JP2008163020A - ビス尿素誘導体を含む化粧品組成物 - Google Patents

ビス尿素誘導体を含む化粧品組成物 Download PDF

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Abstract

【課題】皮膚およびケラチン繊維をメークアップ、処理またはケアするための組成物に対する要求が依然として存在し、この組成物は、包装の表面の良好な平滑化を示し、それぞれの場合に、新しい壜を開ける印象、および汚れていない製品に触れる印象を与えるものである。
【解決手段】本発明は、少なくとも1つの連続液体脂肪相を含み、少なくとも1つの一般式(I)

の化合物、または塩および/またはこの異性体:
ならびに0から5.00(J/cm3)1/2の溶解パラメーターδaを有する、少なくとも1つの非シリコーン油を含む、化粧品組成物に関する。本発明は、また上記の組成物を前記ケラチン質に塗布することを含むケラチン質をメークアップまたはケアする方法に関する。
【選択図】なし

Description

本発明は、ヒトの顔または身体、ケラチン繊維、例えばまつげ、眉毛または髪、または唇の皮膚をケアまたはメークアップするための組成物に関する。
この組成物は、着色形態の場合には、ファンデーション、メークアップルージュ、アイシャドウ、コンシーラー、リップクリーム、マスカラまたはボデーメークアップ製品であってよく、あるいは、非着色形態の場合には、スキンケアクリーム、ヘアコンディショナー、シャンプー、抗日光クリーム、またはスキンカラーリングクリームまたは皮膚用軟膏であってよい。
ケアまたはメークアップ組成物は、液体から固体の範囲の異なるテキスチャーを有することができる。使用者が出会う困難の1つは、製品を均一に分布させるように顔または身体の全体の表面に組成物を均一に引き延ばせることである。濃いまたは固体のテキスチャーを有する組成物は、これらの高い粘度のために延ばすことが困難である。液体テキスチャーの組成物は、均一なメークアップ結果を得るのに必ずしも適さない。というのは、特にメークアップされるべき顔の全体の表面上の延びが乏しいために、皮膚に目に見える跡を残さないからである。したがって、クリーム状テキスチャーがしばしば求められる。
これらのクリーム状組成物は、一般に、製品の損失なしに、製品を処理されるべき場所に均一に分布させて、または製品の十分な量を取り出すことを可能にし、所望の化粧品効果を得るために、包装から製品を取り出すことを容易にする増粘剤を含む。この組成物が、十分に濃厚である場合、指による製品の取り出しは包装中の製品の表面に窪みを作り、および、次に製品を取り出すときに、特に壜を前に蓋をしたときの状態の製品の表面が、前のように残っており、そのためクリームは、汚れているように見え、消費者の側に不満をもたらす。
それぞれ使用の後に、流動しない、濃厚および/または増粘したテキスチャーを有するクリームに対しては、特にクリームの表面平滑化の不足がみられる。
したがって、皮膚およびケラチン繊維をメークアップ、処理またはケアするための組成物に対する要求が依然として存在し、この組成物は、包装の表面の良好な平滑化を示し、それぞれの場合に、新しい壜を開ける印象、および汚れていない製品に触れる印象を与えるものである。
本発明者等は、組成物中に少なくとも1つのビス尿素誘導体、および少なくとも1つの特別な油を混合することによってこのような組成物が得られることを見い出した。
第1の態様によれば、本発明の1つの主題は、少なくとも1つの連続液体脂肪相を含み、少なくとも1つの一般式(I):
[式中、
-Aは、次式の基であり:
R'は、直鎖または分枝C1〜C4アルキル基であり、*は一般式(II)の化合物の残部の2つの窒素原子のそれぞれに、基Aが結合する位置を表し、
-Rは、その炭化水素ベースの鎖が、O、SおよびNから選択された1から3個のヘテロ原子で場合により中断されていてもよい飽和または不飽和、非環式、一分枝C6〜C15アルキル基である]
の化合物、またはこの塩もしくは異性体;ならびに
0から5.00(J/cm3)1/2の溶解パラメーターδaを有する、少なくとも1つの非シリコーン油を含む化粧品組成物である。
第2の態様によれば、本発明の主題は、上に定義した通りの少なくとも1つの組成物を前記ケラチン質に塗布することを含むケラチン質をメークアップまたはケアする方法である。
第3の態様によれば、本発明の主題は、皮膚の起伏の平滑化による滑らかな、および/または艶消しの、および/または柔らかな触感であるメークアップ結果を得るための上に定義した通りの組成物の使用である。
炭化水素ベースのビス尿素
1つの特別の実施形態によれば、上述したシリコーンビス尿素タイプの化合物を他の非シリコーンビス尿素の化合物と混合することができる。第1の態様によれば、非シリコーンビス尿素化合物は、以下の一般式(I)
[式中、
-Aは、次式の基:
R'は、直鎖または分枝C1〜C4アルキル基であり、*は一般式(II)の化合物の残部の2つの窒素原子のそれぞれに、基Aが結合する位置を表し、
-Rは、その炭化水素ベースの鎖が、O、SおよびNから選択された1から3個のヘテロ原子で場合により中断されていてもよい飽和または不飽和、非環式、一分枝C6〜C15アルキル基である]
またはその塩もしくは異性体に対応し得る。
本発明の1つの好ましい実施形態によれば、Aで表された基は、次式の基であり、
R'および*は、上に定義した通りである。
特に、R'は、メチル基であってよく、および次いで基Aは、さらに詳細には式の基:
*は、上に定義した通りである。
本発明の第1の実施形態によれば、Rは、nが6〜15、特に7〜9またはさらに8に等しい一般式CnH2n+1の単分枝基から選択することができる。
したがって、式(I)の化合物の2つの基Rは、基:
を表し、*は、一般式(I)の化合物の残部の窒素原子のそれぞれに、基Rのそれぞれが結合する位置を表す。
本発明の第2の実施形態によれば、Rは、一般式Cm-pH2m+1-2pXpの単分枝基から選択することができ、pは1、2、もしくは3に等しく、好ましくは1に等しく、mは6〜15の、好ましくは10〜14の、特に10〜12の範囲の整数、またさらに11に等しく、Xは、硫黄および/または酸素原子、特に酸素原子を表す。
さらに詳細には、Rは、式Cm'H2m'X-(Cp'H2p'X')r-CxH2x+1の基であることができ、ここで、XおよびX'は、それぞれ独立に、酸素または硫黄原子、好ましくは酸素、rは0または1、m'、p'およびxはこれらの和が6〜15、特に10〜12、またはさらに11に等しいような整数であり、炭素ベースの鎖Cm'H2m'、Cp'H2p'、またはCxH2x+1の少なくとも1つは、分枝していることが理解される。
好ましくは、分枝しているのは、分子鎖CxH2x+1であり、好ましくはrは0に等しく、好ましくはm'は1〜10、特に2〜6、特に3に等しく、および/または好ましくはxは4〜16、特に6〜12および特に8に等しい範囲の整数である。
したがって、式(I)の化合物の2つの基Rは、各々、基:
を表し、*は、一般式(I)の化合物の残部の窒素原子のそれぞれに、基Rのそれぞれが結合する位置を示す。
このような化合物は、本発明による組成物において、異性体との混合物、特に基A上の位置異性体として、特に95/5または80/20の割合において存在することができる。
以下の実施例に出現するように、一般式(I)の分子中のこれらの基の1つ、またはこれらの基の他のものは、本発明の意味以内で、対応するビス尿素誘導体に普遍的性質を与えるために特に有利である。
本発明に最も特に適する化合物についての非限定的表現として、より詳細には、純粋または混合物として使用される以下の化合物:
およびこの塩を挙げることができる。
用語「本発明の状況において特に適切な」とは、一般式(I)の化合物は、単独またはあらゆる割合の混合物として、広範囲の油に溶解させることができること、およびこの化合物が考慮下の前記油または油混合物にテキスチャーを与え、したがって、油に所望の物理的および/または化学的特性を与えることを意味する。
用語「生理的に許容される」とは、毒性のない媒体を示し、これは、皮膚、唇、および/または生き物の、特にヒトの外皮への使用に適する。その結果、本発明による組成物は、皮膚、唇および/または外皮への使用に適さない、および/または許容されない化合物を含まない。
本発明の目的に対して、用語「有効量」は、本発明による組成物において、考慮下で油または油混合物にテキスチャーを与えるために必要かつ十分である量を示す。
