JP2008165383A - クライアント装置、通信方法およびプログラム - Google Patents

クライアント装置、通信方法およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2008165383A
JP2008165383A JP2006352534A JP2006352534A JP2008165383A JP 2008165383 A JP2008165383 A JP 2008165383A JP 2006352534 A JP2006352534 A JP 2006352534A JP 2006352534 A JP2006352534 A JP 2006352534A JP 2008165383 A JP2008165383 A JP 2008165383A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
request message
www
url
target request
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006352534A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4882738B2 (ja
Inventor
Takahiro Jojima
貴弘 城島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2006352534A priority Critical patent/JP4882738B2/ja
Publication of JP2008165383A publication Critical patent/JP2008165383A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4882738B2 publication Critical patent/JP4882738B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】中継サーバの負荷の増加を抑制しながら、リクエストメッセージが、中継サーバを経由せずにWWWサーバに送信されることを防止することを可能にする。
【解決手段】処理部201は、WWWコンテンツ内のURLを含むHTTPリクエストを生成し、そのHTTPリクエストを送信する。検出部202は、WWWサーバのホスト名が宛先として記述されたURLを含む対象リクエストが生成されたか否かを検知する。停止部203は、その対象リクエストが生成されたことが検知されると、処理部201による該対象リクエストの送信を停止する。その後、再開部204は、その対象リクエストが含むURLを、中継サーバ3を中継するための中継用URLに書き換え、そのURLを書き換えた対象リクエストメッセージを処理部201に送信させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、クライアント装置、通信方法およびプログラムに関し、特には、リクエストメッセージを、中継サーバを経由してWWWサーバに送信するクライアント装置、通信方法およびプログラムに関する。
近年、ネットワーク技術の発達により、その通信手段として様々な技術が登場してきている。特に、WWW(World Wide Web)と呼ばれるインターネット通信技術は、全世界的に標準的な技術として利用されている。WWWでは、利用者は、情報提供者が用意したWWWサーバと呼ばれるホストコンピュータに対して、WWWブラウザと呼ばれるプログラムを用いてアクセスし、所望の情報を取得している。
WWWにて取得可能な資源は、WWWコンテンツと呼ばれる。WWWコンテンツは、HTML(Hyper Text Markup Language)と呼ばれる記述言語で記述されることが多い。WWWブラウザは、HTMLにて記述された情報を取得すると、そのHTMLを解釈して、その情報をHTMLページとして表示する。
HTMLページでは、他のWWWコンテンツのリンク情報を挿入することが可能であり、利用者は、そのリンク情報を用いて、別のWWWコンテンツをWWWサーバから取得できる。また、WWWサーバ内のWWWコンテンツは、URL(Uniform Resource Locator)と呼ばれる規定に則った名前で指定される。HTMLページのリンク情報は、このURLにより他のWWWコンテンツを指定している。
URLによるWWWコンテンツの指定方法は、フルパス指定、絶対パス指定および相対パス指定がある。
フルパス指定では、URLは、宛先のWWWサーバの名前(ホスト名)と、そのWWWサーバ内のWWWコンテンツを指定するパス文字列とで記述される。例えば、フルパス指定のURLは、「http://サーバA/パス1/ファイル1.html」で記述される。ここで、“サーバA”は、WWWサーバのホスト名であり、”/パス1/ファイル1.html”は、パス文字列である。このURLは、ホスト名が”サーバA”のWWWサーバの”/パス1/”というパス文字列で示されるディレクトリ内の”ファイル1.html”というファイル記述子を持つHTMLページを指定している。
また、絶対パス指定では、「/」から始まるパス文字列が記述されている。例えば、「/ファイル1.html」が絶対パス指定である。
さらに、相対パス指定では、「/」で始まらないパス文字列が記述されている。例えば、「g/h.html」が相対パス指定である。
HTMLページでは、静止画像および動画像などHTMLと異なるWWWコンテンツへのリンク情報も記述することが可能であり、HTMLページを表示する際に、そのWWWコンテンツを指定箇所に挿入することが可能である。なお、利用者がWWWブラウザを用いてWWWコンテンツを取得する場合、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)と呼ばれるインターネット通信技術を用いられる。
このようなWWWにおいて、情報共有技術が提案されている。情報共有技術では、複数のユーザが同一のHTMLページを更新し、その更新されたHTMLページが複数のクライアントでリアルタイムに表示される。
情報共有技術において、中継サーバが用いられる技術がある。中継サーバを用いた情報共有技術は、例えば、特許文献1(特表2001−511561号公報)、特許文献2(特開2006−18795号公報)および特許文献3(特開2001−243195号公報)などに記載されている。
特許文献1に記載の同期表示方法では、クライアント内のWWWブラウザにてWWWサーバへのHTTPリクエストが送信されると、そのクライアント内の同期モジュールが、そのHTTPリクエストを横取りし、そのHTTPリクエストを同期サーバ(中継サーバに相当)に送信する。
同期サーバは、そのHTTPリクエストをWWWサーバに送信し、そのHTTPリクエストに応じたWWWコンテンツを取得する。同期サーバは、WWWコンテンツを取得すると、クライアント内の同期モジュールに送信する。同期モジュールは、そのWWWコンテンツをWWWブラウザで表示する。
同期モジュールは、その記憶場所をWWWブラウザに通知する。WWWブラウザは、その同期サーバの記憶場所からWWWコンテンツを取得する。
一般に、WWブラウザ内部では様々なモジュールが連携して動作している。このため、この同期表示方法では、同期モジュールが、送信されたHTTPリクエストを横取りして通信を行なう際に、モジュール間の動作に異常が発生し、通信に不具合が発生する場合がある。
特許文献2および3に記載の技術では、同期モジュールが、送信されたWWWWコンテンツを横取りしなくても、WWWコンテンツを取得することが可能である。
