JP2008153488A - 製造装置の監視支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造装置とホストコンピュータとの通信データを記録することが可能であり、且つ製造装置から所望する稼動データを読み出すことが可能な、製造装置の監視支援装置を提供する。
【解決手段】監視支援装置10の制御手段は、製造装置側通信回線L1aにて製造装置30に接続され、ホスト側通信回線L1bにてホストコンピュータ20と接続され、第2の通信回線L2にてデータ収集装置40と接続され、製造装置側通信回線またはホスト側通信回線を介して第1のメッセージ群のメッセージが、製造装置とホストコンピュータの一方から他方に向けて送信されると、送信されたメッセージを受信する毎に他方に向けて送信し、第1のメッセージ群の最終メッセージの送信または受信が終了する毎に第1のメッセージ群のメッセージを含む第2のメッセージ群を、第2の通信回線を介してデータ収集装置に送信する。
【選択図】図2

Description

本発明は、半導体製造装置等の製造装置とホストコンピュータとが1対1に接続された通信回線の経路中に接続され、製造装置の稼動状況に関する稼動データを収集することを支援する、製造装置の監視支援装置に関する。
近年、半導体はより微細化され、集積度がより向上し、それに伴って半導体の製造プロセスもより微細化され、より複雑化している。このため、半導体製造装置は、ホストコンピュータに接続され、当該ホストコンピュータによって、より複雑化した製造プロセスに従った処理を行っている。
なお、半導体製造装置は、SECS規格に準拠した通信手段を備え、ホストコンピュータと通信を行いながら製造プロセスを進めていく。なお、SECS(Semiconductor Equipment Communication Standard)規格では、各半導体製造装置とホストコンピュータとが1対1で通信を行う。このようにSECS通信にてホストコンピュータと1対1で通信を行う製造装置としては、上記に記載した半導体製造装置の他にも、半導体用のマスクの製造装置や、液晶の製造装置等、種々の製造装置がある。
しかし、ホストコンピュータを用いて製造プロセスを管理しても、近年の複雑化した製造プロセスでは、不良品の発生や歩留まりの低下が発生する場合がある。このような場合、不良品の発生や歩留まりの低下が、製造装置の異常に起因するのか、製造プロセスに起因するのか、真の原因を特定し、当該原因を解消しなければ不良品の発生や歩留まりの低下を回避することができない。そのため、製造装置の稼動データを収集して、的確に上記の原因の特定を支援することができるシステムが望まれている。
例えば、特許文献1に記載された従来技術では、SECS規格に準拠したデータ通信手段を備えた複数の半導体製造装置に対して、SECS規格に準拠したデータ通信機能を有するコントロールユニットを1対1となるように設けている。そして、各コントロールユニットとホストコンピュータとを標準シリアルインターフェースで接続している。そして各コントロールユニットにてSECS規格に従った通信で半導体製造装置から稼動データを収集し、ホストコンピュータにて前記標準シリアルインターフェースを介して各コントロールユニットから稼動データを収集する、データ収集装置が提案されている。
また、特許文献2に記載された従来技術では、半導体製造装置の制御用コンピュータにモニタリングツールを接続して稼動データを収集し、更にモニタリングツールに解析用コンピュータを接続し、収集した稼動データから稼動状態を客観的且つ迅速に行う、半導体製造装置のモニタリングシステムが提案されている。
特開平8−116575号公報 特開2004−47885号公報
特許文献1に記載された従来技術では、半導体製造装置とコントロールユニットとをSECS通信用に1対1で接続している。上記したように半導体製品の進歩は非常に早く、近年では歩留まりと稼働率を向上させるためには、半導体製造装置にホストコンピュータをSECS通信で接続することがほぼ不可欠である。しかし、特許文献1に記載された従来技術では、ホストコンピュータが接続されていない。また、既に半導体製造装置とコントロールユニットとをSECS通信用に1対1で接続しているため、コントロールユニットの接続を断念しなければホストコンピュータをSECS通信で接続することができない(SECS規格の通信は1対1で行う通信であるため)。従って、半導体製造装置とホストコンピュータがSECS通信で1対1に接続されている(近年では一般的な)半導体製造ラインでは、特許文献1に記載されたコントロールユニットを半導体製造装置に接続して稼動データを収集することは不可能である。
また、特許文献2に記載された従来技術では、特許文献2の図1において半導体製造装置に接続されているホストコンピュータが上記のホストコンピュータに相当するのであれば、当該ホストコンピュータと半導体製造装置とがSECS通信にて接続されるので、モニタリングツールと半導体製造装置とをSECS通信で接続することができない。また、ホストコンピュータがホストコンピュータに相当しないのであれば、ホストコンピュータを設けて半導体製造装置とSECS通信にて接続することになり、モニタリングツールと半導体製造装置とをSECS通信で接続することができない。
また、製造装置とSECS通信で接続されたホストコンピュータにモニタリング機能を追加する方法も考えられるが、モニタリング機能を追加するための開発と動作確認を行うために製造装置による製造を止めなければならないため、好ましくない。特に、製造中(稼動中)の製造装置とホストコンピュータの場合、製造装置とホストコンピュータのどちらを改造しても歩留まりの低下等が発生する可能性が考えられるため、製造装置とホストコンピュータには手を加えないことが好ましい。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、SECS通信にて製造装置とホストコンピュータとが1対1に接続されるシステムにおいて、製造装置とホストコンピュータとの通信データを記録することが可能であり、且つ製造装置から所望する稼動データを読み出すことが可能な、製造装置の監視支援装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するための手段として、本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの製造装置の監視支援装置である。
請求項1に記載の製造装置の監視支援装置は、第1の通信回線にて1対1に接続されて第1のプロトコルに基づいて第1のメッセージ群の送受信を行う製造装置及びホストコンピュータと、前記第1のメッセージ群を記録するデータ収集装置とを備えた製造システムにおける、製造装置の監視支援装置である。
前記第1の通信回線の経路中に第1のメッセージ群の送受信を中継する監視支援装置が配置されており、前記第1の通信回線が、当該監視支援装置の制御手段と前記製造装置とを接続する製造装置側通信回線と、当該制御手段と前記ホストコンピュータとを接続するホスト側通信回線とに分離されている。
前記制御手段は、更に、第2の通信回線にて前記データ収集装置と接続されて前記データ収集装置と第2のプロトコルに基づいて第2のメッセージ群の送受信を行うことが可能であり、前記第1のメッセージ群は、前記製造装置と前記ホストコンピュータの一方と他方との間で行われる複数回のメッセージの送受信を含む単数または複数のメッセージブロックで構成されている。
