JP2008168844A - 歩行者保護性に優れた自動車用フードパネル - Google Patents

歩行者保護性に優れた自動車用フードパネル Download PDF

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慎一 大宮
Yoshiki Miki
善揮 三木
Osamu Noguchi
修 野口
Takeshi Takada
健 高田
Kosaku Shioda
浩作 潮田
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Abstract

【課題】フードパネルとエンジン等の剛部材とのクリアランスを小さくしても、HIC値を低減することができ、材料の選定に対する制限を緩和することが可能な、歩行者保護性に優れた自動車用フードパネルを提供する。
【解決手段】アウターパネルと、断面形状が略台形である溝状の骨部に囲まれる凸部を有するインナーパネルからなり、該凸部の端部から中央部までの2/3以上が連続した面であり、前記骨部の底が前記アウターパネルに近接して対向することを特徴とする歩行者保護性に優れる自動車用フードパネル。インナーパネルの溝状の骨部が交差し、凸部の平面形状が略多角形であることが好ましい。
【選択図】図4

Description

本発明は、歩行者と自動車の衝突時に、歩行者、特に、歩行者の頭部を保護する性能、即ち、歩行者保護性に優れた自動車用フードパネルに関する。
近年、歩行者と自動車の衝突時における歩行者の頭部の保護が重要視され、歩行者保護性に優れる自動車用フードパネルの構造の検討が進められている。歩行者保護の性能は下記式(1)によって計算される頭部障害基準値(Head Injury Criteria、以下「HIC値」という。)によって評価される。
例えば、現在の判定基準では、自動車が40km/hの速度で衝突した場合、試験領域の2/3以上の部分でのHIC値が1000以下であり、それ以外の試験領域でのHIC値が2000以下であることが求められている。
従来の自動車用フードパネルは、図14に示すように、金属板をプレス成形したアウターパネル1とインナーパネル2を接合した構造体である。インナーパネル2は、溝状の骨部の底がアウターパネルから遠い側に位置し、アウターパネルに近接する部位の一部は軽量化のために打ち抜かれている。
この自動車用フードパネルに、歩行者の頭部が衝突した際には、まず、アウターパネルが変形し、その後、インナーパネルが変形して、衝突のエネルギーが吸収される。歩行者保護性を確保するためには、歩行者の頭部とエンジン等の剛部材との干渉、接触を防止する必要がある。
しかし、図14に示す従来のフードパネルでは、インナーパネルの骨部が存在しない部分では、アウターパネルのみが存在するため、ここに歩行者の頭部が衝突した場合、フードパネルと剛部材とが干渉、接触し易い。なお、剛部材とは、エンジンやサスペンションの取り付け部など、フードパネルに比べて剛性が高く、頭部と衝突した際に、大きな障害を与える可能性が高い部材の総称である。
したがって、従来、歩行者保護性の観点から、歩行者の頭部がフードパネルに接触した際のフードパネルと剛部材との干渉、接触を防ぐことが重要視されていた。
フードパネルと剛部材との距離、即ち、クリアランスを大きくすれば、衝突時の変形によるフードパネルと剛部材との干渉、接触を防ぐことはできるが、これでは、車体の設計が制限される。
そのため、クリアランスを小さくしても歩行者保護性を確保できる技術として、図15に示すように、インナーパネル2の断面を波型形状とし、部材としての剛性を高めたフードパネルが提案された(例えば、特許文献1)。
しかし、この技術でも、歩行者の頭部が衝突した際にフードパネルに与えられる運動エネルギーが大きいと、剛部材と接触する可能性が極めて高い。そのため、歩行者の頭部とエンジン等の接触を防ぐことが好ましく、ある程度のクリアランスを確保しておく必要がある。また、インナーパネルの断面を波型形状とし、一方向に略平行にしているため、パネルの剛性の異方性が強くなるという問題もある。
