JP2008155660A - 乗員状態判定装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】乗員の状態を精密に判定することができると共に、複雑な信号処理能力を必要としない。
【解決手段】乗員状態判定装置10では、発信機が命令パルス波を発信すると、ウエビング16の長手方向に沿って設けられた複数のICタグ40がそれぞれ個別の応答パルス波を発信する。これら個別の応答パルス波は、車両12の異なる位置に配設された3台の受信機によって受信される。そして、3台の受信機が受信する個別の応答パルス波に基づいて、演算装置が各ICタグ40の車両12に対する3次元的な相対位置を絶対値にてタイムリーに算出する。これにより、ウエビング16の車両12に対する3次元的な相対位置を精密に判定することができるので、ウエビング16を装着する乗員38の状態(体格、姿勢、位置、挙動など)や乗員38の車両に対する移動速度を精密に判定することができる。
【選択図】図1
【解決手段】乗員状態判定装置10では、発信機が命令パルス波を発信すると、ウエビング16の長手方向に沿って設けられた複数のICタグ40がそれぞれ個別の応答パルス波を発信する。これら個別の応答パルス波は、車両12の異なる位置に配設された3台の受信機によって受信される。そして、3台の受信機が受信する個別の応答パルス波に基づいて、演算装置が各ICタグ40の車両12に対する3次元的な相対位置を絶対値にてタイムリーに算出する。これにより、ウエビング16の車両12に対する3次元的な相対位置を精密に判定することができるので、ウエビング16を装着する乗員38の状態(体格、姿勢、位置、挙動など)や乗員38の車両に対する移動速度を精密に判定することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、乗員状態判定装置に関する。
従来、撮像装置により得られた画像データを画像処理することで、車両乗員のシートベルト装着状態を判別するシートベルト緊張装置が考案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このシートベルト緊張装置では、乗員のシートベルト装着状態を判別するためには、得られた画像データに詳細な画像処理を行う必要がある。このため、画像処理(信号処理)を行うマイクロコンピュータシステムに複雑な処理能力が求められる。
一方、シートベルト(ウエビング)内にワイヤを設け、このワイヤの湾曲形状に基づいてワイヤの電気的特性が変化することを利用し、乗員の存在や大きさを検知する乗員センサが考案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、この乗員センサでは、上述の如く単にワイヤの電気的特性が変化することを利用しているにすぎないため、ワイヤ(ウエビング)の車両に対する相対位置を精密に判定することはできない。このため、乗員の状態(体格、姿勢、位置など)を精密に判定することは困難である。
特開2000−211475号公報
特開2001−191894号公報
本発明は上記事実を考慮し、乗員の状態を精密に判定することができると共に、複雑な信号処理能力を必要としない乗員状態判定装置を得ることが目的である。
請求項1に記載の発明に係る乗員状態判定装置は、乗員装着用のウエビングと、前記ウエビングの長手方向に沿って複数設けられ、各々が個別の信号を発信する信号発信手段と、各々が車両の異なる位置に配設されると共に前記個別の信号を受信する複数の受信機と、前記複数の受信機が受信する前記個別の信号に基づいて前記複数の信号発信手段の車両に対する相対位置を個別に判定する判定手段と、を有することを特徴としている。
なお、請求項1に記載の「複数の受信機」は、車両に対して相対移動不能に固定されることが好ましいが、車両に対して相対移動可能に取り付けられる座席等に取り付けられる構成にしてもよい。
請求項1に記載の乗員状態判定装置では、ウエビングの長手方向に沿って複数設けられる信号発信手段が発信する個別の信号を、車両の異なる位置に配設される複数の受信機が受信する。そして、複数の受信機が受信する個別の信号に基づいて、判定手段が複数の信号発信手段の車両に対する相対位置を個別に判定する。これにより、ウエビングの車両に対する相対位置を絶対値にてタイムリーに判定することができるので、ウエビングを装着する乗員の状態(例えば、体格、姿勢、位置、挙動、移動速度など)を精密に判定することができる。
