JP2008168855A - 車両のバンパ構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】バンパカバーの意匠に対する制約を少なくすることができる。
【解決手段】フロントバンパ10では、3枚の突出片22の車両前後方向の反力が、アブソーバ本体20の車両前後方向の反力よりも小さく設定されている。このため、3枚の突出片22の前端部がバンパカバー12の前壁部12Aに対応して平面視で円弧状に湾曲して形成されていても、アブソーバ本体20の車両前後方向の反力(最大発生荷重)に影響を及ぼすことがない。したがって、このフロントバンパ10では、アブソーバ本体20の均一なエネルギ吸収性能と通常時のバンパカバー12の補強とを両立させつつ、バンパカバー12の意匠に対する制約を少なくすることができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両のバンパ構造に関する。
従来の車両用バンパ(例えば、特許文献1参照)では、バンパカバーの前壁部とバンパリインフォースメントとの間に、発泡成形された緩衝材(エネルギ吸収部材)が設けられている。
この車両用バンパでは、緩衝材の垂直断面が車幅方向に沿って等しく形成されている。このため、緩衝材の車両前後方向の反力(最大発生荷重)を車幅方向に沿って等しくすることができるので、緩衝材のエネルギ吸収性能を車幅方向に沿って均一にすることができる。
また、この車両用バンパでは、緩衝材の前端部がバンパカバーの前壁部に当接している。このため、バンパカバーが緩衝材によって補強されるので、バンパカバーの剛性を低下させた場合でも、通常時のバンパカバーの変形を抑制することができる。
特開2006−117031号公報
しかしながら、上記構成の車両用バンパでは、上述の如き均一なエネルギ吸収性能と緩衝材によるバンパカバーの補強とを両立させるためには、バンパカバーの前壁部の形状を緩衝材の形状に対応させる必要があり、バンパカバーの意匠に制約が生じてしまう。
本発明は上記事実を考慮し、バンパカバーの意匠に対する制約を少なくすることができる車両のバンパ構造を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明に係る車両のバンパ構造は、車両のバンパカバーとバンパリインフォースメントとの間に設けられ、車両衝突時に変形されることでエネルギを吸収する吸収部材本体と、前記吸収部材本体の前記バンパカバー側に設けられ、前記吸収部材本体の変形荷重よりも小さい荷重で変形可能な意匠調整部と、を有することを特徴としている。
なお、請求項1に記載の「変形荷重」は、吸収部材本体が変形される際に吸収部材本体に生じる反力(最大発生荷重)のことであり、吸収部材本体に求められるエネルギ吸収性能に対応して設定される荷重のことである。
請求項1に記載の車両のバンパ構造では、吸収部材本体のバンパカバー側に設けられる意匠調整部は、吸収部材本体の変形荷重よりも小さい荷重で変形可能とされる。このため、意匠調整部の形状をバンパカバーの意匠に対応して設定した場合でも、吸収部材本体の変形荷重(エネルギ吸収性能)に影響を及ぼすことがない。したがって、バンパカバーの意匠に対する制約を少なくすることができる。
請求項2に記載の発明に係る車両のバンパ構造は、請求項1に記載の車両のバンパ構造において、前記バンパカバーは、前記意匠調整部の先端部に当接することで前記バンパリインフォースメント側への変形を抑制されることを特徴としている。
なお、バンパカバーは、通常時に意匠調整部の先端部に当接して配置される構成にしてもよいし、バンパリインフォースメント側へ向いた荷重が作用したときに自らが若干変形することで意匠調整部の先端部に当接する構成にしてもよい。
請求項2に記載の車両のバンパ構造では、バンパカバーは意匠調整部の先端部に当接することで、バンパリインフォースメント側への変形を抑制される。したがって、通常時のバンパカバーの剛性を確保することができる。
請求項3に記載の発明に係る車両のバンパ構造は、請求項1又は請求項2に記載の車両のバンパ構造において、前記吸収部材本体と前記意匠調整部とは、一体に形成されることを特徴としている。
請求項3に記載の車両のバンパ構造では、吸収部材本体と意匠調整部とが一体に形成されるので、吸収部材本体及び意匠調整部を容易に製造することができる。
請求項4に記載の発明に係る車両のバンパ構造は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の車両のバンパ構造において、前記吸収部材本体は、前記バンパリインフォースメント側へ向けて開口する断面コ字状に形成されることを特徴としている。
