JP2008171962A - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数個の半導体装置となる領域が設けられた半導体パッケージ基板を同時に樹脂封止しダイシングにて切断し個別に分割して形成する半導体装置において、めっき用配線等に使用される導体配線の端部が半導体装置の側面に露出している構造であるためマイグレーション等の信頼性の低下を有していた。
【解決手段】樹脂封止工程や、別途工程において、半導体パッケージ基板4の側面4a全面に封止樹脂7や被覆用樹脂を充填し、その樹脂を残した状態で個別の半導体装置1となるように切断することで半導体装置1の側面1aに導体配線3の端部が露出しない構造とし信頼性向上を図った。
【選択図】図1
【解決手段】樹脂封止工程や、別途工程において、半導体パッケージ基板4の側面4a全面に封止樹脂7や被覆用樹脂を充填し、その樹脂を残した状態で個別の半導体装置1となるように切断することで半導体装置1の側面1aに導体配線3の端部が露出しない構造とし信頼性向上を図った。
【選択図】図1
Description
本発明は、半導体チップが搭載された半導体パッケージ基板の上面が封止樹脂で封止され、半導体パッケージ基板の底面に外部端子を形成した半導体装置とその製造方法に関するものである。
近年、移動体通信機器等の電子機器の小型化に対応するため半導体装置においても小型化・高密度化が求められている。また、電子機器の高機能・多機能化が進展して、半導体装置は多ピン化の傾向にあり、半導体装置の外部端子が、半導体パッケージ基板の底面にエリアアレー状に配置されたBGAパッケージ、LGAパッケージが多く用いられている。
以下、従来の半導体装置およびその製造方法を、半導体装置がLGAパッケージである場合を事例に説明する。ここで、図7(a)および(b)は、従来の半導体装置の正面断面図および側面図である。
図7(a)に示すように、従来の半導体装置50は、内部電極51と導体配線52とをその上面に有した半導体パッケージ基板53の上面に、半導体チップ54が搭載され、半導体チップ54の電極と半導体パッケージ基板53の内部電極51とがボンディングワイヤ55により電気的に接続され、さらに、半導体パッケージ基板53の上面部分が、エポキシ等の封止樹脂57にて、半導体チップ54、ボンディングワイヤ55が露出しないよう封止された構成とされている。なお、半導体パッケージ基板53の底面には、外部電極56を有し、この外部電極56は、図示していないが、導体配線52とスルーホール等を介して電気的に接続されている。また、導体配線52の端部は、いわゆるめっき用配線59としても用いられている。
ここで、従来の半導体装置50は、図7(b)に示すように、半導体装置50の側面に、導体配線52の端部が露出した状態で配設されている。
従来の半導体装置50の製造方法を、半導体装置の工程別断面図である図8(a)〜(d)を参照しながら説明する。
まず、図8(a)に示すように、複数の半導体装置50を一度に製造して生産性を向上させるために、複数の半導体装置50における半導体パッケージ基板53の部分が繋がるように形成された半導体用配線基板53Aを準備する。半導体パッケージ基板53(半導体用配線基板53A)は、ガラスエポキシ等の絶縁性基板よりなり、上面には、半導体チップ54を搭載するための半導体チップ搭載領域58の周りに、内部電極51、導体配線52が形成され、底面には、外部電極56が形成されている。ここで、図8(a)の60は、最終的に切断して各半導体装置50を形成するための分割ラインである。
次に、図8(b)に示すように、半導体用配線基板領域に形成された半導体チップ搭載領域58の全てに半導体チップ54を樹脂製接着材(図示せず)で固着する。次に、半導体チップ54の電極と内部電極51とをAu等のボンディングワイヤ55にて電気的に接続する。次に、図8(c)に示すように、エポキシ等の封止樹脂57にて半導体パッケージ基板53の上面および半導体チップ54、ボンディングワイヤ55が露出しないよう封止する。次に、図8(d)に示すように、ダイシングソー等の切断治具により分割ライン60で分割し半導体装置50を得るものである。この時、導体配線52のめっき用配線59として用いられる端部部分も同時に分離され、図7(b)に示すように、半導体装置50の側面には、めっき用配線59の端面が露出した状態となる。
しかし、この従来の半導体装置50では、めっき用配線59が、半導体装置50の側面に露出しているため、後の検査工程や電子機器のプリント基板にこの半導体装置50を搭載する際に、めっき用配線59に検査用ソケットやプリント基板搭載時のピックアップツール等が触れることがあり、めっき用配線59が変形し、隣接するめっき用配線59間での電気的なショートが発生する課題があった。また、信頼性においても不純物イオンの不着や、半導体装置の吸湿によりめっき用配線59が側面においてマイグレーションを起こすという問題があった。
