JP2008158321A - 防振機能を有する変倍光学系、撮像装置、変倍光学系の変倍方法 - Google Patents

防振機能を有する変倍光学系、撮像装置、変倍光学系の変倍方法 Download PDF

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Abstract

【課題】高変倍比を有し、良好な光学性能を持ちながら、振動や手ブレなどによる撮影画像のブレを補正する防振機能を有する変倍光学系、撮像装置、変倍光学系の変倍方法の提供を目的とする。
【解決手段】物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群G1と、正の屈折力を持つ第2レンズ群G2と、負の屈折力を持つ第3レンズ群G3と、正の屈折力を持つ第4レンズ群G4を有し、広角端から望遠端まで変倍を行う際に、前記第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が変化し、前記第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が変化し、前記第3レンズ群G3の少なくとも一部を防振レンズ群として光軸と直交する方向にシフトさせることによって画像ブレ発生時の像面補正を行い、前記防振レンズ群は少なくとも1つ以上の非球面を有し、さらに所定の条件式を満足する。
【選択図】図1

Description

本発明は、防振機能を有する変倍光学系に関し、特に、写真用カメラや電子スチルカメラ、ビデオカメラ等に適した防振機能を有する変倍光学系、撮像装置、変倍光学系の変倍方法に関する。
従来、防振機能を有する変倍光学系が提案されている(例えば、特許文献1、および2)。
特開2004−61910号公報 特開平11−174329号公報
しかしながら、従来の防振機能を有する変倍光学系は変倍比が2倍程度であるため、高変倍比の要求を十分に満足できるものでは無いという問題があった。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、防振機能、高変倍比を有する良好な光学性能を持った変倍光学系、撮像装置、変倍光学系の変倍方法の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群と、正の屈折力を持つ第2レンズ群と、負の屈折力を持つ第3レンズ群と、正の屈折力を持つ第4レンズ群を有し、広角端状態から望遠端状態まで変倍を行う際に、前記第2レンズ群と第3レンズ群との間隔が変化し、前記第3レンズ群と第4レンズ群との間隔が変化するようにレンズ群が移動し、前記第3レンズ群の少なくとも一部を光軸と直交方向にシフトさせることで像ブレ発生時の像面補正を行う防振レンズ群とし、前記防振レンズ群は、少なくとも1つ以上の非球面を有し、下記の条件式(1)、および(2)を満足することを特徴とする防振機能を有する変倍光学系を提供する。
(1)1.20 < f2/fw < 2.50
(2)−2.10 < f3/fw <−0.80
ただし、
f2:前記第2レンズ群の焦点距離
f3:前記第3レンズ群の焦点距離
fw:広角端状態での全系の焦点距離
また、本発明は、本発明に係る防振機能を有する変倍光学系を備えた撮像装置を提供する。
また、本発明は、物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群と、正の屈折力を持つ第2レンズ群と、負の屈折力を持つ第3レンズ群と、正の屈折力を持つ第4レンズ群を含む防振機能を有する変倍光学系の変倍方法において、
広角端状態から望遠端状態まで変倍を行う際に、前記第2レンズ群と第3レンズ群との間隔が変化し、前記第3レンズ群と第4レンズ群との間隔が変化するようにレンズ群が移動し、前記第3レンズ群の少なくとも一部を光軸と直交方向にシフトさせることで像ブレ発生時の像面補正を行う防振レンズ群とし、前記防振レンズ群は少なくとも1つ以上の非球面を有し、下記の条件式(1)、(2)を満足することを特徴とする防振機能を有する変倍光学系の変倍方法を提供する。
(1) 1.20 < f2/fw < 2.50
(2) −2.10 < f3/fw <−0.80
ただし、
f2:第2レンズ群の焦点距離
f3:第3レンズ群の焦点距離
fw:広角端での焦点距離
本発明によれば、防振機能、高変倍比を有する良好な光学性能を持った変倍光学系、撮像装置、変倍光学系の変倍方法を提供することができる。
以下、本願の実施形態に係る防振機能を有する変倍光学系について説明する。
本実施形態に係る防振機能を有する変倍光学系は、物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群と、正の屈折力を持つ第2レンズ群と、負の屈折力を持つ第3レンズ群と、正の屈折力を持つ第4レンズ群を有し、広角端状態から望遠端状態まで変倍を行う際に、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔が変化し、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔が変化するようにレンズ群が移動し、前記第3レンズ群の少なくとも一部を光軸と直交方向にシフトさせることで像ブレ発生時の像面補正を行う防振レンズ群とし、前記防振レンズ群は少なくとも1つ以上の非球面を有し、下記の条件式(1)、および(2)を満足することを特徴とする。
