JP2008157706A - センサ - Google Patents
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Abstract
【課題】非常に大きな衝撃が検出素子に加わっても、検出素子の破壊を抑制したセンサを提供することを目的としている。
【解決手段】この検出素子24は、第1アーム26を第2アーム28に略直交方向に連結して形成した2つの直交アームと、2つの第1アーム26の一端を支持する支持部30とを有し、第1アーム26はメアンダ形状であって弾性を有し、支持部30に対して対称形状としており、第1アーム26には歪抵抗素子を設けた構成である。
【選択図】図1
【解決手段】この検出素子24は、第1アーム26を第2アーム28に略直交方向に連結して形成した2つの直交アームと、2つの第1アーム26の一端を支持する支持部30とを有し、第1アーム26はメアンダ形状であって弾性を有し、支持部30に対して対称形状としており、第1アーム26には歪抵抗素子を設けた構成である。
【選択図】図1
Description
本発明は、航空機、自動車、ロボット、船舶、車両等の移動体の姿勢制御やナビゲーション等、各種電子機器に用いるセンサに関するものである。
以下、従来のセンサの一つである加速度センサについて説明する。
図6において、従来の加速度センサは、加速度を検出する検出素子1と、この検出素子1から出力される加速度信号を演算処理して加速度を検出する処理回路(図示せず)を備えている。この検出素子1は、錘部2を支持した支持部4と、可撓部6を介して支持部4と連結された固定部7とを有しており、この固定部7によって検出素子1が実装基板に実装されている。
また、可撓部6はアーム形状であって、この可撓部6は支持部4を中心にして十字状に配置し、各々2つの可撓部6と支持部4とが同一直線上に配置されるようにしている。
可撓部6には歪抵抗素子8を設けており、錘部2の可動に起因して撓む可撓部6の状態変化に基づき、歪抵抗素子8の抵抗値変化を加速度信号として出力している。
次に、加速度の検出について説明する。
互いに直交するX軸、Y軸、Z軸において、X軸方向とY軸方向に十字状のアームからなる可撓部6を配置した場合、例えば、X軸方向に加速度が生じると、錘部2が加速度の生じた軸方向に移動しようとするために、X軸方向に配置された2つの可撓部6の内、一方の可撓部6にはZ軸の正の方向に撓みが発生し、他方の可撓部6にはZ軸の負の方向に撓みが発生する。そうすると、2つの可撓部6に設けた2つの歪抵抗素子8も、可撓部6の撓みに応じてZ軸の正負の方向に撓むので、歪抵抗素子8の抵抗値が変化する。この抵抗値変化を加速度信号として出力して加速度を検出するものである。通常使用では、重力加速度の数倍程度の加速度が加わる。
このような加速度センサを検出したい検出軸に対応させて、車両等の移動体の姿勢制御装置やナビゲーション装置等に用いている。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開平10−48243号公報
上記構成では、衝撃や振動が実装基板に加わると、この実装基板に実装された固定部7を介して、これら衝撃や実装基板が検出素子1に伝わる。
例えば、この検出素子1を車両等に搭載し、互いに直交するX軸、Y軸、Z軸において、X軸方向とY軸方向に十字状のアームからなる可撓部6を配置した場合、X軸方向に車両等が悪路や段差を走行すると、検出素子1のX軸方向に重力加速度の数千倍から1万倍程度の衝撃が加わることがある。
このような異常加速度が生じると、検出素子1のアームからなる可撓部6に応力が集中して、可撓部6にクラックや割れが生じて検出素子1が破壊されるという問題点を有していた。
本発明は上記問題点を解決するもので、非常に大きな衝撃が検出素子に加わっても、検出素子の破壊を抑制したセンサを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために本発明は、錘部を支持した支持部と、可撓部を介して前記支持部と連結された固定部とを有する検出素子を備え、前記可撓部は弾性を有し、前記可撓部を少なくとも2つ設けるとともに前記可撓部と前記支持部とを同一直線上に配置しており、前記錘部の可動に起因して撓む前記可撓部の状態変化に基づき、加速度または角速度の少なくともいずれかを検出する構成である。
上記構成により、可撓部は弾性を有するので、非常に大きな衝撃が検出素子に加わっても、可撓部の特定箇所に応力が集中しにくく分散されるので、可撓部にクラックや割れが発生しにくい。よって、検出素子が破壊されるのを抑制できる。
また、可撓部を少なくとも2つ設けるとともに可撓部と支持部とを同一直線上に配置しているので、非常に大きな衝撃が同一直線方向に加わるようにすれば、または加わった場合は、より応力の集中を分散でき、可撓部にクラックや割れが発生しにくい。
