JP2008164990A - 画像形成装置 - Google Patents

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Toshibumi Watanabe
俊文 渡辺
Noritoshi Hagimoto
憲俊 萩本
Akira Hirota
晃 広田
Shinya Matsuura
晋也 松浦
Kentaro Katori
健太郎 鹿取
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Abstract

【課題】装置を大きくすることなく,確実にフィルミング除去ができるとともに,他の部材に悪影響を与えない画像形成装置を提供すること。
【解決手段】本発明のプリンタ1は,感光体13上にトナー像を形成することにより作像する画像形成装置であって,感光体13を内蔵する本体11と,本体11に対して脱着可能であり,感光体13の潜像をトナーで現像する現像ローラ21を備えた現像カートリッジ20と,本体11に対して現像カートリッジ20に換えて脱着可能であり,本体11への装着状態では感光体13に接触する研磨ローラ31を有する研磨カートリッジ30とを有し,本体11は,研磨カートリッジ30が装着されたことを検知する検知部15と,研磨カートリッジ30の装着が検知されたときに,研磨ローラ31による感光体の研磨を行わせる研磨モード制御部とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は,複写機,プリンタ等の電子写真方式の画像形成装置に関する。さらに詳細には,感光体表面に付着した現像剤成分を除去するフィルミング除去装置を備えた画像形成装置に関するものである。
電子写真方式の画像形成装置では,耐久により,感光体の表面に現像剤の成分がフィルム状に付着するフィルミングと呼ばれる現象が起きることがある。このようになった感光体では,フィルミングが起きていない部分とフィルミングが起きている部分との間で表面電位に差が生じることがある。そのため,フィルミングが起きると形成される画像にノイズが発生するおそれがあった。
そのため従来より,このフィルミングによる付着物を除去するために様々な技術が用いられている。例えば,(1)画像形成装置内に独立した研磨装置を設け,研磨部材を感光体に接触させて研磨する方法がある(例えば,特許文献1参照。)。この文献には,研磨ローラを有する研磨手段と,それを感光体に接触させたり離隔させたりする変位手段とを有する画像形成装置が開示されている。
あるいは,(2)感光体と接触する部材の周速度差や圧接圧力を通常時より大きくして研磨する方法もある(例えば,特許文献2参照。)。この文献には,現像ローラで感光体を研磨する画像形成装置が開示されている。すなわち,非現像時に現像ローラの周速度を現像時の周速度より大きくして感光体と現像ローラとを擦り合わせるのである。またあるいは,(3)研磨性を有するトナーを用いたり,トナーに研磨剤を混合して研磨させる方法もある。
特開平10−74021号公報 特開平10−31360号公報
しかしながら,前記した従来の画像形成装置では,次のような問題点があった。(1)の技術では,研磨部材を設けるためにスペースが必要である。従って,装置の大型化につながるものであった。(2)の技術では,感光体に擦り合わせる部材(例えば現像ローラ)が元々研磨用の部材ではないので,あまり大きな研磨効果は期待できない。さらには,周速度差が大きくされることにより,現像ローラへの負担が大きく,現像ローラの劣化が速くなるおそれがある。また,(3)の技術では,混合できる研磨剤は現像に影響を与えないものに限定される。そのため,研磨効果の大きな研磨剤を選択することはできなかった。
本発明は,前記した従来の画像形成装置が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,装置を大きくすることなく,確実にフィルミング除去ができるとともに,他の部材に悪影響を与えない画像形成装置を提供することにある。
