JP6384415B2 - シートベルト、センサユニット、及び乗員保護装置 - Google Patents
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Description
(乗員保護装置)
まず、乗員保護装置の構成について説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る乗員保護装置の構成の一例を示す概略図である。図1に示すように、乗員保護装置10は、衝突時に車両内の乗員を保護する乗員保護手段としてエアバッグ装置12とシートベルト装置14とを備えている。また、乗員保護装置10は、エアバッグ装置12及びシートベルト装置14を含む装置各部を制御する制御装置16を備えている。
次に、シートベルトのセンサ設置状態について説明する。
図2(A)〜(C)はシートベルトに設置された複数のセンサの構成の一例を示す概略図である。図2(A)に示す例では、ショルダベルト20内部に複数のセンサ32が設置されている。この例では、センサ321〜3210の10個のセンサが設置されている。なお、複数のセンサ321〜3210の各々を区別する必要がない場合は、センサ32と総称する。複数のセンサ32は、ショルダベルト20の長さ方向に沿って配列されている。具体的な配列例の一例を示せば、複数のセンサ32は、ショルダベルト20の長さ方向に延びるショルダベルト20の幅方向の中心線(一点鎖線で表す)上に予め定めた間隔Lで配列されている(図2(B)参照)。
図3は図2に示す乗員保護装置の電気的構成の一例を示すブロック図である。
制御装置16は、主制御部50、シートベルト制御部52、エアバッグ制御部54、警報装置制御部56、センサ制御部58、車両状態検出装置60、及び記憶装置62を備えている。主制御部50、シートベルト制御部52、エアバッグ制御部54、警報装置制御部56、センサ制御部58、車両状態検出装置60、及び記憶装置62の各部は、互いにバス64で接続されている。
次に、「乗員保護適正化処理」の手順について説明する。
図4は制御装置16(主に主制御部50)で実行される「乗員保護適正化処理」の手順の一例を示すフローチャートである。乗員がシートSに着座してシートベルトを装着すると、シートベルト警報装置48によりシートベルト装置14の装着が検知される。シートベルト装置14の装着が検知されると、検知信号が制御装置16に入力されて「乗員保護適正化処理」が開始される。
ここで「基準点」と「原点」について説明する。上述した通り、「基準点」は、曲率測定上の基準点であり、シートベルトの基点を表す。これに対し、「原点」は、三次元空間においてシートベルトを固定する固定点を表す。従って、基準点を原点に一致させることにより、三次元空間におけるシートベルト形状が得られる。
ここで、複数のセンサの接続例について説明する。
通常は、図7(A)に示すように、1つのセンサ当り、給電線2本、入力信号線1本、出力信号線1本、及びセンサ選択線1本と、合計5本の導線が必要となる。このような構成の場合、複数のセンサ間で共通化が可能なのは給電線であり、他の信号線の数は、センサ数の増加に伴い比例して増加する。一方、センサ選択線によって通信対象のセンサを選択し、入力信号線を共通化して、信号線の増加を抑えることも可能であるが、この場合は、各センサの信号が重ならないようにセンサを順次選択して信号の入力を行う必要があり、センサ数が増加した場合は、検出時間間隔が長くなるという問題が生じる。
第2の実施の形態では、シートベルトの着用状態から乗員の危険度を評価(推定)設置位置し、評価結果に応じて警告を行う以外は、第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。
第3の実施の形態では、 車両状態検出装置の検出結果とシートベルトの着用状態とに応じて乗員保護装置の作動状態を適正化する以外は、第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。
複数のセンサがシートベルトに対し取付可能に構成されている以外は、第1の実施の形態と同様であるため同じ構成部分については説明を省略する。
図11(A)はセンサユニットが取り付けられた実施例に係るシートベルトの写真である。このセンサユニットでは、9個の6軸センサが厚さ0.1mm、幅12.7mmの長尺状の鋼板上に、鋼板の長さ方向に沿って間隔30mmで配列されている。センサユニットの全長は240mmである。隣接する2つの6軸センサは、給電線及び信号線により接続されている。また、センサユニットの端部に配置された6軸センサは、給電線及び信号線により図示しない制御装置に接続されている。
各センサの設置位置で測定された曲率に基づいて、隣接するセンサ間等を結ぶ線分上の各補間位置の曲率を補間し、補間位置の各々の曲率をシートベルト形状の取得に利用する以外は、第1の実施の形態と同様であるため同じ構成部分については説明を省略する。
ここで「補間処理」について説明する。
