JP2010249213A - 玉軸受 - Google Patents

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達夫 川瀬
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C19/00Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
    • F16C19/02Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
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    • F16C19/06Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls

Abstract

【課題】 玉と内輪または軸、および玉と外輪の接触面圧を低減して、振動や騒音の抑制および転動疲労寿命の延長を図ることができ、玉と内輪または軸、および玉と外輪の潤滑を円滑に行える玉軸受を提供する。
【解決手段】 外輪1と保持器3と玉2とを備える。外輪1および保持器3は、円周方向に並ぶ複数の分割体からなる。保持器3は、複数の一対の円環部7およびこれら円環部7間を繋ぐ円周方向複数箇所の柱部8を有し、隣合う柱部8間にそれぞれポケット3aが形成される。玉2は、各ポケット3aに保持される。各玉2は、内輪または軸6の外周面からなる内輪側周面6aおよび外輪1の内周面1aにそれぞれ形成された軌道溝1b,6bに転接する。外輪1はハウジング5の内周に嵌合する。保持器3の円環部7を、その内周面および外周面が内輪側周面6aおよび外輪1の内周面1aに滑り接触させて滑り軸受として機能させる。
【選択図】 図1

Description

この発明は、特に自動車用エンジンのクランク軸やカムシャフトの支持部、あるいはコンロッドとクランク軸およびピストンとの連結部等のような変動荷重を受ける箇所に使用するに適した玉軸受に関する。
図16は自動車用エンジンのクランク軸およびコンロッドを示している。クランク軸20は、回転中心軸20aと、バランスウェイト20bと、クランクピン20cとで構成され、回転中心軸20aが軸受22により回転自在に支持されている。コンロッド21は、両端の大径端部21aおよび小径端部21bにそれぞれピン挿入穴21cが形成されており、大径端部21aのピン挿入穴21cには前記クランクピン20cがコンロッド21に対して軸受23を介して回転自在に挿入され、小径端部21bのピン挿入穴21cにはピストンピン(図示せず)が軸受(図示せず)を介してコンロッド21に対して回転自在に挿入されている。
上記クランク軸20の支持部に用いられる軸受22や、コンロッド21とクランク軸20の連結部に用いられる軸受23は、ピストンの爆発的な往復運動に伴う変動荷重を受ける。このため、上記軸受として玉軸受が使用される場合、振動や騒音が大きいという問題がある。また、軸受の長寿命化が望まれる。これらの問題は、カムシャフトを支持する軸受についても言える。
このような問題に対する従来技術として、転がり軸受のアウターレースの外周面とシャフト穴内周面との間にオイルフィルム部を形成して騒音の防止を図ったものがある(特許文献1)。
また、クランク軸の主支承装置の製造および組立を容易にするために、クランク軸支持用軸受を、外輪に当たるハーフシェルが分割され、それがスリットの設けられた弾性的リングで取り囲んだ構造とした従来技術がある(特許文献2)。
特開平6−229415号公報 特表2002−525533号公報
特許文献1に記載の軸受は、アウターレースの外周面とシャフト孔内周面との間に均一間隔の間隙を形成し、その間隙に潤滑油を充填してオイルフィルムとしたものである。この構成は、オイルフィルムのクッション作用は得られるものの、潤滑油自体でラジアル方向の軸荷重を支持するという作用はあまり得られない。このため、クランク軸の支持部や、コンロッドとクランク軸の連結部等の変動荷重を受ける箇所に使用した場合、振動や騒音の低減を十分に達成することはできない。また、軸受の長寿命化の達成は困難である。
なお、ころ軸受においては、上記のような課題を解消するものを、本願出願人は先に提案した(例えば、特願2006−301418)。しかし、上記提案例は、玉軸受に適用したものではない。
