JP2008170232A - 時刻修正装置、時刻修正装置付き計時装置及び時刻修正方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】回路規模を小さくでき、これより消費電力を小さくすることができる時刻修正装置等を提供すること。
【解決手段】基地局が発信した時刻情報を含む特定信号を受信する受信部24と、時刻情報に基づいて時刻情報表示部の表示時刻情報13を修正する表示時刻情報修正部39と、を有し、時刻情報は、時刻情報抽出信号を介して特定信号から抽出される構成となっていると共に、この時刻情報抽出信号のみを供給する時刻情報抽出信号提供部16cが備わっている時刻修正装置10。
【選択図】図3
【解決手段】基地局が発信した時刻情報を含む特定信号を受信する受信部24と、時刻情報に基づいて時刻情報表示部の表示時刻情報13を修正する表示時刻情報修正部39と、を有し、時刻情報は、時刻情報抽出信号を介して特定信号から抽出される構成となっていると共に、この時刻情報抽出信号のみを供給する時刻情報抽出信号提供部16cが備わっている時刻修正装置10。
【選択図】図3
Description
本発明は、例えばCDMA(Code Division Multiple Access、符号分割多重接続)方式の携帯電話通信網で基地局から発信される信号に含まれる時刻情報に基づいて時刻修正を行う時刻修正装置、時刻修正装置付き計時装置及び時刻修正方法に関するものである。
現在、CDMA方式の携帯電話通信網で基地局から携帯電話機に対して発信される信号には、時刻情報が含まれ、この時刻情報は、GPS(Global Positioning System)衛星の原子時計に基づくGPS時刻に合致した極めて精度の高い時刻情報となっている。
したがって、このCDMA方式の携帯電話通信網で基地局から送信されるGPS時刻データを端末が取得し、このGPS時刻データを用いて内蔵時計の時刻データを補正しようとする提案がなされている(例えば、特許文献1)。
特開2000−321383号公報(要約等)
したがって、このCDMA方式の携帯電話通信網で基地局から送信されるGPS時刻データを端末が取得し、このGPS時刻データを用いて内蔵時計の時刻データを補正しようとする提案がなされている(例えば、特許文献1)。
しかし、時刻修正装置が、CDMA方式の携帯電話通信網で基地局から送信される時刻データを受信するためには、基地局から発信される信号に、特定のwalshコード等をミキシングする必要がある。このため、時刻修正装置は、必ずwalshコードの生成装置等を内蔵する必要があった。
このwalshコードは、例えば64種類あり、これらのwalshコードのそれぞれを生成可能な構成とするには、どうしても装置の回路規模が大きくなってしまい、これにより消費電力が増加するという問題があった。
このwalshコードは、例えば64種類あり、これらのwalshコードのそれぞれを生成可能な構成とするには、どうしても装置の回路規模が大きくなってしまい、これにより消費電力が増加するという問題があった。
そこで、本発明は、回路規模を小さくでき、これより消費電力を小さくすることができる時刻修正装置、時刻修正装置付き計時装置及び時刻修正方法を提供することを目的とする。
前記課題は、本発明によれば、基地局が発信した時刻情報を含む特定信号を受信する受信部と、前記時刻情報に基づいて時刻情報表示部の表示時刻情報を修正する表示時刻情報修正部と、を有し、前記時刻情報は、時刻情報抽出信号を介して前記特定信号から抽出される構成となっていると共に、この時刻情報抽出信号のみを供給する時刻情報抽出信号提供部が備わっていることを特徴とする時刻修正装置により達成される。
前記構成によれば、基地局から発信された時刻情報を含む特定信号から時刻情報を抽出する時刻情報抽出信号のみを供給する時刻情報抽出信号提供部が備わっている。このため、この時刻情報抽出信号提供部を形成する例えば、回路規模等を従来より小さくすることができ、時刻修正装置の消費電力を小さくすることができる。
好ましくは、前記時刻情報抽出信号提供部は、前記時刻情報抽出信号を生成する時刻情報抽出信号生成部を有することを特徴とする時刻修正装置である。
好ましくは、前記時刻情報抽出信号生成部は、前記特定信号の基本周波数を分周し、前記時刻情報抽出信号を生成する分周カウンタ部を有する構成となっていることを特徴とする時刻修正装置である。
前記構成によれば、特定信号の基本周波数、例えば、1.2288MHzを、生成しようとする時刻情報抽出信号(例えば、walshコード(32))の長さ分(例えば、64chips)だけ分周カウンタ部で分周(64分周)することで、例えば、walshコード(32)の信号(信号「0」が32個連続し、その後、信号「1」が32個連続する)を生成できる。
このように、walshコード(32)等の時刻情報抽出信号を、極めて簡単な回路構成等で生成することができるので、消費電力を小さくすることができる。
このように、walshコード(32)等の時刻情報抽出信号を、極めて簡単な回路構成等で生成することができるので、消費電力を小さくすることができる。
好ましくは、前記分周カウンタ部が前記特定信号の基本周波数の分周を開始する開始タイミングを供給するための開始タイミング供給部を有することを特徴とする時刻修正装置である。
前記構成によれば、分周カウンタ部が特定信号の基本周波数の分周を開始する開始タイミングを供給するための開始タイミング供給部を有しているので、時刻情報抽出信号の生成のタイミングを精度よく制御することができる。
好ましくは、前記基地局は、前記時刻信号を含む特定信号の開始部分を示すパイロット信号を前記特定信号と共に送信する構成となっており、前記開始タイミング供給部は、前記パイロット信号を基準にスタート信号を前記分周カウンタ部に供給する構成となっていることを特徴とする時刻修正装置である。
前記構成によれば、開始タイミング供給部は、パイロット信号を基準にスタート信号を分周カウンタ部に供給する構成となっている。このため、基地局からパイロット信号の後に送信されてくる特定信号から確実に時刻情報を抽出することができる。
好ましくは、前記時刻情報抽出信号提供部は、前記時刻情報抽出信号を格納する時刻情報抽出信号格納部を有することを特徴とする時刻修正装置である。
前記構成によれば、時刻情報抽出信号提供部は、時刻情報抽出信号を格納する時刻情報抽出信号格納部を有するので、予め生成された時刻情報抽出信号(例えば、walshコード(32)等)を時刻情報信号格納部に格納することができる。
このため、回路構成を単純にすることができ、消費電力を小さくすることができる。
このため、回路構成を単純にすることができ、消費電力を小さくすることができる。
好ましくは、前記時刻情報は、前記受信部が受信する時刻である受信時刻情報から所定時間経過後の未来時刻情報となっており、前記未来時刻情報と前記受信時刻情報との差分時間情報を格納する差分時間情報格納部と、少なくとも、前記受信部が受信した前記未来時刻情報と前記差分時間情報に基づいて前記受信部の受信時刻情報を生成する受信時刻情報生成部と、前記受信時刻情生成部で生成された前記受信時刻情報と、少なくとも、時刻修正装置の処理時間情報に基づき、前記表示時刻情報修正部の修正用の修正時刻情報を生成する修正時刻情報生成部と、を有することを特徴とする時刻修正装置である。
前記課題は、本発明によれば、基地局が発信した時刻情報を含む特定信号を受信する受信部と、前記時刻情報に基づいて時刻情報表示部の表示時刻情報を修正する表示時刻修正部と、を有し、前記時刻情報は、時刻情報抽出信号を介して前記特定信号から抽出される構成となっていると共に、この時刻情報抽出信号のみを供給する時刻情報抽出信号提供部が備わっていることを特徴とする時刻修正装置付き計時装置により達成される。
