JP2008162655A - 仕切体 - Google Patents

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JP2008162655A JP2006354809A JP2006354809A JP2008162655A JP 2008162655 A JP2008162655 A JP 2008162655A JP 2006354809 A JP2006354809 A JP 2006354809A JP 2006354809 A JP2006354809 A JP 2006354809A JP 2008162655 A JP2008162655 A JP 2008162655A
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Abstract

【課題】仕切数が多くても一枚のシートを折り曲げて形成することができる仕切体を提供する。
【解決手段】底面部2と、底面部2の側縁から上方に立設された側面部3と、この側面部3の側縁から底面部2上に延出する横仕切壁部4とを有し、側面部3は、一方の側縁から上下方向に対して45度の角度をなして他方の側縁に至る折目C2で折り重ねられた、基端側部分3bと先端側部分3aとを有しており、基端側部分3bは底面部2の側縁から上方に延出しており、先端側部分3aの側縁から横仕切壁部4が延出している構造とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ダンボール箱等の箱体内に複数の物品を収納する際、物品間を仕切るために使用される仕切体に関するものである。
従来、仕切数の多い仕切体は、別体として形成された複数の部材を組み立てることにより形成されていた(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2004−42919号公報 特開2004−331160号公報
しかし、従来の仕切体は複数の部材の組み合わせによって形成するため、部品点数が多く、製造、輸送、保管、組立等の作業が煩雑になるという問題点があった。
そこで、本発明の主たる課題は、仕切数が多くても一枚のシートを折り曲げて形成することができる仕切体を提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
なお、本発明における方向を示す語句は、発明を説明する上で便宜上定めたものであり、製品として使用される際の方向を限定するものではない。
<請求項1記載の発明>
一枚のシートが折り曲げられて形成された仕切体であって、
底面部と、底面部の側縁から上方に立設された側面部と、この側面部の側縁から底面部上に延出する横仕切壁部とを有し、
前記側面部は、一方の側縁から上下方向に対して45度の角度をなして他方の側縁に至る折目で折り重ねられた、基端側部分と先端側部分とを有しており、
前記基端側部分は前記底面部の側縁から上方に延出しており、前記横仕切壁部は前記先端側部分の側縁から延出している、
ことを特徴とする仕切体。
(作用効果)
このように、側面部を、一方の側縁から上下方向に対して45度の角度をなして他方の側縁に至る折目で折り重ねられた、基端側部分と先端側部分とで構成し、基端側部分を底面部の側縁から上方に延出させ、横仕切壁部を先端側部分の側縁から延出させると、平面状に展開することができるとともに、展開状態では、横仕切壁部および側面部が底面部の側縁から側方に直線的に延出するため、これらを底面部の側縁に沿って適宜の間隔で増やすだけで容易に仕切数を増加させることができる。よって、仕切数が多くても一枚のシートを折り曲げて形成することができる。また、仕切対象物がビン等のいわゆる壊れ物である場合、底面部がクッションになるという利点ももたらされる。
<請求項2記載の発明>
前記横仕切壁部および側面部が、前記底面部の側縁に沿って所定の間隔で複数形成されており、且つ前記側面部間の間隔が前記横仕切壁部の延出長さより短くされている、請求項1記載の仕切体。
(作用効果)
このように構成することにより、無駄なく且つ容易に、横仕切壁部の数を増加させることができる。
<請求項3記載の発明>
前記底面部は、前記横仕切壁部と交差する方向に沿う部分が上方に折り出されて形成された縦仕切壁部を有する、請求項1または2記載の仕切体。
(作用効果)
このように、底面部の一部を上方に折り出して縦仕切壁部を設けることにより、縦横に多数の仕切を有する格子状の仕切体を、一枚のシートを折り曲げて形成することができる。
<請求項4記載の発明>
前記横仕切壁部における前記縦仕切壁部と交差する位置に、下縁から上下方向中間部までスリット状の切欠が形成され、
前記縦仕切壁部における前記横仕切壁部と交差する位置に、上縁から上下方向中間部までスリット状の切欠が形成されており、
前記縦仕切壁部の切欠と前記横仕切壁部の切欠とが噛み合わされている、請求項3記載の仕切体。
(作用効果)
縦仕切壁部を設ける場合、本項記載のように、横仕切壁部と縦仕切壁部とを各々の切欠をかみ合わせることにより、横仕切壁部と縦仕切壁部とを相互に固定するのが望ましい。
以上のとおり、本発明によれば、仕切数が多くても一枚のシートを折り曲げて形成できるようになる等の利点がもたらされる。
以下、本発明の一実施形態について添付図面を参照しつつ説明する。
図1は組立後の仕切体1の斜視図である。この仕切体1は、長方形状の底面部2と、底面部2の側縁から上方に立設された二等辺三角形状の側面部3と、この側面部3の側縁から底面部2上に延出する長方形状の横仕切壁部4とを有するものである。底面部2の寸法・形状は、仕切体を使用する箱の内寸に合わせるのが好ましい。
展開状態を示す図2及びその要部拡大図である図3を用いてより詳細に説明すると、本仕切体1では、底面部2の第一の側縁2Eから、当該側縁2Eと直交する方向に沿って、側面部3及び横仕切壁部4となる帯状部分34が延出されている。この帯状部分34は、横仕切壁部4の高さ4hに等しい幅34wと、側面部3の高さ3h及び横仕切壁部4の延出長さ4Lの和に等しい長さとを有するものである。帯状部分34の幅34wは、底面部2の寸法や、横仕切壁部4の数により制限されるが、その範囲内では適宜定めることができる。これに対して、帯状部分34の長さ34Lは特に制限が無く、任意に定めることができる。
図示形態では、このような帯状部分34が、底面部2の第一の側縁2Eに沿って所定の間隔34dで複数枚形成されている。この間隔34dは適宜定めることができ、ゼロ(全く無し)でも良いが、組立作業時に帯状部分34相互が引っ掛かるのを防止するために、ゼロより大きくするのが好ましい。また、この間隔34dをあまり広げすぎると、横仕切壁部4を多数(例えば図示のように5枚程度)設けることができなくなるため、横仕切壁部4の延出長さ4Lよりは狭くするのが好ましく、さらにトリム(裁断により発生する廃材)を低減するためには横仕切壁部4の高さ4hよりも狭くするのが好ましい。
