JP5332117B2 - Wwwコンテンツ取得システム及びwwwコンテンツ取得方法 - Google Patents

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Description

本発明は、インターネット技術に関し、特に、WWWサーバからWWWコンテンツを取得するWWWコンテンツ取得システム及びWWWコンテンツ取得方法に関する。
近年ネットワーク技術の発達により、その通信手段として様々な技術が登場してきている。なかでもWWW(World Wide Web)と呼ばれるインターネット通信技術は、全世界的に標準的な技術として利用されている。WWWでは、情報提供者が用意したWWWサーバと呼ばれるホストコンピュータに対して、情報利用者がWWWブラウザと呼ばれるプログラムを用いてアクセスし、利用者が所望の情報を取得するという通信形態がとられている。この情報はHTML(Hyper Text Markup Language)と呼ばれる記述言語で記述されており、WWWブラウザはこのHTMLを解釈してHTMLページとして表示する。このHTMLページには他のHTMLページへのリンク情報が埋め込まれており、利用者はこのリンクを操作することによって、別のHTMLページをWWWサーバから取得できる。また、WWWサーバ上のHTMLページは、URL(Uniform Resource Locator)という規定に則った名前でその所在を一意に指定でき、HTMLページ上のリンクはこのURLを持つことによって他のHTMLページを指定している。例えば、「http://サーバA/パス1/ファイル1.html」というURLは、WWWサーバである"サーバA"上の"/パス1/"というパス文字列で示されるディレクトリ配下の"ファイル1.html"というファイル記述子を持つHTMLページを指定している。また、HTMLページには画像などへのリンク情報も記述でき、HTMLページを表示する際に指定箇所に画像や動画等を挿入できる。これらのHTMLページや画像など、WWW上で取得可能な資源は一般的にWWWコンテンツと呼ばれ、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)と呼ばれるインターネット通信技術を用いてWWWブラウザを用いて取得可能である。HTTPはWWWブラウザからのWWWコンテンツ取得要求時に使用されるHTTPリクエストと、WWWサーバからのWWWコンテンツ返信時に使用されるHTTPレスポンスから構成される。
一般にWWWブラウザはプロキシサーバと呼ばれるHTTPを中継するサーバを介してWWWコンテンツを取得する機能を有する。一般にWWWブラウザは、API(Application Program Interface)もしくは設定ファイルなどと呼ばれる設定手段を用いて、プロキシサーバを利用するかどうかを外部から設定可能である。WWWブラウザの設定によりプロキシサーバを利用するよう指示されたWWWブラウザは、HTTPリクエストの最終的な宛先がどこであるかに関わらず、そのリクエストをプロキシサーバに向けて送信する。例えば、HTTPリクエストに指定されたURLが、"http://www.nec.com/"である場合、通常WWWブラウザからのHTTPリクエストの送信先は"www.nec.com"で示されるWWWサーバとなる。しかし、プロキシサーバが"relay.com"と指定されている場合、WWWブラウザは上述した"www.nec.com"宛のHTTPリクエストを"relay.com"で示されるプロキシサーバに送信する。
一般にプロキシサーバはHTTPリクエストに含まれるURLを解釈し、URLに記述されているWWWサーバに対してHTTTPリクエストを送信する。WWWサーバは、WWWブラウザからのHTTPリクエストと同じ方法で処理を実行し、HTTPリクエストに含まれるURLで示されたWWWコンテンツをHTTPレスポンスとしてプロキシサーバに対して返信する。プロキシサーバはWWWサーバから返信されたHTTPレスポンスをWWWブラウザに対して返信し、WWWブラウザはプロキシサーバから受け取ったHTTPレスポンスに含まれるWWWコンテンツを画面に表示する。
また、一般にWWWブラウザはクッキーと呼ばれるWWWサーバからの任意の情報を保存しておく機能を有する。クッキーは、一般にWWWサーバからのHTTPレスポンス返信時にHTTPヘッダに指定されるか、HTMLページ上でJavaScriptと呼ばれるプログラム機能を用いて任意の文字列をWWWブラウザに保持させることができる。クッキーは一般にWWWブラウザに対して該クッキーの保存処理を要求したWWWサーバに対するHTTPリクエスト送信時にのみ付加され、WWWサーバはHTTPリクエストに付加されたクッキーヘッダを参照することで、WWWブラウザの識別情報や認証情報などを取得する事ができる。以下に、クッキーヘッダの一例を示す。
