JP2008171919A - 半導体装置、電気光学装置並びに電子機器 - Google Patents

半導体装置、電気光学装置並びに電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】構造を複雑化させることなく、安定した特性が得られる半導体装置を提供する。
【解決手段】本発明の半導体装置(第1基板)10は、絶縁層(下地絶縁膜)11と、前記絶縁層11上に設けられた薄膜トランジスタ30と、前記薄膜トランジスタ30に信号を供給するための配線(走査線)3aと、前記配線3aに設けられた抵抗素子107とを備え、前記配線3aは複数層の導電層131,132,133からなり、前記抵抗素子107は、前記複数層の導電層のうちの1又は2以上の導電層132,133を部分的に除去することにより形成されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、薄膜トランジスタを備えた半導体装置、電気光学装置並びに電子機器において薄膜トランジスタの静電破壊を防止するための技術に関するものである。
薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor;以下「TFT」と略記する)を備えた半導体装置及び電気光学装置では、製造工程中に発生する静電気からTFTを保護することが重要な課題となっている。例えば、ポリシリコン薄膜を用いて周辺駆動回路を基板上に一体に形成した周辺駆動回路内蔵型の液晶装置では、ガラスや石英等の絶縁基板上に種々の回路が形成されるため、回路内に静電気が溜まり易く、特に静電気対策が重要となる。そのため、基板の外周部にショートリングを形成したり、表示領域と周辺駆動回路部との間に抵抗素子を接続する等の静電気対策を行っている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−282386号公報
図7は、表示領域と周辺駆動回路部との間に抵抗素子を形成した場合の概略構成図である。同図において(a)は表示領域と周辺駆動回路部との境界部の構成を示す平面図であり、(b)は同境界部に設けられた抵抗素子の断面図である。
図7(a)に示すように、走査線3aとデータ線6aとの交差部近傍には、画素電極9が設けられており、画素電極9と走査線3a及びデータ線6aとの間には、TFT30が設けられている。走査線3aと並行して容量線3bが設けられており、容量線3bと画素電極9とが平面的に重なる部分で蓄積容量17が形成されている。表示領域よりも走査線駆動回路側には、静電保護手段である抵抗素子109及び110が設けられている。
図7(b)に示すように、液晶装置の一方の基板10A上には、酸化シリコン等の下地絶縁膜11が設けられている。下地絶縁膜11上には、ポリシリコン膜19が部分的に設けられている。ポリシリコン膜19は、TFT30の半導体層31(図7(a)参照)と同時に形成されたものであり、不純物ドープによりN型又はP型の抵抗層を形成している。下地絶縁膜11上には、ポリシリコン膜19を覆ってゲート絶縁膜12が設けられている。ゲート絶縁膜12上には、第1導電層131、第2導電層132及び第3導電層133を積層してなる走査線3aが設けられている。走査線3aには、ポリシリコン膜19と平面的に重なる部分に開口部H1が設けられており、開口部H1の形成された部分によって左右の走査線3aが物理的に切断されている。
ゲート絶縁膜12上には、走査線3aを覆って層間絶縁膜14が設けられている。開口部H1が形成された部分には、層間絶縁膜14及びゲート絶縁膜12を貫通する2つの開口部H2,H3が設けられている。開口部H2,H3は、走査線3aの延在方向に沿って並んでおり、両者の間に設けられた層間絶縁膜14及びゲート絶縁膜12によって、互いに分離されている。開口部H2及びH3の底部には、それぞれポリシリコン膜19が露出している。
開口部H1によって分断された左右の走査線3a,3a上には、それぞれ層間絶縁膜14を貫通する開口部H4及びH5が設けられている。開口部H4は開口部H2の左側に隣接し、開口部H5は開口部H3の右側に隣接している。開口部H4の底面には、左右に分断された左側の走査線3aが露出しており、開口部H5の底面には、左右に分断された右側の走査線3aが露出している。
