JP2008164442A - レーザー式鋼球外観検査装置 - Google Patents

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JP2008164442A JP2006354448A JP2006354448A JP2008164442A JP 2008164442 A JP2008164442 A JP 2008164442A JP 2006354448 A JP2006354448 A JP 2006354448A JP 2006354448 A JP2006354448 A JP 2006354448A JP 2008164442 A JP2008164442 A JP 2008164442A
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Takushi Nishide
拓史 西出
Masanori Nagashio
正紀 長塩
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Amatsuji Steel Ball Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】従来のフィラメント方式の光学外観検査で検出されるキズよりも微小な黒く深い欠陥及び検出し難い光沢のある浅い欠陥傷の安定した検出を可能ならしめる。
【解決手段】
鋼球1の表面傷を検査する外観検査装置において、検査する鋼球1を子午線状に回転する回転装置と、回転装置によって回転する鋼球1の表面を検査するレーザー光学系を設け、回転装置によって順次子午線状に走査される鋼球1表面をレーザー光学系の光源6よりレンズ系7でレーザー光を照射して検査し、鋼球全表面のキズの有無の判定を行うようにした。
【選択図】 図2

Description

本発明は軸受け用鋼球等に使用される鋼球の傷の有無をレーザー光学系を用いて判定するレーザー式鋼球外観検査装置に関するものである。
従来、鋼球など、球体の表面検査装置は一般に球体を空気中において検査するのが通例であった。しかし、空気中での検査は球体を取り扱い易いという利点がある反面、球体表面が洗浄により完全に脱脂されていなければ油分がシミとなり、不良と判定されるだけでなく、その油分が検査部の球の通路に蓄積され、さらにそれらが球に付着して不良の原因となっていた。殊に球体が錆び易い金属では脱脂状態で長時間放置すると、発錆が心配される問題があった。
そこで、本出願人はさきに上述の油のシミの問題がなく、脱脂の必要をなくして錆び易い金属でも発錆の恐れなく、球体の外観検査を達成することができる装置として、液体(油)の中に検査球を浸漬して表面検査を行うことを見出し、図1に示すように、検査対象球体(鋼球)11を液(油)10中に浸漬、保持して、該球体11に光源12のフィラメントからの光を当て、球からの反射光を受光素子13で受けて受光量を電気変換し、電圧もしくは電流の変化に変え、判定部14においてその電気信号変化量で傷の有無の判定を行う装置を提案した。(例えば特許文献1参照)
特開2002−277226号公報
しかしながら、上述のような電気信号変化量で傷の有無を判定するフィラメント方式の光学外観検査装置では、一般的なベアリングに使用される、表面が鏡面状に仕上がっている鋼球に対しては傷の内容によっては信号の大小が発生してしまう。
例えば、鏡面状態の鋼球面に黒く深い欠陥で、その大きさが1辺70μm以上の長さの傷がある場合は信号は捉え易く、欠陥信号のSN比は良好である。しかし、鏡面状態の鋼球面に非常に浅く、しかも鏡面状態の光沢のある欠陥でその大きさがφ300μmの円形状の傷のある場合は信号が捉え難く、欠陥信号のSN比は非常に悪くなり、検出が極めて困難であるという事実が判明した。
また、鏡面状態の鋼球面に非常に浅く、しかも鏡面状態の光沢のある欠陥で、その大きさがφ300μmの傷を検出するために前述のフィラメント方式の光量を増加させたり、電気増幅量を上昇させると、ノイズも増大され、歩留まりが悪化するという弊害が起こる。その場合、顕微鏡を用いて肉眼での検査も考えられるが、人件費の負担からコストの増加が避けられないという問題と、一日に何十万個という球を処理するには処理能力に無理があるという問題がある。また、鋼球を空気中で検査すると錆の問題が考えられ、また脱脂洗浄を行う必要があり、洗浄工程のコストの増加の問題が考えられた。
そこで本発明は、特にレーザー光学系の利用をはかることを見出すと共に、該レーザー光学系のレーザー光学センサ先端を液中に沈めて、レーザー光を液中にて鋼球に照射することにより、前述の光学検査で検出される1辺が70μm傷よりも微小な深く黒い欠陥及び検出し難い浅い光沢のある欠陥φ300μm傷の安定した検出を可能ならしめることを目的とするものである。
即ち、上記目的に適合する本発明は、先ず鋼球の表面の傷を検査する外観検査装置において、所定の位置に固定されたレーザー光学系を用いて回転装置によって子午線状に回転する鋼球の全表面を検査することを特徴とする。
請求項2はその具体的な態様であり、鋼球の表面傷を検査する外観検査装置において、上記検査する鋼球を子午線状に回転させる回転装置と、鋼球の表面を検査するレーザー光学系を設け、回転装置によって順次子午線状に走査される鋼球表面をレーザー光学系のレーザー光学センサーからレーザー光を照射して検査し、鋼球全表面の傷の有無の判定を行うことを特徴とする。
なお、請求項3は更に上記回転装置により順次子午線状に走査される鋼球を液(油)中に浸漬し、液中にてレーザー光を照射し鋼球全表面の錆の発生,擦り傷の発生を抑止して検査することを特徴とする。
