JP2008170852A - 樹脂成形体 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来よりも信頼性の高く偽造防止が可能な樹脂成形体を提供する。
【解決手段】樹脂材料からなる成形体(樹脂成形部11)に、2つの基材21,23の間に光重合可能な化合物を含む記録材料からなる体積ホログラム層22を有する体積型ホログラム積層体20が該体積型ホログラム積層体20の積層方向を埋設深さ方向として埋設された樹脂成形体10であって、前記2つの基材21,23のうち、埋設深さのより深い基材21の端部21eの少なくとも一部が他方の基材23の端部23eよりも体積型ホログラム積層体20の主面と平行方向にはみ出していることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、成形体に体積型ホログラム積層体が埋め込まれてなる樹脂成形体に関し、特に体積型ホログラム積層体の貼り替えなどによる偽造、若しくは改ざんを困難にする前記体積型ホログラム積層体を有した樹脂成形体に関するものである。
ホログラム媒体には体積型とエンボス(レリーフ)型がある。このうち、エンボス(レリーフ)型ホログラム媒体は原版の凹凸をサーモプラスチックに判押しすることにより製造されるものであり、製造に特殊な装置・技術を必要とすることから、有効な偽造防止技術の1つとして採用されている。例えば、キャッシュカードや金券類、商品用ブランド保護シールなどの偽造防止の用途などで現在広く用いられるようになっている。
また、体積型ホログラム媒体は、フィルム上に塗布した特殊なフォトポリマー層内部の密度を変化させることにより、サブミクロン単位で屈折率を変化させ、光の回折現象を起こすものである。立体感や遠近感のある表現が可能で従来品より偽造が困難なものであり、最近ではこの体積型ホログラム媒体を偽造防止用途に用いるようになってきた。
ところで、このように偽造防止策としてホログラム媒体が用いられているが、通常このホログラム媒体は対象物に貼り付けられた態様で用いられている。そのため、ホログラム媒体を真正品から引き剥がして偽造品に貼り替え可能なことがあり、偽造の真偽が分からなくなる問題があった。そこで、その問題に対して、特許文献1のようにホログラム媒体を生分解性ホログラム脆性シ−ルとしてホログラム媒体自体に脆弱性を与え、貼り替えを困難にしてセキュリティを上げる工夫が提案されている。
特開平9−90858号公報
しかしながら、上記のような脆弱性を与える従来の技術ではホログラムシートの耐久性を犠牲にしていることから、ホログラムを貼り付けた成形体は長期間使用されることも考えられ、通常の使用中にホログラムシートが剥がれてしまう不都合が懸念された。とりわけ、レリーフ型ホログラムより高いセキュリティ性を持った体積型ホログラム媒体では従来よりも信頼性の高い張替え防止策が必要である。
本発明は、以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであり、体積型ホログラム積層体を有する樹脂成形体において、体積型ホログラム積層体の構造を工夫することにより従来よりも信頼性の高い樹脂成形体を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために提供する本発明は、樹脂材料からなる成形体に、2つの基材の間に光重合可能な化合物を含む記録材料からなる体積ホログラム層を有する体積型ホログラム積層体が該体積型ホログラム積層体の積層方向を埋設深さ方向として埋設された樹脂成形体であって、前記2つの基材のうち、埋設深さのより深い基材の端部の少なくとも一部が他方の基材の端部よりも前記体積型ホログラム積層体の主面と平行方向にはみ出していることを特徴とする樹脂成形体である。
ここで、前記埋設深さのより深い基材の主面面積が他方の基材の主面面積よりも大であることが好ましい。あるいは、前記体積型ホログラム積層体の端面の少なくとも一部が埋設深さ方向に向かって広がる傾斜面であることが好ましい。
また、前記樹脂材料の射出成形により前記体積型ホログラム積層体とともに一体成形されてなることが好適である。