請求項4に記載の車両のバンパ構造では、吸収部材本体がバンパリインフォースメント側へ向けて開口する断面コ字状に形成されるので、コ字断面の厚み等の調整で、吸収部材本体の変形荷重(最大発生荷重)を容易に調整(設定)することができる。しかも、吸収部材本体のバンパリインフォースメントと反対側が平坦状に形成されるので、意匠調整部を設けるのが容易になる。
請求項5に記載の発明に係る車両のバンパ構造は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の車両のバンパ構造において、前記吸収部材本体と前記意匠調整部とは、発泡材によって形成されることを特徴としている。
請求項5に記載の車両のバンパ構造では、吸収部材本体と意匠調整部とが発泡材によって形成されるので、吸収部材本体及び意匠調整部を軽量にすることができる。
以上説明したように、本発明の請求項1に係る車両のバンパ構造では、バンパカバーの意匠に対する制約を少なくすることができる。
本発明の請求項2に係る車両のバンパ構造では、通常時のバンパカバーの剛性を確保することができる。
本発明の請求項3に係る車両のバンパ構造では、吸収部材本体及び意匠調整部を容易に製造することができる。
本発明の請求項4に係る車両のバンパ構造では、吸収部材本体の変形荷重を容易に設定することができると共に、吸収部材本体のバンパリインフォースメントと反対側に意匠調整部を設けるのが容易になる。
本発明の請求項5に係る車両のバンパ構造では、吸収部材本体及び意匠調整部を軽量にすることができる。
<第1の実施形態>
図1には、本発明の第1の実施形態に係る車両のバンパ構造が適用されて構成されたフロントバンパ10の横断面図が示されている。また、図2には、図1の2−2線断面図が示されている。なお、図中矢印FRは車両前方向を示し、矢印UPは車両上方向を示し、矢印Wは車幅方向を示している。
本第1の実施形態に係るフロントバンパ10は、自動車車体(図示省略)の前端下部に車幅方向に沿って配設されており、車両の意匠を構成するバンパカバー12を備えている。このバンパカバー12は、樹脂材料によって薄肉状に形成されており、図示しないネジ等によって車体の前端下部に固定されている。
図1に示されるように、バンパカバー12の前壁部12A(先端壁部)は、平面視で円弧状に湾曲して形成されており、車幅方向中央部が車幅方向両側よりも車両前側へ突出している。このバンパカバー12の車両後側には、金属製のバンパリインフォースメント14(強度部材)が設けられている。
バンパリインフォースメント14は、車幅方向に沿って長尺な角筒状に形成されており、車体前部に車両前後方向に沿って延在する一対のフロントサイドメンバ16の前端部に結合されている。バンパリインフォースメント14の前壁部14Aの衝突側(車両前方側、車両の内外方向外側)には、樹脂材料を発泡成形することで形成されたエネルギ吸収部材としてのバンパアブソーバ18が配設されている。
図3にも示されるように、バンパアブソーバ18は、車幅方向に沿って長尺に形成された吸収部材本体としてのアブソーバ本体20を有している。アブソーバ本体20は、車両上下方向に沿って対向する上壁部20A及び下壁部20Bと、上壁部20A及び下壁部20Bの前端部を車両上下方向に連結する縦壁部20Cとを有しており、車体後側(バンパリインフォースメント14側)へ向けて開口する断面コ字状に形成されている。このアブソーバ本体20は、上壁部20A及び下壁部20Bの後端部がバンパリインフォースメント14の前壁部12Aに固定されることでバンパリインフォースメント14に取り付けられている。
また、アブソーバ本体20は、垂直断面形状、密度、及び材質が車幅方向に沿って等しく(一様に)形成されると共に、車両前後方向に沿った長さ寸法が車幅方向に沿って等しく(一定に)形成されており、車両前後方向に沿った反力が車幅方向に沿って等しく(一定に)設定されている。
アブソーバ本体20のバンパリインフォースメント14と反対側(車両前側)には、バンパアブソーバ18の意匠調整部を構成する複数(本第1の実施形態では3枚)の突出片22が設けられている。これらの突出片22は、アブソーバ本体20と一体に発泡成形されたものであり、車幅方向に沿って長尺な板状に形成されると共に、車両上下方向に沿って等間隔に並んで配置されている。
各突出片22は、アブソーバ本体20の縦壁部20Cから車両前方へ向けて突出しており、各突出片22の前端部(先端部)は、バンパカバー12の前壁部12Aに当接している。しかも、各突出片22の前端部は、前壁部12Aの湾曲形状に対応して平面視で円弧状に湾曲して形成されており、各突出片22の前端部は、その車幅方向の全域が前壁部12Aに当接している。このため、バンパカバー12は、3枚の突出片22(バンパアブソーバ18)によって補強されており、車両後側への変形を抑制されている。
