JP2008167139A - 路上機群システム、及び、路上機 - Google Patents

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純一 市川
Nobuhiro Sakaemori
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Abstract

【課題】 ETCその他の路車間通信システムにおいて、自レーンに設置された路側無線器が、隣接レーンを走行する車両の車載器と混信することを防止する路車間通信システム、路上機群システム及び路上機を提供する。
【解決手段】 路上機群システムでは、自レーンの路側無線器が車載器と通信を開始したら、隣接レーンの路側無線器がその車載器と通信していないか隣接レーンの路上機に問合せを行う(S18)。そして、その車載器と通信をしている場合は(S22:通信完了、S24:YES)、その車載器は隣接するレーンを走行する車両のものと判定している。そのため、この路上機群システムでは、隣接レーンに電波が漏れても、隣接レーンの車載器と自レーンの路側無線器との間で誤って路車間通信が実行されることを防止できる。
【選択図】図6

Description

本発明は、DSRC方式による無線通信を行う車載器を用いた路車間通信システムに適用された路上機群システムに関する。
ETC(Electronic Toll Collection)システムでは、道路などに設置された路側無線器を備え、この路側無線器と車両に搭載された車載器との間で無線通信を行って、相互認証や料金収受のための情報等を交換している。そしてこの無線通信の通信方式としては、DSRC(Dedicated Short Range Communication:専用狭域通信)方式が用いられている。
このETCシステムの路側無線器は、2本以上の並行に設けられた各レーンのそれぞれに隣接して設置されることが多い。このように路側無線器が隣接して設置されると、一方のレーンの路側無線器と、この一方のレーンに隣接する他方のレーン上の車両の車載器とが通信する、いわゆる混信が発生することが考えられる。この混信が発生する要因としては、路側無線器から発信された電波がレーンを通過する車両で反射して、その反射した電波が隣接レーンに飛ぶことなどが考えられる。
この混信が発生すると、例えば、他方のレーンにおいて一方のレーン上の車両から料金が徴収される可能性がある。また、混信している間、一方のレーン上の車両は一方のレーンの路側通信器と通信ができなくなり、一方のレーンの車両は一方のレーンを通過できない可能性もある。
そのためETCシステムでは、この混信を防止するため、路側無線器の周波数を隣接する路側無線器の周波数とは異なる周波数に設定したり、車両で反射した電波を吸収する電波吸収体を既存のETCの設備に貼り付けるなどの対策がなされている。
さらに、ETCシステムでは、車載器側の対策として、車載器が電波の強さを監視して、強い電波の相手と通信を行うことで、意図せぬ相手との通信を防止する対策が取られている(特許文献1)。
特開2004−221886号公報
ところで、混信対策として上述したような様々な対策がなされているものの、決定的な対策がないのが現状である。そのため現在、路側無線器には、可能な限りの数多くの対策が施こされ、混信を防止する確率を少しでも上げる工夫がなされているが、さらに新しい対策が望まれている。
そこで本発明では、ETCシステム等の路車間通信システムに適用される路上機群システムであって、一方のレーン(第1車両走行経路)に設置された路側無線器(第1路側無線手段)が、他方のレーン(第2車両走行経路)を走行する車両の車載器と混信することを防止する新規な対策を施した路上機群システム及び路上機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に記載した本発明の路上機群システムでは、第2車
両走行経路の通信エリアを通過する各車両に搭載された各車載器との間で第2路側無線手段が行った無線通信の通信記録を記憶する記憶手段を備えることとした。そして、この路車間通信システムでは、第1路側無線手段が通信を開始した一の車載器の通信記録が記憶手段に記憶されている場合、第1禁止手段により、第1路側無線手段による一の車載器との無線通信を禁止するようにした。
つまり、この路上機群システムでは、第2路側無線手段と先に通信を行って記憶手段に通信記録が記憶されている車載器については、その車載器を搭載した車両が第2車両走行経路に位置するものとしている。そして、この路上機群システムでは、その記憶手段に通信記録が記憶されている車載器と、第1路側無線手段とが、第1路側無線手段からの電波が第2車両走行経路に漏れて通信を開始しても、その通信を確実に禁止している。
従って、この路車間通信システムを用いれば、第1路側無線手段からの電波が第2車両走行経路に漏れても、記憶手段に通信記録が記憶された第2車両走行経路上の車両の車載器については、第1路側無線手段との混信を確実に防止することができる。