特許文献2に記載のWEB共有システムでは、中継サーバは、クライアントのWWWブラウザから受け付けたHTTPリクエストに中継用URLが含まれていた場合、その中継用URLに基づいて、そのHTTPリクエストをWWWサーバに送信する。
中継用URLは、「http://中継サーバのホスト名/中継判定文字列/WWWサーバのホスト名/パス文字列」という書式で記述される。中継判定文字列は、このURLが中継URLであることを示す。
例えば、HTTPリクエストに中継用URL「http://proxy.com/flag/aaa.com/ccc.html」が含まれている場合、中継サーバがこのHTTPリクエストを送信する宛先のWWWサーバのホスト名は、「aaa.com」となり、パス文字列は「/ccc.html」となる。なお、「proxy.com」は、中継サーバのホスト名であり、「flag」は、中継判定文字列である。
中継サーバは、WWWサーバから、その送信したHTTPリクエストに応じたHTMLページを受信すると、そのHTMLページをクライアントのWWWブラウザに返信する。
このとき、中継サーバは、そのWWWサーバのホスト名を示す維持用のクッキー情報を作成し、WWWブラウザに返信する。WWWブラウザは、クッキー情報を受け取ると、以後、他のWWWサーバのホスト名を含む中継用URLを受信するまで、WWWサーバとの通信時に必ずこのクッキー情報を添付してHTTPリクエストを中継サーバに送信するようになる。
また、中継サーバは、そのHTTPリクエストに中継用URLが含まれていない場合、そのHTTPリクエストにセッション維持用のクッキー情報が含まれているか否かを判定する。このような場合には、例えば、HTMLページ内に絶対パスのURLがある場合などがあげられる。
そのHTTPリクエストにセッション維持用のクッキー情報が含まれていると、中継サーバは、そのクッキー情報で示されるWWWサーバに、そのHTTPリクエストを送信する。
これにより、WWWブラウザは、例えば、HTMLページ内に絶対パスで指定された画像などがあっても、その画像を取得することが可能になっている。
このため、クライアントがHTMLページを取得する場合に、他のモジュールが、送信されたHTTPリクエストを横取りすることなく、HTMLページを取得する事が可能となっている。
しかしながら、このWEB共有システムでは、HTMLページ内にWWWサーバのホスト名が宛先として記述されたURLがあると、そのURLを含むHTTPリクエストが中継サーバを中継せずに、そのWWWサーバに直接送信されてしまうという問題点があった。
例えば、HTMLページ内にURL「http://www.nec.co.jp/index.html」があると、そのURLに応じたHTTPリクエストが、ホスト名「www.nec.co.jp」で指定されるWWWサーバに送信されてしまう。
特許文献3に記載の共有情報利用システムでは、HTMLページ内にWWWサーバを宛先とするURLがあっても、HTTPリクエストを中継サーバに送信することが可能である。
この共有情報利用システムでは、中継サーバは、クライアントのWWWブラウザからHTTPリクエストを受け付け、そのHTTPリクエストを、WWWサーバに中継してそのHTTPリクエストに対応したWWWコンテンツを取得する。
中継サーバは、その取得したWWWコンテンツ内のURLを、中継サーバを宛先とするURLに書き換える。中継サーバは、そのURLを書き換えたHTTPリクエストをクライアントに送信する。クライアントのWWWブラウザは、中継サーバから、そのURLが書き換えられたWWWコンテンツを受信し、そのWWWコンテンツを表示する。
このため、WWWブラウザは、ユーザの操作により、その表示されたWWWコンテンツ内のURLを含むHTTPリクエストを送信する場合、そのURLは中継サーバを宛先とするURLに書き換えられているため、そのHTTPリクエストは、中継サーバに送信される。
特表2001−511561号公報 特開2006−18795号公報 特開2001−243195号公報
特許文献3に記載の共有情報利用システムでは、中継サーバは、その取得したWWWコンテンツに含まれるURLを書き換えるときに、そのWWWコンテンツに含まれる文字列がURLか否かを判断する必要がある。
しかしながら、WWWコンテンツ内の文字列がURLか否かの判断は、一般に難しい。このため、URLである文字列が誤ってURLでないと判断されたり、URLでない文字列が誤ってURLであると判断され、そのURLが書き換えられたりする可能性がある。
例えば、HTML記述「<BODY>http://www.nec.co.jp</BODY>」に含まれる「http://www.nec.co.jp」は、URLの形式であるが、WWWブラウザでは、URLではなく、単なる文字列として処理される。また、HTML記述「<a href=b>」に含まれる文字列「b」は、URLとして処理される。
このため、URLか否かの判断を正確に行なうためには、複雑な処理が必要となり、その結果、中継サーバの負荷が増加して、中継サーバの動作速度が遅延する可能性がある。
本発明の目的は、中継サーバの負荷の増加を抑制しながら、WWWコンテンツ内のURLを含むリクエストメッセージが、中継サーバを経由せずにWWWサーバに送信されることを防止することが可能なクライアント装置、通信方法およびプログラムを提供することである。
上記の目的を達成するために、リクエストメッセージをWWWサーバに中継する中継サーバと接続されたクライアント装置であって、WWWコンテンツ内のURLを含むリクエストメッセージを生成し、該生成したリクエストメッセージを送信する処理部と、前記処理部が前記リクエストメッセージを生成したときに、該リクエストメッセージが前記WWWサーバのホスト名が宛先として記述されたURLを含む対象リクエストメッセージであるか否かを検知する検出部と、前記検出部にて前記対象リクエストメッセージであることが検知されると、前記処理部による該対象リクエストメッセージの送信を停止する停止部と、前記停止部にて前記対象リクエストメッセージの送信が停止されると、該対象リクエストメッセージが含むURLを、前記中継サーバを中継するための中継用URLに書き換え、該URLを書き換えた対象リクエストメッセージを前記処理部に送信させる再開部と、を含む。
また、本発明の通信方法は、リクエストメッセージをWWWサーバに中継する中継サーバと接続されたクライアント装置が行なう通信方法であって、WWWコンテンツ内のURLを含むリクエストメッセージを生成する生成ステップと、前記生成されたリクエストメッセージを送信する送信ステップと、前記リクエストメッセージが生成されたときに、該リクエストメッセージが前記WWWサーバのホスト名が宛先として記述されたURLを含む対象リクエストメッセージであるか否かを検知する検知ステップと、前記対象リクエストメッセージであることが検知されると、該対象リクエストメッセージの送信を停止する停止ステップと、前記対象リクエストメッセージの送信が停止されると、該対象リクエストメッセージが含むURLを、前記中継サーバを中継するための中継用URLに書き換える書換ステップと、前記URLが書き換えられた対象リクエストメッセージを送信する送信ステップと、を含む。
上記の発明によれば、リクエストメッセージに含まれるWWWサーバのホスト名が宛先として記述されたURLが、中継サーバを中継するための中継用URLに書き換えられる。
このため、中継サーバがWWWコンテンツ内のURLを変更しなくても、そのURLを含むリクエストメッセージが、中継サーバを経由せずにWWWサーバに送信されることを防止することが可能になる。したがって、中継サーバの負荷の増加を抑制しながら、WWWコンテンツ内のURLを含むリクエストメッセージが、中継サーバを経由せずにWWWサーバに送信されることを防止することが可能になる。