しかも、判定手段は、例えば各信号発信手段と受信機との間の距離を判定するだけで、複数の信号発信手段の車両に対する相対位置を個別に判定することができるので、複雑な信号処理能力を必要としない。
請求項2に記載の発明に係る乗員状態判定装置は、請求項1に記載の乗員状態判定装置において、3台の前記受信機を有することを特徴としている。
請求項2に記載の乗員状態判定装置では、3台の受信機が受信する信号に基づいて、判定手段が複数の信号発信手段の車両に対する相対位置を個別に判定する。このため、ウエビングの車両に対する3次元的な相対位置を判定することができる。
請求項3に記載の発明に係る乗員状態判定装置は、請求項2に記載の乗員状態判定装置において、前記信号発信手段は、前記ウエビングの幅方向に沿って複数設けられることを特徴としている。
請求項3に記載の乗員状態判定装置では、信号発信手段がウエビングの幅方向に沿って複数設けられるので、判定手段によってウエビングの3次元的な捩れを検知することができる。
以上説明したように、本発明の請求項1に係る乗員状態判定装置では、乗員の状態を精密に判定することができると共に、複雑な信号処理能力を必要としない。
本発明の請求項2に係る乗員状態判定装置では、ウエビングの車両に対する3次元的な相対位置を判定することができる。
本発明の請求項3に係る乗員状態判定装置では、ウエビングの捩れを検知することができる。
図1には、本発明の実施形態に係る乗員状態判定装置10が搭載された車両12の部分的な構成が縦断面図にて示されている。また、図2には、この車両12の模式図が示されている。なお、図中矢印FRは車両前方向を示し、矢印UPは車両上方向を示し、矢印Wは車幅方向を示している。
図1に示されるように、本発明の実施形態に係る乗員状態判定装置10は、シートベルト装置14を有している。このシートベルト装置14は、所謂3点式シートベルト装置であり、長尺帯状に形成された乗員装着用のウエビング16を備えている。
ウエビング16は、長手方向一端部が車両12のセンターピラー18の下端部近傍に固定されたアンカプレート20に係止されると共に、長手方向中間部がセンターピラー18の上部に設けられたショルダアンカ22に挿通されて折り返されている。
また、ウエビング16の長手方向他端部は、センターピラー18の下端部に固定されたウエビング巻取装置24の巻取軸(図示省略)に係止されており、巻取軸はぜんまいばね(図示省略)の付勢力によって常にウエビング16の巻取回転方向に付勢されている。
なお、このウエビング巻取装置24は、巻取軸をウエビング巻取方向へ回転させる電動モータ26を備えると共に、火薬の爆発力などを利用して巻取軸を強制的にウエビング巻取方向へ回転させるプリテンショナ機構28を備えている。また、このウエビング巻取装置24は、巻取軸の回転をロックしてウエビングの引き出しを阻止した際に、ウエビングの引き出しを所定量だけ許容してエネルギーの吸収を図る所謂フォースリミッタ機構(図示省略)を備えている。
一方、シートベルト装置14は、座席30を介してウエビング巻取装置24と反対側に設けられたバックル装置32を備えている。バックル装置32は、帯状に形成されたステー34の先端部に取り付けられており、ステー34の基端部は支軸によってシートフレーム36の車幅方向内側端部に車体前後方向へ回動可能に取り付けられている。
さらに、シートベルト装置14は、ウエビング16の長手方向中間部に取り付けられたタングプレート31(図示省略)を備えており、座席30に着座した乗員38がこのタングプレート31をバックル装置32に連結させると、ウエビング16の長手方向中間部がシートフレーム36を介して車体に係止され、乗員38がウエビング16を装着した状態になる(図1図示状態)。
ここで、本乗員状態判定装置10では、上述のウエビング16には、図3に示されるように、信号発信手段としてのICタグ40(Radio Frequency Identificationの一種である情報チップ)が複数埋め込まれている。すなわち、図4に示されるように、上述のウエビング16は、一対の長尺帯状の表皮42と、複数のICタグ40が埋め込まれた長尺帯状の樹脂フィルム44とを有しており、一対の表皮42が樹脂フィルム44を介して張り合わされた構成になっている(樹脂フィルム44が一対の表皮42に挟み込まれた構成になっている)。
