JP2008162469A - 運搬用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で、積載物の移送等の作業と運搬作業の安定性と効率の向上を図ることができる運搬用具を提供する。
【解決手段】積載物を載せる載置部12と、載置部12の一方向に設けられ積載物を移送する移送部12dと、載置部12の移送部12dと反対側に設けられた柄部材14を有する。柄部材14の途中に設けられた切断部16と、切断部16を跨いで両側に取り付けられ柄部材14の先端部分が載置部12と反対側に折り曲げ可能に連結したヒンジ部材17を備える。柄部材14には、切断部16を摺動可能に覆い柄部材14の折り曲げを防止する筒状のスライダ18と、スライダ18に連結された操作部26を備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、手動で操作して人力により推進し、積載物を運搬する運搬用具に関する。
従来、人力で移動させる運搬用具には、土砂等を運搬する手押しの一輪車や、雪を運搬するスノーダンプ等があった。このような運搬用道具は、いずれも積載物を載せる載置部と、前記載置部の側方に設けられた柄部材が設けられている。
例えば、スノーダンプの柄部材は、コの字形であり、地面に対して斜め上方に立設されている。しかし、雪等の積載物の投棄に際して、柄部材を持ち上げて載置部の移送部が低くなるように傾ける過程で、柄部材の握り替えが要求され、しかも角度をつけるには大きく腕を前方に伸ばさなければならず、また力も必要である。このため、投棄作業が面倒で、疲労しやすいものであった。特に、屋根の雪下ろしに使用する際は、軒先から雪を落下させるとき、屋根の軒先付近に立って、外側上方へ柄部材を押して手を伸ばさなければならず、危険であった。
また、一輪車の柄部材は一対の棒体であり、この棒体の先端部が略水平に位置している。しかし、積載物の投棄等のときに、スノーダンプと同様に柄部材を持ち上げて載置部の投棄側が低くなるように傾ける過程で、柄部材の握り替えと力が必要であった。また、グリップの握り替え時に、注意不足や足場が悪かったり、積載物が重かったり、作業員が不慣れであったりする場合、一輪車のバランスが崩れて思わぬ方向へ横転するときがあり、材料の無駄が発生したり、危険な場合もあった。
そこで、このような運搬用具の前方移送作業と運搬作業の安定性と効率の向上を図るため、ハンドグリップの形状を改良したものが、以下の各特許文献に開示されている。特許文献1の工事用手押し一輪車は、握り部の後端を、握り部の下方に向けて後端からアール曲げ部を介して連接し、握り部と平行する第二握り部を設けている。これにより、移送作業時の重心バランス崩れを防止して作業の安全性を向上すると共に、作業疲れを低減する。また、特許文献2の一輪車は、ハンドルの下に新たにハンドルを設けると共に、補助車を設けている。これにより、転倒を防止して作業性を向上させている。また、特許文献3のスノーダンプは、雪積載部と柄部材が回転可能とし、雪積載部のみ前に傾斜して労力を要さず、簡単に雪の投棄を可能としているものである。
実開平6−81862号公報 特開2001−347952号公報 特開平10−37148号公報
上記従来の技術の場合、各運搬用具は、握り部が積載物の投棄等を含む移送に際しての作業を容易にするために工夫してあるが、操作時に柄部の持ち替えや移動が必要であり、持ち替え時にバランスを崩したりするおそれがあった。また、積載物を載置部から移す際に停止位置で安定に移し替えや投棄等の移送ができるものではなかった。
この発明は、上記従来の技術の問題点に鑑みてなされたものであり、簡単な構造で、積載物の移送等の作業と運搬作業の安定性と効率の向上を図ることができる運搬用具を提供することを目的とする。
この発明は、積載物を載せる載置部と、この載置部の一方向に設けられ積載物を移送する移送部と、前記載置部の前記移送部と反対側に設けられた柄部材と、前記柄部材の途中に設けられた切断部と、前記切断部を跨いで両側に取り付けられ前記柄部材の先端部分が前記載置部と反対側に折り曲げ可能に連結したヒンジ部材が設けられた運搬用具である。