このような問題に対処するものとして、特許文献1には、めっき用配線における半導体装置の側面に露出している部分を封止樹脂で覆った半導体装置が提案されている。図9に示すように、この半導体装置70は、封止樹脂71により、半導体パッケージ基板72上の封止領域に加えて、半導体パッケージ基板72の側面における、めっき用配線73が設けられている部分も封止する構成としている。なお、図9における74は半導体チップ、75は導体配線、76はボンディングワイヤである。
この半導体装置70の構成によれば、めっき用配線73が半導体装置70の側面に露出しないので、めっき用配線73に検査用ソケットやプリント基板搭載時のピックアップツール等が触れてめっき用配線73が変形することを防止でき、この結果、隣接するめっき用配線73間での電気的なショートが発生することを防止できる。
特開2001−274283号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示された半導体装置70においては、半導体パッケージ基板72の側面における角部72aおよびその近傍箇所と、これらの部分に臨む封止樹脂71との境界部77が露出しているため、この境界部77を通して、吸湿等により水分がめっき用配線73側に入り込むおそれがあり、この場合に、導体配線75の端部であるめっき用配線73の箇所においてマイグレーションを起こす可能性がある。
本発明は上記課題を解決するもので、めっき用配線などとしても用いられる導体配線が半導体装置の側面に露出しなくなり、かつ、半導体パッケージ基板の側面部分から吸湿等により水分が、めっき用配線などとしても用いられる導体配線側に入り込むことも防止できる半導体装置およびその製造方法を提供することを目的とするものである。
前記従来の課題を解決するために、本発明の半導体装置は、上面に内部電極および導体配線を有した半導体パッケージ基板の前記上面に半導体チップが搭載され、前記半導体チップの電極と前記半導体パッケージ基板の内部電極とが電気的に接続され、半導体パッケージ基板の上面および半導体チップが封止樹脂にて覆われている半導体装置であって、前記半導体パッケージ基板の側面の全領域も封止樹脂にて覆われており、当該半導体装置の側面に導体配線が露出していないことを特徴とする。
また、本発明の半導体装置は、上面に内部電極および導体配線を有した半導体パッケージ基板の前記上面に半導体チップが搭載され、前記半導体チップの電極と前記半導体パッケージ基板の内部電極とが電気的に接続され、半導体パッケージ基板の上面および半導体チップが封止樹脂にて覆われている半導体装置であって、前記半導体パッケージ基板の側面の全領域が前記封止樹脂とは異なる被覆用樹脂にて覆われており、当該半導体装置の側面に導体配線が露出していないことを特徴とする。
また、本発明の半導体装置は、上面に内部電極および導体配線を有した半導体パッケージ基板の前記上面に半導体チップが搭載され、前記半導体チップの電極と前記半導体パッケージ基板の内部電極とが電気的に接続され、半導体パッケージ基板の上面および半導体チップが封止樹脂にて覆われている半導体装置であって、前記半導体パッケージ基板の側面の全領域と、この前記半導体パッケージ基板の側面に続く、前記封止樹脂の側面の一部とが、前記封止樹脂とは異なる被覆用樹脂にて覆われており、当該半導体装置の側面に導体配線が露出していないことを特徴とする。
これらの半導体装置の構成によれば、半導体パッケージ基板の側面の全領域が封止樹脂または被覆用樹脂により覆われ、当該半導体装置の側面に導体配線が露出していない構造となるので、導体配線に検査用ソケットやプリント基板搭載時のピックアップツール等が触れて変形することを防止でき、この結果、隣接する導体配線での電気的なショートが発生することを防止できる。また、当該半導体装置の側面の全領域が封止樹脂または被覆用樹脂により覆われているので、この半導体装置の側面から、吸湿等により水分がめっき用配線などとしても用いられる導体配線側に入り込むことも防止でき、導体配線の端部においてマイグレーションを起こす可能性を低減させることができる。
また、本発明の半導体装置の製造方法は、上面に内部電極と導体配線と半導体チップ搭載領域とを有した半導体パッケージ基板を複数個有した半導体用配線基板を製造する工程と、前記半導体用配線基板をシート材に貼り付ける工程と、前記半導体用配線基板における前記半導体パッケージ基板の外周部の、半導体チップ組み込み後に切断される領域を先行して切断する第1切断工程と、前記半導体用配線基板の個々の半導体パッケージ基板の半導体チップ搭載領域に前記半導体チップを固着する工程と、前記半導体チップの電極と前記半導体パッケージ基板の内部電極とを電気的に接続する工程と、前記半導体用配線基板の上面側の領域と前記第1切断工程での切断部とに封止樹脂を供給して覆う工程と、前記半導体パッケージ基板の外周部に相当する箇所にて前記半導体パッケージ基板切断部に充填した封止樹脂が前記半導体パッケージ基板側面を覆って残った状態となるように切断する第2切断工程と、樹脂封止された個々の半導体パッケージ基板をシート材から取り外す工程とを有することを特徴とする。
