JP2008173024A - 食材混合装置 - Google Patents

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Kazuhiko Yamamoto
山本  和彦
Hideo Takimoto
秀夫 滝本
Takeshi Yumitatsu
武志 弓達
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Abstract

【課題】
本発明では、混合釜内で熱い食材から発生する水蒸気が食材冷却用送風ファン側へ逆流して送風ファンが故障することを防ぐことを課題とする。
【解決手段】
送風ファン11からから混合釜2内に通じるダクト60内に、該ダクト60内で生じる結露を排水する排水手段80を設けた。また、排水手段80は結露を受ける結露受61と適宜に開閉して排水する排水管62で構成し、ダクト60の内底面59を送風ファン11側に向かって登り傾斜にし、その内底面59の最下部に結露受61を設けた。
【選択図】図15

Description

この発明は、混合釜に例えば米飯と酢といった複数の食材を収容して、混合釜を揺動或いは回転させて食材を撹絆混合する食材混合装置に関するものである。
混合釜を水平中空軸で支持し、この混合釜を電動モータによって回転させて食材を混合すると共に、水平中空軸から空気を吹き込み食材を冷却するようにした酢合せ機が特許文献1に記載されている。
特開2003―38109号公報
混合釜に空気を吹き込むのは、攪拌される食材を冷却するためであるが、混合釜内で熱い食材から水蒸気が発生し、その水蒸気が空気の吹き込み用水平中空軸を通じて送風ファン側へ逆流して送風ファン内に結露し、送風ファンが故障する原因となっていた。そこで、本発明では送風ファンへの水蒸気逆流を防いで、水分による送風ファンの故障発生を無くすことを課題とする。
このために、請求項1に記載の発明は、送風ファン11からから混合釜2内に通じるダクト60内に、該ダクト60内で生じる結露を排水する排水手段80を設けた。
この構成で、混合釜2内で発生した水蒸気がダクト60を通じて送風ファン11へ逆流するまでに結露し、その結露を排水手段80で排水する。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1の構成で、排水手段80は結露を受ける結露受61と適宜に開閉して排水する排水管62で構成した。
この構成で、送風ファン11からの送風を排水管62から逃がすことなく、結露受61に水が溜まると開いた排水管62から排水できる。
さらに、請求項3に記載の発明は、請求項1の構成で、ダクト60の内底面59を送風ファン11側に向かって登り傾斜にし、その内底面59の最下部に結露受61を設けた。
この構成で、水蒸気がダクト60の内部で結露して、内底面59を流れて結露受61に水が溜まる。
請求項1に記載の発明は、混合釜2内で食材から発生する水蒸気がダクト60側へ逆流することがあっても、その水蒸気がダクト60内で結露し、結露した水を排水手段80で排水するので、送風ファン11まで水蒸気が逆流することを防ぐことが出来て、送風ファン11に悪影響を与えない。
また、請求項2に記載の発明は、結露受61に通じる排水管62を閉じていると送風が排水管62から逃げることなく混合釜2内に送り込め、結露受61に水が溜まった際に排水管62を開いて水を機外へ排出することが出来る。
さらに、請求項3に記載の発明は、ダクト60で結露した水は落下してその内底面59を流れて結露受61に溜まることになり、効果的に水を除去できる。
発明を実施するための最良の形態として食材として米飯と酢とを混合して寿司飯等に用いる酢飯を作る装置について説明する。