樹脂フィルム44に埋め込まれた複数のICタグ40は、ウエビング16の幅方向(図3の矢印A方向)に2列に並んで配置されると共に、ウエビング16の長手方向(図3の矢印B方向)に沿って略等間隔に配置されており、ウエビング16の長手方向の略全域にわたって設けられている。
これら複数のICタグ40は、車両に搭載された発信機46から発信される電波を受信することで自ら発電して作動すると共に、上記発信機46から発信される命令パルス波を受信することで応答パルス波(信号)を発信するようになっている。しかも、これら複数のICタグ40は、各々が間隔(ピッチ)の異なる個別の応答パルス波を発信する。
そして、複数のICタグ40から発信される個別の応答パルス波は、車両12に搭載された3台の受信機48、50、52によって受信されるようになっている。これら3台の受信機48、50、52は、それぞれ車両12の異なる位置に配設されており、車両12に対して相対移動不能に固定されている。
3台の受信機48、50、52には、図示しない配線を介して判定手段としての演算装置54が接続されている。この演算装置54は、複数のICタグ40から発信された個別のパルス波が3台の受信機48、50、52に到達するまでの時間に基づいて、各ICタグ40の車両12に対する相対位置を個別に判定(算出)するようになっている。
すなわち、受信機48、50、52の車両12に対する位置座標をそれぞれ、(x48、y48、z48)、(x50、y50、z50)、(x52、y52、z52)とし、各ICタグ40の車両に対する位置座標を、n(xn、yn、zn)とするとき(なお、nは複数のICタグ40の番号)、演算装置54は、各ICタグ40と各受信機48、50、52との間の距離を、以下の(1)〜(3)式を用いて算出する。
ICタグ40n〜受信機48=応答パルス波の伝達速度×t1・・・(1)
ICタグ40n〜受信機50=応答パルス波の伝達速度×t2・・・(2)
ICタグ40n〜受信機52=応答パルス波の伝達速度×t3・・・(3)
ICタグ40n〜受信機50=応答パルス波の伝達速度×t2・・・(2)
ICタグ40n〜受信機52=応答パルス波の伝達速度×t3・・・(3)
そして、演算装置54は、各時間において上記(1)〜(3)式の計算を行い、ある時間txにおける各ICタグ40の位置座標と、時間tx+1における各ICタグ40の位置座標とを求め、各ICタグ40の移動距離及びベクトル方向を算出することで、各ICタグ40の位置変化すなわちウエビング16の位置変化を絶対値にてタイムリーに算出するようになっている。しかも、演算装置54は、上述のようにして算出したウエビング16の位置変化に基づいて、ウエビング16の移動速度(すなわちウエビング16を装着する乗員38の移動速度)を算出(判定)するようになっている。なお、演算装置54は、車両12のイグニッションスイッチ(図示省略)がONに操作された状態では、常に上述の如き演算を実施する。
さらに、上述の演算装置54には、車両12に搭載された制御装置56が電気的に接続されている。この制御装置56は、ECU及びドライバ等を含んで構成されている。この制御装置56には、前述したウエビング巻取装置24の電動モータ26及びプリテンショナ機構28が電気的に接続されると共に、車両12に搭載されたエアバック装置58、車両12と前方車両との距離を検出する距離センサ60(例えば、ミリ波レーダなど)、及び車両12の加速度を検出する衝突Gセンサ62などが電気的に接続されている。
制御装置56は、距離センサ60の検出結果に基づいて車両12の前面衝突を予知すると共に、衝突Gセンサ62の検出結果に基づいて車両12の衝突状態(前面衝突、後面衝突、及び側面衝突)を検知する。そして、制御装置56は、上記予知結果又は上記検知結果に基づいて、電動モータ26、プリテンショナ機構28、及びエアバック装置58を作動させるようになっている。
しかもこの場合、制御装置56は、演算装置54が算出するウエビング16の位置変化に基づいて、乗員38の状態(体格、姿勢、位置、挙動など)や乗員38の車両12に対する移動速度を検知し、電動モータ26の作動によるウエビング16の巻取量を乗員38の状態・移動速度に応じた適量に調節すると共に、プリテンショナ機構28及びエアバック装置58を乗員38の状態・移動速度に応じた適切なタイミングで作動させるようになっている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