また、本発明の半導体装置の製造方法は、上面に内部電極と導体配線と半導体チップ搭載領域とを有した半導体パッケージ基板を複数個有した半導体用配線基板を製造する工程と、前記半導体用配線基板の個々の半導体パッケージ基板の半導体チップ搭載領域に前記半導体チップを固着する工程と、前記半導体チップの電極と前記半導体パッケージ基板の内部電極とを電気的に接続する工程と、前記半導体用配線基板の上面側の全領域を封止樹脂にて覆う工程と、前記半導体パッケージ基板に封止樹脂を封止してなる半導体パッケージ基板側底面もしくは封止樹脂の上面となる面をシート材に貼り付ける工程と、半導体パッケージ基板の外周部に相当する箇所を切断する第1切断工程と、この第1切断工程での切断部に被覆用樹脂を供給する工程と、前記半導体パッケージ基板の外周部に相当する箇所にて前記半導体パッケージ基板切断部に充填した被覆用樹脂が前記半導体パッケージ基板側面を覆って残った状態となるように切断する第2切断工程と、樹脂封止された個々の半導体パッケージ基板をシート材から取り外す工程とを有することを特徴とする。
また、本発明の半導体装置の製造方法は、上面に内部電極と導体配線と半導体チップ搭載領域とを有した半導体パッケージ基板を複数個有した半導体用配線基板を製造する工程と、前記半導体用配線基板の個々の半導体パッケージ基板の半導体チップ搭載領域に前記半導体チップを固着する工程と、前記半導体チップの電極と前記半導体パッケージ基板の内部電極とを電気的に接続する工程と、前記半導体用配線基板の上面側の全領域を封止樹脂にて覆う工程と、前記半導体パッケージ基板上に封止樹脂を封止してなる封止樹脂の上面となる面をシート材に貼り付ける工程と、半導体パッケージ基板の外周部に凹状部を形成する第1切断工程と、この第1切断工程での凹状部に被覆用樹脂を供給する工程と、前記半導体パッケージ基板の外周部に相当する箇所にて前記半導体パッケージ基板切断部に充填した被覆用樹脂が前記半導体パッケージ基板側面を覆って残った状態となるように切断する第2切断工程と、樹脂封止された個々の半導体パッケージ基板をシート材から取り外す工程とを有することを特徴とする。
以上、本発明によれば、半導体パッケージ基板の側面の全領域が封止樹脂または被覆用樹脂により覆われ、当該半導体装置の側面に導体配線が露出していない構造となるので、導体配線に検査用ソケットやプリント基板搭載時のピックアップツール等が触れてが変形することを防止でき、この結果、隣接する導体配線での電気的なショートが発生することを防止できる。また、当該半導体装置の側面の全領域が封止樹脂または被覆用樹脂により覆われているので、この半導体装置の側面から、吸湿等により水分がめっき用配線などとしても用いられる導体配線側に入り込むことも防止でき、導体配線の端部においてマイグレーションを起こす可能性を低減させることができ、ひいては信頼性を向上させることができる。
以下、本発明の半導体装置とその製造方法の実施の形態について、半導体装置がLGAパッケージである場合を事例として図面を参照しながら説明する。
まず、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置およびその製造方法を図1、図2を用いて説明する。ここで、図1(a)および(b)はこの半導体装置の正面断面図および側面図、図2(a)〜(f)はそれぞれこの半導体装置の製造方法を示す各工程での正面断面図である。
図1(a)に示すように、本発明の半導体装置1は、上面に内部電極2と導体配線3とを有した半導体パッケージ基板4の上面に、半導体チップ5が搭載され、半導体チップ5の電極と半導体パッケージ基板4の内部電極2とが、ボンディングワイヤ6により電気的に接続されている。さらに、半導体パッケージ基板4の上面部分が、エポキシ等の封止樹脂7にて、半導体チップ5、ボンディングワイヤ6が露出しないよう封止された構成とされている。半導体パッケージ基板4の底面には外部電極8が設けられ、この外部電極8は、図示していないが、導体配線3とスルーホール等を介して電気的に接続されている。なお、導体配線3の端部は、いわゆるめっき用配線としても用いられている。
そして特に本発明のこの実施の形態においては、半導体パッケージ基板4の側面4aの全領域がエポキシ等の封止樹脂7にて覆われており、これにより、図1(b)に示すように、半導体装置1の側面1aには導体配線3の端部が露出していない構成とされている。
次に、この半導体装置1の製造工程について、説明する。