前記課題は、本発明によれば、基地局が発信した時刻情報を含む特定信号を受信する受信部と、前記時刻情報に基づいて時刻情報表示部の表示時刻情報を修正する表示時刻修正部と、を有する時刻修正装置の時刻修正方法であって、前記時刻修正装置の分周カウンタ部が、前記特定信号の基本周波数を分周し、前記時刻情報抽出信号を生成する時刻情報抽出信号生成工程と、前記時刻情報抽出信号生成工程で生成された前記時刻情報抽出信号を介して前記特定信号から前記時刻情報を取得する時刻情報取得工程と、を有することを特徴とする時刻修正装の時刻修正方法により達成される。
以下、この発明の好適な実施の形態を添付図面等を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
尚、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明に係る時刻修正装置付き計時装置である例えば、時刻修正装置付き腕時計10(以下「腕時計」という)を示す概略図であり、図2は、図1の腕時計10の内部の主なハードウエア構成等を示す概略図である。
図1に示すように、腕時計10は、その表面に文字板12、長針、短針等の針13等が配置されると共に、各種メッセージが表示されるLED等からなるディスプレイ14が形成されている。なお、ディスプレイ14は、LEDの他、LCD、アナログ表示等でも構わない。
図1に示すように、腕時計10は、その表面に文字板12、長針、短針等の針13等が配置されると共に、各種メッセージが表示されるLED等からなるディスプレイ14が形成されている。なお、ディスプレイ14は、LEDの他、LCD、アナログ表示等でも構わない。
また、図1に示すように、腕時計10は、アンテナ11を有しており、このアンテナ11は、基地局である例えば、CDMA基地局15a、15b等からの信号を受信する構成となっている。つまり、CDMA基地局15a等は、CDMA方式の携帯電話通信網の基地局となっている。
しかし、本実施の形態の腕時計10は携帯電話機能を有していないためのCDMA基地局15a等と電話通信をするものではなく、CDMA基地局15a等から送信される信号から時刻情報等を受信し、その信号に基づいて時刻修正をしようとするものである。CDMA基地局15a等から送信される信号も内容については後述する。
また、図1に示すように、腕時計10には、その利用者が操作可能なりゅうず28が形成されている。
このりゅうず28は、腕時計10の利用者が操作可能な外部入力部の一例となっている。
しかし、本実施の形態の腕時計10は携帯電話機能を有していないためのCDMA基地局15a等と電話通信をするものではなく、CDMA基地局15a等から送信される信号から時刻情報等を受信し、その信号に基づいて時刻修正をしようとするものである。CDMA基地局15a等から送信される信号も内容については後述する。
また、図1に示すように、腕時計10には、その利用者が操作可能なりゅうず28が形成されている。
このりゅうず28は、腕時計10の利用者が操作可能な外部入力部の一例となっている。
先ず、図1の腕時計10のハードウエア構成等について説明する。図2に示すように、腕時計10はバス20を備え、バス20には、CPU(Central Processing Unit)21、RAM(Random Access Memory)22、ROM(Read Only Memory)23等が接続されている。
また、バス20には、CDMA基地局15a等からの信号を受信する受信部である例えば、CDMA基地局電波受信機24が接続されている。このCDMA基地局電波受信機24は、図1のアンテナ11を有している。
また、バス20には、時計機構であるIC(半導体集積回路)等からなるリアルタイムクロック(RTC)25や温度補償回路付き水晶発振回路(TCXO)26等も接続されている。
また、バス20には、CDMA基地局15a等からの信号を受信する受信部である例えば、CDMA基地局電波受信機24が接続されている。このCDMA基地局電波受信機24は、図1のアンテナ11を有している。
また、バス20には、時計機構であるIC(半導体集積回路)等からなるリアルタイムクロック(RTC)25や温度補償回路付き水晶発振回路(TCXO)26等も接続されている。
このように、図1の文字板12、針13、RTC25及びTCXO26等は、表示時刻情報を表示する時刻情報表示部の一例となっている。
また、バス20には、電池27が接続され、この電池27は、受信部(例えば、CDMA基地局電波受信機24)が通信を行うための電力を供給する電源部の一例となっている。
また、バス20には、図1のディスプレイ14やりゅうず28が接続されている。このように、バス20は、すべてのデバイスを接続する機能を有し、アドレスやデータパスを有する内部バスである。RAM22は、所定のプログラムの処理を行う他、バス20に接続されたROM23等を制御している。ROM23は、各種プログラムや各種情報等を格納している。
図3は、図2のCDMA基地局電波受信機の主な構成を示す概略図である。図3に示すように、アンテナ11には、高周波受信部16が接続されている。この高周波受信部16で、アンテナ11で受信されたCDMA基地局15a等の電波をダウンコンバートする構成となっている。
また、この高周波受信部16には、ベースバンド部17が接続されている。このベースバンド部17内には、パイロットPN同期部16aが設けられている。このパイロットPN同期部16aでは、後述するように、高周波受信部16でダウンロードされたパイロットチャネルの信号に、パイロットPNコードをミキシングして信号の同期をとる構成となっている。
また、パイロットPN同期部16aには、スタートタイミング発生装置16bが接続されている。パイロットPN同期部16aは、上述の信号の同期をとると、そのタイミングをスタートタイミング発生装置16bに入力し、この入力を受けて、スタートタイミング発生装置16bが、スタートタイミングを発生する構成となっている。
また、この高周波受信部16には、ベースバンド部17が接続されている。このベースバンド部17内には、パイロットPN同期部16aが設けられている。このパイロットPN同期部16aでは、後述するように、高周波受信部16でダウンロードされたパイロットチャネルの信号に、パイロットPNコードをミキシングして信号の同期をとる構成となっている。
また、パイロットPN同期部16aには、スタートタイミング発生装置16bが接続されている。パイロットPN同期部16aは、上述の信号の同期をとると、そのタイミングをスタートタイミング発生装置16bに入力し、この入力を受けて、スタートタイミング発生装置16bが、スタートタイミングを発生する構成となっている。
また、スタートタイミング発生装置16bは、図3に示すように、64分周カウンタ16cと接続されている。このため、スタートタイミング発生装置16で生成されたスタートタイミングは、64分周カウンタ16cに入力され、分周が開始される構成となっている。
64分周カウンタ16cでは、後述するように、パイロットPNのチップレートである周波数(1.2288MHz)を64分周することで、walshコード(32)を生成する。このように生成されたwalshコード(32)は、アンテナ11が受信したシンクチャネルの信号にミキシングされ、時刻情報が取り出される。これらの信号の処理については、後述する。
64分周カウンタ16cでは、後述するように、パイロットPNのチップレートである周波数(1.2288MHz)を64分周することで、walshコード(32)を生成する。このように生成されたwalshコード(32)は、アンテナ11が受信したシンクチャネルの信号にミキシングされ、時刻情報が取り出される。これらの信号の処理については、後述する。
