JP2008164357A - 測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被測定物の表面形状などによって、急激に大きな変位が与えられても、表面形状を正確に測定することができる測定装置を提供する。
【解決手段】カンチレバー2の変位が一定となるように、カンチレバー2および被測定物1の一方を他方に対して接近離間させながら、被測定物1の表面形状を測定する測定装置。カンチレバー2の先端部における変位量を計測する第1の干渉計20Aと、カンチレバー2の先端部よりも基端部寄り位置における変位量を計測する第2の干渉計20Bと、第1の干渉計20Aによって計測された変位量と第2の干渉計20Bによって計測された変位量とからカンチレバー2の変位量を求める変位検出手段30とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、測定装置に関する。例えば、原子間力顕微鏡など、カンチレバーのたわみ変位から被測定物の表面形状を測定する測定装置に関する。
基端部を固定端としたカンチレバーの先端部に探針を設け、この探針を被測定物に近接させることによって生じるカンチレバーのたわみ変位を計測し、この変位が一定となるようにカンチレバーおよび被測定物の一方を他方に対して接近、離間させながら、被測定物表面を走査して被測定物の表面形状を測定する測定装置として、原子間力顕微鏡が知られている。
従来、原子間力顕微鏡において、カンチレバーのたわみ変位を計測する計測手段として、レーザ干渉計を用いた測定装置が提案されている(特許文献1参照)。
<従来のレーザ干渉計を用いた原子間力顕微鏡(図4)の説明>
図4において、レーザ発振器11から発せられたレーザ光は、ビームスプリッタ21において、参照鏡22に進む光束(反射光)と、集光レンズ23に進む光束(透過光)とに分割される。参照鏡22に進んだ光束は、参照鏡22で反射されたのち、元の光路を戻りビームスプリッタ21に達する。集光レンズ23に進んだ光束は、カンチレバー2の先端部表面上に焦点を結ぶように集光される。さらに、カンチレバー2の表面で反射され、集光レンズ23を透過したのち、ビームスプリッタ21に達する。
ビームスプリッタ21において、参照鏡22からの反射光とカンチレバー2からの反射光とが重ね合わされ干渉される。ここで、重ね合わされた干渉光は、光検出器24で干渉光信号として検出される。変位検出手段30は、光検出器24からの干渉光信号を基に、カンチレバー2のたわみによる変位量を求め、上下微動機構40を駆動させる。つまり、カンチレバー2の変位量が一定になるように、上下微動機構40を駆動させる。
いま、走査機構50を駆動して、被測定物1を水平方向(カンチレバー2の長手方向)へ移動させると、被測定物1の表面形状に応じてカンチレバー2が上下方向へ変位される。すると、ビームスプリッタ21において分割された参照鏡22に進む光束と集光レンズ23に進む光束との光路長が変化するから、その光路長に応じて、光検出器24からの干渉光信号が変化する(干渉縞が生じる)。すると、変位検出手段30は、光検出器24からの干渉光信号を基にカンチレバー2の変位量が一定となるように、上下微動機構40を駆動させる。これにより、走査機構50の走査位置データと上下微動機構40の上下位置データとから、被測定物1の表面形状を求めることができる。
特開平5−231863号公報
従来のレーザ干渉計を用いた原子間力顕微鏡では、カンチレバーの変位を検出する時間周期より早く、急激に大きな変位が与えられた場合、位相飛びが発生し、カンチレバーの変位を正確に測定することができない。そのため、表面に大きな段差がある被測定物では、被測定物の表面形状を測定できない場合も生じる。
本発明の目的は、被測定物の表面形状などによって、急激に大きな変位が与えられても、表面形状を正確に測定することができる測定装置を提供することにある。
上記目的達成のため、本発明の測定装置では、基端部を固定端としたカンチレバーの先端部に探針を設け、この探針を被測定物に近接させることによって生じるカンチレバーのたわみ変位を計測し、この変位が一定となるように前記カンチレバーおよび被測定物の一方を他方に対して接近離間させながら、被測定物の表面形状を測定する測定装置において、前記カンチレバーの先端部における変位量を計測する第1の干渉計と、前記カンチレバーの先端部よりも基端部寄り位置における変位量を計測する第2の干渉計と、前記第1の干渉計によって計測された変位量と前記第2の干渉計によって計測された変位量とから前記カンチレバーの変位量を求める変位検出手段とを備えたことを特徴とする。