図2(a)に示すように、先ず、複数の半導体装置1を一度に製造して生産性を向上させるために、複数の半導体装置1における半導体パッケージ基板4の部分が繋がるように形成された半導体用配線基板9を製造する。すなわち、半導体用配線基板9は、複数個の半導体パッケージ基板4を並べたような配置構成とされており、個々の半導体パッケージ基板4が最終的に形成される領域において、その上面に、内部電極2と、導体配線3と、半導体チップ5が搭載される半導体チップ搭載領域10とを有し、底面には外部電極8を有している。ここで、11は最終的に切断して各半導体装置1を形成するための分割ラインであり、半導体用配線基板9における半導体パッケージ基板4の外周部の位置に設けられる。
次に、図2(b)に示すように、半導体用配線基板9を、シート材としての粘着性テープ12に貼り付けた後、分割ライン11の位置で、第1のダイシングソー14により、半導体用配線基板9を切断する。ここで、13は第1のダイシングソー14により切断されて第1のダイシングソー14の刃厚に対応する厚みで削除されて形成された切断部である。
この後、図2(c)に示すように、半導体チップ5をエポキシ、ポリイイミド等の導電性樹脂または絶縁性樹脂(図示せず)の接着剤で半導体チップ搭載領域10に固着する。なお、半導体チップ5は半導体用配線基板9内に形成された半導体パッケージ基板4の全部に固着する。さらに、Au、Cu、AL等よりなるボンディングワイヤ6を用いて、ワイヤボンディング法により半導体チップ5の電極と半導体パッケージ基板4の内部電極2とを電気的に接続する。ボンディングワイヤ6の径は10〜30μm程度であり、ワイヤボンディング時の加熱温度は、100〜250℃程度である。ここで、内部電極2の表面にはAuめっきが施されており、これにより良好なボンディング性を得るよう図られている。
次に、図2(d)に示すように、封止樹脂7にて、全ての半導体パッケージ基板4の上面の半導体チップ5、ボンディングワイヤ6が露出しないように封止する。封止樹脂7の厚みは、半導体チップ5上で0.1mm〜0.8mm程度である。この時、封止樹脂7は、半導体用配線基板9の切断部13にも充填される。
次に、図2(e)に示すように、分割ライン11の位置で第2のダイシングソー15により、導体配線3の端部であるめっき用配線が露出しないように、半導体用配線基板9および封止樹脂7を切断し、この分割して得た半導体装置(半導体パッケージ)1を粘着性テープ12から取り外すことで、図2(f)に示すような個別の半導体装置1を得る。この場合に、この第2のダイシングソー15は、その刃の厚みが前記第1のダイシングソー14よりも薄いものが用いられる(単に刃の厚みが異なるものに交換して、同じダイシングソーを用いてもよい)。これにより、封止樹脂7が、半導体装置1の側面1aの全面を覆う状態で残って、半導体パッケージ基板4の側面4aの全体を覆った状態となる。すなわち、図1(b)に、図2の各工程によって作られた半導体装置1の側面1aを示すが、このように半導体装置1の側面1aには、従来のように、導体配線3の端部からなるめっき用配線等の露出が無い。
この半導体装置1の構成によれば、半導体パッケージ基板4の側面4aの全領域が封止樹脂7により覆われて、半導体装置1の側面1aには導体配線3の端部が露出していない構造となるので、検査時のハンドリング時に、導体配線3に検査用ソケットやプリント基板搭載時のピックアップツール等が導体配線3の端部に触れて変形することを防止でき、この結果、隣接する導体配線3での電気的なショートが発生することを防止でき、信頼性が向上する。
また、従来の半導体装置70(図9参照)においては、半導体パッケージ基板72と封止樹脂71との境界部77が半導体装置70の側面に露出していたが、本発明の実施の形態においては、半導体装置1の側面1aの全領域が封止樹脂7により覆われており、半導体パッケージ基板4と封止樹脂7との境界部も封止樹脂7により覆われているため、半導体装置1の側面1aから吸湿等により水分が導体配線3側に入り込むことを確実に防止でき、導体配線3の端部等においてマイグレーションを起こす可能性を低減させることができて、信頼性が向上する。
また、この実施の形態では、半導体パッケージ基板4の上面部分を封止する封止樹脂7により半導体装置1の側面1aも覆う構成としたので、比較的少ない工程(後述する第2、第3の実施の形態と比較して)で信頼性の高い半導体装置1を良好に製造できる利点もある。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置とその製造方法について、図3、図4を用いて説明する。ここで、図3(a)および(b)はこの半導体装置の正面断面図および側面図、図4(a)〜(h)はそれぞれこの半導体装置の製造方法を示す各工程での正面断面図である。なお、第1の実施の形態に係る半導体装置1の構成要素と同様なものには同符号を付す。