層間絶縁膜14上には、開口部H2,H4を介してポリシリコン膜19と左側の走査線3aとを電気的に接続する断面U字状の導電膜35が設けられている。また、層間絶縁膜14上には、開口部H3,H5を介してポリシリコン膜19と右側の走査線3aとを電気的に接続する断面U字状の導電膜36が設けられている。導電膜35及び36は、データ線6aと共通の工程により同時に形成されたものである。
層間絶縁膜14上には、導電膜35及び36を覆ってパッシベーション膜15が設けられている。パッシベーション膜15上には平坦化膜18が設けられており、平坦化膜18上には、画素電極9が設けられている。図示は省略したが、容量線3bに形成された抵抗素子110も同様の構成である。
図7の液晶装置においては、左右に分断された走査線3a,3aは、導電膜35、ポリシリコン膜19及び導電膜36を介して電気的に接続されている。ポリシリコン膜19は走査線3aよりも抵抗の高い高抵抗層であるため、このポリシリコン膜19が抵抗素子109となって、静電破壊を防止することができる。
しかしながら、ポリシリコン膜19は、不純物ドープによって抵抗が制御されるため、抵抗にばらつきが生じ易く、安定した特性が得られないという問題があった。また、走査線3aとポリシリコン膜19とを開口部H2及びH3を介して迂回して接続するため、構造が複雑になり、歩留まりが低下し易いという問題があった。さらに、ポリシリコン膜19上に開口部H2,H3を形成するため、抵抗素子109,110の面積が大きくなり、高精細化が困難であるという問題があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、構造を複雑化させることなく、安定した特性が得られる半導体装置及び電気光学装置を提供することを目的とする。また、このような半導体装置及び電気光学装置を備えることにより、歩留まりが高く、電気的特性に優れた電子機器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の半導体装置は、絶縁層と、前記絶縁層上に設けられた薄膜トランジスタと、前記薄膜トランジスタに信号を供給するための配線と、前記配線に設けられた抵抗素子とを備え、前記配線は複数層の導電層からなり、前記抵抗素子は、前記複数層の導電層のうちの1又は2以上の導電層を部分的に除去することにより形成されていることを特徴とする。この構成によれば、配線の一部を除去することで、容易に抵抗素子を形成することができる。この抵抗素子は、不純物ドープした半導体層を用いるものではないので、不純物濃度による抵抗のばらつきがなく、安定した特性を有する半導体装置となる。また、半導体層と配線とを接続するための接続構造が不要になるので、歩留まりも向上することができる。さらに、配線の一部を厚み方向に除去することにより形成できるため、抵抗素子の面積を小さくすることができ、半導体装置の小型化、高集積化が可能となる。
本発明の電気光学装置は、絶縁基板と、前記絶縁基板上に設けられた薄膜トランジスタと、前記薄膜トランジスタに信号を供給するための配線と、前記配線に設けられた抵抗素子とを備え、前記配線は複数層の導電層からなり、前記抵抗素子は、前記複数層の導電層のうちの1又は2以上の導電層を部分的に除去することにより形成されていることを特徴とする。この構成によれば、配線の一部を除去することで、容易に抵抗素子を形成することができる。この抵抗素子は、不純物ドープした半導体層を用いるものではないので、不純物濃度による抵抗のばらつきがなく、安定した特性を有する電気光学装置となる。また、ポリシリコン膜と配線とを接続するための接続構造が不要になるので、歩留まりも向上することができる。さらに、配線の一部を厚み方向に除去することにより形成できるため、抵抗素子の面積を小さくすることができ、電気光学装置の高精細化が可能となる。
本発明においては、前記配線は、相対的に抵抗の大きい第1導電層と、相対的に抵抗の小さい第2導電層とを含み、前記抵抗素子は、前記第1導電層を残し、前記第2導電層を部分的に除去することにより形成されることが望ましい。この構成によれば、抵抗の大きい第1導電層を残すことで、抵抗素子の抵抗を大きくすることができる。このため、より静電破壊が生じにくい電気光学装置を提供することができる。
本発明においては、前記第1導電層と前記第2導電層は少なくとも薬液を用いたエッチング或いはプラズマを用いたエッチングにおいて選択性を持つことが望ましい。この構成によれば、第1導電層を残し、第2導電層のみを除去するというようなエッチングが可能となる。したがって、エッチングストッパ層等の層を形成することなく、容易に本発明の抵抗素子を形成することができる。