この発明の前記運搬用具はスノーダンプであり、前記柄部材には、前記切断部を摺動可能に覆い前記柄部材の折り曲げを防止する筒状のスライダと、前記スライダに連結された操作部と、前記操作部に連結された棒部材と、前記棒部材の先端に連結され前記載置部の前記移送部に回転可能に取り付けられたストッパが設けられ、前記ストッパは積載物を移送する際に、前記操作部の操作とともに前記移送部から起立可能に設けられたものである。
またこの発明の前記運搬用具は一輪車であり、前記柄部材は一対の棒体であり、前記柄部材の先端部が略水平に位置してハンドル部が形成されたものである。さらに、前記載置部の下側の前記移送部側に取り付けられた車輪と、前記載置部の下側の前記柄部材側に取り付けられた一対のキャスタ部材と、前記キャスタ部材に取り付けられた高さ調節機構と、前記ハンドル部の上側面に設けられたキャスタ用レバーと、前記キャスタ用レバーと前記高さ調節機構を連結し前記キャスタ用レバーにより前記高さ調節機構を動かして前記キャスタ部材の高さを調節するワイヤが設けられたものである。
さらに、前記一輪車の車輪に取り付けられたブレーキ部材と、前記ハンドル部の上側面に設けられたブレーキ用レバーと、前記ブレーキ用レバーと前記ブレーキ部材を連結するワイヤが設けられたものである。キャスタ部材とブレーキ部材が設けられる場合、一対のハンドル部のうち一方にキャスタ用レバーが、他方にブレーキ用レバーが設けられても良い。さらに、前記載置部にはターンテーブルが着脱自在に設けられても良い。
本発明の運搬用具は、積載物を効率よく前方に移送し積み替えたり投棄等することができる。また、運搬用具のハンドル部を持ち上げるときに、手を握りかえる必要がなく、バランスを保ち、安全に作業を行うことができる。これにより、運搬作業が容易となり、作業者の疲労を減らし、無駄をなくして事故も防ぐことができる。
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1〜図3はこの発明の第一実施形態を示すもので、この実施形態の運搬用具は、除雪に使用するスノーダンプ10であり、スノーダンプ10には雪や氷を載せる載置部12が設けられている。載置部12は、矩形で平坦な底部12aと、底部12aの一辺から湾曲して立ち上がりながら連続する背面部12bと、背面部12bの両端部から直角に連続し、底部12aに連続する略三角形の側面部12cが設けられている。底部12aの、背面部12bと反対側の側縁部は、雪や氷等の積載物を入れて投棄する移送部12dとなる。
載置部12の背面部12bの両端部付近には、コの字形の柄部材14が取り付けられている。柄部材14を取り付ける向きは、載置部12の底面12aに対して鈍角であり、地面に対して斜め上方に立設されている。柄部材14は、互いに平行な一対の立上部14aと、一対の立上部14aの上端部をほぼ直角に連結するハンドル部14bから成る。そして、柄部材14の一対の立上部14aの途中には、立上部14aの長手方向に対してほぼ平行に切断された切断部16が形成されている。立上部14aの載置部12と反対の側面には、切断部16を跨いで両側に、ヒンジ部材17が取り付けられている。ヒンジ部材17は、立上部14aの先端が、載置部12とは反対側に屈曲可能な向きに取り付けられている。
柄部材14の一対の立上部14aには、切断部16付近に円筒形の第一スライダ18が摺動可能に取り付けられている。第一スライダ18の内径は、立上部14aに摺動可能なゆとりを有する長さであり、また立上部14aが切断部16で折れることを防いで保持する強度を有している。立上部14aには、第一スライダ18の移動を規制する一対の突起20が、切断部16の両側に所定間隔離れて設けられている。立上部14の上側の突起20は、切断部16よりも第一スライダ18の長さの約半分の距離に設け、下側の突起20は、切断部16よりも第一スライダ18の長さよりも少し長い距離に設けられている。
柄部材14の一対の立上部14aには、第一スライダ18よりも上方に第二スライダ22が摺動可能に取り付けられている。第二スライダ22は、第一スライダ18とほぼ同じ形状である。第一スライダ18と第二スライダ22は、細長い連結板24で、回転可能に連結されている。
一対の第二スライダ22には、コの字形の操作部26が設けられて互いに連結されている。さらに、操作部26の各角部付近には、棒部材28が取り付けられている。棒部材28の、操作部26と反対側は、柄部材14の立上部14aに沿って下方に延出し、さらに載置部12の側面部12cの端縁部に沿って延出して、移送部12d近傍に達している。