また、前記WWWコンテンツ内には、複数のURLがあり、前記処理部は、前記複数のURLのそれぞれを含む複数のリクエストメッセージを生成し、また、前記送信されたリクエストメッセージに応じたWWWコンテンツを受信し、前記再開部は、前記停止部にて複数の対象リクエストメッセージの送信が停止された場合、該複数の対象リクエストメッセージのいずれか一つを少なくとも選択し、該選択した対象リクエストメッセージが含むURLを、前記中継用URLに書き換え、前記再開部にて選択された対象リクエストメッセージが含むURLに宛名として記述されたホスト名のWWWサーバからのWWWコンテンツの受信が、前記処理部にて終了されたか否かを確認し、該WWWコンテンツの受信が終了すると、前記再開部に前記選択した対象リクエストメッセージと異なる対象リクエストメッセージを選択させる監視部を含むことが望ましい。
従来、複数のWWWコンテンツのそれぞれの内に、挿入用のWWWコンテンツを指定する絶対パスのURLがあると、その挿入用のWWWコンテンツの受信が失敗する可能性があった。このような現象は、例えば、WEBページ内に、画像を指定する絶対パスのURLを有する複数のフレームページがある場合などで発生する。
例えば、図8で示したHTMLページ800において、クライアント装置が、フレームページ「1」および「2」を同時に受信した場合、各フレームページ内の画像「1」および「2」のそれぞれを取得するための二つのリクエストメッセージがほぼ同時に中継サーバに送信される。このとき、画像「1」を指定するURLは、WWWサーバ「aaa.com」内の画像を指定するパス文字列で記述された絶対パスであり、画像「2」を指定するURLは、WWWサーバ「xxx.co.jp」内の画像を指定するパス文字列で記述された絶対パスである。
中継サーバは、各画像は、絶対パスのURLで指定されているため、セッション維持用のクッキー情報で示されるWWWサーバにリクエストメッセージを中継しようとする。しかしながら、セッション維持用のクッキー情報は、フレームページ「1」のWWWサーバのホスト名”aaa.com”と、フレームページ「2」のWWWサーバのホスト名”xxx.co.jp”とのいずれか一つのしか示せないため、画像「1」または「2」のどちらかの取得が失敗する。
上記の発明によれば、選択された対象リクエストメッセージが含むURLに記述されたホスト名のWWWサーバからの受信が終了すると、その選択した対象リクエストメッセージと異なる対象リクエストメッセージが選択される。
このため、WWWコンテンツ内に、互いに異なるWWWサーバ内の挿入用のWWWコンテンツを指定するパス文字列で記述された絶対パスのURLがあっても、その挿入用のWWWコンテンツの受信の失敗を防止することが可能になる。
また、前記再開部は、前記停止部にて互いに同じWWWサーバのホスト名が宛先として記述されたURLを含む複数の対象リクエストメッセージの送信が停止されると、該複数の対象リクエストメッセージを全て選択することが望ましい。
また一般に、一つずつHTTPリクエストが送信されると、通信速度が遅くなる。
上記の発明によれば、互いに同じWWWサーバのホスト名が宛先として記述されたURLを含む複数の対象リクエストメッセージの全てが、選択される。
このため、宛名が同じWWWサーバに、同時にリクエストメッセージを送信することが可能になり、通信速度を向上させることが可能になる。
また、前記監視部は、前記WWWコンテンツの受信が終了すると、前記再開部が選択した対象リクエストメッセージが含むURLに宛先として記述されたホスト名と異なり、かつ、互いに同じWWWサーバのホスト名が宛先として記述されたURLを含む複数の対象リクエストメッセージがある場合、前記再開部に該複数の対象リクエストメッセージを全て選択させることが望ましい。
上記の発明によれば、WWWコンテンツの受信が終了すると、選択された対象リクエストメッセージと異なり、かつ、互いに同じWWWサーバのホスト名が宛先として記述されたURLを含む複数の対象リクエストメッセージが全て選択される。
このため、互いに同じWWWサーバのホスト名が宛先として記述されたURLを含む複数の対象リクエストメッセージが、複数セットあった場合に、通信速度を向上させることが可能になる。
また、本発明のプログラムは、前記通信方法をコンピュータに実行させる。
本発明によれば、中継サーバの負荷の増加を抑制しながら、WWWコンテンツ内のURLを含むリクエストメッセージが、中継サーバを経由せずにWWWサーバに送信されることを防止することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施例の通信システムを示したブロック図である。
図1において、通信システムは、WWWサーバ1と、クライアント装置2と、中継サーバ3とを含む。WWWサーバ1、クライアント装置2および中継サーバ3は、例えば、インターネットで相互に接続される。なお、WWWサーバ1、クライアント装置2および中継サーバ3を接続する通信網は、インターネットに限らず適宜変更可能である。
また、WWWサーバは、複数あり、図1では、その複数のWWWサーバの中の一つが示されている。
WWWサーバ1は、WWWコンテンツを格納する。WWWコンテンツは、例えば、HTMLページなどのWEBページおよび画像などのWWWにて取得可能な情報資源である。
WWWサーバ1は、クライアント装置2または中継サーバ3からHTTPリクエストを受け付けると、そのHTTPリクエストに応じた応答をクライアント装置2または中継サーバ3に送信する。なお、HTTPリクエストは、リクエストメッセージの一例である。
例えば、HTTPリクエストの方法(メソッド:method)が「GET」の場合、WWWサーバ1は、そのHTTPリクエストが含むURLのパス文字列で指定されるWWWコンテンツを応答として送信する。なお、HTTPリクエストの方法は、そのHTTPリクエストの種類を示す。方法「GET」のHTTPリクエストは、データの取得を示す。
クライアント装置2は、入力部21、情報処理部22と、表示部23と、リクエスト蓄積部24とを含む。
入力部21は、WWWコンテンツを変更する旨の変更指示を受け付ける。
情報処理部22は、HTML処理部201と、リクエスト検出部202と、リクエスト停止部203と、リクエスト再開部204と、読み込み監視部205とを含む。
HTML処理部(以下、処理部と呼ぶ)201は、WWWサーバ1または中継サーバ3から、WWWコンテンツを受信すると、そのWWWコンテンツを表示部23に表示する。
処理部201は、そのWWWコンテンツ内のURLを含むリクエストメッセージを生成し、その生成したリクエストメッセージを送信する。なお、そのWWWコンテンツ内に複数のURLがある場合、処理部201は、その複数のURLのそれぞれを含む複数のHTTPリクエストを生成する。
処理部201は、その送信したリクエストメッセージに応じた応答をWWWサーバ1または中継サーバ3から受信する。応答は、例えば、WWWコンテンツである。
また、処理部201は、入力部21が変更指示を受け付けると、その変更指示に従って、WWWサーバ1または中継サーバ3から受信した新しいWWWコンテンツを表示部23に表示する。なお、WWWコンテンツの変更および表示は、従来技術と変らず、また、本発明と直接関係しないので詳細な説明は省略する。
リクエスト検出部(以下、検出部と呼ぶ)202は、処理部201がHTTPリクエストを生成したときに、そのリクエストメッセージが、WWWサーバのホスト名が宛先として記述されたURLを含むHTTPリクエストであるか否かを検知する。以下、WWWサーバのホスト名が宛先として記述されたURLを含むHTTPリクエストを対象リクエストと呼ぶ。