(1) 1.20 < f2/fw < 2.50
(2) −2.10 < f3/fw <−0.80
ただし、
f2:前記第2レンズ群の焦点距離
f3:前記第3レンズ群の焦点距離
fw:広角端状態における全系の焦点距離
条件式(1)は、第2レンズ群の屈折力を規定したものであり、これによって、所定の変倍比を効果的に確保し、良好な光学性能を確保しながら、防振時にも良好な光学性能を実現している。
条件式(1)の下限値を下回ると第2レンズ群の屈折力が強くなりすぎ、防振時の偏心収差、すなわちコマ収差または非点収差が悪化してしまう。また、条件式(1)の上限値を超えると第2レンズ群の屈折力が弱くなりすぎ、変倍時に各群の移動量が増加し、広角端状態から望遠端状態までの変倍の際に、像面湾曲収差や色収差の補正が困難になる。なお、本願の効果を確実にするためには、条件式(1)の上限値を1.80にすることが望ましい。また、本願の効果を確実にするためには、条件式(1)の下限値を1.30にすることが望ましい。
条件式(2)は第3レンズ群の屈折力を規定したものであり、これにより、所定の変倍比を効果的に確保しつつ、防振時にも良好な光学性能を実現している。
条件式(2)の下限値を下回ると第3レンズ群の屈折力が弱くなり過ぎて、変倍時の第3レンズ群の移動量が増加するので、変倍時の像面湾曲収差の変動が大きくなり、この補正が困難になる。また、条件式(2)の上限値を超えると第3レンズ群の屈折力が強くなり過ぎて、防振時の偏心収差、特に球面収差が悪化してしまう。なお、本発明の効果をさらに確実にするためには、条件式(2)の下限値を−1.50にすることが望ましい。
また、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔が増大し、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔が減少することにより、高変倍比を達成することができ、変倍時の球面収差の変動を少なくすることができるので好ましい。
また、前記第3レンズ群中の少なくとも1つの非球面は、近軸曲率半径を有する球面に比べて光軸から周辺に向かって正の屈折力が強くなるか、あるいは負の屈折力が弱くなるように形成された形状で、さらに以下の条件式を満足することを特徴とする。
(3) 0.00001<|ASPd0.5|/(H/2)<0.01
(4) 0.0001<|ASPd1.0|/(H/2)<0.01
(5) |ASPd0.5|/|ASPd1.0|<1
ただし、Hは非球面レンズの有効径、ASPd0.5は非球面有効径の5割の高さにおける近軸曲率半径と非球面形状との偏差量、ASPd1.0は非球面有効径の10割の高さにおける近軸曲率半径と非球面形状との偏差量を示す。
条件式(3)、(4)、(5)は、防振レンズ群である第3レンズ群を光軸と直交方向に移動した際の結像性能の劣化を小さく抑える為の非球面形状を規定する。条件式(3)及び条件式(4)の下限値を越えると非球面の補正効果を発揮出来ず、諸収差補正の為にレンズ枚数が増加し望ましくない。または、コマ収差が悪化するので望ましくない。条件式(3)及び条件式(4)の上限値を越えると球面収差など諸収差の補正が過剰になりすぎ、同時に防振レンズを移動させた際の結像性能の劣化をまねく。また、前記非球面は近軸曲率半径を有する球面に比べて光軸から周辺に向かって正の屈折力が徐々に強くなるか、あるいは負の屈折力が弱くなるように形成された構成によって、防振用レンズが移動の際、軸上光束及び軸外光束の諸収差を効率良く補正できる。条件式(5)の上限値を越えると防振レンズを移動させる際に防振レンズ群内で球面収差、およびコマ収差の高次の収差が発生し、移動後の結像性能の劣化を招く事となる。
また、本防振機能を有する変倍光学系では、第3レンズ群に接合レンズを有することが望ましい。このような構成にすることで、防振時の倍率色収差を良好に保つことができる。
また、本防振機能を有する変倍光学系では、前記第1レンズ群は少なくとも1つの非球面を有し、3枚以下のレンズで構成されていることが望ましい。このような構成にする事でレンズ全長を短縮させ、かつ像面湾曲を良好に補正できる。
また、本防振機能を有する変倍光学系では、前記第1レンズ群の最も物体側のレンズは像側面に非球面を配した負レンズで構成されていることが望ましい。このような構成にする事で像面湾曲と広角側のコマ収差を良好に補正できる。
また、本防振機能を有する変倍光学系では、前記第4レンズ群は3枚以下のレンズで構成され、少なくとも1つの非球面を有していることが望ましい。このような構成にする事でレンズ全長を短縮させ、かつコマ収差を良好に補正できる。
また、本防振機能を有する変倍光学系では、前記第2レンズ群から第4レンズ群の各群に少なくとも1つの接合レンズを有することが望ましい。このような構成にする事で変倍時に発生する色収差、特に倍率色収差を良好に保つことができる。
また、本防振機能を有する変倍光学系では、最も像面側のレンズ面が像面に向かって凸面となることが望ましい。このような構成にすることで、像面湾曲が良好に補正され、像面からの反射光によるゴーストを軽減することが可能となる。