スタートタイミング発生装置16bは、64分周カウンタ16cが、基本周波数である例えば、パイロットPNチップレート(1.2288MHz)の分周を開始する開始タイミング供給するための開始タイミング供給部の一例となっている。
また、64分周カウンタ16cは、特定信号である例えば、パイロットPN信号の基本単位である、1.2288MHzという周波数を分周し、時刻情報抽出信号である例えば、walshコード(32)を生成する分周カウンタ部の一例となっている。
また、64分周カウンタ16cは、特定信号である例えば、パイロットPN信号の基本単位である、1.2288MHzという周波数を分周し、時刻情報抽出信号である例えば、walshコード(32)を生成する分周カウンタ部の一例となっている。
また、ベースバンド部17は、図3に示すように、デジタルフィルタ16d及びディンターリーブ及び復号化部16eを備えている。つまり、アンテナ11で受信した電波は、上述のように、walshコード(32)がミキシングされた後、デジタルフィルタ16dを通してディンターリーブ及び復号化部16e等を経て、復調され、後述するシンクチャネルメッセージとして取得される構成となっている。
図4乃至図5は、腕時計10の主なソフトウエア構成等を示す概略図であり、図4は全体図である。
図4に示すように、腕時計10は、制御部29を有し、制御部29は、図4に示す各種プログラム格納部30内の各種プログラム、第1の各種データ記憶部40内の各種データ及び第2の各種データ記憶部50内の各種データを処理する構成となっている。
また、図4には、各種プログラム格納部30、第1の各種データ記憶部40及び第2の各種データ記憶部50と分けて示してあるが、実際に、このようにデータが分けて格納されているわけではなく、説明上の便宜のために分けて記載したものである。
なお、図4の第1の各種データ記憶部40には、主に予め格納されているデータをまとめて示した。また、第2の各種データ記憶部50には、第1の各種データ記憶部40内のデータ等を各種プログラム格納部30内のプログラムで処理した後のデータ等を主に示した。
図5は、図4の各種プログラム格納部30内のデータを示す概略図であり、図6は、図4の第1の各種データ記憶部40内のデータを示す概略図である。また、図7は、図4の第2の各種データ記憶部50内のデータを示す概略図である。
図8及び図9は、本実施の形態にかかる腕時計10の主な動作等を示す概略フローチャートである。
図4に示すように、腕時計10は、制御部29を有し、制御部29は、図4に示す各種プログラム格納部30内の各種プログラム、第1の各種データ記憶部40内の各種データ及び第2の各種データ記憶部50内の各種データを処理する構成となっている。
また、図4には、各種プログラム格納部30、第1の各種データ記憶部40及び第2の各種データ記憶部50と分けて示してあるが、実際に、このようにデータが分けて格納されているわけではなく、説明上の便宜のために分けて記載したものである。
なお、図4の第1の各種データ記憶部40には、主に予め格納されているデータをまとめて示した。また、第2の各種データ記憶部50には、第1の各種データ記憶部40内のデータ等を各種プログラム格納部30内のプログラムで処理した後のデータ等を主に示した。
図5は、図4の各種プログラム格納部30内のデータを示す概略図であり、図6は、図4の第1の各種データ記憶部40内のデータを示す概略図である。また、図7は、図4の第2の各種データ記憶部50内のデータを示す概略図である。
図8及び図9は、本実施の形態にかかる腕時計10の主な動作等を示す概略フローチャートである。
以下、図8及び図9のフローチャートにしたがって本実施の形態に係る腕時計10の動作等を説明しつつ、その関連で図5乃至図7の各種プログラムや各種データ等を説明する。
フローチャートの説明に入る前にCDMA方式の携帯電話システムのうち、本実施の形態と関連ある部分を説明する。
CDMA方式の携帯電話システムは米国クアルコム社が開発した方式が1993年に米国の標準方式の一つ「IS95」に採用されたことから本格的な運用が開始されており、これ以降、IS95A、IS95B、CDMA2000という改訂を経て現在に至っている。また、日本国ではARIB STD−T53に準じて携帯電話システムが運用されている。
このようなCDMA方式は下り(CDMA基地局15a等から移動局、本実施の形態では腕時計10)は同期通信であるため、腕時計10がCDMA基地局15a等の信号と同期する必要がある。CDMA基地局15a等から送信される信号は、具体的には、パイロットチャネル信号と、シンクチャネル信号を有している。パイロットチャネル信号は、CDMA基地局15a等ごとに、異なったタイミングで発信されている信号であり、例えば、パイロットPN信号である。
フローチャートの説明に入る前にCDMA方式の携帯電話システムのうち、本実施の形態と関連ある部分を説明する。
CDMA方式の携帯電話システムは米国クアルコム社が開発した方式が1993年に米国の標準方式の一つ「IS95」に採用されたことから本格的な運用が開始されており、これ以降、IS95A、IS95B、CDMA2000という改訂を経て現在に至っている。また、日本国ではARIB STD−T53に準じて携帯電話システムが運用されている。
このようなCDMA方式は下り(CDMA基地局15a等から移動局、本実施の形態では腕時計10)は同期通信であるため、腕時計10がCDMA基地局15a等の信号と同期する必要がある。CDMA基地局15a等から送信される信号は、具体的には、パイロットチャネル信号と、シンクチャネル信号を有している。パイロットチャネル信号は、CDMA基地局15a等ごとに、異なったタイミングで発信されている信号であり、例えば、パイロットPN信号である。
図10は、CDMA基地局15a、15bから送信される信号の同期タイミング等を示す概略図である。
これらのCDMA基地局15a、15bから送信される信号は、同じであるため、この信号がどのCDMA基地局15a等から発信したかを識別するため、各CDMA基地局15a等は、それぞれ他のCDMA基地局15a等と異なるタイミングで信号を発信している。
具体的には、このタイミングの相違は、CDMA基地局15a等が発信するパイロットPN信号の相違として表れる。すなわち、例えば、図10のCDMA基地局15bは、CDMA基地局15aより僅かに遅れたタイミングで信号を発信している。具体的には、64chip(0.052ms(ミリ秒))分だけ、パイロットPNオフセットを設けている。
このように多数のCDMA基地局15a等が存在しても、各CDMA基地局15a等が64chipの整数倍だけ、それぞれ異なるパイロットPNオフセットを設けることで、受信する腕時計10は、どのCDMA基地局15a等からの信号を受信したかを容易に把握することができる構成となっている。
これらのCDMA基地局15a、15bから送信される信号は、同じであるため、この信号がどのCDMA基地局15a等から発信したかを識別するため、各CDMA基地局15a等は、それぞれ他のCDMA基地局15a等と異なるタイミングで信号を発信している。
具体的には、このタイミングの相違は、CDMA基地局15a等が発信するパイロットPN信号の相違として表れる。すなわち、例えば、図10のCDMA基地局15bは、CDMA基地局15aより僅かに遅れたタイミングで信号を発信している。具体的には、64chip(0.052ms(ミリ秒))分だけ、パイロットPNオフセットを設けている。
このように多数のCDMA基地局15a等が存在しても、各CDMA基地局15a等が64chipの整数倍だけ、それぞれ異なるパイロットPNオフセットを設けることで、受信する腕時計10は、どのCDMA基地局15a等からの信号を受信したかを容易に把握することができる構成となっている。
また、CDMA基地局15a等から発信される信号には、シンクチャネル信号があり、これが図11のシンクチャネルメッセージである。図11は、シンクチャネルメッセージの内容を示す概略図である。