この課題の解決を目的としてなされた本発明の画像形成装置は,感光体を有し,感光体上にトナー像を形成することにより作像する画像形成装置であって,感光体を内蔵する本体と,本体に対して脱着可能であり,感光体の潜像をトナーで現像する現像ローラを備えた現像ユニットと,本体に対して現像ユニットに換えて脱着可能であり,本体への装着状態では感光体に接触する研磨ローラを有する研磨ユニットとを有し,本体は,研磨ユニットが装着されたことを検知する検知部と,研磨ユニットの装着が検知されたときに,研磨ローラによる感光体の研磨を行わせる研磨モード制御部とを有するものである。
本発明の画像形成装置によれば,本体に現像ユニットが装着されているときには,感光体の潜像が現像ローラによってトナーで現像されるので,画像が形成される。本発明では,さらに研磨ユニットを有しているので,この研磨ユニットが現像ユニットに換えて装着されれば,研磨ローラが感光体に接触する。この状態で研磨ローラと感光体を相対的に回転させれば,感光体の表面は,研磨ローラの表面と擦れ合って研磨される。本発明では,研磨ユニットが装着されたことが検知部によって検知されると,研磨モード制御部によって感光体の研磨が行われる。さらに,通常の画像形成時には,画像形成装置に研磨ユニットが取り付けられているものではないので,装置が大きくなることはない。従って,装置を大きくすることなく,確実にフィルミング除去ができるとともに,他の部材に悪影響を与えない画像形成装置となっている。
さらに本発明では,研磨ユニットは,自己が研磨ユニットであることを示す情報を格納したメモリ部を有し,検知部は,装着されたユニットのメモリ部の情報を読み取ることにより,研磨ユニットが装着されたことを検知することが望ましい。
このようなものであれば,装着されたユニットが研磨ユニットであることが,検知部によって容易に検知される。
さらに本発明では,本体は,ユーザへのメッセージを表示する表示部と,感光体による画像形成歴が所定の上限値に達したときに,現像ユニットに換えて研磨ユニットを装着することを求めるメッセージを表示部に表示するとともに,画像形成動作を停止する研磨モード要求部とを有することが望ましい。
感光体による画像形成を繰り返すと感光体のフィルミングが発生する可能性が大きくなる。このようなものであれば,フィルミング除去のタイミングに到達したときに,研磨モード要求部によってユーザへのメッセージが表示されるとともに,画像形成動作が停止される。この表示によって,研磨ユニットを装着することがユーザに求められるので,必要な時期に研磨が行われるようにすることができる。
さらに本発明では,研磨モード制御部は,研磨ローラによる感光体の研磨が開始されると研磨量をカウントし,研磨量が所定値に達すると研磨を終了して研磨量をリセットすることが望ましい。
このようなものであれば,感光体の研磨量が適切な量となるように制御される。
さらに本発明では,研磨モード制御部は,研磨ローラによる感光体の研磨が開始されると研磨量をカウントし,研磨量が所定値に達すると研磨を終了して研磨量および画像形成歴をリセットし,研磨ユニットに換えて現像ユニットを装着することを求めるメッセージを表示部に表示することが望ましい。
このようなものであれば,感光体の研磨量が適切な量となるように制御される。さらに,メッセージによって現像ユニットを装着することが求められるので,研磨が終了したことが容易に把握できる。
さらに本発明では,検知部は,現像ユニットが装着されたことをも検知し,研磨終了後に現像ユニットの装着が検知されると,画像形成動作の停止を解除する画像形成復帰部を有することが望ましい。
このようなものであれば,現像ユニットの装着が検知部によって検知されるので,現像ユニットを装着するだけで,画像形成動作の停止が解除され,画像形成を行わせることができる。
さらに本発明では,感光体に対する累積研磨量をカウントし,累積研磨量が所定の上限値に達すると感光体の交換を要求する感光体交換要求部を有することが望ましい。
このようなものであれば,累積研磨量によって感光体が寿命に到達したと判断される。その場合には,感光体の交換が必要である。画像形成装置が表示部を有していれば,表示部にその旨のメッセージを表示することにより,ユーザに感光体の交換を促すことができる。
さらに本発明では,研磨ローラによる感光体の研磨の実行のユーザによる指示を受け付ける操作部を有し,研磨モード要求部は,操作部がユーザによる研磨実行指示を受け付けたときにも,メッセージ表示および画像形成動作の停止を行うことが望ましい。
