維及び/又はウィスカと無機バインダとを含む原料組成物を用いて、多数のセルがセル壁を隔てて長手方向に並設された柱状のハニカム成形体を作製する成形工程と、
上記ハニカム成形体に焼成処理を施して、ハニカム焼成体を作製する焼成工程とを含むハニカム構造体の製造方法であって、
上記原料組成物中の上記無機バインダの平均粒子径は、10〜50nmであることを特徴とする。
上記ハニカム構造体の製造方法において、上記無機バインダの平均粒子径は、20〜40nmであることが望ましい。
また、上記ハニカム構造体の製造方法において、上記無機バインダは、アルミナゾル、シリカゾル、チタニアゾル、セピオライト及びアタパルジャイトからなる群から選択された少なくとも1種であることが望ましい。
本発明のハニカム構造体は、少なくとも無機粒子と無機繊維及び/又はウィスカと無機バインダとを含む原料組成物を用いて、多数のセルがセル壁を隔てて長手方向に並設された柱状のハニカム成形体を作製する成形工程と、
上記ハニカム成形体に焼成処理を施して、ハニカム焼成体を作製する焼成工程とを少なくとも経て製造されたハニカム構造体であって、
上記原料組成物中の上記無機バインダの平均粒子径は、10〜50nmであることを特徴とする。
上記ハニカム構造体において、上記無機バインダの平均粒子径は、20〜40nmであることが望ましい。
また、上記ハニカム構造体において、上記無機バインダは、アルミナゾル、シリカゾル、チタニアゾル、セピオライト及びアタパルジャイトからなる群から選択された少なくとも1種であることが望ましい。
また、上記ハニカム構造体は、触媒が担持されていることが望ましく、上記触媒は、貴金属、アルカリ金属、アルカリ土類金属、及び、酸化物からなる群から選択された少なくとも1種であることが望ましい。
また、上記ハニカム構造体は、車両の排ガス浄化に用いるものであることが望ましい。
本発明のハニカム構造体の製造方法は、所定の平均粒子径を有する無機バインダを使用しているため、強度に優れ、比表面積の大きいハニカム構造体を製造することができる。
また、本発明のハニカム構造体は、比表面積が大きく、強度に優れており、触媒担体として好適に使用することができる。
まず、本発明のハニカム構造体の製造方法について説明する。
本発明のハニカム構造体の製造方法は、少なくとも無機粒子と無機繊維及び/又はウィスカと無機バインダとを含む原料組成物を用いて、多数のセルがセル壁を隔てて長手方向に並設された柱状のハニカム成形体を作製する成形工程と、
上記ハニカム成形体に焼成処理を施して、ハニカム焼成体を作製する焼成工程とを含むハニカム構造体の製造方法であって、
上記無機バインダの平均粒子径は、10〜50nmであることを特徴とする。
以下、本発明のハニカム構造体の製造方法について、工程順に説明する。
(1)本発明のハニカム構造体の製造方法では、最初に、少なくとも無機粒子と無機繊維及び/又はウィスカと無機バインダとを含む原料組成物を用いて、多数のセルがセル壁を隔てて長手方向に並設された柱状のハニカム成形体を作製する成形工程を行う。
上記原料組成物としては、少なくとも無機粒子と無機繊維及び/又はウィスカと無機バインダとを含み、さらに、必要に応じて、有機バインダや分散媒、成形助剤を成形性にあわせて適宜加えたものを用いることができる。
本発明のハニカム構造体の製造方法では、上記無機バインダとして、平均粒子径の下限が10nmで、上限が50nmの無機バインダを使用する。このような無機バインダを使用することにより、後述する製造工程を経て、比表面積が大きく、強度に優れたハニカム構造体を製造することができる。
上記無機バインダの平均粒子径が10nm未満である場合や、50nmを超える場合には、製造したハニカム構造体の強度が不充分となる。この理由は、以下のように考えられる。
即ち、本発明のハニカム構造体の製造方法において、上記無機バインダは、主に、上記無機粒子や無機繊維、ウィスカを接着させる役割を果たすと考えられ、無機繊維(ウィスカ)と無機粒子との間に介在し、無機繊維(ウィスカ)と無機粒子とに同時に接触する、無機粒子同士の間に介在し異なる無機粒子に同時に接触する等により接着機能を発揮すると考えられる。