一般に、センサの設置間隔を狭くしてセンサ数を増やすほど形状推定精度は高くなる。しかしながら、センサ数が増加すると信号処理量が増加し処理時間が長くなる。また、センサ数の増加は、シートベルトの柔軟性を損なうことにもなる。
12 エアバッグ装置
14 シートベルト装置
16 制御装置
18 ラップベルト
20 ショルダベルト
22 タング
24 センターピラー
26 ショルダーアンカー
28 リトラクタ
30 インナーバックル
32 センサ
34 給電線
36 信号線
38 基布
48 シートベルト警報装置
50 主制御部
52 シートベルト制御部
54 エアバッグ制御部
56 警報装置制御部
58 センサ制御装置
58 センサ制御部
60 車両状態検出装置
62 記憶装置
64 バス
70 センサユニット
72 柔軟基材
74 制御装置
76 センサ
78 給電線
80 信号線
82 密着部材
Claims (7)
- 設置位置に作用する物理量として、センサに固定されたXYZ座標系の加速度、前記XYZ座標系の角速度、及び前記XYZ座標系の磁気の少なくとも1つを検出する複数のセンサが設置されたシートベルトであって、
前記センサの各々で検出された物理量に基づいて、前記センサの設置位置の各々の、前記シートベルトの長さ方向であるx軸方向の曲率及び前記長さ方向と直交する前記シートベルトの幅方向であるy軸方向の曲率を測定する測定手段と、
前記測定手段によって測定された前記センサの設置位置の各々のx軸方向の曲率及びy軸方向の曲率に基づいて、三次元空間におけるシートベルト形状を演算する形状取得手段と、を含み、
前記センサが前記シートベルトの長さ方向に沿って前記シートベルトの表面又は内部に設置された、シートベルト。 - シートベルトに取り付けられる長尺状のセンサユニットであって、
前記センサユニットの長さ方向に沿って設置され、設置位置に作用する物理量として、センサに固定されたXYZ座標系の加速度、前記XYZ座標系の角速度、及び前記XYZ座標系の磁気の少なくとも1つを検出する複数のセンサと、
前記センサの各々で検出された物理量に基づいて、前記センサの設置位置の各々の、前記シートベルトの長さ方向であるx軸方向の曲率及び前記長さ方向と直交する前記シートベルトの幅方向であるy軸方向の曲率を測定する測定手段と、
前記測定手段によって測定された前記センサの設置位置の各々のx軸方向の曲率及びy軸方向の曲率に基づいて、三次元空間におけるシートベルト形状を演算する形状取得手段と、
を含むセンサユニット。 - シートベルトを含む乗員保護手段を備えた乗員保護装置であって、
前記シートベルトの長さ方向に沿って前記シートベルトの表面又は内部に設置され、設置位置に作用する物理量として、センサに固定されたXYZ座標系の加速度、前記XYZ座標系の角速度、及び前記XYZ座標系の磁気の少なくとも1つを検出する複数のセンサと、
前記センサの各々で検出された物理量に基づいて、前記センサの設置位置の各々の、前記シートベルトの長さ方向であるx軸方向の曲率及び前記長さ方向と直交する前記シートベルトの幅方向であるy軸方向の曲率を測定する測定手段と、
乗員が前記シートベルトを装着した状態で前記測定手段によって測定された前記センサの設置位置の各々のx軸方向の曲率及びy軸方向の曲率に基づいて、装着時の三次元空間におけるシートベルト形状を取得する形状取得手段と、
前記形状取得手段で取得されたシートベルト形状から把握される乗員のシートベルト着用状態に基づいて、前記乗員保護手段の作動状態が適正化されるよう前記乗員保護手段を制御する制御手段と、
を備えた乗員保護装置。 - 前記形状取得手段は、
前記乗員が前記シートベルトを装着した状態で前記測定手段により測定された前記センサの設置位置の各々の曲率に基づいて、隣接するセンサ間または隣接するセンサと基準点との間を結ぶ線分上の各補間位置の曲率を補間し、
前記センサの設置位置の各々の曲率、前記補間位置の各々の曲率、及びシートベルトを固定する固定点の曲率から選択された2以上の曲率と、前記固定点の座標値とに基づいて、装着時のシートベルト形状を取得する、
請求項3に記載の乗員保護装置。 - 前記形状取得手段が、
前記選択された2以上の曲率に基づいて曲面を演算し、
前記演算された曲面と前記固定点の座標値とに基づいて、装着時の三次元空間におけるシートベルト形状を演算する、
請求項4に記載の乗員保護装置。 - 乗員に警告を発する警報装置を更に備え、
前記制御手段が、前記乗員のシートベルト着用状態から推定される乗員の危険度に応じて警告を発するように前記警報装置を制御する、
請求項3から請求項5までの何れか1項に記載の乗員保護装置。 - 車両状態を検出する車両状態検出装置を更に備え、
車両状態検出装置により検出された車両状態に基づいて車両衝突が事前予測又は検出された場合に、
前記形状取得手段が、装着時のシートベルト形状を取得し、
前記制御手段が、前記形状取得手段で取得されたシートベルト形状から把握される乗員のシートベルト着用状態に基づいて、前記乗員保護手段の作動状態が適正化されるよう前記乗員保護手段を制御する、
請求項3から請求項6までの何れか1項に記載の乗員保護装置。
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