上記構成の乗員状態判定装置10では、発信機46が命令パルス波を発信すると、ウエビング16の長手方向に沿って設けられた複数のICタグ40がそれぞれ個別の応答パルス波を発信する。これら個別の応答パルス波は、車両12の異なる位置に配設された3台の受信機48、50、52によって受信される。そして、3台の受信機48、50、52が受信する個別の応答パルス波に基づいて、演算装置54が各ICタグ40の車両12に対する3次元的な相対位置を絶対値にてタイムリーに算出する。これにより、ウエビング16の車両12に対する3次元的な相対位置を精密に判定することができるので、ウエビング16を装着する乗員38の状態(体格、姿勢、位置、挙動など)を精密に判定することができる。
しかも、演算装置54は、単に各ICタグ40と受信機48、50、52との間の距離を算出するだけで、各ICタグ40の車両12に対する相対位置を個別に判定することができるので、複雑な信号処理能力を必要としない。したがって、演算装置54を簡単な構成にすることができる。
また、この乗員状態判定装置10では、複数のICタグ40がウエビング16の幅方向に2列に並んで配置されている。このため、演算装置54は、3台の受信機48、50、52が受信する上記個別の応答パルス波に基づいて、ウエビング16の3次元的な捩れを精密に検知することができ、乗員38のウエビング装着状態を精密に判定することができる。
さらに、この乗員状態判定装置10では、パルス波(電波)による高速な信号処理によって演算装置54がウエビング16の車両12に対する相対位置をタイムリーに判定するので、車両12に生じる加速度により乗員38が車両12に対して相対移動する際の乗員38の移動速度も演算装置54によって判定することができる。
またさらに、本実施形態では、乗員38の状態や移動速度を判定可能な演算装置54が制御装置56に接続されており、この制御装置56は、衝突Gセンサ62及び距離センサ60の検出結果に基づいてウエビング巻取装置24の電動モータ26及びプリテンショナ機構28、並びにエアバック装置58の作動を制御する。このため、衝突Gセンサ62及び距離センサ60が車両12の緊急状態を検出した際には、乗員38の状態や乗員38の移動速度に応じて、電動モータ26、プリテンショナ機構28、及びエアバック装置58の作動を適切に制御することが可能である。
すなわち、例えば距離センサ60が車両12の前面衝突の可能性を検出した際には、制御装置56が演算装置54の算出結果を考慮してウエビング巻取装置24の電動モータ26を作動させることで、電動モータ26の作動によるウエビング16の巻取量を乗員38の状態に応じた適切な量に調節することができる。
したがって、車両12が前面衝突する前に乗員38をウエビング16によって適切に拘束できると共に、エアバック装置58等の他の乗員拘束装置によって乗員38を最適に保護できる状態へと乗員38の着座姿勢を安定させることができる。
また、衝突Gセンサ62が車両12の前面衝突又は側面衝突を検出した際には、制御装置56が演算装置54の算出結果を考慮してウエビング巻取装置24の電動モータ26を作動させることで、電動モータ26の作動によるウエビング16の巻取量を乗員38の状態に応じた適切な量に調節することができる。したがって、ウエビング16による効果的な乗員拘束が可能になる。
しかもこのように、ウエビング16による効果的な乗員拘束が可能になるので、ウエビング巻取装置24に設けられたフォースリミッタ機構等の他の乗員拘束装置を効果的に作動させることができる。
さらに、衝突Gセンサ62が車両12の前面衝突又は側面衝突を検出した際には、当該衝突により車両12に対して相対移動する乗員の移動速度を演算装置54が判定することで、制御装置56はエアバック装置58を作動させるタイミング(エアバックを展開させるタイミング)を、乗員38の移動速度に応じた適切なタイミングに制御することができる。