尚、請求項10に記載の路上機は、この請求項1に記載の路上機群システムに対応する路上機で、この路上機を組み合わせると、上記システムを構築することができる。この路上機を組み合わせて上記システムを構築したとき、一方の路上機の記憶手段は、他方の路上機の路側無線手段を上記システム上の第1路側無線手段としたときの、上記システム上の記憶手段となる。
ところで、車載器と路側無線手段(第1第2問わず)とが無線通信を行う場合、課金処理などのために、予め定められた一連の通信が一般には行われる。そのため、請求項2に記載したように、第2路側無線手段が一の車載器との間で予め定められた一連の通信を行ったことを示す通信記録が、記憶手段に記憶されている場合、第1路側無線手段と一の車載器との無線通信を、第1禁止手段により禁止してもよい。尚、この請求項2に記載された各システムを構築する場合は、請求項11に記載した路上機を用いるとよい。
また、DSRC方式による無線通信を行う車載器を用いた路車間通信システムでは、ある一定値以上の強さの電波を第2路側無線手段が受信したときは、第2車両走行経路上の車両の車載器からその電波を受信したものとして、通信を始めるように規定されている。そのため、請求項3に記載したように、第2路側無線手段が車載器から受信する電波の強さを測定する電波測定手段を備え、この電波測定手段で測定された電波の強さをも通信記録として記憶してもよい。そして、一の車載器の通信記録として、一の車載器が第2車両走行経路の通信エリアに位置するときに受けるものとして想定される予め定められた強さの電波を受信していることを示す通信記録が、記憶手段に記憶されている場合、第1禁止手段により、第1路側無線手段に一の車載器との無線通信を禁止するようにしてもよい。尚、この請求項3に記載された各システムを構築する場合は、請求項12に記載した路上機を用いるとよい。
次に、請求項4に記載したように、記憶手段は、第2路側無線手段が各車載器から受信した各車載器を識別するための識別情報を用いて、各車載器毎に通信記録を記憶することが好ましい。そして、この識別情報としては、請求項5に記載したように、LID(Link Address)を用いることが好ましい。尚、請求項4に記載のシステムでは、請求項13に記載の路上機、請求項5に記載のシステムでは、請求項14に記載の路上機を用いるとよい。
ところで、記憶手段に通信記録が残っていると、この路上機群システムが適用された路上機群を繰り返し通過する際、第2路側無線手段と無線通信した車載器が、その後第1路
側無線手段と無線通信した場合、第1禁止手段において、その無線通信が誤って禁止されてしまう可能性がある。そのため、請求項6に記載したように、記憶手段に記憶された通信情報は、車載器が路上機を通過したら消去するようにしてもよい。このようにすれば、上記のような場合でも、誤って無線通信が禁止されることを防止できる。尚、この請求項6に記載された各システムを構築する場合は、請求項15に記載した路上機を用いるとよい。
また、通信情報を消去するのは、車載器が路上機を通過するタイミングとしては様々あるが、具体的には、車載器を搭載した車両が、路上機が設置されたエリアを通過したか否かを検出する装置を用いて、この検出がなされたら、通信情報を消去してもよいし、予め定められた一定時間経過したら、通信情報を消去してもよいし、その他どのような方法で消去してもよい。
次に、請求項1〜6に記載された路上機群システムのように記憶手段を備えるのではなく、請求項7に記載した路上機群システムのように、第1車両走行経路に設置された第1路側無線手段が一の車載器から受信した電波の強さを測定する第1電波測定手段と、第2車両走行経路に設置され、一の車載器から受信した電波の強さを測定する第2電波測定手段とを備えてもよい。
この場合、一の車載器から受信した電波の強さであって、第1電波測定手段で測定した電波の強さよりも、第2電波測定手段で測定した電波の強さが強い場合に、第2禁止手段により第1路側無線手段に対し一の車載器との無線通信を禁止してもよい。
上述した請求項1〜6に記載された記憶手段を備える路上機群システムでは、第2路側無線手段が通信した過去の記録を使って、車載器がいずれの車両走行経路にあるかを判定しているが、本発明を用いれば、各電波測定手段が受けている現在の電波の強さを比較することにより、車載器が現在いずれの車両走行経路にあるかを判定することができる。
そのため、この路上機群システムを用いれば、車載器がいずれの車両走行経路にあるかの判断をリアルタイムに行った結果に基づいて、第1路側無線手段が、第2車両走行経路上の車両の車載器と混信することを確実に防止することができる。
尚、この請求項7に記載したシステムでは、請求項16に記載した路上機を用いるとよい。
ところで、上述した路上機群システムは、請求項8に記載したように、ETC情報を通信するもの、すなわちETCシステムで適用することが好ましいが、ETCシステム以外のシステムで用いてもよいことはもちろんである。この場合、路上機としては請求項17に記載したように、ETC情報を通信する路上機を用いるとよい。
また、請求項1〜8に記載した路上機群システムに適用される路上機として請求項10〜17に路上機を示したが、請求項9に記載したように上記システムを構築できるものであればどのようなものでもよく、請求項10〜17に記載した路上機に限定されるものではない。
