JP2008157292A - ころ軸受 - Google Patents

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Tatsuo Kawase
達夫 川瀬
Kenji Tamada
健治 玉田
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Abstract

【課題】 ころと内輪または軸、およびころと外輪の接触面圧を低減して、振動や騒音の抑制および転動疲労寿命の延長を図ることができるころ軸受を提供する。
【解決手段】 2分割ころ軸受は、一対の円環部7およびこれら円環部7間を繋ぐ円周方向複数箇所の柱部8を有し隣合う柱部8間がそれぞれポケット3aとなるリング状の保持器3と、この保持器3の前記各ポケット3aに保持された複数のころ2とを備え、これら複数のころ2が、内輪または軸6の外周面からなる内輪側周面6aおよび外輪1の内周面1aに転接し、前記保持器3を円周方向に並ぶ2個の分割体に分割されている。前記保持器の円環部7を、その内周面および外周面が前記内輪側周面6aおよび前記外輪1の内周面1aに滑り接触して滑り軸受として機能するものとする。また、2個の保持器分割体の分割面に、両保持器分割体の相対移動を阻止する相対移動阻止手段を設ける。
【選択図】 図1

Description

この発明は、特に自動車用エンジンのクランク軸やカムシャフトの支持部、あるいはコンロッドとクランク軸およびピストンとの連結部等のような変動荷重を受ける箇所に使用するに適したころ軸受に関する。
図12は自動車用エンジンのクランク軸およびコンロッドを示している。クランク軸20は、回転中心軸20aと、バランスウェイト20bと、クランクピン20cとで構成され、回転中心軸20aが軸受22により回転自在に支持されている。コンロッド21は、両端の大径端部21aおよび小径端部21bにそれぞれピン挿入穴21cが形成されており、大径端部21aのピン挿入穴21cには前記クランクピン20cがコンロッド21に対して軸受23を介して回転自在に挿入され、小径端部21bのピン挿入穴21cにはピストンピン(図示せず)が軸受(図示せず)を介してコンロッド21に対して回転自在に挿入されている。
上記クランク軸20の支持部に用いられる軸受22や、コンロッド21とクランク軸20の連結部に用いられる軸受23は、ピストンの爆発的な往復運動に伴う変動荷重を受ける。このため、上記軸受としてころ軸受または針状ころ軸受が使用される場合、振動や騒音が大きいという問題がある。また、軸受の長寿命化が望まれる。これらの問題は、カムシャフトを支持する軸受についても言える。
このような問題に対する従来技術として、転がり軸受のアウターレースの外周面とシャフト穴内周面との間にオイルフィルム部を形成して騒音の防止を図ったものがある(特許文献1)。
また、クランク軸の主支承装置の製造および組立を容易にするために、クランク軸支持用軸受を、外輪に当たるハーフシェルが分割され、それがスリットの設けられた弾性的リングで取り囲んだ構造とした従来技術がある(特許文献2)。
特開平6−229415号公報 特表2002−525533号公報
特許文献1に記載の軸受は、アウターレースの外周面とシャフト孔内周面との間に均一間隔の間隙を形成し、その間隙に潤滑油を充填してオイルフィルムとしたものである。この構成は、オイルフィルムのクッション作用は得られるものの、潤滑油自体でラジアル方向の軸荷重を支持するという作用はあまり得られない。このため、クランク軸の支持部や、コンロッドとクランク軸の連結部等の変動荷重を受ける箇所に使用した場合、振動や騒音の低減を十分に達成することはできない。また、軸受の長寿命化の達成は困難である。
この発明の目的は、ころと内輪または軸、およびころと外輪の接触面圧を低減して、振動や騒音の抑制および転動疲労寿命の延長を図ることができるころ軸受を提供することである。