混合釜2は、機体5上部の釜支持軸1の回りに所定の揺動角度Q(図6参照)を往復回動して揺動させる形態としている。この混合釜2において、食材を混合するときは、この混合釜2の釜口4部を上側に向けた姿勢にして食材を供給し、混合工程Bで所定の揺動角度Qを混合揺動角度Qb(Qb=220度)として往復回動して揺動し、混合釜2の内部に供給した食材を撹絆混合する。この混合工程Bの終了後は、混合釜2を反転して、釜口4を下方に向けた姿勢にして、所定の排出揺動角度Qe(Qe=30度)で往復揺動して混合済み食材をこの釜口4から下方の取出容器7へ排出する排出工程Eに移行する形態である。
このような混合釜2の往復揺動は、機体5上に設ける釜駆動モータ6の回転によってチエン17伝動で釜支持軸1を回転駆動させる。釜駆動モータ6は回転速度を制御可能な形態としており、インバータ制御のモータを用いても良く、回転出力を調節することによって混合釜2の揺動速度を変更制御することが出来る。
前記機体5は、横側のボックス8の上部に筒軸形態の釜支持軸1を横軸芯で回動自在に支持して、この釜支持軸1に混合釜2を取付ける。このボックス8の下方に支持台として混合釜2から排出される混合仕上り食材を受ける取出容器7を受けるテーブル9を混合釜2下方に向けて設ける。
ボックス8の上部には各部操作の操作盤10等を設け、内部にはファン駆動モータ16や、このファン駆動モータ16によって駆動される送風ファン11、及び、この送風ファン11による送風を案内する送風筒12を送風ファン11から上方に向けて配置する(図15参照)。送風筒12の上には横送りダクト60を配置し、このダクト60の内腔が前記釜支持軸1の中心部に形成の軸筒13内に連通して、この軸筒13を介して混合釜2内に空気を送風案内するように構成している。ダクト60の内底面59は送風筒12から軸筒13側に向かって下り傾斜に形成し、軸筒13の下部に下方へ凹んだ結露受61を形成している。結露受61には下方へ向かって排水管62を連結し、この排水管62の途中に電磁バルブ63を設けて、結露受61溜まる水を適宜に排出するようにしている。
混合釜2に投入された食材が熱い場合に発生する水蒸気が軸筒13を通ってダクト60に逆流することがあっても、ダクト60内で冷却されて結露し、その水が結露受61に溜り、送風ファン11側へ水分が行かないようになる。結露受61の水は適宜に電磁バルブ63を開いて排水すれば良いが、混合釜2内の乾燥時に送風ファン11をONと同時に電磁バルブ63を開くようにしても良い。
上記ファン駆動モータ16も前記釜駆動モータ6と略同様に回転速度を制御可能で、回転速度を調節することによって送風ファン11の送風力を強・弱に変更制御することができる。また、ダクト60は、側方へ開閉可能にして内部の掃除を可能にしている。
混合釜2は、釜支持軸1に支持される下釜20と、釜口4を形成してこの下釜20に対して係止具14で着脱可能の上釜21とで構成する。この係止具14を外し、上釜21のハンドル15を把持して上釜21を下釜20から取り外して、下釜20の口部を開放し、下釜20や上釜21等を洗浄したり下釜20に混合する食材を所定量供給することが出来る。なお、上釜21の釜口4近傍の釜口内面22は、直線状に出口に向かい、排出時に食材を滑り出し易くしている。
この下釜20に上釜21を嵌合するときは、内部に攪拌棒3を介入して、これら下釜20と上釜21との接合周縁40間に攪拌棒3の取付桟41を挟持させて固定する。そして、混合釜2に食材を供給する時は、上釜21を取り外して開放した状態の下釜20の口部から、又は、上釜21を取付けた状態のままで、上釜21の釜口4部から供給する。
混合処理する場合は、上釜21を下釜20に取付けた状態で行い、混合処理後の食材を排出する場合は、上釜21と下釜20を一体にしたままで釜口4を直下位置Ys近傍に向けた状態で排出する。