Cookie: a=b; relay_request=http://relay.com:8080;
上記のクッキーヘッダの例では、"a"という名前のクッキーと"relay_request"という名前のクッキーの二つのクッキーが指定されており、それぞれのクッキーの値は"b"と"http://relay.com:8080"となる。
また、WWWブラウザの代わりに同期モジュールを用いる技術が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1においては、クライアント上のWWWブラウザからのWWWサーバへのHTTPリクエストをクライアント上に配置された同期モジュールによって横取りし、WWWブラウザの代わりに同期モジュールが同期サーバへのリクエストとして送信する。同期サーバはWWWブラウザの代わりにWWWサーバへHTTPリクエストを送信し、HTTPリクエストに対応したWWWコンテンツを取得する。同期サーバはWWWコンテンツを取得すると同期モジュールに対し、取得の完了を通知する。同期モジュールは同期サーバを経由してWWWコンテンツを取得できる。
また、クライアント上に、WWWサーバからのWWWコンテンツを一時蓄積し、他のクライアントに対して蓄積されたWWWコンテンツが更新された事を通知することができるプロキシモジュールを備えたプロキシサーバ付きWWWブラウザを設置し、複数のプロキシサーバ付きWWWブラウザ同士が蓄積したWWWコンテンツを交換しあう技術が考えられている(例えば、特許文献2参照。)。これにより、WWWブラウザに表示するWWWコンテンツを同期することができる。
また、WWWブラウザからの中継サーバ宛てのURLを含むHTTPリクエストを中継サーバが受け取り、URL中に含まれるWWWサーバに対するURLを取り出し、WWWサーバに対するHTTPリクエストとして再度送信する技術が考えられている(例えば、特許文献3参照。)。特許文献3においては、その後、中継サーバがURLに対応するHTTPレスポンスを返信すると、中継サーバはWWWブラウザに対してそのHTTPレスポンスを返信する。
特表2001−511561号公報 特開2003−122694号公報 特開2006−018795号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術においては、各WWWブラウザがアクセスする同期サーバが動作しているサービスホストをWWWサーバ側で指定する手段がない。
また、特許文献1及び2に記載された技術においては、WWWサーバ側で意図したページのみ同期させるといった同期をされる側からの制御ができないという問題点がある。また、WWWサーバ側でセキュリティや商業上の理由により複数のブラウザで同期を取らせたくない場合でもそれを制御する手段を持たない。
また、特許文献1では同期モジュール、特許文献2ではプロキシモジュールと呼ばれているWWWブラウザでは一般的ではないモジュールをWWWブラウザに組み込む必要があり、WWWブラウザのプログラムに変更があった場合や、種類が異なるWWWブラウザやOS(Operating System)での利用を希望された場合に即座に対応することが困難になってしまうという問題点がある。
また、特許文献3に記載された技術においては、WWWブラウザから送信されるURLは中継サーバを送信先のWWWサーバとして指定したものとなり、本来のWWWサーバに対するURLとは違ったものとなってしまうという問題点がある。これにより、JavaScriptなどでURLに基づいた処理を実行した場合、中継サーバ経由で取得したHTMLページでは中継サーバのURLとなり、直接WWWサーバから取得したHTMLページではWWWサーバのURLとなるため、同じページであるにも関わらず、JavaScriptの実行結果が異なる場合が発生してしまうという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、WWWブラウザからのHTTP通信を容易に中継サーバへ送信することができるWWWコンテンツ取得システム及びWWWコンテンツ取得方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
利用者が使用するクライアントにてWWWコンテンツをWWWサーバから取得するためのWWWコンテンツ取得システムであって、