ここで、上記平均粒子径が10nm未満では、無機繊維(ウィスカ)と無機粒子とに同時に接触したり、異なる無機粒子同士に同時に接触したりすることが困難で、充分な接着力を得ることができない場合があり、一方、上記平均粒子径が50nmを超えると、接着点の数が減ることとなり、その結果、強度が不充分になると考えられる。
さらに、上記無機バインダの平均粒子径が50nmを超えると、製造したハニカム構造体の比表面積が充分に大きくならず、上記ハニカム構造体を触媒担体として使用する場合に不利である。
また、上記無機バインダの望ましい平均粒子径は、下限が20nmで、上限が40nmである。
上記無機バインダとしては、無機ゾルや粘土系バインダ等を用いることができ、上記無機ゾルの具体例としては、例えば、アルミナゾル、シリカゾル、チタニアゾル等が挙げられる。また、粘土系バインダとしては、例えば、白土、カオリン、モンモリロナイト、セピオライト、アタパルジャイト等の複鎖構造型粘土等が挙げられる。これらは単独で用いても良いし、2種以上併用してもよい。
これらのなかでは、アルミナゾル、シリカゾル、チタニアゾル、セピオライト及びアタパルジャイトからなる群から選択された少なくとも1種が望ましい。
上記無機バインダの配合量は、その固形分の量で、上記無機粒子と上記無機繊維及び/又はウィスカと上記無機バインダの固形分との総量(以下、必須原料総量という)に対して、望ましい下限は5重量%であり、より望ましい下限は10重量%であり、さらに望ましい下限は15重量%である。一方、望ましい上限は50重量%であり、より望ましい上限は40重量%であり、さらに望ましい上限は35重量%である。
上記無機バインダの量が5重量%未満では、製造したハニカム構造体の強度が低くなることがあり、一方、上記無機バインダの量が50重量%を超えると上記原料組成物の成型性が悪くなる傾向にある。
なお、上記無機バインダの平均粒子径は、例えば、下記のような方法で測定することができる。
具体的には、上記無機バインダがシリカゾルである場合には、まず、シリカゾルを乾燥させて、そのBET比表面積を測定する。
そして、シリカゾル中のシリカ粒子が緻密体の球形粒子であると仮定して、下記計算式(1)より算出する。
BET比表面積=(6000/ρ)/粒子径・・・(1)
(式中、ρは、シリカの真密度(2.2g/cm)である)
また、上記無機バインダの平均粒子径は、例えば、TEM(透過型電子顕微鏡)等を用いて直接測定することも可能である。
上記無機粒子としては、アルミナ、シリカ、ジルコニア、チタニア、セリア、ムライト、ゼオライト等が挙げられる。これらは、単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。
また、これらの中では、アルミナ粒子や、セリア粒子が特に望ましい。
上記無機粒子の配合量は、上記必須原料総量に対して、望ましい下限は30重量%であり、より望ましい下限は40重量%であり、さらに望ましい下限は50重量%である。
一方、望ましい上限は90重量%であり、より望ましい上限は80重量%であり、さらに望ましい上限は75重量%である。
上記無機粒子の配合量が30重量%未満では、比表面積の向上に寄与する無機粒子の量が相対的に少なくなるため、製造したハニカム構造体の比表面積が小さくなり、触媒成分を担持する際に触媒成分を高分散させることができなくなる場合がある。一方、90重量%を超えると強度向上に寄与する無機バインダや、無機繊維、ウィスカの量が相対的に少なくなるため、製造したハニカム構造体の強度が低下する傾向にある。
また、上記原料組成物に配合する無機粒子は、2次粒子の平均粒子径が、0.5〜20μmであることが望ましい。
上記2次粒子の平均粒子径が、0.5μm未満では、製造したハニカム構造体が緻密化してしまい、触媒担体として使用した際に、ガスの浸透性に劣ることがあり、一方、20μmを超えると、製造したハニカム構造体の比表面積が小さくなる傾向にある。
なお、上記無機粒子の1次粒子の平均粒子径は、5〜100nmであることが望ましい。
本明細書において、1次粒子とは、粉体又は凝集体を構成する粒子であって、分子間の結合を破壊することなく存在する最小単位の粒子をいう。また、2次粒子とは、1次粒子が凝集してなる粒子をいう。