この発明の目的は、クランク軸の中央部に組み込むことが可能で、玉と内輪または軸、および玉と外輪の接触面圧を低減して、振動や騒音の抑制および転動疲労寿命の延長を図ることができ、玉と内輪または軸、および玉と外輪の潤滑を円滑に行える玉軸受を提供することである。
この発明にかかる第1の発明の玉軸受は、円周方向に並ぶ複数の外輪分割体からなる外輪と、一対の円環部およびこれら円環部間を繋ぐ円周方向複数箇所の柱部を有し、隣合う柱部間にそれぞれポケットが形成され、円周方向に並ぶ複数の保持器分割体からなるリング状の保持器と、この保持器の前記各ポケットに単列に保持された複数の玉とを備え、これら複数の玉が、内輪または軸の外周面からなる内輪側周面および前記外輪の内周面にそれぞれ形成された軌道溝に転接し、前記外輪がハウジングの内周に嵌合する玉軸受において、前記保持器の円環部を、その内周面および外周面が前記内輪側周面および前記外輪の内周面に滑り接触して滑り軸受として機能するものとしたことを特徴とする。
この構成とすると、保持器の円環部が、内輪または軸、および外輪に対する滑り軸受として機能するため、保持器により軸荷重の一部を負担することができる。そのため、玉と内輪または軸、および玉と外輪の接触面圧を低減することができる。接触面圧が低下することで、転動疲労に対する軸受寿命の延長が可能である。また、保持器の円環部と内輪または軸との接触部、および保持器の円環部と外輪との接触部に油膜が形成されるため、この油膜のスクイズフィルムダンパの作用で振動および騒音を低減することができる。この構成の玉軸受は、外輪および保持器が共に円周方向に並ぶ複数の分割体からなるため、クランク軸の中央部に組み込むことが可能である。
第1の発明において、前記保持器は、円周方向位相120度の等配で分割された3個の保持器分割体からなるのが好ましい。
この発明の玉軸受をクランク軸の中央部に組み込むには、保持器が最低2個の保持器分割体からなっていればよい。保持器分割体の数が少ないほど組立性が良いが、2個の保持器分割体からなる場合、以下の問題がある。
第1の問題は、3個以上の保持器分割体からなる場合に比べて、1つの保持器分割体で保持する玉の数が多いので、運転時に玉による保持器の拘束力が大きく、保持器の円環部の、内輪または軸、および外輪に対する滑り軸受としての機能が低下することである。
第2の問題は、3個以上の保持器分割体からなる場合に比べて、流体である潤滑剤の潤滑効果が良くないということである。詳しく説明すると、運転時における内輪または軸、および外輪のうちの回転側部材の回転に伴って、保持器分割体の回転先端が回転側部材の側に近づき、かつ回転後端が固定側部材の側に近づくことにより、回転側部材と保持器の間および固定側部材と保持器の間に介在する潤滑剤は、保持器分割体と同数の複数の領域に分かれる。保持器分割体の数が少ないほど、先行の潤滑剤領域と後続の潤滑剤領域との間隔が広く、潤滑剤の空白区間が長くなる。したがって、2個の保持器分割体からなる場合、潤滑効果が良くないのである。
これら滑り軸受としての機能および潤滑性と、組立性とを判断材料として検討した結果、保持器は、円周方向位相120度の等配で分割された3個の保持器分割体からなるのが好ましいという結論に至った。
第1の発明において、外部から供給される潤滑油を前記玉の軸方向両端近傍に導く油路を前記ハウジングおよび外輪に設けるとよい。
保持器の両端部を内輪または軸、および外輪に対して滑り接触する円環部としたことにより、軸受空間が狭くなり、軸受内部の潤滑油が不足するおそれがある。しかし、油路を介して軸受内部に潤滑油を強制的に導入することで、軸受内部の潤滑油不足を防ぐことができる。これにより、玉と内輪または軸、および玉と外輪の潤滑を円滑に行える。
保持器円環部が滑り軸受として機能する構成としたため、保持器円環部と内輪または軸、および外輪との隙間が狭くなり、軸受の側方から軸受内部に潤滑油を供給することは困難である。しかし、この発明の構成によれば、ハウジングおよび外輪に設けた油路により、軸受の径方向から軸受内部に潤滑油を無理なく供給することができる。
玉が単列で設けられている場合、軸受内部における玉の軸方向両端近傍は、玉と内輪または軸との接触部、玉と外輪との接触部、保持器円環部と内輪または軸との接触部、および保持器円環部と外輪との接触部に近い位置にあるため、玉の軸方向両端近傍に潤滑油を導くことで、上記各接触部に潤滑油を円滑に供給することができる。