前記クライアントと前記WWWサーバとの間に接続され、前記WWWコンテンツを取得するために前記クライアントから送信されたHTTPリクエストに予め設定された中継用文字列が含まれているかどうかを判断し、前記HTTPリクエストに前記中継用文字列が含まれていないと判断した場合、前記HTTPリクエストを前記WWWサーバへ送信し、前記HTTPリクエストに前記中継用文字列が含まれていると判断した場合、前記HTTPリクエストに含まれるURLを前記中継用文字列で示されているWWWサーバとの間に接続された中継サーバを経由するURLへ変更し、前記HTTPリクエストから前記中継用文字列を削除したものを前記中継サーバへ送信する中継用プロキシサーバを有する。
また、前記中継用プロキシサーバは、
前記WWWコンテンツを取得するために前記クライアントから送信されたHTTPリクエストを受信するクライアント用送受信部と、
前記クライアント用送受信部にて受信されたHTTPリクエストに予め設定された中継用文字列が含まれているかどうかを判断する中継リクエスト抽出部と、
前記中継リクエスト抽出部にて前記HTTPリクエストに前記中継用文字列が含まれていないと判断された場合、前記HTTPリクエストを前記WWWサーバへ送信する通常リクエスト送受信部と、
前記中継リクエスト抽出部にて前記HTTPリクエストに前記中継用文字列が含まれていると判断された場合、前記HTTPリクエストに含まれるURLを前記中継用文字列で示されている前記中継サーバを経由するURLへ変更し、前記HTTPリクエストから前記中継用文字列を削除したものを前記中継サーバへ送信する中継リクエスト送受信部とを有することを特徴とする。
また、前記WWWサーバは、予め設定された前記中継用プロキシサーバが前記HTTPリクエストを前記中継サーバへ送信可能な期間を該中継用プロキシサーバへ送信し、
前記中継用プロキシサーバは、前記期間を受信し、受信された期間以外では、前記HTTPリクエストをすべて前記WWWサーバへ送信することを特徴とする。
また、利用者が使用するクライアントにてWWWコンテンツをWWWサーバから取得するWWWコンテンツ取得方法であって、
前記WWWコンテンツを取得するために前記クライアントから送信されたHTTPリクエストを受信する処理と、
前記受信されたHTTPリクエストに予め設定された中継用文字列が含まれているかどうかを判断する処理と、
前記HTTPリクエストに前記中継用文字列が含まれていないと判断した場合、前記HTTPリクエストを前記WWWサーバへ送信する処理と、
前記HTTPリクエストに前記中継用文字列が含まれていると判断した場合、前記HTTPリクエストに含まれるURLを前記中継用文字列で示されている前記中継サーバを経由するURLへ変更する処理と、
前記HTTPリクエストに前記中継用文字列が含まれていると判断した場合、前記HTTPリクエストから前記中継用文字列を削除する処理と、
前記URLが変更されて前記中継用文字列が削除されたHTTPリクエストを前記中継サーバへ送信する処理とを有する。
上記のように構成された本発明のおいては、利用者が使用するクライアントとWWWサーバとの間に接続された中継用プロキシサーバにて、WWWコンテンツを取得するためにクライアントから送信されたHTTPリクエストに予め設定された中継用文字列が含まれているかどうかが判断され、HTTPリクエストに中継用文字列が含まれていないと判断された場合、当該HTTPリクエストがWWWサーバへ送信され、HTTPリクエストに中継用文字列が含まれていると判断された場合、当該HTTPリクエストに含まれるURLがWWWサーバとの間に接続された中継サーバを経由するURLへ変更され、当該HTTPリクエストから中継用文字列が削除されたものが中継サーバへ送信される。
例えば、前記中継用文字列の設定においてWWWブラウザが備えているクッキーの機能を用いる事により、WWWブラウザに特別なモジュールを実装することなく、WWWブラウザにおいてHTMLページに記載されたURLに対してHTTP通信を実行する際、WWWブラウザでURLを中継サーバ宛のものに変更、修正することなく、本来のWWWサーバに対するURLのままで、WWWブラウザからのHTTP通信を中継サーバに送信することができる。