前記下釜20内に差し込む攪拌棒3は、下釜20の周縁40内側に囲桁形態の取付桟41を形成し、この取付桟41に適宜長さの攪拌棒3を垂下して一体的に取付ける。各攪拌棒3の下端部は自由端として下釜20の内周面に接近させて、この混合釜2に供給する食材層の内部に介入するように設定する。また、本実施形態の攪拌棒3は混合釜2の揺動方向と交差する方向に設定間隔で並列して取付桟41に取り付けて、取付桟41は混合釜2の揺動方向に複数並列して設け、隣接する取付桟41にそれぞれ取り付けている攪拌棒3は図3に示すとおり平面視で千鳥状に配置している。そのため、混合釜2を往復揺動すると、米飯の塊が千鳥状の攪拌棒3で切られて解され、酢が米飯全体に浸透する。
図16は、機体の上部に設ける上釜21と攪拌棒3の支持スタンドを示し、左右の側枠42,43に渡って前後に門型の支持杆44,45を立設し、両支持杆44,45を前後杆48,49で連結し、支持杆44,45の下部はそれぞれ横杆46,47で連結している。横杆46,47に攪拌棒3を差し込んで一時的に置き、前後の支持杆44,45と前後杆48,49の間に上釜21を上から差し込んで一時的に置けるようにしている。
図17は、機体5底部のテーブル9を示し、テーブル9の前端部65を本体側から引き出せるようにして、取出容器7を引き出す際の支持部になる。また、テーブル9の本体側上面には、取出容器7の底部支脚70,71を側面からガイドするガイド枠68,69を立設して食材が詰った重い取出容器7を混合釜2の下方から引き出し易く、また、空の取出容器7を所定食材受位置へ差し込み易くしている。なお、前端部65にも取出容器7の側面をガイドするガイド片66,67を立設している。
次に、混合釜2の作動状態を説明する。
前記混合釜2の揺動は、釜口4を真上位置Yhの正面側(前記操作盤10の前面と対面する側で運転者が立つ位置側)寄りの傾斜上方に向けた供給位置K(図6参照)を原点基準位置にして、混合揺動や排出揺動後にもこの供給位置Kに最終的に復帰する。混合釜2の混合揺動角度Qbは、直上位置Yhを中心として、この位置から前後一定角度域にわたるもので、前記のように、例えば、Qb=220度に設定している。混合釜2の混合工程Bでは混合揺動角度Qbを複数回にわたり往復揺動するように設定するものである。
また、混合揺動角度Qbにおいては送風ファン11を駆動して混合釜2内へ送風し混合食材を冷却するが、供給位置Kよりも手前側の手前揺動域Kfの揺動範囲では、送風ファン11の駆動回転を低下して送風力を弱くするか送風ファン11の回転を停止する制御としても良い。この手前揺動域Kfでの送風ON・OFFは、操作盤10に設けるスイッチを操作して運転開始前に設定しておく。これと反対の側における奥側揺動域Krにおいては、この送風ファン11の回転を高めて送風力を強くするように制御構成している。
すなわち、混合釜2内側への食材の冷却送風において、この釜口4部が供給位置K側と反対側の奥側に向かった状態の奥側揺動域Krでは、強く送風して、風冷却効果を高く維持し、釜口4が供給位置Kから手前側に向かう状態の手前揺動域Kfでは弱く送風するか又は停止するものであるから、風冷却効果を高く維持しながら、供給位置に居る作業者への釜口4部からの噴風を弱くして、混合工程B中における作業環境乃至操作性を良好に維持することができる。
又、この混合釜2の排出姿勢での排出揺動角度Qeは、釜口4部を真下位置Ysに向けた状態にして、この直下位置Ysを中心として前後一定の角度で、例えば、排出揺動角度Qe=30度に設定している。排出姿勢での排出工程Eでは、この排出揺動角度Qe域での往復揺動を数回繰り返して、混合済食材が残留しないように釜口4から振り出すようにして排出させる。
又、これら排出工程Eの各往復揺動の終端折返位置では所定時間にわたって揺動を停止する排出揺動停止時間Teeを設定して、この排出揺動停止時間Tee中に前記送風ファン11を駆動して、排出姿勢の混合釜2内へ送風して、食材の排出を促進する。