これに対して、図16に示すように、インナーパネル2に設けたコーンの先端に、インナーパネルと剛部材とが接触した際に局部的に変形する形状不正部を設けた、歩行者の頭部への反力を抑制したコーン型のインナーパネルが提案された(例えば、特許文献2、3)。
しかし、突起の形状が複雑になると、材料によっては成形が困難になることがある。また、この技術でも、クリアランスが小さい場合には、衝突時にコーンが潰れて、フードパネルと剛部材とが干渉、接触する可能性が大きくなり、材料の選定に制限がある。
特開2003−205866号公報 特開2003−54449号公報 特開2005−186766号公報
本発明は、フードパネルとエンジン等の剛部材とのクリアランスを小さくしても、HIC値を低減することができ、材料の選定に対する制限を緩和することが可能な、歩行者保護性に優れた自動車用フードパネルを提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の要旨は、以下のとおりである。
(1) アウターパネルと、断面形状が略台形である溝状の骨部に囲まれる凸部を有するインナーパネルからなり、該凸部の端部から中央部までの2/3以上が連続した面であり、前記骨部の底が前記アウターパネルに近接して対向することを特徴とする歩行者保護性に優れる自動車用フードパネル。
(2) インナーパネルの溝状の骨部が交差し、凸部の平面形状が略多角形であることを特徴とする上記(1)に記載の歩行者保護性に優れる自動車用フードパネル。
(3) インナーパネルの骨部が前後方向に延伸する第1の骨部と、幅方向に延伸する第2の骨部からなり、第2の骨部が複数であることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載の歩行者保護性に優れる自動車用フードパネル。
(4) インナーパネルの凸部の端部から中央部までが連続した面であることを特徴とする上記(1)〜(3)の何れか1項に記載歩行者保護性に優れる自動車用フードパネル。
(5) インナーパネルの骨部の底の幅が10〜100mmであることを特徴とする上記(1)〜(4)の何れか1項に記載の歩行者保護性に優れる自動車用フードパネル。
(6) インナーパネルの骨部の深さが20mm超50mm以下であることを特徴とする上記(1)〜(5)の何れか1項に記載の歩行者保護性に優れる自動車用フードパネル。
(7) アウターパネル及びインナーパネルの素材が、鋼、アルミニウム合金、マグネシウム合金、チタン合金の何れか1つであることを特徴とする上記(1)〜(6)の何れか1項に記載の歩行者保護性に優れた自動車用フードパネル。
(8) インナーパネルの素材がアルミニウム合金であり、板厚が0.6〜1.5mmであることを特徴とする上記(7)に記載の歩行者保護性に優れた自動車用フードパネル。
(9) インナーパネルの素材が、樹脂又は繊維強化樹脂であることを特徴とする上記(1)〜(6)の何れか1項に記載の歩行者保護性に優れた自動車用フードパネル。
本発明によれば、自動車用フードパネルとエンジン等の剛部材とのクリアランスを小さくすることができ、ボンネットの設計上の制限が小さくなる。例えば、自動車車体におけるアウターパネルの相対的な高さを低くすることができ、意匠に対する自由度を大きくすることができる。
また、幅方向に複数の骨部を設けることにより、波型のフードパネルでは剛性の異方性が生じるという問題を解決し、従来型のフードパネルと同等の剛性を有し、波型のフードパネルと同等以上の歩行者保護性を両立させることができる。
また、インナーパネルの材料として、若干、成形性の劣る材料でも使用することができるので、例えば、アルミニウム合金板を使用すれば、フードパネルの軽量化と歩行者保護性を両立させることが可能になる。