上記本発明によればレーザー光学系の利用により、また液中にて鏡面状態の鋼球面にレーザー光を照射することにより、従来、検出されなかった非常に浅く、しかも鏡面状態の光沢のある欠陥でその大きさがφ180μmまでを安定して検出することが可能である。
また、鏡面状態の鋼球面に黒く深い欠陥がある場合はその大きさが1辺35μmまでを安定して検出することが可能であり、前述のフィラメント方式の光学外観検査装置より検出能力を上げた状態でも歩留まりを約80%→90%に向上することができる。また、回転装置により子午線状に球全表面を走査するため、球全表面の検査が可能かつ容易である。
以下、更に添付図面に基づいて本発明の具体的な実施態様を説明する。
図2は本発明に係る外観検査装置の1例を概略的に示したものであり、1は本発明の検査対象球である鋼球であり、図に示す如くドライブローラー2と、サポートローラー3とコントロールローラー4により、図では液(油)10中に浸漬され、所定の位置に固定されている。そして、ドライブローラー2を回転させることで鋼球1が回転し、それによりコントロールローラー4も回転する。コントロールローラー4には偏心ハスバギヤ5が取り付けられており、このギヤ5により検査対象である鋼球1にひねりが与えられ、鋼球1は子午線状に回転する仕組みになつているが、この基本構成については前述した本出願人の提案に係る特開2002−277226号公報に詳述する通りである。
しかして、本発明は上述の如き回転装置により子午線状に回転している検査対象球である鋼球1にレーザー光学系を用い光源6からレーザーを照射し、所定の位置に固定されたレンズ系7で球表面にレーザー光を照射する。レンズ系7から照射されたレーザー光は、鋼球1に直進し鋼球1の表面で正反射し、受光部8でレーザー光を受光し電気変換されアンプ9に信号が送られて、欠陥の有無を判定できる構成になっている。この時、レーザー光の指向性が高いという特徴から、鋼球1の表面に非常に浅く、しかも鏡面状態の光沢のある欠陥でその大きさがφ300μmの傷ではレーザー光は散乱し、受光部8に正反射されなく欠陥信号が非常に捉え易く、欠陥信号のSN比も良好で安定した検出が可能である。
この表面に非常に浅く、しかも鏡面状態の光沢のある欠陥大きさはφ180μmまで安定して欠陥信号を捉えることが可能である。また、鋼球1の表面に黒く深い欠陥ではその大きさが1辺35μm長さの傷まで安定して検出することが可能となった。
なお、図示の如く回転装置は液(油)中に設置することが可能な構造になっており、これに伴ってドライブローラー2,サポートローラー3,コントロールローラー4は液中に配置されていて、レンズ系7から照射されたレーザー光は液中に照射され、液中での検査が可能となっている。これにより検査前の球の洗浄脱脂乾燥工程を省くことができる。
以下、引き続き本発明に係るレーザー方式の外観検査装置と、既知のフィラメント方式外観検査装置を用いて夫々鋼球の傷の大きさ及び種類を変えて傷の検出を行い傷検出能力と検査による良品歩留まりを比較した。その結果を下記表1に示す。
Figure 2008164442
上記表から本発明レーザー方式の検査装置と既知のフィラメント方式の検査装置を比較すると、光沢のあるキズφ180μmがレーザー方式では100%検出可能なのに対して、フィラメント方式では20%しか検出できておらず、また、黒く深いキズ□35μmではレーザー方式では100%検出できているのに対して、フィラメント方式では60%しか検出できていない。これらのことより、検出能力はレーザー方式がフィラメント方式に比し優れていることが確認できる。また検出能力が向上している状態での良品の歩留まりはレーザー方式で90%、フィラメント方式で75%であり、レーザー方式ではより良品を得ることができ、コストの削減にも結びつくことが分かる。
既知の外観検査装置を概略的に示した図である。 本発明の外観検査装置を概略的に示した図である。
符号の説明
1:検査対象球(鋼球)
2:ドライブローラー
3:サポートローラー
4:コントロールローラー
5:偏心ハスバギヤ
6:光源
7:レンズ系
8:受光系
9:アンプ

Claims (3)

  1. 鋼球の表面傷を検査する外観検査装置において、所定の位置に固定されたレーザー光学系を用いて回転装置によって子午線状に回転する鋼球の全表面を検査することを特徴とするレーザー式鋼球外観検査装置。
  2. 鋼球の表面傷を検査する外観検査装置において、検査する鋼球を子午線状に回転する回転装置と、該回転装置によって回転する鋼球の表面を検査するレーザー光学系を設け、回転装置によって順次子午線状に走査される鋼球表面をレーザー光学系のレーザー光学センサーからレーザー光を照射して検査し、鋼球全表面の傷の有無の判定を行うようになしたことを特徴とするレーザー式鋼球外観検査装置。
  3. 回転装置により順次子午線状に走査される鋼球を液中に浸漬し、液中にてレーザー光を照射し鋼球全表面を検査する請求項1または2に記載のレーザー式鋼球外観検査装置。
JP2006354448A 2006-12-28 2006-12-28 レーザー式鋼球外観検査装置 Pending JP2008164442A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011007540A (ja) * 2009-06-24 2011-01-13 Koyo Mach Ind Co Ltd 外観検査装置

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