この構成によれば、第1の干渉計によってカンチレバーの先端部における変位量が、第2の干渉計によってカンチレバーの先端部よりも基端部寄り位置における変位量がそれぞれ計測される。
いま、カンチレバーの先端部に、第1の干渉計の位相飛びを生じさせる大きな変位が急激に与えられると、第1の干渉計では、カンチレバーの変位量を正確に測定できない。しかし、カンチレバーの先端部より基端部寄り位置の変位量は、カンチレバーの先端部の変位量より小さいため、第2の干渉計によってカンチレバーの変位量を計測できる。
たとえば、第1の干渉計では、カンチレバーの先端部の変位量を検出し、第2の干渉計では、カンチレバーの中間位置(カンチレバーの基端から先端までの1/2の位置)の変位量を検出すると、カンチレバーが直線的に変形すると仮定した場合、カンチレバーの中間位置の変位量は、カンチレバーの先端部位置の変位量の1/2である。
そのため、カンチレバーの先端部に、第1の干渉計の位相飛びを生じさせる変位が生じても、カンチレバーの中間位置の変位量は先端位置の変位量の1/2となるから、第2の干渉計においては位相とびが生じず、十分測定可能である。
従って、第1の干渉計で計測不能であった変位量を、第2の干渉計で計測された変位量で補完して、カンチレバーの変位量が一定となるように、カンチレバーおよび被測定物の一方を他方に対して接近離間させれば、被測定物の表面形状などによって、急激に大きな変位が与えられても、被測定物の表面形状を正確に測定することができる。
本発明の測定装置において、前記第1の干渉計および第2の干渉計は、光束を反射光と透過光とに分割するビームスプリッタと、このビームスプリッタによって反射された反射光を前記ビームスプリッタへ向けて反射する参照鏡と、前記ビームスプリッタを透過した透過光を前記カンチレバーの表面に集光させる集光レンズと、前記参照鏡で反射された反射光および前記カンチレバーの表面で反射された反射光の干渉光を検出する光検出器とを含んで構成されていることが好ましい。
とくに、上記測定装置において、前記第1の干渉計および第2の干渉計の各ビームスプリッタをそれぞれの干渉計の2つの光束の光路上に配置された1つのビームスプリッタによって構成するとともに、前記各参照鏡を光路を挟んで光検出器とは反対側に配置された1つの参照鏡によって構成すれば、ビームスプリッタおよび参照鏡が2つの光束で共有できるため、つまり、ビームスプリッタおよび参照鏡がそれぞれ1つで済むから、部品点数が少なく、装置構成をコンパクト化できるとともに、経済的に構成できる。
本発明の測定装置において、レーザ発振器と、このレーザ発振器から発せられたレーザ光を2つの光束に分割し前記第1の干渉計および第2の干渉計に導く光束分割手段とを含んで構成されていることが好ましい。
ここで光束分割手段としては、ビームスプリッタや2つの孔を有するピンホールなどを利用することができる。
この構成によれば、第1の干渉計および第2の干渉計に対して、1つのレーザ発振器で済むから、装置構成をコンパクト化できるとともに、経済的に構成できる。
<第1の実施形態(図1参照)>
図1には、本発明の第1の実施形態に係る測定装置が示されている。なお、図1の説明にあたって、図4と同一構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
第1実施形態の測定装置は、レーザ光を2つの光束に分割する光束分割手段10と、この光束分割手段10によって分割された一方の光束を使ってカンチレバー2の先端部におけるたわみ変位を計測する第1の干渉計20Aと、光束分割手段10によって分割された他方の光束を使ってカンチレバー2の先端部よりも基端部寄り位置における変位を計測する第2の干渉計20Bと、第1の干渉計20Aによって検出された変位量と第2の計測手段20Bによって検出された変位量とからカンチレバー2の変位量を求める変位検出手段30と、上下微動機構40と、走査機構50とを備えている。
光束分割手段10は、レーザ発振器11と、このレーザ発振器11からのレーザ光を透過光と反射光とに分割するビームスプリッタ12と、このビームスプリッタ12によって反射された光束を第2の干渉計20Bへ向けて曲げるビームベンダ13とを含んで構成されている。