帯状部分34は、底面部2側から順に、側面部3となる正方形状の側面構成部分(以下、側面部3と同じ符号を用いる)と、長方形状の横仕切壁部4とを連続して設けたものである。側面構成部分3と底面部2との境界線は谷折目(以下、第1の折目ともいう)C1とされ、側面構成部分3と横仕切壁部4との境界線は山折目(以下、第3の折目ともいう)C3とされ、側面構成部分3における対角線は山折目(上下方向に対して45度の角度をなす折目であり、以下、第2の折目ともいう)C2とされている。この第2の折目C2は谷折目とすることもできる。これらの折目C1〜C3には、必要に応じて罫線加工を施すのが好ましい。また、第2の折目C2における折り易さを高めるために、図示のように第2の折目C2の両端部を適宜の形状(正方形、長方形、三角形等)に切り欠くのが好ましい。なお、この切欠部は図3中に符号3xを付した部分である。横仕切壁部4の延出長さ4Lは、図示例のように組立状態における底面部2の横方向長さ2Lに合わせる等、適宜定めることができる。
一方、底面部2には、組立状態の横仕切壁部4と直交する方向に沿う部分が上方に折り出されて形成された縦仕切壁部5が設けられている。より詳細には、図2に示されるように、底面部2における横方向(第一の側縁と直交する方向)の中間部に、縦仕切壁部5となる縦仕切壁構成部分(以下、縦仕切壁部5と同じ符号を用いる)として、縦仕切壁部5の高さ5hの略二倍に等しい横方向幅5wをもって縦方向両端まで延在する壁面部分が確保されており、この縦仕切壁構成部分5の横方向中央線が山折目C4として180度に折り返されるとともに、壁面部分の両側縁が谷折目C5,C5として90度に折り曲げられることにより、組立状態の横仕切壁部4と直交するように、縦仕切壁部5が立設されようになっている。これらの折目C4,C5には、必要に応じて罫線加工を施すのが好ましい。
さらに、横仕切壁部4における縦仕切壁部5と交差する位置に、下縁から上下方向中間部まで延在するようにスリット状の切欠11が形成されるとともに、縦仕切壁部5における各横仕切壁部4と交差する位置に、上縁から上下方向中間部まで延在するようにスリット状の切欠10が形成されており、縦仕切壁部5の切欠10と横仕切壁部4の切欠11とが噛み合わされている。図示形態のように、縦及び横仕切壁部5,4を同じ高さで底面部2から立設する場合には、縦仕切壁部5の切欠10の上下方向長さ10yと横仕切壁部4の切欠11の上下方向長さ11yとの和を、縦及び横仕切壁部5,4の高さ5h,4h以上となるように設定する。このため、図示形態では、縦及び横仕切壁部5,4の切欠10,11の上下方向長さ10y,11yを、それぞれ縦及び横仕切壁部の5,4の高さ5h,4hの半分にしている。
縦及び横仕切壁部5,4の各切欠10,11の入口部10i,11iは、図示するように角取りしておくのが好ましい。これにより、各切欠10,11の入口部10i,11iの幅が広くなるため、噛み合わせが容易になる。また、縦仕切壁部5における切欠10,10…の幅10wは、横仕切壁部4の厚さと同じか、又はそれよりも若干広い方が好ましい。また、横仕切壁部4の切欠11,11…の幅11wは、縦仕切壁部3の厚さの2倍と同じか、又はそれよりも若干広い方が好ましい。
他方、組立に際しては、例えば次の手順で行うことができる。
(1) 底面部2の各折目C4,C5で折り曲げることにより、縦仕切壁部5を折り出す。
(2) 帯状部分34の側面構成部分3を第1の折目C1で上方に90度谷折りする。
(3) 帯状部分34における第2の折目C2よりも先端側部分3aを、第2の折目C2で180度山折り(又は谷折り)して基端側部分3bに折り重ねる。
(4) 横仕切壁部4を、第3の折目C3(この状態で上下方向に沿う)で90度山折りして、底面部2上に延出させる。
(5) 横仕切壁部4の切欠11を縦仕切壁部5の切欠10に噛み合わせる。
(6) 横仕切壁部5の数だけ、上記(2)〜(5)を繰り返す。
かくして、一枚の平坦なシートを所定形状に打ち抜いて折り曲げることにより、底面部2と、底面部2の側縁2Eから上方に立設された側面部3と、この側面部3の側縁から底面部2上に延出する横仕切壁部4とを有し、側面部3は、一方の側縁から上下方向に対して45度の角度をなして他方の側縁に至る折目C2で折り重ねられた、基端側部分3bと先端側部分3aとを有しており、基端側部分3bは底面部の側縁2Eから上方に延出しており、先端側部分3aの側縁から横仕切壁部4が延出している、仕切体を組み立てることができる。
<他の実施形態>
・シートの素材は、ダンボール、ボール紙等、特に限定なく用いることができる。
・図示しないが、縦仕切壁部5に厚みを持たせる場合、縦仕切壁部5となる部分として、縦仕切壁部5の厚さに等しい横方向幅をもって縦方向両端まで延在する上面部分と、その横方向両側において縦仕切壁部5の高さ5hに等しい横方向幅をもって縦方向両端まで延在する一対の壁面部分とを確保し、上面部分とその両側の壁面部分との境界線をそれぞれ山折目として90度に折り曲げ、壁面部分と底面部との境界線を谷折目として90度に折り曲げることもできる。この場合、縦仕切壁部5は断面が略逆U字状に折り出される。
・上記例では、縦仕切壁部5を底面部の横方向中央に設けているが、これに限定されず、横方向の適宜の位置に設けることができる。また、縦仕切壁部5は複数設けることができる。
・上記例では、縦仕切壁部5と横仕切壁部4とを直交させているが、これに限定されるものではなく、任意の角度で交差させることができる。
・縦仕切壁部5が無くても良く、その場合、横仕切壁部4の下縁に突出部を設けて、この突出部を底面部2に設けた孔に差し込む等により底面部2に係止することができる。
・底面部2、横仕切壁部4、および縦仕切壁部5の形状は、長方形状をなしているが、これに限定されるものではなく、一部または全部を正方形状とするなど、適宜の形状を採用することができる。
・縦及び横仕切壁部5,4には高さの差を設けても良い。特に横仕切壁部4の下縁は底面部2に当接させる必要はなく、底面部2から離間した状態で縦仕切壁部5に固定することもできる。この場合、帯状部分34において側面部構成部分3は正方形ではなく長方形となり、また、第2の折目C2は対角線ではなく、第1の折目C1と第3の折目C3との間において、一方の側縁から上下方向に対して45度の角度をなして他方の側縁に至る折目となる。
本発明は、ダンボール箱等の箱体内に複数の物品を収納する際、物品間を仕切るために使用される仕切体として利用できるものである。
本発明の実施形態の展開図である。 実施形態の組立状態を示す斜視図である。 図1の横仕切壁部の拡大図である。
符号の説明
1…仕切体、2…底部、3…側面部、4…横仕切壁部、5…縦仕切壁部。