このようなものであれば,ユーザによる研磨の実行の指示を受け付けることができる。そして,その場合でも,画像形成動作を停止するとともに,研磨ユニットへの交換を促すメッセージを表示すれば,ユーザにとって分かりやすい。
本発明の画像形成装置によれば,装置を大きくすることなく,確実にフィルミング除去ができるとともに,他の部材に悪影響を与えない。
以下,本発明を具体化した最良の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,現像装置がユニット化されて,本体に対して着脱可能に構成されている電子写真方式のプリンタに本発明を適用したものである。
図1に示す本形態のプリンタ1は,本体11に開閉可能な扉12が設けられている。さらに,本体11に対して着脱可能な現像カートリッジ20を有するものである。通常,現像カートリッジ20は本体11内に取り付けられており,画像形成時には感光体13にトナーを供給する。図2に示すように,扉12を開放することにより,現像カートリッジ20を本体11から取り出すことができる。プリンタ1の外面には,ユーザに情報を提供するための表示を行うとともにユーザの指示入力を受ける操作パネル14も設けられている。すなわち,この操作パネル14が,表示部と入力部とに相当する。なお,プリンタ1の内部構成は一般的なものであり,ここではごく簡略化した図で示すとともに説明を省略する。
現像カートリッジ20は,現像ローラ21,供給ローラ22,トナー収容部23を有している。本体11に装着された状態では,図1に示すように,現像ローラ21は感光体13に接触する。また,現像カートリッジ20が本体11に装着されることにより,現像ローラ21の回転軸は本体11内部の駆動源から駆動を受ける状態となる。これにより,現像ローラ21は,本体11の制御によって回転駆動される。また,現像カートリッジ20には,ICチップ等のメモリ部25が備えられている。このメモリ部25には,そのカートリッジのシリアル番号や対応する本体11の機種情報等のその現像カートリッジ20に固有の各種の情報が記憶されている。また,このメモリ部25は,対応する通信装置との通信機能を有している。
本形態のプリンタ1には,現像カートリッジ20のメモリ部25に対応する通信装置として,図1と図2に示すように,検知部15が設けられている。ここでは,検知部15として,通信機能のあまり強力でないものが選択されている。また,現像カートリッジ20が本体11に正しく装着されると,メモリ部25と検知部15とがごく近くに位置するように,これらが配置されている。これにより,現像カートリッジ20がプリンタ1に正しく装着された状態においてのみ,検知部15は,メモリ部25の内容を読み出すことが出来るようになっている。
本体11に現像カートリッジ20が装着され,扉12が閉止されると,検知部15はメモリ部25の内容を読み出す。そして,本体11では検知部15の通信結果と,メモリ部25の記憶内容とを参照する。これにより,取り付けられたものが本体11に対応している現像カートリッジ20であるかどうかを確認する。この確認が完了して初めて,プリンタ1は画像形成可能な状態となる。
ここで,本形態では,プリンタ1とは別に図3に示す研磨カートリッジ30が用意される。この研磨カートリッジ30は,通常の画像形成時には使用されない。そのため,通常は本体11とは別に保管され,感光体13の研磨処理を行う時にのみ装着されて使用される。本形態の研磨カートリッジ30は,その外形形状は現像カートリッジ20とほぼ同じであり,現像カートリッジ20に代えて本体11に装着されることによって感光体13の研磨を行うことができるものである。
研磨カートリッジ30は,図3に示すように,研磨ローラ31を有している。この研磨ローラ31は,外形形状は現像ローラ21と同じであり,外周面は例えば酸化アルミニウム等の研磨性の高い微小粒子で形成されている。なお,研磨カートリッジ30は,ハウジング32に研磨ローラ31が取り付けられているだけのシンプルなものであり,ハウジング32の内部はほとんど空洞となっている。また,研磨カートリッジ30には,現像カートリッジ20のメモリ部25に対応する位置に,メモリ部35が取り付けられている。このメモリ部35は,メモリ部25と同様に,本体11の検知部15と通信可能なものである。そして,対応する機種情報等の他にこのカートリッジが研磨カートリッジであることを示す情報も保管されている。