棒部材28の途中には屈曲部30が設けられ、柄部材14の立上部14aと、載置部12の側面部12cで形成される角部に沿って折り曲げ可能になっている。屈曲部30は棒部材28が切断され、切断された一対の端部の間には柔軟なチューブが設けられて連結されている。そして、チューブの内側にはチェーンやコイルバネが設けられて一対の端部間の力の伝達が可能な状態で連結されている。これにより、一方の棒部材28に加えられる力が、屈曲部30を介して切断された他方の棒部材28に伝達される。また、棒部材28の、屈曲部30よりも上方で、柄部材14の切断部16付近も2本の棒部材28の端部が軸止されて屈曲可能な回動部になっている。
また、載置部12の移送部12dには、ストッパ32が設けられている。ストッパ32は、移送部12dに沿って取り付けられる一定幅の板体や櫛歯、突起等であり、移送部12dに回転可能に取り付けられている。ストッパ32の両端部付近には、棒部材28の端部が、ストッパ32の先端側に回転可能に各々設けられている。柄部材14の立上部14aと、載置部12の側面部12cには、棒部材28の通路に適宜の環状のガイド部34が設けられて、棒部材28が摺動可能に挿通されている。
次に、この実施形態のスノーダンプ10の使用方法について説明する。まず、図1に示す状態で、雪や氷を載置部12に載せて運搬する。このとき、作業者はハンドル部14bと操作部26を一緒に保持することができる。そして、載置部12にのせた雪や氷を所定の場所に捨てるとき、図2に示すように操作部26を、ハンドル部14bから離して下に向かって移動させる。すると、操作部26に連結された棒部材28が載置部12側に押し下げられ、ストッパ32を押して、ストッパ32が載置部12の底部12aからほぼ直角に立ち下がる。ストッパ32は、雪面等に差し込まれ、移送部12dを係止する。このとき、第二スライダ22は操作部26と共に下に移動し、第一スライダ18が下の突起20に当接し、第一スライダ18から切断部16が露出したところで位置決めされる。
次に、図3に示すように柄部材14のハンドル部14bを切断部16で載置部12と反対側に折り曲げる。このとき棒部材28の切断部16付近は、図示しない屈曲可能な軸止部となっているため、ハンドル部14bと共に折り曲げられる。その状態のまま、ハンドル部14bを把持し、ストッパ32を雪面36に差し込んでスノーダンプ10を位置決めし、移送部12dを中心にして押し上げる。これにより載置部12の底部12aは移送部12dが低くなるように傾き、載置部12にのせた雪や氷が滑り落ちて捨てられる。捨てた後は、柄部材14のハンドル部14bと、操作部26を元に戻す。第一スライダ18、第二スライダ22も連動して上に移動し、第一スライダ18が突起20に当接し、元の位置に決められ、切断部16を覆う。これにより、切断部16で立上部14aが折れることがなく、通常の作業を行うことが出来る。
この実施形態のスノーダンプ10によれば、簡単な構造で雪や氷の投棄作業が容易となり、効率よく除雪することができる。ハンドル部14bが、載置部12と反対側に折れ曲がるため、投棄作業の途中でハンドル部14bを握りかえる必要がなく、作業者のバランスを保ち、安全に作業を行うことができる。また、屋根の雪下ろしに使用する際は、屋根の軒先付近に立っても、外側上方に手を伸ばす必要がなく、作業者が屋根から落下する恐れがなく安全である。特に、ストッパ32が雪面に差し込まれるため、投棄作業のときに載置部12が不用意に移動することがなく、載置部12を簡単に起こすことができる。これにより、除雪作業が容易となり、作業者の疲労を減らし、作業効率も向上する。
次に、この発明の第二実施形態について図4、図5に基づいて説明する。この実施形態の運搬用具は、土砂等を運ぶ一輪車38であり、一輪車38は、土砂等の積載物を載せる荷受台である載置部40が設けられている。載置部40は、矩形の皿形であり、底面40aから立ち上がる4側面のうち、一輪車38の進行方向に位置する一枚が底面40aから長く斜め前方に向かって形成されて移送部40bとなり、移送部40bの反対側の一枚は底面40aから上方に向かって短く形成され、その間の側面は台形状に形成されている。
