JP2008157796A - 回転速度検出装置付き車輪用軸受装置 - Google Patents

回転速度検出装置付き車輪用軸受装置 Download PDF

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Abstract

【課題】組立作業性を改善すると共に、検出部に異物が侵入するのを防止し、信頼性を向上させた回転速度検出装置付き車輪用軸受装置を提供する。
【解決手段】内輪回転タイプの回転速度検出装置付き車輪用軸受装置において、センサホルダ10が、耐食性を有する鋼板製のカバー11と、回転速度センサ14が包埋され、この出力が取り出されるハーネス21が結線された合成樹脂製の保持部12とを備え、カバー11が、外方部材5の端部に外嵌される円筒状の嵌合部11aと、これから径方向内方に延びる鍔部11bと、さらに径方向内方に延びる底部11cとからなり、この底部11cの径方向下部にドレーン24が形成されると共に、保持部12が底部11cの径方向外方の一箇所に、路面垂直方向に対して30〜90°の範囲に傾斜して配設され、ハーネス21がこの保持部12からカバー11の接線方向に延びて結線されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車等の車輪を回転自在に支承すると共に、この車輪の回転速度を検出する回転速度検出装置が内蔵された回転速度検出装置付き車輪用軸受装置に関するものである。
自動車の車輪を懸架装置に対して回転自在に支承すると共に、アンチロックブレーキシステム(ABS)を制御し、車輪の回転速度を検出する回転速度検出装置が内蔵された回転速度検出装置付き車輪用軸受装置が一般的に知られている。従来、このような車輪用軸受装置は、転動体を介して転接する内方部材および外方部材の間にシール装置が設けられ、円周方向に磁極を交互に並べてなる磁気エンコーダを前記シール装置に一体化させると共に、磁気エンコーダと、この磁気エンコーダに対面配置され、車輪の回転に伴う磁気エンコーダの磁極変化を検出する回転速度センサとで回転速度検出装置が構成されている。
前記回転速度センサは、懸架装置を構成するナックルに車輪用軸受装置が装着された後、当該ナックルに装着されているものが一般的である。しかし、この回転速度センサと磁気エンコーダとのエアギャップの調整作業の煩雑さを解消すると共に、よりコンパクト化を狙って、最近では回転速度センサをも軸受に内蔵した回転速度検出装置付き車輪用軸受装置が提案されている。
このような回転速度検出装置付き車輪用軸受装置の一例として図9に示すような構造が知られている。この回転速度検出装置は、内輪50に外嵌されたエンコーダ51と、これに対向して外方部材52の端部に装着されたセンサホルダ53と、これに装着され、エンコーダ51に所定のエアギャップを介して対峙する回転速度センサ54とを備えている。エンコーダ51はシール56を構成するスリンガ57の側面に接合されている。
シール56は、断面略L字状に形成されたスリンガ57と、このスリンガ57に対向して外方部材52装着され、断面略L字状に形成された環状のシール板58とからなる。スリンガ57は、内輪50に外嵌された円筒部57aと、この円筒部57aから径方向外方に延びる立板部57bとからなる。一方、シール板58は、外方部材52の端部に内嵌される芯金59と、この芯金59に加硫接着されたシール部材60とからなる。このシール部材60はゴム等のエラストマからなり、スリンガ57の立板部57bに摺接するサイドリップ60aと、円筒部57aに摺接するグリースリップ60bおよび中間リップ60cとからなる。
センサホルダ53は、外方部材52に外嵌された鋼板製のカバー55と、このカバー55の底部55cに結合された合成樹脂製の保持部61とからなり、この保持部61に回転速度センサ54が包埋されている。カバー55は、外方部材52の外嵌された円筒状の嵌合部55aと、この嵌合部55aから径方向内方に延びる鍔部55bと、この鍔部55bから軸方向に延びる底部55cとからなる。