次に,本形態のプリンタ1のブロック図を図4に示す。プリンタ1の本体11には,感光体13,操作パネル14,検知部15に加えて,研磨処理に関する制御を行う制御部16が設けられている。この制御部16には,研磨モード制御部41,研磨モード要求部42,画像形成復帰部43,感光体交換要求部44が設けられている。また,現像カートリッジ20は,現像ローラ21とメモリ部25とを有している。研磨カートリッジ30は,研磨ローラ31とメモリ部35とを有している。検知部15は,その時装着されているカートリッジのメモリ部25,35の情報を読み取る。
検知部15によって,本体11に研磨カートリッジ30が取り付けられたことが検知されると,研磨モード制御部41が研磨処理を行う。具体的には,研磨ローラ31と感光体13とをともに所定の回転速度で回転させる。研磨カートリッジ30の装着によって,研磨ローラ31と感光体13とが接触しているので,これらを回転させれば感光体13の表面は研磨ローラ31の表面によって擦られる。
ここで,研磨処理中は現像カートリッジ20が装着されていないので,画像形成を行うことができない。そこで,研磨モード制御部41は,研磨処理を開始すると画像形成動作を停止させる。このとき,例えば図5に示すように,操作パネル14に感光体13の研磨中であることを表示する。そして,画像形成指示の入力があったとしても受け付けない。
なお,研磨モード制御部41による研磨処理では,研磨ローラ31を回転させる回転数によって研磨量を制御する。すなわち,研磨動作開始からの研磨ローラ31の回転数nをカウントする。そして,この回転数nが所定の回転数Nに達したら,研磨を終了する。すなわち,研磨ローラ31と感光体13の回転駆動を停止させるとともに,回転数nを初期化する。研磨ローラ3の回転数に代えて,研磨開始からの経過時間や,感光体13の回転数で制御することもできる。
また,研磨モード要求部42は,前回研磨を終了したときからの画像形成の回数t(感光体の回転数)をカウントして累計する。この画像形成の回数tが画像形成歴に相当する。所定の回数t1以上の画像形成を行ったら,研磨実行すべきタイミングと判断される。そこで,例えば図6に示すように,研磨を行うべきであることを操作パネル14に表示して,ユーザに知らせるとともに,画像形成動作を停止する。すなわち,研磨処理を行うまでは画像形成はできない。またあるいは,ユーザが操作パネル14から指示を入力することによって,画像形成の回数にかかわらず研磨を行わせることができる。いずれの場合でも,研磨処理が終了したら,回数tをリセットする。
また,研磨カートリッジ30による研磨処理が終了したら,例えば図7に示すように,研磨カートリッジ30を取り外して現像カートリッジ20を取り付けるように表示する。そして,ユーザによるカートリッジの交換を待つ。そして,検知部15によって,現像カートリッジ20が取り付けられたことが検知されたら,画像形成復帰部43によって,画像形成処理が復帰される。すなわち,画像形成処理を行うように各部がセットされ,ユーザの画像形成要求を受け付ける状態となる。
なお,本形態の制御部16では,感光体13を新品に交換したときからの感光体13の総回転数Tをカウントして累計する。この総回転数Tが,所定の寿命回転数Tendに到達したら,感光体13の寿命である。そこで,感光体交換要求部44は,例えば図8に示すように,操作パネル14に表示させる。これにより,感光体13の使用耐久限度に到達したことを知らせ,ユーザに感光体13の交換を促す。感光体13が交換されたら,回転数t,Tはともに初期化される。
なお,累積研磨量に相当するものとして,ここでは総回転数Tを採用している。しかし,これに限らず,例えば,研磨モード中における感光体13の累積回転数でもよい。すなわち,研磨モードの実行中に感光体13が回転された回数を累積した値でもよい。また,ごく簡単には研磨モードの実行回数を使用してもよい。あるいは,より正確に制御するためには,研磨モード中の回転数と,画像形成中の回転数,それ以外の回転数をそれぞれ重み付きで累積したものとしてもよい。