図11に示すように、シンクチャネルメッセージには、上述したパイロットPN信号のデータ、例えば、パイロットPNオフセットデータが64chip(0.052ms)×N(0〜512)であることを示すデータが含まれている。このデータは、図11では「PILOT_PN」で表されている。
また、シンクチャネルメッセージには、GPS時刻データであるシステム時間のデータも含まれている。
システム時間は、1980年1月6日0時からの80ms単位の積算時間となっている。このデータは、図11では「SYS_TIME」で表されている。
図11に示すように、シンクチャネルメッセージには、上述したパイロットPN信号のデータ、例えば、パイロットPNオフセットデータが64chip(0.052ms)×N(0〜512)であることを示すデータが含まれている。このデータは、図11では「PILOT_PN」で表されている。
また、シンクチャネルメッセージには、GPS時刻データであるシステム時間のデータも含まれている。
システム時間は、1980年1月6日0時からの80ms単位の積算時間となっている。このデータは、図11では「SYS_TIME」で表されている。
また、シンクチャネルメッセージには、世界協定時(UTC)に換算するための「うるう秒」のデータも含まれている。このデータは、図11では、「LP_SEC」で表されている。
また、シンクチャネルメッセージには、腕時計10が所在する国又は地域のUTCに対する時差データである、ローカルオフセット時間が含まれている。すなわち、例えば、日本の場合は、UTCに9時間プラスされた時間である旨のデータ等が格納されている。
このデータは、図11では、「LTM_OFF」で表される。
また、シンクチャネルメッセージには、腕時計10が所在する国や地域がサマータイム等を採用しているか否かのサマータイムデータも含まれている。日本の場合は、サマータイム制を採用していないため、そのデータは「0」となる。このデータは、図11では、「DAYLT」で表される。
また、シンクチャネルメッセージには、腕時計10が所在する国又は地域のUTCに対する時差データである、ローカルオフセット時間が含まれている。すなわち、例えば、日本の場合は、UTCに9時間プラスされた時間である旨のデータ等が格納されている。
このデータは、図11では、「LTM_OFF」で表される。
また、シンクチャネルメッセージには、腕時計10が所在する国や地域がサマータイム等を採用しているか否かのサマータイムデータも含まれている。日本の場合は、サマータイム制を採用していないため、そのデータは「0」となる。このデータは、図11では、「DAYLT」で表される。
このように、図11のパイロットPN信号データが、基地局(例えば、CDMA基地局15a等)から発信される信号の基地局誤差時間情報であり、ローカルオフセット情報が、地域時間に換算する地域時間換算情報となっている。また、サマータイムデータは、季節時間に換算する季節時間情報となっている。
図11のシンクチャネルメッセージには、以上のような内容のデータが含まれるが、具体的には、各データは時系列に順番に送信される、送信される信号は、図10に示す、80ms単位からなるスーパーフレーム単位で送信され、シンクチャネルメッセージの最後のデータが含まれるのが、図10のラストスーパーフレームとなる。すなわち、図10のラストスーパーフレームの最後のタイミング(図10の「E」「EE」で示す部分)が、シンクチャネルメッセージの受信完了のタイミングとなっている。
また、CDMA方式では、図11のシンクチャネルメッセージの上述のGPS時刻は、図10の「E」における時刻とはなっておらず、その後、4スーパーフレーム(320ms)後における時刻、すなわち、図10の「F」における時刻となっている。
具体的には、上述したパイロットPNオフセットデータが、0chip(0ms)の場合の時刻を基準とした、ラストスーパーフレームの最後のタイミングから4スーパーフレーム後の時刻となる。
これは、CDMAがそもそも携帯電話で通信するためのシステムであることに基づく。つまり、携帯電話機は、CDMA基地局15a等から図11に示す、シンクチャネルメッセージを受信した後、CDMA基地局15a等との同期通信をするための準備を携帯電話機内で行う必要がある。
具体的には、次のステージである「待ち受け状態」へ遷移するための準備をした後、CDMA基地局15a等と同期をとり通信することになる。
そこで、この準備時間を考慮して、CDMA基地局15a等は、予め未来の時刻である320ms後の時間を、事前に送信し、この時間を受信した携帯電話機が内部で処理を行い、準備が終わった後、この時刻でCDMA基地局15a等と同期を取りに行くと同期を取りやすくなるという構成となっている。換言すれば、この4スーパーフレーム(320ms)が携帯電話機側の準備時間となっている。
また、CDMA方式では、図11のシンクチャネルメッセージの上述のGPS時刻は、図10の「E」における時刻とはなっておらず、その後、4スーパーフレーム(320ms)後における時刻、すなわち、図10の「F」における時刻となっている。
具体的には、上述したパイロットPNオフセットデータが、0chip(0ms)の場合の時刻を基準とした、ラストスーパーフレームの最後のタイミングから4スーパーフレーム後の時刻となる。
これは、CDMAがそもそも携帯電話で通信するためのシステムであることに基づく。つまり、携帯電話機は、CDMA基地局15a等から図11に示す、シンクチャネルメッセージを受信した後、CDMA基地局15a等との同期通信をするための準備を携帯電話機内で行う必要がある。
具体的には、次のステージである「待ち受け状態」へ遷移するための準備をした後、CDMA基地局15a等と同期をとり通信することになる。
そこで、この準備時間を考慮して、CDMA基地局15a等は、予め未来の時刻である320ms後の時間を、事前に送信し、この時間を受信した携帯電話機が内部で処理を行い、準備が終わった後、この時刻でCDMA基地局15a等と同期を取りに行くと同期を取りやすくなるという構成となっている。換言すれば、この4スーパーフレーム(320ms)が携帯電話機側の準備時間となっている。
以上が、本実施の形態におけるCDMA方式の携帯電話システムの概略であり、以上の前提で、以下、本実施の形態を説明する。
腕時計10の時刻修正をする場合は、先ず、腕時計10の図2に示すCDMA基地局電波受信機24は、図8のST1に示すように、図1のCDMA基地局15a等から送信される電波のうち、パイロットチャネルの信号電波を受信するためのパイロットチャネルスキャンを行う。
そして、ST2で、CDMA基地局電波受信機24は、CDMA基地局15a等からのパイロットチャネル信号と受信する。具体的には、図5のパイロットチャネル信号受信プログラム31が動作する。
次に、図8のST3で、受信したパイロットチャネル信号にパイロットPNコードをミキシングして同期をとり、walshコード(0)を重ねて(逆拡散)、データを取得する。
具体的には、図5のパイロットPN同期プログラム32が動作し、図3のパイロット同期部16aが、図6のパイロットPNコード格納部41に格納されているパイロットPNコード41a(CDMA基地局15a等から送信されるパイロットPNコードと同じコード)及びwalshコード(0)を図3に示すようにミキシングして同期をとる。このとき、ミキシングされるwalshコードは(0)であるため、特別なコードを用意する必要がない。
このように、受信したパイロットチャネル信号には、パイロットPNコードが含まれているため、CDMA基地局電波受信機24側でも、同じパイロットPNコードと、受信するためのwalshコード(0)が必要となる。この構成によりCDMA基地局電波受信機24は、CDMA基地局15a等からのパイロットチャネル信号と同期を取り、逆拡散することができ、データを取得することができる。