回転速度センサ54の出力はハーネス62によって取り出され、図示しないABSの制御器に送られる。ハーネス62は、保持部61に設けられた取出し口63を介して結線されると共に、取出し口63は、外側継手部材64の外周面の傾斜角βよりも大きく設定された傾斜角αに形成されている。
これにより、ハーネス62が垂れ下がって外側継手部材64と干渉するのを防止することができるので、ハーネス62の垂れ下がりを止めるためのクリップが最小限で済むと共に、ハーネス62自体も過度に曲げる必要がなくなり、内部配線への悪影響を防止して信頼性を一段と向上させることができる。したがって、簡単な構成でハーネス62の固定作業を簡便化でき、組立の作業性を向上させてコスト低減を図ることができる。
特開2006−145418号公報
然しながら、こうした従来の回転速度検出装置付き車輪用軸受装置では、取出し口63を傾斜させてハーネス62が外側継手部材64に干渉しないようにしているが、これでは、外側継手部材64の形状が制約されるだけでなく、自動車メーカの組立ラインにおいて、図示しないナックルに車輪用軸受装置を組み立てる際、ハーネス62を一旦ナックルの内径に通し、取出し口63がナックルに干渉しないように注意を払う必要があった。こうしたハーネス62の固定作業は煩雑で熟練を要し、組立作業性を低下させてコスト高騰を招く要因となるため、さらなる改善が求められていた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、組立の作業性を改善すると共に、検出部に異物が侵入するのを防止し、信頼性を向上させた回転速度検出装置付き車輪用軸受装置を提供することを目的としている。
係る目的を達成すべく、本発明のうち請求項1記載の発明は、外周にナックルに取り付けられるための車体取付フランジを一体に有し、内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪からなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、この内方部材および前記外方部材の両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体と、前記外方部材の端部に装着され、前記車輪の回転速度を検出する回転速度センサが配設されたセンサホルダと、前記内輪に外嵌され、前記回転速度センサに所定のエアギャップを介して対峙されたエンコーダとを備えた回転速度検出装置付き車輪用軸受装置において、前記センサホルダが、耐食性を有する鋼板製のカバーと、前記回転速度センサが包埋され、この回転速度センサの出力が取り出されるハーネスが結線された合成樹脂製の保持部とを備え、前記カバーが、前記外方部材の端部に外嵌される円筒状の嵌合部と、この嵌合部から径方向内方に延び、前記外方部材の端面に密着される鍔部と、この鍔部からさらに径方向内方に延びる底部とからなり、全体として円環状に形成されると共に、前記保持部が、前記底部の径方向外方の一箇所に、路面垂直方向に対して所定の角度傾斜して配設され、前記ハーネスがこの保持部から前記カバーの接線方向に延びて結線されている。
このように、内輪回転タイプの回転速度検出装置付き車輪用軸受装置において、センサホルダが、耐食性を有する鋼板製のカバーと、回転速度センサが包埋され、この回転速度センサの出力が取り出されるハーネスが結線された合成樹脂製の保持部とを備え、カバーが、外方部材の端部に外嵌される円筒状の嵌合部と、この嵌合部から径方向内方に延び、外方部材の端面に密着される鍔部と、この鍔部からさらに径方向内方に延びる底部とからなり、全体として円環状に形成されると共に、保持部が、底部の径方向外方の一箇所に、路面垂直方向に対して所定の角度傾斜して配設され、ハーネスがこの保持部からカバーの接線方向に延びて結線されているので、ハーネスがナックルの外径側へ取り出し易くなって組立の作業性が向上すると共に、検出部に異物が侵入するのを防止し、信頼性を向上させた回転速度検出装置付き車輪用軸受装置を提供することができる。
好ましくは、請求項2に記載の発明のように、前記傾斜角が路面垂直方向に対して30〜90°の範囲に設定されていれば、保持部に対してハーネスを過度に曲げることによりて屈曲角度が大きくなって内部配線への悪影響が生じるのを防止すると共に、ハーネス自体の長さが必要以上に長くなり、組立作業が煩雑となって作業性が低下するのを防止することができる。
