JP2008164229A - 室内温度制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】室内温度制御システムについて、室内に火災が発生した緊急時に、被害拡大を防止する。
【解決手段】トップライトT1とシーリングファンT2と空調機T3とが備え付けられた家屋1に、温度センサD1〜D3と、火災報知器F1〜F4 と、コントローラCとから室内温度制御システムを形成した。コントローラCは、火災報知器F1〜F4からの火災発生信号の受信時には、これに基づいて、トップライトT1の開閉を制御し、シーリングファンT2および空調機T3の運転を停止することで火災時の被害拡大が食い止められる。火災状況に応じて、トップライトT1が閉鎖されて家屋1の焼失の加速が防止されるか、あるいは開放されて火災により生じた煙の室外への排出が促される。
【選択図】図1
【解決手段】トップライトT1とシーリングファンT2と空調機T3とが備え付けられた家屋1に、温度センサD1〜D3と、火災報知器F1〜F4 と、コントローラCとから室内温度制御システムを形成した。コントローラCは、火災報知器F1〜F4からの火災発生信号の受信時には、これに基づいて、トップライトT1の開閉を制御し、シーリングファンT2および空調機T3の運転を停止することで火災時の被害拡大が食い止められる。火災状況に応じて、トップライトT1が閉鎖されて家屋1の焼失の加速が防止されるか、あるいは開放されて火災により生じた煙の室外への排出が促される。
【選択図】図1
Description
この発明は、家屋の室内温度を自動的に制御する室内温度制御システムに関する。
詳しくは、室内に火災が発生した緊急時に、空調機器を通常の作動状態から、家屋の焼失の加速を防ぎ、火災により生じた煙の室外への排出を促す状態へと自動的に切り替え、火災時における被害の拡大を防ぐことを可能とした室内温度制御システムに関する。
詳しくは、室内に火災が発生した緊急時に、空調機器を通常の作動状態から、家屋の焼失の加速を防ぎ、火災により生じた煙の室外への排出を促す状態へと自動的に切り替え、火災時における被害の拡大を防ぐことを可能とした室内温度制御システムに関する。
夏期の室内温度を快適に保つために、家屋に空調機(冷暖房装置)やシーリングファン(天井扇)、トップライト(天窓)などを備え付け、これらをそれぞれの機器に付属したスイッチにより、運転停止、正逆転、開閉させるなどして、適温となるように操作することが行われている。
しかし、このように室内の複数の空調機器を個別に操作するとなると、機器相互の関連を考えながらそれぞれを操作せねばならず、操作が複雑となり、非常に面倒であった。
また、刻一刻変化する室内外の温度などの外的要因に対応して、きめ細かく温度調節するのは難しく、効率も悪いため、電気消費の無駄が生じる問題があった。
しかし、このように室内の複数の空調機器を個別に操作するとなると、機器相互の関連を考えながらそれぞれを操作せねばならず、操作が複雑となり、非常に面倒であった。
また、刻一刻変化する室内外の温度などの外的要因に対応して、きめ細かく温度調節するのは難しく、効率も悪いため、電気消費の無駄が生じる問題があった。
そこで、本発明者は、特許文献1に記載されているような室内温度制御システムを考案している。
これは、少なくともトップライトとシーリングファンと空調機とが備え付けられた家屋に、室内の上部の温度を検出する上部温度検出手段と、室内の下部の温度を検出する下部温度検出手段と、室外の温度を検出する室外温度検出手段と、これら各温度検出手段からの信号を受信するコントローラとを設け、このコントローラにより、受信した温度検出信号に基づいてトップライトの開閉と、シーリングファンの正逆転と、空調機の運転停止とを制御するようにしたものである。
これは、少なくともトップライトとシーリングファンと空調機とが備え付けられた家屋に、室内の上部の温度を検出する上部温度検出手段と、室内の下部の温度を検出する下部温度検出手段と、室外の温度を検出する室外温度検出手段と、これら各温度検出手段からの信号を受信するコントローラとを設け、このコントローラにより、受信した温度検出信号に基づいてトップライトの開閉と、シーリングファンの正逆転と、空調機の運転停止とを制御するようにしたものである。
この温度制御システムによると、室内の上部下部及び室内外の温度を検出するだけの簡単な手段で、家屋に備え付けられた複数の空調機器を連動させた状態で自動的に操作し、室内を適温に保つことができるため、面倒な操作が不要となって、快適な生活を営むことができ、かつ無駄が少なく、省エネルギーにも役立つ。
