JP2008164719A - 走査型共焦点顕微鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の光源を分けて装置本体部に入射させたり、装置納入後に光源を追加することが容易な走査型共焦点顕微鏡を提供する。
【解決手段】光源部1にはレーザダイオード4、Arレーザ5、固体レーザ6、レーザダイオード7の4台のレーザ光源が搭載されており、これらの光源から発せられたレーザ光はミラー12、ダイクロイックミラー13〜15を介して合成され、ファイバカプラ2によりシングルモードの光ファイバ3に導入される。一方、光源部21には、レーザダイオード24とHe−Neレーザ25の2台のレーザ光源が搭載されており、同様にミラー26、ダイクロイックミラー27を介して合成され、ファイバカプラ22によりシングルモードの光ファイバ23に導入される。2本の光ファイバ3、23の他端は本体側に装備されている光導入口32、33に装着される。光導入口32、33に導入されたレーザ光は入射切り替え部34に導入される。
【選択図】 図1

Description

本発明は走査型共焦点顕微鏡に関するものである。
走査型共焦点顕微鏡は、広く使用されており周知のものであるが、その一例が例えば特開2002−267933号公報(特許文献1)に記載されている。このような走査型共焦点顕微鏡の概要を以下に示す。
光源から出射された直線偏光のレーザ光は偏波面保存型の光ファイバに導入される。光ファイバの他端は装置本体に備わる光入射口に結合されている。光入射口の光ファイバ端から出射されたレーザ光はビームエキスパンダで拡大され、偏光ビームスプリッタに入射後、2つのガルバノメータ等で構成された走査ユニットに導かれる。走査ユニットで2次元的に走査されたレーザ光(照明光)は対物レンズで標本上に集光される。
標本から反射されたレーザ光(信号光)は照明光と逆の順路を通り、走査ユニットでデスキャニング(走査されていない状態)され偏光ビームスプリッタに入射する。
この前記信号光はλ/4板を2回通過することにより偏光方向が90°回転されるため偏光ビームスプリッタで反射され、集光レンズに入射する。
集光レンズで集光された信号光は集光レンズの焦点位置に配置された遮光板上の開口を通過し、対物レンズの焦点位置近傍からの光だけとなって光電検出素子で受光される。
光電検出素子からの輝度信号はA/D変換器でデジタル信号に変換される。CPUでは走査位置に対応したサンプリングクロックでA/D変換器からの輝度データを受け取り、画像を構成する。
特開2002−267933号公報
ところで上述の走査型共焦点顕微鏡が蛍光検出を目的として使われた場合、多種類の蛍光試薬・蛋白を観察するために多種類(多波長)のレーザ光源が使われ、そのレーザ光の合成、および励起光(照明光)と蛍光(信号光)分離用のダイクロイックミラーを複数装備し、観察に応じてそれらを切り替える必要がある。
そのため従来の走査型共焦点顕微鏡では光源部で全てのレーザ光を1本の光ファイバに導入し、装置本体にある1個の光入射口に導入していた。
しかしながら本体側の光入射口が1個のみのため、全てのレーザ光を1本の光ファイバに導入させる必要があり、光源部が大型化すると云った問題が生じてしまう。また、装置納入後にレーザ光源を追加する場合には光源部に改造等が必要となる場合もある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、複数の光源を分けて装置本体部に入射させたり、装置納入後に光源を追加することが容易な走査型共焦点顕微鏡を提供することを課題とする。
前記課題を解決するための第1の手段は、照明光学系に対して被検物である試料と共役な位置に置かれ、照明光束を射出する光源と、前記照明光束を反射し前記試料から放出される蛍光を透過するか、又は前記照明光束を透過し前記蛍光を反射する光分離手段と、前記照明光束を、前記試料を2次元走査する走査光に変え、前記蛍光を非走査光に変える走査手段と、前記走査手段と前記試料との間に配置され、前記試料面に後側焦点を有する対物レンズと、前記対物レンズの焦点面と共役な位置に蛍光を集光させる集光レンズと、前記集光レンズの集光面に設けられたピンホール板と、前記ピンホール板のピンホールを通過した蛍光を観察する観察手段とを備えた走査型共焦点顕微鏡であって、前記光源を1個又は複数個有する光源部からの光の入射口を複数個備え、複数の光源部を使用可能としたことを特徴とする走査型共焦点顕微鏡である。