[第1実施形態]
路車間通信システムの一種であるETCシステムに適用される本実施形態の路上機群システムは、二つのレーン(第1車両走行経路、第2車両走行経路に相当)を有する有料道路の料金所に適用されたものであり、隣接する二つのレーンのそれぞれに路上機3を備え
ている。
以下では、まず複数の路上機からなる路上機群システムを構成する路上機3について説明した後、必要な構成や処理について順に説明する。
尚、以下の説明では、必要に応じ、一方のレーンに関するものは符号a、他方のレーンに関するものは符号bを付して説明する。また、必要に応じ、符号aを付したレーンを自レーン、符号bを付したレーンを隣接レーンと呼ぶ。
また、必要に応じ、車列が流れる方向を下流側、その逆方向を上流側と呼ぶ。
<1.路上機>
ここで、図1は、路上機3を側面から見た模式図である。図2は、この路上機3を上方から見た模式図で、説明に必要な構成のみ示している。図3は、レーンコントローラのブロック図である。
路上機3は、路側無線器30、レーンコントローラ31、車両検知器32、発信制御機33、表示器34、不正防止カメラ35を備えている。
路側無線器30は、DSRC方式による無線通信を行う装置であり、各レーン10の上方であって、図2に示すように、各レーン10a,10bの幅方向中程に位置するように設置されている。
各レーン10a,10bには、各路側無線器30a,30bから見て、各レーン10a,10bの上流側に通信エリア39a,39bが設定されている。この通信エリア39a,39bは、具体的には、各レーン10a,10bの幅方向に対しては、各レーン10a,10bと略同じ範囲に設定されている。また、通信エリア39a,39bは、各レーン10a,10bの車列が流れる方向に対しては、その幅方向よりも長尺な範囲(上流側から1つ目と2つ目の車両検知器32の間の範囲(図1参照))に設定されており、全体に略楕円形状になるように設定されている。各路側無線器30a,30bは、この通信エリア39a,39b内でDSRC方式による無線通信を行う。
また、この路側無線器30a,30bは、車載器90a,90bから受信した電波の強さ(受信電力)を測定する電波測定器300a,300bを内蔵している。
車両検知器32は、図1に示すように、例えば赤外線センサ等からなり、車両を検知すると、その旨の信号をレーンコントローラ31に出力する。路上機3は、この車両検知器32を3台備えており、路側無線器30よりも上流側に2台と、発信制御機33よりも下流側に1台設置されている。
発信制御機33は、レーンコントローラ31から入力された制御信号に基づいて、傾きの変化によって車両の通路の通行を遮り、あるいは開放するバーの挙動を制御する。この発信制御機33は、路側無線器30よりも下流側に設置されている。
表示器34は、レーンコントローラ31からの映像信号の入力に基づいて文字やグラフィック等を表示するディスプレイからなる。またこの表示器34は、レーンコントローラ31からの音声信号の入力に基づいて音声を出力するスピーカを備えている。この表示器34は、最も下流側の車両検知器32よりも下流側に設置されている。
不正防止カメラ35は、不正にレーン10を通過するものの監視のため、レーン10に進入する車両9の映像の信号をレーンコントローラ31に出力する。表示器34よりも下
流側に設置されている。
レーンコントローラ31は、路側無線器30、各車両検知器32、発信制御機33、表示器34、不正防止カメラ35と通信可能に接続されている。また、このレーンコントローラ31は、料金所を統括する料金所コンピュータに接続され、この料金所のコンピュータは、さらに外部の精算処理センターのコンピュータに接続されている。
また、図2に示すように、各レーンコントローラ31a,31bは、互いに通信可能に接続されている。
レーンコントローラ31は、図3に示すように、後述する路車間通信処理などの各種処理を行って路上機3を制御するCPU310と、各種処理を行うためのプログラムが格納されたROM311とを備えている。また、このレーンコントローラ31は、各種処理に伴う情報の一時保存を行うRAM312(記憶手段に相当)を備えている。さらに、このレーンコントローラ31は、CPU310が、路側無線器30、車両検知器32、発信制御機33、表示器34、不正防止カメラ35、他のレーンコントローラ31のCPU310と通信するためのインタフェイス313を備えている。
CPU310は、ROM311に格納された動作用のプログラムを実行し、その実行の際にROM311、RAM312から情報を読み出し、RAM312に対して情報の書き込みを行う。またCPU310は、インタフェイス313を介して、車両検知器32、不正防止カメラ35から信号を受信し、発信制御機33、表示器34に信号を出力し、他のレーンコントローラ31のCPU310と通信する。
尚、このレーンコントローラ31と路側無線器30とが、第1路側無線手段、第2路側無線手段に相当する。
<2.車載器>
次に、車載器90について説明する。
ここで図4は、車両9に搭載された車載器90のブロック図である。