しかし、この温度制御システムを備えた家屋の室内において火災が生じた場合に、空調機やシーリングファンが通常の作動状態のままでは、例えばシーリングファンにより空気が室内を還流する状態にあると、火災発生場所に新しい空気が順次送り込まれることとなり、火の勢いが増すなどして、火災の被害が拡大する恐れがあった。
また、火災時に、トップライトが通常の作動に従って閉塞され、室内がほぼ密閉状態にあると、火災により生じた煙が室内に滞留して人の視界が遮られたり、人が煙を吸い込んだりして、緊急避難する際の障害となり、危険であった。
特開2006−250407号公報
また、火災時に、トップライトが通常の作動に従って閉塞され、室内がほぼ密閉状態にあると、火災により生じた煙が室内に滞留して人の視界が遮られたり、人が煙を吸い込んだりして、緊急避難する際の障害となり、危険であった。
そこで、この発明は、家屋の室内温度を自動的に制御する室内温度制御システムについて、室内に火災が発生した緊急時に、家屋の焼失の加速を防ぎ、あるいは火災により生じた煙の室外への排出を促すようにして、火災被害の拡大を防止することを課題とする。
上記した課題を解決するため、この発明の室内温度制御システムでは、トップライトとシーリングファンと空調機とが備え付けられた家屋に、室内の上部の温度を検出する上部温度検出手段と、室内の下部の温度を検出する下部温度検出手段と、室外の温度を検出する室外温度検出手段と、室内の火災発生の有無を検知する火災検知手段と、これら各温度検出手段および火災検知手段からの信号を受信するコントローラとを設け、このコントローラは、火災検知手段からの火災発生信号の非受信時には、各温度検出手段から受信した温度検出信号に基づいて、トップライトの開閉と、シーリングファンの正逆転と、空調機の運転停止とを制御し、火災検知手段からの火災発生信号の受信時には、この火災発生信号に基づいて、トップライトの開閉を制御し、シーリングファンおよび空調機の運転を停止するようにしたのである。
このようにすれば、室内に火災が発生していない通常時には、室内の上部下部及び室内外の温度を検出するだけの簡単な手段で、家屋に備え付けられた複数の空調機器を連動させた状態で自動的に操作し、室内を適温に保つことができるため、面倒な操作が不要となって、快適な生活を営むことができ、かつ無駄が少なく、省エネルギーにも役立つ。
そして、室内で火災が発生した非常時には、シーリングファンおよび空調機の運転が停止するので、室内の空気の循環が停止して、火災発生場所に新しい空気が送り込まれなくなり、焼失速度が減退し、延焼などが食い止められる。
また、このような非常時には、トップライトも、火災発生信号に基づいて開閉が制御されるため、状況に応じて、焼失速度の減退を優先させたい場合には、トップライトを閉塞して室外から新しい空気が室内へと流入するのを防止し、あるいは煙の室外への排出を優先させたい場合には、トップライトを開放して開口から煙を速やかに排出させ、トップライトを適切な開閉状態へと移行させることができる。
また、このような非常時には、トップライトも、火災発生信号に基づいて開閉が制御されるため、状況に応じて、焼失速度の減退を優先させたい場合には、トップライトを閉塞して室外から新しい空気が室内へと流入するのを防止し、あるいは煙の室外への排出を優先させたい場合には、トップライトを開放して開口から煙を速やかに排出させ、トップライトを適切な開閉状態へと移行させることができる。
なお、家屋に、トップライトとシーリングファンと空調機に加え、吸気ファン、排気ファン、電動オーニング等も備え付け、コントローラによりこれらの動作も制御することにより、全体として室内温度制御システムを構築してもよいことは無論である。
また、コントローラは、上部温度検出手段及び下部温度検出手段から受信した温度検出
信号に基づいて室内上部温度と室内下部温度とを比較する手段と、上部温度と下部温度のいずれかまたは平均値を室内温度としてこの室内温度と、室外温度検出手段からの温度検知信号に基づく室外温度とを比較する手段と、前記室内温度と一定の設定温度とを比較する手段とを有するものとし、火災検知手段からの火災発生信号の非受信時には、これらの比較結果に基づいて、トップライトの開閉、シーリングファンの正逆転および空調機の運転停止を制御するようにするのが好ましい。