載置部40の、移送部40bと反対側に位置する一対の角部には、柄部材44が各々設けられている。柄部材44は載置部40の底面40aに対して鈍角に取り付けられて地面に対して斜め上方に延出し、柄部材44の先端部分は、略水平に折り曲げられてハンドル部44aとなっている。柄部材44には、載置部40とハンドル部44aの間の一部分に、柄部材44の長手方向に対して平行に切断された切断部46が設けられている。柄部材44の、載置部40と反対の側面には、切断部46を跨いでヒンジ部材48が取り付けられている。ヒンジ部材48は、柄部材44のハンドル部44aが、載置部40と反対側の下方に屈曲可能な向きに取り付けられている。
載置部40の下側には、移送部40b側に車輪42が設けられている。また載置部40の下側の柄部材44側には、V字形に金属材料を折り曲げた支持部50が一対設けられている。支持部50の一端部は、載置部40の底面40aに接続され、他端部は柄部材44の切断部46よりも下の部分に溶接されている。
次に、この実施形態の一輪車38の使用方法について説明する。まず、図4に示す状態で、土砂等を載置部40にのせ運搬する。このとき、作業者はハンドル部44aを保持しながら推進するため、ハンドル部44aには上方に向かって力が加えられているが、切断部46はヒンジ部材48により上方に屈曲しない構造であるため、屈曲することなく円滑に移動することができる。
載置部40に載せた土砂等を移送するときは、図5に示すように、ハンドル部44aを切断部46で載置部40と反対に折り曲げる。そのままハンドル部44aを把持し、車輪42の接地部分を中心にして押し上げる。これにより載置部40の底部40aは移送部40bが低くなるように傾き、載置部40に載せた土砂が滑り落ちて捨てられる。捨てた後は、ハンドル部44aを下げ、元に戻す。
この実施形態の一輪車38によれば、簡単な構造で土砂等の移送作業が容易となり、効率よく運搬作業をすることができる。ハンドル部44aが載置部40と反対側に折れ曲がるため、移送作業の途中でハンドル部44bを握りかえる必要がない。このため一輪車38のバランスを容易に保ち、一輪車38のバランスが崩れて横転する恐れがなく、安定して安全に作業を行い、作業効率も向上する。また、口述する実施形態のように、ブレーキ装置を設けても良い。
次に、この発明の第三実施形態について図6に基づいて説明する。この実施形態の運搬用具も、土砂等を運ぶ一輪車であり、上記実施形態と同様の部材は同一の符号を付して説明を省略する。図6に示す一輪車52は、載置部54の周縁部54bが底面54aに対してほぼ平行に形成されている。そして載置部54の周縁部54bには、着脱自在に上面板55が取り付けられて閉鎖され、上面板55の中央には、回転自在なターンテーブル56が設けられている。
一対の柄部材44のハンドル部44aのうち、作業者が推進する体勢で作業者の左側に位置する一方には、ハンドル部44aの上側面にキャスタ用レバー60が設けられている。そして、載置部54の下方に取り付けられた一対の支持部50には、高さ調整機構を有するキャスタ部材64が各々設けられている。キャスタ用レバー60とキャスタ部材64の間にはチューブ中に配設されたワイヤ62が連結され、キャスタ用レバー60から延出するワイヤ62は左側の柄部材44に沿って下方に延出し、途中で二又に分かれて一対の支持部50に沿って各々下方に延出し、各キャスタ部材64に連結されている。
キャスタ部材64の高さ調整機構として、円筒形の側面部材66が設けられている。側面部材66は挿通方向が略垂直となるように支持部50に溶接等で取り付けられている。側面部材66には、透孔68が形成され、透孔68にはピン取付部材70が設けられている。
側面部材66の内側には、円柱形の軸部材72が設けられている。軸部材72には、長手方向に一列に並ぶ凹部74が複数個形成され、凹部74のいずれかが側面部材66の透孔68に連通する。軸部材72の下端部には、キャスタ76が取り付けられている。ピン取付部材70の内側には、透孔68に連通した凹部74の内側に差し込み、係止される図示しないピンが設けられている。ピンは、凹部74に向かって図示しないコイルバネ等で付勢され、ピンにはワイヤ62の先端が連結されている。ワイヤ62が連結されたキャスタ用レバー60を押し下げると、ワイヤ62が引かれてピンが付勢力に抗して凹部74から引き抜かれ、係止が解除され、軸部材72が側面部材66に対して摺動可能となる。このときキャスタ76の高さ調整が可能となり、適当な高さの凹部74を透孔68に一致させ、キャスタ用レバー60を解除すると係止される。