本発明によれば、燃費性能及び運動性能、さらに、歩行者保護性に優れた自動車を提供することができ、産業上の貢献が極めて顕著である。
本発明者らは、図14に示す従来型、図15に示す波型、図16に示すコーン型のインナーパネルを設けたフードパネル(以下、それぞれ、従来型パネル、波型パネル、コーン型パネルという。)のHIC値を、以下のケース1〜4の条件を想定して数値解析によって求めた。
ケース1:頭部が骨部上に衝突し、フードパネルが剛部材に接触しない。
ケース2:頭部が骨部外に衝突し、フードパネルが剛部材に接触しない。
ケース3:頭部が骨部上に衝突し、フードパネルが剛部材に接触する。
ケース4:頭部が骨部外に衝突し、フードパネルが剛部材に接触する。
ここで、骨部上に衝突とは、従来型パネルの骨部、波型パネルではアウターパネルに近い側の波の頂点、コーン型パネルではコーンの頂点近傍の直上にインパクターが衝突した場合である。また、骨部外に衝突とは、従来型パネルでは骨部と骨部の間に衝突した場合、波型パネルではアウターパネルから遠い側の波の頂点部に衝突した場合、コーン型パネルでは、コーンの頂点部を避けて衝突した場合である。
数値解析の結果、各ケースにおいて、フードパネル構造による歩行者保護性は、定性的に以下のようになることがわかった。
ケース1、2:従来型パネル、波型パネル、コーン型パネルとも、ほぼ同等。
ケース3:従来型パネルが、波型パネル、コーン型パネルよりも優れる。
ケース4:波型パネル、従来型パネル、コーン型パネルとも、基準値に未達。
本発明者らは、ケース3の場合に、従来パネルの歩行者保護性が優れている理由について考察した。その結果、従来型パネルの骨部上に頭部が衝突すると、図1に示したように、剛部材に接触した骨部が支えとなり、頭部と剛部材との干渉を防いでいるという知見を得た。
次に、本発明者らは、ケース4の場合に、従来型パネルの歩行者保護性が劣る理由について考察した。従来パネルは、ケース4の場合、図2に示したように、インナーパネルが平面方向の変形に対して拘束されていないため、アウターパネルが変形して剛部材に接触する。仮にインナーパネルを打ち抜かずに使用し、フードパネルの強度を増加させても、アウターパネルの変形を抑制することができず、歩行者保護性は顕著には向上しない。
そこで、本発明者らは、ケース4でインナーパネルと剛部材が接触した際に、アウターパネルの変形を抑制し、歩行者頭部を保護できるフードパネルの構造について検討した。その結果、図3に示したように、従来型のインナーパネルの凸部に打ち抜き穴を設けずに、骨部の底をアウターパネルに対向させれば、インナーパネルが剛部材に接触した際に、反力が生じ、アウターパネルの変形を抑制できることがわかった。図3は、アウターパネルに対向する面の斜視図であり、窪みが凸部である。
図3に示したフードパネルは、数値解析の結果、ケース1及び2では、従来型パネル、波型パネル及びコーン型パネルと同等、ケース3では、従来型パネルと同等の歩行者保護性を有し、ケース4では、従来型パネル、波型パネル及びコーン型パネルの何れよりも優れた歩行者保護性を有することがわかった。
図4に、本発明の自動車用フードパネル(以下「本発明フードパネル」)の一例の断面を模式的に示す。図1に示すパネルの下側がアウターパネル1であり、上側のインナーパネル2は、凹凸を有し、アウターパネル1から遠い側が凸部21、溝状の骨部22の底はアウターパネル1に近接している。アウターパネル1の端部は、曲げ加工され、インナーパネル2と接合されている。インナーパネル2の骨部22の底面とアウターパネル1とは接触してもよい。
本発明フードパネルに歩行者頭部が衝突すると、アウターパネルがインナーパネルの骨部の底に接触する。このとき、インナーパネルに与えられた衝突の運動エネルギーは、インナーパネルの骨部及び凸部を介して、平面方向の広範囲に伝播する。更に、衝突の運動エネルギーが大きい場合は、フードパネルがエンジン等の剛部材に接触する。