図3(a)および(b)に示すように、この半導体装置21は、上面に内部電極2と導体配線3とを有した半導体パッケージ基板4の上面に、半導体チップ5が搭載され、半導体チップ5の電極と半導体パッケージ基板4の内部電極2とが、ボンディングワイヤ6により電気的に接続されている。さらに、半導体パッケージ基板4の上面部分が、エポキシ等の封止樹脂7にて、半導体チップ5、ボンディングワイヤ6が露出しないよう封止された構成とされている。半導体パッケージ基板4の底面には外部電極8が設けられ、この外部電極8は、図示していないが、導体配線3とスルーホール等を介して電気的に接続されている。なお、導体配線3の端部は、いわゆるめっき用配線としても用いられている。
そして特に、本発明の実施の形態においては、半導体パッケージ基板4の側面4aの全領域とこれに隣接する封止樹脂7の側面の全領域とが前記封止樹脂7とは異なる樹脂(被覆用樹脂と称す)22にて覆われており、半導体装置21の側面21aには導体配線3が露出していない。
次に、この半導体装置の製造工程について、説明する。
図4(a)に示すように、先ず、複数の半導体装置21を一度に製造して生産性を向上させるために、複数の半導体装置21における半導体パッケージ基板4の部分が繋がるように形成された半導体用配線基板9を製造する。すなわち、半導体用配線基板9は、複数個の半導体パッケージ基板4を並べたような配置構成とされており、個々の半導体パッケージ基板4が最終的に形成される領域において、上面に、内部電極2と、導体配線3と、半導体チップ5が搭載される半導体チップ搭載領域10とを有し、底面には外部電極8を有している。ここで、11は最終的に切断して各半導体装置21を形成するための分割ラインである。
次に、図4(b)に示すように、半導体チップ5をエポキシ、ポリイイミド等の導電性樹脂または絶縁性樹脂(図示せず)からなる接着剤で半導体チップ搭載領域10に固着する。なお、半導体チップ5は半導体用配線基板9内に形成された半導体パッケージ基板4の全部に固着する。さらに、Au、Cu、AL等よりなるボンディングワイヤ6を用いて、ワイヤボンディング法により半導体チップ5の電極と半導体パッケージ基板4の内部電極2とを電気的に接続する。ボンディングワイヤ6の径は10〜30μm程度であり、ワイヤボンディング時の加熱温度は、100〜250℃程度である。ここで、内部電極2の表面にはAuめっきが施されており、これにより良好なボンディング性を得るよう図られている。
この後、図4(c)に示すように、封止樹脂7にて、全ての半導体パッケージ基板4の上面の半導体チップ5、ボンディングワイヤ6が露出しないように封止する。封止樹脂7の厚みは、半導体チップ5上で0.1mm〜0.8mm程度である。そして、図4(d)に示すように、半導体用配線基板9の底面に、シート材としての粘着性シート12を接着する。
次に、図4(e)に示すように、分割ライン11の位置で第1のダイシングソー14により、半導体用配線基板9および封止樹脂7を切断し、切断部13を形成する。この後、図4(f)に示すように、封止樹脂7とは異なる被覆用樹脂22を切断部13に充填する。
さらに、図4(g)に示すように、分割ライン11の位置で第2のダイシングソー15により、導体配線3の端部であるめっき用配線が露出しないように、被覆用樹脂22を切断し、この分割して得た半導体装置(半導体パッケージ)21を粘着性テープ12から外すことで、図4(h)に示すような個別の半導体装置21を得る。この場合に、この第2のダイシングソー15は、その刃の厚みが前記第1のダイシングソー14よりも薄いものが用いられる(単に刃の厚みが異なるものに交換して、同じダイシングソーを用いてもよい)。これにより、被覆用樹脂22が、半導体装置21の側面21aの全面に残って、半導体パッケージ基板4の側面4aの全体を覆った状態となる。すなわち、図3(b)に、図4の各工程によって作られた半導体装置21の側面21aを示すが、このように半導体装置21の側面21aには、従来のように、導体配線3の端部からなるめっき用配線等の露出が無い。
この半導体装置21の構成によれば、半導体パッケージ基板4の側面4aの全領域が被覆用樹脂22により覆われて、半導体装置21の側面21aには導体配線3の端部が露出していない構造となるので、検査時のハンドリング時に、導体配線3に検査用ソケットやプリント基板搭載時のピックアップツール等が導体配線3の端部に触れて変形することを防止でき、この結果、隣接する導体配線3での電気的なショートが発生することを防止でき、信頼性が向上する。
また、従来の半導体装置70(図9参照)においては、半導体パッケージ基板72と封止樹脂71との境界部77が半導体装置70の側面に露出していたが、本発明の実施の形態においては、半導体装置21の側面21aの全領域が被覆用樹脂22により覆われており、半導体パッケージ基板4と封止樹脂7との境界部も被覆用樹脂22により覆われているため、半導体装置21の側面21aから吸湿等により水分が導体配線3側に入り込むことを確実に防止でき、導体配線3の端部等においてマイグレーションを起こす可能性を低減させることができて、信頼性が向上する。