ここで、上記構成のバンパアブソーバ18は、バンパカバー12の前壁部12Aに車両後側へ向いた所定値以上の衝撃荷重が作用した際に、バンパリインフォースメント14側へ潰される(車両前後方向に変形される)ことで上記衝撃荷重を吸収する構成になっている。しかも、3枚の突出片22の変形荷重(車両前後方向の反力、最大発生荷重)は、アブソーバ本体20の変形荷重(車両前後方向の反力、最大発生荷重)よりも小さく設定されており、3枚の突出片22は、アブソーバ本体20の変形荷重よりも小さい荷重で変形可能とされている。
このため、上記衝撃荷重によってバンパアブソーバ18が潰される際には、先ず3枚の突出片22がアブソーバ本体20側へ潰され、その後でアブソーバ本体20がバンパリインフォースメント14側へ潰されるようになっている。
なお、アブソーバ本体20の車両前後方向の最大発生荷重は、例えばバンパカバー12に衝突した物体に生じる減速度が150G未満になるように設定されている。そして、3枚の突出片22(意匠調整部)の車両前後方向の最大発生荷重は、上述のようにアブソーバ本体20の車両前後方向の最大発生荷重よりも小さく、かつ、通常時にバンパカバー12に作用する荷重(例えば、人がバンパカバー12を押す程度の小さな荷重)よりも充分に大きく設定されている。このため、3枚の突出片22は、人がバンパカバー12を押す程度の小さな荷重では容易に変形しない構成になっている。
次に、本第1の実施形態の作用について説明する。
上記構成のフロントバンパ10では、アブソーバ本体20の車両前後方向の反力が車幅方向に沿って等しく設定されている。このため、アブソーバ本体20のエネルギ吸収性能を車幅方向に沿って均一にすることができる。
また、このフロントバンパ10では、アブソーバ本体20の車両前側に設けられる3枚の突出片22の前端部がバンパカバー12の前壁部12Aに当接しており、バンパカバー12が3枚の突出片22によって補強されている。このため、バンパカバー12の車両後側(バンパリインフォースメント14側)への変形が抑制されるので、バンパカバー12が薄肉に形成されていても、通常時のバンパカバー12の剛性を確保することができる。
さらに、このフロントバンパ10では、3枚の突出片22は、アブソーバ本体20の変形荷重よりも小さい荷重で変形可能とされている。このため、3枚の突出片22の前端部がバンパカバー12の前壁部12Aに対応して平面視で円弧状に湾曲して形成されていても、アブソーバ本体20の変形荷重(エネルギ吸収性能)に影響を及ぼすことがない。
したがって、このフロントバンパ10では、上述の如きアブソーバ本体20の均一なエネルギ吸収性能と通常時のバンパカバー12の補強とを両立させつつ、バンパカバー12の意匠に対する制約を少なくすることができる。
しかも、このフロントバンパ10では、アブソーバ本体20の車両前後方向の長さ寸法が車幅方向に沿って等しく形成されている。このため、アブソーバ本体20の断面形状、密度、及び材質を車幅方向に沿って変化させなくても、アブソーバ本体20の車両前後方向の反力(変形荷重)を車幅方向に沿って等しくすることができる。したがって、アブソーバ本体20の設計が容易である。
また、このフロントバンパ10では、アブソーバ本体20がバンパリインフォースメント14側へ向けて開口する断面コ字状に形成されている。このため、アブソーバ本体20の上壁部20A、下壁部20B、及び縦壁部20Cの厚み等の調整で、アブソーバ本体20の変形荷重を容易に調整(設定)することができる。しかも、アブソーバ本体20の前端部(縦壁部20Cの前端面)が平坦状に形成されているので、意匠調整部を構成する3枚の突出片22をアブソーバ本体20に容易に設定することができる。また、3枚の突出片22がアブソーバ本体20側へ潰される際の反力をアブソーバ本体20によって好適に受け止めることができるので、3枚の突出片22を容易に変形させることができる。
さらに、このフロントバンパ10では、バンパアブソーバ18を構成するアブソーバ本体20と3枚の突出片22とが一体に形成されているので、バンパアブソーバ18を容易に製造することができる。
しかも、このフロントバンパ10では、バンパアブソーバ18を構成するアブソーバ本体20と3枚の突出片22とが発泡材によって形成されているので、バンパアブソーバ18を軽量にすることができる。