以上説明したように本発明においては、利用者が使用するクライアントとWWWサーバとの間に接続された中継用プロキシサーバにて、WWWコンテンツを取得するためにクライアントから送信されたHTTPリクエストに予め設定された中継用文字列が含まれているかどうかを判断し、HTTPリクエストに中継用文字列が含まれていないと判断した場合、当該HTTPリクエストをWWWサーバへ送信し、HTTPリクエストに中継用文字列が含まれていると判断した場合、当該HTTPリクエストに含まれるURLをWWWサーバとの間に接続された中継サーバを経由するURLへ変更し、当該HTTPリクエストから中継用文字列を削除したものを中継サーバへ送信する構成としたため、WWWブラウザからのHTTP通信を容易に中継サーバへ送信することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明のWWWコンテンツ取得システムの実施の一形態を示す図である。
本形態は図1に示すように、HTMLページや画像などのWWWコンテンツ1をクライアントに配信するためのWWWサーバ2と、利用者が使用するコンピュータであるクライアント3−1〜3−3と、受信したHTTP通信をWWWサーバ2に送信しWWWサーバ2からの返信をキャッシュしておいて、同じWWWサーバ2に対するHTTP通信を受信した場合にはそのキャッシュ情報を返信する中継サーバ4と、クライアント3−1〜3−3からのHTTP通信を受け取り通信内容によって中継サーバ4とWWWサーバ2とに対してHTTP通信を代理で通信する中継用プロキシサーバ5−1〜5−2とから構成される。ここで、クライアント3−1〜3−3の数を3つで示しているが、その数は3つに限らない。また、中継用プロキシサーバ5−1〜5−2の数を2つで示しているが、その数は2つに限らない。
さらに、WWWサーバ2には、通常のWWWサーバで実行される機能の他に、WWWブラウザに対して中継用にリクエストの送信を指示する中継開始設定部201が含まれる。
また、クライアント3−1は、WWWコンテンツ1をネットワークから取得して利用者の画面に表示したり、利用者からの操作によって表示を変更したりするWWWブラウザ301と、クライアント3−1上で動作しWWWブラウザ301の設定を変更してプロキシサーバへHTTP通信を送信するように設定するプロキシ設定部302とから構成される。なお、クライアント3−2〜3−3についてもクライアント3−1と同様の構成をとるものであっても良い。
また、中継用プロキシサーバ5−1は、WWWブラウザ301とHTTPを利用して送受信を実施するクライアント用送受信部501と、クライアント用送受信部501で受信されたWWWブラウザ301からのHTTPリクエストに含まれるURLを解析して中継サーバ4に対するリクエストかWWWサーバ2に対するリクエストかを判断する中継リクエスト抽出部502と、中継サーバ4と通信するための中継リクエスト送受信部503と、WWWサーバと通信するための通常リクエスト送受信部504とから構成される。なお、中継用プロキシサーバ5−2についても中継用プロキシサーバ5−1と同様の構成をとるものであっても良い。
また、WWWブラウザ301及びプロキシ設定部302を含むクライアント3−1は、複数存在してもよく、また、中継用プロキシサーバ5−1も複数存在しても構わない。また、1つの中継用プロキシサーバには複数のクライアントが接続しても構わない。また、図1に示したWWWサーバ2は上述した同様のものや、中継開始設定部201を用いないWWWサーバ2が複数存在してもかまわない。
以下に、図1に示したWWWコンテンツ取得システムにおけるWWWコンテンツ取得方法について説明する。まずは、クライアント3−1〜3−3における処理について説明する。
図2は、図1に示したWWWコンテンツ取得システムにおけるWWWコンテンツ取得方法のうちクライアント3−1における処理を説明するためのフローチャートである。
利用者もしくはサービス提供者が、WWWコンテンツ1の同期を開始する際、プロキシ設定部302にてWWWブラウザ301のプロキシが設定されて以後のWWWブラウザ301からのHTTP通信を中継用プロキシサーバ5−1に対して送信するよう設定される(ステップS201)。
このプロキシ設定部302にて、WWWブラウザ301の設定ファイルを修正して、もしくは、WWWブラウザ301のAPIやWWWブラウザ301が動作しているオペレーティングシステムなどのAPIを利用して、WWWブラウザ301のプロキシが変更される。このプロキシ設定部302は、他の何らかのプログラムから呼ばれるものであっても構わないし、利用者が直接操作して動作するものであっても構わない。
そして、WWWブラウザ301にて、プロキシの設定が変更されると以後のHTTP通信が中継用プロキシサーバ5−1に対して送信される(ステップS202)。
次に、中継用プロキシサーバ5−1における処理について説明する。
図3は、図1に示したWWWコンテンツ取得システムにおけるWWWコンテンツ取得方法のうち中継用プロキシサーバ5−1における処理を説明するためのフローチャートである。なお、ここでは中継用プロキシサーバ5−1における処理を例に挙げて説明するが、中継用プロキシサーバ5−2における処理についても、中継用プロキシサーバ5−1における処理と同様である。