例えば、処理部201は、その対象リクエストを生成すると、その対象リクエストを検出部202に通知する。検出部202は、その対象リクエストを受け付けると、処理部201が生成したHTTPリクエストを対象リクエストであると検知する。
検出部202は、そのHTTPリクエストを対象リクエストであると検知すると、その対象リクエストをリクエスト蓄積部(以下、蓄積部と呼ぶ)24に記憶する。
このとき、検出部202は、その対象リクエストに基づく情報を蓄積部24に記憶してもよい。例えば、検出部202は、ヘッダ情報、クッキー情報およびHTTPバージョン情報などを蓄積部24に記憶してもよい。
リクエスト停止部(以下、停止部と呼ぶ)203は、検出部202にて対象リクエストであることが検知されると、処理部201によるその対象リクエストの送信を停止する。
リクエスト再開部(以下、再開部と呼ぶ)204は、停止部203にて対象リクエストメッセージの送信が停止されると、蓄積部24に記憶された対象リクエストが含むURLを、中継サーバ3を中継するための中継用URLに書き換える。
中継用URLは、宛先として中継サーバ3のホスト名が記述され、その対象リクエストが含むURLに宛先として記述されたWWWサーバのホスト名と、WWWコンテンツのパス文字列を含む。
例えば、中継サーバ3のホスト名が「proxy.com」であり、対象リクエストに含まれるURLが「http://bbb.com/index.html」であると、再開部204は、そのURLを、中継用URL「http://proxy.com/flag/bbb.com/index.html」に書き換える。ここで、「/flag/」は、中継判定文字列であり、このURLが中継用URLであることを示す。なお、中継判定文字列は、中継サーバ3が中継用URLか否かを判定することが可能なものであれば、「/flag/」に限らず適宜変更可能である。
複数の対象リクエストが蓄積部24に記憶されている場合、再開部204は、その複数の対象リクエストのいずれか一つを少なくとも選択し、その選択した複数の対象リクエストのそれぞれが含むURLを中継用URLに書き換える。
また、同じWWWサーバのホスト名が宛先として記述されたURLを含む複数の対象リクエストが蓄積部24に記憶されている場合、再開部204は、その複数の対象リクエストを全て選択し、その選択した対象リクエストが含むURLを中継用URLに書き換える。
再開部204は、URLを書き換えると、そのURLを書き換えた対象リクエストを処理部201に送信させる。このため、モジュールが、送信されたHTTPリクエストを横取りすることなく、HTTPリクエストを中継サーバに送信することが可能になっている。
読み込み監視部(以下、監視部と呼ぶ)205は、再開部204が選択した対象リクエストメッセージが含むURLに宛名として記述されたホスト名のWWWサーバからのWWWコンテンツの受信が、処理部201にて終了されたか否かを確認する。
そのWWWコンテンツの受信が終了すると、監視部205は、再開部204にその選択された対象リクエストメッセージと異なる対象リクエストメッセージを選択させる。
ここで、監視部205は、再開部204が選択した対象リクエストメッセージが含むURLに宛先として記述されたホスト名と異なり、かつ、互いに同じホスト名が宛先として記述されたURLを含む複数の対象リクエストメッセージが蓄積部24にある場合、再開部204にその複数の対象リクエストメッセージを全て選択させる。
中継サーバ3は、クライアント装置2からHTTPリクエストを受信すると、そのHTTPリクエストをWWWサーバに中継する。ここで、中継サーバ3は、WWWサーバ1にHTTPリクエストを送信したとする。
中継サーバ3は、WWWサーバ1から、そのHTTPリクエストに応じた応答を受信し、その応答をクライアント装置2に返信する。このとき、WWWサーバ1のホスト名を示すセッション維持用のクッキー情報を生成し、そのセッション維持用のクッキー情報をその応答に付けて送信する。
ここで、クッキーとは、返信するWWWコンテンツを変更することなく、WWWブラウザに対する追加情報(クッキー情報)を保存しておくために利用する機能である。なお、クッキーは、WWWブラウザの一般的な機能であり、ここでは詳細な説明を省略する。
中継サーバ3は、例えば、特許文献3に記載の中継サーバである。なお、中継サーバ3は、特許文献3に記載の中継サーバに限らず、HTTPリクエストをWWWサーバに中継することが可能であればよい。
次に動作の概要を説明する。
図2は、WWWコンテンツの一例を示した説明図である。
図2では、WWWコンテンツとして、HTMLページ100が示されている。HTMLページ100内には、フレームページ11ないし13のそれぞれを指定する三つのURLがある。その三つのURLのそれぞれは、「http://bbb.com/index.html」、「http://zzz.co.jp/main.html」および「http://bbb.com/adv.html」である。
処理部201は、HTMLページ100を受信すると、そのHTMLページ内の三つのURLのそれぞれを含む三つのHTTPリクエストを生成する。
その三つHTTPリクエストの全ては、WWWサーバのホスト名が宛先として記述されたURLを含む。このため、検出部202は、その三つのHTTPリクエストを対象リクエストであると検知し、その三つの対象リクエストを蓄積部24に記憶する。また、停止部203は、処理部201によるその三つの対象リクエストの送信を停止する。
図3は、蓄積部24に記憶されたHTTPリクエスト(対象リクエスト)の一例を示した説明図である。
図3において、HTTPリクエスト300は、方法301と、URL302と、発行元303と、データ304とを含む。
方法301は、HTTPリクエスト300の種類を示す。URL302は、フレームページを指定するURLを示す。発行元303は、フレームページの名前を示す。データ304は、送信するデータを示す。なお、データ304「なし」は、送信するデータがないことを示す。
フレームページ11および13のそれぞれを指定するURLは、同じWWWサーバのホスト名(bbb.com)を宛名として記述しているので、再開部204は、フレームページ11および13のそれぞれを指定するURLを含む二つのHTTPリクエスト300を選択する。
再開部204は、その選択した二つのHTTPリクエスト300のそれぞれが含むURLを、中継用URLに書き換える。なお、中継用URLは、例えば、「http://proxy.com/flag/bbb.com/index.html」および「http://proxy.com/flag/bbb.com/adv.html」である。
再開部204は、そのURLを書き換えた二つのHTTPリクエスト300を処理部201から送信し、その後、その二つのHTTPリクエスト300を蓄積部24から削除する。
この二つのHTTPリクエスト300のそれぞれは、中継用URLを含むので、中継サーバ3に送信される。
中継サーバ3は、その二つのHTTPリクエスト300を受信すると、そのHTTPリクエストを、その二つのHTTPリクエスト300が含むWWWサーバのホスト名「bbb.com」に送信する。
ホスト名「bbb.com」のWWWサーバは、その二つのHTTPリクエストを受信すると、その二つのHTTPリクエストのそれぞれに応じた二つのWWWコンテンツ(フレームページ11および13)を応答として中継サーバ3に送信する。
中継サーバ3は、その二つのフレームページ11および13を受け付けると、そのフレームページ11および13をクライアント装置2の処理部201に返信する。このとき、中継サーバ3は、ホスト名「bbb.com」を示すセッション維持用のクッキー情報を生成し、そのクッキー情報をフレームページ11および13に付けて送信する。
処理部201は、そのフレームページ11および13を受信すると、そのフレームページ11および13を表示部23に表示する。