また、前記第3レンズ群の近傍に開口絞りを配置することで球面収差等の諸収差が良好に補正できる。
また、前記開口絞りは、広角端状態から望遠端状態への変倍を行う際に、前記第3レンズ群と一体に移動することで、変倍時に球面収差等の諸収差の変動を少なくすることができる。
以下、各数値実施例に係る防振機能を有する変倍光学系を添付図面に基づいて説明する。
(第1実施例)
図1は、第1実施例に係る防振機能を有する変倍光学系の広角端状態におけるレンズ構成を示す断面図である。
第1実施例に係る防振機能を有する変倍光学系は、図1に示すように、物体側より順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群G1、正の屈折力を持つ第2レンズ群G2、開口絞りSP、負の屈折力を持つ第3レンズ群G3、正の屈折力を持つ第4レンズ群G4で構成されている。
第1レンズ群G1は、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、両凹形状の負レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとからなり、最も物体側の負メニスカスレンズは像面I側のガラスレンズ面に樹脂層を設けて非球面を形成した非球面レンズである。
第2レンズ群G2は、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸形状の正レンズとの接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとからなる。
第3レンズ群G3は、物体側より順に、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズと両凹形状の負レンズとの接合レンズからなる。
第4レンズ群G4は、物体側より順に、両凸形状の正レンズと、両凸形状の正レンズと像面I側に凸面を向けた負メニスカスレンズとの接合レンズとからなる。
開口絞りSPは、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間に配置され、広角端状態から望遠端状態への変倍の際に、第3レンズ群G3と共に移動する。
広角端状態から望遠端状態への変倍の際に、第1レンズ群G1は像面Iに向かって凸の軌跡で移動し、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4は物体側に移動する。
また、本実施例に係る防振機能を有する変倍光学系では、第3レンズ群G3を光軸と直交する方向にシフトさせることで撮影画像のブレを補正している。
また、変倍光学系全系の焦点距離がfで、防振係数(手ブレ補正時の防振レンズ群の移動量に対する結像面I上での像の移動量の比)をKとするとき、角度θの回転ブレを補正するには、手ブレ補正用のレンズ群を(f・tanθ)/Kだけ光軸と直交方向に移動させればよい。本第1実施例の広角端状態において、防振係数Kは1.155であり、焦点距離は18.7(mm)であるので、0.731°の回転ブレを補正するための第3レンズ群の移動量は0.207(mm)である。本実施例の望遠端状態において、防振係数Kは1.845であり、焦点距離は53.3(mm)であるので、0.433°の回転ブレを補正するための第3レンズ群の移動量は0.218(mm)である。
以下の表1に、第1実施例に係る防振機能を有する変倍光学系の諸元値を示す。
[全体諸元]において、fは焦点距離、FNOはFナンバー、Wは広角端状態、Mは中間焦点距離状態、Tは望遠端状態を表す。[レンズデータ]において、第1列Nは物体側から数えたレンズ面の順番、第2列rはレンズ面の曲率半径、第3列dはレンズ面の間隔、第4列νdはd線(波長λ=587.6nm)に対するアッベ数、第5列ndはd線(波長λ=587.6nm)に対する屈折率を表す。また、r=0.000は平面を表し、Bfはバックフォーカスを示し、空気の屈折率nd=1.0000は、その記載を省略する。
[非球面データ]には、面番号N、非球面の形状を次式で表した場合の非球面係数、円錐定数を表す。
x=(h2/r)/[1+{1−κ(h/r)21/2]+C4h4+C6h6+C8h8+C10h10+C12h12
なお、xは、面の頂点を基準としたときの光軸からの高さhの位置での光軸方向の変位であり、κは円錐定数、C4、C6、C8、C10、C12は非球面係数であり、rは基準球面の曲率半径(近軸曲率半径)である。なお、「E−n」は「×10−n」を示し、例えば、「1.234E−05」は「1.234×10−5」を示す。[可変間隔データ]には、焦点距離fと、可変間隔の値を示す。[条件式対応値]は、各条件式の対応値を示す。
なお、以下の全ての実施例の諸元値において、掲載されている焦点距離f、曲率半径r、面間隔d、その他の長さ等は、特記のない場合一般に「mm」が使われるが、光学系は、比例拡大又は比例縮小しても同等の光学性能が得られるので、これに限られるものではない。また、単位は「mm」に限定されること無く他の適当な単位を用いることもできる。さらに、これらの記号の説明は、以降の各実施例の諸元値においても同様とし、重複した説明を省略する。
(表1)
[全体諸元]
W T
f= 18.7 53.3
FNO= 3.70 5.88
[レンズデータ]
N r d νd nd
