JP2008172730A - 携帯端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体を大型化させず、且つ、製造コストの上昇を招くことなく、ターンクローズ状態におけるサブメニュー等の表示及びスクロール操作等を違和感なく実現可能とする。
【解決手段】ターンクローズ状態(縦)の場合、制御部300によりディスプレイ30の縦(長手)方向に並べて表示されたサブメニューの表示リストの中から、操作キーb5(上方向)及び操作キーb6(下方向)を用いて所望のリストの選択を行う。ターンクローズ状態(横)の場合、制御部300によりディスプレイ30の横(短手)方向に並べて表示されたサブメニューの表示リストの中から、操作キーb3(上方向)及び操作キーb2(下方向)を用いて所望のリストの選択を行う。
【選択図】図11

Description

本発明は、ターンクローズ状態においても、サブメニュー(操作ガイド等)の表示及びスクロール等を、通常オープン状態と同様なキー操作感覚にて、違和感無く行うことが可能な携帯端末装置に関する。
携帯端末装置は、携帯性の向上という観点から、より小型軽量であることが求められている。ところが、操作性を考慮すれば、操作キーの小型化には限界がある。加えて、メイン表示画面の画面サイズについては大型化が求められている。このような相反する要求を両立させるため、近年の携帯端末装置では、表示画面が設けられた表示筐体と、操作キーが設けられた操作筐体とをヒンジによって連結し、表示筐体の表示画面を含む表示パネルと、操作筐体の操作キーを含む操作パネルとを対向させて(通常オープン状態と称する)、折り畳む(通常クローズ状態と称する)ことができるものが主流となっている。
さらに、折り畳み用の第1回転軸だけでなく、第1回転軸に直交する第2回転軸を有する2軸ヒンジを用い、第2回転軸を中心として操作筐体及び表示筐体を相対的に回転可能にした携帯端末装置が提案されている。このような折り畳み式携帯端末装置では、表示パネルを外側に向け、操作パネルを内側に向けて折り畳む(ターンクローズ状態と称する)ことにより、携帯端末装置全体をコンパクトにした状態で、メイン表示画面を閲覧することができる。
しかし、表示パネルを外側に向けて折り畳んだ状態、すなわち、ターンクローズ状態では、操作パネル(主操作部)が内側となるので、当該操作キーのキー操作を行うことができないという問題があった。そこで、従来より、操作筐体や表示筐体上に操作キー(十字キー:上下左右キーとも称する)を設けることにより、表示パネルを外側にして折り畳んだ(ターンクローズ)状態でもキー操作入力を可能とした携帯端末装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図14及び図15に、従来の携帯端末装置における十字キーの配置を示す。従来文献では、十字キーの2通りの配置が示されている。
図14は、第1の十字キーの配置を示す図で、図14(A)は、通常オープン状態における従来の携帯端末装置400を正面から見た図であり、図14(B)は、通常オープン状態における従来の携帯端末装置400を側面から見た図である。この例では、操作パネル、すなわち、主操作部における十字キー402aが操作パネルの側面(十字キー402b)にも配置されているため、横長表示を行うことの多いターンクローズ状態でも、十字キー402bの操作、すなわち、サブメニュー(文言のリストである操作ガイド等)の表示及び上下スクロール操作等が可能となっている。
図15は、第2の十字キーの配置を示す図で、図15(A)は、オープン状態(図では操作パネルが反転した状態)における従来の携帯端末装置200を正面から見た図であり、図15(B)は、ターンクローズ状態における従来の携帯端末装置200をメイン表示画面201側から見た図である。この例では、操作パネルにおける十字キーが、表示パネル、すなわち、メイン表示画面201側(十字キー202)に配置されることで、横長表示を行うことの多いターンクローズ状態でも、十字キー202の操作、すなわち、サブメニューの表示及び上下スクロール操作等が可能となっている。
特開2006−20273号公報
しかしながら、図14に示した従来技術では、十字キーを携帯端末装置の側面に配置しているため、横長表示を行うことの多いターンクローズ状態にて、サブメニュー(所定形態の選択項目:文言のリストである操作ガイド等)の表示及び上下スクロール等を行おうとした場合、上下のスクロールに左右のスクロールキーを使用しなければならない等のため、キー操作に違和感が出てしまうという問題があった。また、携帯端末装置の容量が大きくなって(例えば、厚くなって)しまったり、携帯端末装置の側面に、主操作部にあるものと同様なキー(十字キー402b)を装備する必要があることから、携帯端末装置の大幅な製造コストのアップにつながってしまうなどの問題があった。
また、図15に示した従来技術では、十字キーのキー構成をそのままディスプレイ(メイン表示画面)側に配置(搭載)しているため、キースペースが多く必要となり、ディスプレイの大画面化を考慮した場合、携帯端末装置(筐体)が大型化してしまうという問題があった。そして、図14で説明した場合と同様に、横長表示を行うことの多いターンクローズ状態にて、サブメニューの表示及び上下スクロール等を行おうとした場合、キー操作に違和感が出てしまうという問題もあった。さらに、携帯端末装置の表示部(表示パネル)側に、主操作部にあるものと同様なキー(十字キー202)を装備する必要があることから、携帯端末装置の大幅な製造コストのアップにつながってしまうなどの問題があった。