信号に基づいて室内上部温度と室内下部温度とを比較する手段と、上部温度と下部温度のいずれかまたは平均値を室内温度としてこの室内温度と、室外温度検出手段からの温度検知信号に基づく室外温度とを比較する手段と、前記室内温度と一定の設定温度とを比較する手段とを有するものとし、火災検知手段からの火災発生信号の非受信時には、これらの比較結果に基づいて、トップライトの開閉、シーリングファンの正逆転および空調機の運転停止を制御するようにするのが好ましい。
さらに、コントローラは、火災検知手段からの火災発生信号の受信時には、この信号に基づいてトップライトを予め設定(プリセット)された開閉状態へと制御するのが、簡便であるため好ましい。
火災検知手段が複数設けられた場合に、各火災検知手段を、コントローラに単純並列接続し、コントローラは、火災検知手段からの火災発生信号の受信時には、トップライトを家屋の構造に応じて適切な開閉状態へと制御するものとすると、接続が簡易であるためシステム構築のためのコストが低廉ですむ。
ここで、単純並列接続とは、ワイヤードオア接続、無線同報接続などの、火災検知手段の位置情報を特定できない並列接続のことを意味する。
ここで、単純並列接続とは、ワイヤードオア接続、無線同報接続などの、火災検知手段の位置情報を特定できない並列接続のことを意味する。
同様に、各火災検知手段を、コントローラに個別に接続し、コントローラは、火災検知手段からの火災発生信号の受信時には、トップライトを火災発生位置の属性情報に応じて適切な開閉状態へと制御すると、火災発生位置に応じて、トップライトの開閉状態をきめ細かく調節することができるため、効果的に防炎あるいは排煙することができる。
ここで、属性情報とは、火災検知手段の設置個所の形状、使用している建築材、密閉度、出火のしやすさ、煙の流れやすさ等の属性を示す情報をいう。
ここで、属性情報とは、火災検知手段の設置個所の形状、使用している建築材、密閉度、出火のしやすさ、煙の流れやすさ等の属性を示す情報をいう。
室内温度制御システムを、上部温度検出手段と、下部温度検出手段と、室外温度検出手段と、これら各温度検出手段からの信号を受信するコントローラとからなるメインシステムと、火災検知手段と、火災検知手段からの信号を受信するコントローラからなるサブシステムとから構成し、これらメインシステムとサブシステムとを別個独立に作動および停止可能にすると、メインシステム停止時にも、サブシステムを作動させて火災発生の有無をモニターし、火災に対応できるため便利である。
この発明の室内温度制御システムでは、室内に火災が発生した緊急時には、火災発生信号に基づいて、コントローラがシーリングファンおよび空調機の運転を停止させ、トップライトの開閉を制御するため、家屋の焼失の加速を防ぎ、場合により火災により生じた煙の室外への排出を促し、火災時の被害の拡大を防止することができる。
図1および図2に、実施形態の室内温度制御システムの概略を示す。
図1に示すように、家屋1の天井2には、トップライトT1 が設置されており、制御器C1 に与えられた信号に応じて開閉可能になっている。
また、トップライトT1 には図示省略の雨センサが付属し、降雨時には制御器C1 に信号を出し、トップライトT1 を閉じ、室内3に雨が入らないようになっているものとする。
なお、トップライトT1としては、日光を遮蔽できるように、後述するブラインド付のトップライトを用いることもできる。
図1に示すように、家屋1の天井2には、トップライトT1 が設置されており、制御器C1 に与えられた信号に応じて開閉可能になっている。
また、トップライトT1 には図示省略の雨センサが付属し、降雨時には制御器C1 に信号を出し、トップライトT1 を閉じ、室内3に雨が入らないようになっているものとする。
なお、トップライトT1としては、日光を遮蔽できるように、後述するブラインド付のトップライトを用いることもできる。
図示のように、トップライトT1 の近傍であって、天井2の内側には、シーリングファンT2 が設置されており、制御器C2 に与えられた信号に応じて、適当な回転速度で正転または逆転を行い、これにより、室内3の空気に上昇流または下降流を起こさせるようになっている。
また、室内3の適宜個所には、空調機T3 が設置され、制御器C3 に与えられた信号に応じて冷房運転と停止動作を行なう。
また、室内3の適宜個所には、空調機T3 が設置され、制御器C3 に与えられた信号に応じて冷房運転と停止動作を行なう。
また、室内3の上部の適宜個所には、火災の発生の有無を検知する火災報知器F1、F2が並列して設置され、室内3の下部の適宜個所にも、同様に火災報知器F3、F4が並列して設置されている。
これらの火災報知器F1、F2、F3、F4は、設置場所に火災が発生したときにON信号を発信する(OFF信号でもよい)ものとする。