1) 109.000 1.90 64.12 1.5168
2) 15.000 0.17 38.09 1.5539
3) 12.800 10.40
4) -95.070 1.70 61.18 1.5891
5) 36.608 0.40
6) 28.725 3.40 27.51 1.7552
7) 100.883 D7
8) 31.555 1.10 23.78 1.8467
9) 17.803 4.30 59.4 1.5400
10) -35.066 0.10
11) 23.456 2.30 70.45 1.4875
12) 56.371 D12
13) 0.000 2.60 開口絞りSP
14) -46.798 3.00 32.35 1.8503
15) -11.046 0.90 46.63 1.8160
16) 69.497 D16
17) 2543.571 3.20 64.12 1.5168
18) -25.206 0.10
19) 188.439 5.00 70.45 1.4875
20) -16.411 1.40 32.35 1.8503
21) -39.355 Bf

[非球面データ]
N= 3面
κ= 0
C4= 3.0295E-05
C6= 4.4581E-08
C8= 3.8221E-10
C10= -1.7489E-12
C12= 6.8147E-15
N= 14面
有効径H= 6.00
κ= 13.8934
C4= -2.9312E-05
C6= 2.4670E-08
C8= 0.0000E+00
C10= 0.0000E+00
C12= 0.0000E+00
N= 16面
有効径H= 6.49
κ= 12.5281
C4= -6.1184E-06
C6= -3.5034E-08
C8= 0.0000E+00
C10= 0.0000E+00
C12= 0.0000E+00

[可変間隔データ]
W M T
D7 31.87 9.65 2.18
D12 2.60 7.96 12.19
D16 16.54 11.18 6.95
Bf 37.67 54.02 72.46
[条件式対応値]
(1):f2/fW= 1.49
(2):f3/fW= -1.60
(3):|ASPd0.5|/(H/2)= 0.000307 (14面)
= 0.000391(16面)
(4):|ASPd1.0|/(H/2)= 0.00527 (14面)
= 0.00677 (16面)
(5):|ASPd0.5|/|ASPd1.0|= 0.058
図2は、第1実施例に係る防振機能を有する変倍光学系の無限遠合焦時の広角端状態における収差図を示し、(a)は画像ブレ補正をおこなわない状態での諸収差図を、(b)は画像ブレ補正をおこなった時のメリディオナル横収差図を示す。図3は、第1実施例に係る防振機能を有する変倍光学系の無限遠合焦時の中間焦点距離状態での諸収差図を示す。図4は、第1実施例に係る防振機能を有する変倍光学系の無限遠合焦時の望遠端状態における収差図を示し、(a)は画像ブレ補正をおこなわない状態での諸収差図を、(b)は画像ブレ補正をおこなった時のメリディオナル横収差図を示す。
各収差図においてFNOはFナンバー、Yは像高、dはd線(波長λ=587.6nm)、およびgはg線(波長λ=435.8nm)をそれぞれ示す。なお、これらの符号は、以降の他の実施例においても同様であり、重複する説明を省略する。
各諸収差図より第1実施例に係る防振機能を有する変倍光学系は、広角端状態から望遠端状態にわたって諸収差を良好に補正し、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第2実施例)
図5は、第2実施例に係る防振機能を有する変倍光学系の広角端状態におけるレンズ構成を示す断面図である。
第2実施例に係る防振機能を有する変倍光学系は、図7に示すように、物体側より順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群G1、正の屈折力を持つ第2レンズ群G2、開口絞りSP、負の屈折力を持つ第3レンズ群G3、正の屈折力を持つ第4レンズ群G4で構成されている。
第1レンズ群G1は、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、両凹形状の負レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとからなり、最も物体側の負メニスカスレンズは像面I側のガラスレンズ面に樹脂層を設けて非球面を形成した非球面レンズである。
第2レンズ群G2は、物体側より順に、両凸形状の正レンズと、両凸形状の正レンズと両凹形状の負レンズとの接合レンズとからなる。
第3レンズ群G3は、物体側より順に、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズと両凹形状の負レンズとの接合レンズからなる。
第4レンズ群G4は、両凸形状の正レンズと像面I側に凸面を向けた負メニスカスレンズとの接合レンズからなり、接合レンズは物体側のガラスレンズ面に樹脂層を設けて非球面を形成した非球面レンズである。
開口絞りSPは、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間に位置し、広角端状態Wから望遠端状態Tへの変倍の際に、第3レンズ群G3と共に移動する。