本発明においては、前記第1導電層はTiであり、前記第2導電層はAlCu、AlNd、AlNiB又はAlScCuであることが望ましい。この構成によれば、エッチング液としてリン硝酢酸を用いることで、第1導電層を残し、第2導電層のみを除去することができる。したがって、エッチングストッパ層等の層を形成することなく、容易に本発明の抵抗素子を形成することができる。
本発明においては、前記第2導電層上にバリア層としての第3導電層が積層されており、前記抵抗素子は、前記第1導電層を残し、前記第2導電層及び前記第3導電層を部分的に除去することにより形成されることが望ましい。この構成によれば、バリア層を積層することで、配線の電気的特性を良好なものとすることができる。
本発明においては、前記第1導電層はTiであり、前記第2導電層はAlCu、AlNd、AlNiB又はAlScCuであり、前記第3導電層はTiN又はMoであることが望ましい。この構成によれば、エッチング液としてリン硝酢酸を用いることで、第1導電層を残し、第2導電層と第3導電層のみを除去することができる。したがって、エッチングストッパ層等の層を形成することなく、容易に本発明の抵抗素子を形成することができる。
本発明においては、前記配線は、前記絶縁基板上に設けられた表示領域と、前記表示領域の周囲に設けられた周辺駆動回路とを電気的に接続するための配線であることが望ましい。特に、前記周辺駆動回路は走査線駆動回路であり、前記配線は走査線であることが望ましい。データ線駆動回路と表示領域とを電気的に接続するための配線に抵抗素子を設けても良いが、走査線駆動回路のレベルシフタやシフトレジスタから出力される走査信号のレベルの高低差(電圧振幅)が、転送信号等の他の信号に比べて大きいため、特に静電破壊が問題となる。したがって、走査線駆動回路と、表示領域内の駆動素子との間を接続する配線に上記のような抵抗素子を形成することで、静電破壊の問題を大幅に軽減することができる。
本発明においては、前記配線は、前記絶縁基板上に設けられた周辺駆動回路と、実装端子とを電気的に接続するための配線であることが望ましい。この構成によれば、実装端子を介して周辺駆動回路が静電破壊されることを防止することができる。
本発明においては、前記周辺駆動回路は走査線駆動回路であることが望ましい。データ線駆動回路と実装端子との間に抵抗素子を設けても良いが、走査線駆動回路のレベルシフタやシフトレジスタから出力される走査信号のレベルの高低差(電圧振幅)が、転送信号等の他の信号に比べて大きいため、特に静電破壊が問題となる。したがって、走査線駆動回路と実装端子との間を接続する配線に上記のような抵抗素子を形成することで、静電破壊の問題を大幅に軽減することができる。
本発明においては、前記周辺駆動回路は、ポリシリコン膜を用いて前記絶縁基板上に一体に形成されていることが望ましい。ポリシリコン膜を用いて周辺駆動回路と表示領域の駆動素子を一体に形成した周辺駆動回路内蔵型の電気光学装置では、静電破壊の問題が顕著に現われる。このため、上記抵抗素子を用いた静電気対策が特に有効となる。
本発明の電子機器は、前述した本発明の半導体装置又は前述した本発明の電気光学装置を備えたことを特徴とする。この構成によれば、歩留まりが高く、電気的特性に優れた電子機器が提供できる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。かかる実施の形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。また、以下の図面においては、各構成をわかりやすくするために、実際の構造と各構造における縮尺や数等が異なっている。
図1は、本発明の液晶装置の一実施形態の平面図である。本実施形態の液晶装置100は、画素スイッチング素子として薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor;以下「TFT」と略記する)を備えたアクティブマトリクス方式の透過型液晶表示装置である。特に、TFTの半導体層にポリシリコン膜を用い、走査線駆動回路及びデータ線駆動回路等の周辺駆動回路をポリシリコン膜を用いて基板上に一体に形成した周辺駆動回路内蔵型の液晶表示装置である。