前記油路は、前記ハウジングに設けられて、外部とハウジングの内周とを結ぶ第1油路と、前記ハウジングの内周面または前記外輪の外周面に設けられて、前記第1油路に繋がり、軸方向の長さが前記玉の直径よりも長く、かつ円周方向の長さが前記玉の直径以上である第2油路と、前記外輪に設けられて、前記第2油路と軸受内部とを結ぶ第3油路とを有する構成とするのがよい。
第2油路の軸方向の長さを玉の直径よりも長くすれば、第2油路の両端から軸受内部に向けて径方向に第3油路を設けることにより、玉の軸方向両端近傍に潤滑油を導くことができる。また、第2油路の円周方向の長さを玉の直径以上とすれば、外輪の円周方向複数箇所に第3油路を設けることができ、外部から軸受内部へ潤滑油を効率良く供給することができる。
この発明にかかる第2の発明の玉軸受は、円周方向に並ぶ複数の外輪分割体からなる外輪と、一対の円環部およびこれら円環部間を繋ぐ円周方向複数箇所の柱部を有し、隣合う柱部間にそれぞれポケットが形成され、円周方向に並ぶ複数の保持器分割体からなるリング状の保持器と、この保持器の前記各ポケットに複列に保持された複数の玉とを備え、これら複数の玉が各列ごとに、内輪または軸の外周面からなる内輪側周面および前記外輪の内周面にそれぞれ形成された複数の軌道溝に転接し、前記外輪がハウジングの内周に嵌合する玉軸受において、前記保持器の円環部を、その内周面および外周面が前記内輪側周面および前記外輪の内周面に滑り接触して滑り軸受として機能するものとしたことを特徴とする。
この構成とすると、第1の発明と同様、保持器の円環部が、内輪または軸、および外輪に対する滑り軸受として機能するため、保持器により軸荷重の一部を負担することができる。そのため、玉と内輪または軸、および玉と外輪の接触面圧を低減することができる。接触面圧が低下することで、転動疲労に対する軸受寿命の延長が可能である。また、保持器の円環部と内輪または軸との接触部、および保持器の円環部と外輪との接触部に油膜が形成されるため、この油膜のスクイズフィルムダンパの作用で振動および騒音を低減することができる。この構成の玉軸受も、外輪および保持器が共に円周方向に並ぶ複数の分割体からなるため、クランク軸の中央部に組み込むことが可能である。
第2の発明においても、前記同様の理由から、前記保持器は、円周方向位相120度の等配で分割された3個の保持器分割体からなるのが好ましい。
第2の発明において、外部から供給される潤滑油を前記複列の玉の軸方向中間部に導く油路を前記ハウジングおよび外輪に設けるとよい。
保持器の両端部を内輪または軸、および外輪に対して滑り接触する円環部としたことにより、軸受空間が狭くなり、軸受内部の潤滑油が不足するおそれがある。しかし、油路を介して軸受内部に潤滑油を強制的に導入することで、軸受内部の潤滑油不足を防ぐことができる。これにより、玉と内輪または軸、および玉と外輪の潤滑を円滑に行える。
保持器円環部が滑り軸受として機能する構成としたため、保持器円環部と内輪または軸、および外輪との隙間が狭くなり、軸受の側方から軸受内部に潤滑油を供給することは困難である。しかし、この発明の構成によれば、ハウジングおよび外輪に設けた油路により、軸受の径方向から軸受内部に潤滑油を無理なく供給することができる。
玉が複列で設けられている場合、外部から供給される潤滑油を複列の玉の軸方向中間部に導くことにより、そこから各列の玉と内輪または軸との接触部、および各列の玉と外輪との接触部に潤滑油が供給される。さらに、これら接触部を経由して、保持器円環部と内輪または軸との接触部、および保持器円環部と外輪との接触部に潤滑油が供給される。
玉が単列で設けられている場合、および玉が複列で設けられている場合のいずれについても、前記外輪の内周面に、前記第3油路に繋がる円周溝を設けるのが好ましい。
外輪の内周面に第3油路に繋がる円周溝を設ければ、軸受内部に導入された潤滑油が円周方向に均一に供給され、玉と内輪または軸との接触部の潤滑油不足を解決できる。
前記保持器の円環部の内周面および外周面に、油膜形成能力を高める手段として、前記保持器の円環部の内周面および外周面に付与され、軸方向に垂直な断面が、円弧状、三角形状、若しくは長方形状等の波形となる断面形状、または前記保持器の円環部の内周面および外周面に分散して設けたディンプル若しくは突起を形成するのがよい。
滑り軸受として機能する面である保持器円環部の内周面および外周面に油膜形成能力を高める手段を設けると、保持器円環部の外周面と外輪の内周面との間、および保持器円環部の内周面と内輪側周面との間に形成される潤滑油の油膜が安定する。その安定した油膜によって外力を支持することにより、玉と外輪、および玉と内輪または軸の接触面圧を軽減することが可能になる。
この発明において、前記外輪の軌道溝の幅を、各外輪分割体の互いの接合面の部分は他よりも広くするとよい。
外輪が複数の外輪分割体からなるため、各外輪分割体の接合面に段差が生じることがある。段差があると、玉が通過する際に振動や騒音が発生する。これに対し、軌道溝の幅を、各外輪分割体の互いの接合面の部分は他よりも広くすることで、各外輪分割体の接合部を玉が円滑に通過することが可能となり、振動や騒音を低減できる。
この発明の玉軸受は、円周方向に並ぶ複数の外輪分割体からなる外輪と、一対の円環部およびこれら円環部間を繋ぐ円周方向複数箇所の柱部を有し、隣合う柱部間にそれぞれポケットが形成され、円周方向に並ぶ複数の保持器分割体からなるリング状の保持器と、この保持器の前記各ポケットに単列に保持された複数の玉とを備え、これら複数の玉が、内輪または軸の外周面からなる内輪側周面および前記外輪の内周面にそれぞれ形成された軌道溝に転接し、前記外輪がハウジングの内周に嵌合する玉軸受において、前記保持器の円環部を、その内周面および外周面が前記内輪側周面および前記外輪の内周面に滑り接触して滑り軸受として機能させるか、または円周方向に並ぶ複数の外輪分割体からなる外輪と、一対の円環部およびこれら円環部間を繋ぐ円周方向複数箇所の柱部を有し、隣合う柱部間にそれぞれポケットが形成され、円周方向に並ぶ複数の保持器分割体からなるリング状の保持器と、この保持器の前記各ポケットに複列に保持された複数の玉とを備え、これら複数の玉が各列ごとに、内輪または軸の外周面からなる内輪側周面および前記外輪の内周面にそれぞれ形成された複数の軌道溝に転接し、前記外輪がハウジングの内周に嵌合する玉軸受において、前記保持器の円環部を、その内周面および外周面が前記内輪側周面および前記外輪の内周面に滑り接触して滑り軸受として機能させたことにより、クランク軸の中央部に組み込むことが可能で、玉と内輪または軸、および玉と外輪の接触面圧を低減して、振動や騒音の抑制および転動疲労寿命の延長を図ることができ、玉と内輪または軸、および玉と外輪の潤滑を円滑に行える。
この発明の実施形態にかかる玉軸受の一部を省略した断面図である。 図1のII−II断面図である。 図1のIII−III断面図である。 図1のIV−IV断面図である。 図4のV部拡大図である。 同玉軸受の外輪および保持器を示す正面図である。 (A)は同玉軸受の片方の外輪分割体の平面図、(B)はその軸方向中央部の断面図である。 (A)は2分割された保持器と玉の関係を示す正面図、(B)は3分割された保持器と玉の関係を示す正面図である。 (A)は2分割された保持器と潤滑剤の関係を示す正面図、(B)は3分割された保持器と潤滑剤の関係を示す正面図である。 外輪および保持器の異なる分割の仕方を示す正面図である。 異なる玉軸受の要部の断面図である。 さらに異なる玉軸受の要部の断面図である。 さらに異なる玉軸受の要部の断面図である。 異なる実施形態にかかる玉軸受の一部を省略した断面図である。 図14のXV−O−XV´断面図である。 自動車用エンジンのクランク軸およびコンロッドを示す説明図である。
この発明の第1の実施形態を図1〜図7と共に説明する。図1は、図2のI−O−I´断面図である。この玉軸受は、玉が単列で設けられた単列玉軸受であり、外輪1と、この外輪1の内周面1aに形成された軌道溝1bに転接する複数の玉2と、リング状の保持器3とを有する。保持器3は円周方向に並ぶ複数のポケット3aを有し、各ポケット3aに玉2が保持されている。外輪1の外周には、ハウジング5が嵌合している。外輪1はハウジング5に固定されている。内輪は無く、この軸受が支持する軸6の外周面である内輪側周面6aに形成された軌道溝6bに玉2が転接している。