図5に示したように、歩行者頭部3がインナーパネルの骨部22の近傍に衝突した場合は、剛部材4に接触した骨部22が支えとなる。したがって、図1に示した従来型パネルと同様、頭部と剛部材との接触を防ぐことができるため、波形パネル及びコーン型パネルよりも歩行者保護性に優れる。
また、図6に示したように、歩行者頭部3がインナーパネルの骨部の間に衝突した場合、剛部材4に接触した凸部21によって、骨部22の平面方向への変形が拘束されるため、大きな反力を生じる。しかし、骨部が一方向に略平行に延伸する場合、例えば、フードパネルの前後方向に平行な骨部のみを有する場合は、凸部21による拘束が幅方向に限られる。したがって、優れた歩行者保護性を得るためには、凸部21が骨部22によって囲まれていることが必要である。また、凸部21が複数であると、1つ当たりの凸部に付与される運動エネルギーを小さくすることができるため、より好ましい。
凸部が剛部材に接触した際の反力を最大にするためには、凸部に打ち抜き穴を設けず、端部から中央部までが連続した面であることが好ましい。これによりHIC値が最小になるが、凸部には、エンジン音の吸音、フードパネルの軽量化等を目的とした打ち抜き穴を設けても良い。しかし、この場合、凸部の中央部の打ち抜き穴を設けることができる領域(以下、打ち抜き可能領域という。)に制限を設けなければならない。パネルの歩行者保護性を確保するためには、打ち抜き可能領域を、凸部の中心を基準とする相似形状とし、大きさを凸部の1/3以内とすることが必要である。
即ち、凸部の端部から中央部までの2/3以上を連続した面とすることが必要である。これにより、インナーパネルの凸部が剛部材に接触した場合、図6に示した打ち抜き穴を設けないパネルと同様、骨部22の平面方向への変形が十分に拘束される。したがって、大きさが凸部の1/3の打ち抜き穴を凸部の中央部に設けても、大きな反力を生じ、優れた歩行者保護性が得られる。
図7に打ち抜き可能領域を示す。図7aは断面図、図7bは平面図である。なお、図7には、一例として凸部の平面形状が四角形であるものを示した、凸部の平面形状は四角形に限らず、三角形、六角形などその他の多角形である場合でも、打ち抜き可能領域が凸部の平面形状の相似形状であれば良い。打ち抜き穴の位置、形状及び大きさは、打ち抜き可能領域24の内部に設けさえすれば、自由に設定できる。例えば、図8に示すように打ち抜き可能領域全体を打ち抜いても良く、図9に示すように打ち抜き可能領域内に複数の小径の打ち抜き穴を設けてもよい。
なお、インナーパネルには、製造工程における表面処理時の廃液を目的とする穴や、自動車の装置の配線、配管、例えば、ウインドウォッシャー液を供給するチューブなどを通すための穴を設けることがある。そのため、インナーパネルの凸部及び骨部の任意の部位に、開口率を5%以下として、直径が1〜10mmの穴を設けることができる。なお、開口率は、打ち抜き可能領域に設けた打ち抜き穴を除く、インナーパネルの表面積に対する穴の面積の合計の比を百分率で表した数値である。
骨部の断面形状は、波型、コーンなどの曲面では骨部が容易に変形するため、図10、11に示したように、略台形であることが必要である。なお、骨部の断面形状は矩形であっても良い。また、骨部の断面形状が略台形であることから、凸部の断面形状も略台形であることが好ましいが、アウターパネルから遠い側の面は平面に限らず、曲率を有する曲面であっても良い。
図10、11において、骨部の側面23の角度θは、40〜90°であることが好ましい。これは、骨部の側面23の角度θが40°未満であると、歩行者の頭部が骨部22の直上に衝突した際に、凸部21と剛部材との接触が不十分となり、凹部21に十分な反力が生じない可能性があるためである。一方、インナーパネルをプレス成形によって得る場合、骨部の側面23の角度θが90°を超えることは困難であり、また、90°に近くなるほど、成形性が高い材料が必要になる。また、骨部の底の角度θを小さくすると、プレス成形は容易になるものの、骨部22が潰れる際の塑性変形による運動エネルギーの吸収量が小さくなるため、骨部の側面23の角度を50°以上にすることが好ましい。