用語「テキスチャー化された液体脂肪相」とは、脂肪相がゲルまたは増粘された液体の形態をとることを意味する。これは、自重下で流動する。これは、応力がこれにかかると一定の体積に変形することができる。
このテキスチャー化は、特に、特に一般式(I)の少なくとも1つの化合物の導入による粘度の上昇によって反映される。
例えば、本発明による組成物は、組成物の総重量に対して、式(I)の化合物の、0.01重量%〜20重量%、特に0.1重量%〜15重量%、またはさらに1重量%〜10重量%、およびよりさらに2重量%〜8重量%含むことができる。
式(I)の化合物の有効量は、液体脂肪相の、0.01重量%〜20重量%、特に0.05重量%〜10重量%、例えば0.1重量%〜5重量%またはさらに0.05重量%〜3重量%、示すことができる。
明らかな理由で、この有効量は、第1にビス尿素誘導体の置換基Rの性質、この位置、これが純粋な形態において、または式(I)の他のビス尿素誘導体との混合物として使用されるかどうか、および、第2に液体脂肪相の性質に依存して著しく変化しやすい。
一般に、本発明による一般式(I)の化合物は、式の少なくとも1つのジイソシアネート:
と式:
(上に定義したとおりのAおよびR)
の第一アミンとの反応から得られる。
適切な場合、種々のジイソシアネート(X)は、特に95/5または80/20割合において、基A上の置換基R'の位置異性体であってよい。
好ましくは、使用されるアミン(Y)は、ジイソシアネート(X)の1当量当たり、2〜3当量、特に2.1〜2.5またはさらに2.2当量のモル比である。一般反応式は次の通りである:
反応は、一般に不活性雰囲気、例えばアルゴン下、無水の媒体中において、例えば15℃〜40℃、および好ましくは15℃〜25℃に維持される反応媒体温度で実施される。
ジイソシアネート(X)は、場合により1重量%〜30重量%、好ましくは2重量%〜20重量%、またはさらに4重量%〜10重量%の範囲の濃度において、テトラヒドロフラン、2-メチル-テトラヒドロフラン、N-メチルピロリドン、ブチルアセテートまたはメチルエチルケトンなどの無水の溶剤中に溶解させることができる。
アミン(Y)を含む溶液は、例えば0.1重量%〜99.9重量%の範囲の濃度において、ジイソシアネート(X)と同じ溶媒中で一般に調製される。反応媒体の温度は、優先的には40℃を超えるべきでなく、アミンの濃度およびアミン(Y)を含む溶液の添加の速度は、したがって、優先的にはこの必要性に調整されるべきである。反応媒体は、例えば30分間〜12時間撹拌させてよい。反応の進行は、赤外分光法(特に2250と2280cm-1の間のNCOバンドの消失を観察することによって)によって監視することができる。例えば、反応の終点において、反応媒体を大量の酸性にした水(特に、HClによるpH3〜4の)中に注入する。次いで、沈殿が得られ、これを濾別し、例えば特に水により数回洗浄し、減圧下で、特に真空下で乾燥、または凍結乾燥させる。式(II)の予想される化合物に対応する沈殿は、NMRスペクトロメトリー(1Hおよび/または13C)および/またはHPLCによって特性が決定され、得られたままで、考慮下の油性媒体にテキスチャーを与えるために使用することができる。
ビス尿素またはビス尿素混合物は、50℃以下、またはさらに30℃以下の温度で、特に室温においてテキスチャーを与えられるべき液体脂肪相中に有利には可溶である。
一つの実施態様によれば、上述の式(I)の化合物は、以下の式(II):
[式中、
- Aは、式の基:
- R3は、水素原子または直鎖または分枝C1〜C4アルキル基であり、
- nおよびmは、互いに独立に、0もしくは1に等しく、および
- *は、一般式(III)の化合物の残部の2つの窒素原子に、基Aが結合する位置を表し、
- R1は、場合により、O、S、FおよびNから選択される1〜3個のヘテロ原子、および/またはカルボニル、およびこれらの組合せを含む飽和または不飽和、非環式分枝C3〜C15の炭素ベースの基、
- R2は、R1とは異なり、場合により、O、S、FおよびNから選択される1〜3個のヘテロ原子を含む、直鎖、分枝、または環式、飽和または不飽和C1〜C24アルキル基であり、場合によって次により置換される:
-1,2または3個のヒドロキシル基、
-エステル基(-COOR4)、この場合R4は、1〜8個、特に1〜6個またはさらに2〜4個の炭素原子を含む直鎖または分枝アルキル基;
-5〜12個の炭素原子を含む、飽和または不飽和または芳香族環式基、特に、同一でも異なってもよく、C1〜C4アルキルおよびトリフルオロメチル基、またはモルホリン誘導体であってよい、1つまたは2つ以上の基により場合により置換されたフェニル基、および/または
-1つまたは2つ以上の直鎖または分枝C1〜C4アルキル基]の化合物、またはこれらの塩、またはこの異性体と混合されても良い。
特に、nおよびmは等しく、さらに詳細にはゼロに等しく、R3は、以下に定義する通り基R'3である。したがって、好ましくは、Aは、基
R'3は、直鎖または分枝C1〜C4アルキル基、および*は、一般式(II)の化合物の残部の2つの窒素原子に、基Aが結合する位置を表す。
本発明の一変形によれば、一般式(II)の化合物は、Aとして、少なくとも1つの基、
から選択され、R'3および*は、上に定義した通りである。
特に、R'3は、メチル基であってよく、この場合基Aは、基
を表し、*は、上に定義した通りである。
特に、この化合物は、Aが、特に95/5〜80/20の範囲の(2,4異性体)/(2,6異性体)割合における、2,4-トリレンと2,6-トリレンの混合物であるような化合物である。
本発明の1つの実施形態によれば、一般式(II)の化合物は、R1のように、分枝C6〜C15を含む。
本発明の1つの実施形態によれば、一般式(II)の化合物は、R1のように、基:
から選択される基を含み、*は、一般式(II)の化合物の残部の窒素に、基R1が結合する位置を表す。
以下の実施例に出現するように、一般式(II)の分子中の2つの基の1つおよび/またはその他の存在は、本発明の意味内で、対応する非対称ビス尿素誘導体に普遍的性質を与えるために特に有利である。
R1とは異なるR2に関しては、R2は、有利には次の基から選択される:
*は、一般式(II)の化合物の残部の窒素に、基R2が結合する位置を表す。
本発明に最も特に適する化合物の非限定的な例示として、さらに詳細には、次の化合物を挙げることができる:
表現「本発明の状況において、特に適切な」とは、一般式(II)の化合物は、単独または種々の割合の混合物として、幾つかの化粧品油中に室温で溶解し得ること、およびこの化合物が、考慮下の前記油または油混合物をゲル化させ、したがって、油に所望の物理的および/または化学的特性を与えるために効果的であることがわかることを意味する。
本発明の目的に対して、用語「有効量」は、本発明による組成物において考慮下の油または油混合物のテクスチュアー化を得るために必要かつ十分な量を示す。
このテクスチュアー化は、特に粘度の増加によって反映され、これは、一般式(II)の少なくとも1つの化合物の導入によることができる。
例えば、本発明による組成物は、液体脂肪相の総重量に対して、非対称ビス尿素の0.0001重量%〜5重量%、特に0.001重量%〜1重量%、またはさらに少なくとも1つの非対称ビス尿素の0.004重量%〜0.5重量%を含むことができる。
明らかな理由で、この有効量は、第1にビス尿素誘導体の置換基R1および/またはR2の性質、この位置異性体、これが純粋な形態において、または式(II)の他のビス尿素誘導体との混合物として使用されるかどうか、および、第2に油相の性質に依存して著しく変化しやすい。
特に調製手順に関連した理由で、本発明の状況において、一般式(II)の非対称ビス尿素誘導体は、式(II)の誘導体の互いの、および/または対称ビス尿素誘導体の2種の対応する形態との混合物の形態において使用することができる。本発明の目的に関して用語「対称ビス尿素」とは、同一の基R1およびR2を有する式(II)によるビス尿素を意味する。
一般に、本発明による一般式(II)の化合物は、次式:
の少なくとも1つのジイソシアネートと、次式:
の少なくとも2種の異なる第一アミン(A、R1およびR2は上に定義した通り)との反応から得られる。
適切な場合、種々のジイソシアネートは、特に95/5または80/20割合における、基A上の置換基R3の位置異性体であってよい。
用語「少なくとも2種の異なる第一アミン」とは、Rxが、R1およびR2に対して提示された定義に対応する他の第一アミンRx-NH2を、ここに添加できることを意味する。