前記課題を解決するための第2の手段は、前記第1の手段であって、前記光の入射口からの光を選択的に分離、合成するための光学部材を有し、切り替え時に生じる前記集光レンズの結像位置ずれを、予め記憶しておいた補正値をもとに、前記集光レンズ位置を自動的に調整することにより補正する機能を有することを特徴とするものである。
前記課題を解決するための第3の手段は、前記第2の手段であって、前記集光レンズを光軸と直交する方向に移動させる手段を備えていることを特徴とするものである。
本発明によれば、複数の光源を分けて装置本体部に入射させたり、装置納入後に光源を追加することが容易な走査型共焦点顕微鏡を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態の例を、図を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態である走査型共焦点顕微鏡の光学系の概要を示す図である。光源部1にはレーザダイオード4、Arレーザ5、固体レーザ6、レーザダイオード7の4台のレーザ光源が搭載されており、これらの光源から発せられたレーザ光はミラー12、ダイクロイックミラー13〜15を介して合成され、ファイバカプラ2によりシングルモードの光ファイバ3に導入される。
一方、光源部21には、レーザダイオード24とHe−Neレーザ25の2台のレーザ光源が搭載されており、同様にミラー26、ダイクロイックミラー27を介して合成され、ファイバカプラ22によりシングルモードの光ファイバ23に導入される。
2本の光ファイバ3、23の他端は本体側に装備されている光導入口32、33に装着される。光導入口32、33に導入されたレーザ光は入射切り替え部34に導入される。入射切り替え部34にはミラー35、ダイクロイックミラー36、ダミーガラス37の3枚の光学部材が装着され、電動で切り替えることが可能である。
入射切り替え部34のダイクロイックミラー36の分光特性は、光源部1からのレーザ光を透過し、光源部21からのレーザ光を反射するように作られている。よって、入射切り替え部34においては、光源部1からのレーザ光のみを使用したい場合は、ダミーガラス37を光路に挿入し、光源部21からのレーザ光のみを使用したい場合はミラー35を光路に挿入し、光源部1、光源部21からのレーザ光を両方使用したい場合は、ダイクロイックミラー36を光路に挿入する。ダミーガラス37は光源部1のみのレーザ光を使う場合、ダイクロイックミラー36使用時における光軸とを合わせるためにあるものであり、分光特性は有しない。
入射切り替え部34を通過したレーザ光は、ビームエキスパンダ38で拡大され、励起光・信号光(蛍光)分離用ダイクロイックミラー部39で反射される。励起光・信号光(蛍光)分離用ダイクロイックミラー40、41の分光特性は励起レーザ光の波長を反射し、他の波長は透過するように作られており、観察する蛍光試薬・蛋白に対応した分光特性のものが複数装着されている。励起光・信号光(蛍光)分離用ダイクロイックミラー40、41も入射切り替え部34のミラー35、ダイクロイックミラー36、ダミーガラス37と同様に、電動で切り替えることが可能である。
励起光・信号光(蛍光)分離用ダイクロイックミラー40、41を反射したレーザ光は2つのガルバノメータで構成された走査部42に導入され、2次元的に走査される。2次元的に走査されたレーザ光は走査光学系43を通り、対物レンズ44によって標本45上に結像される。
標本45上の照射領域から発した蛍光は対物レンズ44で集められ、励起光と逆の順路を進み、分離用ダイクロイックミラー40、41に入射する。蛍光はダイクロイックミラーを透過し、集光レンズ46で開口48を有する遮光板47上に集光される。遮光板47上の開口48を通過した光のみが光検出器49で検出され、A/D変換器51を介してCPU52に入力され輝度データとして使われる。CPU52は、この輝度データより2次元画像データを作成し、表示部53に表示する。