このように、混合釜2の排出揺動停止時間Teeには混合釜2の揺動を停止し送風ファン11を駆動しているが、前記混合姿勢における手前揺動域Kfでの送風ファン11の停止など送風域を決めてファン11を駆動制御することができ、又、この混合釜2の排出姿勢における間欠的な排出揺動停止時間Teeを決めると共に、混合釜2の揺動停止時における送風ファン11の駆動回転の変速や回転停止等を制御手段で設定するように構成している。
前記操作盤10(図7参照)には、混合釜2を運転するための操作スイッチや、モニター等を配置している。電源スイッチ25や、運転開始スイッチ26、混合工程B等の工程を予め設定のプログラムに沿って自動的に連続して行わせる自動スイッチ27、混合釜2内の食材を排出する排出スイッチ28、運転作用工程の各モード時間を手動で設定して行う手動設定スイッチ29、同じ工程を繰返し行わせる繰返しスイッチ30、及び、運転進行時間や、設定時間、電源周波数等を7セグ、乃至デジタル表示する表示器(モニター)31等を設ける。
又、食材混合条件を設定して登録しておくための設定スイッチ32や、混合釜2内に供給する食材量を設定して、揺動混合制御コースを設定するためのコース設定スイッチ33、作業者が特別に設定した運転モードで運転させるユーザスイッチ34、タイマーや各種量目、大きさ、速さ、或いは強さ等の調節設定のための増減スイッチ35、混合釜2の姿勢を基準の供給位置Kに復帰するための釜復帰スイッチ36、混合釜2を乾燥する乾燥位置に回動するための乾燥スイッチ37、及び、前記手動設定スイッチ29や設定スイッチ32により混合条件を設定するために各「運転」、「ほぐし」、「まぜ」、「むらし」、「間欠」、「送風」、「冷却」等の各作用モード毎の時間を設定するモード選択スイッチ38を設ける。ボックス8の前面には風量調節レバー39を設けて、送風ファン11による風量を調節できるようにしている。
作業を開始するには、まず、コース設定スイッチ33で予め初期設定されているコース1〜3を選択する。この初期設定のデータを変更するときは、選択スイッチ38で各コースや、工程、及び設定変更事項等を選択して、増減スイッチ35でこれらの作動時間や、停止時間、又は送風量等を増減して、このデータを7セグ形態の表示器31にモニター表示しながら、設定スイッチ32で設定して初期設定値を更新させる。このとき初期設定されている基本データは、変更設定されたデータの上書きによって更新登録される。又、この更新データを初期設定データに戻すには、設定スイッチ32と選択スイッチ38を同時に押すことによって行われる。
このような設定操作は、各工程における作用事項、例えば、混合工程Bの混合揺動角度Qbや、この揺動速度、排出工程Eの排出揺動停止時間Teeや、混合釜2の排出揺動角度Qe等について、手動設定スイッチ29や、設定スイッチ32、モード選択スイッチ38、増減スイッチ35等の操作によって、前記同様にして変更設定することができる。
混合釜2の揺動等の作用工程は、解し工程A、混合工程B、蒸し工程C、間欠工程D、及び排出工程Eを、これらの順序に設定している。(図8参照)
このうち解し工程Aは、所定の解し工程時間Ta(Ta=20秒間)に設定して、直上位置Yhを中心にして解し手前側位置F1と解し奥側位置R1との間の解し揺動角度Qa(Qa=180度)を略一往複揺動するように設定している。この解し工程時間Taにおいて、混合釜2は供給位置Kから解し奥側位置R1へ揺動(4〜6秒)し、この後に一旦解し揺動停止時間Tae(Tae=5秒間)停止し、更に折返して解し手前側位置F1へ揺動(4〜6秒)し、この後ちに所定の解し揺動停止時間Taeだけ停止する。このような往復揺動による解し工程Aが途中でオーバタイムになれば供給位置Kに復帰する。この解し工程時間Taは、酢を米飯全体に行き渡たらせて馴染ませる作用をなし、以後の混合工程Bで酢が良く米飯に混じり易くなる。
混合工程Bは、混合工程時間Tb(Tb=2分間)を設定して、前記解し揺動角度Qaよりも大きい混合揺動角度Qb(Qb=220度)を往復揺動するように設定して、混合奥側位置R、及び混合手前側位置Fでの所定の混合揺動停止時間Tbe(Tbe=2秒間)を設定している。この混合工程Bにおける途中でタイムオーバしても混合奥側位置Rまで揺動して、続く蒸し工程Cへの移行のために混合奥側位置Rにおいて停止するように設定している。又、送風ファン11の駆動においては、この混合工程Bに入ってから1分間を経過してから送風を開始するように設定している。
この送風ファン11の駆動は、この混合工程Bから後記の間欠工程Dの終了まで行わせるが、混合供給位置Kより前側の手前揺動域Kfにおいては、回転を低くして送風力を弱くし、奥側揺動域Krにおいては、回転を高くして送風力を強くしている。このような送風力の強、弱の切替を、直上位置Yhを境界として行うようにしたが、供給位置Kを境界として行うことも可能で同様の効果を得る。
蒸し工程Cは、前記混合工程Bの混合奥側位置Rで所定の蒸し工程時間Tc(Tc=30秒間)にわたって揺動停止して、送風ファン11を高速回転させて送風力を強くするものである。混合揺動角度Qbと同じ角度のもとに往復揺動するように設定することも可能である。
間欠工程Dは、所定の間欠工程時間Td(Td=30秒間)に設定して、前記混合工程Bと同じ混合揺動角度Qb域を揺動し、この揺動の混合奥側位置Rと、混合手前側位置Fで、各々所定の間欠揺動停止時間Tde(Tde=7秒間)毎停止するように設定している。この工程での送風力を、前記同様に手前揺動域Kfでは弱くし、奥側揺動域Krで強くしている。
この間欠工程Dが揺動途中でタイムアップしたときは供給位置Kまで復帰するように設定している。又、このとき、テーブル9上の容器センサー18が、このテーブル9上に取出容器7が置かれていることを検出したときは、続く排出工程Eへ移行し、取出容器7を検出しないときはブザーを略8秒間発信して自動運転を終了して、待機モードに移行するように設定している。
このようにして混合工程Bから間欠工程Dの全運転時間T(コース1では、T1=3分間とし、コース2では、T2=4分間とし、コース3では、T3=5分間としている。)を経過すると、排出工程Eに入る。
前記供給位置Kで停止した混合釜2は、図9のように直下位置Ys側へ回動して反転する。混合釜2を間欠工程Dから排出工程Eの排出位置Sへ回動揺動するときに、この混合釜2の回動方向を供給位置Kから手前側回りG、又は反対の奥側回りに回動して、直下位置Ysを通り過ぎて排出傾斜角度Qs位置の排出位置Sに至って停止するように設定している。
排出工程Eは、所定の排出工程時間Te(Te=30秒間)に設定して、この排出位置Sに所定の排出位置停止時間Ts(Ts=10秒間)停止すると共に、前記送風ファン11による強い送風を行わせる。そして、この排出位置Sから排出奥側位置Srへ揺動して所定の排出揺動停止時間Tee(Tee=5秒間)停止し、続いて排出手前位置Sfへ揺動して排出揺動停止時間Teeだけ停止する。これら各停止時は強い送風を行う。これら排出揺動角度Qe(Qe=30度)での往復揺動を数回繰り返した後ちに排出位置Sに戻って排出位置停止時間Ts停止して強い送風を行う。
これが終わると混合釜2は食材の排出を終わって供給位置Kに復帰して停止し、続いての食材供給を待機する。なお、図6では、排出位置Sと排出奥側位置Srを同じ位置にしているが、異なる位置にしても良い。
このような混合工程Bから間欠工程Dに至る全運転時間T(T=3分間)は、供給食材量の最も少ないコースとして説明したものであるが、供給量の多いコースでは運転時間を、コース2では全運転時間T2=4分間、コース3では全運転時間T3=5分間等として初期設定している。又、これら初期設定の運転時間や、各コース毎の揺動停止時間、送風パターン等を適宜に変更したり、設定することもできる。
電源スイッチ25をONすると、操作盤10の各スイッチや、表示器31等は点灯し、乃至点灯表示することができる状態となる。そして、この電源スイッチ25により電源周波数(50Hz、60Hz、又は、その他の周波数)の電流が流れることによって、このときの電源周波数を表示器31にデジタル表示すると共に、この周波数によってコントローラにおけるパラメータ制御によって、混合釜2の揺動角度Qを維持するための釜駆動モータ6の電動揺動時間を算出設定(タイマー補正)する構成としている。
この周波数と揺動時間に基づいて釜駆動モータ6を駆動して混合釜2を電動揺動時間で往復揺動することになる。従って、本機の釜駆動モータ6に設定されている電源周波数と異なる周波数の電源電流が流れるときは、この釜駆動モータ6の電動にタイマー補正が行われる。電源周波数が少ないときは電動揺動時間を長くし、電源周波数が多いときは電動揺動時間を短くするようにタイマー補正する。このため、混合釜2の揺動角度Qは電源周波数の如何に拘らず設定目標基準の角度Qに維持される。なお、本実施例の制御は60Hzを基準に設定されているが、周波数認識基盤を組み込んで、電源投入時に周波数を判断してその周波数に応じた制御を行って混合釜2の揺動時間等を制御している。
このような混合釜2の揺動角Qの補正制御は、食材混合時の混合揺動角度Qbや、排出揺動角Qe、その他の解し揺動角度Qa、間歇揺動角度Qd等の揺動制御において、混合揺動時間や又は排出揺動時間等を変更して同様にして揺動角度Qを維持することができる。
又、混合釜2の解し揺動角度Qaや、混合揺動角度Qb、又は排出揺動角度Qe等を変更調節する場合は、前記電動揺動時間をタイマー制御調節することによっても簡単に行うことができる。
この電源スイッチ25をONして、食材の混合作用を行わせる場合、混合釜2は既に供給位置Kに位置しているが、もし、この混合釜2が供給位置K以外の位置にある時は、釜復帰スイッチ36等を操作して供給位置Kに位置させて、この位置で作業者が所定量の食材を釜口4から供給する。例えば、寿司飯の酢合せの場合は、予め計量して用意した米飯と寿司酢とを供給すると共に、この場合、上釜21や攪拌棒3が下釜20から取外されているときは、この下釜20に供給してから、これら攪拌棒3を装着すると共に、上釜21を取付けて混合姿勢とする、又、各モードを指定するときはモード選択スイッチ38や、増減スイッチ35等を操作して各モード毎の時間を指定設定し、さらに、設定スイッチ32、及びコース設定スイッチ33をON操作する。このようにして混合条件を決めると、自動制御では自動スイッチ27と開始スイッチ26とをONすることにより混合作用を開始する。
開始スイッチ26のONによって、釜駆動モータ6を駆動して、供給位置Kに位置する混合釜2が所定の回動位相位置における解し揺動角度Qa、混合揺動角度Qb、及び排出揺動角度Qeを往復回動して揺動する。これらの揺動回数は、前記のようにして、手動設定スイッチ29や、設定スイッチ32、モード選択スイッチ38等により設定された各コース毎の全運転時間T1、T2、T3や、揺動停止時間Tae,Tbe,Tde,Tee,Ts等によって決められる。
この各揺動角度Qa、Qb、Qd、Qeの揺動時間は、釜駆動モータ6の回転速度や、伝動比等によって決められるもので、例えば、4秒〜6秒の範囲で設定される。そして、これら混合作業の1サイクルに要する混合工程時間Tbが、解し工程時間Taと、コース毎の全運転時間T1、T2、T3と、排出工程時間Teとによって決まるため、各部工程の工程時間Ta,Tb,Tc,Td,Teを長、短に変更したり、これらの揺動角度Q(Qa、Qb、Qd、Qe)、更には揺動速度等を変更することによって、各工程A,B,D,C,Eの揺動回数を変更することができる。そして、少なくとも前記混合工程Bと、排出工程Eの往復揺動は複数回にわたるように設定している。この混合時間等は、ユーザスイッチ34によって使用者の好みに応じた状態に設定して、登録しておくことができる。
又、この混合揺動角度Qbについて、米飯供給量が多いときに混合揺動角度Qbが大き過ぎると、特に混合釜2内に米飯が塊状で供給されているとこの混合釜2の揺動によって釜口4部から米飯塊が飛び出し易くなる。そのため、この混合工程Bの前に解し工程Aを設けて、解し揺動角度Qaを小さく(Qa<Qb、Qa=180度、Qb=220度)して米飯塊を解すことにより、米飯が釜口4から飛び出し難くするように設定している。
混合釜2を混合揺動角度Qbを往復揺動することによって、この混合釜2内での食材が、攪拌棒3の抵抗を受けて攪拌混合される。この混合揺動作用中は、送風ファン11の回転による送風が送風筒12からダクト60と軸筒13を経て混合釜2内に吹き込まれて、食材の冷却作用を行う。又、この送風ファン11の駆動は混合釜2の運転時間の各混合工程Bや、蒸し工程C、及び間欠工程Dにおいて行われるが、前記のように直上位置Yh(乃至供給位置K)を基準にして手前側揺動域Kfを回動揺動又は停止するときは送風圧を低くし、作業者側への吹付けを少なくし、奥側揺動域Krを回動揺動又は停止するときは送風圧を高くして風冷効果を高める。
このようにして混合工程Bや、間欠工程D等の混合作用が終わると、混合運転時間の終了によって、混合姿勢の混合釜2を、釜口4部が下方の直下位置Ysに向うように排出位置Sへ回動して排出位置停止時間Tsだけ停止する。このとき、釜口4は直下位置Ysから適宜に傾斜した排出傾斜角度Qsの排出位置Sに向いているため、この釜口2の直下投影面積は狭くなると共に、この混合釜2内部を釜口4部へ向けて流下する食材は、この釜口4に対する排出圧力の集中をなくし、この釜口4の直下位置Ysの側へ寄せるようにして、捌き易く、均分状態にして連続して流下排出される。このとき釜口4がテーブル9上に置かれている取出容器7に対向しており混合釜2の食材の排出を受けることができる。
これによっては混合食材の排出が完全に行われないことが多いが、続いて混合釜2を排出姿勢に維持した状態で排出揺動角度Qeの往復揺動する。このとき、この混合釜2の所定の揺動速度が維持されて、この揺動によって内部の残留食材が釜口4部から振り出されるようにして残留物のないように排出される。このような排出揺動時間が終了すると排出位置Sで排出位置停止時間Tsにわたって停止する。この停止時間が終了すると、空の混合釜2は、排出位置Sから供給位置Kへ回動復帰して停止し、続いて食材の供給を待機する。
このような食材混合作業の完了によって、混合釜2の内部を乾燥する。このとき水洗浄等を行うこともできる。乾燥スイッチ37をONすると、混合釜2は直下位置Ysに回動して、10秒間停止すると共に、送風ファン11が駆動されて送風し、混合釜2内周面を乾燥する。この停止時間が経過すると、続いて混合釜を下向きにしたままの状態で、乾燥風を送風しながら、前記混合食材の排出工程と同様にして一定の揺動角Qeを往復揺動させて揺動乾燥制御を行うことができ、水切り作用を十分に行う。このとき、混合釜2の上釜21を取外した状態で、洗浄乾燥するときは、この下釜20を下向きに反転させた状態にして、釜乾燥スイッチ37をONして同様にして往復揺動しながら送風乾燥することができる。又、この乾燥を終わると、釜乾燥スイッチ36をONして下釜20を上向きの供給位置Kに戻すことができる。
次に、主として図11に基づいて、前記混合釜2の解し工程Aにおける揺動角Qaを、数段階に順次大きくするようにして、混合揺動角度Qbへ移行するもので、釜口4からの食材の飛び出しを防止し、塊状食材の解し効果を高める制御について説明する。供給位置Kから奥側のK1位置へ小角度θ1揺動し、このK1位置から手前側のK2位置へ角度θ2(θ2>θ1)揺動し、更に、このK2位置から奥側のK3位置へ角度θ3(θ3>θ2)揺動する。