本発明フードパネルと比較すると、コーン型パネルの窪み及び波型パネルの骨部の断面形状は曲線状であるため、剛部材に接触すると容易に変形し、歩行者頭部の剛部材との衝突を防止する効果が小さい。また、コーン型パネルは、窪みが相互に連結しておらず、歩行者頭部の衝突に起因する運動エネルギーが局所的に集中する。なお、ビードにより窪みを連結したコーン型パネルも提案されているが、ビードの高さは窪みよりも低いため、運動エネルギーの分散や、塑性変形による運動エネルギーの吸収の効果は十分ではない。一方、波型パネルは、波型の溝の延伸方向が一方向に限られているため、歩行者保護性が不十分である。
したがって、インナーパネルの溝状の骨部は交差し、かつ連結されていることが好ましく、骨部で囲まれる凸部の平面形状は、多角形であることが好ましい。これにより、歩行者頭部の衝突によりインナーパネルに加えられた運動エネルギーが広い範囲に分散し、歩行者保護性が更に向上する。
凸部の平面形状は、四角形に限らず、三角形、六角形でも良く、これらの組み合わせでも良い。また、四角形については、長方形だけでなく、正方形、平行四辺形、菱形、台形など、どのような四角形でもよく、三角形についても、正三角形だけでなく、二等辺三角形、直角三角形など、どのような三角形であってもよい。また、凸部の平面形状の大きさも、同じである必要はなく、フードパネルの形状に応じて、図12a〜cに示すように、大きさの異なる四角形や、四角形と台形との組合せなど、適宜選択することができる。
更に、フードパネルの剛性を考慮すると、前後方向に延伸する骨部を第1の骨部とし、幅方向に延伸する骨部を第2の骨部とすると、第2の骨部が複数であることが好ましい。第1の骨部及び第2の骨部は、例えば、図13aに示したように直線状に延伸していても良く、図13bに示したように段差を設けても構わない。
また、骨部が交点する部位の形状は、応力集中を避けるために、円弧状としても良く、曲率半径を、100mm以上とすることが好ましい。また、骨部の交点間の形状は、直線状であることが好ましいが、弧状であってもよい。
フードパネルと剛部材とのクリアランスが小さい場合、例えば、75mm以下になると、歩行者頭部が骨部の近傍に衝突した際に、衝撃の吸収が不十分になる可能性がある。このような問題に対しては、インナーパネルの骨部の底の幅及び骨部の高さを限定することが有効である。
インナーパネルの骨部の底の幅Wは、10〜100mmが好ましい。これは、インナーパネルの骨部の底の幅Wが10未満又は100mm超の場合、歩行者頭部が骨部の近傍に衝突した際に、衝撃の吸収が不十分になる可能性があるためである。なお、骨部同士の間隔は、素材のプレス成形性を考慮すると、骨部の底の幅Wの2倍以上であることが好ましい。また、インナーパネルの骨部の高さHは、20mm超であることが好ましい。これは、骨部の高さHが小さいと、歩行者頭部が剛部材に接触する可能性が高くなるためである。なお、骨部の高さHの上限には特に制限はないが、インナーパネルをプレス成形する場合は、50mm超にすることは難しく、例えば、アルミニウム合金のように素材の成形性が劣る場合には、35mm以下にすることが好ましい。
インナーパネルの素材は、鋼、アルミニウム合金、マグネシウム合金、チタン合金から適宜選択することができる。このうち、軽量化の観点から、アルミニウム合金、マグネシウム合金、チタン合金の何れかが好ましい。アウターパネルも同様であり、インナーパネルと同じ素材を使用することが好ましい。
更に、製造コストを考慮すると、アルミニウム合金が最適である。また、アウターパネルも同様に、アルミニウム合金を使用することが好ましい。なお、フードパネルの素材にアルミニウム合金を採用する場合、インナーパネルは成形性に優れるもの、アウターパネルは塗装焼付硬化性(以下、BH性という。)に優れるものを採用するなど、要求される特性に応じて、最適なものを選択することが好ましい。
アルミニウム合金の場合は、Al−Mn系の3000系合金、Al−Mg系の5000系合金、Al−Mg−Si系の6000系合金を使用することが好ましい。成形性が要求される場合には、Mgを3〜6%、好ましくは4〜5%含有する5000系合金が好ましい。
6000系合金は、BH性を発現するため、強度が要求される場合には、例えば、Mgを0.2〜1.2%、Siを0.5〜1.5%を含有する6000系合金が好ましい。6000系合金は、Cuを0.1〜1.5%含有してもよい。
6000系合金のBH性を発現させるには、製造工程における最終の溶体化処理を480℃以上で行った後、冷却して、70〜150℃で巻取り、その温度範囲で5時間程度保持する予備時効処理を行うことが好ましい。なお、溶体化処理温度の上限は、液相が生成する温度未満であれば良いが、製造性を考慮すると600℃以下が好ましい。
一方、6000系合金の成形性を向上させるには、BH性とは相反するが、溶体化処理後、10℃/s以上の冷却速度で、室温から70℃以下までの温度範囲内に冷却し、その温度範囲で1〜100時間保持することが好ましい。
なお、フードパネルの軽量化が最重要の課題である場合には、インナーパネルの素材を樹脂としてもよく、強度の観点から、繊維強化樹脂であることが好ましい。また、アウターパネルも同様であり、インナーパネルと同じ素材を使用することが好ましい。
本発明フードパネルの素材がアルミニウム合金の場合、インナーパネルの板厚は0.6〜1.5mmの範囲が好ましい。歩行者の頭部が骨部の間に衝突する場合は、アウターパネルの変形を抑制するため、インナーパネルの板厚を0.6mm以上に厚くして、骨部の剛性を増加させることが好ましい。
一方、歩行者の頭部が骨部の近傍に衝突した場合は、インナーパネルの変形によって衝撃を吸収するため、インナーパネルの板厚が厚くなると、剛性が増すため衝撃吸収性は高まる。しかし、板厚が1.5mmを超えると、変形が小さくなり過ぎてHIC値が大きくなる可能性があるため、インナーパネルの板厚を1.5mm以下とすることが好ましい。更に、インナーパネルの重量を効果的に軽減するためには、インナーパネルの板厚を1.2mm以下とすることが好ましい。
インナーパネルの素材がアルミニウム合金である場合は、アウターパネルの素材もアルミニウム合金とすることが好ましい。アウターパネルの板厚は薄すぎると変形が大きくなり、厚すぎると剛性が大きくなり、歩行者保護性を損なうことがある。軽量化、成形性、製造コスト、歩行者保護性の観点から、アウターパネルの板厚は、0.8〜1.5mmであることが好ましい。
全長が900〜1200mm、全幅が1200〜1600mmであり、骨部の底の幅を20mm、骨部の深さを32mmとし、凸部が四角形となるように骨部を設けた、図3に示したインナーフードパネルを想定し、歩行者頭部保護基準の大人用インパクター試験相当の数値解析を実施した。比較のため、図14に示した従来パネル、図15に示した波型パネル及び図16に示したコーン型パネルについても同様の数値解析を行った。
即ち、直径165mm、重量4.5kgのインパクターを65°の角度で32km/hの速度で衝突させた際の解析を、汎用の動的陽解法の解析コードで行い、式(1)からHIC値を求めた。衝突位置及び剛部材との干渉については、上記ケース1〜4の条件を想定した。各フードパネルのアウターパネルと、インナーパネルの凸部との外面間の距離は32mmで一定とし、材料は、自動車用のボディーパネル用6000系アルミニウム合金とし、アウターパネルの板厚は1.0mm、インナーパネルの板厚は0.8mmとした。
ただし、従来型パネル(骨型)については軽減孔が大きく、インナーパネルの板厚が0.8mmでは重量が小さく不利となる。そのため、重量が他のパネルと同等になるように、インナーパネルの板厚を1.0mmとした。なお、アウターパネルから剛部材までの距離(クリアランス)は、85mmとした。