本発明は、上記問題に鑑みて成されたものであり、筐体を大型化させず、且つ、製造コストの上昇を招くことなく、ターンクローズ状態におけるサブメニュー等の表示及びスクロール操作等を違和感なく実現可能な携帯端末装置を提供することを目的とする。
本発明に係る携帯端末装置は、上記課題を解決するために、筐体と、前記筐体に配置された表示部と、前記表示部の長手方向に対応して一列に配置された1対の第1操作キーと、前記表示部の短手方向に対応して一列に配置された1対の第2操作キーと、前記第1操作キーと前記第2操作キーのキー割り当てを制御する操作制御部と、前記表示部の表示を前記長手方向を上下方向とする第1表示状態または前記短手方向を上下方向とする第2表示状態に切り換える表示制御部とを備え、前記表示制御部は、前記第1表示状態のときに所定形態の選択項目が前記長手方向に並んで表示されるように制御すると共に、前記第2表示状態のときに前記所定形態と同一形態の選択項目が前記短手方向に並んで表示されるように制御し、前記操作制御部は、前記第1表示状態のときに前記第1操作キーでの操作により前記選択項目の選択操作が行えるようにキー割り当てを行うと共に、前記第2表示状態のときに前記第2操作キーでの操作により前記選択項目の選択操作が行えるようにキー割り当てを行うことを特徴とする。
また、上記携帯端末装置では、前記筐体は、正面部に主操作部が配設される第1筐体と、正面部に前記表示部が配設される第2筐体と、前記第1筐体及び前記第2筐体を、前記主操作部と前記表示部とが同一方向に向けて両筐体を展開させる第1状態から、前記表示部を露出させた状態で前記主操作部を前記第2筐体により被覆する第2状態までを、遷移可能に連結する連結機構部とを備えて構成され、前記第2操作キーは、前記第2状態において露出する前記表示部と同一平面上にある前記連結機構部の表面に、前記表示部に対して短手方向に沿って一列に配置されるものである。
また、上記携帯端末装置では、前記第1操作キーは、前記第2状態において露出される前記第1筐体または前記第2筐体の側面であって、前記表示部の長手方向に対応した該側面に沿って一列に配置されるものである。
また、上記携帯端末装置では、前記表示制御部は、前記第2状態且つ前記第1表示状態のときに所定形態の選択項目が前記長手方向に並んで表示されるように制御すると共に、前記第2状態且つ前記第2表示状態のときに前記所定形態と同一形態の選択項目が前記短手方向に並んで表示されるように制御し、前記操作制御部は、前記第2状態且つ前記第1表示状態のときに前記第1操作キーでの操作により前記長手方向に並んで表示される前記所定形態と同一形態の選択項目の選択操作が行えるようにキー割り当てを行うと共に、前記第2状態且つ前記第2表示状態のときに前記第2操作キーでの操作により前記短手方向に並んで表示される前記所定形態と同一形態の選択項目の選択操作が行えるようにキー割り当てを行うものである。
また、上記携帯端末装置では、前記主操作部は、前記第1状態且つ前記第1表示状態において前記表示部の短手方向に対応した左右方向操作キー及び前記第1状態且つ前記第1表示状態において前記表示部の長手方向に対応した上下方向操作キーを備えて構成され、前記操作制御部は、前記第2状態且つ前記第1表示状態である場合には前記上下方向操作キーの操作機能と前記第1操作キーの操作機能とが同一となるように且つ前記左右方向操作キーの操作機能と前記第2操作キーの操作機能とが同一となるようにキー割り当てを行い、前記第2状態且つ前記第2表示状態である場合には前記上下方向操作キーの操作機能と前記第2操作キーの操作機能とが同一となるように且つ前記左右方向操作キーの操作機能と前記第1操作キーの操作機能とが同一となるようにキー割り当てを行うものである。
本発明によれば、違和感のない操作感覚にて、所定形態の選択項目(サブメニュー等)の表示やスクロール操作等を、筐体(携帯端末装置)の肥大化や製造コストの上昇を招くことなく実現することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は、携帯端末装置としての携帯電話機1を開いた状態(開(オープン)状態)における正面図を示す。また、図2(A)は、携帯電話機1を開いた状態における左側面図を示し、図2(B)は、携帯電話機1を開いた状態における右側面図を示す。また、図3は、携帯電話機1を開いた状態における背面図を示す。
<概要>
携帯電話機1は、操作部側筐体(第1筐体)2と、表示部側筐体(第2筐体)3とを備える。操作部側筐体2と表示部側筐体3とは2軸ヒンジ機構により連結され、該携帯電話機1を開(オープン)状態及び閉(クローズ)状態にすると共に、開状態及び閉状態それぞれにおいて操作部側筐体2を回転開(ターンオープン)状態と回転閉(ターンクローズ)状態とに切り替えることができる。
ここで、閉状態とは両筐体が互いに重なるように配置された状態であり、開状態とは両筐体が互いに重ならないように配置された状態をいう。そして、回転開状態とは、後述する表示部側筐体3におけるディスプレイ30が配置される表面と、操作部側筐体2における操作キー群11が配置される表面とが同じ側を向くように配置された状態であり、回転閉状態とは、操作部側筐体2における表面と表示部側筐体3における表面とが反対側を向くように配置された状態をいう。