第1の干渉計20Aは、ビームスプリッタ12を透過した光束を2つの光束(反射光と透過光)に分割するビームスプリッタ21Aと、このビームスプリッタ21Aで反射された光束を反射してビームスプリッタ21Aへ戻す参照鏡22Aと、ビームスプリッタ21Aを透過した光束をカンチレバー2の先端部表面に集光させる集光レンズ23Aと、カンチレバー2の先端部表面に集光されかつそこで反射されたのちビームスプリッタ21Aで反射された光束と参照鏡22Aで反射された光束との干渉光を干渉光信号として検出する光検出器24Aとを含んで構成されている。
第2の干渉計20Bは、ビームベンダ13からの光束を2つの光束(反射光と透過光)に分割するビームスプリッタ21Bと、このビームスプリッタ21Bで反射された光束を反射してビームスプリッタ21Bへ戻す参照鏡22Bと、ビームスプリッタ21Bを透過した光束をカンチレバー2の先端部より基端部寄り位置表面に集光させる集光レンズ23Bと、カンチレバー2の先端部より基端部寄り位置表面に集光されかつそこで反射されたのちビームスプリッタ21Bで反射された光束と参照鏡22Bで反射された光束との干渉光を干渉光信号として出力する光検出器24Bとを含んで構成されている。
変位検出手段30は、第1の干渉計20Aからの干渉光信号(カンチレバー2の先端部の変位量)と第2の干渉計20Bからの干渉光信号(カンチレバー2の先端部より基端部寄り位置の変位量)とからカンチレバー2の変位量を求め、カンチレバー2の変位量が常に一定になるように、上下微動機構40を制御する。つまり、第1の干渉計20Aからの干渉光信号によってカンチレバー2の先端部の変位量が計測できない場合、第1の干渉計20Aで得られる変位量を、第2の干渉計20Bによって求められる変位量(カンチレバー2の先端部より基端部側位置の変位量)で補完し、カンチレバー2の変位量が常に一定になるように、上下微動機構40を制御する。
以上の構成において、走査機構50を駆動して、被測定物1をカンチレバー2に対して移動させると、被測定物1の表面形状に応じてカンチレバー2が上下方向へ変位される。すると、第1、第2の干渉計20A,20Bによって、それぞれが焦点を結んだ位置におけるカンチレバー2の変位が検出され、変位検出手段30によって各位置の変位量が求められる。
いま、カンチレバー2に、干渉計の位相飛びを生じさせるような大きな変位が急激に与えられると、第1の干渉計20Aでは、位相飛びが生じて変位量を測定できなくなる。しかし、第2の干渉計20Bでは、カンチレバー2の先端部より基端部寄り位置の変位を検出しているため、第1の干渉計20Aよりも広いレンジを測定できる。
たとえば、図2に示すように、第1の干渉計20Aでは、カンチレバー2の先端部の変位量を検出し、第2の干渉計20Bでは、カンチレバー2の中間位置(カンチレバー2の基端部から先端部までの1/2の位置)の変位量を検出すると、カンチレバー2が直線的に変形すると仮定した場合、カンチレバー2の中間位置の変位量δ2は、カンチレバー2の先端位置の変位量δ1の1/2である。
そのため、カンチレバー2の先端部に、第1の干渉計20Aの位相飛びを生じさせる変位(たとえば、レーザ光波長λ程度の変位)が生じても、カンチレバー2の中間位置の変位量はλ/2となるから、第2の干渉計20Bにおいては、測定可能である。なお、実際のカンチレバー2の変形は、ここでの仮定のように直線的ではないが、弾性変形の領域であれば、任意の位置での変形量は解析的に求めることができる。
従って、変位検出手段30において、位相飛びが発生した第1の干渉計20Aの干渉光信号による変位量情報を、第2の干渉計20Bの干渉光信号による変位量情報で補完すれば、カンチレバー2の定位置における変位量を測定することができる。
たとえば、図2の関係において、カンチレバー2の基端部から第1の干渉計20Aの集光位置(先端部)までの距離をL1、カンチレバー2の基端部から第2の干渉計20Bの集光位置(中間位置)までの距離をL2、先端部における変位量をδ1,中間位置における変位量をδ2とすると、
δ2×(L1/L2) ………(1)
から、カンチレバー2の先端部における変位量δ1を求めることができる。