液晶装置100は、液晶層50を介して対向する第1基板10及び第2基板20を備えている。第1基板10と第2基板20とが対向する対向領域の周縁部には、平面視矩形枠状のシール材52が設けられており、該シール材52を介して第1基板10と第2基板20とが貼り合わされている。シール材52の内側には、遮光性材料からなる平面視矩形枠状の遮光膜(周辺見切り)53が設けられており、遮光膜53の内側が表示領域40となっている。シール材52の外側には、データ線駆動回路201及び実装端子202が第1基板10の1辺(図示下辺)に沿って設けられており、この1辺に隣接する2辺に沿ってそれぞれ走査線駆動回路104,104が設けられている。第1基板10の残る1辺には、表示領域40の両側の走査線駆動回路104,104を接続する複数の配線105が設けられている。また、第2基板20の4つの角部には、第1基板10と第2基板20との間の電気的導通をとるための導通材106が設けられている。
図2は、図1のH−H′線に沿う断面図である。液晶装置100は、互いに対向する第1基板10及び第2基板20と、第1基板10及び第2基板20の間に挟持された液晶層50とを備えている。第1基板10は、ガラス、石英、プラスチック等の透光性絶縁基板を基体としてなり、第1基板10の液晶層50側には、ITO等の透光性導電膜からなる複数の画素電極9が設けられている。また、画素電極9を覆って基板全面に配向膜16が設けられている。第2基板20は、ガラス、石英、プラスチック等の透光性絶縁基板を基体としてなり、第2基板20の液晶層50側には、第1基板10上のデータ線、走査線、画素スイッチング用TFTの形成領域に対向して、平面視格子状の遮光膜23が設けられている。また、遮光膜23を覆ってITO等の透光性導電膜からなる対向電極21が設けられており、さらに対向電極21を覆って基板全面に配向膜22が設けられている。対向電極21は表示領域の全面に設けられており、各画素に共通の共通電極となっている。
第1基板10には、第2基板20の外側に張り出す張出部10Pが設けられている。張出部10Pには、データ線駆動回路201及び実装端子202が設けられている。実装端子202には、データ線駆動回路201と電気的に接続される第1端子202dと、走査線駆動回路104と電気的に接続される第2端子202gと、対向電極21と電気的に接続される第3端子202cとが設けられている。
図3は、液晶装置100の等価回路図である。液晶装置100には、行方向(水平方向)に延びる複数の走査線3aと、列方向(垂直方向)に延びる複数のデータ線6aと、走査線3aと平行に延びる複数の容量線3bとが設けられている。走査線3aとデータ線6aとの交差部には、表示の最小単位である画素60が設けられている。画素60は、走査線3a及びデータ線6aに沿って行方向及び列方向に配列しており、これにより、全体としての矩形の表示領域40が形成されている。
画素60には、画素電極9、TFT30、対向電極21、液晶層50及び蓄積容量17が設けられている。TFT30のゲートは、走査線駆動回路104から延びる走査線3aと電気的に接続されており、走査線駆動回路104から所定のタイミングで走査線3aにパルス的に供給される走査信号G1、G2、…、Gmが、この順に線順次でTFT30のゲートに供給されるようになっている。TFT30のソースは、データ線駆動回路201から延びるデータ線6aと電気的に接続されている。また、TFT30のドレインは、画素電極9と電気的に接続されている。データ線駆動回路201は、画像信号S1、S2、…、Snをデータ線6aを介して各画素60に供給するようになっている。画像信号S1〜Snはこの順に線順次に供給しても良いし、相隣接する複数のデータ線6a同士に対して、グループ毎に供給するようにしても良い。
画素電極9には、液晶層50を介して対向電極21が対向している。そして、画素電極9、液晶層50及び対向電極21によって、液晶容量55が形成されている。また、液晶容量55と並列に蓄積容量17が設けられている。蓄積容量17を構成する一方の電極は、容量線3bと電気的に接続されており、容量線3bは、一定電位、例えば接地電位Gndに保持されている。
画素60においては、TFT30が走査信号G1、G2、…、Gmの入力により一定期間だけオン状態とされると、データ線6aから供給される画像信号S1、S2、…、Snが所定のタイミングで画素電極9に書き込まれる。対向電極21には、実装端子202(第3端子202c)及び導通材106(図1参照)を介して電圧LCcomが供給される。そして、対向電極21と画素電極9との間の電位差によって、液晶層50の配向状態(透過率)が変化し、階調表示が行われるようになっている。画素電極9に書き込まれた所定レベルの画像信号S1、S2、…、Snは、液晶容量55及び蓄積容量17によって一定期間保持される。