Claims (4)

  1. 一枚のシートが折り曲げられて形成された仕切体であって、
    底面部と、底面部の側縁から上方に立設された側面部と、この側面部の側縁から底面部上に延出する横仕切壁部とを有し、
    前記側面部は、一方の側縁から上下方向に対して45度の角度をなして他方の側縁に至る折目で折り重ねられた、基端側部分と先端側部分とを有しており、
    前記基端側部分は前記底面部の側縁から上方に延出しており、前記横仕切壁部は前記先端側部分の側縁から延出している、
    ことを特徴とする仕切体。
  2. 前記横仕切壁部および側面部が、前記底面部の側縁に沿って所定の間隔で複数形成されており、且つ前記側面部間の間隔が前記横仕切壁部の延出長さより短くされている、請求項1記載の仕切体。
  3. 前記底面部は、前記横仕切壁部と交差する方向に沿う部分が上方に折り出されて形成された縦仕切壁部を有する、請求項1または2記載の仕切体。
  4. 前記横仕切壁部における前記縦仕切壁部と交差する位置に、下縁から上下方向中間部までスリット状の切欠が形成され、
    前記縦仕切壁部における前記横仕切壁部と交差する位置に、上縁から上下方向中間部までスリット状の切欠が形成されており、
    前記縦仕切壁部の切欠と前記横仕切壁部の切欠とが噛み合わされている、請求項3記載の仕切体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109720701A (zh) * 2018-12-17 2019-05-07 肖志坚 一种置物板及具有该置物板的包装箱

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