広角端状態Wから望遠端状態Tへの変倍の際、第1レンズ群G1は像面Iに向かって凸の軌跡で移動し、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4は物体側に移動する。
また、変倍光学系全系の焦点距離がfで、防振係数(手ブレ補正時の防振レンズ群の移動量に対する結像面I上での像の移動量の比)をKとするとき、角度θの回転ブレを補正するには、手ブレ補正用のレンズ群を(f・tanθ)/Kだけ光軸と直交方向に移動させればよい。本第2実施例の広角端状態において、防振係数Kは1.024であり、焦点距離は19.0(mm)であるので、0.725°の回転ブレを補正するための第3レンズ群の移動量は0.234(mm)である。本実施例の望遠端状態において、防振係数Kは1.785であり、焦点距離は54.0(mm)であるので、0.430°の回転ブレを補正するための第3レンズ群の移動量は0.227(mm)である。
以下の表2に、第2実施例に係る防振機能を有する変倍光学系の諸元値を示す。
(表2)
[全体諸元]
W T
f= 19.0 54.0
FNO= 3.65 5.88
[レンズデータ]
N r d νd nd
1) 110.000 1.70 64.12 1.5168
2) 17.200 0.10 38.09 1.5539
3) 14.913 9.50
4) -97.315 1.00 64.12 1.5168
5) 36.219 1.00
6) 33.516 2.90 27.51 1.7552
7) 114.806 D7
8) 35.379 3.00 64.12 1.5168
9) -40.809 0.10
10) 25.811 3.50 64.12 1.5168
11) -29.800 1.00 35.04 1.7495
12) 82.862 D12
13) 0.000 1.78 開口絞りSP
14) -46.332 2.00 32.35 1.8503
15) -14.027 1.00 46.58 1.8040
16) 62.280 D16
17) 69.419 0.07 38.09 1.5539
18) 69.419 5.50 65.47 1.6030
19) -14.809 1.50 25.43 1.8052
20) -22.287 Bf
[非球面データ]
N= 3面
κ= 0
C4= 1.6377E-05
C6= 2.4342E-08
C8= -1.5364E-11
C10= 2.1684E-13
N= 16面
有効径H= 5.56
κ= 17.882
C4= -1.1191E-05
C6= 0.0000E+00
C8= 0.0000E+00
C10= 0.0000E+00
N= 17面
κ= 32.566
C4= -3.2797E-05
C6= -6.0249E-08
C8= 9.8569E-10
C10= -1.0180E-11
[可変間隔データ]
W M T
D7 28.74 9.04 1.72
D12 3.64 9.50 15.34
D16 12.59 6.73 0.89
Bf 39.37 51.65 68.44
[条件式対応値]
(1):f2/fW= 1.52
(2):f3/fW= -1.88
(3):|ASPd0.5|/(H/2)= 0.0000492
(4):|ASPd1.0|/(H/2)= 0.000604
(5):|ASPd0.5|/|ASPd1.0|= 0.081
図6は、第2実施例に係る防振機能を有する変倍光学系の無限遠合焦時の広角端状態における収差図を示し、(a)は画像ブレ補正をおこなわない状態での諸収差図を、(b)は画像ブレ補正をおこなった時のメリディオナル横収差図を示す。図7は、第2実施例に係る防振機能を有する変倍光学系の無限遠合焦時の中間焦点距離状態での諸収差図を示す。図8は、第2実施例に係る防振機能を有する変倍光学系の無限遠合焦時の望遠端状態における収差図を示し、(a)は画像ブレ補正をおこなわない状態での諸収差図を、(b)は画像ブレ補正をおこなった時のメリディオナル横収差図を示す。
各諸収差図より第2実施例に係る防振機能を有する変倍光学系は、広角端状態から望遠端状態にわたって諸収差を良好に補正し、優れた結像性能を有していることがわかる。
(第3実施例)
図9は、第3実施例に係る防振機能を有する変倍光学系の広角端状態におけるレンズ構成を示す断面図である。
第3実施例に係る防振機能を有する変倍光学系は、図9に示すように、物体側より順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群G1、正の屈折力を持つ第2レンズ群G2、開口絞りSP、負の屈折力を持つ第3レンズ群G3、正の屈折力を持つ第4レンズ群G4で構成されている。
第1レンズ群G1は、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと、両凹形状の負レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとからなり、最も物体側の負メニスカスレンズは像面I側のガラスレンズ面に樹脂層を設けて非球面を形成した非球面レンズである。
第2レンズ群G2は、物体側より順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸形状の正レンズとの接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズとからなる。