なお、上記第1の実施形態では、3枚の突出片22の前端部が、通常時にバンパカバー12の前壁部12Aに当接して配置される構成としたが、本発明はこれに限らず、3枚の突出片22の前端部と前壁部12Aとの間に一定又は略一定の隙間が設けられる構成にしてもよい。この場合、前壁部12Aにバンパリインフォースメント14側へ向いた荷重が作用したときに、バンパカバー12が若干変形することで前壁部12Aが3枚の突出片22(意匠調整部)の前端部に当接する構成になる。この点は、以下に説明する本発明の他の実施形態においても同様である。
また、上記第1の実施形態では、バンパアブソーバ18(吸収部材本体及び意匠調整部)が樹脂材料の発泡成形により形成される構成としたが、これに限らず、吸収部材本体及び意匠調整部が樹脂材料の射出成形によって形成される構成にしてもよい。この点は、以下に説明する本発明の他の実施形態においても同様である。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。なお、前記第1の実施形態と基本的に同様の構成・作用については、前記第1の実施形態と同符号を付与し、その説明を省略する。
<第2の実施形態>
図4には、本発明の第2の実施形態に係る車両のバンパ構造が適用されて構成されたフロントバンパ30の縦断面図が示されている。このフロントバンパ30は、前記第1の実施形態に係るフロントバンパ10と基本的に同様の構成とされている。但し、このフロントバンパ30のバンパアブソーバ32は、前記第1の実施形態に係るバンパアブソーバ18と構成が異なっており、アブソーバ本体34(吸収部材本体)と意匠調整部とが別体に形成されている。
すなわち、バンパアブソーバ32の意匠調整部は、前記第1の実施形態に係る3枚の突出片22と基本的に同様構成の3枚の突出片22と、これら3枚の突出片22の後端部を車両上下方向に連結する連結壁36とを有しており、この連結壁36がアブソーバ本体34の前端面に例えば接着等により接合されている。また、この実施形態では、アブソーバ本体34が車幅方向に沿って長尺な角棒状に形成されているが、このアブソーバ本体34も車両前後方向の反力及び長さ寸法が車幅方向に沿って等しく形成されている。
この実施形態においても、前記第1の実施形態と基本的に同様の作用効果を奏する。しかも、この実施形態では、吸収部材本体(アブソーバ本体34)と意匠調整部(3枚の突出片22及び連結壁36)とが別体に形成されているので、例えばプラットフォームが共通でバンパカバー12の意匠が異なる車種では、意匠調整部の形状のみを変更することで、バンパリインフォースメント14とアブソーバ本体34とを共用することができる。
なお、この実施形態のように、吸収部材本体と意匠調整部とが別体に形成されている場合には、吸収部材本体及び意匠調整部を違う材料によって形成する構成にしてもよい。
<第3の実施形態>
図5には、本発明の第3の実施形態に係る車両のバンパ構造が適用されて構成されたフロントバンパ40の部分的な構成が斜視図にて示されている。なお、図5では、説明の都合上バンパカバー12の図示を省略してある。
このフロントバンパ40は、前記第1の実施形態に係るフロントバンパ10と基本的に同様の構成とされているが、バンパアブソーバ42の構成が前記第1の実施形態に係るバンパアブソーバ10とは異なっている。
バンパアブソーバ42は、車幅方向に沿って長尺な角棒状のアブソーバ本体44(吸収部材本体)を有しており、このアブソーバ本体44の上端部及び下端部には、複数の凹部が形成されている。このため、このアブソーバ本体44では、車両前後方向に沿った垂直断面が車幅方向に沿って変化しているが、車両前後方向の反力は車幅方向に沿って所定の範囲内(略一定)に設定されている。
また、このバンパアブソーバ42では、アブソーバ本体44の前端面からは、意匠調整部を構成する複数の角棒状の突出棒46が車両前方へ向けて延出されている。これらの突出棒46は、アブソーバ本体44と一体に発泡成形されたものであり、本第3の実施形態では車両上下方向に沿って2列に並んで配置されると共に車幅方向に沿って4列に並んで配置されている。各突出棒46の車両前後方向の長さ寸法は、バンパカバー12の前壁部12Aの湾曲形状に対応して設定されており、各突出棒46の前端部(先端部)は、バンパカバー12の前壁部12Aに当接している。
この実施形態においても、前記第1の実施形態と基本的に同様の作用効果を奏する。
<第4の実施形態>
図6には、本発明の第4の実施形態に係る車両のバンパ構造が適用されて構成されたフロントバンパ50の部分的な構成が斜視図にて示されている。なお、図6では、説明の都合上バンパカバー12の図示を省略してある。
このフロントバンパ50は、前記第1の実施形態に係るフロントバンパ10と基本的に同様の構成とされているが、バンパアブソーバ52の構成が前記第1の実施形態に係るバンパアブソーバ10とは異なっている。