操作部側筐体2は、外表面がフロントパネル2aとリアパネル2bにより構成される。この操作部側筐体部2は、表面であるフロントパネル2a側に、操作キー群11と、携帯電話機1の使用者が通話時に発した音声が入力される音声入力部12とが露出するように構成される。ここで、操作キー群11は、各種設定や電話帳機能やメール機能などの各種機能を作動させるための機能設定操作キー13と、電話番号の数字やメールなどの文字などを入力するためのテンキーなどの入力操作キー14(14aはクリアキー)と、各種操作における決定を行う決定キー15aと、上下方向のスクロールや左右方向のスクロール等を行う十字キー(上下方向操作キー、左右方向操作キー)15bと、から構成されている。
また、操作キー群11を構成する各キーには、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3の開閉状態や回転状態等の変形状態や、起動されているアプリケーションの種類に応じて所定の機能が割り当てられる(キー・アサイン)。携帯電話機1において、操作キー群11を構成する各キーが使用者により押圧されることで、各キーに割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
また、操作部側筐体部2における一方の側面には、図2(A)に示すように、外部機器(例えば、ホスト装置)とデータの送受信を行うためのインターフェース16と、ヘッドホン/マイク端子17と、着脱可能な外部メモリのインターフェース18と、不図示のバッテリーを充電するための充電端子19とが設けられている。なお、インターフェース16、ヘッドホン/マイク端子17及びインターフェース18は、不使用時には着脱可能な防塵対策用のキャップで覆われている。
また、操作部側筐体部2における他方の側面には、図2(B)に示すように、一対のサイドキー(第1操作キー)20と、撮像時に使用される操作キー21と、電波の受信角度を調整可能な放送波受信用のアンテナ22とを備えている。このサイドキー20には、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3の開閉状態や回転状態等の変形状態や、起動されているアプリケーションの種類に応じて所定の機能が割り当てられる(キー・アサイン)。ここで、上述と同様に、携帯電話機1においてサイドキー20が使用者により押圧されることで、サイドキー20に割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
また、操作部側筐体部2の裏面であるリアパネル2bには、図3に示すように、被写体を撮像するカメラ部23と、被写体に光を照射するライト部24とが露出して形成されている。そして、操作部側筐体部2のリアパネル2bには、バッテリーが着脱可能に格納されているバッテリー収納部を覆うカバーとしてのバッテリーリッド25が設けられている。
また、操作部側筐体部2の上端部と表示部側筐体部3の下端部とは、図1から図3に示すように、2軸ヒンジ機構を備える連結部(連結機構部)4により連結されている。連結部4の裏面側には、図3に示すように、副操作キー群33が該携帯電話機1における幅方向(短手方向)に一列に並んで配置される。この副操作キー群33を構成する各キーには、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3の開閉状態や回転状態等の変形状態や、起動されているアプリケーションの種類に応じて所定の機能が割り当てられる(キー・アサイン)。携帯電話機1において、操作キー群11を構成する各キーが使用者により押圧されることで、各キーに割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
表示部側筐体3は、外表面がフロントパネル3aとリアパネル3bにより構成される。表示部側筐体部3における表面側であるフロントパネル3aには、各種情報を表示するための所定形状のディスプレイ30と、通話の相手側の音声を出力する音声出力部31とが露出するように構成される。
また、表示部側筐体部3の裏面側であるリアパネル3bには、各種情報を表示するための所定形状のサブディスプレイ32が露出して配置されている。
このディスプレイ30及びサブディスプレイ32それぞれは、液晶パネルと、この液晶パネルを駆動する駆動回路と、この液晶パネルの背面側から光を照射するバックライト等の光源部とから構成される。
そして、表示部側筐体3は、操作部側筐体2に対して表状態及び裏状態に切り替え可能に連結されている。
<構造>
ここで、連結部4の構造と動作について図4から図7により説明する。図4は、携帯電話機1を開いたオープン状態における斜視図を示す。図5は、図4に示すオープン状態から携帯電話機1の表示部側筐体部2と操作部側筐体部3を、連結部4の開閉軸Aを中心に矢印A2方向に閉回転したときの状態(クローズ状態)の平面図を示す。図6は、図4に示すオープン状態から携帯電話機1の表示部側筐体部2を、連結部4の回動軸Bを中心にして矢印B2方向に180°回動したときの状態(ターンオープン状態)の斜視図を示す。図7は、図6に示すターンオープン状態から携帯電話機1の表示部側筐体部2を、連結部4の開閉軸Aを中心に矢印A2方向に閉回転し、閉じたときの状態(ターンクローズ状態)の斜視図を示す。