第3レンズ群G3は、物体側より順に、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズと両凹形状の負レンズとの接合レンズからなる。
第4レンズ群G4は、物体側より順に、両凸形状の正レンズと、両凸形状の正レンズと像面I側に凸面を向けた負メニスカスレンズとの接合レンズとからなる。
開口絞りSPは、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間に配置され、広角端状態から望遠端状態への変倍の際に、第3レンズ群G3と共に移動する。
広角端状態から望遠端状態への変倍の際に、第1レンズ群G1は像面Iに向かって凸の軌跡で移動し、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3、第4レンズ群G4は物体側に移動する。
また、本実施例に係る防振機能を有する変倍光学系では、第3レンズ群G3を光軸と直交する方向にシフトさせることで撮影画像のブレを補正している。
また、変倍光学系全系の焦点距離がfで、防振係数(手ブレ補正時の防振レンズ群の移動量に対する結像面I上での像の移動量の比)をKとするとき、角度θの回転ブレを補正するには、手ブレ補正用のレンズ群を(f・tanθ)/Kだけ光軸と直交方向に移動させればよい。本第3実施例の広角端状態において、防振係数Kは1.162であり、焦点距離は18.5(mm)であるので、0.734°の回転ブレを補正するための第3レンズ群の移動量は0.204(mm)である。本実施例の望遠端状態において、防振係数Kは2.037であり、焦点距離は53.5(mm)であるので、0.432°の回転ブレを補正するための第3レンズ群の移動量は0.198(mm)である。
以下の表3に、第3実施例に係る防振機能を有する変倍光学系の諸元値を示す。
(表3)
[全体諸元]
W T
f= 18.5 53.5
FNO= 3.6 5.8
[レンズデータ]
N r d νd nd
1) 116.280 1.9 58.9 1.51823
2) 16.299 0.2 38.09 1.55389
3) 13.699 10.0
4) -713.443 1.3 64.12 1.51680
5) 32.842 1.2
6) 26.928 2.9 27.51 1.75520
7) 55.608 D7
8) 26.524 1.0 27.51 1.75520
9) 15.327 4.1 64.12 1.51680
10) -59.620 0.1
11) 25.800 2.2 64.12 1.51680
12) 82.059 D12
13> 0.000 2.6 開口絞りSP
14) -38.072 2.1 28.69 1.79504
15) -13.274 1.4 50.24 1.71999
16) 63.523 D16
18) 253.480 3.0 64.12 1.51680
19) -22.683 0.2
20) 135.687 3.7 64.12 1.51680
21) -18.552 1.0 28.69 1.79504
22) -70.947 Bf
[非球面データ]
N= 3面
κ= 0
C4= 2.3519E-05
C6= 4.6561E-08
C8= -1.0850E-10
C10= 6.4207E-13
N= 14面
有効径H= 6.11
κ= 0
C4= -9.0304E-07
C6= -6.8311E-09
C8= 0.00E+00
C10= 0.00E+00
N= 18面
κ= 1
C4= -9.1652E-06
C6= -3.3073E-08
C8= 2.4437E-10
C10= 1.3217E-13
[可変間隔データ]
W M T
D7 32.98 20.45 1.20
D12 1.89 3.84 10.08
D16 12.20 10.26 4.01
Bf 37.79 42.86 69.35
[条件式対応値]
(1):f2/fW= 1.55
(2):f3/fW= -2.04
(3):|ASPd0.5|/(H/2)= 0.0000373
(4):|ASPd1.0|/(H/2)= 0.000517
(5):|ASPd0.5|/|ASPd1.0|= 0.072
図10は、第3実施例に係る防振機能を有する変倍光学系の無限遠合焦時の広角端状態における収差図を示し、(a)は画像ブレ補正をおこなわない状態での諸収差図を、(b)は画像ブレ補正をおこなった時のメリディオナル横収差図を示す。図11は、第3実施例に係る防振機能を有する変倍光学系の無限遠合焦時の中間焦点距離状態での諸収差図を示す。図12は、第3実施例に係る防振機能を有する変倍光学系の無限遠合焦時の望遠端状態における収差図を示し、(a)は画像ブレ補正をおこなわない状態での諸収差図を、(b)は画像ブレ補正をおこなった時のメリディオナル横収差図を示す。
各諸収差図より第3実施例に係る防振機能を有する変倍光学系は、広角端状態から望遠端状態にわたって諸収差を良好に補正し、優れた結像性能を有していることがわかる。
以上の各実施例によれば、高変倍比を有しながら、振動や手ブレなどによる撮影画像のブレを補正することができ、良好な光学性能を持った防振機能を備えた変倍光学系を提供することができる。