また、前記樹脂材料は、脂肪族ポリエステル、ポリスチレン、ポリメタクリル酸メチル、ポリアセタール、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド11、ポリアミド12のいずれか一の熱可塑性樹脂単体または該熱可塑性樹脂を含む材料であることがよい。
また、電子機器筐体の形状に成形されてなることがよい。
本発明によれば、樹脂成形体から体積型ホログラム積層体を引き剥がそうとしても、簡単に体積型ホログラム積層体の層間剥離が発生し該体積型ホログラム積層体が破壊されてしまうため、体積型ホログラム積層体の転用ができず、従来よりもセキュリティ性の向上を図ることができる。また、体積型ホログラム積層体の構成材料の制約がないため、耐久性を向上させることが可能である。
まず、本発明で用いる体積型ホログラム積層体の構造例を説明する。
図1は、体積型ホログラム積層体の基本的構造を示す断面図である。
体積型ホログラム積層体20は、2つの基材(第1の基材21,第2の基材23)と、基材21,23の間に設けられる光重合可能な化合物を含む記録材料からなる体積ホログラム層22とからなり、3層以上の層構造を有している。また、ここでは体積ホログラム層22にはホログラム記録によりホログラムパターン22aが形成されている。
ここで、第1の基材21及び第2の基材23として、透明プラスチックフィルムや透明ガラス基板など種々の材料からなる透明基板を用いることができる。例えば、曲げ弾性率2.0〜20.0GPa、厚さ50〜200μmの透明プラスチックフィルムを基材として用いる。
また、第1の基材21または第2の基材23は、透明フィルムや透明ガラス基板など近紫外から可視の光において透明なものが望ましい。具体的には波長400〜800nmの範囲で透過率85%を割り込むことなく、かつ波長350〜400nmの範囲において65%を割り込むことの無い材料からなるものである。なお、体積型ホログラム積層体20はホログラムを記録せしめた後のものであるから第1の基材21あるいは第2の基材23のうち表示面とは反対面となる基材には、もはや透明体である必要はなく、紙、樹脂、金属、フィルム等を用いることができる。
体積ホログラム層22は、例えば第1の基材21上に、有機溶媒に溶かした体積ホログラム記録材料を塗布し、適宜乾燥させ有機溶媒を除去し、作製されるものである。体積ホログラム層22は、主に光重合可能な化合物(アクリル系やスチレン系モノマー)を含有しており、その他適宜バインダーポリマーやオリゴマー、光重合を行なうための開始剤、増感色素からなる体積位相型ホログラム記録用途の感光性材料を含有している。
光重合可能な化合物の例としては、主にアクリル酸、アクリル酸エステル、アクリル酸アミドの誘導体やスチレンやビニルナフタレンの誘導体など、ラジカル重合反応に用いられるモノマーが挙げられる。他にはエポキシ系、オキセタン系の誘導体などのカチオン重合反応用モノマーも用いることが出来る。これらモノマーには、適宜、水素原子の代わりにハロゲン原子に置き換わった誘導体も用いることが可能である。
また、必要に応じて添加されるバインダー成分としては、エチレングリコールとその誘導体やグリセリンとその誘導体からなる多価のアルコール類、フタル酸エステルとその誘導体やナフタレンジカルボン酸エステルとその誘導体、リン酸エステルとその誘導体、脂肪酸ジエステルとその誘導体のような可塑剤として用いることが可能な化合物が挙げられる。
次に、開始剤系における光重合開始剤としては、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オンや2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1や1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトンなどのラジカル重合に用いる有機化合物やヨードニウム,(4−メチルフェニル)[4−(2−メチルプロピル)フェニル]−ヘキサフルオロフォスフェート(1−)などのカチオン重合に用いる有機ヨードニウム塩などが挙げられる。このとき用いられる光重合開始剤はホログラム記録後、適宜後処理により分解される化合物が望ましい。光重合開始剤の存在により、ホログラム記録後の回折格子を乱したり、壊したりする可能性がある。そのためホログラムをこれ以上記録することがなくなった場合、速やかに光重合開始剤を無くすことが重要である。上記化合物の例はインコヒーレントな紫外線を照射することにより回折格子に影響することなく速やかに分解される。