反応に使用されるアミンの数は、2以上であってよく、例えば、2〜20、およびさらに詳細には3〜10の範囲であってよい。組成物の調製およびこのように得られた混合物の特性決定を容易にするためには、2種のアミンの使用に限定することが有利である。
好ましくは、使用されるアミンは、全体として、ジイソシアネートの1当量当たり2〜3当量、および特に2.1〜2.5またはさらに2.2当量のモル比にある。
2種だけの第一アミンが反応に関して使用される特別の場合には、モル比n(R1)/n(R2)は、1/99および99/1、およびさらに詳細には5/95〜95/5、またはさらに10/90〜90/10であってよく、n(R1)は
のモル数に対応し:
およびn(R2)は
のモル数に対応し、R1およびR2は上に定義した通りである。
反応は、一般に不活性雰囲気、例えばアルゴン下、無水の媒体中において、例えば50℃以下に、およびさらに15〜40℃、および好ましくは18℃〜25℃に維持される反応媒体温度で実施される。
ジイソシアネートは、1重量%〜30重量%、好ましくは2重量%〜20重量%、またはさらに4重量%〜10重量%の範囲であってよい濃度に、テトラヒドロフラン、2-メチル-テトラヒドロフラン、N-メチルピロリドン、ブチルアセテートまたはメチルエチルケトンなどの無水の溶剤中に溶解させることができる。
アミンを含む溶液は、例えば0.1重量%〜99.9重量%の範囲の濃度に、ジイソシアネートと同じ溶媒中で一般に調製される。反応媒体の温度は、優先的には40℃を超えるべきでなく、アミンの濃度およびアミンを含む溶液の添加の速度は、したがって、優先的にはこの必要性に対して調整されるべきである。反応媒体は、例えば30分間〜12時間撹拌させてよい。反応の進行は、赤外分光法(特に2250と2280cm-1の間のNCOバンドの消失を観察することによって)によって監視することができる。例えば、反応の終点において、反応媒体を大量の酸性にした水(特に、HClによるpH3〜4の)中に注入する。次いで、沈殿が得られ、これを濾別し、例えば特に水により数回洗浄し、減圧下で、特に真空下で乾燥、または凍結乾燥させる。
その結果、この反応の後に、次の2つの形態の少なくとも1つ:
が、式(II)の予期される非対称誘導体と共に得られ;
A、R1およびR2は上に定義した通り、Aは式(II)、(III)および(IV)において同一であり、R1は式(II)および(IV)において同一であり、R2は式(II)および(III)において同一である。
沈殿は、式(II)の予想される化合物に対応し、NMRスペクトロメトリー(1Hおよび/または13C)および/またはHPLCによって特性が決定され、そのままの形態において、考慮下の油性媒体にテキスチャーを与えるために使用することができる。
反応の終わりにおいて、ビス-尿素(II)、(III)および(IV)の混合物は単離され、そのままの形態で、所望の油状媒体をゲル化するために使用することができる。
式(II)の化合物は、一般式(III)および(IV)の化合物との混合物の形態において、液体脂肪相中で使用される。
ビス尿素の混合物は、50℃以下、またはさらに30℃以下の温度で、および特に室温で、テキスチャーが与えられるべき液体脂肪相中に有利には可溶である。
炭化水素ベースのビス尿素適合油
本発明による組成物は、0から5.00(J/cm3)1/2、好ましくは0〜4.00(J/cm3)1/2の溶解パラメーターδaを有する、少なくとも1つの非シリコーン油を含む少なくとも1つの連続液体脂肪相を含む。
本特許出願の目的のため、用語「非シリコーン油」は、いずれのケイ素原子をも含まない油を意味する。
本発明に係る非シリコーン油は、好ましくは不揮発性であって良い
本特許出願の目的のため、用語「不揮発性油」は、皮膚と接触して配置された場合、室温且つ大気圧で1時間蒸発しない(重量が減少しない)油または有機溶媒を意味する。不揮発性油は、特に室温且つ大気圧で蒸気圧を有する、特に0.01mmHg(1.33Pa)未満の蒸気圧を有する、室温で液体である油である。
溶解パラメーターδaは、関係δa=(δp 2h 2)1/2によって計算され、ここで、パラメーターδpおよびδhは、ハンセン(Hansen)溶解パラメーターに対応し:
pは、永久双極子間の相互作用のデバイ力を特徴づけ;
hは、特定の相互作用力(水素結合、酸/塩基、供与体/受容体などの)を特徴づける。
パラメーターδpおよびδhは、一般に(J/cm3)1/2において表される。これらは、室温で(25℃)、特に特許JP-A-08-109121に示されている計算方法により決定される。
ハンセン溶解パラメーターの定義は、当分野の技術者にはよく知られており、特にC.M.Hansen:「The three-dimensional solubility parameters」、J.Paint Technol.、39、105(1967)による論文に記載されている。また、これらのパラメーターは、花王(Kao)文献JP-A-08-109121およびD.W.Van Krevelen文献「Properties of polymers」(1990)、頁190に記載されている。
0〜5.00(J/cm3)1/2の溶解パラメーターδaを有する油は、特に、スクアレン、パーリーム油、ポリイソブチレン、ジョホバ油、ゴマ油、イソプロピルミリステート、ブチルステアレート、イソノニルイソノナノエート、イソプロピルパルミテート、アラキジルプロピオネート、ステアリルヘプタノエート、イソプロピルステアレート、イソステアリルネオペンタノエート、2-エチルヘキシルパルミテート、セチル2-エチルヘキサノエート、イソプロピルイソステアレート、C12-C15アルキルベンゾエート、マカダミア油、オクチルドデシルステアロイルステアレート、アララ油、PVP/ヘキサデセンコポリマー、オレイルエルケート、オクチルドデシルステアレート、イソステアリルパルミテート、イソセチルステアレート、ジデセン、水素化ポリデセン、ジイソセチルドデカンジオエート、イソステアリルイソステアレート、ジカプリリルエーテル、ペンタエリスリチルテトライソステアレート、グリセリルトリイソステアレート、オクチルドデシルネオペンタノエート、イソエイコサン、ジイソプロピルダイマージリノールエート、ジオクチルドデシルダイマージリノールエート、オクチルドデシルミリステート、トリデシルテトラデカノイン、トリイソステアリルトリリノールエート、イソステアリルベンゾエート、イソデシルイソノナノエート、ジイソステアリルアジペート、トリデシルイソノナノエート、トリイソパルミチン、2-デシルヘキシルイソノナノエート、2-オクチルドデシルベンゾエート、ジイソアラキジルドデカンジオエート、プロピレングリコールジイソステアレート、水素化ダイマージリノレイル/ジメチルカルボネートコポリマー、オクチルドデシルネオデカノエート、オクチルドデシルオクタノエート、イソステアリルイソノナノエート、イソフォール-24イソステアレート、オクチルドデシルエルケート、ペンタエリスリチルテトラオクチルドデカノエート、ペンタエリスリチルテトラデシルテトラデカノエート、ペンタエリスリチルテトラキス(2-ヘキシルデカノエート)、ジトリメチロールプロパンテトライソステアレート、ヒマシ油ベンゾエート(1/1.5の割合)、オクチルドデシルPPG-3ミリスチルエーテルダイマー時リノールエート、及びトリメチロールプロパントリイソステアレート、並びにそれらの混合物から選択するこ
とができる。
1つの好ましい実施態様によれば、0〜5.00(J/cm3)1/2の溶解パラメーターδaを有する非シリコーン油は不揮発性である。
1つの好ましい実施態様によれば、0〜5.00(J/cm3)1/2の溶解パラメーターδaを有する非シリコーン油は非プロトン性である。
用語「非プロトン性油」は、OまたはNのような非常に電気陰性の原子に結合したわずかな水素原子を含む、または全く水素原子を含まない油を意味する。
特に、用語「プロトン性油」は、その合成の収率の関数として、5数量%以下の含量で、不安定な水素原子を有する残基(例えばOH、NH、及び/またはCOOH残基)を含んでよい油を意味する。
1つの好ましい実施態様によれば、0〜5.00(J/cm3)1/2の溶解パラメーターδaを有する非シリコーン油は、アルカン、エステル、エーテル、及びカルボネート、並びにそれらの混合物から選択される。
1つの好ましい実施態様によれば、0〜5.00(J/cm3)1/2の溶解パラメーターδaを有する非シリコーン油は、14から65個の炭素原子、特に22から35個の炭素原子を含むある感から選択される。
そのような油は、スクアレン、250から800g/モルの分子量を有するポリイソブチレン、例えばパーリーム油、及びイソエイコサン、並びにそれらの混合物から選択されて良い。