WWWブラウザ301から送信されたHTTPリクエストが、中継用プロキシサーバ5−1のクライアント用送受信部501にて受信される(ステップS301)。受信されたHTTPリクエストは、クライアント用送受信部501から中継リクエスト抽出部502に渡される。
中継リクエスト抽出部502にて、受信されたHTTPリクエストに付随した中継用文字列が存在するかどうかが確認される(ステップS302)。例えば、中継用文字列の指定にクッキーを利用した場合、このクッキーヘッダが存在するかを確認する。以下、中継用文字列としてクッキーヘッダを利用し、また中継用文字列の指定にクッキーを利用した場合を例に挙げて説明する。なお、クッキーヘッダ以外の中継用文字列を利用するものであっても良い。
クッキーヘッダが存在しない場合、受信されたHTTPリクエストは通常のHTTPリクエストであるとして、通常リクエスト送受信部504に渡され、WWWサーバ2へ送信される(ステップS303)。
一方、クッキーヘッダが存在する場合、中継サーバ4に対するHTTPリクエストであることを示す中継文字列を指定するための中継クッキーの名前がクッキーヘッダに指定されているかが確認される(ステップS304)。この時、中継クッキーの名前は一意に判別できるものであればどのようなものでも構わない。また、中継クッキーの名前は中継用プロキシサーバ5−1の設定情報として外部から指定できるようにしても構わない。例えば、中継クッキーの名前を"relay_request"とした場合、クッキーヘッダは以下のようになる。
Cookie: relay_request=http://relay.com:8080
上記の場合、中継クッキーの値は”http://relay.com:8080"となる。この中継クッキーがクッキーヘッダに指定されている場合、中継リクエスト送受信部503にHTTPリクエストが渡される。クッキーヘッダに中継クッキーが指定されていない場合は、受信されたHTTPリクエストは通常のHTTPリクエストであるとして、通常リクエスト送受信部504に渡され、WWWサーバ2へ送信される(ステップS303)。
中継リクエスト送受信部503にHTTPリクエストが渡された場合、中継リクエスト送受信部503にて、中継クッキーに指定されている値を使用してHTTPリクエストを送信する中継サーバ4が決定される(ステップS305)。
そして、特許文献3で述べられているようにHTTPリクエストのURLが中継サーバ4を経由するものに変更され(ステップS306)、クッキーヘッダから中継クッキー4を削除して(ステップS307)、中継サーバ4に対して中継用HTTPリクエストが送信される(ステップS308)。
また、ステップS303にて説明したように、HTTPリクエストが通常リクエスト送受信部504からHTTPリクエストのURLに指定されたWWWサーバに対して送信される。
中継用HTTPリクエストが受信された中継サーバ4にて、特許文献3での中継サーバと同様の動作を行い中継処理を実行するが、この処理については公知の手法であるためここではその記述を省略する。
中継サーバ4からもしくは中継用プロキシサーバ5−1からのHTTPリクエストが受信されたWWWサーバ2にて、通常のWWWコンテンツの返信処理が実施され、HTTPリクエストの送信元である中継サーバ4または中継用プロキシサーバ5−1へWWWコンテンツを含んだHTTPレスポンスが返信される。この処理は一般のWWWサーバ2で実施される処理と同じである。
中継サーバ4にてHTTPレスポンスが受信されると、中継サーバ4から中継用プロキシサーバ5−1へHTTPレスポンスが返信される。
中継サーバ4からのHTTPレスポンスは、中継用プロキシサーバ5−1の中継リクエスト送受信部503で受信され(ステップS309)、WWWサーバ2からのHTTPレスポンスは通常リクエスト送受信部504で受信される(ステップS310)。
HTTPレスポンスが受信された中継リクエスト送受信部503もしくは通常リクエスト送受信部504から、クライアント用送受信部501に対してHTTPレスポンスが渡される。
そして、クライアント用送受信部501から、HTTPレスポンスに対応するHTTPリクエストが送信されたWWWブラウザ301に対してHTTPレスポンスが返信される(ステップS311)。
以上により、WWWブラウザ301からのHTTPリクエストにおけるURLを特許文献3に示されるURLに変更することなく、中継サーバ4に対してHTTPリクエストを送信することができる。
また、WWWサーバ2では中継開始設定部201が動作し、例えばWWWブラウザからの中継用文字列の送信方法としてクッキーを用いる場合、WWWサーバ2に対して送信されたHTTPリクエストへの返信となるHTTPレスポンスを用いて中継クッキーを操作することができる。一般にクッキーは、HTTPレスポンスのヘッダ部分に”Set−Cookie”で示されるヘッダを追加することで操作される。WWWサーバ2では、上述した中継クッキーを含んだSet−CookieヘッダをWWWブラウザ301に対するHTTPレスポンスに追加することで、WWWブラウザ301から中継用プロキシサーバ5−1〜5−2へ送信されたHTTPリクエストを中継サーバ4を経由したHTTPリクエストとすることができる。以下に、中継クッキーの追加方法について示す。
Set-Cookie: relay_request=http://relay.com:8080; path=/
上記において、"relay_request"が中継クッキーの名前であり、これは中継用プロキシサーバ5−1で中継クッキーであることを認識できれば任意の名前が使用できる。また、"http://relay.com:8080"は中継クッキーの値であり、中継用プロキシサーバ5−1が中継リクエスト送受信部503から送信すべき中継サーバ4の宛先を示している。"path=/"は当該WWWサーバ2へのHTTP通信全てにこの中継クッキーを追加することを指定している。このpath部分を任意のURLのパス部分を指定することにより、WWWブラウザ301から指定したパスに合致するURLに対するHTTPリクエストが送信される場合にのみ中継クッキーが付加されることになる。その結果、中継用プロキシサーバ5−1〜5−2では中継開始設定部201で指定されたパスに対するHTTPリクエストのみが中継サーバ4に送信されることになる。
また、中継開始設定部201では、WWWブラウザ301から中継クッキーを削除することで、中継用プロキシサーバ5−1に渡ったHTTPリクエストを通常のHTTPリクエストとすることができる。以下に中継クッキーの削除方法について示す。
Set-Cookie: relay_request=http://relay.com:8080; path=/; expires=Wed, 17 May 1972 07:35:00 GMT
上記は、上述した中継クッキーの追加方法で示したSet−Cookieヘッダにexpires以下が追加された形式となる。このexpiresは例として1972年5月17日7時35分を示しているが、過去の日時を示す文字列ならどんな日付でも構わない。このSet−Cookieヘッダが追加されたHTTPレスポンスがWWWブラウザ301にて受信されることにより、WWWブラウザ301に設定されていた中継クッキーが削除される。
上記、中継用プロキシサーバ5−1では、中継用リクエストの判別にWWWブラウザ301で一般的に利用できるクッキーを用いる方式について述べたが、WWWブラウザ301から中継用プロキシサーバ5−1にリクエストを送信する際、クッキー以外のHTTPヘッダに独自のヘッダを追加して、そのヘッダの有無で中継用リクエストを判別し、そのヘッダの値によって中継サーバ4を決定してもかまわない。
また、中継開始設定部201にて、中継用プロキシサーバ5−1から中継サーバ4へのHTTP通信を行う期間が設定されるものであっても良い。つまり、中継開始設定部201にて設定された期間が中継用プロキシサーバ5−1へ送信され、中継用プロキシサーバ5−1にて受信された期間以外では、中継サーバ4を介さないHTTP通信のみが行われるものであってもかまわない。
また、中継開始設定部201にて、中継用文字列をWWWブラウザに設定するための方法として、クッキーを使用する以外にHTMLページ内に記載されたJavaScriptやその他のモジュールを使用してHTMLページ表示時にWWWブラウザに中家用文字列を設定したり、HTTPレスポンスに独自のHTTPヘッダを指定し、それをクライアント上で解析する事によりWWWブラウザに中継用文字列を設定したりしても良い。
以上説明したように本発明においては、WWWブラウザに特別なモジュールを実装することなく、WWWブラウザにおいてHTMLページに記載されたURLに対してHTTP通信を実行する際、WWWブラウザでURLを中継サーバ宛のものに変更、修正することなく、本来のWWWサーバに対するURLのままで、WWWブラウザからのHTTP通信を中継サーバに送信することができる。
なお、本発明の活用例として、複数台のコンピュータ上に配置されたWWWブラウザ同士で一つのWWWコンテンツを共有して表示、操作するような遠隔共有アプリケーションがあげられる。
本発明のWWWコンテンツ取得システムの実施の一形態を示す図である。 図1に示したWWWコンテンツ取得システムにおけるWWWコンテンツ取得方法のうちクライアントにおける処理を説明するためのフローチャートである。 図1に示したWWWコンテンツ取得システムにおけるWWWコンテンツ取得方法のうち中継用プロキシサーバにおける処理を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 WWWコンテンツ
2 WWWサーバ
3−1〜3−3 クライアント
4 中継サーバ
5−1〜5−2 中継用プロキシサーバ
201 中継開始設定部
301 WWWブラウザ
302 プロキシ設定部
501 クライアント用送受信部
502 中継リクエスト抽出部
503 中継リクエスト送受信部
504 通常リクエスト送受信部

Claims (4)

  1. 利用者が使用するクライアントにてWWWコンテンツをWWWサーバから取得するためのWWWコンテンツ取得システムであって、
    前記クライアントと前記WWWサーバとの間に接続され、前記WWWコンテンツを取得するために前記クライアントから送信されたHTTPリクエストに予め設定された中継用文字列が含まれているかどうかを判断し、前記HTTPリクエストに前記中継用文字列が含まれていないと判断した場合、前記HTTPリクエストを前記WWWサーバへ送信し、前記HTTPリクエストに前記中継用文字列が含まれていると判断した場合、前記HTTPリクエストに含まれるURLを前記中継用文字列で示されているWWWサーバとの間に接続された中継サーバを経由するURLへ変更し、前記HTTPリクエストから前記中継用文字列を削除したものを前記中継サーバへ送信する中継用プロキシサーバを有するWWWコンテンツ取得システム。
  2. 請求項1に記載のWWWコンテンツ取得システムにおいて、
    前記中継用プロキシサーバは、
    前記WWWコンテンツを取得するために前記クライアントから送信されたHTTPリクエストを受信するクライアント用送受信部と、
    前記クライアント用送受信部にて受信されたHTTPリクエストに予め設定された中継用文字列が含まれているかどうかを判断する中継リクエスト抽出部と、
    前記中継リクエスト抽出部にて前記HTTPリクエストに前記中継用文字列が含まれていないと判断された場合、前記HTTPリクエストを前記WWWサーバへ送信する通常リクエスト送受信部と、
    前記中継リクエスト抽出部にて前記HTTPリクエストに前記中継用文字列が含まれていると判断された場合、前記HTTPリクエストに含まれるURLを前記中継用文字列で示されている前記中継サーバを経由するURLへ変更し、前記HTTPリクエストから前記中継用文字列を削除したものを前記中継サーバへ送信する中継リクエスト送受信部とを有することを特徴とするWWWコンテンツ取得システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載のWWWコンテンツ取得システムにおいて、
    前記WWWサーバは、予め設定された前記中継用プロキシサーバが前記HTTPリクエストを前記中継サーバへ送信可能な期間を該中継用プロキシサーバへ送信し、
    前記中継用プロキシサーバは、前記期間を受信し、受信された期間以外では、前記HTTPリクエストをすべて前記WWWサーバへ送信することを特徴とするWWWコンテンツ取得システム。
  4. 利用者が使用するクライアントにてWWWコンテンツをWWWサーバから取得するWWWコンテンツ取得方法であって、
    前記WWWコンテンツを取得するために前記クライアントから送信されたHTTPリクエストを受信する処理と、
    前記受信されたHTTPリクエストに予め設定された中継用文字列が含まれているかどうかを判断する処理と、
    前記HTTPリクエストに前記中継用文字列が含まれていないと判断した場合、前記HTTPリクエストを前記WWWサーバへ送信する処理と、
    前記HTTPリクエストに前記中継用文字列が含まれていると判断した場合、前記HTTPリクエストに含まれるURLを前記中継用文字列で示されている前記中継サーバを経由するURLへ変更する処理と、
    前記HTTPリクエストに前記中継用文字列が含まれていると判断した場合、前記HTTPリクエストから前記中継クッキーを削除する処理と、
    前記URLが変更されて前記中継用文字列が削除されたHTTPリクエストを前記中継サーバへ送信する処理とを有するWWWコンテンツ取得方法。
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