また、この実施の形態では、半導体パッケージ基板4の上面部分を封止する封止樹脂7ではなくて、別途に設けた被覆用樹脂22により半導体装置21の側面21aも覆う構成としたので、水分等の侵入を防止するなどの用途に特に適した材質のものを被覆用樹脂22として選択することで、半導体装置21の側面21aから吸湿等により水分が導体配線3側に入り込むことをより確実に防止でき、導体配線3の端部等においてマイグレーションを起こす可能性を一層低減させることができて、信頼性をさらに向上させることができる。
なお、上記実施の形態では、図4(d)に示すように、半導体用配線基板9の底面に、シート材としての粘着性シート12を接着した場合を述べたが、これに限るものではなく、半導体用配線基板9を上下に裏返すなどして、半導体用配線基板9の上面を封止した封止樹脂の上面に粘着性シート12を接着し、その後、同様な工程を経ても同様な作用効果を得ることができる。
次に、本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置とその製造方法について、図5、図6を用いて説明する。ここで、図5(a)および(b)はこの半導体装置の正面断面図および側面図、図6(a)〜(g)はそれぞれこの半導体装置の製造方法を示す各工程での正面断面図である。なお、第1の実施の形態に係る半導体装置1の構成要素と同様なものには同符号を付す。
図5(a)および(b)に示すように、この半導体装置31は、上面に内部電極2と導体配線3とを有した半導体パッケージ基板4の上面に、半導体チップ5が搭載され、半導体チップ5の電極と半導体パッケージ基板4の内部電極2とが、ボンディングワイヤ6により電気的に接続されている。さらに、半導体パッケージ基板4の上面部分が、エポキシ等の封止樹脂7にて、半導体チップ5、ボンディングワイヤ6が露出しないよう封止された構成とされている。半導体パッケージ基板4の底面には外部電極8が設けられ、この外部電極8は、図示していないが、導体配線3とスルーホール等を介して電気的に接続されている。また、導体配線3の端部は、いわゆるめっき用配線としても用いられている。
そして特に、本発明の実施の形態においては、半導体パッケージ基板4の側面4aの全領域と、これに隣接する封止樹脂7の側面の一部の領域とが、前記封止樹脂7とは異なる樹脂(被覆用樹脂と称す)32にて覆われており、半導体装置31の側面31aには導体配線3が露出していない。
次に、この半導体装置の製造工程について、説明する。
図6(a)に示すように、先ず、複数の半導体装置31を一度に製造して生産性を向上させるために、複数の半導体装置31における半導体パッケージ基板4の部分が繋がるように形成された半導体用配線基板9を製造する。すなわち、半導体用配線基板9は、複数個の半導体パッケージ基板4を並べた配置構成とされており、個々の半導体パッケージ基板4が最終的に形成される領域において、上面に、内部電極2と、導体配線3と、半導体チップ5が搭載される半導体チップ搭載領域10とを有し、底面には外部電極8を有している。ここで、11は最終的に切断して各半導体装置31を形成するための分割ラインである。
次に、図6(b)に示すように、半導体チップ5をエポキシ、ポリイイミド等の導電性樹脂または絶縁性樹脂(図示せず)からなる接着剤で半導体チップ搭載領域10に固着する。なお、半導体チップ5は半導体用配線基板9内に形成された半導体パッケージ基板4の全部に固着する。さらに、Au、Cu、Al等よりなるボンディングワイヤ6を用いて、ワイヤボンディング法により半導体チップ5の電極と半導体パッケージ基板4の内部電極2とを電気的に接続する。ボンディングワイヤ6の径は10〜30μm程度であり、ワイヤボンディング時の加熱温度は、100〜250℃程度である。ここで、内部電極2の表面にはAuめっきが施されており、これにより良好なボンディング性を得るよう図られている。
この後、図6(c)に示すように、封止樹脂7にて、全ての半導体パッケージ基板4の上面の半導体チップ5、ボンディングワイヤ6が露出しないように封止する。封止樹脂7の厚みは、半導体チップ5上で0.1mm〜0.8mm程度である。
次に、図6(d)に示すように、半導体用配線基板9を上下に裏返すなどして(なお、この際には半導体用配線基板9を裏返さずに、後の被覆用樹脂32を充填する工程の前に裏返してもよい)、封止樹脂7の上面に相当する箇所にシート材としての粘着性シート12を接着し、分割ライン11の位置で第1のダイシングソー14により、半導体用配線基板9および封止樹脂7を凹型になるように切削して凹状部としての凹型切削部33を形成する。そして、図6(e)に示すように、前記凹型切削部33に、封止樹脂7とは異なる被覆用樹脂32を充填する。