1つの好ましい実施態様によれば、0〜4.00(J/cm3)1/2の溶解パラメーターδaを有する非シリコーン油はパーリーム油である。
別の実施態様によれば、0から5.00(J/cm3)1/2の溶解パラメーターδaを有する非シリコーン油は、250から3000g/molの範囲の分子量を有するエステル、エーテル、及びカーボネート、並びにそれらの混合物から選択される。
そのようなエステル、エーテル、及びカルボネートは、特に、ジョホバ油、ゴマ油、イソプロピルミリステート、ブチルステアレート、イソノニルイソノナノエート、イソプロピルパルミテート、イソエイコサン、アラキジルプロピオネート、ステアリルヘプタノエート、イソプロピルステアレート、イソステアリルネオペンタノエート、2-エチルヘキシルパルミテート、セチル2-エチルヘキサノエート、イソプロピルイソステアレート、C12-C15アルキルベンゾエート、マカダミア油、オクチルドデシルステアロイルステアレート、アララ油、オレイルエルケート、オクチルドデシルステアレート、イソステアリルパルミテート、イソセチルステアレート、ジイソセチルドデカンジオエート、イソステアリルイソステアレート、ジカプリリルエーテル、ペンタエリスリチルテトライソステアレート、グリセリルトリイソステアレート、オクチルドデシルネオペンタノエート、ジイソプロピルダイマージリノールエート、ジオクチルドデシルダイマージリノールエート、オクチルドデシルミリステート、トリデシルテトラデカノイン、トリイソステアリルトリリノールエート、イソステアリルベンゾエート、イソデシルイソノナノエート、ジイソステアリルアジペート、トリデシルイソノナノエート、トリイソパルミチン、2-デシルヘキシルイソノナノエート、2-オクチルドデシルベンゾエート、ジイソアラキジルドデカンジオエート、プロピレングリコールジイソステアレート、水素化ダイマー時リノレイル/ジメチルカルボネートコポリマー、オクチルドデシルネオデカノエート、オクチルドデシルオクタノエート、イソステアリルイソノナノエート、イソフォル-24イソステアレート、オクチルドデシルエルケート、ペンタエリスリチルテトラオクチルドデカノエート、ペンタエリスリチルテトラデシルテトラデカノエート、ペンタエリスリチルテトラキス(2-ヘキシルデカノエート)、ジトリメチロールプロパンテトライソステアレート、ヒマシ油ベンゾエート(1/1.5の割合)、オクチルドデシルPPG-3ミリスチルエーテルダイマージリノールエート、及びトリメチロールプロパントリイソステアレート、並びにそれらの混合物から選択することができる。
0〜5.00(J/cm3)1/2の溶解パラメーターδaを有する非シリコーン油は、連続液体脂肪相の総重量に対して、20重量%〜100重量%の範囲の、好ましくは40重量%〜99重量%のよりさらに60重量%〜95重量%の範囲の含量において本発明による組成物中に存在することができる。
その他の油
上に定義した特定の油の他に、本発明による組成物は、上述の油とは異なる、揮発性油および不揮発性油、およびこれらの混合物から選択される少なくとも1つのその他の油を含むことができる。
1つの好ましい実施形態によれば、本発明による組成物は、少なくとも1つの揮発性油を含むことができる。
本発明の目的のために、用語「揮発性油」とは、室温および大気圧において、皮膚に接触して蒸発することができる任意の油を意味する。本発明の揮発性油は、室温において液体であり、室温および特に0.13Pa〜40000Pa(0.001〜300mmHg)の範囲の、および好ましくは1.3Pa〜1300Pa(0.01〜10mmHg)の範囲の大気圧において、ゼロでない蒸気圧を有する揮発性化粧品油である。
揮発性油は、揮発性炭化水素ベースの油、揮発性シリコーン油および揮発性フルオロ油、およびこれらの混合物から選択することができる。
好ましい1つの実施形態によれば、本発明の組成物は、少なくとも1つの炭化水素ベースの揮発性油を含むことができる。
用語「炭化水素ベースの油」とは、水素および炭素原子、および場合により酸素、窒素、硫黄および/またはリン原子を主として含む油を意味する。
揮発性炭化水素ベースの油は、8〜16個の炭素原子を含む炭化水素ベースの油、および特に分枝C8〜C16アルカン、石油由来の例えばC8〜C16イソアルカン(また、イソパラフィンとして知られる)、例えばイソドデカン(また、2,2,4,4,6-ペンタメチルヘプタンとして知られる)、イソヘキサデカン、および例えば、商品名Isopal(登録商標)およびPermethyl(登録商標)の下に販売されている油から選択することができる。
また、使用することができる揮発性油には、揮発性シリコーン、例えば揮発性直鎖または環式シリコーン油、特に粘度≦5センチストークス(5×10-6m2/s)を有し、特に2〜10個のシリコン原子、好ましくは2〜7個のシリコン原子を含むもの、場合により1〜10個の炭素原子を含む、アルキルまたはアルコキシ基を含むこれらのシリコーンが含まれ得る。本発明において使用され得る揮発性シリコーン油として、特にオクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、ヘプタメチルヘキシルトリシロキサン、ヘプタメチルオクチルトリシロキサン、ヘキサメチルジシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、ドデカメチルペンタシロキサン、およびこれらの混合物を挙げることができる。
揮発性フルオロ油は、一般に引火点を有しない。
挙げることができる揮発性フルオロ油には、ノナフルオロエトキシブタン、ノナフルオロメトキシブタン、デカフルオロペンタン、テトラデカフルオロヘキサンおよびドデカフルオロペンタン、およびこれらの混合物が含まれる。
本発明による組成物は、組成物の総重量に対して、1重量%〜50重量%の、好ましくは2重量%〜30重量%の範囲の、より優先的には3重量%〜15重量%の範囲の含量において揮発性油を含むことができる。
本発明による組成物は、少なくとも1つの不揮発性油を含むことができる。
用語「不揮発性油」とは、室温および大気圧において、皮膚上に少なくとも数時間の残り、特に0.13Pa(0.01mmHg)未満の蒸気圧を有する油を意味する。
これらの不揮発性油は、特に動物または植物由来、またはシリコーン油、またはこれらの混合物の炭化水素ベースの油であってよい。用語「炭化水素ベースの油」とは、水素および炭素原子および場合により酸素、窒素、硫黄および/またはリン原子を主として含む油を意味する。
不揮発性油は、特にフッ素化することができる炭化水素ベースの油、および/または不揮発性シリコーン油から選択することができる。
特に挙げることができる不揮発性炭化水素ベースの油には、次が含まれる:
-動物由来の炭化水素ベースの油、
-グリセロールの脂肪酸エステルからなるトリグリセリドなどの植物由来の炭化水素ベースの油、この脂肪酸は、C4〜C24の分子鎖長を変えることができ、これらの分子鎖は、場合により直鎖または分枝および飽和または不飽和であり;これらの油は、特にヘプタン酸またはオクタン酸トリグリセリド、あるいは小麦胚芽油、ヒマワリ油、葡萄種油、ゴマ種油、トウモロコシ油、杏仁油、ヒマシ油、シア油、アボガド油、オリーブ油、大豆油、甘アーモンド油、パーム油、菜種油、綿実油、ハシバミ種油、マカデミア油、ホホバ油、ムラサキウマゴヤシ油、ケシ種油、カボチャ油、ゴマ種油、骨髄油、菜種油、クロフサスグリ油、メマツヨイグサ油、粟油、オオムギ油、キノア油、ライムギ油、サフラワー油、ククイノキ油、トケイソウ油、またはジャコウバラ油;シアバター;またはカプリリン/カプリン酸トリグリセリド、例えばStearineries Dubois社から販売されているもの、またはDynamit Nobel社により名称Miglyol 810(登録商標)、812(登録商標)および818(登録商標)の下に販売されているもの、
-10〜40個の炭素原子を含む合成エーテル、
-石油ゼリー、ポルデセンなどの鉱物または合成由来の直鎖または分枝炭化水素、パーリーム(登録商標)などの水素化ポリイソブテン、スクアレンおよび液体パラフィン、およびこれらの混合物、