車載器90は、無線部91、通信制御部92、マイコン93、HMI(Human Machine Interface)94、SAM(Secure Application Module)95、およびICカードインタフェイス96を備えている。
無線部91は、アンテナを備え、このアンテナが受信した信号に対して増幅、周波数変換、復調、A/D変換等を施し、その結果のデータを通信制御部92に出力する。また無線部91は、通信制御部92から入力されたデータに対してD/A変換、変調、周波数変換、増幅等を施し、その結果を示す信号をアンテナから出力する。
通信制御部92は、無線部91から入力されたデータをマイコン93に出力し、またマイコン93から入力されたデータを、DSRCの規格に則ったタイミングで無線部91に出力する。また通信制御部92は、マイコン93からの制御により、送信タイミング等の通信パラメータの値を変更することができる。
マイコン93は、CPU930、RAM932、ROM934等を備えている。このCPU930は、ROM934から読み出したプログラムを実行し、その実行の際にはRAM932、ROM934から情報を読み出し、RAM932に対して情報の書き込みを行い、必要に応じて通信制御部92、SAM95、HMI94と信号の授受を行う。
HMI94は、図示しない入力装置および報知装置を備えている。入力装置は、ボタン、スイッチ等を備え、これらへのユーザの操作に基づいた信号をマイコン93に出力する。報知装置は、マイコン93からの映像信号の入力に基づいて文字やグラフィック等を表示するディスプレイ、マイコン93の制御に基づいて点灯、点滅する複数の色の異なるLED、およびマイコン93からの音声信号の入力に基づいて音声を出力するスピーカ等から成る。
ICカードインターフェイス96には、ETC用ICカード(以下「ETCカード」という)を抜き差し可能に挿入することができるようになっている。このICカードインターフェイス96は、挿入されることで物理的、電気的に接続されたETCカードに記録されたデータを読み出し、また当該ETCカードにデータを書き込む。
SAM95は、図示しないCPU、ROM、RAMを備え、CPUが、ROMから読み出したプログラムを実行し、その実行の際にはROM、RAMから情報を読み出し、RAM、に対して情報の書き込みを行い、必要に応じてICカードインターフェイス96に接続されたETCカードに対して情報の書き込み、読み出しを行い、マイコン93と信号の授受を行うことで所定の動作を行う。
またSAM95は、ETCカード未挿入であるか否か、ETCカード読み取り中であるか否か、ETCカード読み取り異常であるか否か、別カード挿入状態であるか否か、ETCカード読み取りが完了したか否か等の、ETCカード読み取りに関する状態を検出し、その検出結果をマイコン93に出力する。
以上のように構成された車載器90では、車両9のエンジンがスタートすると、バッテリーから車載器90全体に電力が供給される。
マイコン93は、電力が供給されると始動し、始動するとLID(Link Address)をランダムに生成し、RAM934に記憶する処理を実行する。
そして、マイコン93は、路側無線器30とDSRC方式により無線通信を行うとき、車載器90を識別する識別信号として、このLIDを送信信号に付けて送信する処理を行う。
尚、LIDは、車両9のエンジンが停止し、バッテリーからの電源の供給が停止するまでRAM934に記憶される。
<3.路車間通信処理:シーケンス図>
次に、路上機3と車載器90との間で行われる路車間通信処理について説明する。
ここで、図5は、路上機3と車載器90との通信および車載器90とETCカードとのデータのやりとりのタイミングを表すシーケンス図である。
ETCカードをICカードインターフェイス96に挿入すると、車載器90のSAM95は、ETCカードのデータを読み取る(信号501)。
やがて車両9がレーン10内に進入して、最も上流側の車両検知器32に車両9が検出されると、路上機3の路側無線器30から通信エリア39に向けてFCM(Flame Control Message)信号502が発信される。
そしてさらに車両9がレーン10内に進入して、車両9に搭載された車載器90が通信エリア39に達すると、車載器90が路側無線器30からFCM信号502を受信する。
このとき車載器90は、受信したFCMがETCシステムのFCMであった場合、LIDを含むACT(Activation)信号503を送信する。このLIDは、以後の車載器90と路側無線器30との間で通信される信号に含まれる。
次に、路側無線器30が、車載器90からACT信号503を受信すると、この路側無線器30が受信したACT信号503の電波の強さが電波測定器300で測定される。そしてこの電波測定器300で測定された電波の強さに関する情報は、ACT信号503に含まれるLIDと共に、通信記録としてRAM314に記憶される。またこの受信したACT信号503に応じたBST(Beacon Service Table)信号504を路側無線器30から送信する処理が実行される。