腕時計10の時刻修正をする場合は、先ず、腕時計10の図2に示すCDMA基地局電波受信機24は、図8のST1に示すように、図1のCDMA基地局15a等から送信される電波のうち、パイロットチャネルの信号電波を受信するためのパイロットチャネルスキャンを行う。
そして、ST2で、CDMA基地局電波受信機24は、CDMA基地局15a等からのパイロットチャネル信号と受信する。具体的には、図5のパイロットチャネル信号受信プログラム31が動作する。
次に、図8のST3で、受信したパイロットチャネル信号にパイロットPNコードをミキシングして同期をとり、walshコード(0)を重ねて(逆拡散)、データを取得する。
具体的には、図5のパイロットPN同期プログラム32が動作し、図3のパイロット同期部16aが、図6のパイロットPNコード格納部41に格納されているパイロットPNコード41a(CDMA基地局15a等から送信されるパイロットPNコードと同じコード)及びwalshコード(0)を図3に示すようにミキシングして同期をとる。このとき、ミキシングされるwalshコードは(0)であるため、特別なコードを用意する必要がない。
このように、受信したパイロットチャネル信号には、パイロットPNコードが含まれているため、CDMA基地局電波受信機24側でも、同じパイロットPNコードと、受信するためのwalshコード(0)が必要となる。この構成によりCDMA基地局電波受信機24は、CDMA基地局15a等からのパイロットチャネル信号と同期を取り、逆拡散することができ、データを取得することができる。
図12(a)は、CDMA基地局電波受信機24が、パイロットチャネル信号と同期をとる状態を示す概略図である。
図12(a)に示すように、パイロットチャネル信号には、ゼロ「0」が15個連続して並ぶ部分があり、この最後のゼロ「0」の部分(図12(a)の縦矢印で示す部分)で同期をとる構成となっており、このような同期をとるためのデータが図6のパイロットPN同期用データ42aに含まれている。
このときの信号の同期は、図10で説明すると、80ms毎のスーパーフレームと同期をとることとなる。
図12(a)に示すように、パイロットチャネル信号には、ゼロ「0」が15個連続して並ぶ部分があり、この最後のゼロ「0」の部分(図12(a)の縦矢印で示す部分)で同期をとる構成となっており、このような同期をとるためのデータが図6のパイロットPN同期用データ42aに含まれている。
このときの信号の同期は、図10で説明すると、80ms毎のスーパーフレームと同期をとることとなる。
次にST4で、パイロットPN同期プログラム32が、CDMA基地局15a等のパイロットチャネル信号と同期が完了したか否かを判断し、同期が完了しない場合は、ST5で、腕時計10が有するサービルエリアテーブルを全て参照したか(一巡したか)判断し、全て参照していない場合は、ST6に進む。
ST6では、日本、アメリカ、中国、カナダ等におけるCDMA基地局15a等のデータを参照し、そのデータに基づきST1のパイロットチャネルスキャンを行う。
つまり、例えば、腕時計10は、日本のCDMA基地局15a等を探しているが、実際はアメリカに所在していたという場合は、ST3でパイロットチャネル信号と同期を取ることができない。そこで、ST6でアメリカのCDMA基地局15a等のデータを取得し、そのデータに基づき、ST1のパイロットチャネルスキャンを行う。
ST6では、日本、アメリカ、中国、カナダ等におけるCDMA基地局15a等のデータを参照し、そのデータに基づきST1のパイロットチャネルスキャンを行う。
つまり、例えば、腕時計10は、日本のCDMA基地局15a等を探しているが、実際はアメリカに所在していたという場合は、ST3でパイロットチャネル信号と同期を取ることができない。そこで、ST6でアメリカのCDMA基地局15a等のデータを取得し、そのデータに基づき、ST1のパイロットチャネルスキャンを行う。
一方、ST6で、腕時計10が持っているサービルエリアテーブルを全て参照したにもかかわらずパイロットチャネル信号との同期を取ることができないときは、ST7に進む。ST7では、ユーザに時刻修正が行われていないことを示すため、例えば、図1の秒針を3秒動かすことで、その旨をユーザに知らせる。そして、時刻修正をユーザ判断に任せ、終了する。このようにすることで、通常とは違うことを腕時計10のユーザに知らせることができる。
一方、ST4で、パイロットチャネル信号との同期が完了したときは、ST8へ進み、ST8で、スタートタイミング発生装置16bがスタートタイミングを64分周カウンタ16cに入力する。
つまり、図5のスタートタイミング発生装置制御プログラム33が動作し、スタートタイミングが生成され、図3の64分周カウンタ16cに入力される。
図12(b)を示して具体的に説明する。図12(b)は、スタートタイミングと64分周カウンタ16cの動作の関係等を示す概略図である。
図12(b)の64分周カウンタ出力は、図示されているように、図12(a)のパイロットチャネル信号との同期タイミングである、図示された縦矢印部分となっており、スタートタイミングの信号も、この縦矢印部分で64分周カウンタ16cに入力される。
つまり、図5のスタートタイミング発生装置制御プログラム33が動作し、スタートタイミングが生成され、図3の64分周カウンタ16cに入力される。
図12(b)を示して具体的に説明する。図12(b)は、スタートタイミングと64分周カウンタ16cの動作の関係等を示す概略図である。
図12(b)の64分周カウンタ出力は、図示されているように、図12(a)のパイロットチャネル信号との同期タイミングである、図示された縦矢印部分となっており、スタートタイミングの信号も、この縦矢印部分で64分周カウンタ16cに入力される。
そして、ST9では、スタートタイミング発生装置16cから入力されたスタートタイミングで64分周カウンタ16cが動作し、分周を開始する。
つまり、図5の64分周カウンタ制御プログラム34によって64分周カウンタ16cが動作し、図6のパイロットPNチップレート周波数格納部43に格納されているパイロットPNチップレート周波数(1.2288MHz)を64分周し、図12(b)で示すようなコードを生成する。
このコードは、コード長が、64chipsで、前半の32chipsがゼロ「0」信号で、後半の32chipsが「1」信号となるため、図11のシンクチャネルメッセージのデータを取得するためのwalshコード(32)と同一となる(時刻情報抽出信号生成工程の一例)。
つまり、図5の64分周カウンタ制御プログラム34によって64分周カウンタ16cが動作し、図6のパイロットPNチップレート周波数格納部43に格納されているパイロットPNチップレート周波数(1.2288MHz)を64分周し、図12(b)で示すようなコードを生成する。
このコードは、コード長が、64chipsで、前半の32chipsがゼロ「0」信号で、後半の32chipsが「1」信号となるため、図11のシンクチャネルメッセージのデータを取得するためのwalshコード(32)と同一となる(時刻情報抽出信号生成工程の一例)。
図13は、64分周カウンタ16cがパイロットPNのチップレートである1.2288MHzを分周してwalshコード(32)を生成する過程を示す概略図である。
図13に示すように、パイロットPNのチップレートである1.2288MHzは、デジタルとしては、「0」と「1」の信号となる。
このような信号である、1.2288MHzを分周カウンタ16cで64分周すると、図13に示すように、前半の32chipsが「0」で、後半の32chipsが「1」からなる、walshコード(32)となる。
図13に示すように、パイロットPNのチップレートである1.2288MHzは、デジタルとしては、「0」と「1」の信号となる。