また、請求項3に記載の発明のように、前記底部の径方向下部にドレーンが形成されていれば、例えカバー内に外部から雨水等の異物が浸入したとしても、異物がカバー内を流動落下し、底部の径方向下部から異物を排出させることができる。
好ましくは、請求項4に記載の発明のように、前記ドレーンが、前記カバーの鍔部よりも内径側に形成されると共に、当該ドレーンの内径側の位置が、エンコーダの外径よりも外径側に位置するように設定されていれば、エンコーダがこのドレーンを介して外部に露出することがないので、エンコーダに外部から小石等が直接衝突して破損するのを防止することができる。
また、請求項5に記載の発明のように、前記カバーの内径が外側継手部材と所定の径方向すきまを介して対向するラビリンスシールを構成していれば、外部からカバー内に雨水等の異物が浸入するのを防止して信頼性を向上させることができる。
本発明に係る回転速度検出装置付き車輪用軸受装置は、外周にナックルに取り付けられるための車体取付フランジを一体に有し、内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪からなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、この内方部材および前記外方部材の両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体と、前記外方部材の端部に装着され、前記車輪の回転速度を検出する回転速度センサが配設されたセンサホルダと、前記内輪に外嵌され、前記回転速度センサに所定のエアギャップを介して対峙されたエンコーダとを備えた回転速度検出装置付き車輪用軸受装置において、前記センサホルダが、耐食性を有する鋼板製のカバーと、前記回転速度センサが包埋され、この回転速度センサの出力が取り出されるハーネスが結線された合成樹脂製の保持部とを備え、前記カバーが、前記外方部材の端部に外嵌される円筒状の嵌合部と、この嵌合部から径方向内方に延び、前記外方部材の端面に密着される鍔部と、この鍔部からさらに径方向内方に延びる底部とからなり、全体として円環状に形成されると共に、前記保持部が、前記底部の径方向外方の一箇所に、路面垂直方向に対して所定の角度傾斜して配設され、前記ハーネスがこの保持部から前記カバーの接線方向に延びて結線されているので、ハーネスがナックルの外径側へ取り出し易くなって組立の作業性が向上すると共に、検出部に異物が侵入するのを防止し、信頼性を向上させた回転速度検出装置付き車輪用軸受装置を提供することができる。
外周にナックルに取り付けられるための車体取付フランジを一体に有し、内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に前記複列の外側転走面に対向する一方の内側転走面と、この内側転走面から軸方向に延びる円筒状の小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入され、外周に前記複列の外側転走面に対向する他方の内側転走面が形成された内輪からなる内方部材と、この内方部材および前記外方部材の両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体と、前記外方部材の端部に装着され、前記車輪の回転速度を検出する回転速度センサが配設されたセンサホルダと、前記内輪に外嵌され、前記回転速度センサに所定のエアギャップを介して対峙されたエンコーダとを備えた回転速度検出装置付き車輪用軸受装置において、前記センサホルダが、耐食性を有する鋼板製のカバーと、前記回転速度センサが包埋され、この回転速度センサの出力が取り出されるハーネスが結線された合成樹脂製の保持部とを備え、前記カバーが、前記外方部材の端部に外嵌される円筒状の嵌合部と、この嵌合部から径方向内方に延び、前記外方部材の端面に密着される鍔部と、この鍔部からさらに径方向内方に延びる底部とからなり、この底部の径方向下部にドレーンが形成されると共に、前記保持部が、前記底部の径方向外方の一箇所に、路面垂直方向に対して30〜90°の範囲に傾斜して配設され、前記ハーネスがこの保持部から前記カバーの接線方向に延びて結線されている。