また、上記無機粒子(2次粒子)は、その比表面積が50〜300m/gであることが望ましい。
上記比表面積が50m/g未満では、製造したハニカム構造体の比表面積が小さくなる傾向にあり、一方、300m/gを超えると、無機粒子(2次粒子)の比表面積を大きくしても、ハニカム構造体の比表面積はさほど向上しないからである。
また、本発明のハニカム構造体の製造方法において、上記無機粒子(2次粒子)の平均アスペクト比は、1〜5であることが望ましい。
上記無機繊維やウィスカとしては、アルミナ、シリカ、炭化珪素、シリカ−アルミナ、ガラス、チタン酸カリウム又はホウ酸アルミニウム等からなる無機繊維やウィスカが挙げられる。
これらの無機繊維やウィスカは、単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。
なお、本発明のハニカム構造体の製造方法において、無機繊維やウィスカとは、平均アスペクト比が5を超えるものをいう。
また、上記無機繊維やウィスカの平均アスペクト比は、10〜1000であることが望ましい。
上記無機繊維及び/又はウィスカの合計配合量は、上記必須原料総量に対して、望ましい下限は3重量%であり、より望ましい下限は5重量%であり、さらに望ましい下限は8重量%である。一方、望ましい上限は50重量%であり、より望ましい上限は40重量%であり、さらに望ましい上限は30重量%である。
上記無機繊維及び/又はウィスカの合計配合量が3重量%未満では、製造したハニカム構造体の強度が低下することとなり、一方、50重量%を超えると、製造したハニカム構造体において、比表面積向上に寄与する無機粒子の量が相対的に少なくなるため、ハニカム構造体の比表面積が小さくなり、触媒成分を担持する際に触媒成分を高分散させることができなくなる場合がある。
また、上記原料組成物には、有機バインダ、分散媒、成形助剤等が配合されていてもよい。上記有機バインダとしては、特に限定されるものではないが、例えば、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ポリエチレングリコール等が挙げられる。
これらは、単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。
上記有機バインダの配合量は、上記無機粒子、上記無機繊維、上記ウィスカ及び上記無機バインダの固形分の合計100重量部に対して、1〜10重量部が望ましい。
上記分散媒としては、特に限定されるものではないが、例えば、水、有機溶媒(ベンゼンなど)、アルコール(メタノールなど)等が挙げられる。
上記成形助剤としては、特に限定されるものではないが、例えば、エチレングリコール、デキストリン、脂肪酸、脂肪酸石鹸、ポリアルコール等が挙げられる。
上記原料組成物の調製は、特に限定されるものではないが、原料を混合・混練することが好ましく、例えば、ミキサーやアトライタなどを用いて混合してもよく、ニーダーなどで十分に混練してもよい。
次に、上記原料組成物の押出成形を行い、多数のセルがセル壁を隔てて長手方向に並設された柱状のハニカム成形体を作製する。
(2)次に、必要に応じて、上記ハニカム成形体に乾燥処理を施す。
上記乾燥処理は、例えば、マイクロ波乾燥機、熱風乾燥機、誘電乾燥機、減圧乾燥機、真空乾燥機及び凍結乾燥機等を用いて行うことができる。
(3)次に、必要に応じて乾燥処理を施したハニカム成形体に、必要に応じて、脱脂処理を施す。
この場合、脱脂条件は特に限定されず、成形体に含まれる有機物の種類や量によって適宜選択するが、おおよそ400℃、2hr程度が望ましい。
(4)次に、必要に応じて乾燥処理や脱脂処理を施したハニカム成形体に焼成処理を施して、ハニカム焼成体を作製する焼成工程を行う。
上記焼成処理における焼成温度は、特に限定されるものではないが、500〜1200℃が望ましく、600〜1000℃がより望ましい。