この発明の2分割ころ軸受は、一対の円環部およびこれら円環部間を繋ぐ円周方向複数箇所の柱部を有し隣合う柱部間がそれぞれポケットとなるリング状の保持器と、この保持器の前記各ポケットに保持された複数のころと備え、これら複数のころが、内輪または軸の外周面からなる内輪側周面および外輪の内周面に転接し、前記保持器を円周方向に並ぶ2個の分割体に分割したものにおいて、前記保持器の円環部を、その内周面および外周面が前記内輪側周面および前記外輪の内周面に滑り接触して滑り軸受として機能するものとし、かつ2個の保持器分割体の分割面に、両保持器分割体の相対移動を阻止する相対移動阻止手段を設けたことを特徴とする。
この構成とすると、保持器の円環部が、内輪または軸、および外輪に対する滑り軸受として機能するため、保持器により軸荷重の一部を負担することができる。そのため、ころと内輪または軸、およびころと外輪の接触面圧を低減することができる。接触面圧が低下することで、転動疲労に対する軸受寿命の延長が可能である。また、保持器の円環部と内輪または軸との接触部、および保持器の円環部と外輪との接触部に油膜が形成されるため、この油膜のスクイズフィルムダンパの作用で振動および騒音を低減することができる。
保持器が円周方向に並ぶ2個の分割体に分割されていると、2個の保持器分割体が径方向または軸方向またはその両方にずれて、保持器円環部の滑り軸受としての機能が損なわれるおそれがある。そこで、2個の保持器分割体の分割面に、両保持器分割体の相対移動を阻止する相対移動阻止手段を設けることで、上記2個の保持器分割体のずれを防止して、保持器円環部の滑り軸受機能の低下を防ぐ。これにより、確実に保持器により軸荷重の一部を負担して、ころと内輪または軸、およびころと外輪の接触面圧を低減することができる。
この発明において、前記外輪を円周方向に並ぶ2個の分割体に分割してもよい。
外輪も円周方向に並ぶ2個の分割体に分割すると、より一層軸受の組立が容易になる。
前記外輪の外周にハウジングが嵌合する場合、外部から供給される潤滑油を前記ころの軸方向両端近傍の空間部に導く油路を前記ハウジングおよび外輪に設け、かつ前記保持器の軸方向移動を規制する止め輪を前記外輪に設けると良い。
保持器の両端部を内輪または軸、および外輪に対して滑り接触する円環部としたことにより、軸受空間が狭くなり、軸受内部の潤滑油が不足するおそれがある。これに対しては、油路を介して軸受空間内に潤滑油を強制的に導入することで、軸受内部の潤滑油不足を防ぐことができる。これにより、ころと内輪または軸、およびころと外輪の潤滑を円滑に行える。
保持器円環部が滑り軸受として機能する構成としたため、保持器円環部と内輪または軸、および外輪との隙間が狭くなり、軸受の側方から軸受空間内に潤滑油を供給することは困難である。しかし、この発明の構成によれば、ハウジングおよび外輪に設けた油路により、軸受の径方向から軸受空間内に潤滑油を無理なく供給することができる。
潤滑油が導入されるころの軸方向両端近傍は、ころと内輪または軸との接触部、ころと外輪との接触部、保持器円環部と内輪または軸との接触部、および保持器円環部と外輪との接触部に近い位置にあるため、これらの接触部に潤滑油を円滑に供給することができる。
また、自動車用エンジンに用いられる軸受は、変動荷重を受けることにより、ころが横滑りして保持器が軸方向に移動しやすく、保持器が軸方向に大きく移動した場合、ころを外輪、および内輪または軸の軌道面内に保持できなくなる。しかし、この発明の構成によれば、保持器の軸方向移動を規制する止め輪が設けられているため、保持器が軸方向に大きく移動することが防止され、常にころを外輪、および内輪または軸の軌道面内に保持することができる。また、止め輪を外輪に設けることで、ころと保持器を外輪に一体化することができるため、運搬、保管、および組立性を改善でき、トータルコストを低減できる。