これらの火災報知器F1、F2、F3、F4は、設置場所に火災が発生したときにON信号を発信する(OFF信号でもよい)ものとする。
さらに、室内3の上部の適宜個所には、温度を検出する温度センサD1 が設置され、同様に、室内3の下部の適宜個所にも、温度センサD2 が設置され、室外の適宜個所、例えば床下には、温度センサD3 が設置されている。
これらの温度センサD1 、D2 、D3 は、測定された温度の信号を発生するものであってもよく、設定温度を超えたときまたは設定温度より低くなったときにON信号を発する(OFF信号でもよい)ものでもよい。
これらの温度センサD1 、D2 、D3 は、測定された温度の信号を発生するものであってもよく、設定温度を超えたときまたは設定温度より低くなったときにON信号を発する(OFF信号でもよい)ものでもよい。
家屋1には、さらに、図2に示すように、吸気ファンT4 と排気ファンT5 を設けて、室内の換気をさらに効率よく行なうことができるようにしてもよい。
また、テラスなどに電動オーニング(天幕)T6 を設け、日光の遮蔽を制御することもできる。
これらの機器には、同様に、それぞれ制御器C4 、C5 、C6 が設けられているものとする。
また、テラスなどに電動オーニング(天幕)T6 を設け、日光の遮蔽を制御することもできる。
これらの機器には、同様に、それぞれ制御器C4 、C5 、C6 が設けられているものとする。
図3に示すように、前記火災報知器F1、F2、F3、F4および温度センサD1 、D2 、D3 は、有線または無線で室内に設置されたコントローラCに接続されて、このコントローラCに信号を送り、コントローラCではそれらの信号に基づいて演算を行ない、制御器C1 、C2 、C3 に制御信号を出力する。
なお、各火災報知器F1、F2、F3、F4とコントローラCとは、図3(a)のように個別に接続してもよく、図3(b)のように単純に並列接続をしてもよい。
なお、各火災報知器F1、F2、F3、F4とコントローラCとは、図3(a)のように個別に接続してもよく、図3(b)のように単純に並列接続をしてもよい。
ここで、実施形態の室内温度制御システムは、温度センサとコントローラを接続してなるメインシステムと、火災報知器とコントローラを接続してなるサブシステムとからなり、これらは別個独立に作動、停止可能となっている。
そのため、メインシステム停止時においても、サブシステムのみを作動させることで、火災情報をモニターすることが可能である。
以下、メインシステムとサブシステムの双方を作動させた状態について説明する。
そのため、メインシステム停止時においても、サブシステムのみを作動させることで、火災情報をモニターすることが可能である。
以下、メインシステムとサブシステムの双方を作動させた状態について説明する。
コントローラCに、火災報知器からON信号が入力された場合、すなわち火災が発生している場合には、コントローラCは、この火災報知器のON信号のみに基づいて演算を行い、制御器C1 、C2 、C3に制御信号を出力するものとする。
また、コントローラCに、火災報知器F1、F2、F3、F4から入力されない場合、すなわち火災が発生していない場合には、コントローラCは、温度センサD1 、D2 、D3から入力される測定された温度の信号(或いは設定温度を超えたときに発せられるON信号)のみに基づいて演算を行い、制御器C1 、C2 、C3に制御信号を出力するものとする。
また、コントローラCに、火災報知器F1、F2、F3、F4から入力されない場合、すなわち火災が発生していない場合には、コントローラCは、温度センサD1 、D2 、D3から入力される測定された温度の信号(或いは設定温度を超えたときに発せられるON信号)のみに基づいて演算を行い、制御器C1 、C2 、C3に制御信号を出力するものとする。
そして、制御器C1 、C2 、C3は、これらコントローラCから出力される信号に基づいて、トップライトT1 、シーリングファンT2 、空調機T3 の動作あるいは停止を行う。
なお、図2のように制御対象機器が増加すると、コントローラCへ信号を送る温度センサ等の検出手段Dn および火災報知器等の火災検知手段が増加し、機器を制御する制御手段Cn も増加することは無論である。
また、温度検出手段Dnは、温度センサに限らず湿度計、光センサなどを用いることもでき、火災検知手段Fnも、同様に、火災報知器に限らず、熱センサ、煙センサなどを用いることもできる。
また、温度検出手段Dnは、温度センサに限らず湿度計、光センサなどを用いることもでき、火災検知手段Fnも、同様に、火災報知器に限らず、熱センサ、煙センサなどを用いることもできる。
上記のような室内温度を制御するための具体的手段を、図4及び図5に基づいて説明する。
まず、図4に示すように、ステップS1で室内に火災が発生しているか否かを判定する。
この判定は、火災報知器からのON信号の入力があるか否かによって行われる。
まず、図4に示すように、ステップS1で室内に火災が発生しているか否かを判定する。
この判定は、火災報知器からのON信号の入力があるか否かによって行われる。
ここで、火災が発生している場合には、ステップS2でシーリングファンT2を停止し、ステップS3で空調機T3を停止し、ステップS4でトップライトT1を後述するプリセットされた開閉状態に移行させ、ステップS5でシステムの電源を切る。
図3(b)のように、火災報知器F1、F2 、F3、F4がコントローラCに単純並列接続されている場合には、ステップS4におけるプリセットされた開閉状態は、家屋1の構造、トップライトT1 の位置等に基づいて決定される。
決定の基準は、トップライトT1 を閉鎖して外気を遮断し、焼失速度を減少させるのか、あるいはトップライトT1 を開放して排煙するのか、どちらを優先するのかによる。
例えば、家屋1に難燃性の建築材を多用している場合には、排煙のため、トップライトT1 が開放状態となるようにプリセットし、そうでない場合は、外気を遮断するため、トップライトT1 が閉鎖状態となるようにプリセットするのが好ましい。
例えば、家屋1に難燃性の建築材を多用している場合には、排煙のため、トップライトT1 が開放状態となるようにプリセットし、そうでない場合は、外気を遮断するため、トップライトT1 が閉鎖状態となるようにプリセットするのが好ましい。
また、図3(a)のように、火災報知器F1、F2 、F3、F4がコントローラCに個別に接続されている場合には、プリセットされた、火災発生位置(各火災報知器F1、F2 、F3、F4の位置)、処理の重み、トップライトT1の開閉制御を組とした表1に示すようなテーブル情報に従い、ステップS4においてトップライトT1を所定の開閉状態に移行させる。
このような表における、トップライトT1の開閉および処理の重みは、火災報知器F1、F2 F3、F4の設置個所の形状、使用している建築材、密閉度、出火のしやすさ、煙の流れやすさ等の属性情報から適宜決定するものとする。
例えば、難燃性の建築材を使用している密閉度の高い個所と、難燃性の建築材を使用している密閉度の低い個所があった場合には、双方とも排煙を優先させるほうが望ましいので、トップライトT1の開閉状態を開放とする。
また、密閉度が高いほうがトップライトT1開放の要請が強いため、密閉度の高い個所の処理の重みを、密閉度が低い個所の処理の重みよりも大きくする。
逆に、密閉度の高低にかかわらず、燃焼性の高い建築材を使用している個所は、外気を遮断して、燃焼速度を減少させることを優先するのが望ましいので、トップライトT1の開閉状態を閉鎖とする。
また、密閉度が高いほうがトップライトT1開放の要請が強いため、密閉度の高い個所の処理の重みを、密閉度が低い個所の処理の重みよりも大きくする。
逆に、密閉度の高低にかかわらず、燃焼性の高い建築材を使用している個所は、外気を遮断して、燃焼速度を減少させることを優先するのが望ましいので、トップライトT1の開閉状態を閉鎖とする。
ここで、火災の発生位置が 単一個所の場合には、表1に書き込まれたトップライトT1の開閉の指示を直接実行する。
たとえば、火災報知器F1から火災発生情報を検出した場合には、トップライトT1を開放し、F2から検出した場合には、トップライトT1を閉鎖する。
たとえば、火災報知器F1から火災発生情報を検出した場合には、トップライトT1を開放し、F2から検出した場合には、トップライトT1を閉鎖する。
一方、複数個所から火災発生情報を検出した場合には、トップライトを開放制御する個所と、閉鎖制御する個所の処理の重みとを別個に積算し、積算値を比較して値が大きい方の動作を行う。
例えば、F1〜F4のいずれもから信号を検出した場合、開放個所の処理の重みの積算 は、10+3=13で、閉鎖個所の処理の重みの積算は、7+5=12 なのでトップライトT1を開放する。
また、F1〜F3の3個所から信号を検出した場合、開放個所の処理の重みは10で、閉鎖個所の処理の重みの積算は7+5=12なのでトップライトT1を閉鎖する。
また、F1〜F3の3個所から信号を検出した場合、開放個所の処理の重みは10で、閉鎖個所の処理の重みの積算は7+5=12なのでトップライトT1を閉鎖する。