増感色素としては、主に光の波長350〜680nmに吸収を有するシアニン系、クマリン系、キノリン系色素などが挙げられる。特にカラーのホログラムを記録する場合、用いるレーザーの波長は350nm近傍の青色、530nm近傍の緑色、650nm近傍の赤色、それぞれに対して、あるいはいずれか両方の吸収を有する色素であることが望ましい。
体積ホログラム層22におけるホログラム記録では、光干渉による重合により回折格子が形成される。その際、回折格子の固定がホログラム像の良し悪しを左右する。しかし光重合するためのモノマー拡散も必要である。回折格子の固定とモノマーの拡散を両立させるため、予め別なポリマーを形成することにより回折格子は固定されるが、モノマーの拡散はあまり阻害されない構造を作る方法がある。それらに用いる化合物としては基本的に光重合を行なう同系列な化合物を用いることができる。あるいは意図的に、光重合の化合物をラジカル重合系とし、予め形成しておくポリマーをカチオン重合系とすることやその逆の場合も可能である。
ホログラムを記録した後、光重合開始剤を分解するための紫外線照射、明るさを稼ぐための加熱処理がある。この加熱処理により回折格子が拡散することで波長の分解能は広くなる。自然光、ハロゲンライトやLEDなど波長に広がりあるスペクトルを持つ光をホログラム再生の光として用いる場合、回折する光の波長の幅が広がることで回折する波長の幅も広がり、見かけ上、明るさが増すのと同じになる。ただし、あまり広がりすぎると再生時の色の再現性が悪くなる。加熱処理により回折格子を拡散させるためには、構成する体積ホログラム層22のガラス転移温度が室温付近から加熱上限の100℃程度にあることが望まれる。
体積ホログラム層22をなす記録材料における各成分の含有比率は次のようにするとよい。
(1)光重合可能な化合物は、バインダー樹脂に対して、1/10〜2程度の体積比とすることが望ましい。
(2)光重合開始剤は、バインダー樹脂に対して、1/100〜1/10程度の体積比とすることが望ましい。
(3)増感色素は、バインダー樹脂に対して、1/1000〜1/100程度の体積比とすることが望ましい。
これらの体積ホログラム層22をなす記録材料は、イソプロパノール等のアルコール系、アセトン等のケトン系、トルエン等のベンゼン系、酢酸エチル等のエステル系等の1種あるいは多種の有機溶媒を用いて混合し化合物割合30vol%〜50vol%の塗布溶液とする。また体積ホログラム22の厚さとしては有機溶媒を乾燥後、10μm〜50μmの範囲である。
なお、体積型ホログラム積層体20の端部では、該端部から体積ホログラム層22をなす記録材料等が漏えいしないように封止処理が保護こされている。封止処理としては、樹脂を塗布して硬化する方法や、体積ホログラム層22自体を端部のみ硬化させる方法がある。
また、図1では、体積型ホログラム積層体として最も単純な構造を示したが、本発明ではこれに限定されるものではなく、例えば第1の基材21,第2の基材23と体積ホログラム層22との反応が危惧される場合には、第1の基材21,第2の基材23と体積ホログラム層22との間に材料変質抑制層を設けてもよい。また、第1の基材21,第2の基材23の外面上に更に基材の機能として保護層を設けたものでもよい。
発明者らは、前述した体積型ホログラム積層体20を埋め込んだ樹脂成形体について、該成形体から体積型ホログラム積層体20を引き剥がして転用されることを防止する観点で種々の検討を行った。その中で、体積型ホログラム積層体20は比較的厚みがあり、かつ積層された各層間の密着力が比較的弱いことを把握した。すなわち、従来より用いられていたエンボス形ホログラム媒体はホログラムパターンを形成した基板(厚さ100μm)上にごく薄い反射層(厚さ数百nm)を形成しただけの全体の厚さとしても薄い構造であり、基板と反射層との密着が強いため、ホログラム媒体を引き剥がした際に該ホログラム媒体が破壊するということはなかったが、体積型ホログラム積層体20では引き剥がしの際のその力の作用の仕方次第では体積型ホログラム積層体20自体が層間剥離を起こし破壊されてしまうことが分かった。本発明は、発明者らがその知見を基に鋭意検討を行い、成すに至ったものである。