バンパアブソーバ52は、前記第1の実施形態に係るアブソーバ本体20(吸収部材本体)と基本的に同様構成のアブソーバ本体20を有している。このアブソーバ本体20の前端部からは、複数の板状の突出片54が車両前方へ向けて延出されている。これら複数の突出片54は、アブソーバ本体20と一体に発泡成形されたものであり、車幅方向に並んで配置されている。各突出片54の車両前後方向の長さ寸法は、バンパカバー12の前壁部12Aの湾曲形状に対応して設定されており、各突出片54の前端部(先端部)は、バンパカバー12の前壁部12Aに当接している。
この実施形態においても、前記第1の実施形態と基本的に同様の作用効果を奏する。
なお、前記第1の実施形態乃至上記第4の実施形態では、バンパアブソーバ18、32、42、52の意匠調整部が、板状の突出片22、54又は角棒状の突出棒46を有する構成としたが、本発明はこれに限らず、意匠調整部は、アブソーバ本体(吸収部材本体)よりも車両前後方向の反力(変形荷重)が小さく、且つバンパカバー12の通常時の剛性を確保できるものであればよく、その形状は適宜設定変更することができる。例えば、図7に示されるように、意匠調整部60の形状を格子状に形成してもよい。
また、前記第1の実施形態乃至上記第4の実施形態では、アブソーバ本体20、34、44(吸収部材本体)が、角棒状又は断面コ字状に形成された構成としたが、本発明はこれに限らず、吸収部材本体は、車両前後方向の反力(変形荷重)が車幅方向に沿って等しく形成されていればよく、吸収部材本体の形状は適宜設定変更することができる。
さらに、前記第1の実施形態乃至上記第4の実施形態では、本発明に係る車両のバンパ構造が車両のフロントバンパに適用された場合について説明したが、これに限らず、本発明に係る車両のバンパ構造は車両のリヤバンパに対しても適用可能である。
本発明の第1の実施形態に係る車両のバンパ構造が適用されて構成されたフロントバンパの構成を示す横断面図である。 図1の2−2線断面図である。 図1に示されるフロントバンパの部分的な構成を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係る車両のバンパ構造が適用されて構成されたフロントバンパの構成を示す縦断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る車両のバンパ構造が適用されて構成されたフロントバンパの部分的な構成を示す斜視図である。 本発明の第4の実施形態に係る車両のバンパ構造が適用されて構成されたフロントバンパの部分的な構成を示す斜視図である。 本発明に第1の実施形態に係る車両のバンパ構造が適用されて構成されたフロントバンパの変形例を示す斜視図である。
符号の説明
10 フロントバンパ
12 バンパカバー
12A 前壁部(先端壁部)
14 バンパリインフォースメント
20 アブソーバ本体(吸収部材本体)
22 突出片(意匠調整部)
30 フロントバンパ
34 アブソーバ本体(吸収部材本体)
36 連結片
40 フロントバンパ
44 アブソーバ本体(吸収部材本体)
46 突出棒(意匠調整部)
50 フロントバンパ
54 突出片(意匠調整部)

Claims (5)

  1. 車両のバンパカバーとバンパリインフォースメントとの間に設けられ、車両衝突時に変形されることでエネルギを吸収する吸収部材本体と、
    前記吸収部材本体の前記バンパカバー側に設けられ、前記吸収部材本体の変形荷重よりも小さい荷重で変形可能な意匠調整部と、
    を有する車両のバンパ構造。
  2. 前記バンパカバーは、前記意匠調整部の先端部に当接することで前記バンパリインフォースメント側への変形を抑制されることを特徴とする請求項1に記載の車両のバンパ構造。
  3. 前記吸収部材本体と前記意匠調整部とは、一体に形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両のバンパ構造。
  4. 前記吸収部材本体は、前記バンパリインフォースメント側へ向けて開口する断面コ字状に形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の車両のバンパ構造。
  5. 前記吸収部材本体と前記意匠調整部とは、発泡材によって形成されることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の車両のバンパ構造。
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