保持器3は、軸方向両側の円環部7と、両円環部7を繋ぐ円周方向複数箇所の柱部8とからなり、隣合う柱部8間に、玉2を保持するポケット3aが形成されている。図1、図4、および図4の部分拡大図である図5に示すように、この実施形態では、保持器円環部7の内周面および外周面は、軸6の内輪側周面6aおよび外輪1の内周面1aにそれぞれ沿う平滑面として形成されている。
保持器3が上記形状であることにより、保持器円環部7の内周面と内輪側周面6aとの間の隙間、および保持器円環部7の外周面と外輪内周面1aとの間の隙間に潤滑油が保持される。軸受内部への潤滑油の供給方法については、後で説明する。このように保持された潤滑油の油膜を介して、保持器3と軸6、および保持器3と外輪1とが互いに滑り接触する。このため、保持器円環部7の内周面は、軸6と円滑に回転自在でラジアル方向の荷重を支持することのできる滑り軸受として機能する。同様に、保持器円環部7の外周面は、外輪1と円滑に回転自在でラジアル方向の荷重を支持することのできる滑り軸受として機能する。すなわち、保持器3は、複数の玉2を等間隔に保持する役割と、玉2と共に軸荷重の一部を負担する役割とを担っている。
潤滑油は図示しない潤滑油供給手段により外部から供給されるが、その潤滑油を軸受内部に導入するための油路は、ハウジング5の軸方向中央部の1箇所に設けられて、外部とハウジング5の内周側とを結ぶ第1油路11と、外輪1の外周面に設けられ、中央部が前記第1油路11と繋がる第2油路12と、外輪1を径方向に貫通して設けられ、前記第2油路12の両端と軸受内部とを結ぶ複数の第3油路13とからなる。この実施形態では、第2油路12は、軸方向の長さが玉2の直径よりもはるかに長く、かつ円周方向の長さが玉2の直径以上である。第2油路12の軸方向両端の軸方向位置は、玉2の軸方向両端の外側近傍に位置する。すなわち、第2油路12は、円筒状である外輪1の表面の一部を切り欠いたものであり、展開した形状が長方形をしている。そして、第2油路12の軸方向両端部で、かつ円周方向両端部および円周方向中央部である計6箇所に、軸受内部と結ぶ第3油路13が設けられている。軸方向両端部の各第3油路13に対応して、外輪1の内周には、第3油路13の軸受内部側の出口部に繋がる円周溝14が設けられている。
図6に示すように、クランク軸の中央部に対して組立可能とするために、外輪1は円周方向に並ぶ2個の外輪分割体1,1(円周方向位相180度の等配)からなり、かつ保持器3は円周方向に並ぶ3個の保持器分割体3,3,3(円周方向位相120度の等配)からなる。保持器3を3個の保持器分割体3,3,3で構成したのは後で説明する理由によるが、外輪1を2個の外輪分割体1,1で構成したのは特別な理由はない。保持器3と同様に、外輪1も3個の外輪分割体(図示せず)からなっていてもよい。
各外輪分割体1,1の内周面1aに形成された外輪1の軌道溝1bは、図7に示すように、両外輪分割体1,1の互いの接合面の部分Aの幅を他よりも広くしてある。詳しくは、外輪分割体1,1の互いの接合面の近傍部分の幅が、接合面に近づくほどその増加量が大きくなるように曲線的に広くなっている。図7は一方の外輪分割体1を示すが、もう一方の外輪分割体1も同様である。なお、1組の外輪分割体1,1は、一方の外輪分割体1に設けたノックピン9を他方の外輪分割体1に設けたピン孔(図示せず)に挿入することで、互いに位置決めされる。
この玉軸受は、例えば図16に示すクランク軸20支持用の軸受22や、コンロッド21とクランク軸20の連結部の軸受23に適用される。軸受22に適用する場合、軸6はクランク軸20の回転中心軸20aである。また、軸受23に適用する場合、軸6はクランク軸20のクランクピン20cであり、外輪1はコンロッド21の大径端部21aである。この玉軸受は、上記軸受22,23の他に、コンロッド21の小径端部21bとピストンピン(図示せず)との連結部の軸受や、カムシャフト支持部の軸受にも適用することもできる。さらに、これら以外の変動荷重を受ける箇所の軸受として適用することができる。外輪1および保持器3がそれぞれ円周方向に並ぶ複数の外輪分割体1,1および保持器分割体3,3,3からなるため、組立性が良好である。クランク軸20の中央部に位置するクランクピン20cにも、軸受23として組み込むことができる。