-合成エステル、例えば式R1COOR2油、式中、R1は1〜40個の炭素原子を含む直鎖または分枝脂肪酸残部を表し、R2は炭化水素ベースの鎖を表し、この炭化水素ベースの鎖は、特に分枝しており、R1+R2≧10という条件で1〜40個の炭素原子を含み、例えばパーセリン油(セトステアリルオクタノエート)、イソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテート、C12〜C15アルキルベンゾエート、ヘキシルラウレート、ジイソプロピルアジペート、イソノニルイソノナノエート、イソデシルネオペンタノエート、2-エチルヘキシルパルミテート、イソステアリルイソステアレート、2-ヘキシルデシルラウレート、2-オクチルデシルパルミテート、2-オクチルドデシルミリステート、またはアルコール、またはポリアルコールヘプタノエート、オクタノエート、デカノエート、またはリシノレート、例えばプロピレングリコールジオクタノエート;ヒドロキシル化エステル、例えばイソステアリルラクテート、ジイソステアリルマレエート、または2-オクチルドデシルラクテート;ポリオールエステルおよびペンタエリスリトールエステル、
-12〜26個の炭素原子を含む、分枝および/または不飽和炭化水素ベースの鎖を有する室温で液体である脂肪アルコール、例えばオクチルドデカノール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、2-ヘキシルデカノール、2-ブチルオクタノール、または2-ウンデシルペンタデカノール、
-オレイン酸、リノレン酸、およびこれらの混合物などの高級脂肪酸。
本発明による組成物中で使用することができる不揮発性シリコーン油は、不揮発性ポリジメチルシロキサン(PDMS)、アルキルまたはアルコキシ基(これらは、懸垂および/またはシリコーン鎖の末端にあり、これらの基はそれぞれ2〜24個の炭素原子を含む)を含むポリジメチルシロキサン、フェニルシリコーン、例えばフェニルトリメチコーン、フェニルジメチコーン、フェニルトリメチルシロキシジフェニルシロキサン、ジフェニルジメチコーン、およびジフェニルメチルジフェニルトリシロキサン、およびこれらの混合物であってよい。
不揮発性油は、組成物の総重量に対して、1重量%〜50重量%の範囲の、好ましくは2重量%〜30重量%の範囲の、より優先的には3重量%〜20重量%の範囲の含量において本発明による組成物中に存在することができる。
液体脂肪相は、組成物の総重量に対して、10重量%〜95重量%の範囲の、好ましくは20重量%〜90重量%の範囲の、より優先的には30重量%〜85重量%の範囲の総含量において本発明による組成物中に存在することができる。
脂肪物質
本発明による組成物は、また上述した油以外の脂肪物質、例えばワックスまたはペースト状脂肪物質を含むことができる。
用語「ワックス」とは、室温で固体である脂肪物質を意味する。
ペースト状脂肪物質は、以下の物理化学的特性の少なくとも1つにより定義される:
-60Hzの周波数においてMS-r3またはMS-r4スピンドルを備えたContraves TV回転粘度計により40℃で測定して、0.1〜40Pa.s(1〜400ポアズ)の粘度、
-25〜70℃、および好ましくは25〜55℃の融点。
本発明により使用することができるワックスとして:
-ミツロウ、鯨ロウ、ラノリンワックスおよびラノリン誘導体などの動物由来のワックス、カルバウナロウ、キャンデリアロウ、アーリカリー(ouricury)ワックス、木蝋
、ココアバター、コルク繊維ワックスまたはサトウキビロウなどの植物ワックス、
-鉱物ワックス、例えばパラフィンワックス、石油ゼリーワックス、亜炭ワックス、ミクロクリスタンワックスまたはオゾケライト、
-合成ワックス、これらの中には、ポリエチレンワックスおよびフィシャー-トロプシュ合成によって得られるワックスがあり、
-シリコーンワックス、特に置換された直鎖ポリシロキサン;挙げることができる例には、ポリエーテルシリコーンワックス、16〜45個の炭素原子を含むアルキルまたはアルコキシジメチコーン、およびDow Corningにより商標AMSC30の下に販売されているアルキルメチコーン、例えばC30〜C45アルキルメチコーン、
-水素化ヒマシ油、水素化ホホバ油、水素化パーム油、獣脂水素化獣脂油、水素化ヤシ油、および25℃で固体である、例えばKoster Keunen社により商標Kester Wax K82Hの下に販売されているC20〜C40アルキルステアレートである脂肪エステル、
-および/またはそれらの混合物、
を挙げることができる。
好ましくは、ポリエチレンワックス、ミクロクリスタンワックス、カルバウナウワックス、水素化ホホバ油、カンデリラワックス、蜜蝋、および/またはこれらの混合物が使用される。
いかなる理論によっても限定されることを望まないが、ワックスは、本発明による組成物瘢痕形成特性を強化すること、およびペースト状性質に対する粘着性を減少することを可能にする。
好ましくは、ワックスは、組成物の総重量に対して、0.1重量%〜30重量%の、さらに好ましくは0.5重量%〜20重量%の範囲の含量において存在する。
これらの脂肪物質は、所望の特性、例えば粘稠度またはテキスチャーの点で所望の特性を有する組成物を調製するために、当分野の技術者によって種々の方法において特に選択することができる。
その他の増粘剤
前に記載したビス尿素化合物の他に、本発明による組成物は、ポリマー増粘剤および鉱物増粘剤、およびこれらの混合物から選択される少なくとも1つのその他の油増粘剤を含むことができる。
ポリマー油増粘剤は、組成物の有機相を増粘またはゲル化させることができる。ポリマー増粘剤は、また、皮膜形成性があり、すなわち皮膚にこれを塗布すると皮膜形成することができる。
ポリマー油増粘剤は、特に:
-(α)脂肪酸二量体などの少なくとも32個の炭素原子を含むジカルボン酸から選択される少なくとも1つの酸と、(β)アルキレンジアミン、特にエチレンジアミンとの縮合から得られるポリアミドタイプのポリ縮合物、ここで、ポリアミドポリマーは、少なくとも1つの飽和および直鎖モノアルコール、または12〜30個の炭素原子を含む飽和および直鎖モノアミンによりエステル化された、またはアミド化された少なくとも1つのカルボン酸末端を含み、特にArizona Chemical社により名称Uniclear 100 VG(登録商標)の下に販売されている製品などのエチレンヂアミン/ステアリルジリノレートコポリマーであり;
-シリコーンポリマー;
1)水素相互作用を成立させることができる少なくとも2つの基(これらの2つの基は、ポリマー鎖中に位置している)を含むポリオルガノシロキサン、
2)水素相互作用を成立させることができる少なくとも2つの基(これらの2つの基は、懸垂または分枝して位置している)を含むポリオルガノシロキサン、
から選択することができる。
水素相互作用を成立させることができる基は、エステル、アミド、スルホンアミド、カーバメート、チオカーバメート、尿素、ウレタン、チオ尿素、オキサミド、クアニジドおよびビクアニジド基、およびこれらの混合物から選択することができる。
本発明の組成物において構造剤として使用されるシリコーンポリマーは、ポリオルガノシロキサンタイプのポリマーであり、例えば文献US-A-5874069、US-A-5919441、US-A-6051216およびUS-A-5981680に記載されているものである。
特に、シリコーンポリマーは、上に定義した通りのポリオルガノシロキサンであり、ここで、水素相互作用を成立させることができる単位は、ポリマー鎖中に配置される。
シリコーンポリマーは、さらに詳細には、次の一般式Iに対応する少なくとも1つの単位を含むポリマーであってよく:
[式中、
1)R4、R5、R6およびR7、同一でも異なってもよく、次から選択される基を表し:
-直鎖、分枝または環式、飽和または不飽和C1〜C40炭化水素ベースの基(場合により、これらの分子鎖中に、1つまたは2つ以上の酸素、硫黄および/または窒素原子を含み、およびこれら原子は場合によりフッ素原子により部分的または全体的に置換される)
-場合によって1つまたは2つ以上のC1〜C4アルキル基により置換されたC6〜C10アリール基、
-場合により1つまたは2つ以上の酸素、硫黄および/または窒素原子を含む、ポリオルガノシロキサン鎖;
2)基Xは、同一でも異なってもよく、場合によりその分子鎖中に、1つまたは2つ以上の酸素、および/または窒素原子を含む、直鎖または分枝C1〜C30アルキレンジイル基;
3)Yは、飽和または不飽和、C1〜C50直鎖または分枝二価アルキレン、アリーレン、シクロアルキレン、アルキルアリーレンまたはアリールアルキレン基(これら基は、場合により1つまたは2つ以上の酸素、硫黄および/または窒素原子を含み、および/または以下の原子または原子の基:フッ素、ヒドロキシル、C3〜C8シクロアルキル、C1〜C40アルキル、C5〜C10アリール、場合によって1〜3個のC1〜C3アルキルにより置換されたフェニル、C1〜C3ヒドロキシアルキルおよびC1〜C6アミノアルキル基;または