このK3位置から前記解し揺動角度Qaの手前位置F1へ揺動する形態に設定することも可能である。この場合、供給位置Kや、手前側位置F、奥側位置R、及び排出位置S等を検出する位置センサ50、51、52、53等を配置して、混合釜2の揺動回動位置をこれら各センサによって検出して往復回動の切替制御を行わせる。又、前記の各位置K1、K2、K3や、手前側位置F、奥側位置R等は、前記運転開始スイッチ26を押すことによって電動回転のタイマー制御設定を行うように構成している。
次に、主として図12、図13に基づいて、前記排出工程Eにおける混合釜2の排出揺動の停止時間と送風ファン11の送風状態との関係の設定操作例を示す。このうち図12の形態は、排出位置Sの排出奥側位置Srで排出位置停止時間Tsだけ停止すると共に、送風ファン11の電動スイッチをONにして送風し、その後数回往復揺動してから直下位置Ysに至って揺動停止して、この送風ファン11の電動スイッチをOFFにして送風停止するものである。
又、図13の形態は、排出位置Sの排出手前側位置Sfでは、排出揺動停止Teeと共に、送風ファン11の電動スイッチをOFFにして送風を停止し、排出奥側位置Srでは、排出位置停止時間Tsと排出揺動停止Teeの共に、送風ファン11の電動スイッチをONにして送風するように設定したものである。この場合の排出揺動の最終停止位置を、直下位置Ysとして所定時間(10〜20秒間)停止しすると共に、送風ファン11を停止して、この位置から供給位置Kへ復帰するように設定している。
図14は、前記混合釜2の軸筒13の先端部に着脱自在のノズル55を設けて、下釜20側へ曲げたノズル55によって混合釜2の下釜20側に集中し易い混合食材を集中的に噴風冷却する構造を示したものである。このノズル55は樹脂製として、軸筒13の外周部に形成のクリップ溝部56にノズル55内周面に形成のクリップリブ57を嵌合させて簡単に取付けて使用することができる。
図15には、前記送風ファン11から混合釜2へ送風案内する送風筒12に、ペルチェ素子使用のヒータ58を設けた構成を示し、釜乾燥スイッチ37を押すと、同時にヒータ58がONされる。その後に釜口4が下向きになり、送風ファン11をONすると熱風を送込むことができる。この熱風を送風することにより混合釜2の乾燥を早くすることができる。
食材混合釜の正面図 食材混合釜の下釜を示す斜視図 食材混合釜の下釜を示す平面図 全体の正面図 全体の右側面図 混合釜の揺動角を示す左側面図 制御操作板の正面図 混合釜の作用工程を示す工程図 混合釜の揺動角を示す右側面図 混合釜の排出作動状態を示す右側面図 混合釜の解し揺動角を示す左側面図 混合釜の排出揺動実施例を示す右側面図 混合釜の排出揺動別実施例を示す右側面図 送風筒の別実施例を示す一部の側断面図 全体の斜視図 一部の拡大斜視図 一部の拡大斜視図
符号の説明
2 混合釜
11 送風ファン
12 送風筒
59 内底面
60 ダクト
61 結露受
62 排水管

Claims (3)

  1. 送風ファン(11)から混合釜(2)内に通じるダクト(60)内に、該ダクト(60)内で生じる結露を排水する排水手段(80)を設けたことを特徴とする食材混合装置。
  2. 排水手段(80)は結露を受ける結露受(61)と適宜に開閉して排水する排水管(62)で構成したことを特徴とする請求項1に記載の食材混合装置。
  3. ダクト(60)の内底面(59)を送風ファン(11)側に向かって登り傾斜にし、その内底面(59)の最下部に結露受(61)を設けたことを特徴とする請求項1に記載の食材混合装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015053931A (ja) * 2013-09-13 2015-03-23 株式会社クボタ 食材混合機

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