そして、前記制御手段は、前記製造装置側通信回線またはホスト側通信回線を介して前記第1のメッセージ群のメッセージが、前記製造装置と前記ホストコンピュータの一方から他方に向けて送信されると、送信されたメッセージを受信する毎に、受信したメッセージを他方に向けて送信し、当該第1のメッセージ群の最終メッセージの送信または受信が終了する毎に、前記送信または受信が終了した第1のメッセージ群のメッセージを含む第2のメッセージ群を、前記第2の通信回線を介して第2のプロトコルにて前記データ収集装置に送信する。
また、本発明の第2発明は、請求項2に記載されたとおりの製造装置の監視支援装置である。
請求項2に記載の製造装置の監視支援装置は、請求項1に記載の製造装置の監視支援装置であって、前記制御手段は、前記第2のメッセージ群を生成する際、受信が終了した第1のメッセージ群に含まれているメッセージの少なくとも一部を、前記データ収集装置で受信可能となるように加工する。
また、本発明の第3発明は、請求項3に記載されたとおりの製造装置の監視支援装置である。
請求項3に記載の製造装置の監視支援装置は、請求項1または2に記載の製造装置の監視支援装置であって、前記監視支援装置は、リレー回路と、監視手段とを備えている。
前記リレー回路は、前記監視手段からの制御に基づいて、前記製造装置側通信回線及びホスト側通信回線のそれぞれを前記制御手段から切り離して前記製造装置と前記ホストコンピュータとの間で直結状態にすることと、前記直結状態の前記製造装置側通信回線及びホスト側通信回線を切り離してそれぞれを前記制御手段に接続する中継状態にすることが可能であり、前記監視支援装置が起動していない場合は前記製造装置と前記ホストコンピュータとの間で前記製造装置側通信回線及びホスト側通信回線が前記直結状態となるように動作する。
そして、前記監視手段は、前記監視支援装置の起動時には、前記直結状態となるように前記リレー回路を制御し、前記監視支援装置の起動後には、前記制御手段からの制御信号に基づいて前記中継状態となるように前記リレー回路を制御する。
また、本発明の第4発明は、請求項4に記載されたとおりの製造装置の監視支援装置である。
請求項4に記載の製造装置の監視支援装置は、請求項1〜3のいずれかに記載の製造装置の監視支援装置であって、前記データ収集装置は、単数または複数回のメッセージを含む単数または複数のメッセージブロックで構成された第3のメッセージ群にて、前記監視支援装置を中継させて前記製造装置との間で送受信することが可能である。
前記制御手段は、前記製造装置と前記ホストコンピュータとの間で送受信される前記第1のメッセージ群を中継しながら、前記製造装置と前記データ収集装置との間で送受信される前記第3のメッセージ群を中継可能であり、前記第2の通信回線を介して前記データ収集装置から前記製造装置に向けた第3のメッセージ群の最初のメッセージを受信すると、第3のメッセージ群の送受信の開始と判定し、前記第3のメッセージ群の送受信の開始から当該第3のメッセージ群の最終メッセージを送受信するまでを示す中継期間については、前記製造装置側通信回線またはホスト側通信回線を介して前記製造装置と前記ホストコンピュータの一方から他方に向けて送信されるメッセージを受信する毎に受信したメッセージを他方に向けて送信するスルー動作を停止し、前記中継期間の経過後には前記スルー動作を再開し、前記中継期間中は、受信したメッセージが第1のメッセージ群のメッセージか、第3のメッセージ群のメッセージかを判定する。
そして、制御手段は、第1のメッセージ群のメッセージを受信したと判定した場合、第1のメッセージ群の各メッセージブロックの最初のメッセージを前記製造装置側通信回線またはホスト側通信回線を介して送信してきた前記製造装置と前記ホストコンピュータの一方を示す送信元に対して、他方を示す受信先の代理となる送受信を第1のプロトコルにて行って前記送信元に対して当該メッセージブロックの送受信を行った後、前記送信元の代理として前記メッセージブロックの送受信を第1のプロトコルにて前記受信先と行うことで、前記送信元と前記受信先との間の前記メッセージブロックの送受信を中継する。
また、制御手段は、第3のメッセージ群のメッセージを受信したと判定した場合、第3のメッセージ群の各メッセージブロックの最初のメッセージを前記第2の通信回線を介して前記データ収集装置が送信してきた場合、前記製造装置の代理となる送受信を第2のプロトコルにて行って前記データ収集装置に対して当該メッセージブロックの送受信を行った後、前記データ収集装置の代理として前記メッセージブロックの送受信を第1のプロトコルにて前記製造装置側通信回線を介して前記製造装置と行うことで、前記データ収集装置と前記製造装置との間の前記メッセージブロックの送受信を中継し、第3のメッセージ群の各メッセージブロックの最初のメッセージを前記製造装置側通信回線を介して前記製造装置が送信してきた場合、前記データ収集装置の代理となる送受信を第1のプロトコルにて行って前記製造装置に対して当該メッセージブロックの送受信を行った後、前記製造装置の代理として前記メッセージブロックの送受信を第2のプロトコルにて前記第2の通信回線を介して前記データ収集装置と行うことで、前記データ収集装置と前記製造装置との間の前記メッセージブロックの送受信を中継する。
請求項1に記載の製造装置の監視支援装置を用いれば、製造装置とホストコンピュータには何も手を加える必要がなく、第2の通信回線でデータ収集装置が接続された監視支援装置を、第1の通信回線の経路中に接続するだけでよい。
これにより、製造装置とホストコンピュータによる製造プロセスに影響を与えることなく、第1のメッセージ群をデータ収集装置で収集することができる。
また、請求項2に記載の製造装置の監視支援装置によれば、データ収集装置で受信できないようなメッセージが第2のメッセージ群に含まれていても、適切にデータ収集装置で受信することができる。
また、請求項3に記載の製造装置の監視支援装置によれば、製造装置とホストコンピュータが稼動中(通信中)であっても、監視支援装置を起動(電源立ち上げ)あるいは停止(電源断)させても直結状態とすることができるので、製造装置とホストコンピュータによる(半導体等の)製造プロセスに影響を与えないため、便利である。
また、例えば、データ収集装置からのデータ収集の開始等に基づいた制御信号にて、直結状態から中継状態に切り替えることができるので、便利である。
また、請求項4に記載の製造装置の監視支援装置によれば、製造装置が送信元となったメッセージ(メッセージブロック)の送受信を、まず監視支援装置で行い、監視支援装置にて、当該メッセージ(メッセージブロック)の受信先が、ホストコンピュータであるかデータ収集装置であるかを判定させ、適切に受信先を選択させることで、製造装置とホストコンピュータとの通信と、製造装置とデータ収集装置との通信とを両立させることができる。
これにより、データ収集装置から、所望するタイミングで所望する稼動データを製造装置から読み出すことができる。これにより、製造装置の稼動状況をより適切に分析することを支援することができ、製造装置の稼働率と歩留まりをより向上させることができる。
以下に本発明を実施するための最良の形態を図面を用いて説明する。図1は、本発明の製造装置の監視支援装置(以下、監視支援装置10と記載する)を含む製造システムの接続図の例を示している。
なお、以下に説明する製造装置は、ウェハ等の処理を行う半導体製造装置30を例として説明するが、製造装置は半導体製造装置に限定されるものではなく、半導体用のマスクの製造装置や、液晶の製造装置等、SECS通信にてホストコンピュータと1対1で通信を行う種々の製造装置に適用できるものである。