また、処理部201は、フレームページ11および13のそれぞれの内の画像11aおよび13aを指定するURL「/BBB.JPG」および「/ADV.JPG」のそれぞれを含む二つのHTTPリクエストを生成し、その二つのHTTPリクエストを中継サーバ3に送信する。このとき、処理部201は、フレームページ11および13に付けられたクッキー情報をその二つのHTTPリクエストのそれぞれに付けて、その二つのHTTPリクエストを中継サーバ3に送信する。
中継サーバ3は、その二つのHTTPリクエストを受信すると、そのHTTPリクエストに付いたクッキー情報が示すホスト名「bbb.com」のWWWサーバにその二つのHTTPリクエストを送信する。
ホスト名「bbb.com」のWWWサーバは、その二つのHTTPリクエストを受信すると、その二つのHTTPリクエストのそれぞれに応じた二つのWWWコンテンツ(画像11aおよび13a)を応答として中継サーバ3に送信する。
中継サーバ3は、その二つの画像11aおよび13aを受け付けると、その画像11aおよび13aをクライアント装置2の処理部201に返信する。
処理部201は、中継サーバ3から画像11aおよび13aを受信すると、それらの画像11aおよび13aを表示部23に表示する。
監視部205は、処理部201による画像11aおよび13aの受信が終了すると、対象リクエストメッセージが含むURLに宛名として記述されたホスト名「bbb.com」のWWWサーバからのWWWコンテンツの受信が、処理部201にて終了されたことを確認する。監視部205は、再開部204に先に選択した対象リクエストメッセージと異なる対象リクエストメッセージを選択させる。
次に、動作を説明する。
図4は、通信システムの動作の一例を説明するためのフローチャートである。
ステップS101では、処理部201は、WWWサーバ1または中継サーバ3からWWWコンテンツを受信すると、そのWWWコンテンツを表示部23に表示する。処理部201は、ステップS101を終了すると、ステップS102を実行する。
ステップS102では、処理部201は、そのWWWコンテンツに基づいて、そのWWWコンテンツ内のURLを含むHTTPリクエストを生成する。
処理部201は、その生成したHTTPリクエストが対象リクエストであると、そのHTTPリクエストを検出部202に通知する。検出部202は、そのHTTPリクエストを受け付けると、ステップS103を実行する。
ステップS103では、検出部202は、処理部201が生成したHTTPリクエストが対象リクエストであることを検知する。検出部202は、ステップS103を終了すると、ステップS104を実行する。
ステップS104では、検出部202は、その対象リクエストを蓄積部24に記憶する。検出部202は、ステップS104を終了すると、ステップS105を実行する。
ステップS105では、検出部202は、対象リクエストが生成された旨の生成情報を生成し、その生成情報を停止部203に出力する。
停止部203は、その生成情報を受け付けると、対象リクエストの送信を停止する旨の停止指示を生成し、その停止指示を処理部201に出力する。処理部201は、その停止指示を受け付けると、その停止指示にて指示された対象リクエストの送信を停止する。
例えば、生成情報および停止指示は、その対象リクエストのURLを含み、処理部201は、その停止指示が含むURLと同じURLを含むHTTPリクエストの送信を停止して、対象リクエストの送信を停止する。
また、停止部203は、停止指示を出力すると、対象リクエストの送信を停止した旨の停止情報を再開部204に出力する。再開部204は、その停止情報を受け付けると、ステップS106を実行する。
ステップS106では、再開部204は、蓄積部24から対象リクエストを取得する。このとき、宛名が同じWWWサーバのURLを含む複数の対象リクエストが蓄積部24に記憶されている場合、再開部204は、その複数の対象リクエストを全て選択し、その選択した対象リクエストを取得する。
なお、複数の対象リクエストが蓄積部24に記憶されているが、宛名が同じWWWサーバのURLを含む複数の対象リクエストが蓄積部24に記憶されていない場合、再開部204は、その複数の対象リクエストのいずれか一つを選択し、その選択したHTTPリクエストを取得する。
再開部204は、対象リクエストを取得すると、その取得した対象リクエストを蓄積部24から削除する。再開部204は、ステップS106を終了すると、ステップS107を実行する。
ステップS107では、再開部204は、その取得した対象リクエストが含むURLを中継用URLに書き換える。このとき、再開部204は、対象リクエストが含むURLと異なる情報を書き換えてもよいし、その対象リクエストに新しい情報を追加してもよい。
再開部204は、ステップS107を終了すると、ステップS108を実行する。
ステップS108では、再開部204は、そのURLを書き換えた対象リクエストを送信する旨の送信指示を生成し、その送信指示および対象リクエストを処理部201に出力する。
処理部201は、その送信指示および対象リクエストを受け付けると、その対象リクエストを送信する。このとき、対象リクエストは、中継用URLを含むので、中継サーバ3に送信される。
中継サーバ3は、その対象リクエストを受信すると、ステップS109を実行する。
ステップS109では、中継サーバ3は、その対象リクエストをWWWサーバ1に中継する。WWWサーバ1は、その対象リクエストを受信すると、その対象リクエストに応じたWWWコンテンツを応答として中継サーバ3に送信する。中継サーバ3は、そのWWWコンテンツを受信すると、そのWWWコンテンツを処理部201に送信する。このとき、中継サーバ3は、WWWサーバ1を示すセッション維持用のクッキー情報を生成する。
処理部201は、そのWWWコンテンツを受信すると、そのWWWコンテンツを表示部23に表示する。
また、監視部205は、WWWサーバ1からのWWWコンテンツの受信が処理部201にて終了したか否かを確認する。監視部205は、そのWWWコンテンツの受信が終了すると、対象HTTPリクエストを選択する旨の選択指示を再開部204に出力する。再開部204は、その選択指示を受け付けると、ステップS106を実行する。
本実施例によれば、処理部201は、WWWコンテンツ内のURLを含むHTTPリクエストを生成し、そのHTTPリクエストを送信する。検出部202は、WWWサーバのホスト名が宛先として記述されたURLを含む対象リクエストが生成されたか否かを検知する。停止部203は、その対象リクエストが生成されたことが検知されると、処理部201によるその対象リクエストの送信を停止する。再開部204は、その対象リクエストの送信が停止されると、その対象リクエストが含むURLを、中継サーバ3を中継するための中継用URLに書き換える。再開部204は、そのURLを書き換えた対象リクエストメッセージを処理部201に送信させる。
この場合、リクエストメッセージに含まれるWWWサーバのホスト名が宛先として記述されたURLが、中継サーバを中継するための中継用URLに書き換えられる。
このため、中継サーバがWWWコンテンツ内のURLを変更しなくても、そのURLを含むリクエストメッセージが、中継サーバを経由せずにWWWサーバに送信されることを防止することが可能になる。したがって、中継サーバの負荷の増加を抑制しながら、WWWコンテンツ内のURLを含むリクエストメッセージが、中継サーバを経由せずにWWWサーバに送信されることを防止することが可能になる。