ここで、走査線駆動回路104と表示領域40の最外周部の画素60とを接続する走査線3aには、抵抗素子107が設けられている。また、接地電位Gndに接続された図示略の実装端子と表示領域40の最外周部の画素60とを接続する容量線3bには、抵抗素子108が設けられている。抵抗素子107及び108は、TFT30を静電気から保護するための静電保護手段を構成する。
図4は、抵抗素子107及び108の概略構成図である。同図において(a)は表示領域40と走査線駆動回路104との境界部の構成を示す平面図であり、(b)は同境界部に設けられた抵抗素子107の断面図である。
図4(a)に示すように、走査線3aとデータ線6aとの交差部近傍には、画素電極9が設けられており、画素電極9と走査線3a及びデータ線6aとの間には、TFT30が設けられている。走査線3aと並行して容量線3bが設けられており、容量線3bと画素電極9とが平面的に重なる部分で蓄積容量17が形成されている。表示領域40よりも走査線駆動回路104側には、静電保護手段である抵抗素子107及び108が設けられている。
図4(b)に示すように、第1基板10の基体10A上には、絶縁層として、酸化シリコン等の下地絶縁膜11が設けられている。下地絶縁膜11上には、TFT30のゲート絶縁膜12が設けられている。ゲート絶縁膜12上には、第1導電層131、第2導電層132及び第3導電層133を積層してなる走査線3aが設けられており、走査線3a上には、層間絶縁膜14、パッシベーション膜15、平坦化膜18及び画素電極9が順に積層されている。
第1導電層131は、第2導電層132及び第3導電層133よりも相対的に抵抗の大きい高抵抗層である。第2導電層132は、第1導電層131及び第3導電層133よりも相対的に抵抗の小さい低抵抗層である。第3導電層133は、バリア層であり、第2導電層132の腐食等を防止する機能を有する。本実施形態において、第1導電層131はTiであり、第2導電層132はAlCu、AlNd、AlNiB又はAlScCuであり、第3導電層133はTiN又はMoであるが、材料はこれに限定されない。
第2導電層132及び第3導電層133には、互いに連通する開口部132a及び133aが設けられている。開口部132a及び133aは、それぞれ第2導電層132及び第3導電層133を厚み方向に貫通しており、開口部132a及び133aの底面に第1導電層131が露出している。開口部132a及び133aが形成された部分は第1導電層131のみで構成されており、他の部分に比べて抵抗の高い領域となっている。そして、この抵抗の高い領域が抵抗素子107となっている。
図示は省略したが、容量線3bに設けられた抵抗素子108も同様の構成である。すなわち、容量線3bは、第1導電層、第2導電層及び第3導電層の3層構造からなり、第1導電層を除く第2導電層及び第3導電層を部分的に除去することで、抵抗素子108が形成されている。容量線3bと走査線3aとは共通の工程で同時に形成される。したがって、走査線3aに開口部132a及び133aを形成する際に容量線3bにも同様の開口部を形成することで、抵抗素子107と抵抗素子108とを同時に形成することができる。
本実施形態の場合、第2導電層132はAlCu、AlNd、AlNiB又はAlScCuである。第3導電層133がTiNである場合は、第2導電層132をリン硝酢酸でエッチングするとともに第3導電層133がリフトオフするため同時に除去されることとなる。また第3導電層133がMoの場合は第2導電層132と同時に第3導電層133をリン硝酢酸でエッチングすることができる。この場合、Tiはリン硝酢酸にエッチングされないため、エッチングストッパ層等を設けずに、容易に図4の構造を実現できる。前述の工程は一例であり、第2導電層132及び第3導電層133を第1導電層131と選択性のあるプラズマを用いたエッチングによって除去する事も可能である。このような条件は、例えば真空槽内に導入したBClとClの混合ガスに高周波13.56MHzを印加して電離させるドライエッチング手法にて実現できる。第1導電層よりも第2導電層、第3導電層のエッチング速度が速いためエッチングストッパ層等を設けずに、容易に図4の構造を実現できる。