上記構成の玉軸受は、保持器3の円環部7が軸6および外輪1に対して滑り軸受として機能してラジアル方向の荷重を支持するため、玉2と軸6との接触面圧、および玉2と外輪1との接触面圧を低減することができる。接触面圧が低下することで、転動疲労に対する軸受寿命の延長が可能となる。また、保持器円環部7と軸6との間の隙間、および保持器円環部7と外輪1との間の隙間に形成される油膜のスクイズフィルムダンパの作用によって、玉2と軸6との接触部、および玉2と外輪1との接触部で生じる振動や騒音を低減することができる。
また、この玉軸受は、外輪1が複数の外輪分割体1,1からなるため、外輪1の各外輪分割体1,1の接合面に段差が生じることがある。しかし、外輪1の軌道溝1bの幅を、各外輪分割体1,1の互いの接合面付近Aは他よりも広くしてあるため、例え各外輪分割体1,1の接合面に段差があったとしても、各外輪分割体1,1の接合部を玉2が円滑に通過することが可能となり、この点からも振動や騒音を低減できる。
この玉軸受の使用時には、潤滑油供給手段(図示せず)により軸受内部に潤滑油が供給される。潤滑油は、第1油路11、第2油路12、および第3油路13を順に通り、軸受内部における玉2の軸方向両端の近傍に導かれる。円周溝14が設けられているため、軸受内部に導入された潤滑油が、円周方向に均一に供給される。そして、玉2と軸6との接触部、玉2と外輪1との接触部、保持器円環部7と軸6との接触部、および保持器円環部7と外輪1との接触部に送られて、これら接触部を潤滑する。潤滑油が導入される玉2の軸方向両端近傍は、上記各接触部に近い位置にあるため、各接触部に潤滑油を円滑に供給することができる。
前記円周溝14を設けるのは、上述した潤滑油を円周方向に供給するという機能的な面の他に、第3油路13の加工を、外輪1の内周面に加工痕を残さずに、容易かつ低コストで行うという目的がある。したがって、円周溝14が無くても、軸受内部に導入された潤滑油が十分に円周方向に拡散される構造であり、かつ外輪1の内周面に加工痕を残さず第3油路13を加工することができるのであれば、円周溝14は設けなくても良い。
円周溝14を設けない構成とした場合、保持器柱部8の外周面における円環部近傍部分を円環部7の外周面と同一の平滑面とし、この円環部近傍部分を、潤滑油の油膜を介して外輪1の内周面1aに滑り接触させて滑り軸受として機能させることができる。このように、保持器柱部8の外周面における円環部近傍部分も滑り軸受として機能させれば、玉2と外輪1との接触面圧をさらに低減することができる。
また、この実施形態では、第2油路12を展開した形状が長方形とし、この第2油路12の軸方向2箇所、円周方向3箇所の計6箇所で、第2油路12と軸受内部とを第3油路13で結んだ油路構成としているが、第2油路12の軸方向2箇所、円周方向1箇所の計2箇所で、第2油路12と軸受内部とを第3油路13で結ぶ油路構成としてよい。その場合、第2油路12は、軸方向に沿う溝状とすることができる。
保持器3を3個の保持器分割体3,3,3で構成した理由を説明する。この発明の玉軸受をクランク軸の中央部に組み込むには、保持器3が最低2個の保持器分割体からなっていればよい。保持器分割体の数が少ないほど組立性が良いが、2個の保持器分割体からなる場合、以下の問題がある。
第1の問題は、2個の保持器分割体3,3からなる場合(図8(A))、3個以上の保持器分割体3,3,3からなる場合(図8(B))に比べて、1つの保持器分割体で保持する玉2の数が多いので、運転時に玉2による保持器3の拘束力が大きく、保持器3の円環部の軸6および外輪1に対する滑り軸受としての機能が低下することである。
第2の問題は、2個の保持器分割体3,3からなる場合(図9(A))、3個以上の保持器分割体3,3,3にからなる場合(図9(B))に比べて、流体である潤滑剤の潤滑効果が良くないということである。詳しく説明すると、運転時において回転側部材である軸6の回転に伴って、保持器分割体3,3(3,3,3)の回転先端が軸6の側に近づき、かつ回転後端が固定側部材である外輪1の側に近づくことにより、外輪1と保持器3の間および軸6と保持器3の間に介在する潤滑剤は、保持器分割体3,3(3,3,3)と同数の複数の領域A,A,B,B,(A,A,A,B,B,B)に分かれる。保持器分割体の数が少ないほど、先行の潤滑剤領域と後続の潤滑剤領域との間隔が広く、潤滑剤の空白区間が長くなる。したがって、2個の保持器分割体3,3からなる場合、潤滑効果が良くないのである。