また、本実施例では、再開部204は、停止部203にて複数の対象リクエストメッセージの送信が停止された場合、その複数の対象リクエストメッセージのいずれか一つを少なくとも選択する。再開部204は、その選択した対象リクエストメッセージが含むURLを、中継用URLに書き換える。監視部205は、その選択された対象リクエストメッセージが含むURLに宛名として記述されたホスト名のWWWサーバからのWWWコンテンツの受信が、処理部201にて終了されたか否かを確認する。監視部205は、そのWWWコンテンツの受信が終了すると、再開部204にその選択した対象リクエストメッセージと異なる対象リクエストメッセージを選択させる。
この場合、選択された対象リクエストメッセージが含むURLに記述されたホスト名のWWWサーバからの受信が終了すると、その選択した対象リクエストメッセージと異なる対象リクエストメッセージが選択される。
このため、WWWコンテンツ内に、互いに異なるWWWサーバ内の挿入用のWWWコンテンツを指定するパス文字列で記述された絶対パスのURLがあっても、その挿入用のWWWコンテンツの受信の失敗を防止することが可能になる。
また、本実施例では、再開部204は、停止部203にて互いに同じWWWサーバのホスト名が宛先として記述されたURLを含む複数の対象リクエストメッセージの送信が停止されると、その複数の対象リクエストメッセージを全て選択する。
この場合、宛名が同じWWWサーバに、同時にリクエストメッセージを送信することが可能になり、通信速度を向上させることが可能になる。
また、本実施例では、監視部205は、WWWコンテンツの受信が終了すると、再開部204が選択した対象リクエストメッセージと異なり、かつ、互いに同じWWWサーバのホスト名が宛先として記述されたURLを含む複数の対象リクエストメッセージがある場合、再開部204にその複数の対象リクエストメッセージを全て選択させる。
この場合、互いに同じWWWサーバのホスト名が宛先として記述されたURLを含む複数の対象リクエストメッセージが、複数セットあった場合に、通信速度を向上させることが可能になる。
次に、第二の実施例について説明する。
本実施例では、HTTPリクエストの方法が「POST」の場合を説明する。方法「POST」は、データの送信を示す。この場合、WWWサーバ1は、そのHTTPリクエストを受信すると、そのデータの受信が成功した旨またはデータの受信が失敗した旨を応答として送信する。
図5は、WWWコンテンツの他の例を示した説明図である。
図5では、WWWコンテンツとして、HTMLページ500が示されている。HTMLページの中には、フォーム50に対応したURL「http://bbb.com/form.cgi」がある。
フォーム50は、入力ボックス51ないし53と、ボタン54とを含む。
入力ボックス51ないし53には、利用者が入力した情報が表示される。利用者が入力部21を操作して、ボタン54を押すと、処理部201は、フォーム50に対応付けられたURLを含むHTTPリクエストを生成する。
図6は、第二の実施例のコンテンツ取得システムの動作を説明するためのフローチャートである。図6において、図4と同じ処理には、同じ符号が付してある。
利用者は、入力部21を用いて、入力ボックス51ないし53に情報を入力したとする。このとき、入力部21は、その情報を受け付け、その情報を処理部201に出力する。処理部201は、その情報を受け付けると、その情報を表示部23に表示する。その後、利用者は、入力部21を用いて、ボタン54を押下したとする。
ステップS601では、入力部21は、ボタンが押下された旨を処理部201に出力する。処理部201は、その旨を受け付けると、ステップS602を実行する。
ステップS602では、処理部201は、その旨に応じたHTTPリクエストを生成する。具体的には、処理部201は、そのフォーム50に対応した付けられたURLを含むHTTPリクエストを生成する。このとき、HTTPリクエストの方法は、「POST」になる。
処理部201が、HTTPリクエストを生成すると、検出部202が、ステップS103を実行する。その後、ステップS103ないしS109が実行される。
図7は、ステップS104で蓄積部24に記憶されたHTTPリクエストの他の例を示した説明図である。なお、図7では、ステップS602で生成されたHTTPリクエストが示されている。
図7において、HTTPリクエスト700は、方法701と、URL702と、発行元703と、データ704とを含む。
方法701は、POSTを示す。URL702は、HTTPリクエストの送信先として、フォーム50と対応付けられたURLを示す。発行元703は、HTTPリクエスト300の発行元として、フォーム50を含むHTMLページの名前「top」を示す。データ704は、送信するデータとして、入力ボックス51ないし53に入力された情報を示す。なお、データ704は、漢字データ「港区芝浦」を含んでいるが、一般的には、その漢字データは、「application/x−www−form−urlencoded」と呼ばれる形式に変更される。
本実施例では、HTTPリクエストの方法が「POST」でも、中継サーバの負荷の増加を抑制しながら、WWWコンテンツ内のURLを含むリクエストメッセージが、中継サーバを経由せずにWWWサーバに送信されることを防止することが可能になる。
なお、以上説明した情報処理部22の機能は、その機能を実現するためのプログラムを、コンピュータにて読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータに読み込ませ、実行するものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM等の記録媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク装置等の記憶装置を指す。さらに、コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、インターネットを介してプログラムを送信する場合のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの(伝送媒体もしくは伝送波)、その場合のサーバとなるコンピュータ内の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものを含む。
このとき、処理部201は、一般的なWWWブラウザと呼ばれるプログラムにて実現される。また、検出部202と、停止部203と、再開部204と、監視部205とは、例えば、ActiveXまたはプラグインなどにより、WWWブラウザに機能追加されて実現されることが望ましいが、別の方法でWWWブラウザに機能追加されて実現されてもよいし、また、WWWブラウザに追加せずに、WWWブラウザとは別のプログラムにて実現されてもよい。
なお、本発明の適用例として、複数のクライアント装置にて一つのWWWコンテンツを共有して、表示または更新などを行なう遠隔共有システムおよび遠隔共有アプリケーションなどがあげられる。
以上説明した実施例において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
本発明の一実施形態の通信システムの構成を示したブロック図である。 WWWコンテンツの一例を示した説明図である。 蓄積部に記憶されたHTTPリクエストの一例を示した説明図である。 コンテンツ取得システムの動作の一例を説明するためのフローチャートである。 WWWコンテンツの他の例を示した説明図である。 コンテンツ取得システムの他の動作例を説明するためのフローチャートである。 蓄積部に記憶されたHTTPリクエストの他の例を示した説明図である。 HTMLページの一例である。
符号の説明
1 WWWサーバ
2 クライアント装置
3 中継サーバ
21 入力部
22 情報処理部
23 表示部
24 リクエスト蓄積部
201 HTML処理部
202 リクエスト検出部
203 リクエスト停止部
204 リクエスト再開部
205 読み込み監視部