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る回転速度検出装置付き車輪用軸受装置の第1の実施形態を示す縦断面図、図2は、図1の側面図、図3は、図1の要部拡大図、図4(a)は、図1のカバーを示す正面図、(b)は、(a)の変形例を示す正面図、図5(a)は、図1のドレーンを示す要部拡大図、(b)は、(a)の側面図である。なお、以下の説明では、車両に組み付けた状態で車両の外側寄りとなる側をアウター側(図面左側)、中央寄り側をインナー側(図面右側)という。
この回転速度検出装置付き車輪用軸受装置は駆動輪用の第3世代と称され、ハブ輪1と内輪2からなる内方部材3と、この内方部材3に複列の転動体(ボール)4、4を介して外挿された外方部材5とを備えている。
ハブ輪1は、アウター側の端部に車輪(図示せず)を取り付けるための車輪取付フランジ6を一体に有し、この車輪取付フランジ6の円周等配位置にハブボルト6aが植設されている。また、外周にはアウター側(一方)の内側転走面1aと、この内側転走面1aから軸方向に延びる円筒状の小径段部1bが形成され、内周にはトルク伝達用のセレーション(またはスプライン)1cが形成されている。ハブ輪1の小径段部1bには外周にインナー側(他方)の内側転走面2aが形成された内輪2が所定のシメシロを介して圧入固定されている。
外方部材5はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼からなり、外周にナックル(図示せず)に取り付けるための車体取付フランジ5bを一体に有し、内周には前記内方部材3の複列の内側転走面1a、2aに対向する複列の外側転走面5a、5aが一体に形成されている。これら外側転走面5a、5aは高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理が施されている。この外方部材5の外側転走面5a、5aと、これらに対向する複列の内側転走面1a、2a間には複列の転動体4、4がそれぞれ収容され、保持器7、7によって転動自在に保持されている。また、外方部材5の端部にはシール8、9が装着され、軸受内部に封入された潤滑グリースの漏洩と、外部から軸受内部に雨水やダスト等が侵入するのを防止している。
ハブ輪1はS53C等の炭素0.40〜0.80wt%を含む中高炭素鋼からなり、アウター側のシール8が摺接するシールランド部6bから内側転走面1aおよび小径段部1bに亙って高周波焼入れによって表面硬さを58〜64HRCの範囲に硬化処理が施されている。これにより、車輪取付フランジ6の基部となるシールランド部6bの耐摩耗性が向上するばかりでなく、内輪2の嵌合面となる小径段部1bのフレッティングが抑制されると共に、車輪取付フランジ6に負荷される回転曲げ荷重に対して充分な機械的強度を有し、ハブ輪1の耐久性が向上する。
本実施形態では、センサホルダ10が外方部材5の端部に装着されている。このセンサホルダ10は、カップ状に形成されたカバー11と、このカバー11に結合された保持部12とからなる。カバー11は外方部材5の外周に圧入される円筒状の嵌合部11aと、この嵌合部11aから径方向内方に延び、外方部材5の端面に密着する鍔部11bと、この鍔部11bからさらに径方向内方に延びる底部11cとからなり、全体として円環状に形成されている。
このように、鍔部11bを外方部材5の端面に密着させた状態で、嵌合部11aが外方部材5の端部に外嵌されているので、センサホルダ10が外方部材5に対して容易に、かつ正確に位置決め固定することができ、車輪の回転速度を精度良く検出することができる。このカバー11は、耐食性を有するステンレス鋼板等をプレス加工にて形成されている。特に、カバー11が、後述する回転速度センサ14の感知性能に悪影響を及ぼさないように、非磁性体の鋼鈑、例えば、オーステナイト系ステンレス鋼鈑(JIS規格のSUS304系等)で形成されるのが好ましい。