以下、本発明に係る樹脂成形体の構成について説明する。
本発明の樹脂成形体は、樹脂材料からなる成形体(樹脂成形部)に、前記体積型ホログラム積層体20が該体積型ホログラム積層体20の積層方向を埋設深さ方向として埋設されており、体積型ホログラム積層体20の2つの基材21,23のうち、埋設深さのより深い基材(例えば第1の基材21)の端部の少なくとも一部が他方の基材(例えば第2の基材23)の端部よりも体積型ホログラム積層体20の主面と平行方向にはみ出していることを特徴とするものである。このとき、樹脂積層体において体積型ホログラム積層体20の表示面は外側を向いているが、少なくとも体積型ホログラム積層体20の端面及び表示面とは反対側の面が樹脂成形体に埋め込まれていればよく、体積型ホログラム積層体20の表示面は樹脂成形体から露出していてもよいし、内部に埋め込まれていてもよい。
以下、本発明の樹脂成形体の具体的な実施形態を説明する。
図2は、本発明の樹脂成形体の第1の実施の形態を示す断面図である。
本実施の形態では、体積型ホログラム積層体20の埋設深さのより深い位置(図中下側)にある第1の基材21の主面面積が他方の基材である第2の基材23の主面面積よりも大である場合を示している。すなわち、体積型ホログラム積層体における第n層と第n+1層それぞれの面積A、An+1がA<An+1となる構造部分が少なくとも1つあることを特徴としている。これにより、第1の基材21の端部21eは、第2の基材23の端部23eよりも体積型ホログラム積層体20の主面と平行方向(図中左右方向)にはみ出した状態となり、埋設深さ方向に広がる段差が形成されるため、この体積型ホログラム積層体20を引き剥がそうとするとその段差(および第1の基材21、体積ホログラム層22、第2の基材23の曲げ弾性率の差)により第1の基材21と第2の基材23との間に剥離応力が作用し第2の基材23だけが剥がれて体積ホログラム層22が破壊されることになる。
なお、第2の基材23と体積ホログラム層22との密着力が前記剥離応力よりも小さい場合もありうるが、この場合であっても図2では体積ホログラム層22の主面面積が第1の基材21の主面面積と同じであって第2の基材23の主面面積よりも大となっているため、第2の基材23と体積ホログラム層22の界面で剥離することになり、第2の基材23だけが剥がれることとなる。
図3に、本実施の形態のバリエーションを示す。体積型ホログラム積層体における第1の基材21、体積ホログラム層22、第2の基材23それぞれの主面面積A21、A22、A23を比較した場合、図3(a)ではA21>A22=A23、図3(b)ではA21>A22>A23、図3(c)ではA21>A23>A22となっている。図3(a),(b),(c)のいずれの場合も、体積型ホログラム積層体20の埋設深さのより深い位置(図中下側)にある第1の基材21の主面面積が他方の基材である第2の基材23の主面面積よりも大となっており、図2の場合と同様の効果が得られる。
図4は、本発明の樹脂成形体の第2の実施の形態を示す断面図である。図4の樹脂成形体30は、樹脂材料からなる成形体(樹脂成形部31)に、体積型ホログラム積層体40が該体積型ホログラム積層体40の積層方向を埋設深さ方向として埋設されたものである。ここで、体積型ホログラム積層体40は、前述した体積型ホログラム20と符号が異なるだけで同じ構成のものであり、2つの基材(第1の基材41,第2の基材43)と、基材41,43の間に設けられる光重合可能な化合物を含む記録材料からなる体積ホログラム層42とからなる。