本形態のプリンタ1で感光体13の研磨を行う時には,ユーザはまず,図2に示すように扉12を開放する。次に,本体11から現像カートリッジ20を取り出して,代わりに研磨カートリッジ30を装着する。そして,扉12を閉める。研磨カートリッジ30の外形形状が現像カートリッジ20と同じであるので,研磨カートリッジ30の脱着方法は,現像カートリッジ20の通常の脱着方法と全く同じである。従って,ユーザによって容易に可能である。このようにして研磨カートリッジ30が装着されると,本体11は,検知部15とメモリ部35との通信によって,研磨カートリッジ30が装着されたことが判断できる。この状態では,プリンタ1は画像形成動作を行わない。
このように装着されると,研磨ローラ31は,現像カートリッジ20が取り付けられたときの現像ローラ21と同位置に配置される。すなわち,研磨ローラ31は感光体11に接触して配置される。さらに,研磨ローラ31の回転軸は現像ローラ21の駆動源から駆動を受ける状態となる。従って,本体11では,画像形成時に現像ローラ21を回転させる制御と同じ制御によって,感光体13と研磨ローラ31とをそれぞれ適切な回転速度で回転させることができる。研磨ローラ31が感光体11に接触していることから,このように回転させると,研磨ローラ31の表面と感光体11の表面とが擦り合わされるので,感光体11の表面が研磨される。
本形態では,研磨モード処理を行うタイミングは次のいずれかの時である。
(1)ユーザによって研磨処理を実行する指示が入力されたとき。
(2)前回研磨を行ってから,感光体13の回転数が所定数に達したとき。
この(1)または(2)のいずれかの条件に該当したとき,研磨モード処理が実行される。なお,本形態のプリンタ1では,感光体13の回転数は常時カウントされている。そして,感光体13が新品に交換されてからの総回転数T,前回研磨後の回転数tのそれぞれは累積されて記憶されている。
本処理の全体の流れを,図9のフローチャートを参照して説明する。まず,プリンタ1の操作パネル14からユーザによって研磨モードが選択された場合(S101:Yes),直ちに研磨モード処理を行う(S103)。これが,上記の条件(1)の場合である。研磨モード処理の内容については後述する。
または,ユーザによる研磨モードの選択がされないまま(S101:No),画像形成が繰り返される場合もある。そして,感光体13の前回研磨後の回転数tが所定の回数に達したとき(S102:Yes),研磨モード処理を行う(S103)。これが,上記の条件(2)の場合である。ただし,本形態では,研磨を行うためにはカートリッジの交換を必要とするので,プリンタ1において自動的に行うものではない。そのため,1ジョブの途中で条件(2)が満たされた場合でも,そのジョブが終了するまで画像形成を行ってから研磨処理を行うことが望ましい。
条件(1)および(2)がいずれも満たされない場合(S101:No,かつ,S102:No)または,研磨モード処理(S103)が終了した場合には,感光体13の総回転数Tを所定の寿命回転数Tendと比較する(S104)。総回転数Tが寿命回転数Tendより小さい場合は(S104:No),まだその感光体13は寿命に達してはいない。従って,そのまま使用して構わない。従って,画像形成可能な状態とし(S106),S101に戻って処理を継続する。
一方,総回転数Tが寿命回転数Tendより大きく(T≧Tend)なったら(S104:Yes),感光体13の寿命である。そこで,操作パネル14に,感光体13を新しいものに交換するよう要求する表示をする(S105)(図8参照)。そして,感光体13が交換されるまで待機する。感光体13が交換されたら,そのことは検知部15とメモリ部25との通信によって把握できる。この場合は,総回転数Tおよび前回研磨後回転数tをともにクリアする。これで,本処理の説明を終了する。
次に,S103の研磨モード処理について,図10に示すフローチャートを参照して説明する。本処理が実行開始されると,まず,本体11の各部を停止し,カートリッジ交換可能な状態とする(S201)。そして,操作パネル14に,装着されている現像カートリッジ20を外して,代わりに研磨カートリッジ30を装着するよう要求する表示を行う(S202)(図6参照)。そして,検知部15の通信結果を受けて,研磨カートリッジ30が装着されたことが確認されるまで待機する(S203)。