カバー11における底部11cの径方向外方の一箇所には、回転速度センサ14が包埋された保持部12が結合されている。この保持部12は合成樹脂からなり、底部11cに形成された後述する固定部13に装着されている。
回転速度センサ14は、ホール素子、磁気抵抗素子(MR素子)等、磁束の流れ方向に応じて特性を変化させる磁気検出素子と、この磁気検出素子の出力波形を整える波形成形回路が組み込まれたICとからなる。
一方、図3に拡大して示すように、保持部12と軸方向に対向するように内輪2の外径にスリンガ15が圧入されている。このスリンガ15は、インナー側のシール9を構成し、内輪2に圧入される円筒部15aと、この円筒部15aから径方向外方に延びる立板部15bとからなる。なお、このスリンガ15は、強磁性体の鋼鈑、例えば、フェライト系のステンレス鋼鈑(JIS規格のSUS430系等)や、防錆処理された冷間圧延鋼鈑(JIS規格のSPCC系等)からプレス加工によって断面略L字状に形成されている。スリンガ15における立板部15bのインナー側の側面には、ゴム等のエラストマにフェライト等の磁性体粉が混入された磁気エンコーダ16が一体に加硫接着されている。この磁気エンコーダ16は、周方向に交互に磁極N、Sが着磁され、車輪の回転速度検出用のロータリエンコーダを構成している。
インナー側のシール9は、前記スリンガ15と、このスリンガ15に対向して外方部材5に装着され、断面略L字状に形成された環状のシール板17とからなる。このシール板17は、外方部材5の端部に内嵌される円筒部18aと、この円筒部18aの一端から径方向内方に延びる立板部18bとからなる芯金18と、この芯金18に加硫接着されたシール部材19とからなる。芯金18は、オーステナイト系ステンレス鋼鈑(JIS規格のSUS304系等)、あるいは、防錆処理された冷間圧延鋼鈑(JIS規格のSPCC系等)からプレス加工にて形成されている。
シール部材19はゴム等の弾性部材からなり、前記スリンガ15の立板部15bに摺接するサイドリップ19aと、円筒部15aに摺接するグリースリップ19bおよび中間リップ19cとからなる。また、スリンガ15における立板部15bの外縁は、芯金18の円筒部18aと僅かな径方向すきまを介して対峙してラビリンスシール20を構成している。
本実施形態では、インナー側のシール9とセンサホルダ10とが軸方向に対向配置され、シール9を構成するスリンガ15に磁気エンコーダ16が一体接合されると共に、センサホルダ10を構成する保持部12に回転速度センサ14が包埋され、この回転速度センサ14が、磁気エンコーダ16に軸方向すきま(エアギャップ)を介して対向配置されている。そして、図2に示すように、回転速度センサ14の出力がハーネス21によって取り出され、図示しないABSの制御器に送られる。なお、保持部12は、路面垂直方向に対して30〜90°の範囲に配設され、ハーネス21はこの保持部12からカバー11の接線方向に延び、回転速度センサ14に結線されている。これにより、ハーネス21がナックルの外径側へ取り出し易くなって組立の作業性が向上する。
ここで、カバー11に結合される保持部12の傾斜角θが路面垂直方向を基準に30°より小さくなれば、ハーネス21を過度に曲げてナックルの外径側へ取り出すことになり、保持部12に対してハーネス21の屈曲角度が大きくなる。これでは、内部配線への悪影響が生じて信頼性を損なう恐れがあり好ましくない。一方、傾斜角θが90°を超えると、ハーネス21自体の長さが必要以上に長くなり、組立作業が煩雑となって作業性が低下するだけでなく、ハーネス21がナックルや他の周辺部品に干渉し易くなるため、信頼性が低下する。
また、図4(a)に示すように、カバー11における底部11cの径方向外方の一箇所に固定部13が形成され、この固定部13に保持部12が結合されている。固定部13は、嵌合部11aと底部11cから軸方向に一部突出した箱形に形成されている。そして、保持部12が嵌挿される矩形の切欠き部22と、固定用の穴23が2つ穿設されている。保持部12はこの切欠き部22からその一部が嵌挿され、保持部12に形成された突起を固定用の穴23に係合させ、外側から加締めることによってカバー11に固定されている。これにより、ガタなく簡便に保持部12をカバーに結合することができる。なお、固定用の穴23は2つに限らず、例えば、1個でも、また3個以上であっても良い。