Claims (9)

  1. リクエストメッセージをWWWサーバに中継する中継サーバと接続されたクライアント装置であって、
    WWWコンテンツ内のURLを含むリクエストメッセージを生成し、該生成したリクエストメッセージを送信する処理部と、
    前記処理部が前記リクエストメッセージを生成したときに、該リクエストメッセージが前記WWWサーバのホスト名が宛先として記述されたURLを含む対象リクエストメッセージであるか否かを検知する検出部と、
    前記検出部にて前記対象リクエストメッセージであることが検知されると、前記処理部による該対象リクエストメッセージの送信を停止する停止部と、
    前記停止部にて前記対象リクエストメッセージの送信が停止されると、該対象リクエストメッセージが含むURLを、前記中継サーバを中継するための中継用URLに書き換え、該URLを書き換えた対象リクエストメッセージを前記処理部に送信させる再開部と、を含むクライアント装置。
  2. 請求項1に記載のクライアント装置において、
    前記WWWコンテンツ内には、複数のURLがあり、
    前記処理部は、前記複数のURLのそれぞれを含む複数のリクエストメッセージを生成し、また、前記送信されたリクエストメッセージに応じたWWWコンテンツを受信し、
    前記再開部は、前記停止部にて複数の対象リクエストメッセージの送信が停止された場合、該複数の対象リクエストメッセージのいずれか一つを少なくとも選択し、該選択した対象リクエストメッセージが含むURLを、前記中継用URLに書き換え、
    前記再開部が選択した対象リクエストメッセージが含むURLに宛名として記述されたホスト名のWWWサーバからのWWWコンテンツの受信が、前記処理部にて終了されたか否かを確認し、該WWWコンテンツの受信が終了すると、前記再開部に前記選択した対象リクエストメッセージと異なる対象リクエストメッセージを選択させる監視部を含む、クライアント装置。
  3. 請求項2に記載のクライアント装置において、
    前記再開部は、前記停止部にて互いに同じWWWサーバのホスト名が宛先として記述されたURLを含む複数の対象リクエストメッセージの送信が停止されると、該複数の対象リクエストメッセージを全て選択する、クライアント装置。
  4. 請求項3に記載のクライアント装置において、
    前記監視部は、前記WWWコンテンツの受信が終了すると、前記再開部が選択した対象リクエストメッセージが含むURLに宛先として記述されたホスト名と異なり、かつ、互いに同じWWWサーバのホスト名が宛先として記述されたURLを含む複数の対象リクエストメッセージがある場合、前記再開部に該複数の対象リクエストメッセージを全て選択させる、クライアント装置。
  5. リクエストメッセージをWWWサーバに中継する中継サーバと接続されたクライアント装置が行なう通信方法であって、
    WWWコンテンツ内のURLを含むリクエストメッセージを生成する生成ステップと、
    前記生成されたリクエストメッセージを送信する送信ステップと、
    前記リクエストメッセージが生成されたときに、該リクエストメッセージが前記WWWサーバのホスト名が宛先として記述されたURLを含む対象リクエストメッセージであるか否かを検知する検知ステップと、
    前記対象リクエストメッセージであることが検知されると、該対象リクエストメッセージの送信を停止する停止ステップと、
    前記対象リクエストメッセージの送信が停止されると、該対象リクエストメッセージが含むURLを、前記中継サーバを中継するための中継用URLに書き換える書換ステップと、
    前記URLが書き換えられた対象リクエストメッセージを送信する送信ステップと、を含む通信方法。
  6. 請求項5に記載の通信方法において、
    前記WWWコンテンツ内には、複数のURLがあり、
    前記生成ステップでは、前記複数のURLのそれぞれを含む複数のリクエストメッセージを生成し、
    前記再開ステップでは、複数の対象リクエストメッセージの送信が停止された場合、該複数の対象リクエストメッセージのいずれか一つを少なくとも選択する選択ステップと、
    前記選択した対象リクエストメッセージが含むURLを、前記中継用URLに書き換える変更ステップと、
    前記送信された対象リクエストメッセージに応じたWWWコンテンツを受信する受信ステップと、
    前記選択した対象リクエストメッセージが含むURLに宛名として記述されたホスト名のWWWサーバからのWWWコンテンツの受信が終了されたか否かを確認する監視ステップと、
    前記WWWコンテンツの受信が終了すると、前記選択した対象リクエストメッセージと異なる対象リクエストメッセージを選択する再選択ステップと、を含む通信方法。
  7. 請求項6に記載の通信方法において、
    前記選択ステップでは、互いに同じWWWサーバのホスト名が宛先として記述されたURLを含む複数の対象リクエストメッセージの送信が停止されると、該複数の対象リクエストメッセージを全て選択する、通信方法。
  8. 請求項7に記載の通信方法において、
    前記再選択ステップでは、前記WWWコンテンツの受信が終了すると、前記選択された対象リクエストメッセージが含むURLに宛先として記述されたホスト名と異なり、かつ、互いに同じWWWサーバのホスト名が宛先として記述されたURLを含む複数の対象リクエストメッセージがある場合、該複数の対象リクエストメッセージを全て選択する、クライアント装置。
  9. 請求項5ないし8のいずれか1項に記載の通信方法をコンピュータに実行させるプログラム。
JP2006352534A 2006-12-27 2006-12-27 クライアント装置、通信方法およびプログラム Expired - Fee Related JP4882738B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006352534A JP4882738B2 (ja) 2006-12-27 2006-12-27 クライアント装置、通信方法およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006352534A JP4882738B2 (ja) 2006-12-27 2006-12-27 クライアント装置、通信方法およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008165383A true JP2008165383A (ja) 2008-07-17
JP4882738B2 JP4882738B2 (ja) 2012-02-22