この発明のころ軸受は、一対の円環部およびこれら円環部間を繋ぐ円周方向複数箇所の柱部を有し隣合う柱部間がそれぞれポケットとなるリング状の保持器と、この保持器の前記各ポケットに保持された複数のころと備え、これら複数のころが、内輪または軸の外周面からなる内輪側周面および外輪の内周面に転接し、前記保持器を円周方向に並ぶ2個の分割体に分割したものにおいて、前記保持器の円環部を、その内周面および外周面が前記内輪側周面および前記外輪の内周面に滑り接触して滑り軸受として機能するものとし、かつ2個の保持器分割体の分割面に、両保持器分割体の相対移動を阻止する相対移動阻止手段を設けたため、ころと内輪または軸、およびころと外輪の接触面圧を低減して、振動や騒音の抑制および転動疲労寿命の延長を図ることができる。
この発明の実施形態を図1〜図6と共に説明する。このころ軸受は、外輪1と、この外輪1の内周面1aに転接する複数のころ2と、リング状の保持器3と、この保持器3の軸方向外側位置で外輪1の内周に装着された一対の止め輪4,4とを有する。保持器3は円周方向に並ぶ複数のポケット3aを有し、各ポケット3aにころ2が保持されている。外輪1の外周には、ハウジング5が嵌合している。外輪1はしまりばめ、あるいは係止部材によりハウジング5に固定されている。内輪は無く、この軸受が支持する軸6の外周面からなる内輪側周面6aにころ2が転接している。
保持器3は、軸方向両側の円環部7と、両円環部7を繋ぐ円周方向複数箇所の柱部8とからなり、隣合う柱部8間が、ころ2を保持するポケット3aとなっている。図1および図3に示すように、この実施形態では、保持器円環部7の内周面および外周面は、軸6の内輪側周面6aおよび外輪1の内周面1aにそれぞれ沿う平滑面として形成されている。
保持器3が上記形状であることにより、保持器円環部7の内周面と内輪側周面6aとの間の隙間、および保持器円環部7の外周面と外輪内周面1aとの間の隙間に潤滑油が保持される。軸受空間内への潤滑油の供給方法については、後で説明する。このように保持された潤滑油の油膜を介して、保持器3と軸6、および保持器3と外輪1とが互いに滑り接触する。このため、保持器円環部7の内周面は、軸6と円滑に回転自在でラジアル方向の荷重を支持することのできる滑り軸受として機能する。同様に、保持器円環部7の外周面は、外輪1と円滑に回転自在でラジアル方向の荷重を支持することのできる滑り軸受として機能する。すなわち、保持器3は、複数のころ2を等間隔に保持する役割と、ころ2と共に軸荷重の一部を負担する役割とを担っている。
止め輪4は、例えば、周方向の1箇所に割り部が形成され、縮径および拡径可能な弾性を有するものであり、その弾性を利用して、外輪内周面1aにおける保持器3の軸方向外側の位置に形成された溝9に装着される。なお、外輪内周面1aの溝9よりも軸方向外側部分は、内側部分よりも内径が大きく形成されている。保持器3が軸方向の中立位置にあるとき、保持器3の両端面と両止め輪4,4の軸方向内側の側面との間に若干の隙間sが存在する。このため、保持器3は、軸方向両側へ隙間sの範囲内で移動可能であるが、それ以上の移動は止め輪4により規制される。
図2〜図4に示すように、軸受の組立性を向上させるために、外輪1および保持器3は、それぞれ円周方向に並ぶ2個の外輪分割体1,1、および保持器分割体3,3に分割されている。
図5および図6に示すように、保持器3の分割面3bは、相対移動阻止手段として径方向の段差3baを設けたクランク状とされている。この実施形態の場合、ポケット3aでない箇所すなわち柱部8を通る位置に段差3baが設けられている。両保持器分割体3,3を組み合わせた状態では、分割面3bからなる両者の合わせ面が互いに隙間無く接し、かつ相対移動阻止手段である段差3baの部分で互いに係合することにより、両保持器分割体3,3の径方向の相対移動が阻止されている。