上記焼成温度が500℃未満では、無機バインダによる接着機能が発現しにくく、また、無機粒子等の焼結も進行しにくいため、製造したハニカム構造体としての強度が低くなることがあり、1200℃を超えると、無機粒子等の焼結が進行しすぎて、製造したハニカム構造体の単位体積あたりの比表面積が小さくなり、ハニカム構造体を触媒担体として使用する際に、担持させる触媒成分を十分に高分散させることができなくなることがある。
このような工程を経ることにより、多数のセルがセル壁を隔てて長手方向に並設された柱状のハニカム焼成体を製造することができる。
このような工程を経て製造したハニカム焼成体は、これ自身がハニカム構造体であり、本発明のハニカム構造体の製造方法では、ここまでで全工程を終了してもよい。
また、ここまで説明した方法で製造したハニカム焼成体の周囲にシール材層(コート層)を形成し、ハニカム構造体の完成品としてもよい。このような1個のハニカム焼成体からなるハニカム構造体を、以下、一体型ハニカム構造体ともいう。
なお、上記シール材層(コート層)を形成する方法は、後述する複数のハニカム焼成体を結束してなるハニカムブロックからハニカム構造体を製造する際に、ハニカムブロックの周囲にシール材層(コート層)を形成する方法と同様である。
また、本発明のハニカム構造体の製造方法では、上述した方法でハニカム焼成体を製造した後、このハニカム焼成体を複数個結束させたハニカムブロックを作製してハニカム構造体を製造してもよい。
この場合、具体的には、以下のような方法を用いればよい。
なお、複数個のハニカム焼成体を結束してなるハニカム構造体を、以下、集合型ハニカム構造体ともいう。
即ち、得られたハニカム焼成体にシール材層(接着剤層)となるシール材ペーストを塗布してハニカム焼成体を順次結束させ、その後乾燥し、固定化させて、シール材層(接着剤層)を介して結束された所定の大きさのハニカム焼成体の集合体を作製する。
また、ハニカム焼成体をスペーサを介して、所定個数を組み上げた後、ハニカム焼成体同士の間隙にシール材ペーストを注入し、その後乾燥し、固定化させて、シール材層(接着剤層)を介して結束された所定の大きさのハニカム焼成体の集合体を作製してもよい。
上記接着剤層を形成するためのシール材ペーストとしては、特に限定されるものではないが、例えば、無機バインダとセラミック粒子とを混ぜたものや、無機バインダと無機繊維とを混ぜたものや、無機バインダとセラミック粒子と無機繊維とを混ぜたもの等を用いることができる。
また、これらのシール材ペーストには、有機バインダを加えてもよい。
上記有機バインダとしては、特に限定されるものではなく、例えば、ポリビニルアルコール、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース等が挙げられる。
これらは単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。
上記シール材層(接着剤層)の厚さは、0.5〜5mmが望ましい。
シール材層(接着剤層)の厚さが0.5mm未満では充分な接合強度が得られないおそれがあり、また、5mmを超えると、シール材層(接着剤層)は触媒担体として機能しない部分であるため、ハニカム構造体の単位体積あたりの比表面積が低下し、触媒成分を担持した際に十分に高分散させることができなくなることがある。
また、シール材層(接着剤層)の厚さが5mmを超えると、圧力損失が大きくなることがある。
ここで、結束させるハニカム焼成体の数は、ハニカム構造体の大きさに合わせて適宜決定すればよい。また、ハニカム焼成体をシール材層(接着剤層)を介して結束したハニカム焼成体の集合体は、必要に応じて、適宜切断、研磨等を施し、ハニカムブロックとする。
次に、必要に応じて、ハニカムブロックの外周面に、コート層を形成するためのシール材ペーストを塗布して乾燥し、固定化させることにより、シール材層(コート層)を形成する。
上記シール材層(コート層)を形成することにより、ハニカムブロックの外周面を保護することができ、その結果、ハニカム構造体の強度を高めることができる。
上記コート層を形成するためのシール材ペーストは、特に限定されず、上記接着剤層を形成するためのシール材ペーストと同じ材料からなるものであってもよいし、異なる材料からなるものであってもよい。