連結部4は、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とを、開閉軸Aを中心にして任意の角度で開閉自在に支持し、且つ回動軸Bを中心に任意の角度で回動自在に支持する2軸ヒンジ機構を備える。
また、連結部4は、一方端4a側で図示しない連結部材により操作部側筐体部2の上端部と連結されており、他方端4b側で図示しない連結部材により表示部側筐体部3の下端部と連結されている。
連結部4の一方端4aには、該連結部4における表面から垂直に突出するように形成される凸形状の開閉部4cが形成されている。そして、操作部側筐体2の上端部には、この凸形状の開閉部4cが挿嵌される凹形状の切り欠き部2cが形成されている。
この開閉部4cの開閉軸A方向における両側それぞれには、図示しない孔部Aが形成される。また、操作部側筐体2の切り欠き部2cにおける両内側面には、図示しない孔部Bが形成される。そして、凸形状の開閉部4cが、凹形状の切り欠き部2cに挿嵌された状態において、孔部Aと孔部Bとは互いに近接して対向するように配置されると共に、孔部Aと孔部Bとの双方に円筒状の開閉連結部材が挿通される。これにより、操作部側筐体2と連結部4とは、開閉可能に連結される。なお、開閉部4cは、操作部側筐体部2の上端部に挿嵌される形状であれば良く、特に凸形状に限られず、また、操作部側筐体部2の上端部の形状も凹形状に限られない。
また、連結部4の他方端側4bと表示側筐体部3の下端部とは、回動連結部材により回動自在に軸着されている。連結部4における表示部側筐体部3側の側面には図示しない孔部Cが形成される。また、表示部側筐体3における連結部4側の側面には、孔部Dが形成される。そして、孔部Cと孔部Dとの双方に回動連結部材が挿通されることで、操作部側筐体2と連結部4とが回動軸Bを中心に回動可能に連結される。
<動作の説明>
携帯電話機1は、上述したように、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とが連結部4により連結されているので、開閉軸Aを中心にして、相対的に開閉動作させたり、回動軸Bを中心にして回動動作をさせたりすることにより様々な状態に変形することができる。
例えば、開閉軸Aを中心にして、矢印A1方向に相対的に開動作をさせることにより、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とを互いに開いた状態(通常オープン状態(第1状態))にすることができる。
また、開閉軸Aを中心にして、矢印A2方向に相対的に閉動作をさせることにより、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とを折り畳んだ状態(通常クローズ状態)にすることができる(図5を参照)。
また、オープン状態において、回動軸Bを中心に表示部側筐体部3を矢印B2方向に180°回動させ(図6を参照)、開閉軸Aを中心にして表示部側筐体部3を矢印A2方向に閉動作させてクローズ状態にすることにより、表示部側筐体部3のフロントパネル3aが外側に露出したまま折畳んだ状態(ターンクローズ状態)にすることができる(図7を参照)。
なお、本実施形態においては、連結部4による折り畳み式の携帯電話機1の説明をしているが、折り畳み式ではなく、両筐体2、3を重ね合わせた状態から一方の筐体を一方向にスライドさせるようにしたスライド式や、重ね合せ方向に沿う軸線を中心に一方の筐体を回転させるようにした回転(リボルバ)式や、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とが一つの筐体に配置され、連結部を有さない形式(ストレートタイプ)でも良い。
操作部側筐体部2は、フロントケース2aと、上述した操作キー群11を構成するキーシートと、キースイッチ用のフレキシブルプリント配線基板と、シールドケースと、基準電位パターン層及び携帯電話機用のRF(Radio Frequency)モジュール等の各種電子部品を備える回路基板と、アンテナ部と、リアケースと、バッテリーと、バッテリーリッド25と、を備える。また、バッテリーは、リアケース2bの外側から装脱可能に収納される。
また、フロントケース2aとリアケース2bとは、互いの凹状の内側面が向き合うように配置され、互いの外周縁が重なり合うようにして結合される。また、フロントケース2aとリアケース2bとの間には、キーシートと、フレキシブルプリント配線基板と、シールドケースと、回路基板と、アンテナ部と、がこの順番で構成されている。つまり、フレキシブルプリント配線基板を覆うようにしてシールドケースが積層配置され、また、フレキシブルプリント配線基板の上面にキーシートが積層配置される。
フロントケース2aには、携帯電話機1を折り畳んだ状態で表示部側筐体部3のディスプレイ30と対向する内側面に、キー孔が複数形成される。複数のキー孔それぞれからは、機能設定操作キー13、入力操作キー14及び決定操作キー15の押圧面が露出する。この露出した操作キー群11を構成する機能設定操作キー13、入力操作キー14及び決定操作キー15の押圧面を押し下げるように押圧することで、対応するキースイッチのそれぞれにおけるメタルドーム(椀状形状)の頂点が押圧され、スイッチ端子に接触して電気的に導通する。