なお、本防振機能を有する変倍光学系の数値実施例として4群構成のものを示したが、本変倍光学系の群構成はこれに限られず、5群等の他の群構成にも適用可能である。
また、本防振機能を有する変倍光学系において、無限遠物体から近距離物体への合焦を行うために、レンズ群の一部、1つのレンズ群、又は複数のレンズ群を合焦レンズ群として光軸方向へ移動させる構成としてもよい。この合焦レンズ群は、オートフォーカスに適用することも可能であり、オートフォーカス用のモータ、例えば超音波モータ等による駆動にも適している。なお、本変倍光学系においては、特に第1レンズ群全体又はその一部を合焦レンズ群とすることが好ましい。
また、上記各実施例では、第3レンズ群G3の全体又は一部を防振レンズ群として光軸に垂直な方向にシフトさせる変倍光学系を例示しているが、他のレンズ群全体又はその一部、特に第2レンズ群G2や第4レンズ群を防振レンズ群とすることもできる。
また、本防振機能を有する変倍光学系を構成するレンズのレンズ面を非球面としてもよい。この非球面は、研削加工による非球面、ガラスを型で非球面形状に成型したガラスモールド非球面、又はガラス面に設けた樹脂を非球面形状に形成した複合型非球面のいずれでもよい。
また、本防振機能を有する変倍光学系を構成するレンズのレンズ面に、広い波長域で高い透過率を有する反射防止膜を施してもよい。これにより、フレアやゴーストを軽減し、高コントラストで高い光学性能を達成することができる。
以下、本願にかかる防振機能を有するズームレンズを搭載した撮像装置(一眼レフカメラ)に関し説明する。
図13は、上述した本実施例に係る防振機能を有するズームレンズを搭載した撮像装置(一眼レフカメラ)の概略構成図である。
図13において、不図示の被写体からの光は、上述した防振機能を有するズームレンズ11で集光され、クイックリターンミラー12で反射されて焦点板13に結像される。焦点板13に結像された被写体像は、ペンタプリズム14で複数回反射されて接眼レンズ15を介して撮影者に正立像として観察可能に構成されている。
撮影者は、不図示のレリーズ釦を半押ししながら接眼レンズ15を介して被写体像を観察して撮影構図を決めた後、レリーズ釦を全押しする。レリーズ釦を全押しした時、クイックリターンミラー12が上方に跳ね上げられ被写体からの光は撮像素子16で受光され撮影画像が取得され、不図示のメモリに記録される。
レリーズ釦を全押しした時、撮像装置(一眼レフカメラ)10に内蔵されているセンサー17(例えば、角度センサーなど)でカメラ10の傾きが検出されてCPU18に伝達され、CPU18で回転ブレ量が検出され手ブレ補正用レンズ群を光軸に直交方向に駆動するレンズ駆動手段19が駆動され、手ブレ発生時の撮像素子16上における像ブレが補正される。このようにして、上述した防振機能を有するズームレンズ11を具備する撮像装置10が構成されている。
なお、上記各実施例は本発明の一具体例を示しているものであり、本発明はこれらに限定されるものではない。
第1実施例に係る防振機能を有する変倍光学系の広角端状態におけるレンズ構成を示す断面図である。 第1実施例に係る防振機能を有する変倍光学系の無限遠合焦時の広角端状態における収差図を示し、(a)は画像ブレ補正をおこなわない状態での諸収差図を、(b)は画像ブレ補正をおこなった時のメリディオナル横収差図を示す。 第1実施例に係る防振機能を有する変倍光学系の無限遠合焦時の中間焦点距離状態での諸収差図を示す。 第1実施例に係る防振機能を有する変倍光学系の無限遠合焦時の望遠端状態における収差図を示し、(a)は画像ブレ補正をおこなわない状態での諸収差図を、(b)は画像ブレ補正をおこなった時のメリディオナル横収差図を示す。 第2実施例に係る防振機能を有する変倍光学系の広角端状態におけるレンズ構成を示す断面図である。 第2実施例に係る防振機能を有する変倍光学系の無限遠合焦時の広角端状態における収差図を示し、(a)は画像ブレ補正をおこなわない状態での諸収差図を、(b)は画像ブレ補正をおこなった時のメリディオナル横収差図を示す。 第2実施例に係る防振機能を有する変倍光学系の無限遠合焦時の中間焦点距離状態での諸収差図を示す。 第2実施例に係る防振機能を有する変倍光学系の無限遠合焦時の望遠端状態における収差図を示し、(a)は画像ブレ補正をおこなわない状態での諸収差図を、(b)は画像ブレ補正をおこなった時のメリディオナル横収差図を示す。 第3実施例に係る防振機能を有する変倍光学系の広角端状態におけるレンズ構成を示す断面図である。 第3実施例に係る防振機能を有する変倍光学系の無限遠合焦時の広角端状態における収差図を示し、(a)は画像ブレ補正をおこなわない状態での諸収差図を、(b)は画像ブレ補正をおこなった時のメリディオナル横収差図を示す。 第3実施例に係る防振機能を有する変倍光学系の無限遠合焦時の中間焦点距離状態での諸収差図を示す。 第3実施例に係る防振機能を有する変倍光学系の無限遠合焦時の望遠端状態における収差図を示し、(a)は画像ブレ補正をおこなわない状態での諸収差図を、(b)は画像ブレ補正をおこなった時のメリディオナル横収差図を示す。 本防振機能を有する変倍光学系を備えた撮像装置(カメラ)の概略構成図である。
符号の説明
10: 撮像装置(カメラ)
11: 防振機能を有する変倍光学系(ズームレンズ)
12: クイックリターンミラー