次に、車載器90では、このBST信号504を受信すると、このBST信号504をSAM95が読み取って暗号化したETCカードの情報を含むVST(Vehicle Service Table)信号505を送信する処理が実行される。そして、路側無線器30がこのVST信号505を受信すると、続いてETC通信処理が始まる。
ETC通信処理では、図5に示す通り、路上機3と車載器90との間で課金等のための予め定められた一連の通信が行われる。
具体的には、路上機3の路側無線器30からは、Action1.req信号510、Action2.req信号520、Action3.req信号530、Action4.req信号540が送信される。そして、路側無線器30は、それぞれに応じてAction1.res信号512、Action2.res信号522、Action3.res信号532、Action4.res信号542を車載器90から受信する。
ここで、Action1.req信号510、Action1.res信号512のやりとりは、車載器90とレーンコントローラ31との相互認証のためのデータのやりとりである。また、Action2.req信号520、Action2.res信号522のやりとりは、車載器90からレーンコントローラ31への車両保有情報の送信のためのデータのやりとりである。また、Action3.req信号530、Action3.res信号532のやりとりは、レーンコントローラ31から車載器90への料金所情報の送信のためのデータのやりとりである。さらに、Action4.req信号540、Action4.res信号542のやりとりは、車載器90とレーンコントローラ31とのETC処理結果通知のためのデータのやりとりである。
また、車載器90がAction4.req信号540を受信すると、信号510〜540を通信した結果に応じた各種情報550をETCカードに書き込む処理が実行される。
次に、ETC通信処理が終了すると、DSRC通信終了処理が実行される。
このDSRC通信終了処理では、EventReport.req信号560を路上機3の路側無線器30から車載器90に送信する処理が実行され、ETC通信処理に伴う予め定められた一連の通信を行ったことを示す情報が通信記録として、LID情報と共にRAM314に記憶する処理が実行される。
<4.路車間通信処理:フローチャート>
次に、路上機3(レーンコントローラ31)で実行される路車間通信処理について説明する。
尚、以下に説明する路車間通信処理は、図2の紙面に向かって上側の路上機3aで行わ
れる路車間通信処理について特に説明する。
ここで、図6は路車間通信処理のフローチャートである。
この路車間通信処理(S1)では、まず、S10の処理が実行される。
S10では、最も上流側の車両検知器32aが車両9aを検出したか否かを判定している。この判定(S10)で車両9aが検出されていないときは待機し、車両9aが検出されたときは、S12の処理を実行する。
S12では、FCM信号502の送信を開始する処理が実行される。この処理が開始されると、路側無線器30aから通信エリア39aにFCM信号502が周期的に送信される。そして、車載器90aは、このFCM信号502を受信すると、ACT信号503を発信するので、続くS14では、路側無線器30aがこのACT信号503を受信したか否かを判定する処理が実行される。
このS14で、ACT信号503を受信していないと判定された場合は(S14:NO)待機し、ACT信号503を受信したと判定された場合は(S14:YES)、S16の処理が実行される。
S16では、ACT信号503に含まれるLIDを抽出する処理を実行する。そして抽出されたLIDはRAM314aに記憶される。
続くS18では、隣接する路上機3bのレーンコントローラ31bに、S16で抽出したLIDが共通する車載器90aとの通信記録がRAM314bに記憶されているか問い合わせる処理を実行し、S20の処理が実行される。
S20では、S18で問合せを行ったLIDを含む通信記録がRAM314bに記憶されていない場合はS24の処理が実行される(S20:記録なし)。また、通信記録があっても、予め定められた一連の通信(ここでは特にETC通信処理を実行するときになされる通信を指す)が途中で終了している通信記録である場合(S20:通信未完)は、S22の処理が実行される。さらに、S18で問合せを行ったLIDを含む通信記録がRAM314bに記憶され、しかも、その通信記録が予め定められた一連の通信を行っていることを示すものである場合(S20:通信完了)は、S26により通信を禁止する処理が実行される。
S22では、RAM314bに記憶されたLIDを含む通信記録が、予め定められた一連の通信を行っていることを示す通信記録ではないが、受信したACT信号503の電波の強さが、車載器90aが隣接レーン10bの通信エリア39bに位置するときに受けるものとして想定される予め定められた規定値以上であることを示す通信記録であるか否かを判定する処理が実行される。
この判定(S22)で、予め定められた規定値以上であると判定された場合(S22:YES)、S26により通信を禁止する処理が実行される。一方、この判定(S22)で、予め定められた規定値以下であると判定された場合(S22:NO)、S24の処理が実行される。