さらに、図6(f)に示すように、分割ライン11の位置で第2のダイシングソー15により、導体配線3の端部であるめっき用配線が露出しないように、被覆用樹脂32および封止樹脂7を切断し、この分割して得た半導体装置(半導体パッケージ)31を粘着性テープ12から外すことで、図6(g)に示すような個別の半導体装置31を得る。この場合に、この第2のダイシングソー15は、その刃の厚みが前記第1のダイシングソー14よりも薄いものが用いられる(単に刃の厚みが異なるものに交換して、同じダイシングソーを用いてもよい)。これにより、被覆用樹脂32が、半導体パッケージ基板4の側面4aの全領域と、これに隣接する封止樹脂7の側面の一部の領域とに残って、半導体パッケージ基板4の側面4aの全体が、被覆用樹脂32と封止樹脂7とにより覆われた状態となる。すなわち、図5(b)に、図6の各工程によって作られた半導体装置31の側面31aを示すが、このように半導体装置31の側面31aには、従来のように、導体配線3の端部からなるめっき用配線等の露出が無い。
この半導体装置31の構成によれば、半導体パッケージ基板4の側面4aの全領域が被覆用樹脂32により覆われて、半導体装置31の側面31aには導体配線3の端部が露出していない構造となるので、検査時のハンドリング時に、導体配線3に検査用ソケットやプリント基板搭載時のピックアップツール等が導体配線3の端部に触れて変形することを防止でき、この結果、隣接する導体配線3での電気的なショートが発生することを防止でき、信頼性が向上する。
また、従来の半導体装置70(図9参照)においては、半導体パッケージ基板72と封止樹脂71との境界部77が半導体装置70の側面に露出していたが、本発明の実施の形態においては、被覆用樹脂32と封止樹脂7との境界部が半導体装置31の側面31aに露出することとなる。しかしながら、被覆用樹脂32と封止樹脂7とは、細かくは成分が異なるものを使用できるが、同じ樹脂材料であるため、互いに素材が異なる半導体パッケージ基板72と封止樹脂71との場合と比べて、この境界部を介して半導体装置31の側面31aから吸湿等により水分が導体配線3側に入り込む可能性を最小限に抑えることができ、この結果、導体配線3の端部等においてマイグレーションを起こす可能性を低減させることができて、信頼性が向上する。
また、この実施の形態でも、半導体パッケージ基板4の上面部分を封止する封止樹脂7ではなくて、別途に設けた被覆用樹脂32により半導体装置31の側面31aのうち半導体パッケージ基板4の側面を覆う構成としたので、特に、水分等の侵入を防止するなどの用途に特に適した材質のものを被覆用樹脂32として選択することで、半導体装置31の側面31aから吸湿等により水分が導体配線3側に入り込むことをより確実に防止でき、導体配線3の端部等においてマイグレーションを起こす可能性を一層低減させることができて、信頼性をさらに向上できる。
なお、以上の実施の形態では、全て、半導体チップ5の電気的な接続にワイヤボンディング法を用いた場合を述べたが、これに限るものではなく、フリップチップボンディングによる接続を用いることもできる。また、上記実施の何れの形態でも、第2のダイシングソー15の刃の厚みが前記第1のダイシングソー14よりも薄いものを用いた場合を述べたが、これに限るものではなく、封止樹脂7が半導体パッケージ基板4の側面4aを覆って残った状態となれば、どのような手法を用いてもよい。
本発明は、半導体パッケージ基板の上面に半導体チップが搭載されるとともに封止樹脂で封止され、半導体パッケージ基板の底面に外部端子を形成した各種の半導体装置とその製造方法に適用できる。
1、21、31 半導体装置
2 内部電極
3 導体配線
4 半導体パッケージ基板
5 半導体チップ
6 ボンディングワイヤ
7 封止樹脂
8 外部電極
9 半導体用配線基板
10 半導体チップ搭載領域
11 分割ライン
12 粘着性テープ(シート材)
13 切断部
14 第1のダイシングソー
22、32 被覆用樹脂
33 凹型切削部(凹状部)
2 内部電極
3 導体配線
4 半導体パッケージ基板
5 半導体チップ
6 ボンディングワイヤ
7 封止樹脂
8 外部電極
9 半導体用配線基板
10 半導体チップ搭載領域
11 分割ライン
12 粘着性テープ(シート材)
13 切断部
14 第1のダイシングソー
22、32 被覆用樹脂
33 凹型切削部(凹状部)
Claims (7)
- 上面に内部電極および導体配線を有した半導体パッケージ基板の前記上面に半導体チップが搭載され、前記半導体チップの電極と前記半導体パッケージ基板の内部電極とが電気的に接続され、半導体パッケージ基板の上面および半導体チップが封止樹脂にて覆われている半導体装置であって、前記半導体パッケージ基板の側面の全領域も封止樹脂にて覆われており、当該半導体装置の側面に導体配線が露出していないことを特徴とする半導体装置。