ここでは、底部11cの径方向下部にまゆ形のドレーン24が形成されている。これにより、例えカバー11内に外部から雨水等の異物が浸入したとしても、異物がカバー11内を流動落下し、底部11cの径方向下部から異物を排出させることができる。このドレーン24としてまゆ形を例示したが、これに限らず、例えば、円孔であっても良いし、矩形状の孔であっても良い。
ここで、このドレーン24は、図5に示すように、カバー11の鍔部11bよりも内径側に形成されている。そして、ドレーン14の内径側の位置が、磁気エンコーダ16の外径よりも外径側に位置するように形成されるのが好ましい。これにより、磁気エンコーダ16がこのドレーン24を介して外部に露出することがないので、磁気エンコーダ16に外部から小石等が直接衝突して破損するのを防止することができる。さらに、カバー11の内径が等速自在継手を構成する外側継手部材34の外周と僅かな径方向すきまを介して対向し、ラビリンスシール35が形成されている。これにより、外部からカバー11内に雨水等の異物が浸入するのを防止して信頼性を向上させることができる。
本実施形態では、このような簡単な構成のカバー11に保持部12が結合されているので、ハーネス21の固定作業を簡便化でき、組立の作業性を向上させてコスト低減を図ることができると共に、検出部に異物が侵入するのを防止し、信頼性を向上させた回転速度検出装置付き車輪用軸受装置を提供することができる。
図4(b)に示すカバー25は、前述したカバー11の変形例である。なお、前述したカバー11と同一機能を有する部位には同じ符号を付して重複した説明を避ける。このカバー25における底部11cの径方向外方の一箇所に保持部12が結合される固定部26が形成されている。この固定部26は、底部11cから軸方向に一部突出して形成され、保持部12が嵌挿される切欠き部27と、固定用の穴23が2つ穿設されている。保持部12はこの切欠き部27からその一部が嵌挿され、保持部12に形成された突起を固定用の穴23に係合させ、外側から加締めることによってカバー25に固定される。
なお、ここでは回転速度検出装置として、磁気エンコーダ16と、ホール素子等の磁気検出素子からなる回転速度センサ14とからなるアクティブタイプの回転速度検出装置を例示したが、本発明に係る回転速度検出装置はこれに限らず、例えば、磁気エンコーダと、磁石と巻回された環状のコイル等からなるパッシブタイプであっても良い。
図6は、本発明に係る回転速度検出装置付き車輪用軸受装置の第2の実施形態を示す縦断面図、図7は、図6のセンサホルダを示す正面図、図8(a)は、図6のカバーを示す正面図、(b)は、(a)の変形例を示す正面図である。なお、この実施形態は、前述した第1の実施形態と基本的にはセンサホルダの構成が異なるのみで、その他同一部品同一部位あるいは同一機能を有する部品部位には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施形態では、前述した実施形態と同様、センサホルダ28が外方部材5の端部に装着されている。このセンサホルダ28は、カップ状に形成されたカバー29と、このカバー29に結合された保持部30とからなる。カバー29は外方部材5の外周に圧入される円筒状の嵌合部29aと、この嵌合部29aから径方向内方に延び、外方部材5の端面に密着する鍔部29bと、この鍔部29bからさらに径方向内方に延びる底部29cとからなり、全体として円環状に形成されている。
このように、鍔部29bを外方部材5の端面に密着させた状態で、嵌合部29aが外方部材5の端部に外嵌されているので、センサホルダ28が外方部材5に対して容易に、かつ正確に位置決め固定することができ、車輪の回転速度を精度良く検出することができる。このカバー29は、耐食性を有するステンレス鋼板、特に、回転速度センサ14の感知性能に悪影響を及ぼさないように、非磁性体の鋼鈑、例えば、オーステナイト系ステンレス鋼鈑(JIS規格のSUS304系等)等をプレス加工にて形成されている。
カバー29における底部29cの径方向外方の一箇所には、回転速度センサ14が包埋された保持部30が結合されている。この保持部30は合成樹脂からなり、底部29cに形成された後述する固定部31に装着されている。