S24では、受信したACT信号503を発信した車載器90aが自レーン10aにいるものとして、BST信号504を送信する処理以下、EventReport.req信号560を送信するまでの処理が実行される。
そして、本処理(S1)を終了する。
<5.実施形態に係る路上機群システムの特徴>
本実施形態の路上機群システムでは、路上機3aの路側無線器30aが車載器90からACT信号503を受信したら、このACT信号503に含まれるLIDが共通する車載器90と通信した通信記録が記録されていないか、隣接する路上機3bに問い合わせている処理が実行される(S18)。
そして、LIDが共通する車載器90と通信した通信記録として、予め定められた一連の通信がすでに行われた記録や、路側無線器30aが予め定められた強さの電波を受信していた記録があったときには(S22:通信完了、S24:YES)、そのLIDの車載器90との無線通信が禁止される(S26)。
すなわち、本実施形態の路上機群システムでは、自レーン10aから隣接レーン10bにFCM信号502が漏れるなどして、路側無線器30aと隣接レーン10bの車両9bの車載器90との間で通信を開始してしまっても、上記のような場合、無線通信が禁止される(S26)。
従って、本実施形態の路上機群システムを用いると、自レーン10aに設置された路側無線器30aが、隣接レーン10bを走行する車両の車載器90と混信することを防止することができる。
<6.実施形態と発明特定事項との対応関係>
本実施形態のレーン10a,10bが本発明の第1レーン、第2レーンに相当する。また、路側無線器30a,30b及びレーンコントローラ31a,31bが第1、第2路側無線手段に相当し、RAM314が記憶手段に相当し、S20,S22,S26を実行するレーンコントローラ31a,31bが第1禁止手段に相当し、電波測定器300が電波測定手段に相当する。また、レーン10aが第1車両走行経路、レーン10bが第2車両走行経路に相当する。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。
尚、以下の説明では、第1実施形態と異なる点のみ説明する。
<7.路上機>
まず、路上機3の構成上の相違点について説明する。
ここで、図7は、路上機3を上方から見た模式図である。
本実施形態の路上機群システムでは、各レーン10a,10bの路上機3a,3bが、それぞれ、隣接するレーン10の周波数の電波の強さを測定する第2電波測定器302a,302bを備えている点が異なる。
本実施形態では、各路側無線器30が備えている電波測定器300a,300bを第1電波測定器300a,300bと呼ぶ。
<8.路車間通信処理:フローチャート>
次に、処理上の相違点について説明する。
ここで図8は、本実施形態で実行される路車間通信処理(S3)のフローチャートである。
この路車間通信処理(S3)のS30〜S36の処理は、第1実施形態の路車間通信処
理のS10〜S16の処理と同じ処理を実行しているので、説明を省略する。
S38では、自レーン10aの第1電波測定器300aが受信した電波の強さを示すRSSI値(3)を測定する処理が実行され、S40では隣接レーン10bの第2電波測定器302bが受信した電波の強さを示すRSSI値(4)を測定する処理が実行される。
そしてS42では、RSSI値(3)とRSSI値(4)とが比較され、自レーン10aのRSSI値(3)が隣接レーン10bのRSSI値(4)よりも大きいか否かを判定する処理が実行される。この判定(S42)で、自レーン10aのRSSI値(3)の方が大きいと判定された場合は(S42:YES)、自レーン10aに車両9aがいるものと判定してS44を実行し、S24と同様、車載器90との通信を継続する。一方、この判定(S42)で、自レーン10aのRSSI値(3)の方が小さい場合は(S42:NO)、隣接レーン10bに車両9bがいるものとしてS46を実行し、S26と同様、車載器90との通信を切断する。
<9.実施形態に係る路上機群システムの特徴>
通常、隣接レーン10b上の車両9bの車載器90bからは、第1電波測定器300aに比べ第2電波測定器302bのほうが強い電波を受ける。
そのため、この本実施形態の路上機群システムのように、車載器90から受信した電波の強さであって、第1電波測定器300aで測定した電波の強さよりも、第2電波測定器302bで測定した電波の強さのほうが強い場合(S42:YES)、その電波を発した車載器90は、隣接レーン10b上の車両9bの車載器90bなので、路側無線器30aに対し車載器90bとの無線通信を禁止すれば、路側無線器30aが、隣接レーン10b上の車両9bの車載器90bと混信することを確実に防止することができる。
<10.実施形態と発明特定事項との対応関係>
S42,S46を実行するレーンコントローラ31a,31bが第2禁止手段に相当し、電波測定器300が電波測定手段に相当する。また、第1電波測定器300a,300bが第1電波測定手段に相当し、第2電波測定器302a,302bが第2電波測定手段に相当する。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、2つの各レーン10に路上機3が設置されているものについて説明したが、3つ以上の各レーン10に路上機3が設置されているものに適用してもよいことはもちろんである。