4)Yは、次式に対応する基を表し:
[式中、
-Tは、場合によってポリオルガノシロキサン鎖により置換され、場合によりO、NおよびSから選択された1つまたは2つ以上の原子を含む、直鎖または分枝、飽和または不飽和、C3〜C24三価または四価炭化水素ベースの基を表し、またはTは、N、PおよびAlから選択された三価原子を表し、および
-R8は、場合により1つまたは2つ以上のエステル、アミド、ウレタン、チオカルバメート、尿素、チオ尿素および/またはスルホンアミド基を含み、場合によってポリマーのその他の鎖の結合されていてよい、直鎖または分枝C1〜C50アルキル基またはポリオルガノシロキサン鎖を表し];
5)基Gは、同一でも異なってもよく、次から選択される二価基を表し:
式中、R9は、水素原子または直鎖もしくは分枝C1〜C20アルキル基を表し、但し、ポリマーの基R9の少なくとも50%は水素原子を表し、ポリマーの基Gの少なくとも2つは
以外の基であるという条件で:
6)nは、2〜500、好ましくは2〜200の範囲の整数であり、およびmは、1〜1000、好ましくは1〜700およびさらに6〜200の範囲の整数である]。
本発明によれば、ポリマーの基R4、R5、R6、およびR7の80%は、好ましくはメチル、エチル、フェニルおよび3,3,3-トリフルオロプロピル基から選択される。
第1の有利な実施形態によれば、水素相互作用を成立させることができる基は、式-C(O)NH-および-HN-C(O)-のアミド基である。
構造剤は、式(III)または(IV):
[式中、R4、R5、R6、R7、X、Y、mおよびnは、上に定義した通りである]
の少なくとも1つの単位を含むポリマーであってよい。
式(III)または(IV)のこれらのポリアミドにおいて、mは、1〜700、特に15〜500および特に50〜200の範囲にあり、nは、特に1〜500、好ましくは1〜100さらに、4〜25の範囲にある。
-Xは、好ましくは1〜30個の炭素原子、特に1〜20個の炭素原子、特に5〜15個の炭素原子、およびさらに詳細には10個の炭素原子を含む、直鎖または分枝、アルキレン鎖であり、および
-Yは、好ましくは直鎖または分枝であり、または場合により環および/または不飽和を含み、1〜40個の炭素原子、特に1〜20個の炭素原子、およびさらに2〜6個の炭素原子、特に6個の炭素原子を含む、アルキレン鎖である。
-サッカライド当たり、1〜6および特に2〜4個のヒドロキシル基を含み、飽和または不飽和アルキル鎖により置換されているガラクトマンナン、例えばC1〜C6および特にC1〜C3アルキル鎖、およびこれらの混合物によりアルキル化されているガーゴム。
本発明による組成物は、また少なくとも1つの親有機性クレーまたはヒュームドシリカなどの鉱油増粘剤を含むことができる。
親有機性クレーは、クレーを油性媒体中で膨潤させることができる化学的化合物により改質されたクレーである。
クレーは、それ自体は既によく知られた製品であり、これは、例えば出版物「Mineralogie des argiles [Mineralogy of clays]、S.Caillere、S.Henin、M.Rautureau、第2版 1982、Masson」に記載されており、この教示は、参照により本明細書に包含される。
クレーは、カルシウム、マグネシウム、アルミニウム、ナトリウム、カリウムおよびリチウムカチオン、およびこれらの混合物から選択することができるカチオンを含むシリケートである。
挙げることができるような例には、モンモリオナイト、ヘクトライト、ベントナイト、バイデル石およびサポナイトなどのスメクタイト群のクレー、さらにまたバーミキュライト、スチーブンサイトおよび緑泥石群のクレーが含まれる。
これらのクレーは、天然または合成由来のものであってよい。皮膚などのケラチン質を化粧品的に満足し、許容できるクレーが、好ましくは使用される。
有機親和性クレーは、モンモリオナイト、ベントナイト、ヘクトライト、アタパルジャイトおよびセピオライト、およびこれらの混合物から選択することができる。クレーは、好ましくはベントナイトまたはヘクトライトである。
これらのクレーは、第四アミン、第三アミン、アミンアセテート、イミダゾリン、アミン石鹸、脂肪スルフェート、アルキルアリールスルホネートおよびアミン酸化物、およびこれらの混合物から選択される化学的化合物により改質することができる。
挙げることができる有機親和性クレーには、Rheox社によって名称Benton3、Benton 38およびBenton 38Vの下に販売されているものなどのクオーターニウム(quaternium)-18ベントナイト、Elementis社によるBentone ISD V、United Catalyst社によるTixogel VP、Southern Clay社によるClaytone 34、Claytone 40およびClaytone XL;Rheox社により名称Bentone27、United Catalyst社によりTixogel LG、Southern Clay社によりClaytone AFおよびClaytone APAの下に販売しているものなどのステアラルコニウムベントナイト;Southern Clay社により名称Claytone HTおよびClaytone PSの下に販売しているものなどのクオーターニウム-18/ベンザルコニウムベントナイトが含まれる。
ヒュームドシリカは、酸水素炎中において揮発性シリコン化合物を高温加水分解することによって得ることができ、微細に分散されたシリカを生成する。この方法は、特にこの表面に多数のシラノール基を有する親水性シリカを得ることを可能にする。このような親水性シリカは、例えば、Degussa社より名称Aerosil 130(登録商標)、Aerosil 200(登録商標)、Aerosil 255(登録商標)、Aerosil 300(登録商標)およびAerosil 380(登録商標)、およびCabot社によりCab-O-Sil HS-5(登録商標)、Cab-O-Sil EH-5(登録商標)、Cab-O-Sil LM-130(登録商標)、Cab-O-Sil MS-55(登録商標)およびCab-O-Sil M-5(登録商標)の下に販売されている。
シラノール基の数を低減させる化学反応により、前記シリカの表面を化学的に改質することが可能である。シラノール基を疎水性基により置換することが、特に可能である:
次いで、疎水性シリカが得られる。
疎水性基は、次であってよい:
-トリメチルシロキシル基、これは、特に、ヘキサメチルジシラザンの存在下でヒュームドシリカを処理することによって得られる。このように処理されたシリカは、CTFA(第6版、1995)により「シリカシリレート」として知られている。これらは、例えば、参考としてDegussa社よりAerosil R812(登録商標)およびCabot社によりCab-O-Sil TS-530(登録商標)の下に販売されている。
-ヂメチルシリロキシまたはポリジメチルシロキサン基、これは、ポリジメチルシロキサンまたはジメチルジクロロシランの存在において、ヒュームドシリカを特に処理によって得られる。このように処理されたシリカは、CTFA(第6版、1995)により「シリカジメチルシリレート」として知られている。これらは、例えば、参考としてDegussa社よりAerosil R972(登録商標)およびAerosil R974(登録商標)、およびCabot社によりCab-O-Sil TS-610(登録商標)およびCab-O-Sil TS-720(登録商標)の下に販売されている。
ヒュームドシリカは、好ましくは、ナノメートルからマイクロメートル、例えば約5〜200nmの範囲であってよい粒径を有する。
いかなる理論によっても限定されることを望まないが、鉱物増粘剤は、瘢痕特性を強化し、本発明による組成物のペースト状の性質に対して粘着性を低下させることを可能にすることができる。
その他の油増粘剤が、組成物の総重量に対して、0.01重量%〜15重量%の範囲の活性材料含量において、好ましくは0.1重量%〜10重量%の範囲の、優先的には0.3重量%〜5重量%の範囲の含量において本発明による組成物中に存在することができる。
水相
本発明による組成物は、水相を含むことができる。
水相は、水を含む。この水は、ヤグルマソウ汁などの花の汁および/またはビッテル天然水(eau de Vittel)、ルーカス天然水(eau de Lucas)、ロシェ ロセイ天然水(eau de Roche Rosay)および/または湧水などの鉱水であってよい。