これにより、カンチレバー2の先端部に、第1の干渉計20Aの位相飛びを生じさせる変位(たとえば、レーザ光波長λ程度の変位)が生じても、カンチレバー2の定位置(例えば、先端位置)における変位量を測定することができるから、常に正確な測定が可能である。
第1実施形態によれば、次の効果が期待できる。
(1)第1の干渉計20Aによってカンチレバー2の先端部における変位量を、第2の干渉計20Bによってカンチレバー2の先端部よりも基端部寄り位置における変位量をそれぞれ計測できる。そのため、カンチレバー2の先端部に、第1の干渉計20Aの位相飛びを生じさせるような大きな変位が急激に与えられると、第1の干渉計20Aでは、カンチレバー2の変位量を正確に測定できないが、カンチレバー2の先端部より基端部寄り位置の変位量は、カンチレバー2の先端部の変位量より小さいため、第2の干渉計20Bによってカンチレバー2の変位量を計測できる。
(2)たとえば、カンチレバー2の先端部に、第1の干渉計20Aの位相飛びを生じさせる変位(たとえば、レーザ光波長λ程度の変位)が生じると、第1の干渉計20Aでは、カンチレバー2の変位量を測定できない。しかし、カンチレバー2の中間位置の変位量はλ/2となるから、第2の干渉計20Bを構成する干渉計においては、測定可能である。
そのため、第1の干渉計20Aからの変位量を、第2の干渉計20Bで計測されたカンチレバー2の変位量で補完し、カンチレバー2の定位置の変位量を求めることができるから、この変位量が一定となるように、カンチレバー2および被測定物1の一方を他方に対して接近離間させれば、被測定物1の表面形状を測定することができる。
<第2実施形態(図3)の説明>
図3には、本発明の第2の実施形態に係る測定装置が示されている。なお、図3の説明にあたって、図1と同一構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
第2実施形態の測定装置は、第1実施形態の測定装置に対して、光束分割手段10が異なるとともに、第1の干渉計20Aおよび第2の干渉計20Bの各ビームスプリッタ21A,21B、各参照鏡22A,22Bが1つのビームスプリッタ21AB、1つの参照鏡22ABによって構成されている点が異なる。
第2実施形態の光束分割手段10は、レーザ発振器11と、このレーザ発振器11からのレーザ光をカンチレバー2の先端部およびこれより基端部寄り位置に照射するように2つの光束に分割するピンホール14とを含んで構成されている。
第2実施形態のビームスプリッタ21ABは、ピンホール14によって分割された2つの光束が通る光路上に配置され、各光束を2つの光束(透過光と反射光)に分割する。
第2実施形態の参照鏡22ABは、ビームスプリッタ21ABによって分割された2つの反射光の進む方向に光束と垂直に配置されそれぞれの反射光をビームスプリッタ21ABへ向けて反射する。
第2実施形態の光検出器24A,24Bは、光束を挟んで参照鏡22ABとは反対側に配置されている。
このような構成において、レーザ発振器11から発せられたレーザ光は、ピンホールに14よって2つの光束に分割される。各光束は、ビームスプリッタ21ABにおいて、参照鏡22ABに進む光束と、集光レンズ23A,23Bに進む光束とに分割される。参照鏡22ABに進んだ光束は、参照鏡22ABで反射されたのち、ビームスプリッタ21ABに達する。集光レンズ23A,23Bに進んだ光束は、カンチレバー2の先端部およびこれより基端部寄り位置表面上に焦点を結ぶように集光される。さらに、カンチレバー2の各表面で反射され、集光レンズ23A,23Bを透過したのち、ビームスプリッタ21ABに達する。
ビームスプリッタ21ABにおいて、参照鏡22ABからの反射光とカンチレバー2からの反射光(先端部および先端部より基端部寄り位置からの反射光)とが重ね合わされて干渉されたのち、この干渉光が光検出器24A,24Bで干渉光信号として検出される。これ以降の機能は、図1と同様である。
第2実施形態によれば、第1実施形態に対して、次の効果が期待できる。
(3)ビームスプリッタ21ABおよび参照鏡22ABが2つの光束で共有できるため、つまり、ビームスプリッタ21ABおよび参照鏡22ABがそれぞれ1つで済むから、部品点数が少なく、装置構成をコンパクト化できるとともに、経済的に構成できる。
<変形例の説明>
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良は、本発明に含まれる。