本実施形態では、前述した実施形態と同様、図7に示すように、回転速度センサ14の出力がハーネス21によって取り出され、図示しないABSの制御器に送られる。なお、保持部30は、路面垂直方向に対して所定角度(θ=30〜90°)傾斜して配設され、ハーネス21は保持部30からカバー29の接線方向に延び、回転速度センサ14に結線されている。
ここで、図8(a)に示すように、カバー29における底部29cの径方向外方の一箇所に固定部31が形成され、この固定部31に保持部30が結合されている。固定部31は、鍔部29bと底部29cから軸方向に一部突出して箱形に形成されている。そして、保持部30が嵌挿される矩形の切欠き部22と、固定用の穴23が2つ穿設されている。保持部30はこの切欠き部22からその一部が嵌挿され、保持部30に形成された突起を固定用の穴23に係合させ、内側から加締めることによってカバー29に固定されている。なお、保持部30は、カバー29における嵌合部29aと固定部31との間に形成される径方向の段差によって正確、かつ簡便に位置決めすることができる。
図8(b)に示すカバー32は、前述したカバー29の変形例である。なお、前述したカバー29と同一機能を有する部位には同じ符号を付して重複した説明を避ける。このカバー32における底部29cの径方向外方の一箇所に保持部30が結合される固定部33が形成されている。この固定部33は、底部29cから軸方向に一部突出して箱形に形成されると共に、保持部30が嵌挿される切欠き部27と、固定用の穴23が2つ穿設されている。保持部30はこの切欠き部27からその一部が嵌挿され、保持部30に形成された突起を固定用の穴23に係合させ、内側から加締めることによってカバー33に固定される。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、あくまで例示であって、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、さらに種々なる形態で実施し得ることは勿論のことであり、本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲に記載の均等の意味、および範囲内のすべての変更を含む。
本発明に係る回転速度検出装置付き車輪用軸受装置は、内輪回転構造においてあらゆるタイプの回転速度検出装置が内蔵された車輪用軸受装置に適用することができる。
本発明に係る車輪用軸受装置の第1の実施形態を示す縦断面図である。 同上、側面図である。 図1の要部拡大図である。 (a)は、図2のカバーを示す正面図である。 (b)は、(a)の変形例を示す正面図である。 (a)は、図1の要部拡大図である。 (b)は、(a)の側面図である。 本発明に係る車輪用軸受装置の第2の実施形態を示す縦断面図である。 同上、センサホルダを示す正面図である。 (a)は、図7のカバーを示す正面図である。 (b)は、(a)の変形例を示す正面図である。 従来の回転速度検出装置付き車輪用軸受装置を示す要部拡大図である。
符号の説明
1・・・・・・・・・・・・ハブ輪
1a、2a・・・・・・・・内側転走面
1b・・・・・・・・・・・小径段部
1c・・・・・・・・・・・セレーション
2・・・・・・・・・・・・内輪
3・・・・・・・・・・・・内方部材
4・・・・・・・・・・・・転動体
5・・・・・・・・・・・・外方部材
5a・・・・・・・・・・・外側転走面
5b・・・・・・・・・・・車体取付フランジ
6・・・・・・・・・・・・車輪取付フランジ
6a・・・・・・・・・・・ハブボルト
6b・・・・・・・・・・・シールランド部
7・・・・・・・・・・・・保持器
8・・・・・・・・・・・・アウター側のシール
9・・・・・・・・・・・・インナー側のシール
10、28・・・・・・・・センサホルダ
11、25、29、32・・カバー
11a、29a・・・・・・嵌合部
11b、29b・・・・・・鍔部
11c、29c・・・・・・底部
12、30・・・・・・・・保持部
13、26、31、33・・固定部
14・・・・・・・・・・・回転速度センサ