ところで、入射切り替え部34の光学部材、又は、励起光・信号光(蛍光)分離用ダイクロイックミラー部39を切り替えるごとに光学部材自身の角度精度、装置の切り替え精度に起因する角度誤差により、集光レンズ46の焦点位置が遮光板47上の開口48中心と一致しなくなると云う問題が生じてしまう。
これを補正するために、本実施の形態の集光レンズ46は、光軸と直行する方向に電動で移動できる機構を備えている。そのため各ポジションでの集光位置のズレ量を装置出荷前に求め、その補正値をCPU52に記憶させておくことで、本体部31の切り替え可能な光学部材がどのポジションであっても集光レンズ46の焦点位置が遮光板47上の開口中心と一致している、すなわち、常に共焦点の関係が成立し、かつ、光量ロスのない共焦点顕微鏡とすることができる。
又、2つの光導入口32、33を有するので、例えば、出荷当時には光導入口32のみを使用するようにしておき、光源の増設が可能になった場合には、光導入口33を使用することにより、光源部1の改造や、本体部31の改造をせず、光源の増設を行うことができる。さらに、1つの光源部を大きくしなくても、2つに分けて、2つの光導入口32、33から導入するようにすることができる。
本発明の実施の形態である走査型共焦点顕微鏡の光学系の概要を示す図である。
符号の説明
1…光源部、2…ファイバカプラ、3…光ファイバ、4…レーザダイオード、5…Arレーザ、6…固体レーザ、10…NDフィルタ、11…シャッタ、12…ミラー、13…ダイクロイックミラー、14…ダイクロイックミラー、15…ダイクロイックミラー、21…光源部、22…ファイバカプラ、23…光ファイバ、24…レーザダイオード、レーザ25…He−Neレーザ、26…ミラー、27…ダイクロイックミラー、31…本体部、32…光導入口、33…光導入口、34…入射切り替え部、35…ミラー、36…ダイクロイックミラー、37…ダミーガラス、38…ビームエキスパンダ、39…分離用ダイクロイックミラー部、40…分離用ダイクロイックミラー、41…分離用ダイクロイックミラー、42…走査部、43…走査光学系、44…対物レンズ、45…標本、46…集光レンズ、47…遮光板、48…開口、49…光検出器、51…A/D変換器、52…CPU、53…表示部

Claims (3)

  1. 照明光学系に対して被検物である試料と共役な位置に置かれ、照明光束を射出する光源と、
    前記照明光束を反射し前記試料から放出される蛍光を透過するか、又は前記照明光束を透過し前記蛍光を反射する光分離手段と、
    前記照明光束を、前記試料を2次元走査する走査光に変え、前記蛍光を非走査光に変える走査手段と、
    前記走査手段と前記試料との間に配置され、前記試料面に後側焦点を有する対物レンズと、
    前記対物レンズの焦点面と共役な位置に蛍光を集光させる集光レンズと、
    前記集光レンズの集光面に設けられたピンホール板と、
    前記ピンホール板のピンホールを通過した蛍光を観察する観察手段とを備えた走査型共焦点顕微鏡であって、
    前記光源を1個又は複数個有する光源部からの光の入射口を複数個備え、複数の光源部を使用可能としたことを特徴とする走査型共焦点顕微鏡。
  2. 請求項1に記載の走査型共焦点顕微鏡であって、前記光の入射口からの光を選択的に分離、合成するための光学部材を有し、切り替え時に生じる前記集光レンズの結像位置ずれを、予め記憶しておいた補正値をもとに、前記集光レンズ位置を自動的に調整することにより補正する機能を有することを特徴とする走査型共焦点顕微鏡。
  3. 請求項2に記載の走査型共焦点顕微鏡であって、前記集光レンズを光軸と直交する方向に移動させる手段を備えていることを特徴とする走査型共焦点顕微鏡。
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