このような信号である、1.2288MHzを分周カウンタ16cで64分周すると、図13に示すように、前半の32chipsが「0」で、後半の32chipsが「1」からなる、walshコード(32)となる。
そこで、ST9では、先ず、CDMA基地局15a等から受信した信号であるシンクチャネル信号に、パイロットPNコードをミキシングして同期をとり、パイロットPNコードの先頭により認識できる同期タイミングで、64分周カウンタ16cが生成したwalshコード(32)も用いて逆拡散させる。さらに、デジタルフィルタ16dやディンターリーブ及び復号化部16e等を介して、図11のシンクチャネルメッセージを得る(時刻情報取得工程の一例)。
このシンクチャネルメッセージには、図11に示すように時刻情報(SYS_TIME等)が含まれている。このため、上述のCDMA基地局15a等から発信された信号は、時刻情報を含む特定信号の一例となっており、時刻情報は、walshコード(32)を介して、CDMA基地局15a等から発信された信号から抽出される構成となっている。
また、図3の64分周カウンタ16cは、walshコード(32)という時刻情報抽出信号のみを供給する時刻情報抽出信号提供部(時刻情報抽出信号生成部)の一例となっている。
また、図3の64分周カウンタ16cは、walshコード(32)という時刻情報抽出信号のみを供給する時刻情報抽出信号提供部(時刻情報抽出信号生成部)の一例となっている。
また、本実施の形態では、及び方グ(SYS_TIME等)が含まれている。このため、図3おCDMA基地局15a等は、図12(a)(b)に示すように、時刻情報を含む特定信号であるシンクチャネル信号の開始部分(図12の縦矢印で示す部分)を示すパイロットチャネル信号を、シンクチャネル信号と共に送信する構成となっており、スタートタイミング発生装置16bは、パイロットチャネル信号を基準に、スタート信号であるスタートタイミングを64分周カウンタ16cに供給する構成となっている。
次に、ST10でシンクチャネルメッセージの受信が完了したか否かを判断し、シンクチャネルメッセージの受信が完了していないときは、ST11でタイムアウトか否かを判断し、タイムアウトの場合は、再び、ST8でシンクチャネルメッセージを受信し直す。
このように本実施の形態によれば、CDMA基地局15a等から発信されたシンクチャネル信号からシンクチャネルメッセージを抽出するに必要なwalshコード(32)を64分周カウンタ16c等によって生成することができるので、従来のように、64種類のwalshコードを生成するためのwalshコード生成装置を設ける必要がない。
このため、回路規模等を小さくすることができ、消費電力を小さくすることができる。
このため、回路規模等を小さくすることができ、消費電力を小さくすることができる。
すなわち、本実施の形態では、パイロットPNのチップレートである基本の周波数1.2288MHzを、64分周カウンタ16cで分周するだけで、図12(b)及び図13に示すような、walshコード(32)を生成することができるので、極めて簡単な回路構成等とすることができ、特に消費電力を小さくすることができる。
また、64分周カウンタ16cの分周は、パイロットPN信号との同期タイミングを基準としたスタートタイミング発生装置16bのスタートタイミング信号に基づいて行なわれるので、確実に、シンクチャネル信号からシンクチャネルメッセージを取得できる構成となっている。
また、64分周カウンタ16cの分周は、パイロットPN信号との同期タイミングを基準としたスタートタイミング発生装置16bのスタートタイミング信号に基づいて行なわれるので、確実に、シンクチャネル信号からシンクチャネルメッセージを取得できる構成となっている。
一方、ST10でシンクチャネルメッセージの受信が完了したと判断されると、ST12へ進み、図3のCDMA基地局電波受信機24が信号の受信を停止する。具体的には、受信機制御プログラム35が動作して、CDMA基地局電波受信機24のCDMA基地局15a等からの電波受信を停止する。つまり、図10のラストスーパーフレームの終了のタイミングである「E」や「EE」で示すタイミングで電波受信を終了する。
これで、腕時計10は、図11に示す全てのシンクチャネルメッセージを受信したことになり、このシンクチャネルメッセージは図7のシンクチャネルメッセージデータ格納部51に、シンクチャネルメッセージデータ51aとして格納される。
これで、腕時計10は、図11に示す全てのシンクチャネルメッセージを受信したことになり、このシンクチャネルメッセージは図7のシンクチャネルメッセージデータ格納部51に、シンクチャネルメッセージデータ51aとして格納される。
次に、ST13に進む。ST13以降は、既にCDMA基地局15a等から取得したシンクチャネルメッセージの情報に基づいて、時刻修正のためのデータを作成し、実際に時刻修正を行う工程となる。
先ず、ST13では、腕時計10は、例えば日本に所在するため、図7のシンクチャネルメッセージデータ51aから、GPS時刻、うるう秒、ローカルオフセット時間(日本の場合はUTCに9時間加える)、サマータイム時間(日本の場合は、サマータイムがないので0時間加える)を抽出し、図5の第1次ローカル時刻算出プログラム36が動作して、第1次ローカル時刻である例えば、第1次日本時刻を算出する。
具体的には、GPS時刻を基本にうるう秒データ等に基づいてUTC時刻を算出し、このUTC時刻に基づき、ローカルオフセット時間で、例えば、9時間を加え、日本時刻とする。また、日本ではサマータイムを採用していないため、サマータイム時間の補正は実質的行わない。なお、アメリカのようにサマータイム制を採用する国にあっては、サマータイム時間の補正は、極めて、精度の高い時刻修正となる。
先ず、ST13では、腕時計10は、例えば日本に所在するため、図7のシンクチャネルメッセージデータ51aから、GPS時刻、うるう秒、ローカルオフセット時間(日本の場合はUTCに9時間加える)、サマータイム時間(日本の場合は、サマータイムがないので0時間加える)を抽出し、図5の第1次ローカル時刻算出プログラム36が動作して、第1次ローカル時刻である例えば、第1次日本時刻を算出する。
具体的には、GPS時刻を基本にうるう秒データ等に基づいてUTC時刻を算出し、このUTC時刻に基づき、ローカルオフセット時間で、例えば、9時間を加え、日本時刻とする。また、日本ではサマータイムを採用していないため、サマータイム時間の補正は実質的行わない。なお、アメリカのようにサマータイム制を採用する国にあっては、サマータイム時間の補正は、極めて、精度の高い時刻修正となる。
本実施の形態では、第1次日本時刻が算出され、この時刻はGPS時刻に基づいた基本的な時刻データとなる。
このように、算出された第1次日本時刻は、図7の第1次ローカル時刻データ格納部52に第1次ローカル時刻データ52a(第1次日本時刻)として格納される。
このように、算出された第1次日本時刻は、図7の第1次ローカル時刻データ格納部52に第1次ローカル時刻データ52a(第1次日本時刻)として格納される。
ここで算出された第1次ローカル時刻データ52aについて説明する。この第1次ローカル時刻データ52aは、図10で説明すると以下のようになる。つまり、腕時計10が図10のCDMA基地局15bの信号を受信し、そのシンクチャネルメッセージを取得したとすると、受信した時刻(GPS時刻)は、上述したパイロットPNオフセットデータが、0chip(0ms)の場合の時刻を基準とした、ラストスーパーフレームの最後のタイミングから4スーパーフレーム(320ms)後の時刻情報(図9の例では「F」における時刻)となる。