これら滑り軸受としての機能および潤滑性と、組立性とを判断材料として検討した結果、保持器3は、円周方向に並ぶ3個の保持器分割体3,3,3からなるのが好ましいという結論に至った。ただし、条件さえ合えば、図10に示すように、外輪1および保持器3共に、円周方向に並ぶ2個の外輪分割体1,1および保持器分割体3,3からなる構成としてもよい。
図11〜図13は上記実施形態のものとは円環部7の内外周面の軸方向に垂直な断面形状が異なる保持器3を示す。図11は円弧を連ねてなる波形の断面形状としたものである。図12は三角形状の凹凸となる波形の断面形状としたものである。図13は長方形状の凹凸となる波形状断面形状としたものである。
保持器円環部7の内周面および外周面を図11〜図13のいずれの断面形状にした場合でも、保持器円環部7と軸6、あるいは保持器円環部7と外輪1が相対運動する時、保持器円環部7の内周面と内輪側周面6aとの間、および保持器円環部7の外周面と外輪内周面1aとの間に油膜形成を促進することができる。このため、安定した油膜を得ることができ、その安定した油膜を介して保持器3が軸荷重の一部を支持することにより、玉2と軸6との接触面圧、および玉2と外輪1との接触面圧を低減することが可能になる。
保持器円環部7の内周面および外周面での油膜形成能力を高める手段としては、上記図11〜図13のように表面を波形となる断面形状とする代わりに、表面にディンプル若しくは突起を分散して設けたものとしても良い(図示省略)。
図14および図15は第2の実施形態を示す。図14は、図15のXIV−O−XIV´断面図である。この玉軸受は、玉が複列で設けられた複列玉軸受であり、各列の玉2は、外輪1の内周面1aに形成された2本の軌道溝1b、および軸6の外周面である内輪側周面6aに形成された2本の軌道溝6bにそれぞれ転接している。保持器3には、各列の玉2を別々に保持するポケット3aを有する。第1の実施形態と同様、保持器3の円環部7は、軸6および外輪1に対して滑り軸受として機能するようにしてあり、それにより前記同様の作用効果が得られる。
第2の実施形態の油路も、第1の実施形態と同様、外部とハウジング5の内周とを結ぶ第1油路11と、外輪1の外周面に形成され、前記第1油路11に繋がる第2油路12と、この第2油路12と軸受内部とを結ぶ第3油路13とでなる。但し、第2の実施形態は複列玉軸受であることから、外輪1の円周方向1箇所に、第2油路12と軸受内部における複列の玉2の軸方向中間部とを結ぶ第3油路13を設けた油路構成としている。これに伴い、第2油路12は、円周方向の長さが玉2の直径よりも長い溝状とされている。そして、この第2油路12の円周方向両端部および円周方向中央部の計3箇所で、第2油路12と軸受内部とが第3油路13により結ばれている。外輪1の内周には、第3油路13の軸受内部側の出口部に繋がる円周溝14が設けられている。
潤滑油供給手段(図示せず)により軸受内部に供給された潤滑油は、第1油路11、第2油路12、および第3油路13を順に通り、軸受内部における各列の玉2の軸方向中間部に導かれ、そこから各列の玉2と軸6との接触部、および各列の玉2と外輪1との接触部に潤滑油が供給される。さらに、これら接触部を経由して、保持器円環部7と軸6との接触部、および保持器円環部7と外輪1との接触部に潤滑油が供給される。第3油路13が円周方向の3箇所に設けられているため、潤滑油を軸受内部に効率良く導入することができる。また、円周溝14が設けられているため、軸受内部に導入された潤滑油が円周方向に円滑に供給される。
この第2の実施形態も、第1の実施形態と同様、クランク軸の中央部に対して組立可能とするために、外輪1および保持器3が共に、複数個の外輪分割体1,1および保持器分割体3,3,3からなっている(図6)。このように外輪1および保持器3が複数の分割体からなっていると、玉軸受を、クランク軸20支持用の軸受22(図16)や、コンロッド21とクランク軸20の連結部の軸受23(図16)に用いることができる。外輪1を2分割する場合、前記同様、外輪1の軌道溝1bは、両外輪分割体1,1の互いの接合面付近では他よりも広くするのが好ましい。
上記実施形態は、第3油路13を円周方向の3箇所に設けてあるが、第3油路13は円周方向の1箇所にだけ設けた構成としてもよい。その場合、第2油路12は設けずに、第1油路11と第3油路13とを直接繋ぐことができ、油路構成を簡略にできる。