また、上記コート層を形成するためのシール材ペーストが、上記接着剤層を形成するためのシール材ペーストと同じ材料からなるものである場合、両者の構成成分の配合比は、同一であってもよく、異なっていてもよい。
上記シール材層(コート層)の厚さは、特に限定されるものではないが、0.1〜2mmであることが望ましい。0.1mm未満では、外周面を保護しきれず強度を高めることができないおそれがあり、2mmを超えると、ハニカム構造体としての単位体積あたりの比表面積が低下してしまい、触媒成分を担持した際に充分に高分散させることができなくなることがある。
また、この製造方法では、複数のハニカム焼成体をシール材層(接着剤層)を介して結束させた後(但し、シール材層(コート層)を設けた場合は、上記コート層を形成させた後)に、仮焼することが望ましい。
これにより、シール材層(接着剤層)やシール材層(コート層)に有機バインダが含まれている場合などには、この有機バインダを脱脂除去することができるからである。
仮焼する条件は、含まれる有機物の種類や量によって適宜決定されることとなるが、おおよそ700℃で2hr程度が望ましい。
次に、本発明のハニカム構造体について説明する。
本発明のハニカム構造体は、少なくとも無機粒子と無機繊維及び/又はウィスカと無機バインダとを含む原料組成物を用いて、多数のセルがセル壁を隔てて長手方向に並設された柱状のハニカム成形体を作製する成形工程と、
上記ハニカム成形体に焼成処理を施して、ハニカム焼成体を作製する焼成工程とを少なくとも経て製造されたハニカム構造体であって、
上記原料組成物中の上記無機バインダの平均粒子径は、10〜50nmであることを特徴とする。
なお、本明細書において、柱状には、円柱状や楕円柱状、多角柱状等の任意の柱の形状を含むこととする。
本発明のハニカム構造体は、上記成形工程と、上記焼成工程とを少なくとも経て製造されたハニカム構造体であって、上記成形工程で使用する無機バインダの平均粒子径が10〜50nmである。
従って、本発明のハニカム構造体は、既に説明した本発明のハニカム構造体の製造方法を用いて製造することができる。
以下、本発明のハニカム構造体の構成について、図面を参照しながら説明する。
図1(a)は、焼成工程を経て作製されたハニカム焼成体の一例(ハニカム構造体の一例)を模式的に示す斜視図であり、(b)は、(a)に示したハニカム焼成体を用いた本発明のハニカム構造体の別の一例を模式的に示す斜視図である。
図1(a)に示すように、ハニカム焼成体20は、四角柱状を有し、多数のセル21がセル壁22を隔てて長手方向(図1(a)中、矢印aの方向)に並設されている。
図1(b)に示すように、本発明のハニカム構造体10は、図1(a)に示すハニカム焼成体20が、シール材層(接着剤層)14を介して複数個結束されて、セラミックブロック15を構成し、その外周にシール材層(コート層)13が形成されている。
上記ハニカム焼成体において、上記セル壁の厚さは、特に限定されるものではないが、望ましい下限は0.05mmであり、より望ましい下限は0.10mmであり、特に望ましい下限は0.15mmである。一方、上記セル壁の厚さの望ましい上限は0.35mmであり、より望ましい上限は0.30mmであり、特に望ましい上限は0.25mmである。
上記セル壁の厚さが0.05mm未満ではハニカム焼成体の強度が低下する場合があり、一方、上記セル壁の厚さが0.35mmを超えると、上記ハニカム構造体を排ガスを浄化する触媒担体として用いた際に、排ガスとの接触面積が小さくなることと、ガスが充分深くまで浸透しないため、セル壁内部に担持された触媒とガスが接触しにくくなることとにより、ガス浄化性能が低下してしまうことがある。
また、上記ハニカム焼成体のセル密度は、望ましい下限が15.5個/cm(100cpsi)であり、より望ましい下限が46.5個/cm(300cpsi)であり、さらに望ましい下限が62個/cm(400cpsi)である。一方、上記セル密度の望ましい上限は186個/cm(1200cpsi)であり、より望ましい上限は170.5個/cm(1100cpsi)であり、さらに望ましい上限は155個/cm(1000cpsi)である。