また、上記実施形態では,ETCシステムについての路上機群システムについて説明したが、ビーコンシステムについての路上機群システムなど、ETCシステムについてのものに限られない。
さらに、上記第1実施形態では、ある車載器90について、予め定められた一連の通信が行われている場合に(S22)、路車間通信を禁止するようにしている(S26)が、その車載器90と隣接レーン10bの路側無線器30との間で単に通信が行われているという通信記録があるだけで、路車間通信を禁止してもよい。
ところで、RAM314に通信記録が残っていると、上記第1実施形態の路上機群システムが適用された路上機3群を繰り返し通過する際、例えば、路側無線器30bと無線通信した車載器90が、その後路側無線器30aと無線通信した場合、その無線通信が誤って禁止されてしまう可能性がある(S26)。そのため、RAM314に記憶された通信情報は、車載器90が路上機3を通過したら消去するようにしてもよい。このようにすれば、上記のような場合でも、誤って無線通信が禁止されることを防止できる。
尚、通信情報を消去するのは、車載器90を搭載した車両9が、路上機3が設置されたエリアを通過したか否かを検出する装置(例えば、最も下流側の車両検知器32(図1の最も右端のもの))を用いて、この検出がなされたら、通信情報を消去してもよいし、予め定められた一定時間経過したら、通信情報を消去してもよいし、その他どのような方法で消去してもよい。
本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
第1実施形態:路上機3を側面から見た模式図である。 第1実施形態:路上機3を上方から見た模式図である。 第1実施形態:レーンコントローラのブロック図である。 第1実施形態:車両9に搭載された車載器90のブロック図である。 第1実施形態:路車間通信処理を表すシーケンス図である。 第1実施形態:路車間通信処理のフローチャートである。 第2実施形態:路上機3を上方から見た模式図である。 第2実施形態:路車間通信処理のフローチャートである。
符号の説明
3…路上機、9…車両、10…レーン、30…路側無線器、31…レーンコントローラ、32…車両検知器、33…発信制御機、34…表示器、35…不正防止カメラ、39…通信エリア、90…車載器、91…無線部、92…通信制御部、93…マイコン、96…ICカードインターフェイス、300…電波測定器(第1電波測定器)、302…第2電波測定器

Claims (17)

  1. DSRC方式による無線通信を行う車載器との間で路車間通信を行う路側無線手段を少なくとも有する路上機が複数備えられた路上機群システムであって、
    第1車両走行経路に設置された第1路上機に備えられ、この第1車両走行経路に設定された通信エリア内でDSRC方式による無線通信を行う第1路側無線手段と、
    第2車両走行経路に設置された第2路上機に備えられ、この第2車両走行経路に設定された通信エリア内でDSRC方式による無線通信を行う第2路側無線手段と、
    前記第2路側無線手段が、第2車両走行経路の通信エリアを通過する各車両に搭載された前記各車載器との間で行った無線通信の通信記録を記憶する記憶手段と、
    前記第1路側無線手段が通信を開始した一の前記車載器の通信記録が前記記憶手段に記憶されている場合、前記第1路側無線手段による前記一の車載器との無線通信を禁止する第1禁止手段と
    を備えることを特徴とする路上機群システム。
  2. 請求項1に記載の路上機群システムにおいて、
    前記第1禁止手段は、
    前記第2路側無線手段が前記一の車載器との間で予め定められた一連の通信を行ったことを示す通信記録が、前記記憶手段に記憶されている場合、前記第1路側無線手段による前記一の車載器との無線通信を禁止することを特徴とする路上機群システム。
  3. 請求項1,2のいずれかに記載の路上機群システムにおいて、
    前記第2路側無線手段が前記車載器から受信する電波の強さを測定する電波測定手段を備え、
    前記記憶手段は、
    前記電波測定手段で測定された電波の強さをも通信記録として記憶し、
    前記第1禁止手段は、
    前記一の車載器の通信記録として、前記一の車載器が第2車両走行経路の通信エリアに位置するときに受けるものとして想定される予め定められた強さの電波を受信していることを示す通信記録が、前記記憶手段に記憶されている場合、前記第1路側無線手段による前記一の車載器との無線通信を禁止することを特徴とする路上機群システム。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の路上機群システムにおいて、
    前記記憶手段は、
    前記第2路側無線手段が前記各車載器から受信した前記各車載器を識別するための識別情報を用いて、前記車載器毎に通信記録を記憶することを特徴とする路上機群システム。
  5. 請求項4に記載の路上機群システムにおいて、