解析に用いた6000系アルミニウム合金の特性値は、Mgを0.6%、Siを1.0%含有し、残部Alからなるものを予め製造し、引張試験を行って求めた。
ケース1〜4を想定して数値解析によって求めた、本発明パネルのHIC値を、従来型パネル、波型パネル及びコーン型パネルの解析結果と共に、表1に示す。
表1に示したように、剛部材に衝突しないケース1、ケース2では、いずれの構造もHIC値が1000以下であり、歩行者保護性は良好である。また、構造による差異は顕著ではない。これに対して、ケース3では、本発明パネルと従来型パネルのHIC値が、波型パネル及びコーン型パネルよりも小さく、歩行者保護性が優れている。これは、本発明パネルと従来型パネルでは剛部材に接触した骨部が支えとなり、頭部と剛部材との干渉を防いでいるためである。また、ケース4では、本発明パネルのHIC値が、他のパネルと比較して小さく、最も歩行者保護性に優れることがわかった。これは、図6に示したように、本発明パネルでは、凸部の両端の骨部22が剛部材4に接触し、凸部21が骨部22の変形を抑制するため、頭部の衝突による運動エネルギーが効果的に吸収されたためであると考えられる。
なお、同様の解析を行い、本発明パネルの凸部の形状、打ち抜き穴の形成の影響、更に、素材であるアルミニウム合金板の板厚及び材質の影響についても調査した。その結果、打ち抜き穴の形成については、凸部の中央部に、大きさが凸部の1/3で、形状が凸部と相似形状である打ち抜き穴の影響について、HIC値の劣化が10%程度であることが確認された。また、板厚及び材質の影響についても、骨部及び凸部が本発明の条件を満足していれば、HIC値が1000を超えることはなく、歩行者保護性に優れることが確認された。
全長、全幅、剛部材干渉部の大きさを、実施例1と同様とし、表2に示す板厚及び材料のアルミニウム合金を用いたフードパネルに、上記ケース1〜4の条件で頭部が衝突する場合を想定し、歩行者頭部保護基準の大人用インパクター試験相当の数値解析を行なった。
表2に示したインナーパネル及びアウターパネルの素材の0.2%耐力、引張強度及びBH特性を表3に示す。表3に示したアルミニウム合金の引張性質は、JIS Z 2201に準拠して作製した引張試験片を用いて、JIS Z 2241に準拠して測定した。また、BH後の耐力は、JIS G 3135の附属書に記載された塗装焼付硬化試験方法と同様、予歪みを2%、時効温度を170℃、時効時間を20分として測定したBH量である。
なお、6000系合金の成分組成は、0.6%Mg、1.0%Si、残部Al及び不可避的不純物であり、3000系合金の成分組成は、1.2%Mn、1.0%Mg、残部Al及び不可避的不純物であり、5000系合金の成分組成は、4.5%Mg、残部Al及び不可避的不純物である。
6000系合金は、BH性を発現させる製造工程と成形性を向上させる製造工程の両者の方法によって製造した。即ち、BH性を発現させる製造工程は、溶体化処理を480〜600℃で行なった後、冷却して70〜150℃以下で巻き取り、5時間程度の予備時効処理を行なう方法である。また、成形性を向上させる製造工程は、溶体化処理を480〜600℃で行なった後に、室温以上70℃以下の温度まで冷却し、保持して1〜100時間の熱処理をする方法である。なお、3000系合金及び5000系合金は常法で製造した。
表2に示したように、いずれの素材、板厚においてもHIC値が1000を下回り、歩行者保護性に優れることがわかる。なお、ケース1、ケース2では、板厚が大きくなるとパネルの重量及び剛性が増すことから、HIC値は上昇する傾向がある。特に、インパクターが最初に衝突するアウターパネルの板厚の影響が大きい。また、ケース3では、インナーパネル及びアウターパネルの板厚の増加、素材の強度の上昇により、骨部の近傍の変形が抑制されるため、HIC値が大きくなる。一方、ケース4では、インナーパネル及びアウターパネルの板厚の増加、素材の上昇によって、パネルの変形に伴う反力が大きくなるため、HIC値が低下している。