潤滑油は図示しない潤滑油供給手段により外部から供給される。潤滑油を軸受空間内に導入するための油路は、外部とハウジング5の内周側とを結ぶ第1油路11と、外輪1の外周面に軸方向に形成され、中央部が前記第1油路11と繋がる第2油路12と、外輪1を径方向に貫通して、前記第2油路12の両端と軸受空間とを連通する軸方向2箇所の第3油路13とからなる。この実施形態では、これら各油路11,12,13は円周方向の2箇所に設けられている。第3油路13の軸受空間側の出口部分には、円周溝14が外輪1の内周に設けられている。第3油路13の軸受空間側の出口は、ころ2の軸方向両端より軸方向外側で、かつ近傍とされている。円周溝14に対向する保持器円環部7の外周面には、環状の切欠き15が設けられている。
このころ軸受は、例えば図12に示すクランク軸20支持用の軸受22や、コンロッド21とクランク軸20の連結部の軸受23に適用される。軸受22に適用する場合、軸6はクランク軸20の回転中心軸20aである。また、軸受23に適用する場合、軸6はクランク軸20のクランクピン20cであり、外輪1はコンロッド21の大径端部21aである。このころ軸受は、上記軸受22,23の他に、コンロッド21の小径端部21bとピストンピン(図示せず)との連結部の軸受や、カムシャフト支持部の軸受にも適用することもできる。さらに、これら以外の変動荷重を受ける箇所の軸受として適用することができる。外輪1および保持器3が円周方向に2分割されているため、組立性が良好である。
上記構成のころ軸受は、保持器3の円環部7が軸6および外輪1に対して滑り軸受として機能してラジアル方向の荷重を支持するため、ころ2と軸6との接触面圧、およびころ2と外輪1との接触面圧を低減することができる。接触面圧が低下することで、転動疲労に対する軸受寿命の延長が可能となる。また、保持器円環部7と軸6との間の隙間、および保持器円環部7と外輪1との間の隙間に形成される油膜のスクイズフィルムダンパの作用によって、ころ2と軸6との接触部、およびころ2と外輪1との接触部で生じる振動や騒音を低減することができる。
2個の保持器分割体3,3の分割面3bに、相対移動阻止手段としての段差3baが設けられているので、両保持器分割体3,3が径方向に相対移動しない。そのため、両保持器分割体3,3の合わせ面のずれが生じず、保持器円環部7の滑り軸受機能が低下しない。これにより、確実に保持器により軸荷重の一部を負担して、ころと内輪または軸、およびころと外輪の接触面圧を低減することができる。
また、止め輪4により保持器3の軸方向の移動範囲が制限されているため、変動荷重を受けた場合でも、ころ2の横滑りにより保持器3が軸方向に大きく移動することを防止できる。このため、常にころ2を外輪1および軸6の軌道面内に保持できる。
このころ軸受の使用時には、潤滑油供給手段(図示せず)により軸受空間内に潤滑油が供給される。潤滑油は、第1油路11、第2油路12、および第3油路13を順に通り、円周溝14および切欠き15からなる空間部に導かれる。この空間部は、ころ2の軸方向両端の近傍に位置する。円周溝14が設けられているため、第2油路13から軸受空間内の導入された潤滑油が、円周方向に均一に供給される。そして、ころ2と軸6との接触部、ころ2と外輪1との接触部、保持器円環部7と軸6との接触部、および保持器円環部7と外輪1との接触部に送られて、これら接触部を潤滑する。潤滑油が導入されるころ2の軸方向両端近傍は、上記各接触部に近い位置にあるため、各接触部に潤滑油を円滑に供給することができる。
前記円周溝14を設けるのは、上述した潤滑油を円周方向に供給するという機能的な面の他に、第3油路13の加工を、外輪1の内周面に加工痕を残さずに、容易かつ低コストで行うという目的がある。したがって、円周溝14が無くても、軸受空間内に導入された潤滑油が十分に円周方向に拡散される構造であり、かつ外輪1の内周面に加工痕を残さず第3油路13を加工することができるのであれば、円周溝14は設けなくても良い。