    前記識別情報は、LID(Link Address)であることを特徴とする路上機群システム。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載された路上機群システムにおいて、
    前記記憶手段は、前記車載器が前記路上機を通過後、前記通信記録を消去することを特徴とする路上機群システム。
  7. DSRC方式による無線通信を行う車載器との間で路車間通信を行う路側無線手段を少なくとも有する路上機が複数備えられた路上機群システムであって、
    第1車両走行経路に設置された第1路上機に備えられ、この第1車両走行経路に設定された通信エリア内でDSRC方式による無線通信を行う第1路側無線手段と、
    前記第1路側無線手段が一の前記車載器から受信した電波の強さを測定する第1電波測定手段と、
    第2車両走行経路に設置され、前記一の車載器から受信した電波の強さを測定する第2電波測定手段と、
    前記一の車載器から受信した電波の強さであって、前記第1電波測定手段で測定した電波の強さよりも、前記第2電波測定手段で測定した電波の強さが強い場合、前記第1路側無線手段に対し前記一の車載器との無線通信を禁止する第2禁止手段と、
    を備える路上機群システム。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の路上機群システムにおいて、
    DSRC方式による無線通信を行ってETCシステムで扱われるETC情報を通信することを特徴とする路上機群システム。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載された路上機群システムで用いられることを特徴とする路上機。
  10. 車両走行経路に設置される路上機であって、
    車両走行経路に設定された通信エリア内でDSRC方式による無線通信を行う路側無線手段と、
    前記路側無線手段が、車両走行経路の通信エリアを通過する各車両に搭載された前記各車載器との間で行った無線通信の通信記録を記憶する記憶手段と、
    前記路側無線手段が通信を開始した一の前記車載器の通信記録が他の路上機の前記記憶手段に記憶されている場合、前記路側無線手段による前記一の車載器との無線通信を禁止する第1禁止手段と
    を備えることを特徴とする路上機。
  11. 請求項10に記載の路上機において、
    前記第1禁止手段は、
    前記他の路上機の前記路側無線手段が前記一の車載器との間で予め定められた一連の通信を行ったことを示す通信記録が、前記他の路上機の前記記憶手段に記憶されている場合、当該路上機の前記路側無線手段による前記一の車載器との無線通信を禁止することを特徴とする路上機。
  12. 請求項10,11のいずれかに記載の路上機において、
    前記路側無線手段が前記車載器から受信する電波の強さを測定する電波測定手段を備え、
    前記記憶手段は、
    前記電波測定手段で測定された電波の強さをも通信記録として記憶し、
    前記第1禁止手段は、
    前記一の車載器の通信記録として、前記他の路上機が設置された車両走行経路の通信エリアに前記一の車載器が位置するときに受けるものとして想定される予め定められた強さの電波を受信していることを示す通信記録が、前記他の路上機の前記記憶手段に記憶されている場合、前記路側無線手段による前記一の車載器との無線通信を禁止することを特徴とする路上機。
  13. 請求項10〜12のいずれかに記載の路上機において、
    前記記憶手段は、
    前記路側無線手段が前記各車載器から受信した前記各車載器を識別するための識別情報を用いて、前記車載器毎に通信記録を記憶することを特徴とする路上機。
  14. 請求項13に記載の路上機において、
    前記識別情報は、LID(Link Address)であることを特徴とする路上機。
  15. 請求項10〜14のいずれかに記載された路上機において、
    前記記憶手段は、前記車載器が前記路上機を通過後、前記通信記録を消去することを特徴とする路上機。
  16. 車両走行経路に設置される路上機であって、
    車両走行経路に設定された通信エリア内でDSRC方式による無線通信を行う路側無線手段と、
    前記路側無線手段が一の前記車載器から受信した電波の強さを測定する第1電波測定手段と、
    当該路上機が設置された車両走行経路とは異なる車両走行経路に設置され、前記一の車載器から受信した電波の強さを測定する第2電波測定手段と、
    前記一の車載器から受信した電波の強さであって、前記第1電波測定手段で測定した電
    波の強さよりも、前記第2電波測定手段で測定した電波の強さが強い場合、前記第1路側無線手段に対し前記一の車載器との無線通信を禁止する第2禁止手段と、
    を備える路上機。
  17. 請求項8〜16のいずれか記載の路上機において、
    DSRC方式による無線通信を行ってETCシステムで扱われるETC情報を通信するものであることを特徴とする路上機。
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