また、水相は、水混和性(室温-25℃において)である有機溶剤、例えばエタノールまたはイソプロパノールなどの2〜6個の炭素原子を含むモノアルコール;グリセロール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ペンチレングリコール、ヘキシレングリコール、ジプロピレングリコール、またはジエチレングリコールなどの、特に2〜20個の炭素原子を含む、好ましくは2〜10個の炭素原子を含む、優先的には2〜6個の炭素原子を含むポリオール;モノプロピレン、ジプロピレンまたはトリプロピレングリコールの(C1〜C4)アルキルエーテル、およびモノエチレン、ジエチレンまたはトリエチレングリコールの(C1〜C4)アルキルエーテル、およびこれらの混合物などのグリコールエーテル(特に3〜16個の炭素原子を含む)を含む。
また、水相は、安定剤、例えば塩化ナトリウム、ジ塩化マグネシウムまたは硫酸マグネシウムを含むことができる。
また、水相は、ゲル化剤、皮膜形成剤、増粘剤または界面活性剤、およびこれらの混合物などの水相と相溶性のある任意の水溶性または水分散性化合物を含むことができる。
好ましくは、水相は、組成物の総重量に対して、1重量%〜80重量%の、好ましくは5重量%〜50重量%の、さらに優先的には5重量%〜40重量%の範囲の含量において本発明による組成物中に存在することができる。
1つの実施形態によれば、本発明による組成物は、また無水であってよい。本特許出願の目的に対して、用語「無水の組成物」とは、組成物の総重量に対して、水の5重量%未満および好ましくは水の2重量%未満を含む組成物を意味する。よりさらに優先的には、この組成物は、水を含まず、水は組成物の調製の間に添加されないが、混合成分によって供給される残留水に相当するものは含まれる。
1つの特別な実施形態によれば、水相および油性相は、油に対する水の重量比は1以上、および特に1〜1.2であるような含量において存在することができる。
粉体相
本発明による組成物は、特に、顔料、充填材および真珠光沢剤 および/またはこれらの混合物を含む充填粉体相を含むことができる。
1つの好ましい実施形態によれば、本発明による組成物は、顔料を含むことができる。
用語「顔料」は、鉱物または有機粒子を意味すると理解されるべきであり、これらは、液体有機相中に不溶であり、およびこれらは、組成物を着色および/または不透明にしようとするものである。
顔料は、鉱物または有機顔料であってよい。使用することができる顔料には、金属酸化物、例えば酸化鉄、(特に黄色酸化鉄、赤色酸化鉄、褐色酸化鉄および黒色酸化鉄)、二酸化チタン、酸化セリウム、酸化ジルコニウムおよび酸化クロム;マンガンバイオレット、群青、紺青、コバルトブルーおよび第二鉄ブルー、およびこれらの混合物が含まれる。
酸化鉄または酸化チタン顔料が、好ましくは使用される。
顔料は、組成物の有機相と混和させるために疎水性剤により処理することができる。疎水性処理剤は、シリコーン、例えばメチコーン、ジメチコーンまたはパーフルオロアルキルシラン;脂肪酸、例えばステアリン酸;金属石鹸、例えばアルミニウムジミリステート、水素化獣脂グルタメートのアルミニウム塩、パーフルオロアルキルホスフェート、パーフルオロアルキルシラン、パーフルオロアルキルシラザン、酸化ポリヘキサフルオロプロピレン、パーフルオロアルキルパーフルオロポリエーテル基を含むポリオルガノシロキサン、およびアミノ酸;N-アシルアミノ酸またはこの塩;レシチン、イソプロピルトリイソステアリルチタネート、およびこれらの混合物から選択することができる。
N-アシルアミノ酸は、8〜22個の炭素原子を含むアシル基、例えば2-エチルヘキサノール、カプロイル、ラウロイル、ミリストイル、パルミトイル、ステアロイルまたはココイル基を含むことができる。これらの化合物の塩は、アルミニウム、マグネシウム、カルシウム、ジルコニウム、亜鉛、ナトリウムまたはカリウム塩であってよい。アミノ酸は、例えば、リシン、グルタミン酸またはアラニンであってよい。
上に挙げた化合物中に挙げた用語「アルキル」は、特に1〜30個の炭素原子および好ましくは5〜16個の炭素原子を含むアルキル基を示す。
疎水性処理剤顔料は、特に特許出願EP-A-1 086683に記載されている。
顔料は、組成物の総重量に対して、0.1重量%〜40重量%の範囲の、特に1重量%〜30重量%の範囲の、さらに優先的には5重量%〜15重量%の範囲の含量において本発明による組成物中に存在することができる。
顔料の他に、本発明による組成物の粉体相は、充填材および/または真珠光沢剤を含むことができる。
1つの好ましい実施形態によれば、本発明による組成物は、充填材を含むことができる。
用語「充填材」は、任意の形態の無色または白色、鉱物または合成粒子を意味すると理解されるべきであり、これらは、組成物が製造される温度に関係なく組成物の媒体に不溶である。
充填材は、結晶形態(例えば、ラメラ、立方形、六角形、斜方形など)に関係なく、鉱物または有機、および任意の形態、小板形状、球形、楕円形であってよい。タルク、マイカ、シリカ、カオリン、ポリアミド(Nylon(登録商標))粉体、ポリ-β-アラニン粉体、ポリエチレン粉体、ポリメチルメタクリレート、Toshiki社により名称Plastic Powder D-400の下に販売されている、ヘキサメチレンジイソシアネートとトリメチロールヘキシルラクトンとのコポリマーの粉体などのポリウレタン粉体、テトラフルオロエチレンポリマー(Teflon(登録商標))粉体、微粉化ワックス粒子、特にMicro Powder社により名称MicroCare350(登録商標)の下に販売されているものなどのカルナウバマイクロワックス、Micro Powder社により名称MicroEase 114S(登録商標)の下に販売されているものなどの合成ワックスのマイクロワックス、Micro Powder社により名称MicroCare 300(登録商標)および310(登録商標)の下に販売されているものなどのカルナウバワックスとポリエチレンワックスとの混合物からなるマイクロワックス、Micro Powder社により名称MicroCare 325(登録商標)の下に販売されているものなどのカルナウバワックスと合成ワックスとの混合物からなるマイクロワックス、Micro Powder社により名称Micro Poly 200(登録商標)、220(登録商標)、220L(登録商標)および250S(登録商標)の下に販売されているもの、およびShamrock社により名称Cerapure H5-Cの下に販売されているものなどのポリエチレンマイクロワックス、またはMicro Powder社により名称Mattewaxの下に販売されているものなどのポリプロピレンマイクロワックス;ラウルイルリシン、澱粉、窒化ホウ素、塩化ポリビニリデン/アクリロニトリルなどの中空ポリマーマイクロスフェアー、例えばExpancel(登録商標)(Nobel Industrie)、アクリル酸コポリマーの粉体、シリコン樹脂粉体、特にシルセスキオサン粉体(特に特許EP293795に記載されているシリコン樹脂粉体;例えばTosiba製Tospearls(登録商標))、弾性ポリオルガノシロキサン粒子、沈降炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸水素マグネシウム、ヒドロキシアパタイト、中空シリカマイクロスフェアー、ガラスまたはセラミックマイクロカプセル、および8〜22個の炭素原子、好ましくは12〜18個の炭素原子を含む有機カルボン酸から得られる金属石鹸、例えば亜鉛ステアレート、マグネシウムステアレート、リチウムステアレート、亜鉛ラウレートまたはマグネシウムミリステート;硫酸バリウム、およびこれらの混合物を挙げることができる。
好ましい実施形態によれば、本発明による組成物は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)粉体を含むことができる。
フィラーは、組成物の総重量に対して、0.1重量%〜30重量%の範囲の、好ましくは0.5重量%〜20重量%の範囲の、および優先的には0.8重量%〜10重量%の範囲の総含量において本発明による組成物中に存在することができる。
顔料およびフィラーの他に、本発明による組成物の微粉化相は、真珠光沢剤を含むことができる。
用語「真珠光沢剤」は、特に貝殻中のある種の軟体類によって生成される玉虫色の粒子を意味すると理解されるべきであり、これらは、組成物の媒体に不溶性である。