従来のフードパネルの骨部近傍への頭部の衝突を模式的に示す図である。 従来のフードパネルの骨部外への頭部の衝突を模式的に示す図である。 本発明のフードパネルの一例を模式的に示す図である。 本発明のフードパネルの一例の断面を模式的に示す図である。 本発明のフードパネルの骨部近傍への頭部の衝突を模式的に示す図である。 本発明のフードパネルの骨部外への頭部の衝突を模式的に示す図である。 (a)は打ち抜き可能領域の断面の模式図、(b)は平面の模式図である。 (a)は打ち抜き可能領域を打ち抜き穴とした本発明のインナーパネルの一例の断面図、(b)は平面図である (a)は打ち抜き可能領域に小径の打ち抜き穴を設けた本発明のインナーパネルの一例の断面図、(b)は平面図である。 本発明のインナーパネルの一例の断面の一部を模式的に示す図である。 本発明のインナーパネルの他の一例の断面の一部を模式的に示す図である。 (a)、(b)、(c)は本発明のインナーパネルの一例の平面を模式的に示す図である。 (a)、(b)は本発明のインナーパネルの第1の骨部及び第2の骨部の一例を模式的に 示す図である。 従来のフードパネルの断面を模式的に示す図である。 従来の波型フードパネルの断面を模式的に示す図である。 従来のコーン型フードパネルの断面を模式的に示す図である。
符号の説明
1 アウターパネル
2 インナーパネル
21 凸部
22 骨部
23 骨部の面
24 打ち抜き可能領域
25 打ち抜き穴
3 頭部(インパクター)
4 剛部材

Claims (9)

  1. アウターパネルと、断面形状が略台形である溝状の骨部に囲まれる凸部を有するインナーパネルからなり、該凸部の端部から中央部までの2/3以上が連続した面であり、前記骨部の底が前記アウターパネルに近接して対向することを特徴とする歩行者保護性に優れる自動車用フードパネル。
  2. インナーパネルの溝状の骨部が交差し、凸部の平面形状が略多角形であることを特徴とする請求項1に記載の歩行者保護性に優れる自動車用フードパネル。
  3. インナーパネルの骨部が前後方向に延伸する第1の骨部と、幅方向に延伸する第2の骨部からなり、第2の骨部が複数であることを特徴とする請求項1又は2に記載の歩行者保護性に優れる自動車用フードパネル。
  4. インナーパネルの凸部の端部から中央部までが連続した面であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の歩行者保護性に優れる自動車用フードパネル。
  5. インナーパネルの骨部の底の幅が10〜100mmであることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の歩行者保護性に優れる自動車用フードパネル。
  6. インナーパネルの骨部の深さが20mm超50mm以下であることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の歩行者保護性に優れる自動車用フードパネル。
  7. アウターパネル及びインナーパネルの素材が、鋼、アルミニウム合金、マグネシウム合金、チタン合金の何れか1つであることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の歩行者保護性に優れた自動車用フードパネル。
  8. インナーパネルの素材がアルミニウム合金であり、板厚が0.6〜1.5mmであることを特徴とする請求項7に記載の歩行者保護性に優れた自動車用フードパネル。
  9. インナーパネルの素材が、樹脂又は繊維強化樹脂であることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載の歩行者保護性に優れた自動車用フードパネル。
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