<本発明の要部の説明>
次に、本発明の要点について詳細に説明を行う。
図8は、本発明の携帯端末装置の使用形態を示す図である。図8に示すように、本発明の携帯端末装置の使用形態は、携帯端末装置にて起動されているアプリケーションの種類に応じて、例えば、3種類の使用形態に分類することができる。そして、この使用形態に応じて、最適な操作キーの割り当て(キー・アサイン)、サブメニュー(所定形態の選択項目)等の表示及びスクロール操作等が行われる(後述)。以下、この3形態について説明する。
図8(A)は、一般にオープン状態(第1状態)と呼ばれるフォルダ開状態(縦方向での使用)を示していて、これは、電話機能やメール機能等を使用する場合における最適な使用形態である。この形態でのキー操作は、操作部側筐体部(第1筐体)2に設けられた決定キー15a(操作キーa3)、十字キー15b(操作キーa1,a2,a4,a5)及びクリアキー14a(操作キーa6)を含んだ、操作キー群(主操作部)11により行われる。キー操作の結果は、表示部側筐体部(第2筐体)3に設けられたディスプレイ(表示部とも称する)30に反映される。尚、操作部側筐体部2と表示部側筐体部3とは、連結部(連結機構部)4により結合されている。また、操作キーa1及びa5を上下方向操作キー、操作キーa2及びa4を左右方向操作キーとも称する。
図8(B)は、第2状態であるターンクローズ状態(縦方向での使用すなわち第1表示状態)を示していて、例えば、写真機能やゲーム機能等を使用する場合における使用形態である。この形態でのキー操作は、第2操作キーである副操作キー群33及び第1操作キーであるサイドキー20からなる副操作部307にて行われる。キー操作の結果は、表示部30に反映される。
図8(C)は、第2状態であるターンクローズ状態(横方向での使用すなわち第2表示状態)を示していて、例えば、写真機能やテレビ機能等を使用する場合における最適な使用形態である。この形態でのキー操作は、副操作キー群(第2操作キー)33及びサイドキー(第1操作キー)20からなる副操作部307にて行われる。キー操作の結果は、表示部30に反映される。
図9は、上述の携帯端末装置1の各使用形態に応じ、直感的なキー操作が可能となり、メニュー選択が行えるように、最適な操作キーの割り当て(キー・アサイン)を行うために必要なキー割り当て動作を行うための、携帯端末装置1の機能ブロック図を示したものである。
図9に示すように、携帯端末装置1のキー割り当て等に必要な機能ブロック図は、制御部300、ROM301、RAM302、ディスプレイ30、サブディスプレイ32、無線通信部303、使用形態検出部304、表示方向検出部305、主操作部11、副操作部307、表示制御部308、音声入出力部309により構成される。
制御部300は、ROM301及びRAM302と連携して、携帯端末装置1全体を制御する。ROM301には、携帯端末装置1の制御プログラム、各種アプリケーションプログラム、キー割り当てテーブル及び各種サブメニュー等が予め記憶されている。そして、制御部300は、ROM301に記憶された制御プログラムに基づいて各機能ブロックの制御を行う。また、ROM301に記録されている各種アプリケーションプログラムの起動/停止及び制御等を行う。また、制御部300は、第1操作キー及び第2操作キーのキー割り当てを制御する操作制御部としての機能を有する(後述)。
無線通信部303及び音声入出力部309は、携帯電話装置としての機能を実現するための機能ブロックである。ディスプレイ30及びサブディスプレイ32は、各種アプリケーションによって様々な表示が行われる。
使用形態検出部304は、携帯端末装置1が、前述の3形態(2状態(オープン/クローズ)のうちの何れの形態(状態)であるかは、例えば、携帯端末装置1の各所に設けられた磁気センサ等により検出し、ターンクローズの縦横表示は、アプリケーションの種類により検出される)のうちの何れの形態であるかを検出するものである。形態が変化すると、その検出結果を制御部300に通知する。これにより、制御部300は、該検出結果を、RAM302に、「現在の携帯端末装置の使用形態」として記憶する。尚、アプリケーションプログラムからの前述の状態(ターンクローズの縦横表示状態)の検出は、例えば、制御部300から使用形態検出部304への制御データ情報に含まれるアプリケーションプログラム稼動状況に基づいて行う。以降も同様とする。
表示方向検出部305は、現在稼動しているアプリケーションプログラムから、ディスプレイ30が、縦方向(長手方向に選択項目であるサブメニューを表示)に表示すべきか、または、横方向(短手方向に選択項目であるサブメニューを表示)に表示すべきかを検出し、その検出結果を制御部300に通知する。これにより、制御部300は、該検出結果を、RAM302に、「現在の携帯端末装置の表示方向」として記憶する。
主操作部11及び副操作部307は、それぞれの操作キーの押圧動作がなされると、その情報を制御部300に通知する。