13: 焦点板
14: ペンタプリズム
15: 接眼レンズ
16: 撮像素子
17: センサー(角度センサー)
18: CPU
19: レンズ駆動手段
G1: 第1レンズ群
G2: 第2レンズ群
G3: 第3レンズ群
G4: 第4レンズ群
SP: 開口絞り
I: 像面

Claims (11)

  1. 物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群と、正の屈折力を持つ第2レンズ群と、負の屈折力を持つ第3レンズ群と、正の屈折力を持つ第4レンズ群を有し、広角端状態から望遠端状態まで変倍を行う際に、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔が変化し、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔が変化するようにレンズ群が移動し、前記第3レンズ群の少なくとも一部を光軸と直交方向にシフトさせることで像ブレ発生時の像面補正を行う防振レンズ群とし、前記防振レンズ群は少なくとも1つ以上の非球面を有し、下記の条件式を満足することを特徴とする防振機能を有する変倍光学系。
    1.20 < f2/fw < 2.50
    −2.10 < f3/fw <−0.80
    ただし、
    f2:第2レンズ群の焦点距離
    f3:第3レンズ群の焦点距離
    fw:広角端での焦点距離
  2. 前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔が増大し、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔が減少することを特徴とする請求項1記載の防振機能を有する変倍光学系。
  3. 前記第3レンズ群中の少なくとも1つの非球面は近軸曲率半径を有する球面に比べて光軸から周辺に向かって正の屈折率が強くなるか、あるいは負の屈折力が弱くなるように形成された形状をもち、以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2記載の防振機能を有する変倍光学系。
    0.00001<|ASPd0.5|/(H/2)<0.01
    0.0001<|ASPd1.0|/(H/2)<0.01
    |ASPd0.5|/|ASPd1.0|<1
    ただし、Hは非球面レンズの有効径、ASPd0.5は非球面有効径の5割の高さにおける近軸曲率半径と非球面形状との偏差量、ASPd1.0は非球面有効径の10割の高さにおける近軸曲率半径と非球面形状との偏差量を示す。
  4. 前記第3レンズ群は、接合レンズを有することを特徴とした請求項1から3のいずれか一項に記載の防振機能を有する変倍光学系。
  5. 前記第1レンズ群は、3枚以下のレンズで構成され、少なくとも1つ以上の非球面を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の防振機能を有する変倍光学系。
  6. 前記第1レンズ群の最も物体側のレンズは、像側面に非球面を配した負レンズで構成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の防振機能を有する変倍光学系。
  7. 前記第4レンズ群は、3枚以下のレンズで構成され、少なくとも1つの非球面を有することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の防振機能を有する変倍光学系。
  8. 前記第2レンズ群から前記第4レンズ群の各群は、少なくとも1つの接合レンズを有することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の防振機能を有する変倍光学系。
  9. 最も像面側のレンズ面は、像面に向かって凸面であることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の防振機能を有する変倍光学系。
  10. 請求項1から9のいずれか一項に記載の防振機能を有する変倍光学系を備えたことを特徴とする撮像装置。
  11. 物体側から順に、負の屈折力を持つ第1レンズ群と、正の屈折力を持つ第2レンズ群と、負の屈折力を持つ第3レンズ群と、正の屈折力を持つ第4レンズ群を含む防振機能を有する変倍光学系の変倍方法において、
    広角端状態から望遠端状態まで変倍を行う際に、前記第2レンズ群と第3レンズ群との間隔が変化し、前記第3レンズ群と第4レンズ群との間隔が変化するようにレンズ群が移動し、
    前記第3レンズ群の少なくとも一部を光軸と直交方向にシフトさせることで像ブレ発生時の像面補正を行う防振レンズ群とし、前記防振レンズ群は少なくとも1つ以上の非球面を有し、下記の条件式を満足することを特徴とする防振機能を有する変倍光学系の変倍方法。
    1.20 < f2/fw < 2.50
    −2.10 < f3/fw <−0.80
    ただし、
    f2:第2レンズ群の焦点距離
    f3:第3レンズ群の焦点距離
    fw:広角端での焦点距離
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