しかし、図10のCDMA基地局15bは、そのパイロットPNオフセットが例えば、64chip(0.052ms)があるため、その分、実際の受信タイミングとしては、正確なGPS時刻とは相違している。つまり、図10の基地局15bが実際にラストスーパーフレームの最後を受信したタイミングである「EE」は、腕時計10が取得したGPS時刻にパイロットPNオフセット分を加算した時刻となる。
しかし、図10のCDMA基地局15bは、そのパイロットPNオフセットが例えば、64chip(0.052ms)があるため、その分、実際の受信タイミングとしては、正確なGPS時刻とは相違している。つまり、図10の基地局15bが実際にラストスーパーフレームの最後を受信したタイミングである「EE」は、腕時計10が取得したGPS時刻にパイロットPNオフセット分を加算した時刻となる。
このため、本実施の形態で以下の処理を行う。すなわち、ST14で、図7の第1次ローカル時刻データ52aに対して以下のような補正をかける。つまり、第1次ローカル時刻データ52aから320ms(4スーパーフレーム)を減算することで、図10の「F」における時刻を「E」における時刻情報とする。さらに、CDMA基地局15bの信号はパイロットPNオフセットが0.052msあるため、その分を加算する。
すると、ラストスーパーフレーム受信完了時(EE)の正しいGPS時刻に基づく例えば、日本時刻が生成されることになる。
このような計算は、図5の第2次ローカル時刻算出プログラム37が、図7の第1次ローカル時刻データ52a、図6の差分時間データ44a及びパイロットPNオフセット時間データ45a等に基づいて行い、その結果は、図7の第2次ローカル時刻データ53aとして第2次ローカル時刻データ格納部53に格納される。
図6における差分時間データ44aの一例が、上述の320ms(4スーパーフレーム)というデータであり、差分時間データ格納部44に格納される。また、パイロットPNオフセット時間データ45aの一例が、上述の64chip(0.052ms)というデータであり、パイロットPNオフセット時間データ格納部45に格納される。
すると、ラストスーパーフレーム受信完了時(EE)の正しいGPS時刻に基づく例えば、日本時刻が生成されることになる。
このような計算は、図5の第2次ローカル時刻算出プログラム37が、図7の第1次ローカル時刻データ52a、図6の差分時間データ44a及びパイロットPNオフセット時間データ45a等に基づいて行い、その結果は、図7の第2次ローカル時刻データ53aとして第2次ローカル時刻データ格納部53に格納される。
図6における差分時間データ44aの一例が、上述の320ms(4スーパーフレーム)というデータであり、差分時間データ格納部44に格納される。また、パイロットPNオフセット時間データ45aの一例が、上述の64chip(0.052ms)というデータであり、パイロットPNオフセット時間データ格納部45に格納される。
また、ST13でシンクチャネルメッセージから取得したGPS時刻等は、受信部(例えば、CDMA基地局電波受信機24等)が受信する時刻である受信時刻情報(例えば、図10の「E」における時刻情報等)から所定時間経過後(例えば、320ms経過後等)の未来時間情報の一例となっている。また、図6の差分時間データ44aが、差分時間情報の一例となっている。
また、第1次ローカル時刻算出プログラム36及び第2次ローカル時刻算出プログラム37が、受信部(例えば、CDMA基地局電波受信機24等)が受信した未来時刻情報(例えば、図10の「F」における時刻情報等)と差分時間情報(例えば、差分時間データ44a等)に基づいて受信部の受信時刻情報(例えば、第2次ローカル時刻データ53a等)を生成する受信時刻情報生成部の一例となっている。
また、第1次ローカル時刻算出プログラム36及び第2次ローカル時刻算出プログラム37が、受信部(例えば、CDMA基地局電波受信機24等)が受信した未来時刻情報(例えば、図10の「F」における時刻情報等)と差分時間情報(例えば、差分時間データ44a等)に基づいて受信部の受信時刻情報(例えば、第2次ローカル時刻データ53a等)を生成する受信時刻情報生成部の一例となっている。
ところで、このように、ST14で算出された第2次ローカル時刻データ53aは、GPS時刻に合致した精度の高い時間であるが、ST13やST14の計算に要する時間等があり、この時間を考慮しないと、その計算時間等の分だけ時刻が相違する(狂う)ことになる。
そこで、ST15の工程が行われる。すなわち、図7の第2次ローカル時刻データ53aに、処理遅延時間を加算して、最終ローカル時刻を算出する。つまり、この処理遅延時間が当該腕時計10の上述の計算に要する時間等に該当するが、この時間は、当該腕時計10によって時間は定まっている。
このため、本実施の形態では、図6に示すように、処理遅延時間データ46aを予め固定値として、処理遅延時間データ格納部46に格納しておく。そして、図5の最終ローカル時間算出プログラム38は、図7の第2次ローカル時刻データ53aに、処理遅延時間データ46aを加算して、より精度の高い時刻情報である最終ローカル時刻データ54aとして、最終ローカル時刻データ格納部54に格納する。
そこで、ST15の工程が行われる。すなわち、図7の第2次ローカル時刻データ53aに、処理遅延時間を加算して、最終ローカル時刻を算出する。つまり、この処理遅延時間が当該腕時計10の上述の計算に要する時間等に該当するが、この時間は、当該腕時計10によって時間は定まっている。
このため、本実施の形態では、図6に示すように、処理遅延時間データ46aを予め固定値として、処理遅延時間データ格納部46に格納しておく。そして、図5の最終ローカル時間算出プログラム38は、図7の第2次ローカル時刻データ53aに、処理遅延時間データ46aを加算して、より精度の高い時刻情報である最終ローカル時刻データ54aとして、最終ローカル時刻データ格納部54に格納する。
このように生成された、最終ローカル時刻データ54aはGPS時刻に合致した極めて精度の高い時刻情報となる。なお、処理遅延時間は、処理時間情報の一例である。
次に、ST16に進む。ST16では、図5のRTC及び時刻修正プログラム39が、図7の最終ローカル時刻データ54aに基づき、図4のRTC25や図1の針13等を修正し、時刻修正が完了する。
このように、RTC及び時刻修正プログラム39が、時刻情報表示部の表示時刻情報(例えば、RTC25や針13等)を修正する表示時刻情報修正部の一例である。また、最終ローカル時刻算出プログラム38は、RTC及び時刻修正プログラム39が修正する修正用の修正時刻情報(例えば、最終ローカル時刻データ54a等)を生成する修正時刻情報生成部の一例となっている。
このように本実施の形態によれば、ST12でCDMA基地局電波受信機24がCDMA基地局15a等の電波の受信を停止するので、電池27の消費電力を小さくすることができる。
図10を用いて具体的に説明する。図10の(C)はCDMA基地局15bからシンクチャネルメッセージを受信し、その後、時刻同期を行う、従来の場合の電源シーケンスである。図10に示すように、図10の「FF」の部分まで信号を受信しているため電源はON状態となっている。
これに対して、本実施の形態の電源シーケンスは図10の(D)である。(D)に示すように、信号の受信は、図10の「EE」の部分で終了し、その後、通信を行っていない。
このため、本実施の形態の腕時計10は、消費電力を小さくすることができるので、超低電力が要求される時計等の機器にも搭載可能であり、且つ、極めて高精度な時刻修正も可能となっている。
図10を用いて具体的に説明する。図10の(C)はCDMA基地局15bからシンクチャネルメッセージを受信し、その後、時刻同期を行う、従来の場合の電源シーケンスである。図10に示すように、図10の「FF」の部分まで信号を受信しているため電源はON状態となっている。