表示制御部308は、例えばワンチップコンピュータからなり、アプリケーションプログラム毎に決まった表示方向、すなわち、制御部300が、RAM302から読み出し、制御データの一部として送られてきた、「現在の携帯端末装置の表示方向」に基づいて、ディスプレイ30に表示される画像(サブメニューのリスト等)を、縦方向または横方向にて表示する。
音声入出力部309は、稼動しているアプリケーションプログラムに従って、必要とされる音声を出力する。
次に、図10乃至図13を参照して、前述の携帯端末装置1の各使用形態(3形態)に応じ、ユーザにとって、直感的なキー操作が可能となるような、最適な操作キーの割り当て(キー・アサイン)及び最適なサブメニューのリスト表示やスクロールを実現するための手順(方法)について説明を行う。尚、図10は、キー割り当て及びサブメニューのリスト表示及び選択を行うための手順を示したフローチャートであり、図11は、具体的なキー割り当てテーブルを示したものであり、図12は、縦表示でのカメラプレビュー及びカメラメニューの表示状態の一例を示したものであり、図13は、横表示でのカメラプレビュー及びカメラメニューの表示状態の一例を示したものである。
先ず、制御部300は、ステップS20にて、現在の携帯端末装置の使用形態を検出する。具体的には、制御部300がRAM302の「現在の携帯端末装置の使用形態」を参照し、現在の携帯端末装置の使用形態を判定する。ステップS20で、フォルダ開状態であると判定された場合、制御部300は、処理をステップS21に移す。
ステップS21にて、制御部300は、操作キーa1〜a6のキー割り当てを、ROM301に記憶されたキー割り当てテーブルの「フォルダ開状態(縦)」の操作キーa1〜a6各々に割り当てられたキー操作機能とし、処理をステップS22に移す。尚、このキー割り当ては、携帯端末装置1の基準となる状態(通常キー・アサイン)であって、このキー割り当ては、当該携帯端末装置1固有のものである。そして、この操作キーa1〜a6の各々が有するキー操作機能が、以降の操作キーb1〜b6各々に割り当てられることになる。
ステップS22にて、制御部300(表示制御部308)は、サブメニューの表示が行われるとサブメニューの表示リストを、ディスプレイ30の縦(長手)方向に並べて表示し、処理をステップS23に移す。
ステップS23では、ディスプレイ30に表示されたサブメニューの表示リストの中から、操作キーa1(上方向)及び操作キーa5(下方向)を用いて所望のリストの選択を行い、処理をステップS24に移す。
ステップS24では、選択された内容を、決定キーa3を押圧動作することで決定する。
一方、ステップS20にて、現在の携帯端末装置の使用形態がターンクローズ状態であると判定された場合には、制御部300は、処理をステップS25に移す。
ステップS25にて、制御部300は、現在のアプリケーションプログラムのディスプレイ30への画像の表示方向(横長表示か縦長表示か)を検出する。具体的には、制御部300がRAM302の「現在の携帯端末装置の表示方向」を参照し、現在の携帯端末装置の表示方向を判定する。ステップS25で、縦長表示であると判定された場合、制御部300は、処理をステップS26に移す。
ステップS26にて、制御部300は、操作キーb1〜b6のキー割り当てを、ROM301に記憶されたキー割り当てテーブルの「ターンクローズ状態(縦)」の操作キーb1〜b6各々に割り当てられたキー操作機能とする。詳しくは、操作キーb1の操作機能として操作キーa6の機能(取り消し(クリア)または戻る)が割り当てられ、操作キーb2の操作機能として操作キーa2の機能(左へ移動)が割り当てられ、操作キーb3の操作機能として操作キーa4の機能(右へ移動)が割り当てられ、操作キーb4の操作機能として操作キーa3の機能(選択または決定)が割り当てられ、操作キーb5の操作機能として操作キーa1の機能(上へ移動)が割り当てられ、操作キーb6の操作機能として操作キーa5の機能(下へ移動)がそれぞれ割り当てられる。
ところで、今、携帯端末装置のアプリケーションプログラムとして、カメラ(縦長表示)が選択されているとすると、ディスプレイ30には、図12(A)に示すように、カメラプレビュー表示状態の画像が表示される。この場合、キー割り当ては完了しているので、例えば、操作キーb5(上方向)及び操作キーb6(下方向)は、カメラのズーム調整キーとして機能し、操作キーb2(左方向)及び操作キーb3(右方向)は、カメラの輝度調整キーとして機能する。その後、図12(A)下方の「メニュー」アイコンに対応する操作キー(例えば、操作キーb1または操作キーb4等)が押圧動作されることにより、制御部300は、処理をステップS27に移す。
ステップS27において、制御部300は、サブメニューの表示指示が行われると、サブメニューの表示リスト(選択項目325)を、ディスプレイ30の縦(長手)方向に並べて表示し(図12(B)参照)、処理をステップS28に移す。
ステップS28では、ディスプレイ30に表示されたサブメニューの表示リストの中から、操作キーb5(上方向)及び操作キーb6(下方向)を用いてカーソル(ハイライトバー等)を移動させ、所望のリストの選択を行い、処理をステップS29に移す。
ステップS29では、選択された内容を、決定キーb4を押圧動作することで決定する。
一方、ステップS25にて、現在のアプリケーションプログラムによる表示方向が、横長表示であると判定された場合には、制御部300は、処理をステップS30に移す。