次に作業者の右側に位置するハンドル部44aには、ハンドル部44aの上側面にブレーキ用レバー78が設けられている。また、載置部54の下側に設けられた一輪車輪42には、ブレーキ部材82が取り付けられている。ブレーキ用レバー78とブレーキ部材82の間にはチューブ中に配設されたワイヤ80が連結され、ブレーキ用レバー78から延出するワイヤ80は右側の柄部材44に沿って下方に延出し、載置部54の下側を通過してブレーキ部材82に連結されている。
次に、この一輪車52の使用方法について説明する。一輪車52は、例えば伐採した樹木等の長尺物を運搬する際に利用可能なものであり、ターンテーブル56に長尺物を載せてロープ等で固定する。キャスタ部材64は、長尺物が安定する高さや角度になるように、キャスタ用レバー60を操作して高さ調整する。例えば、2台の一輪車52で長尺物を運搬中、下り坂の場合は、ブレーキ用レバー78を操作して、一輪車輪52の速度を制御する。また、曲がり角やその他の屈曲した搬送路では、ターンテーブル56を回転させて長尺物に対して一輪車52を路にあわせての向きを変えながら進行させる。そして長尺物を下ろすときは、長尺物の固定を外しターンテーブル56に載せた長尺物を移送する。このとき、一輪車輪42が回転しないようにブレーキレバー78でブレーキ部材82を作動させて固定しても良い。
この一輪車52によれば、ブレーキ部材82が設けられているので、走行中や移送時に安全且つ安定に作業することができる。さらに、ブレーキ用レバー78とキャスタ用レバー60を操作して、一輪車52の速度や角度を調整して、安定した状態で搬送することができる。また、ターンテーブル56が設けられているため、進行方向に対して長尺物の向きにかかわらず一輪車52の向きを自由に変えることができるため、曲がり角や屈曲した搬送路も容易に搬送することができる。しかも、ブレーキ用レバー78とキャスタ用レバー60は、ハンドル部44aの上方に取り付けられているため、作業者がハンドル部44aを保持しながら、推進するときにハンドル部44aに上方に向かって力が加えられても支障がない。
なお、キャスタ部材64の高さ調整機構は、自由に設計可能であり、ハンドル部44aで遠隔操作可能であれば良い。また、ブレーキ用レバー78とキャスタ用レバー60は、取り付け位置が左右逆でも良い。
次に、この発明の第四実施形態の運搬用具である台車84について図7〜図10に基づいて説明する。この実施形態の運搬用具である台車84は、図6に示す一輪車を台車状にしたもので、同様の構造は同一の符号を付して、説明を省略する。この台車84は、平らな載置部86の四隅にパイプ状の取付孔88が設けられ、図10に示すような各種の荷台部90が嵌合される。荷台部90には、位置決め突起92が下方に突設され、位置決め突起92により確実に固定される。
図10(a)、(b)に示す荷台部90は、通常の一輪車と同様のものであり、図10(a)は特にセメント等を運ぶために深く形成されているものであり、図10(b)は比較的浅い荷台部90を有する。また、図10(c)に示すものは、ターンテーブル56を備えたものである。また、図10(d)に示すものは、収納箱94を備えたものであり、上蓋及び四方の側面が開くことができるとなお良い。
また、この発明のキャスタ部材64は、載置部86のハンドル側縁部の中央部に位置して、取付孔が形成された側面部材96に一体に設けられている。側面部材96には、キャスタ支持部材98の中央取付支柱100が嵌合され、高さ調節可能に設けられている。側面部材96は挿通方向が略垂直となるように載置部86に溶接等で取り付けられている。側面部材96には、図9に示すように、透孔102が形成され、透孔102にはピン取付部材104が設けられている。また、側面部材96の内側に挿通された中央取付支柱100には、長手方向に一列に並ぶ凹部106が複数個形成され、凹部106のいずれかが側面部材96の透孔102に連通する。ピン取付部材104の内側には、透孔102に連通した凹部106の内側に差し込まれ係止されるピン108が設けられている。ピン108は、凹部106に向かってコイルバネ110で付勢されている。ピン108は、上記実施形態と同様に、凹部106に向かってコイルバネ110で付勢され、ピン108にはワイヤ62の先端が連結され、上記実施形態と同様に動作する。そして、中央取付支柱100の下端に設けられた水平部材112の両端部下面には、キャスタ76が取り付けられている。