15・・・・・・・・・・・スリンガ
15a、18a・・・・・・円筒部
15b、18b・・・・・・立板部
16・・・・・・・・・・・磁気エンコーダ
17・・・・・・・・・・・シール板
18・・・・・・・・・・・芯金
19・・・・・・・・・・・シール部材
19a・・・・・・・・・・サイドリップ
19b・・・・・・・・・・グリースリップ
19c・・・・・・・・・・中間リップ
20・・・・・・・・・・・ラビリンスシール
21・・・・・・・・・・・ハーネス
22、27・・・・・・・・切欠き部
23・・・・・・・・・・・穴
24・・・・・・・・・・・ドレーン
34・・・・・・・・・・・外側継手部材
35・・・・・・・・・・・ラビリンスシール
50・・・・・・・・・・・内輪
51・・・・・・・・・・・エンコーダ
52・・・・・・・・・・・外方部材
53・・・・・・・・・・・センサホルダ
54・・・・・・・・・・・回転速度センサ
55・・・・・・・・・・・カバー
55a・・・・・・・・・・嵌合部
55b・・・・・・・・・・鍔部
55c・・・・・・・・・・底部
56・・・・・・・・・・・シール
57・・・・・・・・・・・スリンガ
57a・・・・・・・・・・円筒部
57b・・・・・・・・・・立板部
58・・・・・・・・・・・シール板
59・・・・・・・・・・・芯金
60・・・・・・・・・・・シール部材
60a・・・・・・・・・・サイドリップ
60b・・・・・・・・・・グリースリップ
60c・・・・・・・・・・中間リップ
61・・・・・・・・・・・保持部
62・・・・・・・・・・・ハーネス
63・・・・・・・・・・・取出し口
64・・・・・・・・・・・外側継手部材
α、β、θ・・・・・・・・傾斜角

Claims (5)

  1. 外周にナックルに取り付けられるための車体取付フランジを一体に有し、内周に複列の外側転走面が一体に形成された外方部材と、
    一端部に車輪を取り付けるための車輪取付フランジを一体に有し、外周に軸方向に延びる小径段部が形成されたハブ輪、およびこのハブ輪の小径段部に圧入された少なくとも一つの内輪からなり、外周に前記複列の外側転走面に対向する複列の内側転走面が形成された内方部材と、
    この内方部材および前記外方部材の両転走面間に転動自在に収容された複列の転動体と、
    前記外方部材の端部に装着され、前記車輪の回転速度を検出する回転速度センサが配設されたセンサホルダと、
    前記内輪に外嵌され、前記回転速度センサに所定のエアギャップを介して対峙されたエンコーダとを備えた回転速度検出装置付き車輪用軸受装置において、
    前記センサホルダが、耐食性を有する鋼板製のカバーと、前記回転速度センサが包埋され、この回転速度センサの出力が取り出されるハーネスが結線された合成樹脂製の保持部とを備え、
    前記カバーが、前記外方部材の端部に外嵌される円筒状の嵌合部と、この嵌合部から径方向内方に延び、前記外方部材の端面に密着される鍔部と、この鍔部からさらに径方向内方に延びる底部とからなり、全体として円環状に形成されると共に、
    前記保持部が、前記底部の径方向外方の一箇所に、路面垂直方向に対して所定の角度傾斜して配設され、前記ハーネスがこの保持部から前記カバーの接線方向に延びて結線されていることを特徴とする回転速度検出装置付き車輪用軸受装置。
  2. 前記傾斜角が路面垂直方向に対して30〜90°の範囲に設定されている請求項1に記載の回転速度検出装置付き車輪用軸受装置。
  3. 前記底部の径方向下部にドレーンが形成されている請求項1または2に記載の回転速度検出装置付き車輪用軸受装置。
  4. 前記ドレーンが、前記カバーの鍔部よりも内径側に形成されると共に、当該ドレーンの内径側の位置が、エンコーダの外径よりも外径側に位置するように設定されている請求項3に記載の回転速度検出装置付き車輪用軸受装置。
  5. 前記カバーの内径が外側継手部材と所定の径方向すきまを介して対向するラビリンスシールを構成している請求項1乃至4いずれかに記載の回転速度検出装置付き車輪用軸受装置。
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