これに対して、本実施の形態の電源シーケンスは図10の(D)である。(D)に示すように、信号の受信は、図10の「EE」の部分で終了し、その後、通信を行っていない。
このため、本実施の形態の腕時計10は、消費電力を小さくすることができるので、超低電力が要求される時計等の機器にも搭載可能であり、且つ、極めて高精度な時刻修正も可能となっている。
ところで、次に、ST17に進む。ST17では時刻修正間隔タイマが動作する。すなわち、図5の時刻修正開始判断プログラム311が動作し、図6の時刻修正間隔データ47aを参照する。この時刻修正間隔データ47aは、例えば24時間となっている。また、このような時刻修正間隔データ47aは、時刻修正間隔データ格納部47に格納されている。
このため、ST18で、前回の時刻修正から24時間経過後に次の時刻修正が開始され、ST1以下の工程が実行される。
このため、ST18で、前回の時刻修正から24時間経過後に次の時刻修正が開始され、ST1以下の工程が実行される。
また、図8及び図9は、図11のローカルオフセット時間及びサマータイムデータは、CDMA基地局15a等から受信したシンクチャネルメッセージに基づいて自動的に修正される工程としたが、これらを腕時計10のユーザが設定可能としてもよい。
この場合は、図1のりゅうず28等を用いて入力されたローカルオフセット時間は、図7の入力ローカルオフセット時間データ55aとして入力ローカルオフセット時間データ格納部55に格納される。また、同様に入力されたサマータイム時刻データとして入力サマータイムデータ56aとして入力サマータイムデータ格納部56に格納される。
この場合は、上述のST13では、この入力されたデータに基づいて第1次ローカル時刻が算出されるので、ユーザの希望通りの時刻修正が可能となる。
この場合は、図1のりゅうず28等を用いて入力されたローカルオフセット時間は、図7の入力ローカルオフセット時間データ55aとして入力ローカルオフセット時間データ格納部55に格納される。また、同様に入力されたサマータイム時刻データとして入力サマータイムデータ56aとして入力サマータイムデータ格納部56に格納される。
この場合は、上述のST13では、この入力されたデータに基づいて第1次ローカル時刻が算出されるので、ユーザの希望通りの時刻修正が可能となる。
本発明は、上述の実施の形態に限定されない。また、本実施の形態では、walshコード(32)を、64分周カウンタ16c等で生成したが、本発明は、これに限らず、図6に、図12(b)や図13に示す、walshコード(32)のコード信号を記憶させておき、図3のベースバンド部17で、シンクチャネル信号にミキシングしてもよい。
この場合は、より回路規模を小さくすることができ、消費電力を小さくすることができる。
なお、このような変形例におけるwalshコード(32)信号の格納部が、時刻情報抽出信号格納部の一例となる。
この場合は、より回路規模を小さくすることができ、消費電力を小さくすることができる。
なお、このような変形例におけるwalshコード(32)信号の格納部が、時刻情報抽出信号格納部の一例となる。
10・・・時刻修正装置付き腕時計、11・・アンテナ、12・・・文字板、15a及び15b・・・CDMA基地局、16・・・高周波受信部、17・・・ベースバンド部、17a・・・パイロットPN同期部、16b・・・スタートタイミング発生装置、16c・・・64分周カウンタ、16d・・・デジタルフィルタ、16e・・・ディンターリーブ及び復号化部、24・・・CDMA基地局電波受信機、25・・・リアルタイムクロック(RTC)、27・・・電池、31・・・パイロットチャネル信号受信プログラム、32・・・パイロットPN同期プログラム、33・・・スタートタイミング発生装置制御プログラム、34・・・64分周カウンタ制御プログラム、35・・・受信機制御プログラム、36・・・第1次ローカル時刻算出プログラム、37・・・第2次ローカル時刻プログラム、38・・・最終ローカル時間算出プログラム、39・・・RTC及び時刻修正プログラム、311・・・時刻修正開始判断プログラム、41a・・・パイロットPNコード、42a・・・パイロットPN同期用データ、43a・・・パイロットPNチップレート周波数データ、44a・・・差分時間データ、45a・・・パイロットPNオフセット時間データ、46a・・・処理遅延時間データ、47a・・・時刻修正間隔データ、51a・・・シンクチャネルメッセージデータ、52a・・・第1次ローカル時刻データ、53a・・・第2次ローカル時刻データ、54a・・・最終ローカル時刻データ
Claims (9)
- 基地局が発信した時刻情報を含む特定信号を受信する受信部と、
前記時刻情報に基づいて時刻情報表示部の表示時刻情報を修正する表示時刻情報修正部と、を有し、
前記時刻情報は、時刻情報抽出信号を介して前記特定信号から抽出される構成となっていると共に、この時刻情報抽出信号のみを供給する時刻情報抽出信号提供部が備わっていることを特徴とする時刻修正装置。 - 前記時刻情報抽出信号提供部は、前記時刻情報抽出信号を生成する時刻情報抽出信号生成部を有することを特徴とする請求項1に記載の時刻修正装置。
- 前記時刻情報抽出信号生成部は、前記特定信号の基本周波数を分周し、前記時刻情報抽出信号を生成する分周カウンタ部を有する構成となっていることを特徴とする請求項2に記載の時刻修正装置。
- 前記分周カウンタ部が前記特定信号の基本周波数の分周を開始する開始タイミングを供給するための開始タイミング供給部を有することを特徴とする請求項3に記載の時刻修正装置。
- 前記基地局は、前記時刻信号を含む特定信号の開始部分を示すパイロット信号を前記特定信号と共に送信する構成となっており、
前記開始タイミング供給部は、前記パイロット信号を基準にスタート信号を前記分周カウンタ部に供給する構成となっていることを特徴とする請求項4に記載の時刻修正装置。 - 前記時刻情報抽出信号提供部は、前記時刻情報抽出信号を格納する時刻情報抽出信号格納部を有することを特徴とする請求項1に記載の時刻修正装置。
- 前記時刻情報は、前記受信部が受信する時刻である受信時刻情報から所定時間経過後の未来時刻情報となっており、前記未来時刻情報と前記受信時刻情報との差分時間情報を格納する差分時間情報格納部と、
少なくとも、前記受信部が受信した前記未来時刻情報と前記差分時間情報に基づいて前記受信部の受信時刻情報を生成する受信時刻情報生成部と、
前記受信時刻情生成部で生成された前記受信時刻情報と、少なくとも、時刻修正装置の処理時間情報に基づき、前記表示時刻情報修正部の修正用の修正時刻情報を生成する修正時刻情報生成部と、を有することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の時刻修正装置。 - 基地局が発信した時刻情報を含む特定信号を受信する受信部と、
前記時刻情報に基づいて時刻情報表示部の表示時刻情報を修正する表示時刻修正部と、を有し、
前記時刻情報は、時刻情報抽出信号を介して前記特定信号から抽出される構成となっていると共に、この時刻情報抽出信号のみを供給する時刻情報抽出信号提供部が備わっていることを特徴とする時刻修正装置付き計時装置。 - 基地局が発信した時刻情報を含む特定信号を受信する受信部と、
前記時刻情報に基づいて時刻情報表示部の表示時刻情報を修正する表示時刻修正部と、を有する時刻修正装置の時刻修正方法であって、
前記時刻修正装置の分周カウンタ部が、前記特定信号の基本周波数を分周し、前記時刻情報抽出信号を生成する時刻情報抽出信号生成工程と、
前記時刻情報抽出信号生成工程で生成された前記時刻情報抽出信号を介して前記特定信号から前記時刻情報を取得する時刻情報取得工程と、を有することを特徴とする時刻修正装の時刻修正方法。
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