研磨カートリッジ30が装着されたことが確認されたら(S203:Yes),感光体13と研磨ローラ31との回転駆動を開始する(S204)。このときの研磨ローラ31の回転速度は,通常の画像形成時において現像ローラ21を回転させる速度と同じものとすればよい。また,感光体13も通常の画像形成時と同じ回転速度で回転させる。すなわち,画像形成時と同様に駆動する。ただし,この場合には,帯電装置,定着装置等の研磨ローラ31以外の装置は,すべて停止状態としておく。そして,操作パネル14には,研磨中であることを表示して(図5参照),画像形成指示は受け付けない。
さらに,このS204の開始からの感光体13の回転数nをカウントする。そして,研磨開始からの感光体13の回転数nが,あらかじめ定められている所定の回転数Nに到達するまで(S205:No),感光体13と研磨ローラ31とを回転させる。これにより,感光体13の表面は,研磨ローラ31の表面と擦り合わされて研磨される。
所定回転数(N回)の回転が終了したら(S205:Yes),感光体13と研磨ローラ31との回転駆動をOFFして,これらを停止させる(S206)。さらに,研磨関連のカウント値(前回研磨後回転数tと研磨回転数n)をともに0とする(S207)。さらに,カートリッジ交換可能状態として待機する(S208)。
そして,表示部に,装着されている研磨カートリッジ30を外して,現像カートリッジ20を装着するよう要求する表示(図7参照)を行う(S209)。そして,検知部15の通信結果を受けて,現像カートリッジ20が正しく装着されたことが確認されるまで待機する(S210)。現像カートリッジ20が正しく装着されたら(S210:Yes),各部の動作停止状態を解除し,画像形成可能な状態に設定する(S211)。これで,この処理は終了である。
なお,ここでは研磨ローラ31を有する研磨カートリッジ30としたが,研磨部材は必ずしもローラ形状でなくともよい。例えば,図11に示すように,感光体13の外形に合わせて固定された研磨部材51であってもよい。この場合には,研磨部材51は回転する必要がないので,現像ローラ21の駆動源とは接続されない。また,研磨時に現像ローラ21の駆動装置を駆動する必要もない。研磨時には感光体13のみを回転させる。
またあるいは,図12に示すように,ベルト状の研磨部材52を有するものでもよい。研磨部材52の駆動ローラ53を現像ローラ21の駆動装置と接続させ,感光体13とともに回転させる。2つの従動ローラ54によって研磨部材52が感光体13に押し付けられるので,感光体13が効率よく研磨される。
以上詳細に説明したように,本形態のプリンタ1によれば,研磨装置がカートリッジ化された研磨カートリッジ30を有し,現像カートリッジ20と交換されて装着される。従って,プリンタ1の大きさを従来のものから変更することなく,研磨処理が可能である。さらに,研磨時に感光体13に擦りつけられる部材は,研磨専用の研磨ローラ31である。そのため,その表面部の材質や回転径を適切に選択することによって,最適な研磨効果を得ることが出来る。また,現像ローラ21等の画像形成に使用する部材による研磨を行うものと比較して,現像ローラ21等に悪影響を与えることはない。従って,装置を大きくすることなく,確実にフィルミング除去ができるとともに,他の部材に悪影響を与えない画像形成装置となっている。
なお,本形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。
例えば,研磨タイミングを決定する条件としては,感光体の回転数に限らず,印刷枚数やトナー使用量等によってもよい。また,所定の回転数を2段階のものとしてもよい。1段目の回転数を超えた時点で研磨することを推奨し,2段目の回転数に到達した場合には研磨処理を行うまで強制的に画像形成を停止するようにしてもよい。
また例えば,研磨カートリッジ30のメモリ部35として,検知部15による書き込みが可能なものを選択すれば,そのカートリッジにより研磨を行った回数を記憶させておくことも出来る。これにより,研磨カートリッジ30自体の寿命管理も可能となる。また例えば,図示のプリンタの形状等は一例であり,複数の感光体と現像カートリッジを有するカラープリンタや,複写機,MFP等にも適用可能である。
本形態に係るプリンタの概略構成を示す断面図である。 プリンタ本体に対して現像カートリッジあるいは研磨カートリッジが着脱される様子を示す説明図である。 研磨カートリッジを示す斜視図である。 プリンタの概略構成を示すブロック図である。 操作パネルに表示される表示内容の例を示す説明図である。 操作パネルに表示される表示内容の例を示す説明図である。 操作パネルに表示される表示内容の例を示す説明図である。 操作パネルに表示される表示内容の例を示す説明図である。 研磨処理実行のタイミングを示すフローチャートである。 研磨モード処理を示すフローチャートである。 研磨カートリッジの別の例を示す断面図である。 研磨カートリッジの別の例を示す断面図である。