前記各実施形態では、カンチレバー2の先端に設けた探針3を被測定物表面に接触させながら、被測定物1の表面形状を測定していたが、このような接触モードによる測定に限られない。
たとえば、探針3を被測定物1の表面に接触させずに測定する方式、探針3を被測定物1の表面に周期的に接触させて測定する方式などでもよい。
前記各実施形態では、第2の干渉計20Bによって、カンチレバー2の先端部より基端部寄り位置の変位を計測したが、第2の干渉計20Bの計測位置は、カンチレバー2の先端部よりも基端部寄り位置であれば、基端部近傍であってもよい。つまり、カンチレバー2の基端部から先端部までの間で、基端部および先端部を除く位置であれば、どこでもよい。
前記第2実施形態では、レーザ発振器11からのレーザ光をピンホール14によって2つの光束に分割したが、必ずしも、ピンホールに限らず、他の分割手段でもよい。たとえば、第1実施形態のように、ビームスプリッタと参照境とを用いてもよい。
本発明は、例えば、干渉計利用による原子間力顕微鏡など、カンチレバーのたわみ変位から被測定物の表面形状を測定する測定装置一般に適用できる。
本発明の第1実施形態に係る測定装置の全体構成を示す図。 同上実施形態において、カンチレバーの変位した状態を示す図。 本発明の第2実施形態に係る測定装置の全体構成を示す図。 従来の原子間力顕微鏡の原理を示す図。
符号の説明
1…被測定物
2…カンチレバー
3…探針
10…光束分割手段
11…レーザ発振器
12…ビームスプリッタ
13…ビームベンダ
14…ピンホール
20A…第1の干渉計
20B…第2の干渉計
21,21A,21B,21AB…ビームスプリッタ
22,22A,22B,22AB…参照鏡
23,23A,23B…集光レンズ
24,24A,24B…光検出器
30…変位検出手段
40…上下微動機構
50…走査機構。

Claims (4)

  1. 基端部を固定端としたカンチレバーの先端部に探針を設け、この探針を被測定物に近接させることによって生じるカンチレバーのたわみ変位を計測し、この変位が一定となるように前記カンチレバーおよび被測定物の一方を他方に対して接近離間させながら、被測定物の表面形状を測定する測定装置において、
    前記カンチレバーの先端部における変位量を計測する第1の干渉計と、
    前記カンチレバーの先端部よりも基端部寄り位置における変位量を計測する第2の干渉計と、
    前記第1の干渉計によって計測された変位量と前記第2の干渉計によって計測された変位量とから前記カンチレバーの変位量を求める変位検出手段とを備えたことを特徴とする測定装置。
  2. 請求項1に記載の測定装置において、
    前記第1の干渉計および第2の干渉計は、光束を反射光と透過光とに分割するビームスプリッタと、このビームスプリッタによって反射された反射光を前記ビームスプリッタへ向けて反射する参照鏡と、前記ビームスプリッタを透過した透過光を前記カンチレバーの表面に集光させる集光レンズと、前記参照鏡で反射された反射光および前記カンチレバーの表面で反射された反射光の干渉光を検出する光検出器とを含んで構成されていることを特徴とする測定装置。
  3. 請求項2に記載の測定装置において、
    前記第1の干渉計および第2の干渉計の各ビームスプリッタをそれぞれの干渉計の2つの光束の光路上に配置された1つのビームスプリッタによって構成するとともに、前記各参照鏡を光路を挟んで光検出器とは反対側に配置された1つの参照鏡によって構成したことを特徴とする測定装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の測定装置において、
    レーザ発振器と、このレーザ発振器から発せられたレーザ光を2つの光束に分割し前記第1の干渉計および第2の干渉計に導く光束分割手段とを含んで構成されていることを特徴とする測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016517953A (ja) * 2013-08-06 2016-06-20 アレクサンダー ラブダAleksander LABUDA 原子間力顕微鏡用の光ビーム位置決めユニット

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