円周溝14を設けない構成とした場合、保持器柱部8の外周面における円環部近傍部分を円環部7の外周面と同一の平滑面とし、この円環部近傍部分を、潤滑油の油膜を介して外輪1の内周面1aに滑り接触させて滑り軸受として機能させることができる。このように、保持器柱部8の外周面における円環部近傍部分も滑り軸受として機能させれば、ころ2と外輪1との接触面圧をさらに低減することができる。
前記保持器3は、相対移動阻止手段である分割面3bの段差3baが、柱部8を通る位置に設けられているが、図7および図8に示す保持器3のように、分割面3bの段差3baを、ポケット3aを通る位置に設けてもよい。
また、相対移動阻止手段は、分割面3bに段差を設けた構成の他、連結部材を用いて両保持器分割体3,3の径方向の相対移動が阻止する構成としてもよい。例えば、図9〜図11に示すように、平面状の分割面3bの互いに対応する箇所にピン孔10aを設け、このピン孔10aに連結ピン10の両端を挿入することで、両保持器分割体3,3の径方向の相対移動を阻止する。この連結ピン10からなる相対移動阻止手段を採用した場合、両保持器分割体3,3の軸方向の相対移動も阻止できる。
いずれの場合も、両保持器分割体3,3の合わせ面のずれが生じず、保持器円環部7の滑り軸受機能の低下を防げる。これにより、確実に保持器により軸荷重の一部を負担して、ころと内輪または軸、およびころと外輪の接触面圧を低減することができる。
上記実施形態は、外輪1および保持器3の両方を、円周方向に並ぶ2個の分割体に分割する構成としているが、外輪1は分割せず、保持器3のみを分割する構成としてもよい。
また、上記実施形態では、内輪が無く、ころ2が軸6に直接に接触する構成のころ軸受を例示しているが、この発明は、内輪を有するころ軸受にも適用できる。その場合も、上記各実施形態と同様な作用効果が得られる。
この発明の実施形態にかかるころ軸受の一部を省略した断面図で、図2のI−O−I断面を示す。 図1のII−II断面図である。 図1のIII−III断面図である。 同ころ軸受の外輪および保持器を示す正面図である。 同ころ軸受の保持器の側面図である。 図5のVI−VI断面図である。 異なる保持器の側面図である。 図7のVII−VII断面図である。 さらに異なる保持器の側面図である。 図9のX−X断面図である。 図9のXI−XI断面図である。 自動車用エンジンのクランク軸およびコンロッドを示す説明図である。
符号の説明
1…外輪
,1…外輪分割体
1a…外輪の内周面
2…ころ
3…保持器
,3…保持器分割体
3a…ポケット
3b…分割面
3ba…段差(相対移動阻止手段)
4…止め輪
5…ハウジング
6…軸
6a…内輪側周面
7…円環部
8…柱部
10…連結ピン(相対移動阻止手段)
11…第1油路
12…第2油路
13…第3油路

Claims (3)

  1. 一対の円環部およびこれら円環部間を繋ぐ円周方向複数箇所の柱部を有し隣合う柱部間がそれぞれポケットとなるリング状の保持器と、この保持器の前記各ポケットに保持された複数のころと備え、これら複数のころが、内輪または軸の外周面からなる内輪側周面および外輪の内周面に転接し、前記保持器を円周方向に並ぶ2個の分割体に分割した2分割ころ軸受において、
    前記保持器の円環部を、その内周面および外周面が前記内輪側周面および前記外輪の内周面に滑り接触して滑り軸受として機能するものとし、かつ2個の保持器分割体の分割面に、両保持器分割体の相対移動を阻止する相対移動阻止手段を設けたことを特徴とする2分割ころ軸受。
  2. 請求項1において、前記外輪を円周方向に並ぶ2個の分割体に分割した2分割ころ軸受。
  3. 請求項1または請求項2において、前記外輪の外周にハウジングが嵌合するものであり、外部から供給される潤滑油を前記ころの軸方向両端近傍の空間部に導く油路を前記ハウジングおよび外輪に設け、かつ前記保持器の軸方向移動を規制する止め輪を前記外輪に設けた2分割ころ軸受。
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