符号の説明
1 プリンタ
11 本体
13 感光体
14 操作パネル
15 検知部
20 現像カートリッジ
21 現像ローラ
25,35 メモリ部
30 研磨カートリッジ
31 研磨ローラ
41 研磨モード制御部
42 研磨モード要求部
43 画像形成復帰部
44 感光体交換要求部

Claims (8)

  1. 感光体を有し,前記感光体上にトナー像を形成することにより作像する画像形成装置において,
    前記感光体を内蔵する本体と,
    前記本体に対して脱着可能であり,前記感光体の潜像をトナーで現像する現像ローラを備えた現像ユニットと,
    前記本体に対して前記現像ユニットに換えて脱着可能であり,前記本体への装着状態では前記感光体に接触する研磨ローラを有する研磨ユニットとを有し,
    前記本体は,
    前記研磨ユニットが装着されたことを検知する検知部と,
    前記研磨ユニットの装着が検知されたときに,前記研磨ローラによる前記感光体の研磨を行わせる研磨モード制御部とを有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において,
    前記研磨ユニットは,自己が研磨ユニットであることを示す情報を格納したメモリ部を有し,
    前記検知部は,装着されたユニットの前記メモリ部の情報を読み取ることにより,前記研磨ユニットが装着されたことを検知することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において,前記本体は,
    ユーザへのメッセージを表示する表示部と,
    前記感光体による画像形成歴が所定の上限値に達したときに,前記現像ユニットに換えて前記研磨ユニットを装着することを求めるメッセージを前記表示部に表示するとともに,画像形成動作を停止する研磨モード要求部とを有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において,前記研磨モード制御部は,
    前記研磨ローラによる前記感光体の研磨が開始されると研磨量をカウントし,
    研磨量が所定値に達すると研磨を終了して研磨量をリセットすることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項3に記載の画像形成装置において,前記研磨モード制御部は,
    前記研磨ローラによる前記感光体の研磨が開始されると研磨量をカウントし,
    研磨量が所定値に達すると研磨を終了して研磨量および画像形成歴をリセットし,前記研磨ユニットに換えて前記現像ユニットを装着することを求めるメッセージを前記表示部に表示することを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5に記載の画像形成装置において,
    前記検知部は,前記現像ユニットが装着されたことをも検知し,
    研磨終了後に前記現像ユニットの装着が検知されると,画像形成動作の停止を解除する画像形成復帰部を有することを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1つに記載の画像形成装置において,
    前記感光体に対する累積研磨量をカウントし,累積研磨量が所定の上限値に達すると前記感光体の交換を要求する感光体交換要求部を有することを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項3,請求項5,請求項6のいずれか1つに記載の画像形成装置において,
    前記研磨ローラによる前記感光体の研磨の実行のユーザによる指示を受け付ける操作部を有し,
    前記研磨モード要求部は,前記操作部がユーザによる研磨実行指示を受け付けたときにも,メッセージ表示および画像形成動作の停止を行うことを特徴とする画像形成装置。
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