また同様の考えから、開放個所の処理の重みの積算と、閉鎖個所の処理の重みの積算との差分を計算し、その値の大きさに応じて、トップライトT1を段階的に開閉させることも可能である。
なお、コントローラCは、家屋1の扉や窓の開閉状態等の周辺付加情報を読み込み可能としてもよい。
その場合には、表1のような処理の重みなどを単純な数値で表したテーブル情報に基づいて制御するのではなく、処理の重みや開閉制御を計算する関数を登録しておき、この関数に周辺付加情報を入力して、周辺状況を反映した出力を得ることにより、周辺状況を反映してトップライトT1の開閉制御を行うことができる。
その場合には、表1のような処理の重みなどを単純な数値で表したテーブル情報に基づいて制御するのではなく、処理の重みや開閉制御を計算する関数を登録しておき、この関数に周辺付加情報を入力して、周辺状況を反映した出力を得ることにより、周辺状況を反映してトップライトT1の開閉制御を行うことができる。
このようにすれば、例えば、扉が閉じている場合には、処理の重み=10でトップライトT1が開放され、扉が開いていて窓が閉じている場合には、処理の重み=5でトップライトT1が開放され、また扉が開いていて窓が開いている場合には、処理の重み=5でトップライトT1が閉鎖されるといったように、扉や窓の開閉状態に対応して、トップライトT1の開閉をより適切な状態に変化させることも可能となる。
一方、火災が発生していない場合には、上記特許文献1と同様に、まず、ステップS10、S11、S12で室内の上部と下部の温度差X、室外と室内の温度差Y、室内温度と設定温度の差Zを判定する。
この差Zは、室内環境が涼しいか暑いかを判定するものである。
これらの判定は、温度センサD1 、D2 、D3 からの入力信号によって行われる。
なお、以下、単に室内温度というとき、温度センサD1 、D2 の平均値をとってもよく、或は温度センサD2 のみの温度でもよい。そのほか、別途温度計を設置することもできる。
この差Zは、室内環境が涼しいか暑いかを判定するものである。
これらの判定は、温度センサD1 、D2 、D3 からの入力信号によって行われる。
なお、以下、単に室内温度というとき、温度センサD1 、D2 の平均値をとってもよく、或は温度センサD2 のみの温度でもよい。そのほか、別途温度計を設置することもできる。
次に、室内上部と下部の温度差XがK1 (定数)以上かどうかを判定する(ステップS13)。
例えばK1 =3℃とすると、温度差が3℃未満であれば、ステップS14で室内外温度差YがK2 (定数)より低いか高いかを判定する。
いまK2 =0とすれば、室内温度が外気より低いか高いかだけの判定となる。室内温度が外気より高いと、ステップS15で室内温度が設定温度より高いか低いかを判定する(いまK3 =0とする)。
ここで設定温度は、室内環境が涼しく感じられるかどうかの限界温度である。
例えばK1 =3℃とすると、温度差が3℃未満であれば、ステップS14で室内外温度差YがK2 (定数)より低いか高いかを判定する。
いまK2 =0とすれば、室内温度が外気より低いか高いかだけの判定となる。室内温度が外気より高いと、ステップS15で室内温度が設定温度より高いか低いかを判定する(いまK3 =0とする)。
ここで設定温度は、室内環境が涼しく感じられるかどうかの限界温度である。
室内が涼しい環境であれば、ステップS16、ステップS17、ステップS18と進み、シーリングファンT2 を止め、トップライトT1 を開いて外気を室内に導入し、空調機T3 は停止しておく。
これらの操作は、コントローラCから制御器C2 、制御器C1 、制御器C3 への指令信号によって行なわれる。
室内が暑くるしい環境であれば、ステップS19でシーリングファンT2 を回転させて上昇流を発生させ、トップライトT1 を開いて室内の空気を外気と入れ換える。
ここで、空調機T3 は停止したままである。
これらの操作は、コントローラCから制御器C2 、制御器C1 、制御器C3 への指令信号によって行なわれる。
室内が暑くるしい環境であれば、ステップS19でシーリングファンT2 を回転させて上昇流を発生させ、トップライトT1 を開いて室内の空気を外気と入れ換える。
ここで、空調機T3 は停止したままである。
ステップS14で室内温度が外気温より高くないと判定された場合、ステップS20で室内環境が涼しいかどうか判定する。
室内環境が涼しければ、ステップS21でシーリングファンT2 を停止し、ステップS22でトップライトT1 を閉じる。