上記セル密度が、15.5個/cm未満では、上記ハニカム構造体を排ガスを浄化する触媒担体に用いた際に、ハニカム焼成体内部の排ガスと接触するセル壁の面積が小さくなり、186個/cmを超えると、圧力損失が高くなるとともに、ハニカム焼成体の作製が困難になるためである。
また、上記ハニカム焼成体の長手方向に垂直な方向の断面積は、その下限が5cmで、その上限が50cmであることが望ましく、特に、上記ハニカム構造体が複数のハニカム焼成体を結束してなるものである場合は、上記範囲にあることが望ましい。
上記断面積が、5cm未満では、上記ハニカム構造体の長手方向に垂直な断面において、複数のハニカム焼成体を接合するシール材層(接着剤層)の占める面積が相対的に大きくなるため、ハニカム構造体を触媒担体として使用する際に、触媒を担持させることができる面積が相対的に小さくなってしまう。一方、上記断面積が50cmを超えると、ハニカム焼成体が大きいため、ハニカム焼成体に発生する熱応力を充分に抑えることができないおそれがある。
上記断面積のより望ましい下限は6cm、特に望ましい下限は8cmであり、より望ましい上限は40cm、特に望ましい上限は30cmである。
上記ハニカム焼成体に形成されるセルの長手方向に垂直な断面の形状は、特に限定されず、図1(a)に示したハニカム焼成体のような四角形以外に、略三角形や略六角形としてもよい。
また、上記ハニカム構造体において、シール材層(接着剤層)やシール材層(コート層)を形成する場合、上記ハニカム構造体の長手方向に垂直な断面において、ハニカム構造体の断面積に対して、ハニカム焼成体の総断面積が占める割合は、90%以上であることが望ましい。90%未満では、ハニカム構造体の比表面積が小さくなってしまうからである。
また、本発明のハニカム構造体の単位面積あたりの比表面積は、25000m/L以上であることが望ましい。
上記比表面積が上記範囲にあると、ハニカム構造体全体に触媒を充分に広く分散させて担持させることが容易となるからである。
なお、上記比表面積の望ましい上限は、触媒(例えば、白金)の分散の限界を考慮すると70000m/Lである。
上記ハニカム構造体の曲げ強度は、大きいほど望ましく、具体的には、例えば、ハニカム焼成体が、37mm×37mm×75mmの角柱状である場合には、3.0Mpa以上であることが望ましい。
使用時に発生する熱応力等により破壊されるおそれがより少なくなるからである。
また、本発明のハニカム構造体は、図1(b)に示したような集合型ハニカム構造体に限られず、図2に示したような一体型ハニカム構造体であってもよい。
図2は、本発明のハニカム構造体の別の一例を模式的に示す斜視図である。
図2に示すハニカム構造体30は、柱状を有し、多数のセル31がセル壁32を隔てて長手方向(図2中、矢印bの方向)に並設されたハニカム焼成体1個から構成されている。
なお、このような一体型ハニカム構造体において、ハニカム焼成体の周囲には、シール材層(コート層)が形成されていてもよい。
このような構成を有する本発明のハニカム構造体には、触媒が担持されていることが望ましい。本発明のハニカム構造体は、触媒担体として好適に使用することができるからである。
上記触媒としては、特に限定されるものではないが、例えば、貴金属、アルカリ金属、アルカリ土類金属、酸化物等が挙げられる。これらは、単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。
上記貴金属としては、例えば、白金、パラジウム、ロジウム等が挙げられ、上記アルカリ金属としては、例えば、カリウム、ナトリウム等が挙げられ、上記アルカリ土類金属としては、例えば、バリウム等が挙げられ、上記酸化物としては、ペロブスカイト(La0.750.25MnO等)、CeO等が挙げられる。
上述したような触媒が担持されたハニカム構造体は、特に限定されるものではないが、例えば自動車の排ガス浄化用のいわゆる三元触媒やNOx吸蔵触媒として用いることができる。
なお、触媒を担持させる時期は、特に限定されるものではなく、ハニカム構造体を作製した後に担持させてもよいし、原料組成物中の無機粒子に担持させてもよい。