以下、本発明の一実施の形態におけるセンサについて図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施の形態におけるセンサの検出素子の斜視図、図2は同検出素子の平面図、図3は角速度センサ用の配線パターン形成時の同センサの平面図、図4は図3のA−A断面図である。
図1〜図2において、加速度センサは、加速度を検出する検出素子24と、この検出素子24から出力される加速度信号を演算処理して加速度を検出する処理回路(図示せず)を備えている。
この検出素子24は、第1アーム26を第2アーム28に略直交方向に連結して形成した2つの直交アームと、2つの第1アーム26の一端を支持する支持部30とを有し、第1アーム26と支持部30とを略同一直線上に配置している。第1アーム26の厚みは第2アーム28の厚みよりも非常に薄く形成しており、第1アーム26の他端を枠体形状の固定部20に接続し、この固定部20によって検出素子24が実装基板に実装されている。
第1アーム26はメアンダ形状であって弾性を有し、支持部30に対して対称形状としており、この第1アーム26上には歪抵抗素子を配置している。第2アーム28は第2アーム28自身と対向するまで折曲しており、折曲した第2アーム28の先端部に錘部22を連結している。第1アーム26、第2アーム28、支持部30が可撓部に相当する。
錘部22と固定部20との離間距離(H)は、抗折強度を超える前に、錘部22が固定部20に接触する距離としている。ここでいう抗折強度を超える前にとは、通常使用の加速度(重力加速度の数倍程度)の範囲を超えて可撓部に破壊が生じる程度の加速度のことをいい、例えば、車両に加速度センサを搭載して、車両が悪路や段差等を走行した際に発生する重力加速度の数千倍から1万倍程度の衝撃に基づく加速度をいう。
この検出素子24は、シリコンを主成分とする材料(ガラスまたは線膨張係数がシリコンに近似した材料も含む)からなり、一体成形している。
次に、加速度の検出について説明する。
互いに直交するX軸、Y軸、Z軸において、X軸方向に第1アーム26を配置し、Y軸方向に第2アーム28を配置した場合、例えば、X軸方向に加速度が生じると、錘部22が加速度の生じたX軸方向に移動しようとするために、X軸方向に配置された2つの第1アーム26の内、一方の第1アーム26にはZ軸の正の方向に撓みが発生し、他方の第1アーム26にはZ軸の負の方向に撓みが発生する。そうすると、2つの第1アーム26に設けた2つの歪抵抗素子も、第1アーム26の撓みに応じてZ軸の正負の方向に撓むので、歪抵抗素子の抵抗値が変化する。この抵抗値変化を加速度信号として出力して加速度を検出するものである。通常使用では、重力加速度の数倍程度の加速度が加わる。
上記構成により、可撓部であるメアンダ形状の第1アーム26は弾性を有するので伸縮性があり、非常に大きな衝撃が検出素子24に加わっても、第1アーム26の特定箇所に応力が集中しにくく分散され、第1アーム26にクラックや割れが発生しにくい。衝撃が加わった際、一方のメアンダ形状の第1アーム26は圧縮され、他方のメアンダ形状の第1アーム26は伸張することにより、特定箇所に応力が集中しない。よって、検出素子24が破壊されるのを抑制できる。また、メアンダ形状であれば、錘部22を保持している第1アーム26の実効長が長くなるので、加速度に対する歪抵抗素子の歪量が大きくなり感度も向上する。
さらに、第1アーム26を少なくとも2つ設けるとともに第1アーム26と支持部30とを同一直線上に配置しているので、衝撃が同一直線方向に加わるようにすれば、衝撃が非常に大きくても応力の集中を分散でき、第1アーム26にクラックや割れが発生しにくい。
なお、本発明の実施の形態では、加速度センサの検出は歪抵抗素子を用いたが、錘部22と対向させた基板と、錘部22および基板の各々の対向面に配置した対向電極とを設け、対向電極間の静電容量変化を検出して加速度を検出してもよい。
また、本発明の実施の形態では、センサとして加速度センサについて説明したが、角速度センサを共有した複合的なセンサであってもよい。
例えば、図3、図4に示すように、4つの第2アーム28の内、第2アーム28を駆動するための駆動電極部32を1つの第2アーム28に配置し、この駆動電極部32を配線した第2アーム28に対向する第2アームに第2アーム28の駆動状態を検知する検知電極部34を配置し、第2アーム28の撓みを感知する感知電極部36を残りの2つの第2アーム28に配置しておく。駆動電極部32、検知電極部34、感知電極部36は上下電極37、38間に圧電体層39を介在させて構成したものである。
この場合、2つの駆動電極部32に交流電圧を印加すると、第2アーム28は第1アーム26の方向に駆動振動し、この第1アーム26の駆動振動に伴って、第1アーム26の先端に連結した錘部22も駆動振動し、さらに、これらの駆動振動に伴って、4つの第2アーム28および錘部22も駆動振動する。