ステップS30にて、制御部300は、操作キーb1〜b6のキー割り当てを、ROM301に記憶されたキー割り当てテーブルの「ターンクローズ状態(横)」の操作キーb1〜b6各々に割り当てられたキー操作機能とする。詳しくは、操作キーb1の操作機能として操作キーa6の機能(取り消し(クリア)または戻る)が割り当てられ、操作キーb2の操作機能として操作キーa5の機能(下へ移動)が割り当てられ、操作キーb3の操作機能として操作キーa1の機能(上へ移動)が割り当てられ、操作キーb4の操作機能として操作キーa3の機能(選択または決定)が割り当てられ、操作キーb5の操作機能として操作キーa2の機能(左へ移動)が割り当てられ、操作キーb6の操作機能として操作キーa4の機能(右へ移動)がそれぞれ割り当てられる。
ところで、今、携帯端末装置のアプリケーションプログラムとして、カメラ(横長表示)が選択されているとすると、ディスプレイ30には、図13(A)に示すように、カメラプレビュー表示状態の画像が表示される。この場合、キー割り当ては完了しているので、例えば、操作キーb3(上方向)及び操作キーb2(下方向)は、カメラのズーム調整キーとして機能し、操作キーb5(左方向)及び操作キーb6(右方向)は、カメラの輝度調整キーとして機能する。その後、図13(A)右方の「メニュー」アイコンに対応する操作キー(例えば、操作キーb1または操作キーb4等)が押圧動作されることにより、制御部300は、処理をステップS31に移す。
ステップS31において、制御部300は、サブメニューの表示指示が行われると、サブメニューの表示リスト(選択項目325)を、ディスプレイ30の横(短手)方向に並べて表示し(図13(B)参照)、処理をステップS32に移す。
ステップS32では、ディスプレイ30に表示されたサブメニューの表示リストの中から、操作キーb3(上方向)及び操作キーb2(下方向)を用いてカーソル(ハイライトバー等)を移動させ、所望のリストの選択を行い、処理をステップS33に移す。
ステップS33では、選択された内容を、決定キーb4を押圧動作することで決定する。
以上のように構成された携帯端末装置1によれば、以下の効果がある。
フォルダ開状態における十字キー15bの有する操作性を、ターンクローズ状態における副操作部307にも持たせることができ、副操作部307を、十字キー15bと同様に、違和感無く使用することができる。
また、従来例のように、フォルダ閉状態やターンクローズ状態において、露出する部位に十字キーを設ける場合と比べ、副操作部307が占有するスペースを小さくすることができ、筐体のコンパクト化または画面(表示部)の大型化が図れる。
さらに、横長表示の場合、通常表示状態(オープン状態:縦長方向)で表示していたサブメニューの表示リストを、そのまま(アイコン表示等にしないで)使えるため、見やすく、且つソフトウェアの変更量を少なくすることができる。
また、携帯端末装置のレイアウト(縦/横)に従って、視覚的に認識のしやすいキー割り当てを実現できるため、サブメニューの表示リストの選択操作を、違和感を持つこと無く行うことができる。
また、アプリケーションプログラムとして、カメラ(ターンクローズ横長表示)を選択した場合等、操作キーb3(上方向)及び操作キーb2(下方向)を上下の設定値(例えばズーム)の変更用に、さらに、操作キーb5(左方向)及び操作キーb6(右方向)を左右の設定値(例えば輝度)の変更用に利用することができるため、操作性の向上が期待できる。
以上、実施例について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。
例えば、以上の説明において、第2表示状態(横長表示)であるか否かの判定は、起動されるアプリケーションの種類によって決まるとして説明したが、これに限定されることは無く、例えば、携帯端末装置1内に設けられたモーションセンサによって判定するようにしても良い。
また、本発明のキー割り当て機能及びサブメニュー表示リストの選択機能は、携帯端末装置のみならず、他の機器(装置にも)適用することが可能である。例えば、PHS(Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、ポータブルナビゲーション装置、ノートパソコン等のアンテナを備えた他の携帯無線機などである。
本発明に係る携帯端末装置の開いた状態における正面図である。 本発明に係る携帯端末装置の開いた状態における側面図である。 本発明に係る携帯端末装置の開いた状態における背面図である。 本発明に係る携帯端末装置の開いた状態における斜視図である。操作部側筐体部に内蔵される部材の分解斜視図である。 本発明に係る携帯端末装置の表示部側筐体部と操作部側筐体部を、閉じた状態(クローズ状態)における平面図である。 本発明に係る携帯端末装置に示す表示部側筐体部を、連結部の回動軸を中心にして180°回動した状態(ターン状態)における斜視図である。 図6に示す表示部側筐体部を、連結部の開閉軸を中心に閉回転し、閉じた状態(ターンクローズ状態)における斜視図である。 本発明に係る携帯端末装置の使用形態を示す図である。 本発明に係る携帯端末装置の機能ブロック図である。 本発明に係る携帯端末装置のキー割り当て判定フローチャートである。 本発明に係る携帯端末装置のキー割り当てテーブルを示した図である。 縦表示でのカメラプレビュー及びカメラメニューの表示状態の一例を示した図である。 横表示でのカメラプレビュー及びカメラメニューの表示状態の一例を示した図である。 従来の携帯端末装置における十字キーの配置を示す図である。 従来の携帯端末装置における十字キーの配置を示す図である。