また、触媒の担持方法は、特に限定されるものではなく、例えば、含浸法等によって行うことができる。
なお、ここまで、本発明のハニカム構造体について、主に触媒担体として使用する場合を例に説明してきたが、上記ハニカム構造体は、触媒担体以外にも使用することができ、例えば、気体成分や液体成分を吸着させる吸着材等としても使用することができる。
以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1)
(1)無機粒子としてγアルミナ粒子(2次粒子の平均粒子径2μm)2250g、無機繊維としてホウ酸アルミニウムウィスカ(繊維径0.5〜1μm、繊維長10〜30μm)680g、無機バインダとしてシリカゾル(平均粒子径30nm、固体濃度30重量%)2600gを混合し、さらに得られた混合物に対して、有機バインダとしてメチルセルロース320g、潤滑剤としてユニルーブ(日本油脂社製)290g、可塑剤としてグリセリン(日本油脂社製)225gを加えて更に混合・混練して原料組成物を調製した。次に、この原料組成物を押出成形機により押出成形を行い、ハニカム成形体を作製した。
(2)次に、マイクロ波乾燥機及び熱風乾燥機を用いて、上記ハニカム成形体を十分乾燥させ、さらに、400℃で2hr保持して脱脂した。
その後、900℃で2hr保持して焼成処理を行い、角柱状(37mm×37mm×75mm)、セル密度が93個/cm(600cpsi)、セル壁の厚さが0.2mm、セルの断面形状が四角形(正方形)のハニカム焼成体を製造した。
(実施例2〜5)
原料組成物を調製する際に使用する無機バインダとして、表1に示した平均粒子径を有するシリカゾル(固体濃度30重量%)を使用した以外は、実施例1と同様にしてハニカム焼成体を製造した。
(実施例6)
無機粒子として、γアルミナ粒子に代えて、γアルミナ粒子(2次粒子の平均粒子径2μm)50重量%とβゼオライト粒子(2次粒子の平均粒子径2μm)50重量%との混合粒子を使用した以外は、実施例1と同様にしてハニカム焼成体を製造した。
(実施例7〜10)
原料組成物を調製する際に使用する無機バインダとして、表1に示した平均粒子径を有するシリカゾル(固体濃度30重量%)を使用した以外は、実施例6と同様にしてハニカム焼成体を製造した。
(実施例11)
無機粒子として、γアルミナ粒子に代えて、γアルミナ粒子(2次粒子の平均粒子径2μm)50重量%とCeO粒子(2次粒子の平均粒子径2μm)50重量%との混合粒子を使用した以外は、実施例1と同様にしてハニカム焼成体を製造した。
(実施例12〜15)
原料組成物を調製する際に使用する無機バインダとして、表1に示した平均粒子径を有するシリカゾル(固体濃度30重量%)を使用した以外は、実施例11と同様にしてハニカム焼成体を製造した。
(比較例1、2)
原料組成物を調製する際に使用する無機バインダとして、表1に示した平均粒子径を有するシリカゾル(固体濃度30重量%)を使用した以外は、実施例1と同様にしてハニカム焼成体を製造した。
(比較例3、4)
原料組成物を調製する際に使用する無機バインダとして、表1に示した平均粒子径を有するシリカゾル(固体濃度30重量%)を使用した以外は、実施例6と同様にしてハニカム焼成体を製造した。
(比較例5、6)
原料組成物を調製する際に使用する無機バインダとして、表1に示した平均粒子径を有するシリカゾル(固体濃度30重量%)を使用した以外は、実施例11と同様にしてハニカム焼成体を製造した。
ハニカム焼成体の評価
実施例及び比較例で製造したハニカム焼成体について、下記の方法により、曲げ強度の測定、及び、比表面積の測定を行った。結果を表1に示した。
(曲げ強度の測定)
JIS R 1601を参考に、インストロン5582を用い、スパン間距離:50mm、スピード0.5mm/minで3点曲げ試験を行い、各実施例及び比較例に係るハニカム焼成体の曲げ強度を測定した。
結果を表1に示した。
(比表面積)
まず、ハニカム焼成体の単位重量あたりのBET比表面積A(m/g)を測定した。BET比表面積は、BET測定装置(島津製作所社製、MicromeriticsフローソーブII−2300)を用いて、日本工業規格で定められるJIS R 1626(1996)に準じて、Nガスで1点法により測定した。測定には、円柱形状の小片(直径φ15mm×高さ15mm)に切り出したサンプルを用いた。