また、室内環境が涼しくなければ、ステップS23、S24、S25と順に進み、シーリングファンT2 を回転させて上昇流を起こし、トップライトT1 を開いてシーリングファンT2 による換気を行なう。
そして、空調機T3 を運転し冷房を行なう。
室内環境が涼しければ、ステップS21でシーリングファンT2 を停止し、ステップS22でトップライトT1 を閉じる。
また、室内環境が涼しくなければ、ステップS23、S24、S25と順に進み、シーリングファンT2 を回転させて上昇流を起こし、トップライトT1 を開いてシーリングファンT2 による換気を行なう。
そして、空調機T3 を運転し冷房を行なう。
前記ステップS13で室内の上部と下部に例えば3℃以上の差がある場合には、図5のステップS30に進み、室外と室内の温度差を見る。室内温度の方が低い場合、ステップS31に進み、室内温度が設定温度以下かどうかを判定する。
設定温度以下であれば、順にステップS32、S33、S34と進み、シーリングファンT2 を停止し、トップライトT1 を閉じ、空調機T3 を停止する。
一方、設定温度以上の場合には、順にステップS35、S36、S34と進み、シーリングファンT2 を回転して上昇流を起こし、トップライトT1 を開いてシーリングファンT2 により室内空気を換気する。
ここで、空調機T3 は停止したままでよい。
設定温度以下であれば、順にステップS32、S33、S34と進み、シーリングファンT2 を停止し、トップライトT1 を閉じ、空調機T3 を停止する。
一方、設定温度以上の場合には、順にステップS35、S36、S34と進み、シーリングファンT2 を回転して上昇流を起こし、トップライトT1 を開いてシーリングファンT2 により室内空気を換気する。
ここで、空調機T3 は停止したままでよい。
前記ステップS30で、室内の温度が室外よりも高い場合には、ステップS37で室内温度が設定温度以下かどうかを判定する。設定温度以下であれば、順にステップS38、S39、S34に進み、シーリングファンT2 を停止、トップライトT1 を閉じ、空調機T3 を停止する。
即ち室内はそのままの状態に維持される。
即ち室内はそのままの状態に維持される。
前記ステップS37で、室内温度が設定温度を超えていると判定されると、順にステップS40、S41、S42と進み、シーリングファンT2 を回転させて下降流を起こし、トップライトT1 は閉じ、空調機T3 を運転して冷房を行なう。
これらの操作によって、室内は外気から遮断され、冷房による冷気は下降流に伴って空間を還流し、均一な室内温度を保つことができる。
これらの操作によって、室内は外気から遮断され、冷房による冷気は下降流に伴って空間を還流し、均一な室内温度を保つことができる。
上述のような処理ステップS1〜S42において、K1 、K2 、K3 の値は種々選択可能である。
また、それらの値に応じて、トップライトT1 の開閉度やシーリングファンT2 の回転速度を段階的にしたり、空調機T3 の運転を強、中、弱にしたりするなども選択可能である。
また、それらの値に応じて、トップライトT1 の開閉度やシーリングファンT2 の回転速度を段階的にしたり、空調機T3 の運転を強、中、弱にしたりするなども選択可能である。
さらに、ブラインド付きトップライトT1 を用いた場合、光センサによって日照を検出し、ブラインドを開閉することもできる。
1 家屋
2 屋根
3 室内
F1、F2 、F3、F4 火災報知器
D1 、D2 、D3 温度センサ
T1 トップライト
T2 シーリングファン
T3 空調機
C1 、C2 、C3 制御器
C コントローラ
S1〜S42 処理ステップ
2 屋根
3 室内
F1、F2 、F3、F4 火災報知器
D1 、D2 、D3 温度センサ
T1 トップライト
T2 シーリングファン
T3 空調機
C1 、C2 、C3 制御器
C コントローラ
S1〜S42 処理ステップ
Claims (6)
- トップライトとシーリングファンと空調機とが備え付けられた家屋に、
室内の上部の温度を検出する上部温度検出手段と、
室内の下部の温度を検出する下部温度検出手段と、
室外の温度を検出する室外温度検出手段と、
室内の火災発生の有無を検知する火災検知手段と、
これら各温度検出手段および火災検知手段からの信号を受信するコントローラとを設け、
このコントローラは、火災検知手段からの火災発生信号の非受信時には、各温度検出手段から受信した温度検出信号に基づいて、トップライトの開閉と、シーリングファンの正逆転と、空調機の運転停止とを制御し、