符号の説明
1 携帯電話装置(携帯端末装置)、2 操作部側筐体部、2a、3a フロントパネル、2b、3b リアパネル、3 表示部側筐体部、4 連結部、11 操作キー群、12 音声入力部、13 機能設定操作キー、14 入力操作キー、14a クリアキー、15a 決定キー、15b 十字キー、16 インターフェース、17 ヘッドホン/マイク端子、18 インターフェース、19 充電端子、20 サイドキー、21 操作キー、22 アンテナ、23 カメラ部、24 ライト部、25 バッテリーリッド、30 ディスプレイ、31 音声出力部、32 サブディプレイ、33 副操作キー群、300 制御部、301 ROM、302 RAM、303 無線通信部、304 使用形態検出部、305 表示方向検出部、306 主操作部、307 副操作部、308 表示制御部、309 音声入出力部、325 選択項目、a1〜a6,b1〜b6 操作キー

Claims (5)

  1. 筐体と、
    前記筐体に配置された表示部と、
    前記表示部の長手方向に対応して一列に配置された1対の第1操作キーと、
    前記表示部の短手方向に対応して一列に配置された1対の第2操作キーと、
    前記第1操作キーと前記第2操作キーのキー割り当てを制御する操作制御部と、
    前記表示部の表示を前記長手方向を上下方向とする第1表示状態または前記短手方向を上下方向とする第2表示状態に切り換える表示制御部と、
    を備え、
    前記表示制御部は、前記第1表示状態のときに所定形態の選択項目が前記長手方向に並んで表示されるように制御すると共に、前記第2表示状態のときに前記所定形態と同一形態の選択項目が前記短手方向に並んで表示されるように制御し、
    前記操作制御部は、前記第1表示状態のときに前記第1操作キーでの操作により前記選択項目の選択操作が行えるようにキー割り当てを行うと共に、前記第2表示状態のときに前記第2操作キーでの操作により前記選択項目の選択操作が行えるようにキー割り当てを行う
    ことを特徴とする携帯端末装置。
  2. 前記筐体は、正面部に主操作部が配設される第1筐体と、
    正面部に前記表示部が配設される第2筐体と、
    前記第1筐体及び前記第2筐体を、前記主操作部と前記表示部とが同一方向に向けて両筐体を展開させる第1状態から、前記表示部を露出させた状態で前記主操作部を前記第2筐体により被覆する第2状態までを、遷移可能に連結する連結機構部と、
    を備えて構成され、
    前記第2操作キーは、前記第2状態において露出する前記表示部と同一平面上にある前記連結機構部の表面に、前記表示部に対して短手方向に沿って一列に配置される
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯端末装置。
  3. 前記第1操作キーは、前記第2状態において露出される前記第1筐体または前記第2筐体の側面であって、前記表示部の長手方向に対応した該側面に沿って一列に配置される
    ことを特徴とする請求項2に記載の携帯端末装置。
  4. 前記表示制御部は、前記第2状態且つ前記第1表示状態のときに所定形態の選択項目が前記長手方向に並んで表示されるように制御すると共に、前記第2状態且つ前記第2表示状態のときに前記所定形態と同一形態の選択項目が前記短手方向に並んで表示されるように制御し、
    前記操作制御部は、前記第2状態且つ前記第1表示状態のときに前記第1操作キーでの操作により前記長手方向に並んで表示される前記所定形態と同一形態の選択項目の選択操作が行えるようにキー割り当てを行うと共に、前記第2状態且つ前記第2表示状態のときに前記第2操作キーでの操作により前記短手方向に並んで表示される前記所定形態と同一形態の選択項目の選択操作が行えるようにキー割り当てを行う
    ことを特徴とする請求項3に記載の携帯端末装置。
  5. 前記主操作部は、前記第1状態且つ前記第1表示状態において前記表示部の短手方向に対応した左右方向操作キー及び前記第1状態且つ前記第1表示状態において前記表示部の長手方向に対応した上下方向操作キーを備えて構成され、
    前記操作制御部は、前記第2状態且つ前記第1表示状態である場合には前記上下方向操作キーの操作機能と前記第1操作キーの操作機能とが同一となるように且つ前記左右方向操作キーの操作機能と前記第2操作キーの操作機能とが同一となるようにキー割り当てを行い、前記第2状態且つ前記第2表示状態である場合には前記上下方向操作キーの操作機能と前記第2操作キーの操作機能とが同一となるように且つ前記左右方向操作キーの操作機能と前記第1操作キーの操作機能とが同一となるようにキー割り当てを行う
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の携帯端末装置。
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