上記各実施形態では、第2油路12が外輪1の外周面に設けられているが、第2油路12をハウジング5の内周面に設けてもよい。
上記各実施形態では、内輪が無く、玉2が軸6に直接に接触する構成の玉軸受を例示しているが、この発明は、内輪を有する玉軸受にも適用できる。その場合も、上記各実施形態と同様な作用効果が得られる。
1…外輪
,1…外輪分割体
1a…外輪の内周面
1b…外輪の軌道溝
2…玉
3…保持器
,3,3…保持器分割体
3a…ポケット
5…ハウジング
6…軸
6a…内輪側周面
6b…軸の軌道溝
7…円環部
8…柱部
11…第1油路
12…第2油路
13…第3油路
14…円周溝

Claims (11)

  1. 円周方向に並ぶ複数の外輪分割体からなる外輪と、一対の円環部およびこれら円環部間を繋ぐ円周方向複数箇所の柱部を有し、隣合う柱部間にそれぞれポケットが形成され、円周方向に並ぶ複数の保持器分割体からなるリング状の保持器と、この保持器の前記各ポケットに単列に保持された複数の玉とを備え、これら複数の玉が、内輪または軸の外周面からなる内輪側周面および前記外輪の内周面にそれぞれ形成された軌道溝に転接し、前記外輪がハウジングの内周に嵌合する玉軸受において、
    前記保持器の円環部を、その内周面および外周面が前記内輪側周面および前記外輪の内周面に滑り接触して滑り軸受として機能するものとしたことを特徴とする玉軸受。
  2. 請求項1において、前記保持器は、円周方向位相120度の等配で分割された3個の保持器分割体からなる玉軸受。
  3. 請求項1または請求項2において、外部から供給される潤滑油を前記玉の軸方向両端近傍に導く油路を前記ハウジングおよび外輪に設けた玉軸受。
  4. 請求項3において、前記油路は、前記ハウジングに設けられて、外部とハウジングの内周とを結ぶ第1油路と、前記ハウジングの内周面または前記外輪の外周面に設けられて、前記第1油路に繋がり、軸方向の長さが前記玉の直径よりも長く、かつ円周方向の長さが前記玉の直径以上である第2油路と、前記外輪に設けられて、前記第2油路と軸受内部とを結ぶ第3油路とを有する玉軸受。
  5. 円周方向に並ぶ複数の外輪分割体からなる外輪と、一対の円環部およびこれら円環部間を繋ぐ円周方向複数箇所の柱部を有し、隣合う柱部間にそれぞれポケットが形成され、円周方向に並ぶ複数の保持器分割体からなるリング状の保持器と、この保持器の前記各ポケットに複列に保持された複数の玉とを備え、これら複数の玉が各列ごとに、内輪または軸の外周面からなる内輪側周面および前記外輪の内周面にそれぞれ形成された複数の軌道溝に転接し、前記外輪がハウジングの内周に嵌合する玉軸受において、
    前記保持器の円環部を、その内周面および外周面が前記内輪側周面および前記外輪の内周面に滑り接触して滑り軸受として機能するものとしたことを特徴とする玉軸受。
  6. 請求項5において、前記保持器は、円周方向位相120度の等配で分割された3個の保持器分割体からなる玉軸受。
  7. 請求項5または請求項6において、外部から供給される潤滑油を前記複列の玉の軸方向中間部に導く油路を前記ハウジングおよび外輪に設けた玉軸受。
  8. 請求項7において、前記油路は、前記ハウジングに設けられて、外部とハウジングの内周とを結ぶ第1油路と、前記ハウジングの内周面または前記外輪の外周面に設けられて、前記第1油路に繋がり、円周方向の長さが前記玉の直径以上である溝状の第2油路と、前記外輪に設けられて、前記第2油路と軸受内部とを結ぶ第3油路とを有する玉軸受。
  9. 請求項4または請求項8において、前記外輪の内周面に、前記第3油路に繋がる円周溝を設けた玉軸受。
  10. 請求項1ないし請求項9のいずれか1項において、前記保持器の円環部の内周面および外周面に、油膜形成能力を高める手段として、前記保持器の円環部の内周面および外周面に付与され、軸方向に垂直な断面が、円弧状、三角形状、若しくは長方形状等の波形となる断面形状、または前記保持器の円環部の内周面および外周面に分散して設けたディンプル若しくは突起を形成した玉軸受。
  11. 請求項10において、前記外輪の軌道溝の幅を、各外輪分割体の互いの接合面の部分は他よりも広くした玉軸受。
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