この実施形態の運搬用具である台車84においても上記実施形態と同様の機能を有し、さらに、用途に応じて荷台部90を付け替えることができる。
次に、この発明の第五実施形態について図11に基づいて説明する。この実施形態の運搬用具は、一輪車や台車等のハンドル部44aに横桟112を設けて、手押し車として用いる際の操作性を向上させたものである。横桟112には、ブレーキバー114が設けられ、ブレーキ用レバー78と連動する。これにより、横桟112を押して走行し、必要に応じてブレーキバー114を握ることにより、容易にブレーキをかけることができる。
この発明の運搬用具は、上記各実施の形態に限定されず、各部材の形状や数、配置など、自由に変更可能である。また、スノーダンプと一輪車以外の運搬用具にも使用することができる。また、スノーダンプの棒部材に取り付けられた屈曲部や、一輪車のキャスタ部材の高さ調整機構等は、上記の構造以外に自由に変更可能である。
この発明の第一実施形態の運搬用具であるスノーダンプの斜視図である。 この実施形態のスノーダンプのストッパを起こした状態を示す斜視図である。 この実施形態のスノーダンプのハンドル部を折り曲げた状態を示す斜視図である。 この発明の第二実施形態の運搬用具である一輪車を示す斜視図である。 この実施形態の一輪車のハンドル部を折り曲げた状態を示す斜視図である。 この発明の第三実施形態の運搬用具である一輪車を示す斜視図である。 この発明の第四実施形態の運搬用具である台車を示す斜視図である。 この実施形態の台車のキャスタ部を示す部分破断斜視図である。 この実施形態の台車のキャスタ部の縦断面図である。 この実施形態の台車の荷台部分の変形例を示す断面図である。 この発明の第五実施形態の運搬用具のハンドルを示す斜視図である。
符号の説明
10 スノーダンプ
12 載置部
12d 移送部
14 柄部材
16 切断部
18 第一スライダ
20 突起
22 第二スライダ
24 連結板
26 操作部
28 棒部材
30 屈曲部
32 ストッパ

Claims (5)

  1. 積載物を載せる載置部と、この載置部の一方向に設けられ積載物を移送する移送部と、前記載置部の前記移送部と反対側に設けられた柄部材と、前記柄部材の途中に設けられた切断部と、前記切断部を跨いで両側に取り付けられ前記柄部材の先端部分が前記載置部と反対側に折り曲げ可能に連結したヒンジ部材が設けられたことを特徴とする運搬用具。
  2. 前記運搬用具はスノーダンプであり、前記柄部材には、前記切断部を摺動可能に覆い前記柄部材の折り曲げを防止する筒状のスライダと、前記スライダに連結された操作部と、前記操作部に連結された棒部材と、前記棒部材の先端に連結され前記載置部の前記移送部に回転可能に取り付けられたストッパが設けられ、前記ストッパは積載物を移送する際に、前記操作部の操作とともに前記移送部から起立可能に設けられたことを特徴とする請求項1記載の運搬用具。
  3. 前記運搬用具は一輪車であり、前記柄部材は一対の棒体であり、前記柄部材の先端部が略水平に位置してハンドル部が形成されたことを特徴とする請求項1記載の運搬用具。
  4. 前記載置部の下側の前記移送部側に取り付けられた車輪と、前記載置部の下側の前記柄部材側に取り付けられた一対のキャスタ部材と、前記キャスタ部材に取り付けられた高さ調節機構と、前記ハンドル部の上側面に設けられたキャスタ用レバーと、前記キャスタ用レバーと前記高さ調節機構を連結し前記キャスタ用レバーにより前記高さ調節機構を動かして前記キャスタ部材の高さを調節するワイヤが設けられたことを特徴とする請求項3記載の運搬用具。
  5. 前記一輪車の車輪に取り付けられたブレーキ部材と、前記ハンドル部の上側面に設けられたブレーキ用レバーと、前記ブレーキ用レバーと前記ブレーキ部材を連結するワイヤが設けられたことを特徴とする請求項3記載の運搬用具。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7104290B1 (ja) * 2022-01-24 2022-07-21 好三 山本 多目的運搬トレー

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