次に、ハニカム焼成体の見かけ密度B(g/L)をハニカム焼成体の重量と外形の体積から計算し、ハニカム焼成体の比表面積S(m/L)を、下記計算式(2)から求めた。結果を表1に示した。
S(m/L)=A×B・・・(2)
なお、ここでのハニカム焼成体の比表面積は、ハニカム焼成体の見かけ体積あたりの比表面積のことをいう。
Figure 2008173626
表1及び図3に示した結果から明らかなように、平均粒子径が50nm以下の無機バインダを使用することにより、比表面積が大きいハニカム焼成体(ハニカム構造体)を製造することができ、平均粒子径が10〜50mmの無機バインダを使用することにより強度に優れるハニカム焼成体(ハニカム構造体)を製造することができることが明らかとなった。なお、図3は、実施例及び比較例で製造したハニカム焼成体について、無機バインダの平均粒子径と曲げ強度との関係を示すグラフである。
また、上述した実施例及び比較例では、1個のハニカム焼成体を作製し、これについて、ハニカム構造体として評価したが、このハニカム焼成体を複数個用いて、図1(a)、(b)に示したような集合型ハニカム構造体を製造した場合も、同様の結果になると考えられる。
(a)は、焼成工程を経て作製されたハニカム焼成体の一例を模式的に示す斜視図であり、(b)は、(a)に示したハニカム焼成体を用いた本発明のハニカム構造体の一例を模式的に示す斜視図である。 本発明のハニカム構造体の別の一例を模式的に示す斜視図である。 実施例及び比較例で製造したハニカム焼成体について、無機バインダの平均粒子径と曲げ強度との関係を示すグラフである。
符号の説明
10、30 ハニカム構造体
13 シール材層(コート層)
14 シール材層(接着剤層)
20 ハニカム焼成体
21、31 セル
22、32 セル壁

Claims (9)

  1. 少なくとも無機粒子と無機繊維及び/又はウィスカと無機バインダとを含む原料組成物を用いて、多数のセルがセル壁を隔てて長手方向に並設された柱状のハニカム成形体を作製する成形工程と、
    前記ハニカム成形体に焼成処理を施して、ハニカム焼成体を作製する焼成工程とを含むハニカム構造体の製造方法であって、
    前記原料組成物中の前記無機バインダの平均粒子径は、10〜50nmであることを特徴とするハニカム構造体の製造方法。
  2. 前記無機バインダの平均粒子径は、20〜40nmである請求項1に記載のハニカム構造体の製造方法。
  3. 前記無機バインダは、アルミナゾル、シリカゾル、チタニアゾル、セピオライト及びアタパルジャイトからなる群から選択された少なくとも1種である請求項1又は2に記載のハニカム構造体の製造方法。
  4. 少なくとも無機粒子と無機繊維及び/又はウィスカと無機バインダとを含む原料組成物を用いて、多数のセルがセル壁を隔てて長手方向に並設された柱状のハニカム成形体を作製する成形工程と、
    前記ハニカム成形体に焼成処理を施して、ハニカム焼成体を作製する焼成工程とを少なくとも経て製造されたハニカム構造体であって、
    前記原料組成物中の前記無機バインダの平均粒子径は、10〜50nmであることを特徴とするハニカム構造体。
  5. 前記無機バインダの平均粒子径は、20〜40nmである請求項4に記載のハニカム構造体。
  6. 前記無機バインダは、アルミナゾル、シリカゾル、チタニアゾル、セピオライト及びアタパルジャイトからなる群から選択された少なくとも1種である請求項4又は5に記載のハニカム構造体。
  7. 触媒が担持されている請求項4〜6のいずれかに記載のハニカム構造体。
  8. 前記触媒は、貴金属、アルカリ金属、アルカリ土類金属、及び、酸化物からなる群から選択された少なくとも1種を含む請求項7に記載のハニカム構造体。
  9. 車両の排ガス浄化に用いる請求項4〜8のいずれかに記載のハニカム構造体。
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