火災検知手段からの火災発生信号の受信時には、この火災発生信号に基づいて、トップライトの開閉を制御し、シーリングファンおよび空調機の運転を停止するようにした室内温度制御システム。 - 上記コントローラは、
上部温度検出手段及び下部温度検出手段から受信した温度検出信号に基づいて室内上部
温度と室内下部温度とを比較する手段と、
上部温度と下部温度のいずれかまたは平均値を室内温度としてこの室内温度と、室外温度検出手段からの温度検知信号に基づく室外温度とを比較する手段と、
前記室内温度と一定の設定温度とを比較する手段とを有し、
火災検知手段からの火災発生信号の非受信時には、これらの比較結果に基づいて、トップライトの開閉、シーリングファンの正逆転および空調機の運転停止を制御するようにした請求項1に記載の室内温度制御システム。 - 上記コントローラは、火災検知手段からの火災発生信号の受信時には、この信号に基づいてトップライトをプリセットされた開閉状態へと制御するようにした請求項1または2に記載の室内温度制御システム。
- 上記火災検知手段を複数設け、各火災検知手段を上記コントローラに単純並列接続し、
コントローラは、各火災検知手段からの火災発生信号の受信時には、トップライトを家屋の構造に応じて適切な開閉状態へと制御するようにした請求項1から3のいずれかに記載の室内温度制御システム。 - 上記火災検知手段を複数設け、各火災検知手段を上記コントローラに個別に接続し、
コントローラは、火災検知手段からの火災発生信号の受信時には、トップライトを火災発生位置の属性情報に応じて適切な開閉状態へと制御するようにした請求項1から3のいずれかに記載の室内温度制御システム。 - 上記上部温度検出手段と、下部温度検出手段と、室外温度検出手段と、これら各温度検出手段からの信号を受信するコントローラとからなるメインシステムと、
上記火災検知手段と、火災検知手段からの信号を受信するコントローラからなるサブシステムとを別個独立に作動および停止可能とした請求項1から5のいずれかに記載の室内温度制御システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006354688A JP2008164229A (ja) | 2006-12-28 | 2006-12-28 | 室内温度制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006354688A JP2008164229A (ja) | 2006-12-28 | 2006-12-28 | 室内温度制御システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008164229A true JP2008164229A (ja) | 2008-07-17 |
Family
ID=39693951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006354688A Pending JP2008164229A (ja) | 2006-12-28 | 2006-12-28 | 室内温度制御システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008164229A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07125685A (ja) * | 1993-11-01 | 1995-05-16 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 旅客船の客室区域設備 |
JPH09152157A (ja) * | 1995-11-29 | 1997-06-10 | Mitsubishi Electric Corp | ダクト式空気調和機 |
JP2006250407A (ja) * | 2005-03-09 | 2006-09-21 | Cloud Nine:Kk | 室内温度制御システム |
-
2006
- 2006-12-28 JP JP2006354688A patent/JP2008164229A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH07125685A (ja) * | 1993-11-01 | 1995-05-16 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 旅客船の客室区域設備 |
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