図5は、抵抗素子107及び108の他の構成を示す断面図である。同図において図4(b)と異なる点は、走査線3aを第1導電層131と第2導電層132との2層構造にした点である。第2導電層132には、第1導電層131に達する開口部132aが設けられており、該開口部132aが設けられた抵抗の高い領域によって、抵抗素子107が形成されている。この場合、容量線3bも第1導電層と第2導電層との2層構造であり、第2導電層を部分的に除去することで、抵抗素子108が形成される。なお、図5において、第1導電層131はTiであり、第2導電層132はAlNdであるが、材料はこれに限定されない。
以上説明したように、本実施形態の液晶装置100においては、抵抗素子107,108が、不純物ドープした半導体層を用いるものではないので、不純物濃度による抵抗のばらつきがなく、安定した特性を有する液晶装置が提供できる。また、従来のようにポリシリコン膜と配線とを接続するための接続構造が不要になるので、歩留まりも向上することができる。さらに、配線の一部を厚み方向に除去することにより形成できるため、抵抗素子107,108の面積を小さくすることができ、液晶装置の高精細化が可能となる。また、第1導電層131、第2導電層132及び第3導電層133のうち、第1導電層131のみを残す構造としているので、例えば第2導電層132や第3導電層133を残す構造に比べて抵抗の高い抵抗素子107を形成でき、より静電破壊の生じにくい液晶装置が提供できる。
なお、本実施形態では、走査線3a及び容量線3bに対して抵抗素子107及び108を形成したが、抵抗素子を形成する配線はこれらの配線に限られない。例えば、データ線駆動回路201と表示領域最外周部の画素60との間を接続するデータ線6aに抵抗素子を形成しても良い。また、走査線駆動回路104と実装端子202(第2端子202g)との間を接続する配線や、データ線駆動回路201と実装端子202(第1端子202d)との間を接続する配線に抵抗素子を形成しても良い。周辺駆動回路内蔵型の液晶装置では、走査線駆動回路のレベルシフタやシフトレジスタから出力される走査信号のレベルの高低差(電圧振幅)が、転送信号等の他の信号に比べて大きいため、特に静電破壊が問題となる。したがって、これらの駆動回路と、他の駆動回路、駆動素子又は実装端子との間を接続する配線に上記のような抵抗素子を形成することで、静電破壊の問題を大幅に軽減することができる。
また、本実施形態では、液晶装置100を電気光学装置の一例として説明したが、本発明は液晶装置に限らず、液晶装置以外の他の電気光学装置に適用することもできる。この場合、「電気光学装置」とは、電気光学効果を利用するもの以外に、広く一般に電気的作用により表示状態を制御することが可能な装置が包含されるものとする。すなわち、本発明において「電気光学装置」とは、電界により物質の屈折率が変化して光の透過率を変化させる電気光学効果を有するものの他、電気エネルギーを光学エネルギーに変換するもの等も含んで総称している。具体的には、電気光学物質として液晶を用いる液晶装置、有機EL(Electro-Luminescence)を用いる有機EL装置、無機ELを用いる無機EL装置、プラズマ用ガスを用いるプラズマディスプレイ装置等がある。さらには、電気泳動ディスプレイ装置(EPD:Electrophoretic Display)、フィールドエミッションディスプレイ装置(FED:電界放出表示装置:Field Emission Display)等があり、これらに対して広く本発明を適用することができる。
さらに、本発明は、電気光学装置に限らず、電気光学装置用基板等の半導体装置に広く適用可能である。本実施形態においては、電気光学装置用基板である第1基板10に本発明の抵抗素子を適用した例を説明した。第1基板10は絶縁基板10Aを基体としてなり、絶縁基板10A上に絶縁層としての下地絶縁膜11を形成しているが、半導体基板や金属基板等の表面に絶縁層である酸化シリコン膜等を形成し、該絶縁層上に薄膜トランジスタを形成しても良い。この場合も、静電破壊の問題が生じ得る可能性があり、本発明の抵抗素子が有効となる。
[電子機器]
次に、図6を用いて、本発明の液晶装置を備えた電子機器の実施形態について説明する。図6は、本発明の液晶装置の一例である液晶装置100を映像モニタ1200の表示部に適用した例の概略構成図である。同図の映像モニタ1200は、先の実施形態の液晶装置100を備えた表示部1201と、筐体1202と、スピーカ1203等を備えている。液晶装置100は、上記映像モニタに限らず、携帯電話、電子ブック、プロジェクタ、パーソナルコンピュータ、ディジタルスチルカメラ、テレビジョン受像機、ビューファインダ型あるいはモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等々の画像表示手段として好適に用いることができ、かかる構成とすることで、歩留まりが高く、電気的特性に優れた電子機器を提供できる。