本実施の形態では、体積型ホログラム積層体40の端面40eが埋設深さ方向に向かって広がる傾斜面である場合を示している。すなわち、体積型ホログラム積層体40における端面40eの傾斜角α(体積型ホログラム積層体40の主面に対して垂直となる面の場合を0°とし、この垂直となる面に対して埋設深さ方向に向かって端面が広がる回転方向(図4では反時計回り)にプラスとなる角度のことをいう)とすると、0°<α<90°、より好ましくは20°<α<70°となるとなる構造部分が少なくとも1つあることを特徴としている。これにより、第1の基材41の端部は、第2の基材23の端部よりも体積型ホログラム積層体40の主面と平行方向(図中左右方向)にはみ出した状態となるため、この体積型ホログラム積層体40を引き剥がそうとするとそのはみ出し部分(および第1の基材41、体積ホログラム層42、第2の基材43の曲げ弾性率の差)により第1の基材41と第2の基材43との間に剥離応力が作用し第2の基材43が剥がれて体積ホログラム層42が破壊されることになる。
なお、端部の傾斜部分は体積型ホログラム積層体40として非表示領域であり、それ以外の領域が表示領域となる。
図5に、本実施の形態のバリエーションを示す。図5(a)では、体積型ホログラム積層体40の図中左右両側の端面ともに埋設深さ方向に向かって広がる傾斜面である場合、図5(b)では、体積型ホログラム積層体40の図中右側の端面のみが埋設深さ方向に向かって広がる傾斜面である場合、図5(c)では、体積型ホログラム積層体40の図中左側の端面のみが埋設深さ方向に向かって広がる傾斜面である場合を示している。図5(a),(b),(c)のいずれの場合も、体積型ホログラム積層体40の端面の少なくとも一部が埋設深さ方向に向かって広がる傾斜面となっており、図4と同様の効果が得られる。
図6は、本発明の樹脂成形体の第3の実施の形態を示す断面図である。図6の樹脂成形体50A〜50Dは、樹脂材料からなる成形体(樹脂成形部51)に、体積型ホログラム積層体60が該体積型ホログラム積層体60の積層方向を埋設深さ方向として埋設されたものである。ここで、体積型ホログラム積層体60は、前述した体積型ホログラム20と符号が異なるだけで同じ構成のものであり、2つの基材(第1の基材61,第2の基材63)と、基材61,63の間に設けられる光重合可能な化合物を含む記録材料からなる体積ホログラム層62とからなる。
本実施の形態では、体積型ホログラム積層体60を構成する層の少なくとも1つの端面が埋設深さ方向に向かって広がる傾斜面である場合を示している。すなわち、図6(a)では第2の基材63の図中右側の端面63eが埋設深さ方向に向かって広がる傾斜面であり、図6(b)では第2の基材63の図中左側の端面63eが埋設深さ方向に向かって広がる傾斜面であり、図6(c)では図中左側の第1の基材61の端面61e及び体積ホログラム層62の端面62eが埋設深さ方向に向かって広がる傾斜面であり、図6(d)では図中右側の第1の基材61の端面61e及び体積ホログラム層62の端面62eが埋設深さ方向に向かって広がる傾斜面である。図6のいずれの場合も体積型ホログラム積層体60を引き剥がそうとするとそのはみ出し部分(および第1の基材61、体積ホログラム層62、第2の基材63の曲げ弾性率の差)により第1の基材61と第2の基材63との間に剥離応力が作用し第2の基材63が剥がれて体積ホログラム層62が破壊されることになる。
なお、樹脂成形体における樹脂成形部を構成する樹脂材料は、用途に応じて種々の材料が適用できる。例えば、ポリエチレンテレフタレ−ト、ポリブチレンテレフタレ−ト、ポリエチレンナフタレ−ト、ポリエチレンテレフタレート・イソフタレート共重合体、テレフタル酸‐シクロヘキサンジメタノール‐エチレングリコール共重合体、ポリエチレンテレフタレート/ポリエチレンナフタレートの共押し出しフィルムなどのポリエステル系樹脂、ナイロン6・ナイロン66・ナイロン610などのポリアミド系樹脂、ポリエチレン・ポリプロピレン・ポリメチルペンテンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデンなどのビニル系樹脂、ポリアクリレート・ポリメタアクリレート・ポリメチルメタアクリレートなどのアクリル系樹脂、ポリイミド・ポリアミドイミド・ポリエーテルイミドなどのイミド系樹脂、ポリアリレ−ト・ポリスルホン・ポリエーテルスルホン・ポリフェニレンエ−テル・ポリフェニレンスルフィド(PPS)・ポリアラミド・ポリエーテルケトン・ポリエーテルニトリル・ポリエーテルエーテルケトン・ポリエーテルサルファイトなどのエンジニアリング樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン・高衝撃ポリスチレン・AS樹脂・ABS樹脂などのスチレン系樹脂、セロファン・セルローストリアセテート・セルロースダイアセテート・ニトロセルロースなどのセルロース系フィルム、ポリふっ化ビニリデン、ポリスルホン、ポリブチレンテレフタレート、ポリフェニレンオキシド、ポリアリレート、ポリオキシベンジレン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリアミドイミド、ポリエーテルイミド、ポリメチルペンテン、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂など熱硬化性樹脂などの樹脂を用いる事ができる。これらの共重合体、ブレンド体。適時フィラーなどを添加しても良い。またこれらに限定されない。
なお、後述するように射出成形による一体成形を行う場合には、成型時のシリンダー温度が低い樹脂材料が好ましく、例えば脂肪族ポリエステル、ポリスチレン、ポリメタクリル酸メチル、ポリアセタール、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド11、ポリアミド12のいずれか一の熱可塑性樹脂単体または該熱可塑性樹脂を含む材料が挙げられる。
つぎに、本発明の樹脂成形体の製造方法について説明する。
本発明の樹脂成形体は従来公知の方法を用いて製造することができ、例えば紫外線(UV)硬化塗装を用いることができる。その例を図7に示す。
まず体積型ホログラム積層体40を、その端面40eが埋設深さ方向に向かって広がる傾斜面となるように作製した後、該体積型ホログラム積層体40を樹脂成形部31aの平面上に置く。ついで、その上から紫外線硬化性樹脂塗料を塗布し、その塗布部分に紫外線を照射して塗料を硬化させて樹脂成形部31bとする。これにより、図5(a)に示したような、樹脂材料からなる成形体(樹脂成形部31)に、体積型ホログラム積層体40が該体積型ホログラム積層体40の積層方向を埋設深さ方向として埋設された樹脂成形体30Aを得ることができる。なお、紫外線硬化性樹脂としては、アクリル系、エポキシ系樹脂などがある。
また、このほかの樹脂成形体の製造方法としては、樹脂成形時に体積型ホログラム積層体を埋め込む方法がある。すなわち、体積型ホログラム積層体を埋め込みながら樹脂を成型することにより作製する方法であって、その方法には様々な成型法がある。このうち、注型、真空注型、トランスファー成型、ハンドレイアップ、スプレーアップ、射出成型が好適である(圧縮成型、真空成型、プレス成型、カレンダー成型、押出成型、ブロー成型は不適である)。
これらの方法のうち、射出成型で製造する場合を図8に基づいて説明する。
本方法は、インサート成型法により成型する方法であって、樹脂材料が熱可塑性樹脂である場合に好適である。ここでは、図5(a)に示した構造の樹脂成形体を製造する場合を説明する。
まず、端面40eが埋設深さ方向に向かって広がる傾斜面となるように作製した体積型ホログラム積層体40を用意し、その体積型ホログラム積層体40を射出成型の固定側の金型71内の所定位置にあらかじめ置いておく(図8(a))。つぎに、可動側の金型72を動かし、型締めし(図8(b))、熱可塑性樹脂を注入する(図8(c))。このとき、体積型ホログラム積層体40と成形体の接着を強固とするために体積型ホログラム積層体の基材41,43(樹脂からなる場合)の軟化点と成形体を構成する樹脂材料の成形温度の差が50℃以内であるとよく、40℃以内であれば更に好適である。また、加熱温度は体積ホログラム層32が熱影響を受けて劣化しない程度の温度に制限することが好ましい。冷却後、金型71,72を開いて完成した樹脂成形体30Aを取り出す(図8(d))。
また樹脂材料が熱硬化性樹脂の場合、前述した樹脂成形時に体積型ホログラム積層体を埋め込む方法のうち、注型、トランスファー成型、ハンドレイアップ、スプレーアップが好適である。注型で製造する例を図9に示す。