真珠光沢剤は、酸塩化ビスマス、チタンによりまたは酸塩化ビスマスにより被覆されたマイカ、酸化鉄を含むチタンマイカ、特にプルシアンブルー(ferric blue)を含むまたは酸化クロムを含むチタンマイカ、または上述したタイプの有機顔料を含むチタンマイカ、さらにまた酸塩化ビスマスに基づく真珠光沢顔料から選択することができる。
その他の染料
本発明による組成物は、水溶性および脂肪可溶性染料から選択されるその他の染料を含むことができる。
水溶性染料は、例えば、ビート根汁、メチレンブルーおよびカラメルである。
用語「脂肪可溶性染料」は、油などの脂肪物質中に可溶性である有機化合物を一般に意味すると理解されるべきである。
脂肪可溶性染料は、例えば、スーダン赤、D&C Red No 17、D&C Green No 6、β-カロテン、大豆油、スーダンブラウン、D&C Yellow No 11、D&C Violet No 2、D&C Orange No 5、キノリン黄、アンナットーおよびブロモ酸である。
ガレヌス製剤
本発明による組成物は、種々のガレヌス製剤の形態において、特に無水または油中水型エマルジョン、または油性連続相を伴う多重エマルジョンであってよく、およびゲル、クリームまたは懸濁液の形態、コンパクトまたは熱注型形態またはスティックの形態において存在することができる。
本発明による組成物は、特にファンデーション、メークアップ紅またはアイシャドウなどの顔の色を整える製品;口紅、リップ光沢またはリップケア製品などのリップ用製品;隠蔽用製品;ブラッシヤー、マスカラまたはアイライナー;眉毛メークアップ製品、リップペンシルまたはアイペンシル;ネイルワニスまたはネイルケア製品などのネイル製品;身体または髪メークアップ製品(ヘアラッカーまたはマスカラ);顔、首、手または身体用の皮膚ケア保護組成物、特に皮膚を輝かせるためのアンチリンクル、アンチ疲労またはアンチエージング組成物、または加湿または薬用組成物;抗太陽、アフターサンまたは人工日焼け組成物;ヘア組成物、特にヘア染め、ヘアケアまたはヘア衛生用の、スタイリングまたはヘアスタイルを保ちまたはヘアを形作るためのヘア用組成物の、メークアップ組成物の形態であってよい。
その他の通常の化粧品成分
本発明による組成物は、少なくとも1つの他の通常の化粧品成分を含むことができ、これらは、特に抗酸化剤、香料、防腐剤、中和剤、界面活性剤、日焼け止め、ビタミン、湿潤剤、自己日焼け化合物、アンチリンクル活性剤、皮膚軟化剤、親水性または親油性活性剤、遊離ラジカル捕捉剤、デオドラント、金属イオン封鎖剤および皮膜形成剤、およびこれらの混合物から選択することができる。
本発明を以下の実施例において、より詳細に示す。
以下の組成を有するファンデーションを調製した:
手順:
1.一般式(I)の化合物の調製
(X)=95/5の割合の2,4アイソマーと2,6アイソマーの混合物としての50gのトリレンジイソシアネート(TDI)
(Y)=79.6gの2-エチルヘキシルアミン
2.2当量のアミンを有するTHFに溶解したトリレンジイソシアネートの混合物を、アルゴン下での反応により調製する。15から40℃の間で維持した反応媒体温度を有する無水媒体中で不活性雰囲気下で反応を実施する。
平行して、THF中のアミン(Y)の溶液を調製する。反応媒体の温度は、好ましくは40℃を超えるべきではないので、アミンの濃度およびアミン溶液(Y)の添加速度をこの必要条件に調整する。反応媒体を撹拌しつつ、反応進行を赤外分光法(2250〜2280cm-1のNCOバンドの消失)によって監視する。
ジイソシアネートが、完全に反応したら、反応混合物を塩酸により酸性化(pH3に)された水に添加し、得られた沈殿を濾別し、水で数回洗浄し、最後に乾燥させる。白色粉体が得られ、分析(質量分析と合わせてHPLC)の後に、さらに精製することなしに使用される。
次式を有する化合物の混合物の形態の化合物(I)が得られる:
アイソマーのモル比を、1H NMR分光測定及び/またはHPLCにより測定する。NMRスペクトルは予測構造と一致する。得られた製品の混合物は、白色の粉体の形態である。
2.ファンデーション組成物の調製
相A1の化合物を、電磁撹拌しながら約1時間100℃においてビーカー中で溶融させる(相A1)。
相A2の化合物を、Moritz混合機を使用して撹拌しながら80℃において相A1に添加する(相A1+A2)。
相A3の顔料をシクロペンタシロキサン中で、3本ロールを用いて粉砕し、次いで相A3を混合物A1+A2に添加する。
相A4のナイロン(登録商標)粉体を、連続撹拌しながら混合物A1+A2+A3上に振り掛けることによって添加する。
水および防腐剤を別のビーカーに計量する。このビーカーをホットプレート上に置いて電磁撹拌して、防腐剤を水に溶解する。混合物Bを室温に冷却させ、次いでゆっくりと混合物A1+A2+A3+A4中に注いでエマルジョンを形成する。
得られたファンデーションは、クリーム状テキスチャーを有し、これは、皮膚に塗布した場合、滑らかな皮膜を形成する。さらに、壜中の製品を指に取った(または手でこする)後に、壜中の製品の表面はその最初の形状を取り戻す(表面回復)。
以下の組成物を有するファンデーションを調製した。
手順は、また実施例1の手順と同様である。
得られたファンデーションは、クリーム状テキスチャーを有し、これは、皮膚に塗布した場合、滑らかな皮膜を形成する。さらに、壜中の製品を指に取った(または手でこする)後に、壜中の製品の表面はその最初の形状を取り戻す(表面回復)。

Claims (10)

  1. 少なくとも1つの連続液体脂肪相を含み、少なくとも1つの一般式(I):
    [式中、
    -Aは、次式の基であり:
    R'は、直鎖または分枝C1〜C4アルキル基であり、*は一般式(II)の化合物の残部の2つの窒素原子のそれぞれに、基Aが結合する位置を表し、
    -Rは、その炭化水素ベースの鎖が、O、SおよびNから選択された1から3個のヘテロ原子で場合により中断されていてもよい飽和または不飽和、非環式、一分枝C6〜C15アルキル基である]
    の化合物、またはこの塩もしくは異性体;ならびに
    0から5.00(J/cm3)1/2の溶解パラメーターδaを有する、少なくとも1つの非シリコーン油を含む化粧品組成物。
  2. Aによって表される基が、次式
    (R’および*は、請求項1において定義した通りである)
    を有することを特徴とする、請求項1に記載の組成物。
  3. 基Rが一般式CnH2n+1を有し、nが6から15の範囲の整数であることを特徴とする、請求項1または2に記載の組成物。
  4. 基Rが一般式Cm-pH2m+1-2pXpを有し、pが1、2または3に等しく、mが6から15の範囲の整数であり、Xが硫黄及び/または酸素原子、特に酸素原子を表すことを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の組成物。
  5. 基Rが式Cm’H2m’X-(Cp’H2p’X’)r-CxH2x+1を有し、X及びX’が互いに独立に、酸素または硫黄原子、特に酸素であり、rは0または1であり、p’及びxがその合計が6から15の範囲である整数であることを特徴とする、請求項4に記載の組成物。
  6. 少なくとも一つの次式:
    から選択される化合物、及びこれらの塩および異性体を含むことを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の組成物。
  7. 組成物の総重量に対して、2重量%から8重量%の一般式(I)の化合物を含むことを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の組成物。
  8. 一般式(I)の化合物が、液体脂肪相の2重量%未満を占めることを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の組成物。
  9. 0から5.00(J/cm3)1/2の溶解パラメーターδaを有する非シリコーン油が、スクアレン、250から800g/モルの分子量を有するポリイソブチレン、例えばパーリーム油、及びイソエイコサン、並びにそれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1から8のいずれか一項に記載の組成物。
  10. 0から5.00(J/cm3)1/2の溶解パラメーターδaを有する非シリコーン油が、250から3000g/molの範囲の分子量を有するエステル、エーテル、及びカーボネート、並びにそれらの混合物から選択されることを特徴とする、請求項1から9のいずれか一項に記載の組成物。
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