●[製造システムの接続(図1)と監視支援装置10の構造(図2)]
製造装置30は、例えば、半導体ウェハ処理を行う装置であり、ホストコンピュータ20からの指令に基づいて複雑化された製造プロセスに従った処理を行う。
また、製造装置30は、SECS規格に準拠した通信手段を備えており、監視支援装置10を接続しない場合(図示省略)は、ホストコンピュータ20と通信回線L1(図1に点線にて示す)を介して1対1に接続されてSECS通信のプロトコル(第1のプロトコルに相当)に従った通信を行う。
図1に示した接続図では、製造装置30とホストコンピュータ20とを接続する通信回線L1の経路中に監視支援装置10を接続した様子を示しており、通信回線L1(第1の通信回線に相当)を、製造装置側通信回線L1aとホスト側通信回線L1bに分離している。監視支援装置10は(監視支援装置10の制御手段は)、製造装置側通信回線L1aにて製造装置30と1対1に接続され、ホスト側通信回線L1bにてホストコンピュータ20と1対1に接続される。そして、監視支援装置10は、製造装置30とホストコンピュータ20との間で行われるメッセージの送受信を中継する。
また、データ収集装置40には、製造装置30の稼動環境を検出可能な検出手段S1、Sn(例えば、温度センサや圧力センサ等)からの検出信号がケーブルL5を介して入力されている。これにより、データ収集装置40は製造装置30の稼動環境に関するデータを、適宜取り込むことが可能である。
監視支援装置10は、SECS規格に準拠した通信手段(製造装置30用とホストコンピュータ20用の2セットの通信手段)と、HSMS(High Speed SECS Message Service standard)規格に準拠した通信手段(データ収集装置40用の1セットの通信手段)とを備えている。
また、監視支援装置10は、HSMS用の通信手段にて通信回線L2(第2の通信回線に相当)に接続されており、HSMS通信のプロトコル(第2のプロトコルに相当)に従った通信を行い、通信回線L2に接続されたデータ収集装置40と通信を行うことが可能である。
例えば、通信回線L1、製造装置側通信回線L1a、ホスト側通信回線L1bはRS232Cケーブルであり、通信回線L2はLANケーブルである。
通信回線L2に接続されたデータ収集装置40は、製造装置30に関する稼動データを監視支援装置10から受信して記憶装置42に記憶する。
データ解析支援装置50は、通信回線L2に接続され、記憶装置42に記憶されている製造装置30に関する稼動データを読み出し(この場合、データ収集装置40を介して読み出す)、製造装置30の稼動状態を評価するための種々の解析を行うことができる。
次に、図2を用いて、監視支援装置10の構成について説明する。
監視支援装置10は、制御手段としてCPU11を備えている。CPU11は、インターフェースIF1bとリレー回路Rの切替手段SW1bとホスト側通信回線L1bを介してホストコンピュータ20に接続されている。また、CPU11は、インターフェースIF1aと切替手段SW1aと製造装置側通信回線L1aを介して製造装置30に接続されている。また、CPU11は、インターフェースIF2と通信回線L2とを介してデータ収集装置40に接続されている。
なお、C20、C30、C40等は、コネクタを示している。
監視支援装置10は、リレー回路Rを備えており、当該リレー回路Rの切替手段SW1a及びSW1bを監視手段13にて制御することで、以下のように製造装置側通信回線L1a及びホスト側通信回線L1bの接続状態を切り替えることが可能である。なお、監視手段13は、CPU11からの入力信号K11による制御信号に基づいて前記接続状態を切り替えることが可能である。また、監視手段13は、入力信号K11からCPU11の動作状態を判定可能であり、更に、製造装置側通信回線L1aからの入力信号K1a、及びホスト側通信回線L1bからの入力信号K1bから、製造装置30及びホストコンピュータ20との間の通信状態を判定可能であり、これらの判定結果に基づいて切替手段SW1a及びSW1bを制御する。
例えば切替手段SW1a及びSW1bは、非通電時には図2におけるS端子側と接続状態となる半導体リレーであり、監視手段13からの制御に応じて、接点衝突の振動等を発生することなく、図2におけるS端子側またはT端子側のいずれかに切り替えることができる。
監視支援装置10は、SECS通信については、製造装置30と接続されている製造装置側通信回線L1aと、ホストコンピュータ20と接続されているホスト側通信回線L1bとを監視支援装置10内の制御手段(CPU11)から切り離して直結状態にして、製造装置30とホストコンピュータ20とを1対1で直接的に通信させる「直結状態」と、直結状態の製造装置側通信回線L1aとホスト側通信回線L1bとを切り離してそれぞれを監視支援装置10内の制御手段(CPU11)に接続する「中継状態」とすることが可能である。「中継状態」では、監視支援装置10を中継させて製造装置30とホストコンピュータ20との間で通信が可能である。
●[監視支援装置10の動作モードと各動作モードの概要(図3〜図5)]
次に、図3〜図5を用いて、監視支援装置10の各動作モード、及び各動作モードの概要について説明する。図3は、各動作モードにおける切替手段SW1a及びSW1bの状態を示しており、図4は、各動作モードにおける状態遷移図を示しており、図5は、電源OFFの状態から各動作モードに遷移した場合のメッセージシーケンスの例を示している。
監視支援装置10の動作モードには、「非起動モード」、「起動モード」、「中継振分モード」、「スルーモード」、「セーフモード」があり、以下、順に説明する。
なお、図5の例に示すように、以下の説明では、「第1のメッセージ群」は、製造装置30とホストコンピュータ20との間で送受信されるメッセージを示しており、第1のメッセージ群は単数または複数のメッセージブロックにて構成され、メッセージブロックは、単数または複数のメッセージ(「ENQ」、「Msg」等)で構成されている。
また、「第2のメッセージ群」は、監視支援装置10とデータ収集装置40との間で送受信されるメッセージを示しており、第2のメッセージ群は単数または複数のメッセージブロックにて構成され(図5の例では単数)、メッセージブロックは、単数または複数のメッセージで構成されている(図5の例では単数)。
また、「第3のメッセージ群」は、製造装置30とデータ収集装置40との間で送受信されるメッセージを示しており、第3のメッセージ群は単数または複数のメッセージブロックにて構成され、メッセージブロックは、単数または複数のメッセージで構成されている。
(1)非起動モード
電源OFFの状態であり、監視支援装置10が起動していない状態である。この場合、切替手段SW1a及びSW1bは、図3(A)に示す「直結状態」である。「直結状態」では、製造装置側通信回線L1a及びホスト側通信回線L1bはCPU11から切り離されて直結される。
この「非起動モード」では、図5における「電源OFF(非起動モード)」に示すように、製造装置30とホストコンピュータ20とが直接的に第1のメッセージ群の送受信を行うことが可能である。
なお、「非起動モード」において、電源がOFFからONとされると「起動モード」に遷移する(図4参照)。
(2)起動モード
非起動モードから電源がONとされた状態であり、監視支援装置10は起動しているが、切替手段SW1a及びSW1bは、監視手段13からの制御信号に基づいて図3(A)に示す「直結状態」に制御される。
この「起動モード」では、図5における「電源ON(起動モード)」に示すように、製造装置30とホストコンピュータ20とが直接的に第1のメッセージ群の送受信を行うことが可能である。また、第1のメッセージ群の送受信中に、直結状態の非起動モードから直結状態の起動モードに遷移しても、切替手段SW1a及びSW1bは変化しないため、図5の例に示すように、通信に影響を与えるものではない。
また、「起動モード」では、図3(A)から判るように、監視支援装置10はデータ収集装置40と送受信が可能である。
なお、「起動モード」において、データ収集装置40から第3のメッセージ群を受信すると「中継振分モード」に遷移する(図4参照)。
(3)中継振分モード
起動モードにおいてデータ収集装置40から第3のメッセージ群を受信した状態、あるいは後述するスルーモードにおいてデータ収集装置40から第3のメッセージ群を受信した状態であり、切替手段SW1a及びSW1bは、監視手段13からの制御信号に基づいて図3(B)に示す「中継状態」に制御される。「中継状態」では、直結状態の製造装置側通信回線L1a及びホスト側通信回線L1bは切り離されて、それぞれがCPU11に接続される。
この「中継振分モード」では、図5における「第3のメッセージ群受信(中継モード)」に示すように、監視支援装置10を中継させて、データ収集装置40と製造装置30とが第3のメッセージ群の送受信を行うことが可能である。また、図9に示すように、監視支援装置10を中継させて、ホストコンピュータ20と製造装置30とが第1のメッセージ群の送受信を行うことが可能である。従って、「中継振分モード」では、製造装置30の通信相手が、ホストコンピュータ20である場合と、データ収集装置40である場合の2通りある。そこで、監視支援装置10は、製造装置30が送信元となったメッセージを受信し、受信したメッセージを、ホストコンピュータ20またはデータ収集装置40のいずれかに適切に振り分ける動作を行う。
図5の例において、第3のメッセージ群G3のメッセージブロックB3aは、接続要求コマンド(Msg3a)を含むメッセージをデータ収集装置40から送信した例を示している。また、第3のメッセージ群G3のメッセージブロックB3bは、データ要求コマンド(Msg3b)を含むメッセージをデータ収集装置40から送信した例を示しており、メッセージブロックB3cは、製造装置30からのデータ(Msg3c)を含むメッセージをデータ収集装置40にて受信する例を示している。
なお、「中継振分モード」において、第3のメッセージ群の送受信を終了すると「スルーモード」に遷移する(図4参照)。
(4)スルーモード
中継モードにおいて第3のメッセージ群の送受信を終了した状態であり、切替手段SW1a及びSW1bは、監視手段13からの制御信号に基づいて図3(B)に示す「中継状態」に制御される。
この「スルーモード」では、図5における「第3のメッセージ群終了(スルーモード)」に示すように、監視支援装置10を中継させて、製造装置30とホストコンピュータ20が第1のメッセージ群の送受信を行うことが可能であるが、監視支援装置10は一方からメッセージを受信すると、受信する毎に他方に向けて送信する(メッセージをスルーする)ので、「中継振分モード」の動作と比較して、非常にレスポンスの良い送受信を行うことができる。「スルーモード」では、製造装置30の通信相手はホストコンピュータ20のみである。
図5の例にも示すように、「中継振分モード」時における監視支援装置10の中継動作と、「スルーモード」時における監視支援装置10の中継動作は異なるものである。詳細は後述するが、「中継振分モード」時における中継動作は、受信先の代理となって送信元からのメッセージブロックの各メッセージの送受信を行った後、送信元の代理となって受信先とメッセージブロックの各メッセージの送受信を行う。「スルーモード」時における中継動作は、代理動作を行うことなく、メッセージを受信する毎に、受信したメッセージを送信する。
なお、「スルーモード」において、第3のメッセージ群を受信すると「中継振分モード」に遷移する(図4参照)。
(5)セーフモード
監視支援装置10が起動している上記の「起動モード」「中継振分モード」「スルーモード」からCPU11の動作等に異常が発生した状態であり、切替手段SW1a及びSW1bは、監視手段13からの制御信号に基づいて図3(A)に示す「直結状態」に制御される。
この「セーフモード」では、製造装置30とホストコンピュータ20とが直接的に第1のメッセージ群の送受信を行うことが可能である。しかし、CPU11の動作等に異常が発生した状態であるため、監視支援装置10はデータ収集装置40と送受信することはできない。
なお、「セーフモード」において、電源をOFFにすると「非起動モード」に遷移する(図4参照)。同様に、「起動モード」「中継振分モード」「スルーモード」においても、電源をOFFにすると「非起動モード」に遷移する(図4参照)。
●[スルーモード時における従来の監視支援装置との違い(図6〜図8)]
次に、図6〜図8のメッセージシーケンスの例を用いて、本実施の形態の監視支援装置10と、従来の監視支援装置との動作の違いについて説明する。なお、図6においては、本実施の形態の監視支援装置10は「スルーモード」で動作(図6(A))しており、従来の監視支援装置は「スルーモード」動作を未装備であったため「中継振分モード」に類似した動作モードで動作(図6(B))している例を示している。
また、図6(A)及び(B)は、監視支援装置で中継する第1のメッセージ群G1のメッセージが比較的少ない場合の例を示しており、図7及び図8は、監視支援装置で中継する第1のメッセージ群G1のメッセージが比較的多い場合の例を示している。
[第1のメッセージ群G1のメッセージが比較的少ない場合(図6(A)及び(B))]
図6(A)及び(B)は、「Msg1c」を製造装置30からホストコンピュータ20に送信する一連のメッセージ(メッセージ「ENQ1c」〜メッセージ「ACK1c」)で構成されたメッセージブロックB1c(第1のメッセージ群G1)と、「Msg1c」に対する応答の「Msg1d」をホストコンピュータ20から製造装置30に送信する一連のメッセージ(メッセージ「ENQ1d」〜メッセージ「ACK1d」)で構成されたメッセージブロックB1d(第1のメッセージ群G1)の送受信の例を示している。
また、製造装置30から送信した「Msg1c」は、ホストコンピュータ20に「Msg1d」の送信を要求するものであり、製造装置30は、「ACK1c」を受信してから「Msg1d」を受信するまでの時間T3を計測し、時間T3が所定時間以上となった場合は、タイムアウトエラーと判定し、(半導体等の)製造プロセスを停止する等のエラー発生時の処理を行う。
まず、図6(A)を用いて、本実施の形態の監視支援装置10の動作を説明する。
第1のメッセージ群G1におけるメッセージブロックB1cの送受信では、製造装置30が送信元となって監視支援装置10に最初のメッセージ「ENQ1c」を送信する。「ENQ1c」を受信した監視支援装置10は、製造装置30の通信相手がホストコンピュータ20であることが判っているので、受信した「ENQ1c」をそのままホストコンピュータ20に送信する。
「ENQ1c」を受信したホストコンピュータ20は、監視支援装置10にメッセージ「EOT1c」を送信する。「EOT1c」を受信した監視支援装置10は、製造装置30に向けたメッセージであることが判っているので、受信した「EOT1c」をそのまま製造装置30に送信する。以下、「Msg1c」、「ACK1c」も同様に送受信され、メッセージブロックB1c(すなわち、第1のメッセージ群G1)の送受信が完了する。
なお、監視支援装置10は、第1のメッセージ群G1の最終メッセージ(この場合、「ACK1c」)を受信(または送信)すると、第1のメッセージ群G1のメッセージを含む(この場合、少なくとも「Msg1c」を含む)第2のメッセージ群M2[Msg1c]を生成し、通信回線L2を介してHSMS通信のプロトコル(第2のプロトコルに相当)にてデータ収集装置40に送信する。
そして、メッセージブロックB1c(第1のメッセージ群G1)にて「Msg1c」を受信したホストコンピュータ20は、製造装置30に「Msg1d」を送信するためのメッセージブロックB1d(第1のメッセージ群G1)の送信元となって監視支援装置10に「ENQ1d」を送信する。「ENQ1d」を受信した監視支援装置10は、ホストコンピュータ20の通信相手が製造装置30であることが判っているので、受信した「ENQ1d」をそのまま製造装置30に送信する。以下、「EOT1d」、「Msg1d」、「ACK1d」も同様に送受信され、メッセージブロックB1d(すなわち、第1のメッセージ群G1)の送受信が完了する。
そして、監視支援装置10は、第1のメッセージ群G1の最終メッセージ(この場合、「ACK1d」)を受信(または送信)すると、第1のメッセージ群G1のメッセージを含む(この場合、少なくとも「Msg1d」を含む)第2のメッセージ群M2[Msg1d]を生成し、通信回線L2を介してHSMS通信のプロトコル(第2のプロトコルに相当)にてデータ収集装置40に送信する。
このように、製造装置側通信回線L1aまたはホスト側通信回線L1bを介して第1のメッセージ群G1の各メッセージが、製造装置30またはホストコンピュータ20の一方から他方に向けて送信されると、監視支援装置10(CPU11)は、メッセージを受信する毎に、受信したメッセージを他方に向けて送信する。そして、受信したメッセージを含む第2のメッセージ群を生成する。
図6に示すように、本実施の形態の監視支援装置10では、第1のメッセージ群G1の送受信に要する時間は、製造装置30とホストコンピュータ20とが直接通信する場合とほとんど変わらない。従って、タイムアウト判定用の時間T3の長さも、製造装置30とホストコンピュータ20とが直接通信する場合と同等である。
なお、ホストコンピュータ20が送信元となったメッセージブロックB1bは、いわゆる1次メッセージと呼ばれるメッセージブロックB1aに対する応答のメッセージブロックであり、いわゆる2次メッセージと呼ばれるものである。この2次メッセージを含む第2のメッセージ群M2[Msg1d]は、2次メッセージと識別されることでデータ収集装置40で受信できないことがある。そこで、監視支援装置10は、第2のメッセージ群に含まれている各メッセージに対して、データ収集装置40で受信できないものについては、メッセージの少なくとも一部を加工する。この場合、各メッセージにおいて2次メッセージの識別用の情報が格納されているヘッダ部分を加工して、データ収集装置40では2次メッセージでないものとして受信できるようにする。もちろん、データ収集装置40は、加工されていることを認識して受信しており、受信した第2のメッセージ群M2[Msg1d]は2次メッセージである、と認識して記憶装置42に記憶する。
次に、図6(B)を用いて、従来の監視支援装置の動作を説明する。
第1のメッセージ群G1におけるメッセージブロックB1cの送受信では、送信元の製造装置30に対して、従来の監視支援装置がホストコンピュータの代理となってメッセージブロックB1cを構成している全メッセージ(「ENQ1c」〜「ACK1c」)の送受信を行う。そして従来の監視支援装置からMsg1cを含むメッセージMG[Msg1c]を従来のデータ収集装置に送信する。
メッセージを受信した従来のデータ収集装置は、受信したメッセージMG[Msg1c]を解析し、ホストコンピュータ20に向けて送信すべきメッセージであると判定し、従来の監視支援装置に向けて、ホストコンピュータ20に向けて送信する指示を含むメッセージを送信する。
メッセージを受信した従来の監視支援装置は、受信したメッセージに含まれている指示に基づいて、製造装置30と送受信したメッセージブロックB1cの各メッセージを用いて、製造装置30の代理となってホストコンピュータ20とメッセージブロックB1cの送受信を行う。
つまり、従来の監視支援装置は、製造装置30が送信元であるメッセージブロックB1c´の送受信を、受信先のホストコンピュータ20の代理となって行い、続いて、受信したメッセージブロックB1cを用いた送受信を、送信元の製造装置30の代理となって受信先のホストコンピュータ20との間で行う。
同様に、「Msg1c」を受信して「Msg1d」を返答するホストコンピュータ20が送信元となるメッセージブロックB1dは、ホストコンピュータ20と従来の監視支援装置との間で送受信された後、従来の監視支援装置がメッセージブロックB1dの送信元の代理となって、製造装置30とメッセージブロックB1d´の送受信を行う。
このため、図6(B)に示すように、第1のメッセージ群G1の送受信に要する時間は、図6(A)と比較してほぼ2倍となり、タイムアウト判定用の時間T3も、図6(A)の時間T3と比較して長いものとなる。
[第1のメッセージ群G1のメッセージが比較的多い場合(図7及び図8)]
図7は、本実施の形態の監視支援装置10を用いて、「Msg1a(1)」〜「Msg1a(n)」を製造装置30からホストコンピュータ20に送信するメッセージブロックB1a(1)〜B1a(n)と、「Msg1a(1)」〜「Msg1a(n)」に対する応答の「Msg1b(1)」〜「Msg1b(m)」をホストコンピュータ20から製造装置30に送信するメッセージブロックB1b(1)〜B1b(m)とを送受信する例を示している。また、図8は、従来の監視支援装置を用いて、図7と同様のメッセージブロックB1a(1)〜B1a(n)と、メッセージブロックB1b(1)〜B1b(m)とを送受信する例を示している。
まず、図7を用いて、本実施の形態の監視支援装置10の動作を説明する。
製造装置30からのn個のメッセージブロックB1a(1)〜B1a(n)で構成された第1のメッセージ群G1に対して、監視支援装置10は、製造装置30またはホストコンピュータ20の一方から第1のメッセージ群G1の各メッセージを受信すると、メッセージを受信する毎に、受信したメッセージを他方に向けて送信(スルー)する。
そして、監視支援装置10は、各第1のメッセージ群G1の終了毎(第1のメッセージ群G1の最終メッセージを受信(または送信)する毎)に、終了した第1のメッセージ群の「Msg1a(×)」を含む第2のメッセージ群(M2[Msg1a(1〜n)])を、通信回線L2を介してデータ収集装置40に送信する。
また、ホストコンピュータ20からのm個のメッセージブロックB1b(1)〜B1b(m)で構成された第1のメッセージ群G1に対しても同様に、監視支援装置10は、製造装置30またはホストコンピュータ20の一方から第1のメッセージ群G1の各メッセージを受信すると、メッセージを受信する毎に、受信したメッセージを他方に向けて送信(スルー)する。
そして、監視支援装置10は、各第1のメッセージ群G1の終了毎(第1のメッセージ群G1の最終メッセージを受信(または送信)する毎)に、終了した第1のメッセージ群G1の「Msg1b(×)」を含む第2のメッセージ群(M2[Msg1b(1〜m)])を、通信回線L2を介してデータ収集装置40に送信する。
図7に示すように、本実施の形態の監視支援装置10では、第1のメッセージ群G1の送受信に要する時間は、監視支援装置10がない場合とほとんど変わらない。従って、タイムアウト判定用の時間T3の長さも監視支援装置10がない場合と同等である。従って、製造装置30とホストコンピュータ20との間の送受信のリアルタイム性が欠けることもほとんどない。
次に、図8を用いて、従来の監視支援装置の動作を説明する。なお、図7に対して図8では、「ENQ」「EOT」「Msg」「ACK」のそれぞれを区別する「1a(1)」等の記載を省略している。
製造装置30からのn個のメッセージブロックB1a(1)〜B1a(n)に対して、まず製造装置30と従来の監視支援装置との間で送受信を行い、従来の監視支援装置と従来のデータ収集装置との間で(MG[B1a])の送受信を行った後(従来のデータ収集装置からホストコンピュータ20に送信する指示を含む)、続いて、従来の監視支援装置とホストコンピュータ20との間でメッセージブロックB1a(1)´〜B1a(n)´の送受信を行う。
そして、ホストコンピュータ20からのm個のメッセージブロックB1b(1)〜B1b(m)に対して、まずホストコンピュータ20と従来の監視支援装置との間で送受信を行い、従来の監視支援装置と従来のデータ収集装置との間で(MG[B1b])の送受信を行った後(従来のデータ収集装置から製造装置30に送信する指示を含む)、続いて、従来の監視支援装置と製造装置30との間でメッセージブロックB1b(1)´〜B1b(m)´の送受信を行う。
このため、従来の監視支援装置では、図6(B)に示した例と同様、監視支援装置を用いない場合に対してほぼ2倍の時間を要する。また、タイムアウト判定用の時間T3がメッセージ長(もしくはメッセージブロック数)に比例し、非常に長くなってしまうため、タイムアウトエラーと判定される可能性がある。また、製造装置30とホストコンピュータ20との間の送受信のリアルタイム性が欠けることになるため、製造プロセスの管理に影響を及ぼす可能性が考えられる。
●[中継振分モード時におけるメッセージシーケンスの例(図9)]
次に、図9を用いて、本実施の形態の監視支援装置10の「中継振分モード」について説明する。
「中継振分モード」では、監視支援装置10は、製造装置30とデータ収集装置40との間の第3のメッセージ群のメッセージの送受信の中継を行いながら、製造装置30とホストコンピュータ20との間の第1のメッセージ群のメッセージの送受信の中継を行うことが可能である。つまり、製造装置30が送信元となるメッセージ群を一旦監視支援装置10に受け取らせ、受け取ったメッセージ群を、監視支援装置10にて適切な通信相手(ホストコンピュータ20またはデータ収集装置40)を判断させて受け渡す。
従って、製造プロセスを進めながら、データ収集装置40から入力された指示に基づいた稼動状況に関するデータを、製造装置30から収集することができる。
図9に示すように、監視支援装置10は、通信回線L2を介してデータ収集装置40から第3のメッセージ群G3のメッセージブロックB3bのメッセージ(この場合、M3[Msg3b])を受信すると、第3のメッセージ群G3の送受信の開始と判定し、「スルーモード」から「中継振分モード」へと動作モードを遷移させる。
「中継振分モード」では、CPU11は、製造装置側通信回線L1aまたはホスト側通信回線L1bを介して製造装置30とホストコンピュータ20の一方から他方に向けて送信されるメッセージを受信する毎に受信したメッセージを他方に向けて送信する「スルーモード」の動作を停止し、以下に説明する動作を行う。
CPU11は、各メッセージを受信して解析することが可能であり、インターフェースIF1aから入力される製造装置30からのメッセージが、ホストコンピュータ20との間で送受信する第1のメッセージ群G1のメッセージか、データ収集装置40との間で送受信する第3のメッセージ群G3のメッセージかを判定し、判定結果に基づいて、インターフェースIF1aを介して送受信したメッセージブロックを用いて、ホストコンピュータ20またはデータ収集装置40のいずれか適切な側を選択して送受信する。
なお、本実施の形態の説明では、CPU11は、インターフェースIF2を介してデータ収集装置40と行うメッセージの送受信については、HSMS通信を行う。
この「中継振分モード」は、「中継振分モード」に遷移したときの第3のメッセージ群G3の(最初の)メッセージの送受信の開始から、当該第3のメッセージ群G3の最後のメッセージの送受信を行うまでの中継期間の間、継続され、第3のメッセージ群G3の最後のメッセージの送受信を行った後は、「スルーモード」に遷移する。
次に、図9に示すメッセージシーケンスの例について説明する。
監視支援装置10は、データ収集装置40から第3のメッセージ群G3のメッセージブロックB3bの(最初の)メッセージM3[Msg3b]を受信して「中継振分モード」に遷移する。
なお、第3のメッセージ群のメッセージは、データ収集装置40と製造装置30との間で行われる送受信であるため、監視支援装置10からデータ収集装置40に、各メッセージブロックのメッセージ「Msg」を含む第2のメッセージ群を送信する必要はない。
また、図9の例は、メッセージブロックB3bの送受信に続くメッセージブロックB3b´の送受信(中継)を行う前に、製造装置30からホストコンピュータ20に向けた第1のメッセージ群G1の送受信が開始された場合の例を示している。この場合、データ収集装置40と製造装置30との間でメッセージブロックB3b´の送受信を先に行ってもよいが、図9の例は、第3のメッセージ群G3の送受信を中断して、第1のメッセージ群G1の各メッセージブロックB1a〜B1b´の送受信を先に行う例を示している。
監視支援装置10は、メッセージブロックB1aの最初のメッセージ(この場合、「ENQ1a」)を製造装置30から受信すると、受信したメッセージが第1のメッセージ群のメッセージか第3のメッセージ群のメッセージかを判定する。この場合、「ENQ1a」は、ホストコンピュータ20に向けて送信された第1のメッセージ群G1のメッセージであると判定する。そして、製造装置30との間で第1のメッセージ群G1のメッセージブロックB1aの送受信を行った後、監視支援装置10とホストコンピュータ20との間でメッセージブロックB1a´の送受信を行うことで、メッセージブロックB1aの中継を行う。
また、監視支援装置10は、製造装置30との間で送受信されるメッセージブロックB1aに対応する第1のメッセージ群G1の最後のメッセージの送信または受信(この場合、「ACK1a」の送信)を行った後、第1のメッセージ群G1(この場合、メッセージブロックB1a)のメッセージ「Msg1a」を含む第2のメッセージ群M2[Msg1a]をデータ収集装置40に送信する。なお、メッセージブロックB1aに含まれる「Msg1a」とメッセージブロックB1a´に含まれる「Msg1a」は同一であるため、監視支援装置10とホストコンピュータ20との間で送受信されるメッセージブロックB1a´に対応する第1のメッセージ群G1の最後のメッセージの送信または受信を行った後、第1のメッセージ群G1(この場合、メッセージブロックB1a´)のメッセージ「Msg1a」を含む第2のメッセージ群M2[Msg1a]を、監視支援装置10からデータ収集装置40に送信してもしなくてもよい(図9中では点線で示している)。
監視支援装置10によって、製造装置30からメッセージブロックB1aがホストコンピュータ20に中継されると、メッセージブロックB1aに含まれている「Msg1a」に対する応答となる「Msg1b」を含むメッセージブロックB1bの送受信が、ホストコンピュータ20から開始される。
監視支援装置10は、メッセージブロックB1bの最初のメッセージ(この場合、「ENQ1b」)をホストコンピュータ20から受信すると、製造装置30に向けて送信された第1のメッセージ群G1のメッセージであると判定する。そして、ホストコンピュータ20との間で第1のメッセージ群G1のメッセージブロックB1bの送受信を行った後、監視支援装置10と製造装置30との間でメッセージブロックB1b´の送受信を行うことで、メッセージブロックB1bの中継を行う。
また、監視支援装置10は、ホストコンピュータ20との間で送受信されるメッセージブロックB1bに対応する第1のメッセージ群G1の最後のメッセージの送信または受信(この場合、「ACK1b」の送信)を行った後、第1のメッセージ群G1(この場合、メッセージブロックB1b)のメッセージ「Msg1b」を含む第2のメッセージ群M2[Msg1b]をデータ収集装置40に送信する。なお、メッセージブロックB1bに含まれる「Msg1b」とメッセージブロックB1b´に含まれる「Msg1b」は同一であるため、監視支援装置10と製造装置30との間で送受信されるメッセージブロックB1b´に対応する第1のメッセージ群G1の最後のメッセージの送信または受信を行った後、第1のメッセージ群G1(この場合、メッセージブロックB1b´)のメッセージ「Msg1b」を含む第2のメッセージ群M2[Msg1b]を、監視支援装置10からデータ収集装置40に送信してもしなくてもよい(図9中では点線で示している)。
このように、監視支援装置10は、「中継振分モード」の際、第1のメッセージ群G1のメッセージを受信したと判定した場合、第1のメッセージ群G1の各メッセージブロックの最初のメッセージを製造装置側通信回線L1aまたはホスト側通信回線L1bを介して送信してきた製造装置30とホストコンピュータ20の一方を示す送信元に対して、他方を示す受信先の代理となる送受信をSECS通信(第1のプロトコルに相当)にて行って前記送信元に対して当該メッセージブロックの送受信を行う。その後、前記送信元の代理として前記メッセージブロックの送受信をSECS通信(第1のプロトコルに相当)にて前記受信先と行って前記受信先に対して前記メッセージブロックの送受信を行う。
第1のメッセージ群G1の中継が終了すると、中断していた第3のメッセージ群G3の中継を再開する。
監視支援装置10は、データ収集装置40との間で送受信したメッセージブロックB3bに基づいて、監視支援装置10と製造装置30との間でメッセージブロックB3b´の送受信を行うことで、メッセージブロックB3bの中継を行う。
この場合、監視支援装置10は、HSMS通信(第2のプロトコルに相当)で送受信したメッセージブロックB3bを、SECS通信(第1のプロトコルに相当)用に変換したメッセージブロックB3b´を用いて、製造装置30と送受信を行う。
なお、第3のメッセージ群のメッセージは、データ収集装置40と製造装置30との間で行われる送受信であるため、監視支援装置10からデータ収集装置40に、各メッセージブロックのメッセージ「Msg」を含む第2のメッセージ群を送信する必要はない。
監視支援装置10によって、データ収集装置40からメッセージブロックB3bが製造装置30に中継されると、メッセージブロックB3bに含まれている「Msg3b」に対する応答となる「Msg3c」を含むメッセージブロックB3cの送受信が、製造装置30から開始される。
監視支援装置10は、メッセージブロックB3cの最初のメッセージ(この場合、「ENQ3c」)を製造装置30から受信すると、受信したメッセージが第1のメッセージ群のメッセージか第3のメッセージ群のメッセージかを判定する。この場合、「ENQ3c」は、データ収集装置40に向けて送信された第3のメッセージ群G3のメッセージであると判定する。そして、製造装置30との間で第3のメッセージ群G3のメッセージブロックB3cの送受信を行った後、監視支援装置10とデータ収集装置40との間でメッセージブロックB3c´の送受信を行うことで、メッセージブロックB3cの中継を行う。
この場合、監視支援装置10は、SECS通信(第1のプロトコルに相当)で送受信したメッセージブロックB3cを、HSMS通信(第2のプロトコルに相当)用に変換したメッセージブロックB3c´を用いて、データ収集装置40と送受信を行う。
そして、監視支援装置10は、「中継振分モード」への遷移のトリガとなった第3のメッセージ群G3の最後のメッセージの送受信(この場合、メッセージブロックB3c´の「M3[Msg3c]」の送信)を行うと、第3のメッセージ群G3の送受信の終了と判定する。第3のメッセージ群G3の送受信の終了を判定した後は、「中継振分モード」から「スルーモード」へ遷移する。
このように、第3のメッセージ群G3のメッセージを受信したと判定した場合において、メッセージブロックの最初のメッセージを第2の通信回線L2を介してデータ収集装置40が送信してきた場合は、監視支援装置10は、製造装置30の代理となる送受信をHSMS通信(第2のプロトコルに相当)にて行ってデータ収集装置40に対して当該メッセージブロックの送受信を行う。その後、データ収集装置40の代理として前記メッセージブロックの送受信をSECS通信(第1のプロトコルに相当)にて製造装置側通信回線L1aを介して製造装置30と行って製造装置30に対して前記メッセージブロックの送受信を行う。
また、第3のメッセージ群G3のメッセージブロックの最初のメッセージを製造装置側通信回線L1aを介して製造装置30が送信してきた場合は、監視支援装置10は、データ収集装置40の代理となる送受信をSECS通信(第1のプロトコルに相当)にて行って製造装置30に対して当該メッセージブロックの送受信を行う。その後、製造装置30の代理として前記メッセージブロックの送受信をHSMS通信(第2のプロトコルに相当)にて第2の通信回線L2を介してデータ収集装置40と行ってデータ収集装置40に対して前記メッセージブロックの送受信を行う。
そして、データ収集装置40に記録されたデータを、データ解析支援装置50にて解析することで、製造装置30による不良品の発生や歩留まりの低下等が発生した場合の原因の特定や、不良品の発生や歩留まりの低下が発生する前に発生を予測し、回避処置を行うことができる。
本発明の監視支援装置10は、本実施の形態で説明した外観、構成、動作等に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。
本発明の製造装置の監視支援装置10を含む製造システムの接続図の例を説明する図である。 監視支援装置10の構造を説明する図である。 各動作モードにおける切替手段SW1a及びSW1bの状態を説明する図である。 各動作モードにおける状態遷移図を説明する図である。 電源OFFの状態から各動作モードに遷移した場合のメッセージシーケンスの例を説明する図である。 監視支援装置で中継する第1のメッセージ群G1のメッセージが比較的少ない場合における、本実施の形態の監視支援装置10によるメッセージシーケンスと、従来の監視支援装置によるメッセージシーケンスを説明する図である。 監視支援装置で中継する第1のメッセージ群G1のメッセージが比較的多い場合における、本実施の形態の監視支援装置10によるメッセージシーケンスを説明する図である。 監視支援装置で中継する第1のメッセージ群G1のメッセージが比較的多い場合における、従来の監視支援装置によるメッセージシーケンスを説明する図である。 監視支援装置10の「中継振分モード」におけるメッセージシーケンスを説明する図である。
符号の説明
10 監視支援装置
11 CPU
R リレー回路
SW3、SW4 切替手段
20 ホストコンピュータ
30 製造装置
40 データ収集装置
42 記憶装置
50 データ分析支援装置
L1 通信回線(第1の通信回線)
L1a 製造装置側通信回線
L1b ホスト側通信回線
L2 通信回線(第2の通信回線)
L5 ケーブル
IF1a、IF1b、IF2 インターフェース
S1、Sn 検出手段
G1 第1のメッセージ群
G2 第2のメッセージ群
G3 第3のメッセージ群
B1a、B1b 第1のメッセージ群のメッセージブロック
B2[B1a]、B2[B1b] 第2のメッセージ群のメッセージブロック
B3a、B3b 第3のメッセージ群のメッセージブロック
ENQ、EOT、Msg、ACK メッセージ

Claims (4)

  1. 第1の通信回線にて1対1に接続されて第1のプロトコルに基づいて第1のメッセージ群の送受信を行う製造装置及びホストコンピュータと、前記第1のメッセージ群を記録するデータ収集装置とを備えた製造システムにおける、製造装置の監視支援装置であって、
    前記第1の通信回線の経路中に第1のメッセージ群の送受信を中継する監視支援装置が配置されており、前記第1の通信回線が、当該監視支援装置の制御手段と前記製造装置とを接続する製造装置側通信回線と、当該制御手段と前記ホストコンピュータとを接続するホスト側通信回線とに分離されており、
    前記制御手段は、更に、第2の通信回線にて前記データ収集装置と接続されて前記データ収集装置と第2のプロトコルに基づいて第2のメッセージ群の送受信を行うことが可能であり、
    前記第1のメッセージ群は、前記製造装置と前記ホストコンピュータの一方と他方との間で行われる複数回のメッセージの送受信を含む単数または複数のメッセージブロックで構成されており、
    前記制御手段は、
    前記製造装置側通信回線またはホスト側通信回線を介して前記第1のメッセージ群のメッセージが、前記製造装置と前記ホストコンピュータの一方から他方に向けて送信されると、送信されたメッセージを受信する毎に、受信したメッセージを他方に向けて送信し、
    当該第1のメッセージ群の最終メッセージの送信または受信が終了する毎に、前記送信または受信が終了した第1のメッセージ群のメッセージを含む第2のメッセージ群を、前記第2の通信回線を介して第2のプロトコルにて前記データ収集装置に送信する、
    ことを特徴とする製造装置の監視支援装置。
  2. 請求項1に記載の製造装置の監視支援装置であって、
    前記制御手段は、前記第2のメッセージ群を生成する際、受信が終了した第1のメッセージ群に含まれているメッセージの少なくとも一部を、前記データ収集装置で受信可能となるように加工する、
    ことを特徴とする製造装置の監視支援装置。
  3. 請求項1または2に記載の製造装置の監視支援装置であって、
    前記監視支援装置は、リレー回路と、監視手段とを備えており、
    前記リレー回路は、
    前記監視手段からの制御に基づいて、前記製造装置側通信回線及びホスト側通信回線のそれぞれを前記制御手段から切り離して前記製造装置と前記ホストコンピュータとの間で直結状態にすることと、前記直結状態の前記製造装置側通信回線及びホスト側通信回線を切り離してそれぞれを前記制御手段に接続する中継状態にすることが可能であり、
    前記監視支援装置が起動していない場合は前記製造装置と前記ホストコンピュータとの間で前記製造装置側通信回線及びホスト側通信回線が前記直結状態となるように動作し、
    前記監視手段は、
    前記監視支援装置の起動時には、前記直結状態となるように前記リレー回路を制御し、
    前記監視支援装置の起動後には、前記制御手段からの制御信号に基づいて前記中継状態となるように前記リレー回路を制御する、
    ことを特徴とする製造装置の監視支援装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の製造装置の監視支援装置であって、
    前記データ収集装置は、単数または複数回のメッセージを含む単数または複数のメッセージブロックで構成された第3のメッセージ群にて、前記監視支援装置を中継させて前記製造装置との間で送受信することが可能であり、
    前記制御手段は、
    前記製造装置と前記ホストコンピュータとの間で送受信される前記第1のメッセージ群を中継しながら、前記製造装置と前記データ収集装置との間で送受信される前記第3のメッセージ群を中継可能であり、
    前記第2の通信回線を介して前記データ収集装置から前記製造装置に向けた第3のメッセージ群の最初のメッセージを受信すると、第3のメッセージ群の送受信の開始と判定し、
    前記第3のメッセージ群の送受信の開始から当該第3のメッセージ群の最終メッセージを送受信するまでを示す中継期間については、前記製造装置側通信回線またはホスト側通信回線を介して前記製造装置と前記ホストコンピュータの一方から他方に向けて送信されるメッセージを受信する毎に受信したメッセージを他方に向けて送信するスルー動作を停止し、前記中継期間の経過後には前記スルー動作を再開し、
    前記中継期間中は、受信したメッセージが第1のメッセージ群のメッセージか、第3のメッセージ群のメッセージかを判定し、
    第1のメッセージ群のメッセージを受信したと判定した場合、
    第1のメッセージ群の各メッセージブロックの最初のメッセージを前記製造装置側通信回線またはホスト側通信回線を介して送信してきた前記製造装置と前記ホストコンピュータの一方を示す送信元に対して、他方を示す受信先の代理となる送受信を第1のプロトコルにて行って前記送信元に対して当該メッセージブロックの送受信を行った後、前記送信元の代理として前記メッセージブロックの送受信を第1のプロトコルにて前記受信先と行うことで、前記送信元と前記受信先との間の前記メッセージブロックの送受信を中継し、
    第3のメッセージ群のメッセージを受信したと判定した場合、
    第3のメッセージ群の各メッセージブロックの最初のメッセージを前記第2の通信回線を介して前記データ収集装置が送信してきた場合、前記製造装置の代理となる送受信を第2のプロトコルにて行って前記データ収集装置に対して当該メッセージブロックの送受信を行った後、前記データ収集装置の代理として前記メッセージブロックの送受信を第1のプロトコルにて前記製造装置側通信回線を介して前記製造装置と行うことで、前記データ収集装置と前記製造装置との間の前記メッセージブロックの送受信を中継し、
    第3のメッセージ群の各メッセージブロックの最初のメッセージを前記製造装置側通信回線を介して前記製造装置が送信してきた場合、前記データ収集装置の代理となる送受信を第1のプロトコルにて行って前記製造装置に対して当該メッセージブロックの送受信を行った後、前記製造装置の代理として前記メッセージブロックの送受信を第2のプロトコルにて前記第2の通信回線を介して前記データ収集装置と行うことで、前記データ収集装置と前記製造装置との間の前記メッセージブロックの送受信を中継する、
    ことを特徴とする製造装置の監視支援装置。

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WO2011099159A1 (ja) * 2010-02-15 2011-08-18 東京エレクトロン株式会社 並列入出力信号分配器および並列入出力信号の分配方法
KR101421635B1 (ko) 2013-10-02 2014-07-22 (주)시스윈일렉트로닉스 반도체 제조 공정의 환경안전 데이터 모니터링(sem) 장치

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