この駆動振動状態において、角速度が生じると、第2アーム28に撓みが生じるとともにこの撓みを感知電極部36が感知して角速度信号を出力するので、これを検出すればよい。
さらに、図5に示すように、錘部22に溝部40を設けるとともに、この溝部40に対向するように固定部20に突出部42を設け、溝部40と突出部42との離間距離を、可撓部の抗折強度を超える前に、溝部40の内壁に突出部42が接触する距離としてもよい。
この場合、互いに接触する部分は、固定部20に設けた突出部42と錘部22であって、検出素子24の感度に影響する第1アーム26や第2アーム28等の可撓部が固定部20に接触しないので、測定範囲以上の大きな加速度や衝撃が検出素子24に発生しても、より信頼性の高い素子を実現することが可能になる。
本発明に係るセンサは、非常に大きな衝撃が検出素子に加わっても、検出素子の破壊を抑制できるので、各種電子機器に適用できるものである。
20 固定部
22 錘部
24 検出素子
26 第1アーム
28 第2アーム
30 支持部
32 駆動電極部
34 検知電極部
36 感知電極部
37 上部電極
38 下部電極
39 圧電体層
40 溝部
42 突出部
22 錘部
24 検出素子
26 第1アーム
28 第2アーム
30 支持部
32 駆動電極部
34 検知電極部
36 感知電極部
37 上部電極
38 下部電極
39 圧電体層
40 溝部
42 突出部
Claims (8)
- 錘部を支持した支持部と、可撓部を介して前記支持部と連結された固定部とを有する検出素子を備え、
前記可撓部は弾性を有し、前記可撓部を少なくとも2つ設けるとともに前記可撓部と前記支持部とを同一直線上に配置しており、前記錘部の可動に起因して撓む前記可撓部の状態変化に基づき、加速度または角速度の少なくともいずれかを検出するセンサ。 - 前記錘部と前記固定部との離間距離は、前記可撓部の抗折強度を超える前に、前記錘部が前記固定部に接触する距離とした請求項1記載のセンサ。
- 前記可撓部は、前記支持部に対して対称形状とした請求項1記載の慣性力センサ。
- 前記可撓部はメアンダ形状とした請求項1記載のセンサ。
- 前記可撓部の厚みは前記固定部の厚みよりも薄くした請求項1記載のセンサ。
- 前記錘部と対向させた基板と、前記錘部および前記基板の各々の対向面に配置した対向電極とを設け、前記対向電極間の静電容量変化を検出して加速度を検出する請求項1記載のセンサ。
- 前記可撓部に歪抵抗素子を配置し、前記歪抵抗素子の抵抗値変化を検出して加速度を検出する請求項1記載のセンサ。
- 前記錘部に溝部を設けるとともに、前記溝部を対向するように前記固定部に突出部を設け、前記溝部と前記突出部との離間距離は、前記可撓部の抗折強度を超える前に、前記突出部が前記溝部に接触する距離とした請求項1記載のセンサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006345484A JP2008157706A (ja) | 2006-12-22 | 2006-12-22 | センサ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006345484A JP2008157706A (ja) | 2006-12-22 | 2006-12-22 | センサ |
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JP2008157706A true JP2008157706A (ja) | 2008-07-10 |
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JP2006345484A Pending JP2008157706A (ja) | 2006-12-22 | 2006-12-22 | センサ |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5503796B1 (ja) * | 2013-10-04 | 2014-05-28 | 株式会社トライフォース・マネジメント | 角速度検出装置 |
-
2006
- 2006-12-22 JP JP2006345484A patent/JP2008157706A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP5503796B1 (ja) * | 2013-10-04 | 2014-05-28 | 株式会社トライフォース・マネジメント | 角速度検出装置 |
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