Family

ID=39694830

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006352534A Expired - Fee Related JP4882738B2 (ja) 2006-12-27 2006-12-27 クライアント装置、通信方法およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4882738B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2138694A1 (en) 2008-06-25 2009-12-30 Honda Motor Co., Ltd. Fuel injection device
JP2010056664A (ja) * 2008-08-26 2010-03-11 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 統一資源位置指定子の構成方法およびハイパーテキスト転送プロトコルネットワーク

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001511561A (ja) * 1997-07-25 2001-08-14 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト ネットワークコンテンツの同期表示方法
JP2001243195A (ja) * 2000-03-02 2001-09-07 Fujitsu Ltd 共有情報利用システム、方法及び記憶媒体
WO2003038634A1 (fr) * 2001-10-30 2003-05-08 International Business Machines Corporation Procede de collaboration entre ordinateurs sur un reseau, systeme et programme informatique
JP2006018795A (ja) * 2004-05-31 2006-01-19 Nec Corp Web共有システム、Web共有方法、Web共有プログラム、中継サーバ、及びWWWブラウザ表示装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001511561A (ja) * 1997-07-25 2001-08-14 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト ネットワークコンテンツの同期表示方法
JP2001243195A (ja) * 2000-03-02 2001-09-07 Fujitsu Ltd 共有情報利用システム、方法及び記憶媒体
WO2003038634A1 (fr) * 2001-10-30 2003-05-08 International Business Machines Corporation Procede de collaboration entre ordinateurs sur un reseau, systeme et programme informatique
JP2006018795A (ja) * 2004-05-31 2006-01-19 Nec Corp Web共有システム、Web共有方法、Web共有プログラム、中継サーバ、及びWWWブラウザ表示装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2138694A1 (en) 2008-06-25 2009-12-30 Honda Motor Co., Ltd. Fuel injection device
JP2010056664A (ja) * 2008-08-26 2010-03-11 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 統一資源位置指定子の構成方法およびハイパーテキスト転送プロトコルネットワーク

Also Published As

Publication number Publication date
JP4882738B2 (ja) 2012-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101753606B (zh) 一种实现web反向代理的方法
US7873748B2 (en) Synchronization of locally and remotely stored browser data
US7277914B2 (en) Proxy server apparatus and method for providing service using the same
US9311281B2 (en) Methods for facilitating web page image hotspots and devices thereof
US10021165B2 (en) Method of sharing browsing on a web page displayed by a web browser
JP5197351B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理方法及びプログラム
JP5488349B2 (ja) 中継装置、中継方法及び中継プログラム
JP4186164B2 (ja) Web共有システム、Web共有方法、Web共有プログラム、中継サーバ、及びWWWブラウザ表示装置
JP4882738B2 (ja) クライアント装置、通信方法およびプログラム
JP6317506B2 (ja) 中継装置、中継方法および中継プログラム
JP5332117B2 (ja) Wwwコンテンツ取得システム及びwwwコンテンツ取得方法
JP2008123234A (ja) 翻訳サーバ装置、翻訳システム、翻訳方法、翻訳プログラム
US20070124445A1 (en) Browser adaptation for context based navigation
JP6293611B2 (ja) 端末間で同一ページを同期して表示させるページ同期方法及びプログラム
US9516111B2 (en) Communication apparatus, communication method, and computer program product
JP2005107662A (ja) Wwwシステム処理方法およびシステム
JP6151508B2 (ja) 中継装置、中継方法および中継プログラム
JP6608476B2 (ja) 中継装置、中継方法および中継プログラム
JP3887880B2 (ja) データ変換装置、データ伝送方法及びデータ変換機能を格納した情報記憶媒体
JP5251717B2 (ja) リアルタイムWeb共有システム、リアルタイムWeb共有方法、及びプログラム
JP2010257447A (ja) コンテンツ取得状況調査システム、コンテンツ取得状況調査方法
JPH11175448A (ja) データ中継装置、情報端末装置、要求中継装置、データ中継プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、情報閲覧プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体及び要求中継プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2004173116A (ja) 中継装置
US10834167B1 (en) Client side navigation compositor
JP2005216004A (ja) プログラムおよび通信方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110727

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110921

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111108

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111121

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141216

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4882738

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees