JP2010214981A - 乗員検知装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】環境光の影響を受けることなく、また荷物と乗員を適切に区別することが出来る、乗員検知装置を提供する。
【解決手段】座席に対向する形で距離センサ10、11、12、13を設け、距離センサからの信号を時系列的に取得して距離情報を得る手段16、20を設け、取得された距離情報から、各着座位置におけるパワースペクトルを演算する演算部21を設け、各着座位置におけるパワースペクトルについて、乗員の生命活動に伴う体表面の振動が存在するか否かを判定する手段19を設け、体表面の振動が存在するものと判定された着座位置について、該着座位置に乗員が乗っているものと判定する乗車位置判定手段22からなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車のどの席に乗員がいるかを検知する、乗員検知装置に関する。
従来、空調を乗員が座っている座席に効果的に行ったり、衝突時のエアバックの展開を乗員が座っている座席に対してのみ実行したりするために、自動車のどの席に乗員がいるかを検知する、乗員検知装置が各種提案されている。
例えば、画像カメラを用いて各座席の乗員の有無を検知するもの(特許文献1)、シートに掛かる重量を測定するセンサを用いて各座席の乗員の有無を検知するもの(特許文献2)、更に、距離センサを用いて該距離センサから座席又は乗員までの距離を測定し、座席に乗員が居る場合と居ない場合とで、測定距離が変動することを利用して、各座席の乗員の有無を検知するもの(特許文献3)などが知られている。
特開2008−2827 特開2008−51592 特開平9−2197
しかし、画像カメラを用いて各座席の乗員の有無を検知するものは、日光などの環境光の影響を受けやすく、また、シートに掛かる重量を測定するセンサを用いて各座席の乗員の有無を検知するものは、重い荷物と乗員の判別が出来ない不都合があり、更に、距離センサを用いて各座席の乗員の有無を検知するものは、荷物を座席に載せた場合も、距離センサから荷物までの距離が、それまでの空席状態におけるセンサから座席までの距離に対して変動するので、荷物と乗員の判別が出来ない不都合がある。
そこで、本発明は、環境光の影響を受けることなく、また荷物と乗員を適切に区別することが出来る、乗員検知装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、乗員(25)や荷物(26)を載せることの出来る座席(3,5)が設けられた車両(1)において、
前記座席には、少なくとも一つの着座位置(3a,5a、5b、5c)が設定されており、
前記座席の各着座位置に対向する形で距離センサ(10,11,12,13)を、該距離センサと前記着座位置との間の距離(L1,L2,L3,L4)を測定し得るよう設け、
前記距離センサからの信号を時系列的に複数回取得して、距離情報としメモリに格納する距離情報取得手段(16、20)を設け、
前記取得された時系列的な距離情報から、前記各着座位置におけるパワースペクトル(PS,PS2)を演算するパワースペクトル演算部(21)を設け、
演算された前記各着座位置におけるパワースペクトルについて、前記乗員の生命活動に伴う体表面の振動が存在するか否かを判定する乗員体表面振動検出手段(19)を設け、
前記体表面の振動が存在するものと判定された前記着座位置について、該着座位置に前記乗員が乗っているものと判定して、その判定結果を外部に出力する乗車位置判定手段(19,22)、
から構成される。
請求項2の発明は、乗員や荷物を載せることの出来る座席が設けられた車両において、
前記座席には、少なくとも一つの着座位置が設定されており、
前記各着座位置には、乗員や荷物の搭載を検出して着座検出信号を出力することのできる着座センサを設け、
距離センサを、前記着座センサからの着座信号に応じて前記着座位置に対して対向自在に、かつ対向状態にある前記着座位置と該距離センサとの間の距離を測定し得るように設け、
前記距離センサからの信号を時系列的に複数回取得して、距離情報としメモリに格納する距離情報取得手段を設け、
前記取得された時系列的な距離情報から、前記各着座位置におけるパワースペクトルを演算するパワースペクトル演算部を設け、
演算された前記各着座位置におけるパワースペクトルについて、前記乗員の生命活動に伴う体表面の振動が存在するか否かを判定する乗員体表面振動検出手段を設け、
前記体表面の振動が存在するものと判定された前記着座位置について、該着座位置に前記乗員が乗っているものと判定して、その判定結果を外部に出力する乗車位置判定手段、
から構成される。
請求項3の発明は、前記乗員体表面振動検出手段は、
更に、前記パワースペクトルの、前記乗員の生命活動に伴う体表面の振動に対応する体表面振動周波数範囲(LF)についてのパワー平均値(AV1,AV2)を第1のパワー平均値として演算する、第1のパワー平均値演算手段(19)、
前記パワースペクトルの、前記体表面振動周波数範囲以外の範囲についてのパワー平均値(AV2)を第2のパワー平均値として演算する、第2のパワー平均値演算手段(19)、及び、
前記第1のパワー平均値と第2のパワー平均値を比較して、両者が相違した場合に前記乗員の生命活動に伴う体表面の振動が存在するものと判定する、振動判定手段(19)、
から構成される。
請求項4の発明は、前記乗員体表面振動検出手段は、
更に、前記パワースペクトルの、前記乗員の生命活動に伴う体表面の振動に対応する体表面振動周波数範囲についてのパワー平均値を第1のパワー平均値として演算する、第1のパワー平均値演算手段、
所定の閾値を格納するメモリ手段、及び、
前記第1のパワー平均値が演算されたところで、前記所定の閾値を前記メモリから読み出して、前記第1のパワー平均値と前記所定の閾値を比較して、前記第1のパワー平均値が前記所定の閾値よりも大きい場合に、前記乗員の生命活動に伴う体表面の振動が存在するものと判定する、判定手段(19)、
から構成される。
請求項5の発明は、前記体表面振動周波数範囲は、0〜150ヘルツであることを特徴として構成される。
請求項6の発明は、前記車両(1)のボディ(1b)に該ボディの振動を捕捉するボディ振動センサ(27)を設け、
前記ボディ振動センサにより捕捉されたボディの振動についてのパワースペクトルを演算する、ボディ振動パワースペクトル演算手段(21)を設け、
前記求められたボディの振動についてのパワースペクトルから、その時点のエンジンの回転振動に対応した周波数範囲で、前記エンジン回転にともなうノイズを抽出するノイズ抽出手段を設け、
前記パワースペクトル演算部で演算された前記各着座位置におけるパワースペクトルから、前記抽出されたエンジン回転にともなうノイズをキャンセルするノイズキャンセル手段(21)を設け、
て構成したことを特徴とする。
請求項7の発明は、前記その時点のエンジン回転数は、前記エンジンのアイドリング回転数である、ことを特徴として構成される。
請求項8の発明は、前記車両のエンジン回転数を取得するエンジン回転数取得手段(17)を設け、
前記第1又は第2パワー平均値演算手段は、前記取得したエンジン回転数に対応する周波数部分を前記第1又は第2のパワー平均値の演算から除外するようにして構成される。
請求項1の発明によれば、各着座位置におけるパワースペクトルについて、乗員の生命活動に伴う体表面の振動が存在するか否かを判定し、該振動が存在する場合に乗員が乗っているものと判定するので、荷物などを誤検知することがなくなり、荷物と乗員を適切に区別することが出来る。
また、乗員の生命活動に伴う体表面の振動を検出することで、乗員の存否を判定するので、画像カメラを用いた場合のように環境光に影響されることが無く、信頼性の高い乗員検知装置を提供することが出来る。
請求項2の発明によれば、請求項1の発明に加えて、着座信号が出力された着座位置に対してのみ距離センサで距離を測定すればよいので、距離センサの数を少なくすることが出来る。また、シートベルト警報装置などに用いられている既存の着座センサを利用することも可能であり、既存車両に対しても装着が容易である。
請求項3の発明によれば、乗員の生命活動に伴う体表面の振動に対応する体表面振動周波数範囲についてのパワー平均値と体表面振動周波数範囲以外の範囲についてのパワー平均値を比較することで、乗員の生命活動に伴う体表面の振動の存否を判定するので、正確な乗員の存否判定が可能となる。
請求項4の発明によれば、乗員の生命活動に伴う体表面の振動に対応する体表面振動周波数範囲についてのパワー平均値と所定の閾値を比較することで乗員の生命活動に伴う体表面の振動の存否を判定するので、第1及び第2のパワー平均値を求める方法に比して演算負荷が軽くなり、高速の判定が可能となる。
請求項5の発明によれば、人の通常の呼吸動作や脈拍数に適合した適切な乗員検知動作が可能となる。
請求項6の発明によれば、エンジン回転に起因するノイズを除去することが出来、正確な乗員検知動作が可能となる。
請求項7の発明によれば、アイドリング時における乗員検知動作に適切に対応することが出来る。
請求項8の発明によれば、エンジン回転に起因するノイズを除去することが出来、正確な乗員検知動作が可能となる。
なお、括弧内の番号等は、図面における対応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
図1は、乗員検知装置の一例を示す模式図。 図2は、乗員検知の際の制御過程の一例を示すフローチャート。 図3は、荷物を搭載した場合又は空席状態の場合と、乗員が乗った場合の時系列距離情報に基づいたパワースペクトルの一例を示す図である。
以下、図面に基づき、本発明の実施例を説明する。
図1に示すように、車両1の客室1aには、前方に運転者用座席2及び助手席座席3が並列に配置されており、運転者用座席2には、ハンドル6が車両1を操舵自在に設けられている。運転者用座席2及び助手席座席3の間には、アームレスト7が配置され、運転者用座席2及び助手席座席3の後方、即ち図中下方には、3人が座ることの出来る後部座席5が配置されている。
運転者用座席2及び助手席座席3の前方、即ち図中上方には、ダッシュボード9が設けられており、ダッシュボード9の助手席座席3と対向する位置には、距離センサ10が設けられている。また、後部座席5には、3名の乗員が座ることが出来るように、それぞれその着座位置5a,5b,5cが図中左右方向に並ぶ形で設定されている。
着座位置5aと対向する形で、距離センサ11が助手席座席3の背面に装着される形で設けられており、また着座位置5bと対向する形で、距離センサ12がアームレスト7の背面に装着される形で設けられ、更に、着座位置5cと対向する形で、距離センサ13が運転者用座席2の背面に装着される形で設けられている。
各距離センサ10,11,12,13は、後述する乗員検知装置15の一部を構成しており、それら距離センサ10,11,12,13は、車両1内に搭載された乗員検知装置15を構成するセンサ信号受信部16に接続している。なお、各距離センサ10,11,12,13は、それら距離センサと該距離センサと対向する座席の各着座位置3a,5a,5b,5cとの間の距離を測定し得るように設けられている。即ち、各距離センサ10,11,12,13は、各距離センサ10,11,12,13前方に存在する各座席3,5の着座位置3a、5a、5b、5cにある測定対象物、即ち、乗員25、荷物26、乗員又は荷物が載っていない場合には、座席の背部3b、5dと各距離センサ10,11,12,13との間の距離L1,L2,L3,L4を、所定の時間間隔で時系列的に測定することが出来る。乗員検知装置15は、センサ信号受信部16の他に、主制御部17、乗員判定部19,距離演算部20,信号出力部22,パワースペクトル演算部21などがバス線23を介して接続している。
図1に示す乗員検知装置15は、実際にはコンピュータが、図示しないメモリに格納された所定の乗員検知プログラムなどを読み出して、実行することで、図示しないCPUやメモリが、マルチタスクにより時分割的に動作し、図1に示す各ブロックに示された機能を実行してゆくこととなる。しかし、乗員検知装置15を、各ブロックに対応したハードウエアで構成することも可能であり、また各ブロックを各ブロックに分散的に設けられたCPU又はMPUにより制御するように構成することも可能である。
乗員検知装置15は以上のような構成を有するので、車両1の運転に際しては、図示しない運転者が運転者用座席2に座って、図示しない始動スイッチを入れて車両1のエンジンを始動するが、その際、乗員検知装置15の主制御部17は、図2のステップS1に示すように、センサ信号受信部16に対して距離センサ10、11,12,13を介して、各距離センサ10、11,12,13と、それら各距離センサ10、11,12,13が対向する助手席座席3、後部座席5との間の距離情報の取得、即ち、距離の測定を指令する。
各距離センサ10、11,12,13からは、図1に示すように、それら距離センサがそれぞれ対向している助手席座席3の乗員着座位置3a、後部座席5の乗員着座位置5a,5b,5cに対して超音波、電磁波などを照射することが出来、その反射波を各距離センサ10、11,12,13及びセンサ信号受信部16を介して捕捉して距離演算部20で演算することで、各距離センサ10、11,12,13と助手席座席3の着座位置3a、後部座席5の着座位置5a,5b,5cとの間の距離L1,L2,L3、L4(乗員25又は荷物26が存在する場合には、各距離センサ10、11,12,13と乗員25又は荷物26との間の距離)を測定することが出来る。
いま、仮に、助手席座席3に乗員25が乗車しており、後部座席5の着座位置5cに荷物26が搭載されていたとする。乗員検知装置15の主制御部17は、既に述べたように、図2のステップS1で示すように、センサ信号受信部16に対して距離センサ10、11,12,13を介して、各距離センサ10、11,12,13と、それら各距離センサ10、11,12,13が対向する助手席座席3、後部座席5との間の距離情報の取得、即ち、距離の測定を指令している。従って、距離センサ10は、当該距離センサ10と乗員25との間の距離L1を、距離センサ11は、当該距離センサ11と着座位置5aとの間の距離L2を、距離センサ12は、当該距離センサ12と着座位置5bとの間の距離L3を、距離センサ13は、当該距離センサ13と荷物26との間の距離L4を測定することとなる。
距離演算部20は、センサ信号受信部16と共に距離情報取得手段を構成している。距離演算部20は、各距離センサ10、11,12,13から得られる信号を基に、上述した距離センサ10と乗員25との間の距離L1、距離センサ11と着座位置5aとの間の距離L2、距離センサ12と着座位置5bとの間の距離L3、及び距離センサ13と荷物26との間の距離L4を、時系列的に(例えば所定の時間間隔で)複数回取得して、距離情報として図示しないメモリに格納する。
次に、主制御部17は、パワースペクトル演算部21に対して、各距離センサで得られ、メモリに格納された時系列的な距離情報から、それら距離情報に含まれる周波数成分をその強度と共に示すパワースペクトルを演算するように指令する。これを受けて、パワースペクトル演算部21は、各距離センサ10、11,12,13から時系列的に得られる各着座位置3a、5a,5b,5cについての距離情報から、フーリエ変換などの方法を用いて、各着座位置3a、5a,5b,5cについてのパワースペクトルを演算する(図2のステップS2)。なお、運転者用座席2については、運転者用座席2にある始動スイッチが操作されていることから、運転者用座席2には乗員が当然存在するものとして主制御部17は判断するが、運転者用座席2にも他の座席と同様に、距離センサを配置して、運転者用座席2に位置した乗員25としての運転者との間の経時的な距離情報を取得して、当該運転者用座席2におけるパワースペクトルを演算するようにしても良い。
パワースペクトル演算部21で演算されたパワースペクトルは、例えば図3(a)及び(b)に示すように、乗員判定部19に出力される。なお、図3(a)及び(b)に示すパワースペクトルPS1、PS2は模式的なものであり、パワースペクトルの符号の正負及び波形を含めて必ずしも実際のパワースペクトルの波形を表現したものではなく、パワースペクトル信号の周波数別の大きさ(絶対値)の相対的な傾向を示したものであることに留意すべきである。主制御部17は、乗員判定部19に対して、各着座位置3a、5a,5b,5cについてのパワースペクトルから、各着座位置3a、5a,5b,5cについての乗員の有無の判定を行うように指令する。これを受けて、乗員判定部19は、各着座位置3a、5a,5b,5cについてのパワースペクトルの、低周波領域LFである0〜150ヘルツと、当該低周波領域よりも高い周波数領域HFを示す高周波領域である400〜500ヘルツ部分のパワー平均値を演算する。なお、低周波領域LF及び高周波領域HFの周波数の設定範囲は、後述する乗員判定が可能な限り任意である。また、低周波領域LF及び高周波領域HFの周波数は、予め実験などで最適な周波数領域を定めて、乗員判定部19の図示しないメモリに格納して演算時に活用すると良い。
即ち、乗員判定部19は、入力された各着座位置3a、5a,5b,5cのパワースペクトルについて、その低周波領域LFと高周波領域HFにおけるそれぞれのパワー平均値を演算する。即ち、着座位置3a、5a,5b又は5cに、乗員25が乗車していると、乗員25の呼吸や脈拍などの生命活動にともなう体表面の振動(距離変動)を距離センサ10、11,12,13が検出して距離情報の一部として時系列的に出力する。なお、この呼吸や脈拍などの生命活動に伴う体表面の振動の周波数が分布する範囲、即ち体表面振動周波数範囲は、通常、前述の低周波領域LFに対応した0ヘルツを超え、約150ヘルツ未満の範囲に含まれるが、この範囲、即ち低周波領域LFの設定範囲は、乗員25の呼吸や脈拍などの生命活動に伴う体表面の振動を検出をすることの出来る周波数範囲であれば、任意である。乗員25の呼吸や脈拍などの生命活動にともなう体表面の振動が検出されている着座位置3aに対応するパワースペクトルPS1の、低周波領域LFのパワー平均値AV1は、図3(b)に示すように、当該パワースペクトルPS1の他の部分、例えば呼吸や脈拍などの生命活動に伴った体表面の振動が反映されない高周波領域HFである400〜500ヘルツ部分のパワー平均値AV2(又は、低周波領域LFよりも大きな周波数の任意の周波数領域のパワー平均値)よりも、大きな値を示すこととなる。
なお、荷物26や、乗員25が乗車していない各座席3,5等は、当然のことながら、呼吸や脈拍などの生命活動に伴った体表面の振動(距離変動)が生じていないので、荷物26や、乗員25が乗車または搭載されていない座席3,5の各着座位置3a、5a,5b又は5cに対応した距離センサ10、11,12又は13から出力される距離情報に基づいたパワースペクトルPS2は、図3(a)に示すように、乗員25の呼吸や脈拍などの生命活動にともなう振動が検出されているパワースペクトルPS1の低周波領域LFのパワー平均値AV1(図3(b)参照)よりも小さなパワー平均値AV2となる。このパワー平均値AV2は、通常熱雑音から構成されるので、図3(a)に示すように、周波数とは無関係にほぼ一定である。なおこのことは、乗員25の呼吸や脈拍などの生命活動にともなう体表面の振動が検出されている着座位置3aに対応するパワースペクトルPS1の、低周波領域LF以外の部分のパワー平均値AV2においても同様である。
こうして、乗員検知装置15はは、既に述べたように、各着座位置3a、5a,5b,5cのパワースペクトルについて、その低周波領域LFと高周波領域HF(又は、低周波領域LF以外の周波数領域)におけるそれぞれのパワー平均値AV1及びAV2を演算して、図2のステップS3に示すように両者を比較する。その結果、パワー平均値AV1及びAV2が異なるものと見なされた場合、即ち、平均値AV1>AV2の場合は、低周波領域LFで乗員25の呼吸や脈拍などの生命活動にともなう体表面の振動が検出されている(存在している)ものと判定し、図2のステップS4に入り、対応する着座位置(例えは、着座位置3a)に乗員25が乗車しているものと判定し、パワー平均値AV1及びAV2が同じと見なされた場合、即ち、平均値AV1=AV2の場合は、ステップS5に入り、対応する着座位置(例えは、着座位置5a,5b、5c)に乗員25が乗車していないものと判定する。
こうして得られた判定結果は、信号出力部22を介して、車両1内に搭載されたコンピュータなどに出力され、そこで、エアコンの各着座位置別の温度制御や、車両衝突時のエアバッグの着座位置別の選択的な展開を制御する際に用いられる。
このように、本発明では、距離センサ10、11,12,13が測定する各距離センサと対応する着座位置3a、5a,5b,5cに対する距離を時系列的に距離情報としてそれぞれ集め、それら集められた各着座位置3a、5a,5b,5cに対する時系列的な距離情報から、各着座位置3a、5a,5b,5cについてのパワースペクトルPS1、PS2を演算し、当該パワースペクトルPS1,PS2に含まれる乗員25の呼吸や脈拍などの生命活動にともなう体表面の振動(距離変動)を検出抽出して、乗員の有無を判定するようにした。これにより、それまでの単に距離センサ10を用いて、該距離センサ10と乗員が非搭乗時の座席の着座位置(例えば座席の背もたれ部分の特定位置など)までの距離T1と乗員が搭乗した際の距離センサ10と乗員との間の距離T2(<T1)の変動又は大小を比較する場合に生じた、荷物を乗員と誤判定する事態の発生を未然に回避することが出来る。
なお、パワースペクトルPS1,PS2に含まれる乗員25の呼吸や脈拍などの生命活動にともなう体表面の振動を抽出する方法としては、前述した対応する着座位置での経時的な距離情報に基づくパワースペクトルの低周波領域LFのパワー平均値AV1と、それ以外の周波数領域のパワー平均値を比較する方法の他に、所定の閾値を予め実験などで求めておいて、乗員判定部19の適宜なメモリに格納しておき、パワー平均値AV1が演算されたところで、該演算されたパワー平均値AV1と予めメモリに格納された閾値読み出して、パワー平均値AV1と所定の閾値を比較して、パワー平均値AV1が当該閾値よりも大きい場合に、乗員有りと判定する方法も可能である。
また、図3に示すパワースペクトルPS1、PS2を演算する際に、図3破線で示すように、車両のエンジン回転にともなう振動がノイズENSとして混入することが考えられる。特に、乗員の有無の判定を、エンジンがアイドリングを行なっている際に行う場合には、エンジン回転にともなう低周波振動が、パワースペクトルPS1、PS2の低周波領域LFに影響を与え、ステップS3で低周波領域LFと高周波領域HFとのパワー平均値AV1、AV2の同一性を比較する際に、AV1≠AV2と判定して、乗員有りと誤判定する可能性がある。
そこで、こうした可能性を排除するために、車両1のボディ1bに、図1に示すように、ボディ振動センサ27を設けておき、該ボディ振動センサ27でボディ1bに伝わる図示しないエンジンの回転による振動を車体の振動として時系列的に補足し、当該補足された車体の振動のパワースペクトルをパワースペクトル演算部21で演算してエンジン回転にともなうノイズENSを、例えば図3に示すように抽出し、振動センサ10、11,12,13から求められる各着座位置3a、5a,5b,5cについてのパワースペクトルPS1、PS2から、エンジン回転振動のノイズENSをキャンセルするように構成することも可能である。なお、乗員検知動作は、アイドリング時に行う時は、エンジンのアイドリング回転数に対応した周波数の範囲で、エンジン回転にともなうノイズENSを抽出するとよい。なお、エンジン回転振動のノイズENSの抽出は、乗員検知動作実行時のエンジン回転数で行えばよいので、必ずしもアイドリング回転数に限られず、その時点のエンジン回転数に対応する周波数範囲で行えばよい。
また、エンジンの回転数を車両1の図示しないエンジン制御用のコンピュータ又は、エンジン回転センサから信号として乗員検知装置15の主制御部17が受取り、乗員判定部19によるパワー平均値AV1,AV2の演算に際して、各着座位置3a、5a,5b,5cについてのパワースペクトルPS1、PS2から当該エンジン回転数に対応する周波数部分をパワー平均値の計算から除外するように構成することも可能である。
また、上述の実施例は、座席の各着座位置に対応する形で距離センサを設けた場合について述べたが、座席の各着座位置に乗員や荷物が着座したことを、着座検出信号を出力することで検知する(着座位置に作用する重さ、歪みその他適宜なパラメータにより検知)着座センサを設け、該着座センサからの着座検出信号で距離センサを、当該着座が検知された着座位置に機械的な手段(旋回アームなど)又は電子的な手段(検出指向性の制御など)で対向させて、当該着座位置と距離センサとの間の距離を測定するように構成することも可能である。この場合、距離センサは、少なくとも複数の着座位置に対して、機械的、電子的に対向自在に配置されている。
1……車両
1b……ボディ
10,11,12,13……距離センサ
16……センサ信号受信部(距離情報取得手段)
17……主制御部(エンジン回転数取得手段)
19……乗員判定部(パワー平均値演算手段、乗員体表面振動検出手段、振動判定手段、乗車位置判定手段)
20……距離演算部(距離情報取得手段)
21……パワースペクトル演算部(ボディ振動パワースペクトル演算手段、ノイズキャンセル手段)
22……信号出力部(乗車位置判定手段)
27……ボディ振動センサ
AV1,AV2……パワー平均値
LF……低周波領域(体表面振動周波数範囲)
PS1,PS2……パワースペクトル

Claims (8)

  1. 乗員や荷物を載せることの出来る座席が設けられた車両において、
    前記座席には、少なくとも一つの着座位置が設定されており、
    前記座席の各着座位置に対向する形で距離センサを、該距離センサと前記着座位置との間の距離を測定し得るように設け、
    前記距離センサからの信号を時系列的に複数回取得して、距離情報としメモリに格納する距離情報取得手段を設け、
    前記取得された時系列的な距離情報から、前記各着座位置におけるパワースペクトルを演算するパワースペクトル演算部を設け、
    演算された前記各着座位置におけるパワースペクトルについて、前記乗員の生命活動に伴う体表面の振動が存在するか否かを判定する乗員体表面振動検出手段を設け、
    前記体表面の振動が存在するものと判定された前記着座位置について、該着座位置に前記乗員が乗っているものと判定して、その判定結果を外部に出力する乗車位置判定手段、
    から構成される、乗員検知装置。
  2. 乗員や荷物を載せることの出来る座席が設けられた車両において、
    前記座席には、少なくとも一つの着座位置が設定されており、
    前記各着座位置には、乗員や荷物の搭載を検出して着座検出信号を出力することのできる着座センサを設け、
    距離センサを、前記着座センサからの着座信号に応じて前記着座位置に対して対向自在に、かつ対向状態にある前記着座位置と該距離センサとの間の距離を測定し得るように設け、
    前記距離センサからの信号を時系列的に複数回取得して、距離情報としメモリに格納する距離情報取得手段を設け、
    前記取得された時系列的な距離情報から、前記各着座位置におけるパワースペクトルを演算するパワースペクトル演算部を設け、
    演算された前記各着座位置におけるパワースペクトルについて、前記乗員の生命活動に伴う体表面の振動が存在するか否かを判定する乗員体表面振動検出手段を設け、
    前記体表面の振動が存在するものと判定された前記着座位置について、該着座位置に前記乗員が乗っているものと判定して、その判定結果を外部に出力する乗車位置判定手段、
    から構成される、乗員検知装置。
  3. 前記乗員体表面振動検出手段は、
    更に、前記パワースペクトルの、前記乗員の生命活動に伴う体表面の振動に対応する体表面振動周波数範囲についてのパワー平均値を第1のパワー平均値として演算する、第1のパワー平均値演算手段、
    前記パワースペクトルの、前記体表面振動周波数範囲以外の範囲についてのパワー平均値を第2のパワー平均値として演算する、第2のパワー平均値演算手段、及び、
    前記第1のパワー平均値と第2のパワー平均値を比較して、両者が相違した場合に前記乗員の生命活動に伴う体表面の振動が存在するものと判定する、判定手段、
    から構成される、請求項1又は2記載の乗員検知装置。
  4. 前記乗員体表面振動検出手段は、
    更に、前記パワースペクトルの、前記乗員の生命活動に伴う体表面の振動に対応する体表面振動周波数範囲についてのパワー平均値を第1のパワー平均値として演算する、第1のパワー平均値演算手段、
    所定の閾値を格納するメモリ手段、及び、
    前記第1のパワー平均値が演算されたところで、前記所定の閾値を前記メモリから読み出して、前記第1のパワー平均値と前記所定の閾値を比較して、前記第1のパワー平均値が前記所定の閾値よりも大きい場合に、前記乗員の生命活動に伴う体表面の振動が存在するものと判定する、判定手段、
    から構成される、請求項1又は2記載の乗員検知装置。
  5. 前記体表面振動周波数範囲は、0〜150ヘルツであることを特徴とする、請求項3又は4記載の乗員検知装置。
  6. 前記車両のボディに該ボディの振動を捕捉するボディ振動センサを設け、
    前記ボディ振動センサにより捕捉されたボディの振動についてのパワースペクトルを演算する、ボディ振動パワースペクトル演算手段を設け、
    前記求められたボディの振動についてのパワースペクトルから、その時点のエンジンの回転振動に対応した周波数範囲で、前記エンジン回転にともなうノイズを抽出するノイズ抽出手段を設け、
    前記パワースペクトル演算部で演算された前記各着座位置におけるパワースペクトルから、前記抽出されたエンジン回転にともなうノイズをキャンセルするノイズキャンセル手段を設け、
    て構成したことを特徴とする、請求項1又は2記載の乗員検知装置。
  7. 前記その時点のエンジン回転数は、前記エンジンのアイドリング回転数である、ことを特徴とする、請求項6記載の乗員検知装置。
  8. 前記車両のエンジン回転数を取得するエンジン回転数取得手段を設け、
    前記第1又は第2パワー平均値演算手段は、前記取得したエンジン回転数に対応する周波数部分を前記第1又は第2のパワー平均値の演算から除外するようにして構成した、
    ことを特徴とする、請求項3記載の乗員検知装置。
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