まず、端面40eが埋設深さ方向に向かって広がる傾斜面となるように作製した体積型ホログラム積層体40を用意し、その体積型ホログラム積層体40を固定側の金型81内の所定位置にあらかじめ置き、型を閉じる(図9(a))。つぎに、熱硬化性樹脂を注入し加熱して樹脂を硬化させる(図9(b))。ついで、冷却後に金型81,82を開き(図9(c))、完成した樹脂成形体30Aを取り出す(図9(d))。
以上述べた本発明の技術は、種々の成形品用途に応用可能である。例えば、DVD(デジタルビデオディスク)プレーヤー、CD(コンパクトディスク)プレーヤー、アンプ等の据置型のAV機器、スピーカー、車載用AV/IT機器、携帯電話端末、電子書籍等のPDA、ビデオデッキ、テレビ、プロジェクター、テレビ受信機器、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、プリンター、ラジオ、ラジカセ、システムステレオ、マイク、ヘッドフォン、TV、キーボード、ヘッドフォンステレオ等の携帯型音楽機、パソコン、及びパソコン周辺機器等の電気製品の筐体等の各種成形品、およびクレジットカード、プリペイドカード、メンバーズカード、非接触IC内蔵カード等の各種カード類いずれにも適用可能である。
本発明で用いる体積型ホログラム積層体の構成を示す断面図である。 本発明に係る樹脂成形体の第1の実施の形態における構成を示す断面図である。 本発明の樹脂成形体の第1の実施の形態のバリエーションを示す断面図である。 本発明に係る樹脂成形体の第2の実施の形態における構成を示す断面図である。 本発明の樹脂成形体の第2の実施の形態のバリエーションを示す断面図である。 本発明に係る樹脂成形体の第3の実施の形態における構成を示す断面図である。 紫外線硬化塗装による製造方法に対応した本発明の樹脂成形体の構成を示す断面図である。 射出成形による本発明の樹脂成形体の製造方法を示す概略図である。 注型による本発明の樹脂成形体の製造方法を示す概略図である。
符号の説明
10,10A,10B,10C,30,30A,30B,30C,50A,50B,50C,50D・・・樹脂成形体、11,31,31a,31b,51・・・樹脂成形部、20,40,60・・・体積型ホログラム積層体、40e,61e,62e,63e・・・端面、21,41,61・・・第1の基材、21e,22e,23e・・・端部、22・・・体積ホログラム層、22a・・・ホログラムパターン、23,43,63・・・第2の基材、71,72,81,82・・・金型

Claims (6)

  1. 樹脂材料からなる成形体に、2つの基材の間に光重合可能な化合物を含む記録材料からなる体積ホログラム層を有する体積型ホログラム積層体が該体積型ホログラム積層体の積層方向を埋設深さ方向として埋設された樹脂成形体であって、
    前記2つの基材のうち、埋設深さのより深い基材の端部の少なくとも一部が他方の基材の端部よりも前記体積型ホログラム積層体の主面と平行方向にはみ出していることを特徴とする樹脂成形体。
  2. 前記埋設深さのより深い基材の主面面積が他方の基材の主面面積よりも大であることを特徴とする請求項1に記載の樹脂成形体。
  3. 前記体積型ホログラム積層体の端面の少なくとも一部が埋設深さ方向に向かって広がる傾斜面であることを特徴とする請求項1に記載の樹脂成形体。
  4. 前記樹脂材料の射出成形により前記体積型ホログラム積層体とともに一体成形されてなることを特徴とする請求項1に記載の樹脂成形体。
  5. 前記樹脂材料は、脂肪族ポリエステル、ポリスチレン、ポリメタクリル酸メチル、ポリアセタール、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド11、ポリアミド12のいずれか一の熱可塑性樹脂単体または該熱可塑性樹脂を含む材料であることを特徴とする請求項1に記載の樹脂成形体。
  6. 電子機器筐体の形状に成形されてなることを特徴とする請求項1に記載の樹脂成形体。
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