一方、車両12が後面衝突をした際(衝突Gセンサ62が車両12の後面衝突を検出した際)には、車両12は後面衝突の衝撃力によって前方へ押し出されるが(図6(A)の矢印C参照)、乗員38は慣性によって元の状態に留まろうとする(図6(B)の矢印D参照)。このため、乗員38は座席30のシートバック30Aに押し付けられた後に、図6(B)に示されるようにシートバック30Aの反力によって車両前方へと押し出されるが、本乗員状態判定装置10では、上述のような乗員38の挙動を演算装置54の算出結果に基づいて把握することができる。したがって、制御装置56が演算装置54の算出結果に基づいて適切なタイミングでプリテンショナ機構28を作動させれば、ウエビング16がウエビング巻取装置24に強制的に巻き取られるため、上述の如き乗員38の車両前方への押し出しを抑制することができる(図6(B)の二点鎖線参照)。
さらに、本乗員状態判定装置10では、上述の如く乗員38の車両前方への押し出しが抑制された後においても、演算装置54の算出結果に基づいて乗員38の位置や移動速度を把握することができる。したがって、このときの乗員38の位置及び移動速度、並びに車両12の後面衝突前に算出された乗員38の体格などに基づいて、制御装置56が電動モータ26を作動させれば、ウエビング16がこのときの状況に応じて適切に巻き取られるので、乗員38を再び座席30に適切に拘束することができる。
なお、上記実施形態に係る乗員状態判定装置10では、演算装置54は、複数のICタグ40から発信された個別のパルス波が3台の受信機48、50、52に到達するまでの時間に基づいて、各ICタグ40と受信機48、50、52との間の距離を算出し、これにより、各ICタグ40の車両12に対する相対位置を個別に判定する構成としたが、本発明はこれに限らず、例えば、演算装置54(判定手段)は、上記到達時間と予め自らが記憶した比較データ(各ICタグ40の車両12に対する相対位置に関するデータ)とを比較することで、各ICタグ40の車両12に対する相対位置を個別に判定する構成にしてもよい。
また、上記実施形態に係る乗員状態判定装置10では、複数のICタグ40がウエビング16の幅方向に2列(複数列)に並んで配置された構成としたが、本発明はこれに限らず、複数のICタグ40がウエビング16の幅方向に1列だけ配置された構成にしてもよい。
さらに、上記実施形態に係る乗員状態判定装置10は、3台の受信機48、50、52を備えた構成としたが、本発明はこれに限らず、受信機が2台であってもよい。この場合、複数のICタグ40の車両12に対する2次元的な相対位置を個別に判定することができる。
またさらに、上記実施形態に係る乗員状態判定装置10では、信号発信手段として、発電用電波及び命令パルス波を無線通信で供給されることで応答パルス波を発信するICタグ40を適用したが、本発明はこれに限らず、信号発信手段は、電力及び命令パルス波を有線で供給されることで応答パルス波を発信するものでもよい。
また、上記実施形態に係る乗員状態判定装置10では、信号発信手段としてのICタグ40が、信号としての応答パルス波(電波)を発信する構成としたが、これに限らず、信号発信手段が発信する信号は、電磁波や光であってもよい。
10 乗員状態判定装置
12 車両
16 ウエビング
40 ICタグ(信号発信手段)
48、50、52 受信機
12 車両
16 ウエビング
40 ICタグ(信号発信手段)
48、50、52 受信機
Claims (3)
- 乗員装着用のウエビングと、
前記ウエビングの長手方向に沿って複数設けられ、各々が個別の信号を発信する信号発信手段と、
各々が車両の異なる位置に配設されると共に前記個別の信号を受信する複数の受信機と、
前記複数の受信機が受信する前記個別の信号に基づいて前記複数の信号発信手段の車両に対する相対位置を個別に判定する判定手段と、
を有する乗員状態判定装置。 - 3台の前記受信機を有することを特徴とする請求項1に記載の乗員状態判定装置。
- 前記信号発信手段は、前記ウエビングの幅方向に沿って複数設けられることを特徴とする請求項2に記載の乗員状態判定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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2006
- 2006-12-20 JP JP2006343308A patent/JP2008155660A/ja active Pending
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