- 上面に内部電極および導体配線を有した半導体パッケージ基板の前記上面に半導体チップが搭載され、前記半導体チップの電極と前記半導体パッケージ基板の内部電極とが電気的に接続され、半導体パッケージ基板の上面および半導体チップが封止樹脂にて覆われている半導体装置であって、前記半導体パッケージ基板の側面の全領域が前記封止樹脂とは異なる被覆用樹脂にて覆われており、当該半導体装置の側面に導体配線が露出していないことを特徴とする半導体装置。
- 上面に内部電極および導体配線を有した半導体パッケージ基板の前記上面に半導体チップが搭載され、前記半導体チップの電極と前記半導体パッケージ基板の内部電極とが電気的に接続され、半導体パッケージ基板の上面および半導体チップが封止樹脂にて覆われている半導体装置であって、前記半導体パッケージ基板の側面の全領域と、この前記半導体パッケージ基板の側面に続く、前記封止樹脂の側面の一部とが、前記封止樹脂とは異なる被覆用樹脂にて覆われており、当該半導体装置の側面に導体配線が露出していないことを特徴とする半導体装置。
- 半導体チップの電極と半導体パッケージ基板の内部電極とがフリップチップボンディングにて接続されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の半導体装置。
- 上面に内部電極と導体配線と半導体チップ搭載領域とを有した半導体パッケージ基板を複数個有した半導体用配線基板を製造する工程と、前記半導体用配線基板をシート材に貼り付ける工程と、前記半導体用配線基板における前記半導体パッケージ基板の外周部の、半導体チップ組み込み後に切断される領域を先行して切断する第1切断工程と、前記半導体用配線基板の個々の半導体パッケージ基板の半導体チップ搭載領域に前記半導体チップを固着する工程と、前記半導体チップの電極と前記半導体パッケージ基板の内部電極とを電気的に接続する工程と、前記半導体用配線基板の上面側の領域と前記第1切断工程での切断部とに封止樹脂を供給して覆う工程と、前記半導体パッケージ基板の外周部に相当する箇所にて前記半導体パッケージ基板切断部に充填した封止樹脂が前記半導体パッケージ基板側面を覆って残った状態となるように切断する第2切断工程と、樹脂封止された個々の半導体パッケージ基板をシート材から取り外す工程とを有する半導体装置の製造方法。
- 上面に内部電極と導体配線と半導体チップ搭載領域とを有した半導体パッケージ基板を複数個有した半導体用配線基板を製造する工程と、前記半導体用配線基板の個々の半導体パッケージ基板の半導体チップ搭載領域に前記半導体チップを固着する工程と、前記半導体チップの電極と前記半導体パッケージ基板の内部電極とを電気的に接続する工程と、前記半導体用配線基板の上面側の全領域を封止樹脂にて覆う工程と、前記半導体パッケージ基板に封止樹脂を封止してなる半導体パッケージ基板側底面もしくは封止樹脂の上面となる面をシート材に貼り付ける工程と、半導体パッケージ基板の外周部に相当する箇所を切断する第1切断工程と、この第1切断工程での切断部に被覆用樹脂を供給する工程と、前記半導体パッケージ基板の外周部に相当する箇所にて前記半導体パッケージ基板切断部に充填した被覆用樹脂が前記半導体パッケージ基板側面を覆って残った状態となるように切断する第2切断工程と、樹脂封止された個々の半導体パッケージ基板をシート材から取り外す工程とを有する半導体装置の製造方法。
- 上面に内部電極と導体配線と半導体チップ搭載領域とを有した半導体パッケージ基板を複数個有した半導体用配線基板を製造する工程と、前記半導体用配線基板の個々の半導体パッケージ基板の半導体チップ搭載領域に前記半導体チップを固着する工程と、前記半導体チップの電極と前記半導体パッケージ基板の内部電極とを電気的に接続する工程と、前記半導体用配線基板の上面側の全領域を封止樹脂にて覆う工程と、前記半導体パッケージ基板上に封止樹脂を封止してなる封止樹脂の上面となる面をシート材に貼り付ける工程と、半導体パッケージ基板の外周部に凹状部を形成する第1切断工程と、この第1切断工程での凹状部に被覆用樹脂を供給する工程と、前記半導体パッケージ基板の外周部に相当する箇所にて前記半導体パッケージ基板切断部に充填した被覆用樹脂が前記半導体パッケージ基板側面を覆って残った状態となるように切断する第2切断工程と、樹脂封止された個々の半導体パッケージ基板をシート材から取り外す工程とを有する半導体装置の製造方法。
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JP2007002919A JP2008171962A (ja) | 2007-01-11 | 2007-01-11 | 半導体装置および半導体装置の製造方法 |
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JP2019029401A (ja) * | 2017-07-26 | 2019-02-21 | 京セラ株式会社 | 電子素子実装用基板、電子装置および電子モジュール |
-
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