電気光学装置の一例である液晶装置の平面図である。 同液晶装置の断面図である。 同液晶装置の等価回路図である。 同液晶装置に設けられた静電保護手段である抵抗素子の概略構成図図である。 同抵抗素子の他の構成を示す断面図である。 電子機器の一例である映像モニタの概略構成図である。 従来の抵抗素子の概略構成図である。
符号の説明
3a…走査線(配線)、3b…容量線(配線)、6a…データ線(配線)、10…第1基板(半導体装置)、10A…絶縁基板、11…下地絶縁膜(絶縁層)、30…TFT(薄膜トランジスタ)、40…表示領域、104…走査線駆動回路(周辺駆動回路)、105…配線、107,108…抵抗素子、131…第1導電層、132…第2導電層、133…第3導電層、201…データ線駆動回路(周辺駆動回路)、202…実装端子、1200…映像モニタ(電子機器)

Claims (13)

  1. 絶縁層と、前記絶縁層上に設けられた薄膜トランジスタと、前記薄膜トランジスタに信号を供給するための配線と、前記配線に設けられた抵抗素子とを備え、
    前記配線は複数層の導電層からなり、
    前記抵抗素子は、前記複数層の導電層のうちの1又は2以上の導電層を部分的に除去することにより形成されていることを特徴とする半導体装置。
  2. 絶縁基板と、前記絶縁基板上に設けられた薄膜トランジスタと、前記薄膜トランジスタに信号を供給するための配線と、前記配線に設けられた抵抗素子とを備え、
    前記配線は複数層の導電層からなり、
    前記抵抗素子は、前記複数層の導電層のうちの1又は2以上の導電層を部分的に除去することにより形成されていることを特徴とする電気光学装置。
  3. 前記配線は、相対的に抵抗の大きい第1導電層と、相対的に抵抗の小さい第2導電層とを含み、
    前記抵抗素子は、前記第1導電層を残し、前記第2導電層を部分的に除去することにより形成されることを特徴とする請求項2に記載の電気光学装置。
  4. 前記第1導電層と前記第2導電層は少なくとも薬液を用いたエッチング或いはプラズマを用いたエッチングにおいて選択性を持つことを特徴とする請求項3に記載の電気光学装置。
  5. 前記第1導電層はTiであり、前記第2導電層はAlCu、AlNd、AlNiB又はAlScCuであることを特徴とする請求項4に記載の電気光学装置。
  6. 前記第2導電層上にバリア層としての第3導電層が積層されており、
    前記抵抗素子は、前記第1導電層を残し、前記第2導電層及び前記第3導電層を部分的に除去することにより形成されることを特徴とする請求項3〜5のいずれかの項に記載の電気光学装置。
  7. 前記第1導電層はTiであり、前記第2導電層はAlCu、AlNd、AlNiB又はAlScCuであり、前記第3導電層はTiN又はMoであることを特徴とする請求項6に記載の電気光学装置。
  8. 前記配線は、前記絶縁基板上に設けられた表示領域と、前記表示領域の周囲に設けられた周辺駆動回路とを電気的に接続するための配線であることを特徴とする請求項2〜7のいずれかの項に記載の電気光学装置。
  9. 前記周辺駆動回路は走査線駆動回路であり、前記配線は走査線であることを特徴とする請求項8に記載の電気光学装置。
  10. 前記配線は、前記絶縁基板上に設けられた周辺駆動回路と、実装端子とを電気的に接続するための配線であることを特徴とする請求項2〜7のいずれかの項に記載の電気光学装置。
  11. 前記周辺駆動回路は走査線駆動回路であることを特徴とする請求項10に記載の電気光学装置。
  12. 前記周辺駆動回路は、ポリシリコン膜を用いて前記絶縁基板上に一体に形成されていることを特徴とする請求項8〜11のいずれかの項に記載の電気光学装置。
  13. 請求項1に記載の半導体装置又は請求項2〜12のいずれかの項に記載の電気光学装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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